悪役令嬢はヒロインに敵わないのかしら? 他一編
2020年12月14日(Mon)
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読書記録: ■悪役令嬢はヒロインに敵わないのかしら? https://ncode.syosetu.com/n7437ey/
7歳にして前世の記憶を思い出した公爵令嬢ローズ・キャンベラは、己がファンタジー乙女ゲーム『フラワープリンセス〜花物語り』の悪役令嬢だと気がつく。 そして彼女は思った。 転生した数多の悪役令嬢たちに問う! ――諸君は、なぜ問題点の元から絶たなかったのだろうと。 確かに、婚約者との関係を強化する、親との関係を改善する、追放されてもいいように手に職をつけるのも良いだろう。 だが彼女は前世でいつも不思議に思っていた。 なぜ、ヒロインを元から絶たないのかと。 こちらは命がかかっているのだ。生ぬるい手を使っている場合ではないのだ。 『 殺られる前に殺れ 』 だろう!? そう決意した彼女は、公爵家の暗部を担うものを使い、ヒロインを探させた。まだ父である伯爵に引き取られる以前の、母を亡くしたばかりだろう7歳の少女を。 そうして暗部が連れてきたヒロインを前に、ローズは……
悪役令嬢転生モノ。全3話完結済です。 なんかもう突っ込みどころがいろいろありすぎるんですが、とりあえずこの発想はなかったww 不幸になる人が誰ひとりいないハッピーエンドという点では、安心して読める作品かと(笑)
■なんで私だけこんな扱いなのだろう。 https://ncode.syosetu.com/n0109fa/
優秀な姉の割りを食って、学年一位の実力を持つにも関わらず家族からは出来損ないだと蔑まれ、学校の者達からは姉の代わりに疎まれいじめられ、勝手に決められた婚約者である姉の取り巻きからは「お前ごときが僕の妻にだと? 笑わせるな。お前を婚約者だと認めることはないし、そのように扱うことは絶対にありえない。汚らわしい」と侮辱される。 そんな妹は、姉を気味悪く思っていた。 姉はおかしい。異国など行ったこともないのに、その知識はどこからきているのだ、と。 優しい声で「何かあったら頼ってね」と言うけれど、その目の奥は笑っていない。妹である己をどこか警戒している。 なぜこの女のせいで、己はこんな扱いを受けなければならないのだ。あの男の侮辱も気に入らないし、私に八つ当たりをしてくる女どもも姉に直接やればいいのに。 そう思った妹は、このままでは次にどんな目に合わされるかわからないと、荷物をまとめて家を出た。魔国では、実力さえあればどんな種族であっても認められると言う。そこで冒険者になろうと決めて ――
悪役令嬢として断罪されるのを阻止しようと、前世知識でいろいろやらかした姉が、自分の身の安全にばかり目を向けていた結果、取り返しのつかない事態になっちゃう系。短編完結済。 姉も悪気はなかったんだろうけど、周りをちゃんと見てなかったよねえ。というか、断罪後の事件で妹が果たす役割をうっかり忘れていたって、致命的すぎるわー……
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No.2319
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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