最強の魔導士。ひざに矢をうけてしまったので田舎の衛兵になる
2018年08月25日(Sat)
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読書記録: ■最強の魔導士。ひざに矢をうけてしまったので田舎の衛兵になる 〜244 謎の幼女 https://ncode.syosetu.com/n0074em/
ミドルティーンばかりの勇者パーティーの中で、たった一人四十近いおっさんだった魔導士アルフレッド。特にメンバーと折り合いが悪いという訳でもなかったが、魔王討伐後も元気な若者達とは異なり、疲れも溜まっているし、膝に呪いの矢を受けてしまったせいでどうにも調子が悪い。不死者をも殺すという矢で受けた傷は、聖女の技を持っても完治せず、地味にじわじわと痛みが続いていた。 それなのに、魔王討伐の功績として爵位やSランク冒険者の称号を与えられたおかげで、あちらこちらから重職についてくれだの、兵士に訓練をつけてほしいだのと言った依頼が舞い込み、ちっとも静養することができない。 無理をすればやれなくはない。でも膝が痛いから休みたい。そう思ったアルフレッドは、誰にも見つからないよう朝一番で冒険者ギルドへと飛び込んだ。そうしてひっつかんだ依頼は、 『村の衛兵募集。狼と猪が出て困っています。報酬は衣食住。※村には温泉があります』 Fランク向けの依頼だが、王都から遠く離れた田舎であり、依頼期間が長くて仕事自体は楽そう。報酬こそ少ないものの、これまでの財産と年金があるアルフレッドには問題ない。おまけに温泉とくれば、膝の治療には最適だ。 かくして馬車を乗り継いで二泊三日。そこからさらに徒歩で数時間はかかる片田舎のムルグ村で、アルフレッドは療養がてら人知れずのんびり暮らすことにしたのだった。 昼の間はひとつしかない村の門で、外敵の侵入を防ぐのがメインのお仕事。だが敵などそうそう来ないので、椅子に座って日向ぼっこでもしていればいいと村長は言う。むしろ別に門のところにいなくてもいいから、野良仕事を手伝ってくれたりすれば、そのほうが助かるとのことだ。そうして万が一、狼の群れが襲ってきた時や、野盗の襲撃の際に戦ってほしいと。 狼や野盗の撃退は得意分野だ。膝を痛めていても、それぐらいなら容易くこなせる。 そう思っていたアルフレッドだったが、初日の夜から魔狼の群はやってくるわ、薬草を取りに行った村人がバジリスクに遭遇するわ、魔王軍四天王を名乗る魔族がやってくるわで、なにかと騒がしい。 やがて王都で忙しくしているはずの、勇者ら元パーティーメンバー達も村へとやって来て……
魔王討伐から始まる、最強魔導士の目指せ隠居でスローライフ! でも全然スローじゃない(苦笑) 書籍化済、ダイジェスト化なし、連載中。 アルフレッドさんが本気で最強で、どんなすごい敵が現れても全く不安がありません(笑) その最強ぶりとか、なぜ呪いの矢が勇者ではなくアルフレッドさんに向かったのかというのにも、ちゃんとそれなりの理由があったことが途中で語られています。 そして女性キャラが多くて、アルフレッドさん鈍感ハーレム系主人公っぽいとこあるんですけど……本人が四十近いんで、十代前半〜半ばの少女にマッパで風呂場突撃されても、娘が「おふろはいろー」って言ってきてるっていう感覚しかないというか。あと冒険者歴長すぎて、他人と同じ空間で寝ることに対する感覚が壊れ気味、 ただ着々と外堀を埋められ始めているのがちょっと怖いですけど……なんかほのぼのしい雰囲気なのでまあいっかと。 個人的にはミレットを一押ししたいところです。あとシギ(ちびドラゴン)可愛い。フェム(モフモフ枠)健気vv
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No.634
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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