よしなしことを、日々徒然に……
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 Eランクの薬師 1巻
2019年04月29日(Mon) 
読書記録:
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辺境の町コロンで父が残した薬屋を営んでいた16歳の少女キャルは、ある日店を訪れた冒険者パーティのリーダー、勇者のグランに心奪われてしまった。
彼の役に立ちたい、そばにいたい。一途にそう思い詰めた彼女は、店を閉めると彼のもとへ向かった。そんな彼女に困ったような笑顔を向けたグランは、「戦闘能力のないきみを連れて行ってあげるんだ。僕たちが望めば、望むだけ薬を用意するんだよ? それができなければ、きみは役に立たないんだから」と、そう言って受け入れてくれた。
それから二年。戦うことのできないキャルは、モンスターが現れれば即座に距離を取り、戦うメンバー達が消耗するのを見計らって自作の回復薬を渡すという生活を続けていた。彼らは事前に薬を配っておいても、疲れるとすぐに飲んでしまうので、いざ戦闘時には手持ちがないということが多かったのだ。
薬草を見つけて採集している間も足を止めてはくれず、手持ちが足りなければ怒鳴りつけられる。戦闘に参加していない彼女は依頼達成に貢献していないとして経験値も入らず、気がつけば他のメンバーはみなBやAランクに上がっていた。しかし彼女は最低ランクのEのまま。
それでも必死に追いつこうとしていた彼女だったが、ついに恐れていた日がやってきた。
Bランクの精霊使いで治癒魔法が得意だという、美しい女性を連れてきたグランは、困ったような表情でキャルに告げた。
「もういいよ、キャル。きみももう、このメンバーの実力について来れないって分かってるんだろう?」と。
新しい回復役はもういる。そしてこれから向かう隣国へ続く山は、足手まといを連れて越えられるような場所ではないのだから、と。はっきりと言葉にしないまでもそう促されて、キャルはパーティーを抜けることとなった。
こうなってはもう故郷へ帰りたいが、現在いる町からコロンまで、女性の足ではどう頑張っても数ヶ月から半年はかかる。戦闘能力のない彼女が、そんな長距離を一人で旅できるはずもなかった。しかし他の冒険者パーティへ入れてもらおうにも、登録から二年経っても最低ランクのままという落ちこぼれを、受け入れてくれる物好きなどどこにもいない。ならばと護衛依頼を出そうとするも、最低ランクのキャルがどれほど効果のある薬を作ったり希少な薬草を採集してみても、いつも安く買い叩かれてしまい、依頼料を貯めるどころか、日々の生活にすら事欠く有様だ。
途方に暮れかけていた彼女だったが、ふといつものように発動させていた探索(サーチ)スキルに引っかかるものを感じた。それは人間に寄生する、珍しい蟲の反応。症例が少なすぎるため生態もはっきりしないそれは、研究所に持ち込めば高値で買い取ってもらえるだろうレア素材であった。
大急ぎでそちらへと向かった彼女が見つけたのは、鍛えられた身体付きに厳しい顔立ちをした、普段ならば絶対に近づきたくないような剣士の姿で……

本当は27日に読み終わってましたが、パソコンがあんなことになってしまったので、記事を書くどころではありませんでした(^^;;ゞ
新しいマシンの動作確認も兼ねての読書記録です。
……うむ、なぜだろう? グーグル日本語入力で、今までは Shift+変換キーで確定後の文字列を再変換できていたのに、TeraPad ではその機能が使えなくなってる……こういう細かいところがストレスになるんですよねえ。

って、それはさておきww
WEBから書籍化、1巻でも一応区切りはついているけれど、現在3巻まで出ている恋愛主体の現地主人公モノ。
コミカライズがけっこう面白かったので、手を出してみました。

■Eランクの薬師 | アルファポリス - 電網浮遊都市 -
 https://www.alphapolis.co.jp/manga/official/266000241

……っていうか、マンガ版のほうが話が判りやすいし、主役にも好感が持てる気が(ぼそ)
内容はいわゆる追い出され系で、今まで散々仲間から罵倒されてきて自己評価最底辺な女性主人公を、スーパーなヒーローが褒め殺ししつつ、秘められていた才能が明らかになっていって、そんでもって両片思いですれ違う、まあお約束的な感じのアレです(笑)
主役がちょいイラッとするほど卑屈なのは、最初にパーティ組んだ連中が心底からのクズで、登録時にちゃんと試験受けてれば高ランクから始められただろうポテンシャルを持つ彼女に試験を受けさせず、その後も一見優しげな態度でモラハラしまくった挙げ句、しかもそもそもの最初から長期間にわたり、魅了の魔法で洗脳攻撃までしていたので、まあしょうがないかと。
そんな彼女に(寄生虫から)生命を救われたからと護衛することになった、凄腕冒険者なカイドの方はカイドの方で、主役視点だとめっちゃ格好いいけど、彼視点になると途端にヘタれるというか、脳筋っぷりが垣間見えるというか(苦笑)
ってか、文字通り死にかけてるような病状で、国上層部から依頼もされる=コネなんかもありまくるだろうSランク冒険者が、なんで原因不明の不治の病扱いで放置されてたんだろう……?
No.1197 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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