よしなしことを、日々徒然に……
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 やっぱり本が好き
2018年03月12日(Mon) 
先日、タティングレースの洋書につぎ込んだら、入荷しなかったからとまるまる返ってきた上に、お詫びまでつけてもらえた楽天ポイント。
さてじゃあ、改めて何を買おうか……と。いずれ買いたいものを順次登録してある、お気に入り画面を眺めていたはずなのですが。
何故か気がついてみれば、こんなものが手元にあったりしてww



ヨハン・ダビット・ウィース著、宇多五郎 訳、「スイスのロビンソン」上下巻です。
「家族ロビンソン漂流記」という題名か、あるいはアニメ「ふしぎな島のフローネ」の原作と言ったほうが判りやすいでしょうか。
もっともこちらはアニメと異なり、子供達は男の子ばかり4人です。

思い返せばもう12年も前のこと。
何故か不意に子供の頃、ジュヴナイル版ハードカバーで読んだ「家族ロビンソン漂流記」を読み返したくなった私。当時は地元図書館でも見つけられず、ネットで古本をあさってもどれも絶版とか、せいぜいフローネの子供向けノベライズばかり。なんとか見つかるものはプレミア付きで、下手すりゃ万単位という状態……でも、読みたいとなったらもういても立ってもいられず、もう中身さえ読めればいいやと、当時の底値3000円ぐらいでポチったのが、1984年発行の第4刷でした。
状態は控えめに言って文字通り、「読めれば良い人向け」。トレペのカバーもなければ、日焼けスレヨレ折れどころか、本体全体が水濡れで波打っている状態のものが届きました。

そしてなによりびっくりしたのが、中身が旧字体だったこと。
仮名遣いこそ現代文と同じ表記ですが、それこそ「醫者が晝に鹽味の瓣當を持って、繪を畫きに臺地へ行った(医者が昼に塩味の弁当を持って、絵を画きに台地へ行った)」みたいな文章で書かれているんですよww しかもフリガナほぼまったく無し。

当時、旧字文章なんてまったく読んだことのなかった私は、当然頭を抱えてしまった訳ですが。
しかしそれでもなお、私はこれが読みたかったんです!

いやあ、頑張りましたとも。

当時はまだスマホなんか持ってなかったので、パソコンのマウスで手書き入力して検索したり、ネットで見つけた新旧字体対照表とにらめっこしたり。それでも駄目な時は母に聞きに行ったり(「ちょっと懐かしいと思うけど、普通に読めるわよ?」とあっさり言う母に、そうかこれがジェネレーションギャップというやつかと実感)しつつ。
なんとか上下巻を読み終えた時には、ほぼノンストレスで文面を追えるようになっていたのだから、人間の適応力すげえと言うべきか、好きこそものの上手なれというべきか(苦笑)

これをきっかけに古い翻訳の魅力へ目覚めた私は、黒岩涙香の「巌窟王」や「白髪鬼」や「幽霊塔」、森田思軒の「十五少年漂流記」、そしてホームズさんの明治大正期の翻案などへと手を伸ばしていった訳で。

閑話休題。
その水濡れしてヨレまくった1984年刷は、ちょうどその頃、本の置き場に困って自炊PDF化作業に勤しんでいたこともあり、思い切って裁断・PDF化してしまいました。
……さらにはそれをOCRにかけ、不完全ながらもテキストファイル化も行い、その後も何度か読み返していたりしたのですが。

しかし、それでも!
……やっぱり紙書籍の魅力には叶わないのですよね……特にこういう旧字体表記のものは、未だパソコンでは表示できない文字も多く、またフォントの雰囲気自体も独特で、電子化してしまうと風情が大幅に失われてしまうのです(´・ω・`)

その後何年かして再版されたらしく、今では状態さえ問わなければ、2000円以下で上下巻購入できるようです。
でもなあ……一応はデータとして持ってるしなあ……そもそも置き場に困ったから電子化したのに、また買い直してどうするよと思ったんですが。
です、が。

送料無料で上下巻合わせて999円なんて見つけちゃったら……そりゃ逃すまじ! と手が動いちゃうじゃないですか ┐(´〜`;)┌
しかも今ならポイント11倍で、実質900円。全部ポイントでまかなえたから懐痛まないしー?

……欲しいものなんて他にもいくらでもあるのに、やっぱり私は本に関してはいろいろと緩んじゃうんだなあ、ははは(苦笑)

今では地元図書館にも収蔵されているのですけれど、こういうのは手元に置いておいて、気が向いた時に数ページずつめくっては、お気に入りシーンを楽しむのが良いんですよねww
最近、バス通勤のお供にと、文庫サイズの紙書籍の読み返し頻度も増えてきていますし。

今回は、ちゃんと普通の紙カバーがついた2002年発行第5刷が届きました。多少のページ折れや日焼け折れスレはありますけれど、まあ許容範囲。
とりあえず速攻でクリアカバーを装着しました★
一度自炊したけど買い直すほどのお気に入り本には、もうクリアカバーかけないと安心できないのです(苦笑)


そして本に関して、もうひとつ。
通りすがりに査定中の古本を覗いてみたら、それこそ子供向けジュヴナイル版のシャーロック・ホームズ本を見つけてしまい、思わず手にとってチェック(笑)



いや、「悪魔のダイヤ」ってなんぞ? そんな邦題つけられる話なんてあったっけ? って思ったんですよ。

で、目次やら解説文やらを見てみたところ、表題作「悪魔のダイヤ」は「青い紅玉( The Adventure of the Blue Carbuncle )」、残りふたつ収録されていたうち、「12時15分の惨劇」は「ライゲートの大地主」、「恐怖の棺桶」は「フランシス・カーファクス夫人の失踪」とのことでした。
なるほど、言われてみればそれぞれに判らなくもないのですが。
でもダイヤって……ただでさえ「 Carbuncle (丸く研磨された赤い宝石もしくはガーネット)」を、日本語訳では「ルビー」とされがちで、「青いルビーって要するにサファイアじゃん」と突っ込みたくなるあの話を、さらにダイヤと翻訳するって、本文ではどういう扱いになってるんだ、この翻訳ww<中身まではチェックしなかった
いやまあ原典にも「四十グレインの重さの炭素の結晶」という記述があるので、ブルーダイヤという説もあるそうで。このあたりはシャーロキアンにとっても、長年論議の的でもあるらしいんですが。

……しかしこの表紙はまた、青い紅玉っぽくないなあ……フランシス〜の方をイメージしたイラストなのでしょうか? いやでもテーブルの上に、宝石っぽいものが置いてある??
実はライゲイト〜の方の内容は、あんまり覚えていない私です(苦笑)
だから私はシャーロキアンじゃないんだってばっっっ
No.215 (読書)

 
 この記事へのコメント
 
ちなつとも  2018/03/13/10:17:39
ふ、フローネ!!
なつかしいね!
オープニングもエンディングもまだ歌えまっせ!
あとパンの木、パンの実!
あれ、どんな味なんだろう。今でも不思議な気分になるわ。
 
No.216
 
神崎真  2018/03/13/10:34:41
世界名作劇場! 我々世代には外せない懐かしさだよなvv
でも私、実はハードカバー版「家族ロビンソン漂流記」読んだほうが先だったから、フローネはコレジャナイ感がいささか(苦笑)
ああでも言われてみれば、確かに曲が出てくる、歌えるww
前にヤフー動画で数話UPされてたから視聴してみたら、けっこうハードな展開でびっくりした記憶があるよ。子供向けアニメなのに、一緒に難破した船員さんの死体見つけたり、座礁した船に残ってた家畜を助けられずに、目の前で船ごと沈んだりとかさ。
あの頃のアニメって、そういうところけっこうちゃんとシビアだったよなあ……(しみじみ)
 
No.217

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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