よしなしことを、日々徒然に……
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 ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。
2018年08月29日(Wed) 
読書記録:
■ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。 〜69 魔鼠退治
 https://ncode.syosetu.com/n3722ev/

逃げようとする魔神王を追って、次元の狭間へと突入した勇者パーティー。
とどめこそさせなかったものの深手を負わせられたので、しばらくは平和がもたらされたことだろう。長かった闘いもこれで終わる……と安堵した一行へ、しかし配下の魔神の群れが襲いかかってくる。パーティーメンバーは既に満身創痍で、まともに戦えば全滅は必至だ。
勇者には、妊娠中の妻(元パーティーメンバーのヒーラー)がいる。戦士もまた妻と幼い子供を残してきていた。独身なのはスカウト兼魔導士のラックぐらいであった。故に彼は、心を決めて叫ぶ。
「ここは俺に任せて先に行け!」と。
そうしてどれほどの間、一人戦い続けただろう。
途中、ドレインタッチの技術を覚えたことで、傷や体力を素早く回復することができた。次元の狭間は魔素が濃いため、レベルアップも早い。どんどん強くなる実感があったが、敵もまた強くなってゆく。眠くなれば傀儡人形という魔法を自分にかけ、眠っている間の身体も動かして戦い続けた。
気がつけば、当分の間は復活しないだろうと思われた魔神王が、再び眼の前にやってきている。無我夢中で戦い、相手の生命力を奪い ―― 今度こそラックは、魔神王を倒しきった。配下の魔神達も、もう湧いてはこない。
「やった……のか?」
どれだけの時間、戦い続けていたのか、必死過ぎたので判らない。装備や服もボロボロになっていたし、冒険者カードや魔法の鞄もどこかへいってしまった。とりあえず魔神王が持っていた魔剣を拾った彼は、次元の狭間を出て元の世界へと戻った。だだっ広い平原に出てしまったが、どうにか明け方には王都にたどり着くことができた。
裸同然で無一文の姿に、門のところで一悶着こそあったものの、親切な門番達は追い剥ぎにあったのだろうと解釈し、口々に慰めの言葉と古着をくれる。金を貸そうとまで言ってくれるのを丁重に断り、ようやく王都へ入れた。金などは先に戻った仲間達に会えばどうとでもなる。そう思い、まずは戦士の家に向かったラックだったが ―― 到着した先は、ものすごい豪邸になっていた。そしてボロ着をまとい大剣ひとつを背負っただけのラックは、門番に追い払われてしまう。
まあ、このナリでは仕方ない。先に冒険者カードの再発行をしようとギルドへ向かう途中で、ラックはふと違和感を覚えた。王都の風景が記憶のものと微妙に異なっているのだ。
中央広場にはものすごいイケメンの巨大な石像 ―― 勇者ラックの像が建っており、やり取りされる金の単位もまた「ラック」に変わっている。なんでも元勇者である現国王が即位した際、貨幣単位を切り替えたのだという。
通行人に日付を聞いてみれば、なんと次元の狭間で戦いを始めてから、既に10年が過ぎていた。
「これ絶対、俺が死んだと思ってるだろ……」
しかもドレインタッチを多用したせいか、三十代だったラックは外見年齢が変わっていない ―― どころか若返りすらしているようだ。
元勇者の国王は、ラックに褒賞としてSランク冒険者の称号や爵位 ―― しかも大公位 ―― すら与えていたらしい。死人相手だからと名義ばかり大盤振る舞いしたのは良いが、生きて帰ってきたとなると、貴族間のパワーバランスが狂ってしまう。とても公にすることはできない。
仕方がないのでラックは正体を隠し、ミドルネーム「ロック」名義、サブクラス「戦士」を使用して、改めて冒険者活動を始めることにした。サブクラスの方はランクFなので、初心者扱いだ。
Sランク魔導士なのに、Fランク戦士に偽装した彼は、のんびり冒険を始めるはずだった。
しかし、しょっぱなのゴブリン討伐から、いきなりゴブリンロードやヴァンパイアと遭遇するはめになって……


「最強の魔導士。ひざに矢をうけて〜」と同作者さんの別話。連載中。
あちらと同じで、どこかほんわりした雰囲気でのんびり読めます。最強無双かつ、あちこちで早々に身バレするのも御同様。アルさんのように、膝に爆弾抱えてるというハンデがないぶん、こっちの方こそまさに向かう所敵なしってところでしょうか。
今のところモフモフ成分は少なめ、ハーレム成分も少なめ。
魔神王を倒したは良いものの、まだ魔神を ―― ひいてはそれよりさらに上位の存在である『昏き者どもの神』をこの世界に引き込もうと暗躍する存在が現れてきて、王都の結界を破ったり王宮に潜り込んだりしてくるので、ラックさんと元パーティーメンバーと新しい仲間達が、またいろいろと対処することになってます。でも雰囲気はなんかほのぼのしい(苦笑)
「膝に矢〜」とか「ここは俺に任せて〜」とか、ラノベお約束のワードを面白く使ってるのが楽しいですww
No.647 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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