よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 僕の婚約者がやり過ぎたので婚約破棄したいけどその前に彼女の周りを堕とそうと思います
2019年12月03日(Tue) 
読書記録:
■僕の婚約者がやり過ぎたので婚約破棄したいけどその前に彼女の周りを堕とそうと思います
 https://ncode.syosetu.com/n2984dz/

ある日突然、人が変わったようになった母からは「甘やかして育てたら、将来妻となる聡明な女性を捨てる馬鹿な男になってしまうわ」と、虐待まがいの無茶な教育を強要されるようになり。
8歳で引き合わされたひとつ下の婚約者ルチアーナは、しばらく観察するようにしていたあと、とても嫌そうに席を立っていった。
父からはほとんど関心を向けてもらえず、周囲の家臣や使用人達は、出来の良い兄と引き比べ見下してくる。
誰からも愛されない孤独に押しつぶされそうになっていた皇太子レオナルドは、ふとした偶然から合わせ鏡の悪魔を呼び出してしまう。
「オマエノノゾミヲ ミッツカナエテヤロウ」
悪魔の囁きに、寂しかった子供は素直に飛びついた。
1つ目の願いは、自分を愛してほしい。
2つ目の願いは、ずっと傍にいてほしい。
そして3つ目の願いは……
婚約が成立したあとも、ルチアーナはレオナルドを省みない。表面的には模範的な婚約者を演じながらも、腹違いで王位継承権のない第一王子、宰相や騎士団長の息子らとばかり交流を深めてゆく。子供らしからぬ発想で様々な発明や事業を行い、実家である大公家を富ませているとも言う。
そんな彼女や王妃のことを、レオナルドによってカラと名付けられた悪魔はあざ笑った。
なんでもここは、以前カラもいた異世界という場所で、ゲームだった世界なのだという。
そしてレオナルドは将来、学園に入学し、ヒロインと呼ばれる女の子に出会い、ルチアーナを振ってその子を王妃にするらしい。ルチアーナはヒロインを虐めたり、さらには実家が不正をしていたせいで国家反逆罪となり、処刑されるというストーリーなのだそうだ。
王妃はその異世界からやってきた女の魂に、身体を乗っ取られていた。その女はルチアーナのファンで、将来彼女を振るかもしれない皇太子を憎み、ゲームで感じた憤りをぶつけて溜飲を下げていたのだ。
本当の母は、あの変わってしまったと思った日に死んでいた。あの日から母の体を乗っ取った女が好き勝手にしていただけだった。
そしてルチアーナもまた、幼いうちに ―― あるいは生まれた時からか ―― 異世界人の魂が入り込んでいる、テンセイシャなのだと。
「こいつらが、お前の運命ってのを滅茶苦茶にしてるんだよ。こいつ以外にもこの世界にはいっぱいいるんだ。ヒヒヒ、こいつらみぃんな、可愛いレオの敵だなぁ」
王妃を乗っ取っていた魂を引き剥がして食べた悪魔は、優しくレオナルドを抱きしめてくれる。
その女の魂は、自分が死なない為にやったのだと叫んだ。
テンセイシャであるルチアーナもまた、同じ理由で行動しているのだろう。
ゲームとやらの知識ですべてを決めつけられ、まだ起きてもやろうともしていないことを根拠に嫌悪され、すべてを否定された少年は、心を決める。
だったら自分も、同じ理由で彼らを陥れて良いだろう。だって自分も死にたくないし、平穏な生活を続けたいのだから、と……


悪役令嬢ものアンチな現地主人公のお話。完結済。
バッドエンドや死亡フラグの回避、自分に都合のいい未来を引き寄せることに夢中で、後先考えず周囲が見えていない転生者達に対し、現地人の報復が始まる……的な感じ?
なお悪魔に育てられた皇太子さまは、いろんな意味で倫理観がぶっ壊れています。国の上に立つ者としての義務と責任は理解しているし、視野も広いです。悪魔の力を借りていろいろ裏で画策するものの、基本的に自分に対して攻撃的でない人、有益な人に対してはきちんと手を差し伸べるし、同じくトラウマからぶっ壊れ気味な相手と、深く理解しあって友情を築き上げたりもします。
……相談されたりしたことに対する解決策は、ちょっと倫理的にアレですが。まあ本人達がそれで幸せなら……(ちょっと目を反らし)<ほぼ全キャラ純粋な善人がいない
そして婚約者側視点を読むと、彼女も彼女で同情の余地は多分にあるんですが……これ最適解はどうだったんだろう? 中身が三十路でいきなり8歳の皇太子と引き合わされて、子供の相手がうまくできずにその兄と話が弾んじゃったのは、まあしょうがないですし。元日本人の倫理観として、政略結婚と公的な愛人が普通という、貴族の価値観についていけなかったのも判る。
ただ、やはり子供である他の攻略対象者達とは交流を深められてた(しかも「ショタに目覚めそう」とか言ってた)んだから、やっぱり皇太子との初対面で「今から自分で教育するの面倒」とか見限らずに、ちゃんと向き合って協力しながら、恋はできなくても妥協案を探せば良かったんじゃないかな……?
それか事業が軌道に乗った段階で、全力で貴族を辞める方向に努力をするべきだったか。
「この国の貴族って倫理的におかしい」とか文句をつけるのに、その特権を手放すことは考えもしない。さりとて貴族としての義務は果たしたくない。「慈善事業なんてその場しのぎの偽善でしょ。もっと根本的なところから制度改革しなきゃ駄目なのにww」と、自分は何もしないくせに、数十年計画で地道に努力を開始しているヒロインを鼻で嗤う。
……幼い頃から勉強ができて、娯楽がないから家の蔵書を片っ端から読んだとかいう割に、ゲームで触れられていないこの世界の常識とか基礎知識がごっそり抜けてるあたり、本当に娯楽として流し読んでただけで、興味なかったり理解できない情報は右から左だったのかなあとか。皇太子から何度、ヒロインとはそんな関係じゃないって言われても信じないで、ゲームの強制力が……とか言ってるあたりでさすがに愛想が尽きますが(苦笑)
あとは「嘘は言わないけれど、本当のことも言わない」という悪魔のカラさんが、ちょいちょい不安を煽ってきてハラハラしましたけど、読後感はけして悪くない……と言うより切なかった(泣)
結局、カラが一番純愛だったのかもしれないです。
注意点としては、R15タグがしっかりお仕事してました。表現はさらっとですが、BL要素・GL要素、虐待や暴力行為や近親あれこれが含まれていて、けっこうエグい世界観です。それと誤字脱字変換ミスではすまないレベルで日本語がおかしいところが散見されるのも、読む人は選ぶ感じかと。
No.1656 (読書)


 魔導具師ダリヤはうつむかない
2019年11月25日(Mon) 
読書記録:
■魔導具師ダリヤはうつむかない 〜239.魔導具師の懇願と付与の授業
 https://ncode.syosetu.com/n7787eq/

辛い仕事も必死にこなし、周囲に合わせて合わせて、最終的には一人ぼっちで机に突っ伏し過労死したOL。気がつけば魔法のある世界へ生まれ変わっていた彼女は、ダリヤ=ロセッティとして父のもとで魔導具師の修行を積み、父の勧めで兄弟子と婚約していた。良き妻になろうと、婚約者の求めるままに低い靴を履き、地味な服装をし、髪も暗く染め、外食を控え……そうして父が死んだ一年後、結婚を翌日に控えた新居で、婚約者から告げられた。
「すまない、ダリヤ。婚約を破棄させてほしい」「俺は……真実の愛をみつけたんだ」と。
現世でも今世でもずっと下を向いて、周囲に合わせてばかりだった結果が、過労死と浮気による婚約破棄。そんな現実を突きつけられた彼女は、心に決めた。もううつむくのはやめる。大好きな魔導具師の仕事をやりながら、行きたいところへ行き、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲もう。そしてできる限り、生きたいように生きよう、と。
元婚約者からは、彼の実家である商会との取り引きを断られた。しかし若くして斬新な発明品を複数公開しているダリヤを、友人達や商業ギルド幹部らは高く買ってくれた。彼らを保証人として新たに『ロセッティ商会』を立ち上げた彼女は、髪を鮮やかな赤へと戻し、化粧と衣服を整え、背筋を伸ばして立つこととする。
とは言え、いきなり生活が一変したことで、ストレスは溜まった。婚約破棄の噂は尾鰭をつけてあちこちへ広まり、悪意に満ちた陰口なども耳に入ってくる。そこで気分転換にと、ダリヤは素材採取へ出かけた。女性が森で一人歩きするのは危険なため、男装して王都を出た彼女は、街道の途中でいきなり血まみれの男と遭遇する。
鎧はボロボロ、あちこち傷だらけで、頭からかぶった魔物の血により顔立ちすらよく判らなくなっていた彼は、騎士団の魔物討伐部隊に所属する下位貴族の末っ子、ヴォルフレードだと名乗った。なんでも遠征して魔物と戦っている最中ワイバーンにさらわれ、どうにか倒したあとは二日間飲まず食わずで森を彷徨い、どうにかここまで戻ってきたのだと言う。
この世界、多数、あるいは大型の魔物は、災害のようなものだった。通常は冒険者が対処し、冒険者ギルド経由で、市場に肉や皮、骨などが素材として出回る。しかし魔物の数があまりに多くなったり、強い個体や大型の魔物が現れると、魔物討伐部隊が倒しに向かう。魔物討伐部隊とはいわば、日本における自衛隊のようなものなのだ。
常に危険な任務にその身を晒し、命懸けで国民を守ってくれている彼らへのお礼になればと、ダリヤは高額なポーションを渡し、身体を洗える川まで馬車に乗せ、食事を振る舞った。そうして傷が治ってもまだ目が霞んでいるという彼を、王都まで送り届ける。
道中での会話は、ひどく楽しかった。貴族らしからぬ気さくさで、魔物について詳しく、また魔剣が大好きだという彼との会話は、いくら時間があっても足りないと思えるほどだった。
しかし貴族で男性である彼と、庶民の女である自分。しかも自衛のためとは言え名と性別を偽って騙してしまった以上、この縁はここまでにするべきだろう。そう思い、本名も住所も告げぬまま城門で別れたのだが……


書籍化・コミカライズ(同時2本)済、ダイジェスト化なし、連載中。
異世界転生した、物作りのためなら時に暴走しまくる職人気質な女性と、見た目は超絶美形だけど中身がワンコな青年騎士との、果てしなく恋愛要素が薄い友情(?)物語。
婚約者にモラハラされまくった挙げ句、婚約破棄後もいろいろやらかされたことで、ダリヤは「私、もう恋愛する気になれないんですよ」。
そしてヴォルフは魅了の魔眼持ちではないかと疑われるほどの美形で、恋愛関係で友情が破綻することほぼ恒例(友人の恋人・婚約者・姉妹に一方的に言い寄られた挙げ句、断ったら断ったで「彼の方から強引に口説かれた!」と罪を着せられたりとか)。深窓のご令嬢と呼ばれる生き物には一服盛られるわ、見知らぬ女に兵舎の窓(※3階)へ夜這いをかけられるわ。それどころかフード付きマントなしだと、逆ナン&連れの男に因縁つけられまくりでまともに道も歩けないという、もはや呪いレベルな容姿のおかげで「俺も、恋愛が面倒でその気がない」という女性を通り越して人間不信状態。
「初めて普通に話せる女性の友達ができたよ……」とぐったりしている様子は、もはや同情するしかありません(^^;;
しかもヴォルフは家庭環境方面もかなりアレなので、もはやどっぷりダリヤに依存状態といっても過言ではないです。しかしお互いにあくまで「お友達で」というのがこだわりどころと言うか、そうだからこそ仲良くできている状態なんですよね。
お互いに遠慮なく言い合い、貴族のマナーなどどこ吹く風で、屋台巡りをしたり下町食材で御飯作ってエールで乾杯したりしてます。
……なんだかんだで周囲は、貴族と庶民で身分違いだから、ダリヤが魔道具師としての功績を上げて、名誉男爵に叙爵されるまで待ってるんだろうなあと、生暖かく見守ってるんですが<もはや恋人や新婚を通り越して熟年夫婦状態
魔物討伐部隊の任務が過酷すぎたり(吹っ飛んだ手足を魔法で生やすのに慣れきってる)、貴族&商会関係の腹芸怖い(汗)とか、いろいろ洒落にならないシビアな面もあるのですけれど、基本的には読んでいてニヤニヤと笑いが止まらなかったです。
開発関係も、何もかもが前世知識であっさりうまくいくのではなく、試行錯誤と研究を繰り返すし、ご飯本当に美味しそうに食べるし。
あとダリヤのおかげで、長年こじれていた人間関係が ―― 胃薬込みではあるものの ―― あちこちで改善されていくのが本当に良いです。
やっぱりみんな幸せが良いと思うのですよ(しみじみ)
最新話に近づくにつれて追いつくのがもったいなくて、最初の方を読み返したりとかしたのは久しぶりです。そして現在二周目に突入中(笑)
コミカライズの方も、絵が綺麗で大胆なアレンジが面白い方と、控えめだけど原作に忠実な方と二種類あって、なかなか面白げです。
No.1628 (読書)


 かつて聖女と呼ばれた魔女は、
2019年11月20日(Wed) 
読書記録:
■かつて聖女と呼ばれた魔女は、
 https://ncode.syosetu.com/n0040dz/

敗戦寸前の戦争で勝つために、儀式によって強大な魔力を得た結果、不老不死になってしまった魔女アストレイア。
歳を取らず傷を負ってもすぐに癒え、人々が老いていく中でも変わらぬ彼女は、徐々に身近な人々から恐れられるようになっていった。それを疎んだ彼女は一人姿を消し、森の中で暮らすようになって、はや四百年。
彼女の名は『救国の聖女』として今でも国中で讃えられている。しかし彼女にとってはもはや他人事のようなものだ。
既に食事を摂ることすら止め、町に出るのは衣服などどうしても自分で作れないものを購入する時のみとなっている。そんな彼女は、久しぶりの買い出しの帰り、一人の青年と馬を助けた。滑落事故を起こし瀕死の状態であった彼らをなんとか治療し、二度と来るなと言い捨て追い払ったはずが、しかし数日後に現れた彼は笑顔とともに、とてもよい匂いのする食事を差し出してきて ――

400年引き籠もりっぱなしで世間知らずになっちゃった、元聖女の女魔法使いと、爽やかで誠実だけど、ちょっと一癖ある青年騎士のジレジレ恋愛もの。書籍化・完結済。ダイジェスト化なし。
戦で住んでいた村を失い、自分のような思いをする人がこれ以上増えないようにと自ら戦場や命懸けの儀式へ臨んだり、死にかけてる青年、森の中で足をくじいてる老女などを見捨てられなかったりと、アストレイアさんなんだかんだですごくお人好し。
なお彼女の回復魔法は、傷を治すのではなく、不死の身体の自分に移すというだけなので、当然痛いし魔力削られまくるしで、ほんとに自己犠牲の人ですよ。
これイオス(青年)の不屈の強引さがなければ、幸せにはなれなかっただろうなと。
400年後の価値観からすると、男女七歳にして席を同じゅうせず、みたいな古い恋愛価値観を持つアストレイア相手に苦労してるけど、まあそこらへんはドンマイ(笑)
No.1615 (読書)


 領民0人スタートの辺境領主様 3巻 家族の絆
2019年11月17日(Sun) 
読書記録:


今回もまるっと一冊で「第四章 家族」でした。
ディアーネとの戦が終わって、クラウスの結婚とディアスがかつて面倒見ていた子供達および行方不明になっていたおじさんとの再会。アルナーの問題兄の登場から、ウィンドドラゴンとの戦闘。そして各地に広がっていく余波と謎のメーア(?)からサンジーバニーの入手まで。
エリーとジュウハ、アルナー兄という新キャラのビジュアルも明らかになりました。エリーさんはあれか、金髪のミッ●・マン●ローブさん的なww
ジュウハもかなり濃い感じですが、なんだかんだで戦争中はディアスのためにタダ働きしてくれたんだから、良い人ではあるんだろうなあ……むしろこの人がいたからこそ、ディアス隊は崩壊しなかったんじゃないかとか<一人ぐらいは頭脳派がいてくれないと
しかしディアスさん、20年戦場にいたってことは、戦争に出たの15歳の時ですよね。それで面倒見てた子達に「父さん」って呼ばれてるって、当時からどんだけ老けてたんだ(笑)

加筆修正はちょこちょこありましたが、一番目立つのはウィンドドラゴンがガラスみたいな透明から、ごつい紫色のビジュアルに変化したことですかね。まあこれはweb版の方も、今では書き直されているようですが。
あと巻末の書き下ろし短編は、口絵の光景を元にして書かれた、みんなで湖ピクニック。
初版限定リーフレットは、お土産に貰ったドレスでアルナーが王国風に着飾って見せるものでした。
うん、ほのぼのしたvv

そして4巻が発行されるのは、とりあえず確定したそうで。お布施の甲斐があったと胸を撫で下ろしつつ、しかしweb版のストックがほとんどないことが心配になったりも。
なろうやアルファポリス系は、書籍化すると一気に更新スピードが落ちたり、あの話とかこの話とかみたいに、数話UPされてはあっという間に引き下げとかがよくあって非常に心配です。
……アース・スターさんはダイジェスト化の心配こそないものの、ストック少ない話は今後が心配になるなあ。
もう完結していたり、それが近い作品だと、書籍化も安心して追っていけるんですけどね。
No.1608 (読書)


 お弁当売りは聖女様! 〜異世界娘のあったかレシピ〜
2019年11月15日(Fri) 
読書記録:
■お弁当売りは聖女様! 〜異世界娘のあったかレシピ〜 第71話 ハッピーエンドに向かうために
 https://ncode.syosetu.com/n8472ex/

異世界召喚系でメシウマ系。明るく前向きでフラグクラッシャーな女主人公が、リアルチートで後ろ向きな変人魔術師を胃袋から落としていくお話、かな。いつの間にか魔術師(意外と面倒見が良い)のほうが、よっぽど振り回される側になっているのがお約束★
書籍化・コミカライズ済、ダイジェスト化なし。

ちょうど第二部が終了した良いタイミングで、最新話に追いつけました。
召喚主の力不足? のおかげで森の中に放り出された主人公は、召喚慣れ(笑)した両親の薫陶や下準備もあって、とりあえず生活基盤を確立することを優先。そこでありがちな冒険者にーとかじゃなく、お弁当の露天販売始めちゃうってあたりが平和です。
……まあ、身元不明の人間がなんか変な事やってるって言うんで、あっさり上層部から目を付けられて不審者じゃないかと調査は受けてたんですが。本人言われるまで気付いてないし、バラされてもそりゃ確かに不審者ですよねーで済ませていて、こんな間抜けな間者、俺(次期国王の側近)ならいらないとか評価されちゃってるので結果オーライww
とにかく主役サイドは明るくお気楽なので、ノンストレスで読めました。
第二部で登場する別の召喚者さんとそのパーティーメンバーは、洒落じゃなくひどい目に合ってると言うか、ろくでもない国に使い潰される拉致系召喚だったんですが……それでも未来に希望が残ったのは主人公のおかげですね。
……っていうかそちらの勇者さんは、本当に間に合う勢いで間に合う場所に「帰って」来るかもしれない……なんだかんだで有言実行かつ、茶目っ気も持ってそうなお人だったからなあ(笑)
No.1606 (読書)


 脇役艦長の異世界航海記 エンヴィランの海賊騎士 3巻
2019年11月12日(Tue) 
読書記録:


これにてシリーズ完結。この作者さんは、程よい所でちゃんと話を終わらせて下さるところに安心感がありますね。
今回は「第11章 士の道」〜「第15章 流星の帰還」までを収録し、さらに巻末に25ページほどの書き下ろし「最高の名脇役」が収録されていました。あと本文内にも加筆修正が多く、特に今回は仮想空間で並列思考してる七海のやりとりが非常にたくさんありました。そこで語られてゆく、軍事用AIたる彼女の葛藤や変化がたまりません。
そしてそのやりとりやら巻末書き下ろしのおかげで、web版ではいささか言葉足らずだった感も否めなかったラストが、非常に理解しやすいものになっていました。
特に嬉しかったのが、初回特典リーフレットのSS。
ポイントセールを待つために注文が遅れたので、もし初版じゃなかったらどうしようとドキドキしていたんですよ。読み逃さなくて本当に良かったです!<ラストシーンで艦長がいた世界は本当に元の世界だったのかとか、戻ったは良いけどトラブルはなかったのかとかが判ります
あと今回は、挿絵のクォリティも高かった。
枚数こそ少ないものの、小物のデザインとかも大幅UPしてましたし。表紙で艦長が着けてる眼帯だけでも、そのあたりは察せられるかと。
っていうかもうね、バフニスク艦隊との戦闘終盤での艦長の笑顔と、七海の泣き顔。これを連続(※見開きではない)ページで見た時には、のちの展開知ってるのに、なーみーだーがーーー( T ^ T )

……それにしても艦長さん、グラハルドの船長帽さらっと回収してるけど、『乗り継ぎ』ついでにいったい何やらかしてきたんですかあなたww

狩真さんとニドネさんがなんか良い雰囲気? というのも気になったりと、これは書籍版買ったほうが絶対にすっきりすると思いました。
No.1598 (読書)


 祝 定年退職? 10歳からの異世界生活
2019年10月30日(Wed) 
読書記録:
■祝 定年退職? 10歳からの異世界生活 〜103対策
 https://ncode.syosetu.com/n4197fb/

定年までひとつの会社で勤め上げた実直なサラリーマン(60歳)が、最後の勤務の帰りに電車に乗っていたら事故(?)に遭い、気が付いたら見知らぬ森の中へ。
しかも何故か若返って子供(本人推定10歳、周囲からは5〜7歳ぐらいの認識)の姿に。
ゲーム知識なんて欠片もない、戦闘なんてもっての外なお人好しサラリーマン。突然現れたイノシシっぽい生き物にすくんでいるところを、魔法を使う厳つい冒険者バルトに助けられて……

若返り系異世界トリップ。チートアイテム(なんか謎機能がついてしまった腕時計)で無自覚にやらかす系。連載中。
めっちゃいい人、かつ子供好きなのに、厳つい外見で子供に怖がられるバルトさん(26歳)を、怖がりもせずにきちんとお礼を言って、子供らしからぬ礼儀正しさで接した(精神年齢60歳)ことからおおいに気に入られ……というか、ほとんど小動物扱いで町へ同行 → そのまま同居する流れに。
その後も着ていた服(サラリーマンスーツ)を、大型服飾店のエライさんに見咎められて貸し出し → 再現できた技術の分、かなりのロイヤリティをもらうことになったりとか、のんびり安泰な感じで進んでいってます。
ただやっぱり誰からも好かれる訳ではなくて、バルトさんの幼馴染とか、バルトさんに片思いしてる女性とかからは「息子のように可愛がられてるのをいいことに、家にまで上がり込んで、べったりくっついて離れない厚かましい子供」とか言われてます。
正直、幼馴染はともかく女性の方にはちょっとムカつきましたね……あんた初対面時に主役(見た目子供)から心情を気遣われて、事情の説明までされてんじゃん。なのにそれガン無視して、バルトが変わっていく(子供相手に笑顔を向けてる)のに焦燥感を抱くとか、単に自分の理想像を押し付けてるだけじゃね、と。
そのあたりに今後フォローが入るかどうかが気になりどころですね。
No.1565 (読書)


 巻き込まれ召喚された賢者は追放メンツでパーティー組んで旅をする。
2019年10月22日(Tue) 
読書記録:
■巻き込まれ召喚された賢者は追放メンツでパーティー組んで旅をする。
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/484323767/496224178

いつも通りの朝、バスに乗って学校へ行こうとしていた普通の女子高生 聖 光留(ひじり ひかる)は、突然異世界へと召喚されていた。隣に立っていた、他校の制服を着た可愛らしい少女と共に。
……そしてまあいろいろと失礼なことも言われたが、要約すると「喪女はいらん」とのことで。お金の価値も常識も判らない異世界の町へと、数枚の貨幣を持たされただけで放り出された。
一緒に召喚された美少女? 「ようこそ聖女よ!」の言葉とともに一瞬で連れて行かれて、顔もろくに見ていませんが。そして元の世界に帰すのも無理だそうです。
さてどうしてくれようか。テンプレ通りザマアを目指すにしても、まずは生きていくのが第一だ。
そう考えた彼女は、ガタイの良い大人の男は怖かったので、たまたま通りかかった線の細い少年に話しかけた。
「あの、この町(世界)って冒険者ギルドありますか?」
偶然にもその少年 ―― ケントは、まさに冒険者を目指して田舎から出てきたところであった。
しかも勇者パーティーの剣士と同じ村の出身かつ幼馴染でありながら、ステータスの職業欄が「無職」であったために、村の恥だと放逐された結果の冒険者志願であるらしい。
さらに言うなら、彼の第一職業は「無職」であったが、判定が出た後に努力を重ねた結果、既に勇者の職業「剣豪」をも上回る剣士系最強職「剣神」などを含む第四職業まで得ており、それに付随して様々な能力(スキル)も持っているという。しかし誰もそれを信じてはくれず、教会に証明書を発行してもらう金もなかったため、どうしようもなかったのだと。
そんなケントが自身の能力で鑑定した結果、ヒカルの職業は「賢者」だった。魔術師、治療師の上級職であり、後衛職のエキスパートと言える、ほとんどおとぎ話の中の職業らしい。
共に勇者パーティーに含みを持ち、そして「無職(やくたたず)」「異世界人(せけんしらず)」という事情から他の冒険者達にもまともに相手してもらえない二人は、自然とパーティーを組むこととなった。
そして嘲笑ばかりが投げつけられる冒険者ギルドの中で、そんな二人に声をかけてきたのは、すらりと細身で背の高い、スライムを連れた男性で。途端にケントや周囲の表情が驚愕に染まる。
「魔物使いのイマル!?」
「ああ、昨日までは確かに勇者パーティーに所属するテイマーだったが、私は聖女をお迎えするには力不足と言われてな。――勇者パーティーは昨日付けで脱退させられたのだ。……良ければ君達のパーティーに入れて貰えないか?」
絶句する一同をよそに、さらにもうひとり、今度はゴージャスな美人が現れる。
「あらあら、それでは私にも一枚噛ませてくださいな♪」
勇者パーティーの魔術師の、婚約者である伯爵令嬢マリーであった。
「聖女様のお供をすれば、私が嫉妬に狂って嫌がらせをするからと、婚約破棄を言い渡されましたの」
しかも、そんな訳の分からぬこじつけで婚約破棄されるなど家の恥だと、伯爵家からも勘当された身だという。
えええええ、勇者パーティーって……と呆れ返るヒカルだったが、一流のベテラン冒険者であるイマルと、冒険者としては初心者だが元は人の上に立つ貴族で、かつ勇者パーティーの一員の婚約者としてふさわしくあるべく勉強と鍛錬を重ねてきたマリーによって、事態はさくさくと進み ―― 彼らは四人でパーティーを組むこととなった。
第一職業「賢者」、第二職業「聖女」の、巻き込まれ召喚で追放された異世界人。
鑑定で無職判定され村を追放された、剣神の少年。
実力不足だからと勇者パーティーを追放された、「死角無し(パーフェクター)」の二つ名持ちテイマー。
悪役令嬢として婚約破棄からの実家追放を受けた、魔法とハルバードを使いこなす元貴族女性。
彼ら追放メンツはそれぞれの事情からザマアを目指し、パーティー「銀の剣」として冒険者活動を開始する ――


巻き込まれ召喚から、目指すはザマアな異世界もの。本編・外伝・番外編ともに完結済。
悪役令嬢・パーティー追放・無職チートのタグも入っている、パーティー面子それぞれみんなが主役でおかしくない事情持ちの、盛り沢山なお話です(笑)
しかしチートとは言え、努力は必要で。最初にベテラン冒険者であるイマルさんに加入してもらえたのがもっけの幸運。彼の超スパルタな詰め込み教育に、脱落せず必死についていくヒカル他2名はすごいです。
特にヒカルはまず、一日中徒歩で旅をできる体力をつけるところからだし、生き物を殺すことへの忌避感を乗り越えるのにも一苦労。だって当たり前の女子高生ですもん。
途中でたまに挟まるもう一方の「聖女」さんは、そのあたりかなり優遇されていると言うか、召喚(と書いて拉致と読む)をした国から、かなり偏った一方的な情報しか与えられないまま、移動には上等な馬車使って、戦闘には参加しないでイケメンメンバーにちやほやされつつ……それでもやっぱり、血まみれになって平気でゴブリンとか殺す勇者達を見て、自分は間違った道を選んだのでは……とガクブルしていたりします。
途中でイマルさんの予想外な背景(過去)が明らかになったり、その結果からザマアの方法がどんどん大事になっていったりも。
あとこれ恋愛タグも入れといたほうが良かったんじゃないですかね。あ、逆ハーにはなりません。どちらかと言うと溺愛系です、うん。でもスパルタww
それとちょっと気になったんですが、この世界の暦って、1ヶ月が4週間で、1年が8ヶ月設定なんですよね。ってことは1年が224日で、365日のおおよそ61%。
……だったら26歳のイマルさんって、地球年齢だと16歳ぐらいってことになりませんか?<1日24時間、1週間が7日なのは同じ
でもヒカルの鑑定結果は17歳のままだし……なんで暦をわざわざ8ヶ月にしたのやら……
No.1548 (読書)


 優しい退魔士 山田
2019年10月16日(Wed) 
読書記録:
■優しい退魔士 山田
 https://ncode.syosetu.com/n2293bb/

教育学部の大学生で、コンビニでバイトをしている青年 山田大明。“能力者互助会”に所属する退魔師である彼と、バイトの後輩でダンスが趣味の今どき女子高生 藤川麗奈との、生真面目鈍感+意地っ張りの恋物語……になるのかな? 完結済です。
山田さんはもともと、「ザコ≧勇者 ザコにはザコの闘い方」という、神さま召喚な異世界トリップ系のお話の登場人物で、現代日本でほとんど友人がいなかったそちらの主人公の、唯一と言ってもいいぐらいの理解者であり、頼れる先輩。
そちらの幕間とか、主人公が日本と異世界を行き来できるようになってからのあれこれで人気が出た結果、スピンオフとして独立した話を書かれたっぽいです。
こちらは完全に日本が舞台の、和風現代ファンタジー。
本編の方は日本部分をちら読みしたぐらいの私ですが、それでも問題なくこちらを読めたと思います。
ようは「高校時代の後輩がいる」「後輩は異世界に行っていて、地球とも行き来ができる」「後輩は北欧神話のロキ神を始めとして、神さまや竜とかとも交流がある」「後輩にもらった竜の鱗をつけた携帯を使えば、異世界の後輩と電話やメールのやりとりができる」という点が判っていれば充分かと。

とりあえず山田さん真面目すぎと言うか、あまりにも人間ができすぎていて、なんというかもうww
ヒロイン麗奈ちゃんはちょっと好みが分かれそうですね……正直時々イラッとさせられることもあるのは、私がもう歳だからなのか ┐(´〜`;)┌
あとあらすじにいる「使えない使い魔」は本気で使えないと言うか、あまりいる意味なかったです(苦笑)
No.1532 (読書)


 死因大乱闘
2019年10月15日(Tue) 
読書記録:
■死因大乱闘(webマンガ)
 https://www.pixiv.net/user/15825930/series/61941

「不憫な青年とその命の取り合いをするオールスターの話」のタイトルで、4Pずつツイッター連載されてたwebマンガ。
死霊の塊のプレゼンあたりから追っかけてました。完結してまとめられたのでメモ。
猟奇表現ありの、かなりブラックな展開ですが、独特の雰囲気が好き。
最初はギャグだと思ったら一気に重い展開になって、でも最後は……本当に不憫な青年が不憫なんだけど、だけどそれでも……というのがなんというか。
「手が滑った」で、なんかもう泣きそうになりました。
これ本当に長期化して、最後は結局老衰で……ってなったら、誰のものにもならないのかな?
それもひとつの? みたいな感じです。
彼はきっと死ぬまで一人のまま、でも本当の意味で一人にはならないのでしょうね……
No.1529 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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