よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 目の前で倒れたので
2020年01月30日(Thr) 
読書記録:
■目の前で倒れたので
 https://ncode.syosetu.com/n6158fg/

23歳の若さにして内務省治安管理局に所属する女性官僚と4人の妹達の母親代わり、そして領主代行の三足の草鞋を履いた、アルレオラ伯爵令嬢フィロメナ。すぐ下の妹カリナは家の内向きを取り仕切ってくれているが、末の妹マリベルなどはまだ5歳。甘えたい盛りで昼夜を問わず、フィロメナの元へと突進してくる。
職場ではなまじ仕事ができるだけにいろいろと頼られ、末の妹を産んで以来体調を崩した母を溺愛する父は、伯爵家当主の仕事を完全に放棄し、母の寝室から出てこようともしない。
職場でも家でも日々仕事に追われ、己が心身ともに追い込まれていることにも気づかずにいた彼女は、ある日とうとう職場で倒れてしまった。たまたまその場に居合わせたのは、王立医学薬学研究所所属の医師レジェス・マルチェナ。騎士を多く輩出した伯爵家の次男でありながら、医学の道に進んだ変わり者だという。
押し付けがましくはなく、やんわりと食事や睡眠を増やすよう促してくる彼の言葉には、不思議と反感を覚えず耳を傾けることができた。
しかし自宅へ戻ると、いつもは家のことなど見向きもしない父親が、いきなり夜会へ行くと言い出す。フィロメナと次女カリナの縁談を探さなければと言うのだ。いま自分達がいなくなれば、この家の中はどうなると思っているのか。苛立ちを覚えながらも三人で夜会へ出席したフィロメナらだったが、彼女はそこでレジェス医師と再会し ――

無自覚な天才かつ己の健康状態にも無自覚な超有能女性官僚と、周囲から結婚をせっつかれてうんざりしている青年医師との、穏やかな恋物語。現地主人公で中編、完結済。
あらすじに「ちょっと腹黒い医者」とあったのでいささか警戒してましたが、すみません彼のどこが腹黒なのか、私には判りませんでした(苦笑)
……これを腹黒と評したら、自己分析ができてて守るべきものを把握した、TPOをわきまえてる大人の男性は死滅するんじゃなかろうか……?
そして読み始めてすぐに、姉妹達の父親はぶん殴りたくなりました。ちょっと反省したかと思ったら、責任とかもろもろ全部投げ捨てて、罪悪感もなしに娘に押し付けやがったよこの駄目親父……この男には誰か避妊ってものを教えなきゃ駄目だろ。5人も子供作っといてこれはないわあ<同じ家に住んでるはずなのに、末の妹などフィロメナを母親と認識し、実の父親を「さっきのおじさま、だれですか?」とか言う状態
魔法要素とかは全くなく、ちょっと設定を変えたら普通に現代ものでも行けそうな話でした。いやむしろこれ現代ものでやったら、逆にリアルすぎて辛いかも……^^;;
No.1789 (読書)


 第三王子は発光ブツにつき、直視注意!
2020年01月28日(Tue) 
■第三王子は発光ブツにつき、直視注意! 〜毎度お約束の利権争い
 https://ncode.syosetu.com/n4945cv/

第三王子の妃を決めるため、国内貴族の年頃の令嬢達が、王宮の夜会へと一堂に招かれた。
現当主である父親が、悪徳商人やら投資家やらにカモにされまくった結果、貧乏になったランドール伯爵家の娘であるリナ・ランドール17歳もそのひとり。
彼女は人のいい父がこれ以上騙されないよう人間観察を続けまくった結果、相手のオーラによってその人柄や害意の有無、現在の感情などを察知できるようになっていた。
侍女も道中の護衛も雇えない辺境の貧乏伯爵家にとっては、王宮までやってくるだけでも一苦労。さっさと義務だけ果たして翌日には帰ろうとしていた彼女だったが、それでもせっかく来たのだから、王子の顔ぐらいは確認しておこうと、夜会で壇上に現れたその人に視線を向け ―― 思わず顔をそむけてしまう。
ま、眩しすぎる!!
これが王者の風格というものなのか。真夏の太陽も凌駕するほどの強いオーラが眩しすぎて、その色やゆらぎ具合はおろか、王子の顔立ちすらも判別することができなかった。もはや目が痛くて直視できないレベルである。
あれは自分とは次元の違う存在だ。言いつけ通りパーティーに出席して、ついでに手順もマナーもすっ飛ばしはしたものの、社交会デビューも済ませられた。これで勤めは終わりだと王宮をあとにしようとした彼女だったが、何故か王宮側から第三王子の妃候補の一人として、他の4名と共に王宮滞在延長の名誉を賜ってしまい……

書籍化、コミカライズ済、ダイジェスト化なし。本編は完結していて番外編が随時追加されている模様。
特殊能力持ちではありますが、転生モノではなく現地主人公。貴族らしからぬ人柄で問題児な王子様を陥落させたり、他のお妃候補達と交流していったりと、まあある意味王道のシンデレラ・ストーリー、かな?
国王夫妻の思惑など、なかなか意外性もありました。
……ただ、うーん……最近、アンチ乙ゲーものをいろいろ読んでいたせいでしょうか。女なんて所詮は〜からのお前だけは他と違う〜でも好きな子はいじめるのが楽しいという俺様第三王子と、その側近で腹黒策士野郎にどうしても感情移入できませんでした(−ー;)
特に腹黒策士野郎は執行猶予とか言わず、問答無用で爺のとこに叩き込めばよかったのに(ぼそ)
第三王子もなあ……しょせんは顔か? 顔と金と地位があれば何でも許されるのか? と思っちゃいました。
あと第二王子は論外。おまえその歳まで血税で生かしてもらってきた、王族の義務を何だと思ってやがる、って感じでした。王太子はまあ……頑張って頑張って頑張った結果らしいので、しょうがないかと。
総じて女性キャラ達が格好良かったです。
No.1786 (読書)


 初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
2020年01月27日(Mon) 
読書記録:
■初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる! 〜296話 強者・1
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/374332139/538202323

書籍化、コミカライズ済、ダイジェスト化あり。
下級神の悪戯で人生をもてあそばれた挙げ句に殺された元男子高校生を、最高神様がお詫びでチートスキルつけて異世界に転生させてくれる、テンプレ神様転生モノ。
下級神が悪あがきで転生に介入した結果、記憶がうまく受け継がれず、さらにチートスキルに「他者の鑑定からステータスを隠す」があったおかげで、転生先の家族(ロクデナシ貴族)からは能(スキル)なし扱いされて10歳で放逐 → 行き倒れたところでようやく記憶が戻り、最高神様から事情を聴いて状況を把握。ようやく使えるようになったスキルと前世知識を活用して、無双一直線という流れ。
最近アンチ系ばかり読んでいたので、久々に基本に戻ろうかと思い、コミカライズされたのをきっかけに着手してみたんですが……うーん(苦笑)
鬱展開はほとんどなく、明るく元気な雰囲気なのとか義理の親子関係ツボるとかそう言うところは良いんですが……いやそれふわっと軽く流しちゃいかんだろってところまで、すごく簡単に書かれている、まさにライトなノベル。
思いついた要素を全部ぶち込んでみてる感じで、出したは良いけど活用されてないキャラとか設定が多いかなあという印象でした。あ、ハーレムとまでは行かなくても重婚OKな世界観なので、そこらへんも要注意。
あと正直言って、文章がちょっと……私には合いませんでした^^;;
書籍版の試し読みPDFではそこまで気にならなかったんですが、WEB版は勢い重視で書かれてるっぽく。
まだ最新話まで100話以上ありますけど、ここらでストップってことで。ひとまず書き留め。
No.1780 (読書)


 悪役に転生した俺が騎士に溺愛されて困ってます。
2020年01月24日(Fri) 
読書記録:
■悪役に転生した俺が騎士に溺愛されて困ってます。 〜マリウス
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/564447388/350334150

平凡女子高生が異世界の王女様に生まれ変わり、お城の騎士や魔法使いたちに溺愛される系ファンタジー……の世界に、将来の悪の魔法使いとして転生してしまった元男子高校生。
第二の人生、せっかくだから楽しく過ごしたい。悪役しかも脇キャラとしてあっさり殺されるのはまっぴらだと、幼い頃から村の人たちと仲良く交流し、田舎の農夫兼地元密着型魔法使いとして地味にのんびり暮らしていた。
しかしある日のこと、自宅に戻ってみると、見知らぬ黒髪の騎士が待っていた。
「ランカー・オルロフ。速やかに王宮へ出頭せよ」と。
え、なんで。王宮なんか行ったら死亡フラグ立っちゃうじゃん。嫌だ!
抵抗しようとする彼に、黒髪の騎士ディオンが説明する。なんでも先日ランカーが村人からもらった黒い蛇は、千年に一度現れる伝説の蛇神だったのだそうだ。それを手に入れた者は、世界を変えるほどの力を得るのだと言う。しかしそれは持ち主の悪心を喰らい、やがては精神をも乗っ取って、悪の化身と化すこともある存在なのだと。
その蛇を捕らえるべくやってきたディオンだったが、ランカーはすでにその蛇神を……食べてしまっていた。
蛇神がランカーの血肉に溶け込んでいると知ったディオンは、封印の儀をするのだと言い出して ――

転生モノ、連載中。BLものでR18注意ーー
アルファさん、おすすめ作品をたどっていくと、たまに予告なくこっち系混じるので読んでからびっくりしますわ(苦笑)<だからあらすじとタグをちゃんとチェックしろ
ランカーが元日本人な平和ボケ精神の持ち主かつ転生初期からフラグ折りに勤しんだ結果、おそらく初対面からディオンとの関係性が原作とは大違い。さらに物語では主役だった転生王女(ヒロイン)が完全にゲーム脳のはた迷惑電波ちゃんなので、まだ話数は少ないのにランカーの死亡フラグはほぼないかと(笑)
溺愛総受けとついているので、今後はディオン以外もいろいろ出てきそうです。
……っていうか展開だけ抜粋すると、ディオンがやってることってむしろランカーの闇堕ちを助長する行為だと思うんですが。そこはさすがコメディ。ランカーがほえほえ系お気楽人間なこともあって、話がまったく鬱展開に行ってないです。ちょろすぎるぞランカー(苦笑)
No.1774 (読書)


 指輪の選んだ婚約者
2020年01月20日(Mon) 
読書記録:
■指輪の選んだ婚約者
 https://ncode.syosetu.com/n1253cj/

辺境伯の令嬢アウローラ・エル・ラ=ポルタは、大の刺繍好きだった。社交よりも刺繍、色恋よりも刺繍。貴族でさえなければ刺繍職人になりたかったほどの彼女の夢は、神殿に入って一日神に捧げる刺繍をすること、というぐらいの傾倒ぶりであった。
そんな彼女が一人で夜会に出席していたのは、後継ぎである兄が風邪を引いたため。辺境を守る武の一門に生まれながらも身体の弱い彼は、むしろ学者肌の青年で、妖精のように可憐と称されるほどの美形であった。そんな兄とまったく似ていない平凡な容姿のアウローラは、ぽつんと壁の花になりながら、それでも彼女なりに夜会を楽しんでいた。
(流石、公爵家の夜会となると違うわね。素晴らしい刺繍のお衣装ばかり。眼福!)
行き交う人々の、衣装に施された刺繍を観察する。流行のおかげもあって、その日の夜会服の刺繍は男女ともに、見事なものばかりだったのだ。
しかしそんなふうに過ごしていた彼女へと、何か小さなものがものすごい勢いで飛んできた。
額を直撃したそれを、痛みに涙目になりながら、アウローラは確認する。
彫り込みの美しい、金の指輪。古式ゆかしいデザインのそれは、婚姻の際に夫が妻に送るものだ。
どうしてこんなものが、あんな勢いで飛んできたのだろう。誰かが痴話喧嘩でもして、魔法を使ったのだろうか。
首をかしげる彼女の腕を、誰かがいきなり強い力で掴む。
銀の髪に、紫味を帯びた青い瞳をした、凍るように冷たい美貌の持ち主が立っていた。彼は呆然としたアウローラには何も告げず、会場すべてへむけて、凛とした声で宣言する。
「指輪が選んだのはこの人だ! 私は、この人を妻にする!」
その青年は、夜会の主催者であるラエトゥス公爵家の親戚で、クラヴィス侯爵家の嫡男。王太子の近衛を務める、エリート中のエリートと噂の氷の貴公子、フェリクス・イル・レ=クラヴィスだった。
突然のことに混乱するアウローラをよそに、あれよあれよと事態は進み、彼女はラエトゥス公とクラヴィス候の前に引っ張りだされ、逃すかと言わんばかりに金細工の指輪をはめられた。そうしてフェリクスとダンスを踊らされ、屋敷へと送り届けられる。
翌朝 ―― あれは夢だったのかとまだ呆然としていたアウローラの元を訪れたフェリクスはと言うと、見事な仕立てと刺繍の近衛騎士団の制服をまとい、長い銀髪を陽の光に輝かせながら、
「……本当に、ほんっっとうに申し訳ない!!」
華麗な土下座を決めていた。
「……クラヴィス様、ご容貌とご内面が噛み合わないと、言われたことはございません?」
「知り合って三日以内にほぼ十割の確率でそう言われる」
触れれば凍てつきそうな面差しの持ち主は、ちっとも氷のようではなかった。
なんでもその容貌と立場から、昨年は86件、今年はすでにそれを上回る勢いで縁談を持ち込まれ続けていた彼は、昨夜の夜会でも幾人もの令嬢を紹介されるわ、言い寄られるわで、自棄になったのだと言う。そうして酒を飲んでいた勢いもあって、婚姻の指輪を全力で投げ、当たった女性を妻にすると宣言してしまったのだと。
もちろん彼はアウローラのことなど昨夜まで存在すら知らなかったし、アウローラもまたフェリクスの噂こそ多少は聞いていたものの、興味などまったく持っていなかった。これはもう完全な事故である。
しかし夜会で大々的に宣言してしまった以上、昨日の今日で破談にするなど、クラヴィスの家名にもアウローラの名誉にも傷をつけることとなる。それはあまりにも不実が過ぎる、と。
その外見とは裏腹に、彼はどこまでも生真面目に告げる。
いずれ円満な理由を作り、正しく解消できる日が来るまで、しばらく婚約していてくれないだろうか。
そう続ける彼へと、しばらくの風よけになってあげられるのなら ―― そして己もその間、余計な縁談に煩わされることなく、刺繍に没頭する時間を取れるのであれば、と。そう思った彼女は、慈善事業のつもりで、改めて形式的な婚約に同意したのだが……


本編完結、たまに番外編更新。書籍化・コミカライズ済、ダイジェスト化なし。
刺繍大好きのちょっと変わったご令嬢と、見た目は極上で剣の腕も魔法も一流だけれど、中身は残念……というか、堅物すぎてコミュ障気味かつ人間不信も入ってる青年騎士との、偽装婚約から始まる恋物語。
フェリクスの方はかなり早い内に恋心を自覚して努力しようとするものの、あまりにも不器用すぎてまったく伝わらないww
アウローラの方はアウローラの方で、自分が平凡だと自認しているので、アプローチを受けてもありえないと完全にスルー。結果的にすれ違いまくっている二人を、周囲がやきもきしながら見守る的な?
なおアウローラは平凡だと自認しているだけで、周りからの評価はまったく異なっています。っていうかお前が平凡なら(ry
とりあえず、フェリクスが酒の勢いでやらかした結果が、ただの偶然ではなかったというオチが、ちゃんときれいに付いていたのが好印象でした。
No.1768 (読書)


 異世界でのおれへの評価がおかしいんだが
2020年01月18日(Sat) 
読書記録:


あらすじについては、WEB版を読んだ時に書いているので割愛。BLでR18の注意書きのみ、改めて念を押しておきます。
で、WEBでは気がついたら第二部が始まっていたんですが、以前読んでいた第一部と話が微妙に噛み合わない&書籍の絵柄がけっこう好みっぽかったので、購入してみたんですよ。
……イラストは結局、試し読みで見ることができた、表紙絵と登場人物紹介しかなかったんですけどね(苦笑)
まあ、ラノベでよくある、表紙と口絵にだけめっちゃ力入れてて、モノクロイラストはラフ画レベルみたいな表紙絵詐欺よりはマシと思うことにします。
で、加筆修正はかなりありました。以下はネタバレと、ちょっと辛口につき記事を畳む&要スクロールで。
No.1760 (読書)


 私はご都合主義解決担当の王女である
2020年01月16日(Thr) 
読書記録:
■私はご都合主義解決担当の王女である 〜60
 https://ncode.syosetu.com/n1094dl/

腐女子な女子高生が、自分勝手な神様によって生まれ変わらされたのは、前世ではまっていたBLファンタジー小説の世界。
男と男の恋愛が当たり前であり正義であり……婚姻すら法律で認められている世界。小説であるからこそ成立していたそんな世界を実際に生み出した神様は、御都合主義のもとに描かれていなかった物語の外側で、かなり無理やりな辻褄合わせをしたらしい。
現在の王妃は男、王太子の恋人も男。ならば世継ぎはどうなっているのか。
答えは異性と結婚した姉妹から養子を取る、だった。この国は代々そうやって存続してきたのである。
そんな世界へと、王女として生まれ変わったオクタヴィアは、元推しカップルである兄(王太子)とその恋人を祝福したくはありつつも、どうしても自身の立場を受け入れ難かった。
なぜ兄達は祝福され、愛する相手と大手を振って添い遂げることができるのに、己は政略結婚をして、最低でも男女一人ずつ ―― すなわち次の国王と、その代の跡継ぎを生むための女子 ―― を産んで、兄夫婦(男同士)に取り上げられなければならないのか。
ここはBLの世界で、男と男の恋愛に優しい世界だから。王族が男である恋人と結ばれ、愛する人一筋でも許され、かつ血統を受け継ぐ世継ぎもできて、ちゃんと子どもを育てられるというハッピーエンドをもたらさなければならないから。
だから妹である自分は、そんな世界を護るための、ご都合主義を解決する装置として納得しろ、と?
前世では萌えまくった推しカップルの純愛も、こうなってくれば話は違った。
第一王子で次期国王なんだから、王族の義務として子供ぐらい自分で作れよ! 一夫多妻なハーレムだろうが後宮だろうが、義務を果たすというシステムとしてはいいじゃねえか!
そう思ってしまうオクタヴィアは、結果として小説のように兄達と無邪気に仲良くすることもできず、どこか距離のある関係を築くこととなってしまった。そして現在の国王である父も、育ての母である王妃(男)も兄達の関係を祝福している中で、彼女の態度はどうしても悪目立ちしてしまう。
そんな中、世継ぎの件について兄へと水を向けてみたところ、「俺が愛しているのは彼だけだ」「愛する者のいないお前にはわかるまい!」と詰られてしまう。
たとえ相思相愛の人間がいたとしても、それが国の利益になる相手でなかったなら、結婚さえできないのがオクタヴィアの立場だ。それなのに、お前がそれを、面と向かって言うのか、と。
ブチ切れた彼女は、「わたくしだって、愛し合っている方はいますわ?」と口走ってしまう。
もちろん、そんな相手などいない。しかし言わずにはいられなかったのだ。
そうして、二週間後にはその相手を家族へ紹介せざるを得なくなったオクタヴィアは、口裏を合わせてくれそうな適当な男を見繕うべく、奔走を始めるのだが ――

書籍化・コミカライズ済、ダイジェスト化なし。連載中。
小説はフィクションだから楽しめるんだよね、という環境に陥らざるを得なかった元腐女子の空回り気味な奮闘が、何故か周囲からは政治的野心を持って暗躍しているように、裏読みされて勘違いされまくる系。
そして転生のきっかけになった、神様はクズ。自分たちの実験の巻き添えで死んだ彼女へ、このまま死ぬか、きみの記憶から作り出した新しい世界で生き直すか、と二択を突きつけて、その後がどうなるのかを面白がってるらしいロクデナシです。いつかこの神様には一矢報いてほしい。
話が始まってから、オクタヴィアがその存在を再認識した護衛騎士クリフォード(彼以前の護衛騎士は、みな3ヶ月と保たずに男の恋人を作って転属していった)は、いろいろ訳ありっぽいチートキャラなので、ほんとに神様さえも下してくれそうな気配がww
しかしかなり重めの主従契約を結んだにもかかわらず、オクタヴィアは「こんな超優良物件、どうせ今までの護衛と同じように、いずれ男の恋人を作るのよね」と、恋愛的には完全にアウトオブ眼中。
個人的には、イケメンかつ戦闘力超SSランクの騎士、しかも平民上がりでたまに野性的な一面を見せる過去が不明な男が、絶対的な忠誠を誓ってるというシチュエーションに大萌えするんですが。
自分(護衛対象)を守れ、敵は殺さず捕らえろ、あなた(護衛騎士)も無傷でなくてはならない、というある意味無茶で、ある意味この上ない信頼を込められた命令に、ふっと笑ってあっさりうなずいちゃうスーパー騎士が格好良すぎますww
No.1757 (読書)


 人狼への転生、魔王の副官 13巻 二人の姫
2020年01月12日(Sun) 
読書記録:


「外伝17話 氷壁の帝国へ」〜「外伝34話 塩漬けの戦略」を収録。
フリーデらがロルムンドへ留学している部分がメインで、砂漠の巨大魔物退治を経て千塩札(せんえんさつ)のエピソードまでです。
全体的に説明・描写が詳しくなっていることに加え、ミーチャ皇女の誘拐事件エピソードなども増やされており、フリーデとの友情が深まっていることに、より説得力がありましたです。
あと挿絵にあった猟師のカランコフさんが、めっちゃ好みww
なにこの「厳しい環境に揉まれて生活やつれも見えるけれど、でも心の平穏と愛しい家族を得て、幸せそうに微笑むおっさん」vv
絵師さんが変わったとは言え、あのチャラい軽薄イケメン外見だったあの人が、まさかこうなるとは(笑)
本文ほど古傷はないし、ヒゲもせいぜい無精ひげレベルだけど、これはこれで格好良かったです。
単なる「猟師」なのではなく、それなりの影響力も未だ持ち合わせていることが確定したりと、非常にそのあたり想像の幅が広がる書き足しでした。
基本、ヴァイトとフリーデの2視点体制になったおかげか、他者目線での書き足しは……あったかな?
ミーチャ視点が多少あった気はしますが、あからさまにフォントが変わっているページはそんなになかったかと。
特典リーフレットは、アイリアとフリーデの朝のひととき的なSS。ほんとにこの親子はヴァイトのことが大好きだな(笑)
……そしてWEB版はエピローグを含めてあと7話。次が最終巻としても、そうとうに書き下ろしがありそうですね。終盤の偽アソンあたりが、鵺退治レベルで膨らまされることを期待したく。
エピローグ時点でのモヴィちゃん師匠の近況や、パーカーの心境あたりも読んでみたいなあ。
No.1750 (読書)


 逆ハーマジ勘弁にかかわる物語。〜残念ながらリロイは今日もシスコンです。〜
2020年01月04日(Sat) 
読書記録:
■逆ハーマジ勘弁にかかわる物語。〜残念ながらリロイは今日もシスコンです。〜
 https://ncode.syosetu.com/s4842c/

厳しい両親を持つ公爵家の跡取りリロイは、重度のシスコンだった。そんな彼は明るく屈託のない転校生リリカに心を奪われ、これまでの重圧から開放されようとした。しかしその時、ふと思い出したのだ。両親から疎まれ、家と縁を切り庶民の男と結婚した姉の言葉を。
「運命の恋っ!ってはしゃいで心奪われたとしても、自分の責務は忘れないで。仕事はちゃんとして。それだけは肝に命じといてね」
冷静に周囲を見返してみれば、彼女の周囲にいるのは、王太子殿下も含めた生徒会全員と、将来有望とされる男達複数名。その婚約者や許嫁は次世代の国を引っ張る人物やそれを支えて行く人々で、いま取り返しのつかない溝や事件が生じれば、後々の遺恨や厄の種となってしまうだろう。
それなのに現状、婚約者や許嫁を蔑ろにし始める者もいれば、学園祭を間近に控えていると言うのに、彼女の気を引くことにかまけて仕事を放り出している者も多い。
生徒会室に積み上がる書類の山を見ても、誰ひとり気にすらしていなかった。
姉は責務を忘れるなとは言ったが、恋心をバカにしてはいなかった。だからこそ彼女を思う気持ちに蓋はせず、責務を果たそうと決意したリロイだったが、それでも一人でできることには限界があって……

乙ゲー世界の逆ハーから生還した少年と、その周囲を取り巻く群像劇。
短編連作で、ザマアの後に続編の連載が始まっています。ただそちらはかなりの不定期更新なようなので、とりあえずそのひとつ前までを読了。
シリアスとギャグが半々に入り混じった、微妙な世界観です。個人的に従者さん視点の回が楽しいww
あとヒロインは一応転生ヒロインですが、一周回って面白くなる程度に電波。王太子は中途半端に良心残しているだけに、かえって救いようがないクズかと。
……っていうか、この国の王家自体が駄目駄目過ぎる(遠い目)
No.1736 (読書)


 異世界勘違い日和 他7編
2020年01月02日(Thr) 
読書記録:
■異世界勘違い日和
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/84296488/621242024

■異世界転生したけど眷属からの愛が重すぎる
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/84296488/846291178

■転生先は猫でした。
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/84296488/875267822

■魔王と村人A
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/84296488/822207331

■俺のご主人様になれ!
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/84296488/657214638

■転生したので堅物な護衛騎士を調教します。
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/84296488/463186875

■超能力者未来くんのありきたりな日常
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/84296488/193259532

■ヒーローとヴィランと平凡で一般人なはずのおれが
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/84296488/900307678

……うっかり読みふけってしまいました(苦笑)
すべて同じ、「異世界でのおれへの評価がおかしいんだが」の作者さんによる、ほどほどの長さでさっと終わる、完結済BLもの。超能力者〜と某一作(ネタバレ配慮)以外は、転生あるいはトリップ系で、けっこうアレめなR18です。受けあり攻めありリバありルート分岐に特殊性癖も……だしで、苦手な方はマジ注意。
あらすじ読んだ感じ、厳し目の世界観で鬱展開のすれ違い系かなと思った話も、なんというか主役が基本的にお気楽思考かつフラグクラッシャーのハッピーエンドで、そう言う意味では安心して読める感じでした(笑)
No.1733 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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