よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 ケルティックなモチーフ その2
2018年04月05日(Thr) 
前の記事から続き >

リングを作成する際、閉じる前にシャトルを2回くぐらせてから閉じるのが、今回のポイント。
その状態でリングを閉じると↓のように、リングの中へ輪になったシャトル糸が2周通っている形になります。



で、この輪になった糸を左手にかけて、前のリングの後ろ側で次のリングの作成に入ります。
この時、前のリングとの間に隙間が空かないよう注意が必要です。前のリングを半分に折ると、作業しやすいかもしれません。

もちろんこの次のリングも、最後にシャトルを2回くぐらせてから引き締めます。

同様にして4個目まで作っていけたら、最後の5個目はちょっとズルっこ(苦笑)

まずは5個目のリングが作成できるだけの長さを残して、いったんシャトルの糸を切ります。
そうしてフリーになった糸端を、↓のように1個目と4個目のリングへ通していきます。



通す順番は、最終的に完成させるリングと同じです。この部分がリングの芯糸の通り道になるので。
で、通し終えたら切った糸端を再度、元のシャトルの糸端と繋ぎます。
あとはそれまでと同様に、最後のリングを作成。
リングを締める際には、結び目をほどいて再び糸端をフリーにし、リングの根元がきっちり噛み合う方向へ引っ張ってやると閉じやすいです。

最後の糸端は、隙間から裏側へ回して始末してやれば……



シャトルだけでケルティックな立体交差の五弁花の完成です★

残る2段目と3段目はチェインオンリーで、糸を切ることなく続けて結っていけるため、それは普通に進めていけばOK。



……画面外には、試行錯誤した結果のあれこれが散らばっていたりしますが、とりあえずはこんな感じで完成させられました。
パズルみたいでおもしろかったです〜〜(^^


2019/09/27 追記:
さらに詳しめな内容を、サイトの方へまとめてみました。

■リングを重ねて作るやり方
 http://plant.mints.ne.jp/takara/ilr/ilr.htm

写真多めになっていますので、少しは判りやすくなっているかと。
No.271 (創作 >> タティングレース)

 
 この記事へのコメント
 
YuiYui  2018/04/09/09:43:29 [HOME]
こんにちは。
初めて書き込みさせて頂きます。
こちらのブログでは、「ほぉおお〜〜〜!」と思う事が多く、いつも参考にさせていただいてます。

このケルティックモチーフ。
私も数年前に見つけてプリントアウトしていたのですが、中心部分をニードルで・・・と言う事で、チャレンジしないまま日々が過ぎていました。

ニードルとシャトルを合わせると、編み目の加減が違ってくるのがイヤだなぁ・・・と思っていたことと、ニードルの編み目のゆるさ(ふわふわしているとも言いますが)があまり好きではないせいもあって、対策を取らないまま放置していたのです。

なるほど!
リングを締める前に、次のリングを交差出来る位置に持って行くために、こんな方法があったんですね!
目からウロコでびっくりしました!

モチーフのデザインはかなり好みなので、方法が分かったとなれば早速チャレンジしてみます。

これからも素晴らしい記事を楽しみにしています。
有難うございました。
 
No.279
 
神崎真  2018/04/10/12:13:37
こんにちは、YuiYui 様。ようこそいらっしゃいませ!!
うわあ、YuiYui さんに「参考に〜」なんて言っていただけると、恐れ多いやらいたたまれないやら……(おろおろ)……本当に素人の独学手慰みの覚え書きメモなので、お恥ずかしい限りです。

ああでも、基礎知識がない素人は、こんな突飛な考え方をするんだという意味での参考にはなるかもですね(苦笑)

とにかく、YuiYui さんのところでは、そこが知りたい! というもうあと一歩な技術(スプリットチェインとか、ダブルピコをダウンジョインで作ると綺麗とか、デイジーピコのやり方とか)が、細部の見えやすい写真でとても丁寧に解説されていて、身近に教えてくれる人(場)のない人間にとっては本当にありがたい次第なのです。本当に、こちらこそいつもお世話になっております <( _ _ )>

今回のリングを締める前にシャトル糸を〜の発想は、かなりの部分を以前そちらで拝見した、「マジックスレッドでリングを締める前に、まず導入糸を引き抜いてしまう」という手順にインスピレーションを受けたと思います。
リングの場合、芯糸がこう回って来ているから内部ではこうなっているはずで……というふうに脳内で考えていたのが、何かのはずみに化学反応を起こしたのではないかと。
いろいろな情報に触れておくって、大事なんだなあと思いました。

ともあれ、こんな記事が少しでも参考になりましたなら良かったです。
こちらこそ、そちらの様々な記事(最近は特に Jan メソッドの続きなど)を楽しみにしております。
今後とも、どうぞよろしくしてやっていただければ幸いです。
 
No.283

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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