異世界の沙汰も、金次第〜聖女召喚に巻き込まれた社畜〜
2022年05月10日(Tue)
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読書記録: ■異世界の沙汰も、金次第〜聖女召喚に巻き込まれた社畜〜 https://novel18.syosetu.com/n4862eq/
拉致召喚で魔法陣に引きずり込まれかけ、助けを求めている女子高生の腕をつかんだところで、一緒に引きずり込まれてしまった社畜サラリーマン(29歳男)。 瘴気を浄化できる聖女の存在に沸き立つ周囲をよそに、巻き込まれた一般人である彼は、仕事で疲れていたこともあって、ほとんど頭が回っていなかった。 巻き込んだ責任は国にあるため、衣食住の面倒は見る。何か希望はないかと訊かれた彼は、気がつけばこう答えていた。 「仕事をください」 早朝から終電まで働いて、休憩時間もひっきりなしに電話が掛かってきて食事もろくにできず、むしろカロリーメイト1本すらも食べきれない胃腸に無理やりエネルギーゼリーを詰め込んで、眠気をカフェインで飛ばしながら他部署の無茶ぶりに応えてきた彼にとって、もはや仕事は存在意義そのものだったのである。 そうして王城の経理課で働くこととなった彼だったが、経理課の実情と言えば、8時間勤務のうち2時間が昼休憩で、しかも全員が定刻出勤定刻退社。ホワイトを通り越して、誰もまともに仕事をしていない。ついたあだ名が「横流し課」。書類を右から左にベルトコンベアーで運ぶだけの部署、である。社畜な彼が、その現状を許せるはずもなく ――
おまけ召喚モノ。BLですがそっちの描写は朝チュンぐらい。書籍化・コミカライズ済・ダイジェスト化なし。完結済。 続編が2作(そちらも完結済)あるようですが、とりあえず一作目を読了しました。 おまけで召喚されたせいで、聖女様のように魔力もなく、異世界に漂う魔素とやらへの耐性もない主役は、回復薬を飲めば命に関わる中毒を起こし、それを治そうとして魔法をかけられれば、魔力酔いでやはり死にかねない。しかも魔素は空気にも食事にも含まれているので、ぶっちゃけ放置されていればすぐに死ぬという、非常にアレな状態です。 ……唯一の回避方法が、回復(に限らず)魔法をかけたあとに、その魔力を身体になじませるため術者と肌を合わせて……という、まあそういう方向での身体から始まるBL。お相手は、たまたま最初の中毒時に居合わせた、有能かつ地位が高い優良物件過ぎて、あまりものにも人にも興味を持てないでいたタイプの魔法騎士団長。最初は義務感で治療したのが、だんだん放っておけなくなってきて……的な。 もともと働きすぎで慢性体調不良だった主役は、それがすっきり治るうえに効率良く仕事できるなら、相手が迷惑に思わなければ別にそれでも……とか普通に考えちゃってる、完全に社畜です(汗) なんというか、すごく独特な考え方をする人で、有能クールでいくぶん俺様も入ってる団長さんが、それでもちょっと気の毒にもなってくるぐらい(苦笑) 女子高生の方は、世間知らずで悪気なくいろいろえぐってくる、善良かもしれないけどイラッと来るタイプで、聖女と祭り上げられてふわふわしていましたが、終盤はそれなりに現実を見て前を向いていたので良かったと思います。 っていうか主役の行動がもうね、そう言う方向に持っていくとは思わなかったよ……ww
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No.3092
(読書)
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幼な勇者と青年魔術師
2022年05月08日(Sun)
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読書記録: ■幼な勇者と青年魔術師 https://ncode.syosetu.com/n1751w
勇者召喚の魔法陣に現れたのは、ぽっちゃりとした小太りの女の子だった。10歳ほどの少女は怯えて泣きじゃくり、その様子を見た少年は、苛立ったようにそばにいた魔術師へ命じる。 「この失敗作を魔法陣から引きずり出せっ!」 魔術師の青年ジオは、深々とため息をついた。 「私はもう、宮廷魔術師ではないのですがね」 勇者召喚の儀を断った彼は、とっくに首となっていた。 「引きずり出して、どうするつもりですかな?」 「当然、本物の勇者を呼び直すに決まっているだろうっ」 「この子はどうするんですか?」 「知るか、勝手に出てきやがって。俺が求めるのは勇者だぞっ。あんな醜い餓鬼など、どこかに捨ててこいっ」 ……先代の国王はいい人だった。人間嫌いだった青年が、仕えてもいいと思うぐらいには。しかし若くして突然死してしまった先代は、息子の教育を充分に行えなかったようだ。 まったく関係の無い人間をさらって働かせようなんて、ただの誘拐で、他力本願極まれりだ。阿呆か。 そう思った彼は、召喚された『小学4年生』の女の子、吉田真理を連れて、国を出奔した。 それは、世界で最も強大な能力を持った魔術師と、幼い身で勇者として召喚されてしまった少女との、出会い。 そして数年後、この幼な勇者を幼な妻へとクラスチェンジさせた魔術師の物語である ――
拉致召喚で現地人主人公……だけど、実は ―― なお話。7話ほどで完結済。 「針子の乙女」のゼロキさん作品です。 ほぼほぼ第一話ですべてが語られているし予想もできているのですが、まあそれはそれ(笑) 魔術師の青年は、召喚から3年過ぎた時点で35歳。真里ちゃんは13歳。地球では完全に犯罪級の年の差なんですけど、この世界では12歳から婚姻可能かつ、男性は家族を養える甲斐性を持ってから結婚というのが一般的なことで、ちょっとすれ違いが生じたりとか。 それにしても、過去に召喚された静香さんの事情がひどすぎてひどすぎて……でも、拉致召喚ってそういう可能性も充分に考えられるんですよね。この発想はすごいって思いました。 詳しい事情を知らないのに、それをきっちり他の人に説明してくれるロマッドさんマジいい人。脳筋的な書かれ方をしているけれど、作中で一番の常識・良識人だと思いました(しみじみ)
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No.3090
(読書)
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婚約破棄された令嬢は心を決める。〜私、今まで頑張りましたから〜
2022年05月07日(Sat)
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読書記録: ■婚約破棄された令嬢は心を決める。〜私、今まで頑張りましたから〜 https://ncode.syosetu.com/n2760hp/
もふもふを知らなかったら〜のひつじのはねさんのお話。 全3話完結済。 テンプレを一度は書くべきと思ったら、どうしてこうなった? というお話。 淑女として努力してきたフラウちゃんの明後日っぷりと、年齢にしてはすごくしっかりした「男の子」の王子様にほっこりとさせられました。
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No.3089
(読書)
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悪役令嬢はもう全部が嫌になったので、記憶喪失のふりをすることにした〜周りの皆が突然王子をディスリはじめました〜
2022年05月04日(Wed)
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読書記録: ■悪役令嬢はもう全部が嫌になったので、記憶喪失のふりをすることにした〜周りの皆が突然王子をディスリはじめました〜 https://www.alphapolis.co.jp/novel/173492654/31419615
ワガママな婚約者(第一王子)の好みに合わせ、派手な化粧に気品のかけらもないドレス、そしてあまり賢くない話し方を心がけていたら、「下品で娼婦のような女とは婚約破棄をする」と、清楚系少女(自称親友)を侍らせた相手に、公衆の面前で一方的な婚約破棄された公爵令嬢。 ショックを受けながらもなんとか自宅に帰り着いたが、もうなにも考えたくなくなった。そこで翌朝、元婚約者と親友を装っていた相手のことだけ忘れたふりをしてみたところ……周囲からは同情の嵐。 そうして出てくるあれやこれや。挙げ句に彼女に恋心を抱いていたが、彼女の幸せと国のためにと身を引いていた、眠れる獅子が目を覚まして……
現地主人公の婚約破棄もの。30話とほどほどの長さで完結済。 転生要素はありません。 最初のザマアは十話ぐらいで一応されるんですが、そこからの元婚約者の思考の狂気っぷりが気持ち悪いです。 あと自称親友の思考がいまいち判らない……第一ザマアのあと、彼女はいったい何を考えて第一王子と行動を共にしていたのか……第一王子に協力して主役とよりを戻させたあと、自分は立太子した第二王子と結婚して王妃の座? いやいやそんな展開で第一王子が許すわけないじゃん……?
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No.3083
(読書)
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捨てられ聖女の異世界ごはん旅 隠れスキルでキャンピングカーを召喚しました 1巻
2022年05月03日(Tue)
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読書記録:
あらすじについてはweb版を読んだ時に書いているので省略。 なろうの規約上、web版の更新が絶望的と言う情報を見かけて、うっかりポチってしまったのは良いんですが。図書館で借りていた返却期限有りの方を優先していた結果、ようやく手を伸ばすことができました。 とはいえ1巻目は、web版とほぼ内容変わらず。 前も書きましたが、ネットスラング的なネタがちょっと減っているのと、イラストがついているほかは、そんなに目新しさは感じなかったです。 イラストがときどき本文と食い違ってる(ここ向かい合って座った夜なうえに、串に刺さってるのはぶつ切りの身じゃねえの? とか、シャチ小さすぎとか)のも、まあ絵柄が個人的イメージには合ってたので許容範囲。 人物紹介を兼ねたカラー口絵で、並んでる料理と持ってる飲み物、使ってるカトラリーまでほぼ本文準拠なだけで、絵師さんがんばったなあと思っちゃいます(笑) ただ相変わらず、本文ではヴィルさんの結膜(白目部分)や爪の色も、リンちゃんのかんざしにも触れられていないのがなあ。いや作者様のイメージイラストでそう描かれてるから、ちゃんと想定通りのデザインなんでしょうけど。どうせならそのあたりも文章で描写してほしかった。 TRPGに関しては、web版を読んだあとに友人の付き合いでプレイすることがあったので、「そんなあなたは正気度チェックを……」とか、2D6とか書かれていても、あまり戸惑わずにすみました。 そうそう、ネットスラングが減っているのと同様に、2D6の部分が「六面体のサイコロを2個振って」のルビになっていたり、魚釣り用語が素人にも判るようかみ砕かれていたりと、そう言う意味でも一般読者向けの調整があったのは、正直ありがたかったです。 内容は51話「海老礼賛 美味礼賛」のあたりまで。 ラストで寝落ちせず、良い感じにまとめてあります。 2巻のカラー口絵には、いきなり「ストームイール」なる見覚えのない魔物(と書いて食材と読む)が登場していたりするので、どんな書き足しがあるか楽しみです^^
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No.3082
(読書)
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贅沢三昧したいのです!
2022年05月01日(Sun)
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読書記録: ■贅沢三昧したいのです! https://ncode.syosetu.com/s0737e/
祖父の残した借金を家族総出で返済し終え、ようやくみんなで笑いあったその直後、居眠り運転の車に突っ込まれて異世界転生したOL。 5歳の誕生日に頭を打って記憶を取り戻したところ、どうやら自分は乙女ゲームの悪役令嬢サレスティア=ドロードラングに生まれ変わったらしいと気づく。もっとも彼女はゲームをプレイしておらず、友人が作った薄い本を読んだことがある程度。 ただ、学園の最終試験後に親の不祥事が発覚。それが原因で没落し、15歳で一族処刑という流れなのは覚えていた。 それに気づいたとき、サレスティアは叫んだ。 「令嬢ってまじか!! やっほぅ! 命尽きるまで贅沢三昧してやるぜ!」と。 しかしその様子を気味悪がった両親に、王都の屋敷から領地に戻って療養するよう命じられる。それでもかまわない。これから美味しいものをいっぱい食べて、豪華な服をいっぱい着て、死ぬまでを華やかに過ごすのだ……と、思っていた時期がありました。 領地に着いて意気揚々と馬車を降りると、待っていたのは広大な荒れ地だった。 領民の家はみなボロボロでバラック小屋のようだし、屋敷の使用人たちもみなやせ細っている……どころか、挨拶の途中で一人が倒れた。 慌てて厨房を確認すれば、食料はサレスティア用のものがほんのわずか。 領地運営に興味も知識もないドロードラング男爵は、王都で贅沢に過ごすため重税を課し、使用人達の給料すら払っていないのだという。金もなければ、買う食料すら存在しない。ここに残っているのはもう、行き場のない元奴隷か、先代に恩があるためここを死に場所と決めた者ばかりだった。 「どういうことじゃこりゃあああああ!!!」 貧乏を脱却したと思ったら、待っていたのはまた貧乏。 しかもこの現状を知った上でサレスティアを寄越したということは、ここで野垂れ死ねと両親から見捨てられた訳だ。 怒りのままに叫んだサレスティアは……あまりのショックに魔法に目覚めた。 前世で父方の祖父は借金を残し、母方の祖父母はマタギの技術を教えてくれた。獣を狩って、捌いて調理するぐらい、魔法の力を借りれば5歳でもできる! そうして彼女は立ち上がった。 領民みんなで一緒に、贅沢するまで死なないから! と。
書籍化・コミカライズ、本編完結済、ダイジェスト化なし。 悪役令嬢転生モノですが、本人にゲーム知識はほぼなし。そしてゲームの強制力もないし、話運びもサレスティア関係ないところでいろいろ齟齬が出ているので、あくまで「似た世界」っぽいです。 だってサレスティアがもし前世知識に目覚めていなかったら……ヒロイン、入学直後に死亡してると思うんですもん。いやそれ以前に、ゲーム開始前の時点で、玄武様により国自体が滅びてるわ。 とにかく主人公の知識&魔力チートで俺TUEEEE。 他国の圧政とか侵略とか各キャラの過去とかいろいろエグいところはあるんですが、主役の周りは優しい世界です。みんな主役が大好きで、たまに暴走しがちでわちゃわちゃ系。 途中からドロードラング領は治外法権みたいになって、各国の王族が平民たちと転げ回って遊ぶ休養気晴らし場所になったりしてますww ただまあなんというか……元社会人の主役が自国の王様相手でもタメ口なのはどうかと思うんですけどね……もうちょっと、領外では繕おうよと突っ込みたくなるんですが、まあそこがこの主役のアイデンティティみたいな感じなので。 あと、かなり早いうちに婚約者が決まって、ハーレム要素とかまったくないのは良き。主役たち以外にもいっぱいカップルできて、どんどん結婚していくのがなんか幸せですね。 なお主役の婚約者はもうね、スパダリすぎるww ちょっと独占欲は強いし、笑顔が怖いタイプではあるんですけど、でもほとんど年齢変わらない現地民なのに、規格外サレスティアにしっかりついてきて、時に上を行き、笑顔で抱きしめてくれるのはすごいと思うんだ…… 難点は、キャラクターが多すぎて、誰が誰だか判らなくなることでしょうか。正直、領地組と学園組、王族&婚約者達ぐらいのざっくり区別で、どれが誰だかはほとんど雰囲気で読んでました(苦笑)<登場人物一覧と首っ引きで2周目中 コミカライズがまだ始まったばかりらしいんですけど、それが進んだら多少は見分けが付くようになりますかねえ。 とりあえずヤンさんとダジルイさんのアイス屋シーンは、ぜひ絵で見てみたいですっ
■贅沢三昧したいのです! 転生したのに貧乏なんて許せないので、魔法で領地改革 https://www.comic-earthstar.jp/detail/zeitaku/
2話目から登場してる黒髪の青年が、他領出身なようだからヤンさんかな……いや年齢的にはルイスの方かも……?
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No.3081
(読書)
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婚約破棄され捨てられた令嬢は、魔物の森で毛玉を洗う
2022年04月26日(Tue)
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読書記録: ■婚約破棄され捨てられた令嬢は、魔物の森で毛玉を洗う https://www.alphapolis.co.jp/novel/173492654/62495697
第二王子の婚約者として虐待まがいの教育を受けていた令嬢が、第二王子の浮気というスキャンダルを隠すため、国ぐるみ濡れ衣だと承知の上で、焼印を押されて魔物の住む森へ追放された。 もう、普通に話しても怒られることはないし、笑っても歌っても良い。魔物に食い殺されるまでの残り少ない時間だが、これほどの自由は何年ぶりだろう。 そう、泣きながら笑い、見つけた泉で汚れた身体を洗っていた彼女は、赤い瞳を持つ真っ黒い毛玉のような魔物と出会った。 手触りの良いモフモフのその魔物は、襲いかかってくるようなこともなく。よく見れば黒いのは汚れのようだった。試しに泉の水で洗ってみると、毛玉は真っ白な姿になり、なにやら喜んでいるように跳ね回る。 「私……食い殺されるなら貴方がいいわ」 そうつぶやいた彼女に、毛玉はさらに激しく飛び上がる。 そうして森の奥へと消えていった毛玉は、やがて同じような黒い毛玉達を、大量に連れてきて……
現地主人公の追放&ザマアもの。完結済。 「食い殺す」という言葉の定義が異なるという、種族間文化的なすれ違いが楽しみどころ(笑) 毛玉さんは親しみやすいスパダリで、一粒で2度美味しい仕様です。 ただまあ、なんというか……人間国の王侯貴族が控えめに言ってもクソ(−ー;) 国王として、国を守るために少数を犠牲にするのは仕方のないことなのかもしれませんが、それに罪悪感のかけらも持たないところでアウト。そもそも婚約者いるのに浮気、しかも第一王子の婚約者を寝取った第二王子の後始末を、その婚約者を罪人に仕立てることで片付けるって、意味不明もいいところ。 第一王子は……王族としては有能なのかもしれませんが、聖女拉致召喚やらかして、相手の都合も聞かずに勝手に「王妃に」とかなんとか、「返事はハイかYESだ」というのを平然とやらかすあたり、こちらも五十歩百歩。 あー、毛玉なスパダリさんに癒やされます……
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No.3072
(読書)
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妹に婚約者を奪われた私は、戦場の悪魔と呼ばれる辺境伯へと嫁ぎます。
2022年04月12日(Tue)
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読書記録: ■妹に婚約者を奪われた私は、戦場の悪魔と呼ばれる辺境伯へと嫁ぎます。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/173492654/514384919
妹を溺愛する両親と、婚約者を寝取る妹と、辺境の悪魔とは名ばかりの紳士とのテンプレ。本編完結済。 なんか前にも読んだような気がするんですけど、読書記録に残ってなかったのでメモ。
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No.3049
(読書)
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わたくしは根っからの悪役令嬢ですが、婚約者がエキセントリックすぎて出る幕がありませんわ!
2022年04月03日(Sun)
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読書記録: ■わたくしは根っからの悪役令嬢ですが、婚約者がエキセントリックすぎて出る幕がありませんわ! https://ncode.syosetu.com/n9737gs/
読み切り短編。完結済みの連載版もあり。 主役の悪役令嬢は現地人なんですけど、なんで悪役令嬢という概念があるのかは謎。 タイトル通り、婚約者の王太子が突き抜けてるんですが、その理由についてもちゃんとラストで触れられています。
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No.3034
(読書)
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おまけ召還された不用品の私には、嫌われ者の夫たちがいます
2022年04月02日(Sat)
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読書記録: ■おまけ召還された不用品の私には、嫌われ者の夫たちがいます 〜30 https://www.alphapolis.co.jp/novel/796982143/718608921
環境の変化に弱い種族が住むその国は、気候変動により気温がどんどん下がっていることで、近く滅亡するだろう未来が目に見えていた。 周辺国から寒さに強い血を入れても、結局は中途半端な混血児しかできず、人口は減り続け、女性は最低でも3人の夫を持って多くの子をなすのが法律で定められている。 そんな国に神託がおりた。「異世界の乙女は環境の変化に強い」「異世界で不幸であり、この国に来たことを喜ぶ」というそれに従い、召喚の儀を行い ―― 現れたのは二人の少女であった。 一人は乙女だが一人は幼い子供。そう思った彼らは、神託の乙女を丁重に迎え、もう一人も女児であることから一応の保護をすることにした。 よもやその子供が、高校入学間近であり、15歳で成人を迎えるその世界では、立派な乙女であると気づきもせずに ――
絶滅寸前の民族が、新たな血を求めて聖女召喚したら予定外なものが、系。 逆ハーR18注意! いっしょに召喚された女子高生の方はちゃんとした人で、主役のために一生懸命心を砕いてくれてはいるんですが、しょせんは女子高生。しかも借金のカタとしての政略結婚目前と、確かに元の世界ではいろいろあったことや、神託の乙女としての優遇で夫は一人を許されたので、割と早々に王子様にほだされています。 主役の方は、最初はおまけ扱い。しかも女性が貴重になっているうえに男尊女卑な種族なので、子供が産める年齢だと判明した途端、最低でも5人は娶れと国の上層部総出で吊るし上げられる始末。 なんというか、文化風習の違いとは言え、別の意味でひどいしエグいです(−ー;) まあ結果的に、選んだ相手はみんな国から見れば訳あり物件達で、ざまあみろって気はしなくもなく。 あとカタナおにーちゃん、よくやった!! 最初は大人なシビル推しだったんですが、事情が判ったらもうゼファー推しになりました。 なお、寒さに弱いこの種族はケープペンギン(アフリカに住んでる南国種)の獣人種で、周辺国は皇帝ペンギンとかアデリーペンギンとかイワトビペンギンとかです。 あと作者さんがバイク好きなのか、そのへんについてやたら出てくるので、興味のない方は(特に登場人物紹介を)読み飛ばし推奨。
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No.3033
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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