よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 霊感動物探偵社 7巻
2019年09月18日(Wed) 
読書記録:
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霊感動物探偵社(7) (LGAコミックス) [ 山内規子 ]
価格:749円(税込、送料無料) (2019/9/18時点)



「夜の訪問者」ひたすらしくしく泣くだけの、垂れ耳うさぎ連れ女子高生。
「わすれもの」落とし物を拾ってくれたり、迷った子供を案内してくれる、のっぺらぼうの男の子。
「一瞬の世界」毎日笑顔で犬の散歩を続ける、一ヶ月前に事故死した少女。
「優しい人」友人が転落死する原因となった逃亡シマリスを、保護しようと懸命になる大学生。
「ブルー・フラワー」ポストの脇に立ち続ける小学生の幽霊と、それに寄り添うシャム猫。彼等が恐れているのは……
「懐かしの風景」突如町中に現れた乳牛と、それに執着する幼女の幽霊。
「わけありの迷子」事件に追われてデートもままならない里見の恋人が拾ったのは、怒り顔の青年が取り憑いたトイプードルの子供で。
「白日の夢」なんとか三匹を置いて、デートに出かけた立夏と高倉。動物関連施設はないと確認した遊園地で楽しんでいた二人だったが、立夏がポニー乗り場を見つけてしまい……

積読になってた一冊を、「彼女と犬の恋愛事件」が刊行されると知って、なんか山内さん読み返したい週間になり、既読と合わせて読了。270P超で8作収録と、今回もボリュームたっぷりでした。
っていうか、久々に読んだせいで、里見さんの恋人さんが思い出せなかった(苦笑)
今回は全編通じて高倉さんが超良い人っていうか、有能っていうか。
立夏の巻き込まれ体質をすっかり受け入れて万全にサポートしつつ、川に落ちれば速攻飛び込んで助けるし、ちゃんと二人きりデートも画策したりと頑張ってます。相変わらず、手を繋ぐのがやっとのようですがww ※アラサー男性と女子大生
あ、ずーーーーっと気になっていた3匹の年齢については、どうやら深く考えなくていいと、描き下ろしページで語られていました。
「アタシらは立夏が生きてる限り生きる!!(BYルリ)」とのことです(笑)
そして「彼女と犬の〜」の方、表題タイトル分は以前別のレーベルから出たやつ持ってるんですけど、表題作他2作品とやらが、既読なのか未読なのか気になる……

追記:
あ、フリマサイトで出品されてる画像で裏表紙見たら、「天国に近いブルー」と「波の声」というタイトルみたいですね<他2作品
カット絵からしてダイビングものっぽい……ああうんやっぱり未読作だ……どうしようかなあ……(悩)
No.1470 (読書)


 引き籠り錬金術師は引き籠れない―何だか街が発展してるみたいだけど家でのんびりさせて下さい―
2019年09月08日(Sun) 
読書記録:
■引き籠り錬金術師は引き籠れない―何だか街が発展してるみたいだけど家でのんびりさせて下さい― 〜169余り良く覚えていない人に会う錬金術師
 https://ncode.syosetu.com/n0427fk/

魔法ありの世界で、母親の英才教育を受けて育った女錬金術師セレス。
調合や魔法道具の作成はお手の物だし、その素材となる強大な魔獣を狩りに行くことだって苦にならない。
そんな彼女には、致命的な欠陥があった。それは壊滅的なまでにコミュ障なこと。
人の視線が怖い。面と向かって話すことができない。故に道具や素材の買い付けも出来ないし、作ったものを自力で売りに出す事も出来ない。そもそも日常に必要な物も買いに行けずに引き籠もっていた彼女に、ついに母親は切れた。
いきなり寝込みを襲われた彼女は、わずかな荷物とともに見知らぬ山中に放り出されてしまう。残されていた手紙には、「私はお前の家政婦じゃない。これからは自力で稼いで自力で生きていく様に」とあった。
仕方なく最寄りの街へとたどり着いた彼女は、なんとか門番とのやり取りをクリアし中へ入ることができたものの、泊まるべき宿の店主との交渉ができず、客でいっぱいの食堂に近づくこともできず、恐怖と空腹で路地裏にしゃがみこんでしまう。
と、そんな彼女にかけられたのは、ひどく懐かしい声で ――


現地主人公の異世界FT。勘違い系。連載中。
毎回一話の前半が主人公視点で、後半が他者視点。後半が誰になるかはその時その時で異なってます。
視線恐怖症で、何かあるとすぐに言葉が出なくなるし泣きそうになる。恐怖が頂点に達すると、周囲から意識をそらして内面に逃げ籠もるが故に、時に人の話が耳に入っていない気弱な主人公ですが、何故か周囲から誤解を受けまくり。

おどおどと上目遣いで様子をうかがう → 人を殺しそうな目つきで睨んでいる
泣くのをこらえている → 軋むほど奥歯を噛み締めた悔しげな様子
誰もが怖くて常に及び腰 → 殺気をまとい戦闘態勢を崩さない

といった具合に曲解されまくるため、周囲との齟齬は深まるばかり。まあ天才特有の、ちょっと……かなりぶっ飛んでいるせいなところもあるんですが。
セレス自身は「引き籠もって誰とも会わず平穏に暮らしたい」としか考えていないのに、その錬金術の桁外れな優秀さと独特の雰囲気と言葉足らずな態度から、周囲は深読みしまくったあげく、領地同士の駆け引きどころか、国同士のやり取りにまで発展していっているのに……本人だけが気がついていない(苦笑)
実際には唯一、偶然 ―― か、母親の心遣いかは謎ですが ―― 最初に再会できた、元幼馴染こと食堂の若き女主人ライナが、彼女の精神状態や言いたいことを汲み取ってくれるため、どうにか住む場所と仕事を斡旋してくれる先(ギルド的な役割を果たしている街の酒場)を得ることができているという状態です。
そして第一村人だった門番さんことリュナドさんも、慎重かつ実直な性格だったことが災いして、体育会系な兵士にしては穏やかな対応をした結果、「この人なら、怖くないかもしれない」とセレスに一方的に懐かれ → 上司領主から「街の発展には欠かせないけれど、問題児の錬金術師担当」を任命されてしまい、基本的にはその3人で動くことに。
とは言えリュナドさんはまだまだセレスを「怒らせたらまじヤバイ奴」と認識しており、ライナからいくら説明されても信じられない様子。でもセレスは「門番さんはこんな私を気遣ってくれる、本当にいい人。いつも助けられてばかり」とすれ違いまくり。
彼は生来お腹が弱いらしいと思い込んだセレス謹製、効き過ぎて怖い胃薬をお供に日々を過ごしておりますww
さらに街の近くに隠れ住んでいた強大な精霊をセレスが下したところ、その精霊が街へ出没するようになり、それにも懐かれたリュナドさん。セレスからもらった魔法道具の槍やら靴やらと相まって、「爆砕の錬金術師と肩を並べる、街の守護者たる閃槍の精霊使い」とか二つ名がついちゃったりして。人が苦手なセレスの盾となり、うるさい有象無象(他所の領主とか他国の王族とか)を対応するはめになって、さらにストレスマッハ(苦笑)
……いやリュナドさんは本当に超絶いい人で、しかも本人無自覚に超有能で、二つ名(笑)とかついても奢らず実直に、街の兵士としての本分を忘れず努力を怠らない、領主をして「理想の兵士」と言わしめるぐらいのすごい人なんですが。
もうね、隠れ有能キャラ好き心を撃ち抜かれておりますよvv
むしろ本当に闇が深いのは、食堂の女主人ことライナさんかもしれない(汗)
彼女、自分でもあまり幼い頃のことは覚えてないらしいのですが、なんであんなにセレスのことを無条件に理解し受け入れられるのか……そうして彼女を守りながらも、タダ働きはしないと領主に色々ふっかけたりできるのか……ライナ以外がセレスから離れる理由となった、その時の事件の詳細が気になるところです。
No.1443 (読書)


 召喚された勇者は前世のクラスメート!?
2019年08月27日(Tue) 
読書記録:
■召喚された勇者は前世のクラスメート!?
 https://ncode.syosetu.com/n0383bz/

前世の記憶を持って異世界転生した、元男子高校生ユアン・トーレス。
チート補正などまったくなく、魔力は人並みだし、詠唱が日本語だとかいうご都合主義もなく、剣術の才能があるわけでもステータスが見えるでもなかった彼は、三歳でそれを悟ってからひたすら努力した。
基礎を大事に、魔法はレベルの低いものを使いこなすところから。剣術はまず体作りから。誉められても調子には乗らず、自重を心がけ、こつこつ頑張った結果……庶民ながら学園に入学することができた。
天才ではないがゆえに、魔術も剣術も良くて4位に入るかどうか。魔力量など平均より少ないぐらい。勉学だって、幼少時代から家庭教師を付けていた才能のある貴族にも負ける。
それでも全てを努力でカバーし、総合ではそれなりの成績を残すことができた。
そうして騎士団へ入り ―― 数年後、ユアンが十五歳になった頃、魔王が現れた。戦争は悲惨で、多くの犠牲者が出た。騎士団長が戦死し、副団長が繰り上がる。そうしてユアンは空いた副団長のポストへと抜擢された。
それから二年。国は魔王を倒すため、ついに勇者召喚の儀式を行う。
副団長としてその場に立ち会った彼は、驚いた。魔法陣から現れたのは、すでに記憶も遠くなっていた、転生前の元クラスメート達で ――

召喚勇者を影から見守り、いろいろフォローする転生者のお話。中編完結済でさらっと読めます。
勇者は厨二病こじらせたクズ。テンプレで巻き込まれ召喚されたクール系イケメンは、自分で帰る方法を探すと城を出ようとしたところに追いついて、さくっと日本に送り返してあげたりとか。
自分は平凡だと言い張ってるくせに、ユアンめっさ有能です。
勇者が考えなしに奴隷娘助けてハーレム要員にして悦に入ってる裏で、奴隷商に頭下げて代金払って示談で収めてたり。エルフを賊から助けたせいで、生き残りが逆襲しに来ようとしていたのをこっそりなんとかしていたり……そんな感じでいろいろと。
最終的に、勇者は厨二どころかサイコ野郎だったことが判明。ユアンの前世の死亡原因とかも絡んできてザマア的な?
ただもうちょっと勇者には報いが欲しかったですね……いっそ日本に強制送還して、罪を償わせた方が良かったんじゃ? とか。
とりあえず、もろもろ終わったあとで美少女(複数)から告白を受けたユアンが、あっさりそれを受け入れなかったのは好感度高し。
No.1423 (読書)


 白件
2019年08月19日(Mon) 
読書記録:
■白件|中村朝@コミティアお28b&「部長が堕ちるマンガ」コミックス発売中さんのツイート
 https://twitter.com/nakamura_asa/status/1162988944062963712

交番勤務時代、「報告書に書くのが難しい事件がたまにある」と聞いたことがある。
これはそんな事件だった。
廃屋で見つかったのは、髪が真っ白になった少年達4人の死体と、正気を失った一人の少女。
少年達の死因はみな心臓発作で、少女は「あたしはおんなだったからたすかったの」とだけ口にした。そして現場に残されていた小さな白い手形には、指紋が存在しておらず……

コミティア129とやらで販売予定の、オリジナル同人誌に収録されているマンガのひとつとのこと。この作品自体はツイッターで48ページ全て読むことができます。
ベテラン老刑事と若手刑事の二人が、オカルティックな事件を捜査していく系。民俗学的なうんちくは、若い方の刑事の親戚にあたる女性研究者が語ってくれます。

……なんかもう読んでいて背筋がゾクゾクするというか……11ツイート目で老刑事と電話で話してる場面とかもう (((( ;゜Д゜))))
こういう民俗学的で理不尽かつ、最後にたまらん余韻を残す話運びって憧れます……けど、こぇぇぇええ(汗)
夜中にカーテンの隙間とかが気になるやつですわ……(泣)
No.1411 (読書)


 スキル『台所召喚』はすごい!〜異世界でごはん作ってポイントためます〜
2019年08月18日(Sun) 
読書記録:
■スキル『台所召喚』はすごい!〜異世界でごはん作ってポイントためます〜 ローストビーフ、焼豚、ジャークチキン
 https://ncode.syosetu.com/n0228eg/

仕事に疲れたOL小井椎奈は、帰る途中に曲がり角で女子高生とぶつかり ―― その瞬間に異世界へと召喚された。
なんでもその世界には魔の森という強力な魔獣を生み出す土地が存在しており、その森を包み込むようにして結界を作成することで、なんとか人が住める領域を維持してきたのだと言う。そしてその結界を維持できるのが、異世界から召喚する聖女だけなのだと。
そして召喚された椎名と女子高生が鑑定された結果は、

 女子高生
 スキル:聖魔法、魔力∞、幸運、神の愛し子

 小井椎奈
 スキル:台所召喚

はい、完全に巻き込まれ召喚ですね、判ります。
女子高生は聖女として、王宮の一番いい部屋へ案内され、特務隊と呼ばれる厳選された騎士たちによって護衛されることとなった。
そして椎名は、とりあえず王宮の端にある小さな部屋で保護されることに。
この世界に必要なのは女子高生の方で、椎名の存在に意味はない。けれど戻ることはできず、あるのは台所召喚というよくわからないスキルだけ。家族には二度と会えず、慣れ親しんだものとは切り離され、これまでの生活も仕事も全部なくすなんてあんまりだと落ち込んだ椎名だったが、しかし何度泣いたって時は戻らない。それならば、ずっとくよくよしていても仕方がないのだと、前を向くことを決める。
そうしてひとまずは前代未聞だという謎スキル、『台所召喚』とやらの検証をしてみた。結果、そのスキルは彼女をどこか別空間に存在する『台所』へと連れて行ってくれるものだと判明する。台所を呼ぶのではなく、彼女が台所へ呼ばれるというスキルである。
そしてキッチンの壁には液晶画面が存在し、『台所ポイント:100pt』と表示されていた。
どうやらポイントを貯めることでさまざまな食材や調理器具と交換することができ、ゆくゆくは設備そのものの拡張などもできるシステムなようだ。
最近は出される食事も固くなったパンとぬるいスープという質素なものになっていたこともあり、椎名はとりあえず、慣れ親しんだベーコンエッグを作ってみた。
そうして『台所』から部屋へ戻ったところ ―― ただ一人護衛としてついてくれている騎士、ウォルヴィ・ハストが待ち構えていた。室外の廊下で控えていた彼は、いきなり椎名の気配が消えたことを感じ取り、様子を見に来てくれていたらしい。
事情を話しついでにベーコンエッグを振る舞ってみると、何故か台所ポイントが大幅に増えた。そして食べ終えたハストは不思議な光に包まれる。
どうやら椎名が『台所』で作った料理には、身体能力向上の効果があるようだった。
しかしその事を知ったハストは、椎名にこのスキルについては内密にしたほうが良いと忠告してきて ――

成人女性が巻き込まれ召喚され、いらないもの扱いされていたら、実はすごいスキルを持っていた系。
書籍化、コミカライズ済、ダイジェスト化なし、連載中。
勝手な都合で誘拐した系の召喚なことは、国側も承知。それでも国を守る為だからと聖女には頭を下げ、できる限りの便宜を図ろうとするけれど、巻き込まれたお荷物の方は、衣食住の面倒こそ見るけれど、適当な部屋へ放置。しかも召喚ミスうんぬんが広まるとややこしいことになるからと、椎名の存在は「遠い国から来た令嬢」といい加減に説明された結果、憶測が憶測を呼んで「あちこちの国でワガママを重ね、婚約者との縁も切られて行くあてがなくなった悪女を、上層部が仕方なく引き取って面倒を見ている」という悪評が広まる結果に。
そんな訳で、実情を知る護衛のハスト以外からは厄介者扱いされて、侍女が持ってくる食事は残り物みたいなのだわ、廊下で警備兵に会えば嫌味言われるわで踏んだり蹴ったり。
それでも腐らず自力で前を向いた彼女に、リアルチートなイケメンシロクマこと、鉄面皮の最強騎士ハストさんはあっという間に落とされております。
そんな彼がスキルについてを秘密にするよう忠告したのは、彼女がこれ以上国の都合で利用されないため。いつでもどこでも物を出し入れできる異空間を持ち、他人の能力をUPしたり癒やしたりできる能力など前代未聞で、国に知られればどんな扱いをされるか判らないから、と。
で、他にも偶然彼女の作ったデトックスウォーターを飲んで、命に関わる病状が改善された少年が腹黒宰相(変態)の最愛の弟だったり、食事不要で人間には懐かない筈のドラゴンまで餌付けしちゃったりと、どんどん周囲の有力者を味方にしてゆく椎名さん。
最初は険悪だった城の警備兵達とも、こちらはまだ料理を振る舞う前に、なんだかんだで軽口たたき会えるぐらいには打ち解けるしで、ほんとにすごいよ椎名さん。
一緒に召喚された女子高生は女子高生で、私は選ばれた存在なのね! とか思い上がることもなく、むしろなんで私だったの? 誘拐されたのになんでこの国のために頑張らなきゃいけないの? と、ごく普通に「そうなるわなあ」な精神状態。
そんな女子高生 雫ちゃんとも、第二部から関わりを持ち始めて、笑顔を引き出してみたりと頑張ってます。椎名さんマジすごい。
ただ雫ちゃんが、何かを隠しているっぽいのがちょっと気になる……というかやっぱり本当の聖女は椎名さんの方なんじゃ……と思っていたら、終盤まさかの怒涛の展開が(汗)
そっかー、そういう解釈か……でも椎名さんサイドでは、どうしても話がシリアスにならないのがこの話のミソなんですよねえ<終末ピクニックとか和んでんじゃねえww

そろそろ終わりが見えてきたような気配もしつつ、とりあえずどういう理由があれ拉致を繰り返している国上層部には、何らかの形で報いがあって欲しいです。特に椎名をいらないもの扱いしつつ、それでもなにかの時には利用できるかもしれないスペアとして取っておくべく、城の片隅に押し込めることを選択した連中! 椎名には心労かけないどこか知らない場所で、ひっそりと呪われてほしいと切に思います。
No.1410 (読書)


 C.M.B森羅博物館の事件目録 37巻
2019年08月10日(Sat) 
読書記録:


同人誌作成をメイン活動とする美術部の中で、一人油絵を描く少年。己の絵に行き詰まりを感じていた彼は、部員達の口からかつての先輩の噂を耳にする。日本画家として大成したその先輩は、『十字路の悪魔』と契約することで、突然絵がうまくなったのだと言う。その話を聞いてから、彼の様子はおかしくなっていった。しかも美術室では異臭騒ぎや勝手に物が動いたりといった、怪奇現象が起こるようになり……「クロスロード」
闇ブローカーのマウが今回持ち込んできたのは、ギリシアの古いコインだった。棕櫚がデザインされたそれは、バルカン半島の小さな村に伝わっていたものだという。戦火が絶えず、巻き込まれた村が全滅することも珍しくなかったバルカン半島で、その村だけは何度襲われても生き延び続けた。その秘密が、古いコインには秘められているらしい。胡散臭い話だと調査を断ろうとした森羅達の目の前で、コインは謎の男に奪われてしまい……「シュロのコイン」
時は2075年。月を巡る軌道にある小惑星で、男の射殺体が発見された。鉱石資源を採掘するその小惑星には、死んでいた男しか人間は存在せず、すべてのシステムがロボットによって運営されていた。状況を見ればロボットによって殺されたとしか見えないが、ロボットはロボット三原則に縛られているため、人を傷つけることは絶対にできない。事件の謎を解明するために派遣されたのは、航空宇宙監察官 七瀬立樹と、宇宙工学博士 榊森羅だった……「鉱区A−11」
どこにでもある、平凡な海辺の町。その風景を愛した戦前のある画家は、『猫のしっぽの先に、黄金を隠した』と言い残したらしい。これまで多くの人間がそれを探してきたが、誰一人として見つけることはできなかった。地元の小学生三人組もまた、宝を見つけようと考え、まずは猫田神社へ向かうことにした。切り立った崖の上に存在するそこは、祭りの際に大人がよじ登ってゆく以外、立入禁止となっている。案の定、登る途中で動けなくなってしまった彼等を助けたのは、町の古地図を見に来た森羅と立樹で……「猫のしっぽ」

表紙の二人は、舞台を60年後に設定したお遊び企画の二人。この事件が初対面の間柄で、「どこかで会ってない?」という会話が挟まります。
……正直、読んでいても別人感があるというか、二人の間に信頼関係があまり感じられなくて微妙かなあって。いつもなら立樹が担当する、人の心の機微についても森羅が一人で解説しちゃうので、立樹ちゃんの立場が(苦笑)
トリック的には面白かったと思います。私は単純に弾を公転軌道上に静止させといたのかなとか思ったんですが、さすがにそんな単純なことじゃなかった(^^;;
「シュロのコイン」は読んでいて悲しい……戦争が関わる話はほんと辛いです……
最初のお話は、まあ時おり挟まる日常の謎的なお話ですが、むしろ謎? ぐらいの拍子抜け感。
最後のお話は逆に、最初は日常の謎だと思ったけれど、よく考えるとこれめっちゃ怖くね? 的な(汗)
軽い気持ちで遺された小洒落た言い回しのために、いったい何人が人知れず命を落としたんだろう(((( ;゜Д゜)))) ガクガクブルブル
No.1400 (読書)


 冒険者をクビになったので、錬金術師として出直します! 〜辺境開拓? よし、俺に任せとけ!
2019年08月08日(Thr) 
読書記録:
■冒険者をクビになったので、錬金術師として出直します! 〜辺境開拓? よし、俺に任せとけ! 〜96:やっぱり兄弟は、助けたいって話
 https://ncode.syosetu.com/n2199ex/

才能のある人間は、どこまでも強くなることができ、個が数を圧倒することも珍しくない世界。
人よりも高い魔力を持ち、十六歳で迎える成人の儀で魔術師の紋章を得ることができたクラフトは、それから冒険者として四年間を過ごしてきた。
パーティーに入っては、役立たずとして追い出される事を繰り返しながら。
魔力は人並み以上に持っている。魔術師の紋章もある。なのに彼が覚えられたのは初級魔法ばかりで、しかもどれだけ力を振り絞っても、ゴブリン一匹倒せないほどの威力しか出せないのだ。
使えない魔術を補うために様々な技術を磨いてはみたが、しかしそれにも限度がある。
すでにいくつ目になるかも判らないパーティーから、またもクビを言い渡された彼は、トボトボと冒険者ギルドへ戻っていった。そうして新しいパーティーを探そうとするが、受付嬢からもすでにげんなりとした目を向けられてしまう。
そうして紹介されたのは、ひとつの新しい仕事であった。
それは辺境で新たに作られることになった開拓村への、長期滞在者の募集であった。依頼元は生産ギルドで、ある程度は戦いもできる人材を生産ギルドに引き抜きたいとのことである。
……引き抜きと言えば聞こえは良いが、要は冒険者ギルドからいなくなっても痛くない人材と、そう認識されている良い証拠であった。
しかしこのまままともに冒険者を続けられないのであれば、食べていくことすらおぼつかない。
そうして冒険者を辞め、生産ギルドへ登録しに向かったクラフトだったが、そこでたまたま居合わせた紋章官によって、衝撃の事実が明らかになる。
彼が今まで左手に刻んでいた魔術師の紋章は、クラフトにとってもっとも相性の悪い ―― それこそ生命にすら関わるレベルで不適合なものだったというのだ。紋章を刻む際には事前に相性を調べることも可能だが、金銭もかかる上に通常あまり相性が悪い紋章は刻むこと自体できないため、めったに起こらない事例だと言う。
そうして改めて刻み直された、クラフトにもっとも適合した紋章とは ―― 黄昏の錬金術師。
錬金術師の中でも更に上位クラスの、これまで実在が確認されたことのなかった伝説のそれであった。その紋章が刻まれた途端、これまで蓋でもされたかのように滞っていた魔力が、奔流のごとく溢れ出す。そして紋章から流れ込んでくる、様々な錬金の知識とスキル ――
強力な魔物が多数出没し、何度も失敗している地の開拓指導者となるのは、辺境伯の三男で、未だ12歳という若さかつ病弱な少年カイルであった。腹違いの兄である次男からあからさまに見下されている彼に、かつての己を重ねたクラフトは、新たに得た力を惜しみなく使い、全力で開拓に協力することを決意する……


追い出されからの辺境で開拓チート、書籍化・コミカライズ済、ダイジェスト化なしで連載中。
えー……かなり緩めのお話です。次男が阿呆阿呆でヘイトを溜めまくっている他は、割とみんなお人好しばかりで優しい世界観。
そもそも追い出されたこと自体も、本人は仲間の生命に関わる事情だから当然だと納得しているし、途中で一部の冒険者達からは『ベテラン冒険者育成請負人』と呼ばれ感謝されていたことが明らかに。そして以前組んでいたパーティーのひとつも改めて開拓村所属になって、お互いに良好な関係を築くしと、鬱展開はほとんどありません。
ってか、過酷な辺境開拓のはずなのに、クラフト印のポーションは少ない材料で大量生産できるうえがぶ飲みしても中毒出ないから、村人全員完全ドーピングで超スピード進行。ドラゴンが相手でも死者0かつ、足元を見る商人や裏切るような身内もおらず、やることなすこと失敗なしで、ひたすら自重なく無双してます。
……副作用なしのスタミナポーションを住民に毎日配給とか、国宝クラスの魔道具ホイホイ作っちゃったりとか、これ主役がいなくなったり世代交代したら、開拓都市(すでに村なんてレベルではない)あっさり瓦解するような状況だけど、本人にそのあたりまったく自覚がないから、対策とか周囲に丸投げなんですが(苦笑)
そして主役が色恋でも周囲への配慮的な面でも難聴系鈍感。女性陣も一部が相当にアレなので、読む人を選ぶかもです。
なんかもうこれ、それなりに周囲が見えてて腹黒面もほのかに垣間見える、カイル(※少年)がメインヒロインで良かったんじゃないかな……(苦笑)
No.1398 (読書)


 C.M.B森羅博物館の事件目録 36巻
2019年08月04日(Sun) 
読書記録:


チベットで伝統的な医師をしている青年ヤンタンは、より多くの人を助けるために西洋医学も学びたいと考えていた。師匠も快くそれを受け入れ、これまで集めてきた貴重な薬を、学費にしろと譲る約束までしてくれる。ところがヤンタンが薬箱を受け取る前に、師匠が事故死してしまった。薬箱の在り処を探すヤンタンは、たまたま寺院を訪れていた森羅と立樹に相談してきて……『山の医師』
イランのバザールで、『孔雀のルバイヤート』という稀覯本を持っていた男が殺された。彼は密室内で殺され本を奪われていたが、警察は単純な強盗として片付けてしまう。しかし本を買うはずだったカタールの大富豪は、密室の謎を解けば寄付金を倍にしてやると、テヘラン大学へ無理難題をふっかけてきた。困り果てた大学側は森羅達に助けを求め、森羅はおそらくレプリカであろうその本を代償に調査を開始する。しかし当の大富豪は、既に次のものへと興味を移していた。それは真のルバイヤート、オマル=ハイヤームが当時詠ったそれを記したという真書の、発掘調査で……「ルバイヤートの物語」
警視庁捜査一課の新人女刑事 七夕菊乃は、父親と連絡が取れなくなったという男の相談を受け、彼が最後に経営していたというアパートへ向かう。すでに誰ひとり住む人の居ないその建物には、空の金庫と微かな血痕がだけが残されていた。そして父親が持っていたという、土地開発事務所の名刺の住所へ向かうと、そこはどう見ても架空名義の廃屋で、裏手には土と血液らしきものが付着したスコップがあり……「かすみ荘事件」

今回は三編収録。真ん中のルバイヤート〜が、現代と過去のエピソードを交互に語るタイプで、二話分のページ数を取っていました。
どちらかと言うと現代の事件より、オマル(後世まで名を残す四行詩人)とハサン(その親友で後の暗殺教団の創始者)とのやり取りが妙に深読みできて楽しいと言うか、この二人どっちがどのぐらいまで生きて、それぞれどんな死に方したのかが気になる……ww
一作目はいつもと同じ感じの、博物学やら宗教知識で謎解きするタイプ。山サンゴという存在は初めて知りました。石好きは心惹かれるアイテムですねvv
かすみ荘〜は、同作者さんが小説で書かれているシリーズとのクロスオーバー。以前にも同じようなクロスオーバーがありましたが、どうもこちらの主役(女性刑事)は私の苦手なタイプっぽくて、小説には手が伸ばせてません。あ、でもお話的には、そちらを読んでなくてもちゃんと独立してました。森羅の博物学的知識も役に立ってましたし。
というか七夕刑事見てると、立樹ちゃんは一見脳筋に見えて、でもちゃんと森羅の話についていけてるし、言われたことも覚えてるんだなあとか思っちゃいます(苦笑)
No.1393 (読書)


 魔石グルメ 〜魔物の力を食べたオレは最強!〜(Web版)
2019年07月31日(Wed) 
読書記録:
■魔石グルメ 〜魔物の力を食べたオレは最強!〜(Web版) 〜389秘密を暴くためには。
 https://ncode.syosetu.com/n0610eg/

現代人としての前世の記憶 ―― というよりも知識レベルのぼんやりしたものを持って、異世界へ神様転生した主人公アイン。
大陸で最も強大な国家ハイムの、有力伯爵家の嫡男(第一夫人の子供)として生まれたは良いものの、持っていたスキルが「毒素分解EX」という微妙なもの。しかもひとつ年下の第二夫人の子グラントは、歴史上でも稀な「聖騎士」スキルを持っていた為、父親や祖母の関心は完全にそちらへ向いてしまい、母親ともどもほぼ放置状態に。
それでも腐ることなく努力を続けていたが、5歳の折り、跡取りのお披露目ともなる大公家のパーティーに招かれた際、弟が跡取りとして発表されることとなり、祖母や父親ぐるみの策略で会場に入ることすらできなかった。
そんな扱いに堪忍袋の緒を切らしたのは、母シルヴィアの方だった。彼女はパーティーが終わる前に離縁を宣言すると、故郷から船を呼びアインを連れて帰国の途についた。
それまで秘密にされていたが、第一夫人であった彼女は、隣の大陸にある多種族統一国家イシュタルの第二王女だった。そんな彼女と伯爵家の婚姻は、国家間で交わされた密約が絡んでおり、それらはアインが伯爵家の跡を継ぎ成人した際に、公爵に陞爵すると共に公開される手筈であった。イシュタルの文化水準や軍事力はハイムなど足元にも及ばず、その恩恵や後ろ盾を得ることで、ハイムは強大な力を得られるはずだったのだ。が、アインを廃嫡にしたことで、それらは白紙に戻ってしまった。
ハイムが身の程をわきまえぬ強引な真似をしたのには、いくつか理由がある。まずハイムのある大陸側からイシュタルへ向かうのは技術的に難しいため、イシュタルがどれほど進んだ文明を築いているのか、実感している人間が少なかったこと。
そして何よりもイシュタルは、初代国王の遺言により、他国への武力的先制攻撃を禁じているということがあった。故にハイムは国家間の約定でさえも、平気で反故にできたのである。
一夜にして、伯爵家の嫡男という立場を失ったアインであったが、それでも母とともにいられるのであれば、何の問題もなかった。これからは出来損ないなりに、努力を認めてもらえたら良い。そうしてそれなりの仕事につくことができれば、と思っていたのだが……気が付けば王家の血を引く唯一の男子として、王太子となることが決定していた。
なんでもイシュタルでは、生来のスキルをさほど重視していないのだという。問題は本人の努力とその結果であり、たとえば現在のイシュタル最強の武人とされるロイドなどは、「裁縫」というスキルを持って生まれたが、血の滲むような努力をもって元帥にまで上り詰めた強者である。
さらにこれまでハズレだとされていた「毒素分解EX」というスキルもまた、イシュタルでは異なる評価となった。あらゆる毒素を分解することができるその能力は、使い方によっては瘴気渦巻く危険地域すらをも開拓できる可能性を秘めていたのである。しかも実はドライアドであった母親から、その吸収能力を受け継いでいたアインは、通常ならば毒として身体を蝕む魔石からの魔力を、己の力として取り込むことができると判明して ――


レアスキルもらった神様転生からの、追い出されて成り上がりもの。書籍化・コミカライズ済・ダイジェスト化なし・連載中。
コミカライズの一話目を見て原作に着手。最新話まで追いつくのにおおよそ2ヶ月かかりました。
25章目までで、改行が多いとは言え4.5MBぐらいありましたからね……250KBで単行本1冊としても、18冊ぐらいはある計算……そりゃ時間もかかるはずだわ(^^;;
しかもまだまだ新たな伏線やその回収が出てきて、ようやく主役がこの世界に転生した経緯が語られそうになりつつあるような、そんな段階です。長いww
そういう意味では、十六章目の「少年期の終わり〜」までで止めるのもひとつの手かも? です。その段階までなら、ぎりぎりハーレムには届いてないですし。

主役の前世知識はほぼ役に立ってません。おおむね「幼児の頃から気遣いができる」と「文化水準が高い国にいきなり移動しても、混乱せず順応が早い」というぐらいです。あとはひたすら努力の積み重ね。ステータス表示も存在はしますが、めったに出てきません。
……まあかなり最初に、伝説の魔物の魔石を吸って、身体能力だけは突出した状態にパワーレベリングしますが。しかし力より技術の人が出てきては、力任せでは駄目だと叩きのめしてくれるので、たゆまず技術も磨いた結果、周囲から「いったいどこを目指してるの?」と言われるレベルにまで強くなり……しかしさらに上には上が……と、どんどんパワーインフレしていきます。ある意味ドラゴンボール的な?

基本的に、主役は総愛され(※国を移動してから)。
家族からも臣下からも友人からも民からも、悪感情はめったに向けられず、鬱展開もほとんどないです。
……逆に元故国であるハイムやかつての家族の言動がもう、いっそ一周回って清々しいほどにおかしいと言うか。イシュタル相手だけではなく、他の国家全方面に「うちはすごい国だから従え」と傲慢な態度を押し付けまくり、取り決め? 条約? なにそれ美味しいの? を繰り返した結果は、もはやザマアとすら呼ぶのも、属する国民が気の毒すぎるというか……
一応、裏では糸を引いていた黒幕もいたんですが、でもそれも年齢的に、アインの母親が離縁突きつけた段階ではまだ関係なかったと思うんですよ。
話が通じないって怖い(汗)

ハーレム展開については、好みが分かれるところでしょうね。
もともと主役は、第一夫人(実母)と第二夫人(継母)のあれこれでごたごたしたのが半ばトラウマ化していたため、かなり一途な純愛の人です。
ただ現状唯一の王家直系男子で、かつ現国王(祖父)が側室を置かなかったせいで子供が少ないことから、周囲に王族の勤めだと圧力掛けられてるという、まあ展開的にはしょうがないかなというところ。
ヒロインは両方とも一途だしお互いの仲も良いし、それでいて主役の意思を無視して迫るでも結託して蔑ろにするでもなく、互いに適度なライバル意識は持っていて、あと主役と両思いになってもそこそこ清らかな交際が続くので、さほどの忌避感はなかったです。
と言うか、ここしばらくの展開で一番気がかりなのはむしろお母様……もともとドライアドという種族の生殖方法がちょっと特殊なことと、主役が前世の影響(?)で超マザコン(成人間近でまだ膝枕や添い寝を甘受するレベル)なので、いろいろ不穏なものが見えてきていたり(汗)

……親といえばむしろ、少年期終盤あたりから本格登場してくる暗黒騎士様が、理想の父親像(血は繋がってないけど)すぎて萌えます。
この人、最弱スケルトンから進化を繰り返して大陸史上最強剣士までのし上がった努力の魔物(ひと)で、すごく生真面目な癖に遊び心も持っていて、スパルタなバトルジャンキーの面も見せつつ、一度懐に入れた相手にはめっちゃ細かく心を砕き、たとえ生き物としての格では息子(血は繋がry)に追い越されても、剣の技術だけは譲ることなく大きな器を見せつける、でも愛妻にはちょっと頭が上がらない天然さん……そんなフェロモンダダ漏れの長髪美形って完璧すぎるやろ……ww

それら義理の親子や実の親子達の、様々な形の家族関係が語られるのも、この作品のテーマのひとつなのかもしれません。
No.1387 (読書)


 『田舎のホームセンター男の自由な異世界生活』旧題▼ようこそ幻想世界(アルステイティア)へ〜田舎のホームセンター男は何でも出来て一人前です
2019年07月27日(Sat) 
読書記録:
■『田舎のホームセンター男の自由な異世界生活』旧題▼ようこそ幻想世界(アルステイティア)へ〜田舎のホームセンター男は何でも出来て一人前です 〜270夏の味覚
 https://ncode.syosetu.com/n4823do/

ホームセンター勤務の三十代男性が、神様同士の賭けの景品にされ、文明が停滞した世界への起爆剤として二十歳ぐらいに若返った姿で異世界送りになる羽目に。
いちおうスキルはもらったけれど、見事に生産系しかも低レベルばかりで神様達も呆れるぐらい。しかし田舎のホームセンター勤務で鍛えたモノ作り知識や、神様のうっかりで強化されていた身体能力などを駆使した結果、最初に受け入れてくれた難民キャンプに等しい獣人達の村を、どんどん発展させていくことに……という、生産系チートなお話。
主役がちょっと一般人とは言い難いほど知識がありまくり、あと度胸も座り過ぎと言うか、けっこう早いうちに割り切って、「盗賊に人権はない!」と人を手に掛けたり、町の権力者や一国の王相手に過激めの持論をまくし立てて無理を押し通したりしてますが……まあ、180話ぐらいで明かされた地球側の神様達の思惑とかを踏まえると、そういうタイプの人を最初からチョイスしてたのかなってことで。
主役がもしも本当の本当に普通の一般人だったら、確実に精神面で潰れてたろうな……という比較対象になりそうな、新たな転移者(こっちは純粋な事故)も253話目で登場してます。

書籍化、コミカライズ済。女性登場キャラは多めですが、ハーレム展開はなし。
コミカライズ見て検索して、原作小説に完結済とあったのでうっかり読み始めてしまったのですが。
……書籍化に伴いもろもろ加筆修正した内容を鑑みて、これまでの部分はひとまず完結済として、続きは書籍設定準拠で別ページにて★ という形でした(´・ω・`)
続編最初の人物紹介を見た感じ、かなり大幅に内容変わってる(キャラの増減やストーリー自体の変更がある)っぽいので、とりあえずここで読むのを止めときます。
……というか、内容的には251話「マサルの神器」あたりが良い感じに区切りがついているので、今から読まれる方はそのあたりまでにしておかれると良いかと。
あと基本スマホで書かれているそうで、誤字脱字とか、推定予測変換によるもはや書きたかっただろう元文章の推測すらできないレベルのミスも散見されるので、気になる方は要注意。
話自体は、うっかり一日で270話超読んじゃうぐらいには面白かったです。
No.1383 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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