よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 蝶々殺人事件 由利麟太郎シリーズ
2020年08月03日(Mon) 
読書記録:


表題作の長編及び、短編の「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」を収録。
うーん……なんというか(苦笑)
「蝶々殺人事件」は、吉川版ドラマの最終前後編で使われたお話なのですが……ドラマはやっぱり改変が(ry
基本的な流れは同じなんですけど、ドラマではトリックや人の動きなどが相当に削ぎ落とされ、かつ華やかに脚色されていました。犯人は同じものの、動機が全然違いましたし。あと総一郎氏(殺された歌手さくら女史の旦那)も原作では、良い人とまでは言わないまでも、まあ考えが浅いかなあぐらいの人でした。少なくとも、節操なしだったり、奥さん殺された直後に愛人引っ張り込んだりはしてない(苦笑)
殺されたさくら女史も、ドラマのほうがキャラ的にすごみがあったし、やはりこのシリーズは金田一に比べると、まだまだ作りが甘いかなあという印象が拭えませんね。
っていうか、コントラバスケースに入っていた死体、ドラマでは非常に美しく彩られていました。なのに原作の方は普段着のままで突っ込まれていたあたり、ドラマのほうがより横溝正史っぽいってどうなんでしょうww
そして一番びっくりしたのは、原作で由利先生が結婚していらしたことです。しかもお相手が20歳以上離れているらしい若奥様。
あれー、なんか思わせぶりな書き方だなあ? と思っていたら、そうかそれがドラマ版の最後の『あそこ』に繋がってるのか、とww
ドラマ放送中に原作ファンの方々が、なんかザワザワしていた意味が、ようやく判りましたですよ。
「蜘蛛と百合」は、三津木青年が怪しい女性の色香に迷って、由利先生の忠告すら疎ましく感じてしまうという、ちょっとお約束から外れた展開。しかし人死にが多いわ、由利先生も「現場保存なにそれおいしいの?」的行動を取るので、ちょっと突っ込みどころが多すぎた感が(苦笑)
「薔薇と鬱金香」、由利先生と三津木青年が登場するのは最初と最後だけ。
殺人者として投獄され、獄死したと思われていた青年が、真犯人と対決し愛しい人を取り戻す……と書けば聞こえはいいですが、そもそもあなた達、女性側が結婚してる不倫カップルだったよね? 殺された旦那はいい面の皮じゃ、という点がどうにもこうモヤッと……あとオルゴールが逢い引きの合図で、しかも中に指の骨が隠されていたというネタは、金田一耕助シリーズの「蝋美人」にも使われています。
人形佐七捕物帳などでもそうですけど、横溝先生はけっこうネタの使い回しをされるんですよねえ……
No.2081 (読書)


 学院を追い出された平民魔導士、実は世界に四人しかいない『大魔導士』に育てられた超天才なので冒険者になってからは無双が止まらない 他一遍
2020年07月31日(Fri) 
読書記録:
■学院を追い出された平民魔導士、実は世界に四人しかいない『大魔導士』に育てられた超天才なので冒険者になってからは無双が止まらない
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/683796663/154381680


■聖女様に醜い神様との結婚を押し付けられました〜みんなが馬鹿にしていた神様は、実は絶世の美貌を持つ最高神だったようです〜
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/694112362/469394849

とりあえず最近のメモ。
どちらも連載中。最近の話は、なぜにこうもタイトルでネタバレが激しいのか……(苦笑)
No.2076 (読書)


 私と結婚しない王太子に存在価値はありませんのよ?
2020年07月29日(Wed) 
読書記録:
■私と結婚しない王太子に存在価値はありませんのよ?
 https://ncode.syosetu.com/n8967ge/

浮気を繰り返した挙げ句、婚約者であるメレンデス公爵令嬢へ婚約破棄を宣言した王太子は知らなかった。この国における国王とは、『竜の乙女を妻にした者が即位する』という事実を。そしてメレンデス公爵家に生まれる竜の乙女を独占するために、己の先祖が代々無理矢理に彼女達を奪い続け、不当に玉座を独占してきたことを。
王太子の宣言は、メレンデス公爵家の悲願である竜の乙女の解放、そして眠りを強いられていた竜帝の目覚めをももたらす。
それはひとつの国が地図からその名を消す、始まりであった ――

婚約破棄から始まるザマアもの。完結済。
乙ゲー要素ありですが、主人公である当代竜の乙女さん(悪役令嬢その1)はあくまで現地人。ヒロインは転生ではなく転移らしい電波系ですが、転移した前後の事情とか理由とかはまったく語られていません。そして実は意外なところに転生者が。
……主役が割とドライな性格かつ早々に竜帝さんとラブラブ溺愛カップルになったので油断していたら、ザマアの内容とか過去の竜の乙女達の境遇がかなりエグかったです(汗)
あと竜の皆さん及び主役のお兄様が、かなりブラック。そういうの苦手な方は、特に本編終了後の外伝群に要注意かと。
No.2073 (読書)


 花髑髏 由利麟太郎シリーズ
2020年07月21日(Tue) 
読書記録:

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

花髑髏 (角川文庫) [ 横溝 正史 ]
価格:880円(税込、送料無料) (2020/7/21時点)



横溝正史さんの由利麟太郎シリーズ。
↓の掲載順を参考に、二冊目はこちらを選んでみました。

■横溝正史エンサイクロペディア・由利麟太郎クロニクル・由利/三津木「事件記録」年代順ソート
 http://kakeya.world.coocan.jp/ys_pedia/biblio/
ys_y_case_chronological_order.html

表題作ではなく、最初の「白蝋変化」だけで6割以上が占められています。
この白蝋変化がすごかった……最初は場面が二転三転するわ、次々登場してはすぐ退場するどのキャラに感情移入すれば良いのかがよく判らず、正直ちょっとダレていたのですが。
ようやく由利先生が登場したあたりでほっと一息ついたら、そこからが怒涛の展開でした。
最初は稀代の大悪人かつ怪人かと思われた白蝋三郎が、予想外な良心と活躍を見せると思ったら、とにかく敵に先手を取られまくりでだんだん気の毒に……なってきたところへ持ってきて、唐突に現れた謎の美少年だと思っていたその敵の正体が判明した途端、バラバラだったピースが全部繋がって「ああ!」と。
そして敵の正体が『それ』ならば、もう白蝋三郎の本領発揮とばかりに、由利先生達が駆けつけた時には全てが片付いている始末ww
しかもそれで終わっておけば、普通にめでたしめでたしなところへ、「最後の悲劇」で「うえぇ!?」となって、さらに「憂鬱な結末」で由利先生に送られた白蝋三郎の手紙とその後の展開で「ああ……↓」となる。このジェットコースターさというか、浮き沈みの激しさがまさに横溝正史というか。
いやはや、白蝋三郎のようなキャラをトリックスターと呼ぶのでしょうか。
この話では本当に由利先生と三津木青年、いらなかったと思います(苦笑)
そして最初から最後まで徹頭徹尾気の毒だったのは、やはり諸井さんか……彼にだけは心底同情できると言うか。周囲の都合に振り回された挙げ句、一度は悪いことを考えても、ちゃんと理性で踏みとどまったんだし。
人はみな、それぞれの人生を自分の為に生きていて、理非善悪は一概に判断できないのだなあと思わされたのでした。
残り二篇は「焙烙の刑」と「花髑髏」。
「焙烙の刑」は、かなりあっさりめの、まさに短編。
スター俳優の青年が、芸術家気取りの駄目男と結婚した従姉に同情していろいろ相談に乗っていたら、今度はその駄目男が誘拐された先からの呼び出しが。指示通りに行ってみると、酒に酔って前後不覚になっている間に人を殺してしまって、その始末を付ける代わりに金を要求されているという。ひとまずその場は片付けたものの、その脅迫者一味の首領と思しき女が、後日近づいてきて……という流れ。
俳優さんが途中で知人の三津木青年に手紙を出していたことで、由利先生がラストに颯爽と登場するという、こちらもある意味、あまり探偵の活躍はなかったです(苦笑)
そして実は最初、その従姉をちょっと疑ってたんですが、考えすぎでした^^;;
いやある意味その従姉が全ての元凶と言うか、この女性が一番あかんヤツやん……とは思わなくもなかったんですが。
そして表題作の「花髑髏」が、吉川晃司版ドラマの第一話原作。
時代設定(昭和 → 令和)だけでなく、内容も相当に改変があったとは聞いていましたが……確かにこれは、原作ファンだと怒るだろうなあ(笑)
導入部はそこそこ忠実なものの、犯行動機や関係者の人物像がかなり異なっていて、原作では殺される人間がドラマでは助かり、犯人の末路も異なるという、それこそ古谷版金田一にも並ぶ改変っぷりだったことがよく判りました^^;;
まあ原作に思い入れのない私は、ドラマ版かなり楽しく見たんですけど。
ドラマでは、父を殺され自身も虐待を受けた犯人が、せめて大切な人は守るために……という流れだったのが、原作では異常者の父を持つ犯人はやっぱり異常者で、虐待とか別に受けてないのにさくっと復讐を始めて、しかも愉快犯の様相を呈してます。ドラマでは守るべき大切な相手だった人物も、罪をなすりつけたあげくに遠隔殺人しちゃうよ〜ww 空回りまくってた義理のお兄ちゃんは、一応純愛? を貫いて**しちゃうよ〜〜ww って、ああ、ドラマのラストで唐突にナイフ振り回したのは、そのあたりが中途半端に残ってたのかも。

そして一冊前「悪魔の設計図」を読んでた時から思ってたんですが、三津木青年はともかく由利先生の人物像が、ドラマよりもかなり軽いです(笑)
いや横溝作品って、金田一さんとかでもけっこう作品によって、言葉遣いなどがブレブレなんですけどね。でも「これはたいへんな事件だぜ、三津木君」とか言ってるのを吉川晃司ビジュアルで想像しちゃうと、なんかこうこみ上げてくるものが……ww
No.2060 (読書)


 うちは食堂、常連は最強。
2020年07月20日(Mon) 
読書記録:
■うちは食堂、常連は最強。
 https://ncode.syosetu.com/n9396dk/

異世界転生したは良いものの、これといった特典もチートもなかった少年は、一町民として暮らし ―― 十五で両親を失ってからは、その後を継いで小さな食堂を続けた。特殊能力はないが、前世の記憶レシピはある。それらを生かして日々を堅実に生きていた。
しかし三年後、隣国との間に戦争が起き、前線に近い町に住んでいた彼は当然の流れで徴兵されてしまい……

タイトルそのままな読切短編。
常連さん達の実態が一捻りあって面白かったです。っていうか気付こうよ少年ww
あと記憶だよりでスパイスからカレー作れるのは、充分に特殊能力やww
No.2058 (読書)


 悪魔の設計図 由利麟太郎シリーズ
2020年07月14日(Tue) 
読書記録:


由利麟太郎シリーズの一冊です。吉川晃司版ドラマに触発されて手を伸ばしちゃいました。
さすがにブックカバーつけないと厳しい表紙ww
「悪魔の設計図」以下、「石膏美人」「獣人」の3作品が収録されています。
表題作は、休暇に出かけた先で新聞記者の三津木俊助が事件に巻き込まれ、その背景には奇怪な遺言状による遺産相続や入れ墨の三人娘うんぬんと、まあ横溝作品としてはスタンダード? な感じ。
しかし2作目「石膏美人」は、由利先生の登場作らしく、ちらっとその過去が語られつつ、しばらく疎遠になっていた三津木青年との再会や、さらには三津木青年の恋も絡められていたりとか。事件の二転三転ぶりも激しく、二十数年にわたる懊悩とか痴情のもつれとか悲劇的な最期などなど、なかなかにボリュームたっぷりでした。この話のおかげで、2〜3冊目ぐらいに読むのは、この巻が良いんじゃないかと思えましたね。
3作目「獣人」に至っては、由利先生がまだ若かりし学生時分というサービスっぷりですしvv これはやっぱりヒロイン(?)が後に由利先生と……って深読みしても良いのかしら(ニヤニヤ)
……まあドラマ版では、由利先生の奥様まわりにまた別の展開があるみたいですけど<最終話はまだ見ていない
なお全体的にシャーロック・ホームズといった、他作品の影響が大きく感じられるのは、この時代の作品としてはお約束。巨大な時計塔とか、一体いくつ存在してるんだ、この時代(笑)
「獣人」なんて、内容的にはもろホームズの「這う男」ですし。
あとやはりこの時代だからでしょうか。別にジュヴナイルとは冠されていない巻なのにも関わらず、どの話でも1回は、唐突なぐらい子供や少年少女が活躍する場面が入っていました。
謎解きもトリックよりも勢い重視というか、冒険活劇的要素が強い感じで、金田一シリーズのような「推理小説」を期待していると、いささか肩透かし感はあるかもです。

そしてふと、積読置き場の片隅から覗いているものを見つけて、「ああ!」となったりとかww



そういえば一年ぐらい(?)前に仕事場の人から「こういうの好きでしょ?」と渡されて、「あー、これ金田一じゃないですねえ」とか言いつつ、それでもお気持ちだからといただいた中の一冊にありましたっけ。
この巻は地元図書館にもなかったし、ありがたいッス。いやはや、何がどう巡り巡るか判んないですねえ(笑)
No.2050 (読書)


 引き籠り錬金術師は引き籠れない 1巻
2020年07月11日(Sat) 
読書記録:


表紙絵がけっこう好みだったので、お布施を兼ねて購入してみた一巻目。
内容については、WEB版を読んだ時に(以下略
内容的には、45話「精霊の居る暮らしをする錬金術師。」あたりまで。門番さんが、「錬金術師ってたまにかわいくね? どっちが本性なんだよあれ」と思い、家精霊が実はもうちょっとで危険な何かに変質しかけてたけど、これからは主のために頑張ると決意し、そしてアスバちゃんがまだ名前が出ないまま他の領地で「なんなのよその錬金術師!」ってムキーーしてるところでラストです。
WEB版になかった点として、セレスが同じ宿にいた女の子に頼まれてその母親を治療してあげるなどの追加エピソードがありました。セレスめっちゃ頑張ってるよ! と思えましたね。
そして初期リュナドさんこと門番さんを改めて読むと、なんだか「こういう頃もあったなあ」という懐かしみがww この頃は彼もまだ、名実ともに人間だった(違)
WEB最新話らへんの方だと、もはや『精霊公』で『竜騎士』だし。セレスとも名前で呼びあってるし。2〜3話更新が早いカクヨム版の方では、ラッキースケベからの怒涛の外堀埋め立てが始まってるし(笑)
ここらへん読んでた頃には、こんな展開想像もしてなかったわー、と感慨が。

あとやっぱり挿絵が可愛いvv
女の子、特に胸部装甲が萌え絵すぎない。小物の描き込みがそこそこある。門番さんがセレス専属になったあとは、鎧や服装が変わってる。マスターと領主が渋い! というあたりが個人的にポイント高かったです。
家精霊が合体した時の状態も、イラストで見ると判りやすいですし。
そして心配どころだった、セレスの「どう見ても人を殺したことがある目」もきっちり表現されてましたww

……ただ不満点を上げるなら、ちょっと全体的に挿絵が若いかなあって。
私はセレスとライナを二十代後半、リュナドさんは三十前後の兵士としては中堅どころ(一見冴えない実直モブキャラ系)としてイメージしていたので、この三人が二十代前半ぐらいの同年代に描かれているのが惜しかったです。
特にリュナドさんが、普通にイケメン優男(むしろちょっと可愛いぐらい)なのがいささか。
この見た目だとどう見ても、「脱ぐと実はすごいんです」はあっても、胸毛はない(´・ω・`)<103話「普段見ない物に興味のある錬金術師。」参照
酒場のマスターと領主を見る感じ、むしろおっさん描くほうが得意な絵描きさんっぽいので、これはやっぱり世間のニーズなんだろうなあ……
No.2044 (読書)


 24時間後に死ぬ呪いを聖女の私にかけたそうですね?でも、それ・・・〜浮気王子に絶望した聖女は死の宣告を楽しむことにしました。
2020年06月29日(Mon) 
読書記録:
■24時間後に死ぬ呪いを聖女の私にかけたそうですね?でも、それ・・・〜浮気王子に絶望した聖女は死の宣告を楽しむことにしました。
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/295178839/604381389

光の聖女は王太子を誘惑し、闇の聖女へと24時間後に死ぬという呪いをかけてもらった。その場面を目撃してしまった闇の聖女セレネは、静かに闇の神に捧げる祈りを止める。そうして24時間を有効に使うべく、神殿を後にした。漆黒のフードを纏った青年と共に……

R18乙ゲー世界に転生したと思い込んだ電波ヒロインが、国の上層部を巻き込んでR18なあれこれをやらかしまくり、盛大にザマアされる話。完結済。
なんかもうクズしかいません、この国(−ー;)
王妃様がかろうじて……かな? そしてザマアは24時間で行われるので展開が早い早い。
ザマア後の時間スケールは逆にものすごいですけどねww
主役達以外がゴミのような扱いなのは、神様ってそういうものかもなあって感じで(苦笑)
No.2029 (読書)


 これよりさき怪物領域
2020年06月22日(Mon) 
読書記録:
■これよりさき怪物領域 / Twitter
 https://twitter.com/applebeesong2/status/1275067668844785664

Twitter マンガ。
こういうぎっちり情報が詰め込まれたショートショートに憧れます。
最後の涙の意味は、きっと彼自身にも判らない……
No.2019 (読書)


 「聖女など不要」と言われて怒った聖女が一週間祈ることをやめた結果→
2020年06月13日(Sat) 
読書記録:
■「聖女など不要」と言われて怒った聖女が一週間祈ることをやめた結果→ 〜7年前
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/367781406/115375416

魔物を生み出す魔窟を、その力によって封印し続ける。そのために代々の聖女達は、数百年にわたり代替わりを続けながら祈りを捧げてきた。しかし今や駆け出し冒険者でも、魔物などたやすく倒すことができる。巷では「聖女などもはや不要」「時代遅れの単なる偶像」「税金泥棒の悪徳聖職者」という意見が浸透しきっていた。
父国王が病床にあるなか、兄達を差し置き次の王座を狙うニック王子は、国民への人気取りを目論み、聖女へと告げる。
「キミ、聖女やめていいよ」
「いま、何とおっしゃいました?」
「この際だからはっきり言おう。君はただの税金泥棒だ。聖女というならわしを悪用して、自らを肥え太らせる ―― 醜い豚だ」
その言葉に、当代の聖女であるルイーゼはブチ切れた。
「わかりました。じゃあ一週間、何があっても祈りません」
彼女が出した条件は、一週間何も起きなければいさぎよく王宮を去り、聖女という制度を廃止する。しかし一週間で大きな災厄が訪れれば、聖女の力を疑った者は全員謝罪するというもの。
それを受けた王子は、わざと災厄を起こさないよう、一週間ルイーゼの身柄を拘束すると告げた。
かくして王子と聖女は、まったく同じことを考える。すなわち「一週間後が楽しみだ」と。
そうして反聖女派の監視役をつけられ、ろくな家具もない狭い部屋へと監禁されたルイーゼは、十三歳で聖女になってから七年間において、初めて日に一度も祈らなくていい生活を送り始めるのだが……

現地主人公もので、数話ごとに主人公(聖女)とその他の人物に視点が切り替わって進んでいます。連載中。
とりあえず王子はクソですが、正しい情報を与えられていなかったことによる情状酌量の余地は……いや自分の野心のために、人してやっちゃいけないことしまくってる段階で帳消しですね、うん。
そして最初は「ああ、はいはい。反聖女派の人達も主人公に接して傾倒していく、ありがちな展開だよねーー」とか思って読んでいたら、4日目<ミランダ視点>で一気にひっくり返されました。
ちょっとこれは予想できてなかった……っていうか、まだはっきりとした事情までは判明していないのですが、一言だけ叫ばせて下さい。

アーヴィングっっっ ・゜・(ノД`)・゜・

洗脳教育怖いと言うか、どんどん国の闇が明らかになっていっています。
最初は教会上層部が腐敗してるんだろう程度を予想していたんですけど、なんだかそれも違うっぽい……そしてこの展開だと、どうあってもルイーゼの未来に不安しかないんですが。
でもハッピーエンドタグがついているので、信じて読み続けようと思います(`・ω・´)
No.2008 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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