勇者パーティから追い出された!と、思ったら、土下座で泣きながら謝って来た……何がなんだかわからねぇ
2018年08月13日(Mon)
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読書記録: ■勇者パーティから追い出された!と、思ったら、土下座で泣きながら謝って来た……何がなんだかわからねぇ 〜68 盟約の形 https://www.alphapolis.co.jp/novel/7416329/6186118
タイトル通り、イライラしがちで短気な元王族の勇者と、人見知りで勇者の後ろに隠れっぱなしの聖女と、四角四面で融通の効かない元騎士の剣聖と、愛想のない人嫌いの女僧侶(モンク)という勇者パーティーで荷物持ちをしていた、地味だけど経験豊富で有能なベテラン冒険者のおっさん(三十代)が、もうあんたいらねと追放された結果、勇者パーティーはガタガタに系。 ただし単純なザマアで終わりではなく、その後ちゃんと謝罪してきて、真摯に言うことを聞くようになり、改めて成長しつつあるのが良いですね。……勇者とかちょっと依存気味だけど(苦笑) まあベテランなおっさんはそのあたりを嗜めつつ、適度な距離をとって成長を促しているので、そのうちなんとかなるんでしょう。なんと言うか、保護者体質おかん属性な人ですww ……もっとも聖女とかにはもう、完全にパーティーの一員として認識されてるっぽいんだよなあ<戦闘時のバフ魔法に含まれるようになってきてる あ、勇者パーティーと言っても、魔王的なものは存在しない世界です。レベルとかステータスとかもなし。勇者とはあくまで各地を転戦して、強大な魔物から民を守る象徴的なものらしく。そこらへんに国や宗教関係の思惑とか権力闘争が関わって、結果それまでの努力と夢と未来を潰され意に沿わず勇者にさせられたまだ十代の少年は、すっかりやさぐれて尖りきっていた、と。他のメンバーも過去にいろいろと訳ありっぽく、ほぼ全員コミュ障気味。 でもって、勇者がパーティーメンバーにろくな相談もしないで一方的に物を言っていたのは、リーダーというものは部下に命令を出し、そして結果に責任を持つべき者だという、貴族的にはけして間違っていない思想が空回りしていたからだとか。パーティーメンバー以外とはろくに口もきかないほど人間不信なのに、おっさんに対してだけは暴言吐きまくっていたのも、心の中ではその実力を認めて張り合ってたからだとか。あと、おっさんが「貴族は平民に名前を呼ばれると不機嫌になる」という認識のもと、ビジネスライクに勇者としか呼ばなかったことに不満がとか判明してくると、いやあ若いねえ(・∀・)ニヤニヤ ってなってきてww そしておっさんはおっさんで、なんか竜と盟約交わしたりとかし始めて、伝説への階段上り始めちゃってる? 的な。 あとヒロインが現れた! 作者様の感想返しによれば嫁に2号はないらしいので、そのあたりも安心して読めそうです(笑)
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No.605
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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