よしなしことを、日々徒然に……
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 魔石グルメ 〜魔物の力を食べたオレは最強!〜(Web版)
2019年07月31日(Wed) 
読書記録:
■魔石グルメ 〜魔物の力を食べたオレは最強!〜(Web版) 〜389秘密を暴くためには。
 https://ncode.syosetu.com/n0610eg/

現代人としての前世の記憶 ―― というよりも知識レベルのぼんやりしたものを持って、異世界へ神様転生した主人公アイン。
大陸で最も強大な国家ハイムの、有力伯爵家の嫡男(第一夫人の子供)として生まれたは良いものの、持っていたスキルが「毒素分解EX」という微妙なもの。しかもひとつ年下の第二夫人の子グラントは、歴史上でも稀な「聖騎士」スキルを持っていた為、父親や祖母の関心は完全にそちらへ向いてしまい、母親ともどもほぼ放置状態に。
それでも腐ることなく努力を続けていたが、5歳の折り、跡取りのお披露目ともなる大公家のパーティーに招かれた際、弟が跡取りとして発表されることとなり、祖母や父親ぐるみの策略で会場に入ることすらできなかった。
そんな扱いに堪忍袋の緒を切らしたのは、母シルヴィアの方だった。彼女はパーティーが終わる前に離縁を宣言すると、故郷から船を呼びアインを連れて帰国の途についた。
それまで秘密にされていたが、第一夫人であった彼女は、隣の大陸にある多種族統一国家イシュタルの第二王女だった。そんな彼女と伯爵家の婚姻は、国家間で交わされた密約が絡んでおり、それらはアインが伯爵家の跡を継ぎ成人した際に、公爵に陞爵すると共に公開される手筈であった。イシュタルの文化水準や軍事力はハイムなど足元にも及ばず、その恩恵や後ろ盾を得ることで、ハイムは強大な力を得られるはずだったのだ。が、アインを廃嫡にしたことで、それらは白紙に戻ってしまった。
ハイムが身の程をわきまえぬ強引な真似をしたのには、いくつか理由がある。まずハイムのある大陸側からイシュタルへ向かうのは技術的に難しいため、イシュタルがどれほど進んだ文明を築いているのか、実感している人間が少なかったこと。
そして何よりもイシュタルは、初代国王の遺言により、他国への武力的先制攻撃を禁じているということがあった。故にハイムは国家間の約定でさえも、平気で反故にできたのである。
一夜にして、伯爵家の嫡男という立場を失ったアインであったが、それでも母とともにいられるのであれば、何の問題もなかった。これからは出来損ないなりに、努力を認めてもらえたら良い。そうしてそれなりの仕事につくことができれば、と思っていたのだが……気が付けば王家の血を引く唯一の男子として、王太子となることが決定していた。
なんでもイシュタルでは、生来のスキルをさほど重視していないのだという。問題は本人の努力とその結果であり、たとえば現在のイシュタル最強の武人とされるロイドなどは、「裁縫」というスキルを持って生まれたが、血の滲むような努力をもって元帥にまで上り詰めた強者である。
さらにこれまでハズレだとされていた「毒素分解EX」というスキルもまた、イシュタルでは異なる評価となった。あらゆる毒素を分解することができるその能力は、使い方によっては瘴気渦巻く危険地域すらをも開拓できる可能性を秘めていたのである。しかも実はドライアドであった母親から、その吸収能力を受け継いでいたアインは、通常ならば毒として身体を蝕む魔石からの魔力を、己の力として取り込むことができると判明して ――


レアスキルもらった神様転生からの、追い出されて成り上がりもの。書籍化・コミカライズ済・ダイジェスト化なし・連載中。
コミカライズの一話目を見て原作に着手。最新話まで追いつくのにおおよそ2ヶ月かかりました。
25章目までで、改行が多いとは言え4.5MBぐらいありましたからね……250KBで単行本1冊としても、18冊ぐらいはある計算……そりゃ時間もかかるはずだわ(^^;;
しかもまだまだ新たな伏線やその回収が出てきて、ようやく主役がこの世界に転生した経緯が語られそうになりつつあるような、そんな段階です。長いww
そういう意味では、十六章目の「少年期の終わり〜」までで止めるのもひとつの手かも? です。その段階までなら、ぎりぎりハーレムには届いてないですし。

主役の前世知識はほぼ役に立ってません。おおむね「幼児の頃から気遣いができる」と「文化水準が高い国にいきなり移動しても、混乱せず順応が早い」というぐらいです。あとはひたすら努力の積み重ね。ステータス表示も存在はしますが、めったに出てきません。
……まあかなり最初に、伝説の魔物の魔石を吸って、身体能力だけは突出した状態にパワーレベリングしますが。しかし力より技術の人が出てきては、力任せでは駄目だと叩きのめしてくれるので、たゆまず技術も磨いた結果、周囲から「いったいどこを目指してるの?」と言われるレベルにまで強くなり……しかしさらに上には上が……と、どんどんパワーインフレしていきます。ある意味ドラゴンボール的な?

基本的に、主役は総愛され(※国を移動してから)。
家族からも臣下からも友人からも民からも、悪感情はめったに向けられず、鬱展開もほとんどないです。
……逆に元故国であるハイムやかつての家族の言動がもう、いっそ一周回って清々しいほどにおかしいと言うか。イシュタル相手だけではなく、他の国家全方面に「うちはすごい国だから従え」と傲慢な態度を押し付けまくり、取り決め? 条約? なにそれ美味しいの? を繰り返した結果は、もはやザマアとすら呼ぶのも、属する国民が気の毒すぎるというか……
一応、裏では糸を引いていた黒幕もいたんですが、でもそれも年齢的に、アインの母親が離縁突きつけた段階ではまだ関係なかったと思うんですよ。
話が通じないって怖い(汗)

ハーレム展開については、好みが分かれるところでしょうね。
もともと主役は、第一夫人(実母)と第二夫人(継母)のあれこれでごたごたしたのが半ばトラウマ化していたため、かなり一途な純愛の人です。
ただ現状唯一の王家直系男子で、かつ現国王(祖父)が側室を置かなかったせいで子供が少ないことから、周囲に王族の勤めだと圧力掛けられてるという、まあ展開的にはしょうがないかなというところ。
ヒロインは両方とも一途だしお互いの仲も良いし、それでいて主役の意思を無視して迫るでも結託して蔑ろにするでもなく、互いに適度なライバル意識は持っていて、あと主役と両思いになってもそこそこ清らかな交際が続くので、さほどの忌避感はなかったです。
と言うか、ここしばらくの展開で一番気がかりなのはむしろお母様……もともとドライアドという種族の生殖方法がちょっと特殊なことと、主役が前世の影響(?)で超マザコン(成人間近でまだ膝枕や添い寝を甘受するレベル)なので、いろいろ不穏なものが見えてきていたり(汗)

……親といえばむしろ、少年期終盤あたりから本格登場してくる暗黒騎士様が、理想の父親像(血は繋がってないけど)すぎて萌えます。
この人、最弱スケルトンから進化を繰り返して大陸史上最強剣士までのし上がった努力の魔物(ひと)で、すごく生真面目な癖に遊び心も持っていて、スパルタなバトルジャンキーの面も見せつつ、一度懐に入れた相手にはめっちゃ細かく心を砕き、たとえ生き物としての格では息子(血は繋がry)に追い越されても、剣の技術だけは譲ることなく大きな器を見せつける、でも愛妻にはちょっと頭が上がらない天然さん……そんなフェロモンダダ漏れの長髪美形って完璧すぎるやろ……ww

それら義理の親子や実の親子達の、様々な形の家族関係が語られるのも、この作品のテーマのひとつなのかもしれません。
No.1387 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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