よしなしことを、日々徒然に……
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 三枚目を作ろうかどうしようか
2017年04月01日(Sat) 
「華麗なクラシックレース」の4番のドイリー、二枚目を作成してみました。



今回はオリムパスのプラチナレース糸を使用し、一部ピコのサイズや目数などを調整。
その結果は……ううむ(悩)
繊細さや透けるレース感は大幅UP。あとレシピ通りだと4〜5段目で波打ちまくったのを、アイロンでどうにか矯正していたのが、ほとんど波打つことなくきれいに収まってくれています。

しかし……なあ、うん。
これは単なる好みの問題なのか、そこはやはりプロのデザインこそだというのか。
ぶっちゃけ面白みがDOWNしちゃったなあ、と(苦笑)
実物を近くで見てるとそんなに差を感じないんですけど、こうやって写真にして遠目から眺めると、やっぱりレシピ通りのほうがメリハリが利いているというか、格好良いなあって思っちゃいます。
特に外周の凹凸が少なくなって、普通の円に近くなっちゃったのが、ありきたりのデザインっぽくて。

やっぱりプロの人ってすごいですねえ(しみじみ)
って言うか、糸と、ほんのちょっとばかり目数を変えただけで、こんなにも差が出てくるっていうのが、タティングレースの面白いところというか、難しいところというか。



左側が最初に作った、クロッシェレース糸(ライトシアン)、右側が二枚目に作ったオリムパスのプラチナレース糸ホワイト。
部分部分の収まり自体は、オリムパスのほうが断然良いのになあ……
糸の太さそのものも微妙に違うせいか、全体はオリムパスのほうが、ごくわずかに小さくなっています。



さあて、この二枚を踏まえて、さらに三枚目を作ろうか、それともこれはいったん置いておいて、また別のものに手を付けようか……悩みどころです。
このデザイン、けっこう作っていて楽しいですし、もう一枚ぐらいはやってみても良い、かなあ……


そしてそろそろ巷でも、初の国産ボビンシャトルを入手された方の報告がUPされ始めているようで。

■クロバー『タティングシャトル・ボビン』を使ってみた|blanc-rhino
 http://ameblo.jp/ma-don-suke/entry-12260444128.html

ああ、確かにいちいち糸を巻くためだけに、ミシン出してくるの、かえって面倒だろうなあ(苦笑)
そしてやっぱり、厚み・幅ともにノーマルシャトルより大きいとなると、ますます私には向いていなさそうだという気持ちがひしひしと。
そもそも私なんて、そこまで道具にこだわるほどの技術なんて持ってないですしねww



あと、去年の12月半ばに新調した枕が、そろそろだいぶヘタってきてまして。
三ヶ月ちょい……まあ安物買ったにしては保ったほうかなと思いつつ、捨てずに取っておいた前の枕と二個重ねて、ひとつのカバーに突っ込んでみました。



さすがにこれはww と思いつつも、購入直後の写真と比べてみると……



あ、意外と最初はこんなもんだったかもww
実際昨夜はこれで寝てみた結果、途中で何度か目を覚ましつつも、12時間近く眠れたので問題ないんじゃないですかね? むしろこんなに長時間(ry

もともと顔が半分埋まる勢いのフカフカで高めの枕が好みなので、これでまたしばらくは保ってくれそうです。
No.8114 (創作:: タティングレース)


 糸ばかりが増えてゆくww
2017年04月02日(Sun) 
例によってネット上をウロウロしていたら、ついうっかりポチってしまいました _| ̄|○


だから安物買いはやめろって言ってんのに、我ながらさあ……
でも個人的にちょい太めだったPuPuさんの糸や、現在使用しているオリムパスよりもよりもさらに細めらしい#50で、しかも25g巻。カラーバリエーション30種類がただ今セールで1玉税込211円なんですよ。試したくなるだろ!?
PuPuさんで入手できなかったグレイやブラックもあるし! あとはチョコレート系の色があってくれたら言うことなかった!!
タティングレースをやるには撚りが甘くてピコが割れやすいというレビューもありますが……とりあえず試してみるぐらいなら惜しげのない値段ですし。

……しかしこれだけの量の糸を買って、果たして使い切る日が来るのだろうか……(苦笑)
No.8115 (創作:: タティングレース)


 _| ̄|○
2017年04月03日(Mon) 
きっと誰にも見分けなんかつかない。でも自分なりに満足の行く結果を出したいんだと。
そう思って作成した、三枚目の4番ドイリー。



良いんだ、自己満足なんだとようやく仕上げて、写真を撮ったのですよ。



うん、やっぱりピコのサイズや数はこの方が良いよな。
最初からの三枚も並べて撮ってみよう。ちゃんと後日にも判るように、文字入れ加工もして(ゴソゴソ)



やっぱりプラチナレース糸のほうがレーシー感はあるな。
でもなんだかんだで一番最初に作ったやつが、一番きれいに見えるこの皮肉は……

……?

…………?

(つд⊂)コ゛シコ゛シ

(;゜д゜) ・・・

(つд⊂)コ゛シコ゛シコ゛シ

(;゜Д゜) ・・・!?


うぁぁぁああああ!! やっちまってたーーーーーーっっっ!!!!



道理で、道理でなにか物足りないと思ったんだよ(号泣)
よりにもよって、こんなに最初の方でやらかしちまってたなんてっっっ(血涙)

そして完成したあとどころか、並べて写真撮って、さらにそれを加工し終えて、さてこの記事の下書き始めるかってテキストエディタの脇に並べて表示した、その時までまったく気付かないだなんて…… _| ̄|○

駄目だ、立て続けに四枚同じものは、このサイズだとさすがに……(しくしくしく)

タティングやる人間なら誰もが通る道なのでしょうが。
そして私は作業自体を楽しむタイプなのだから、作りたいものがまだまだあるというのは喜ぶことでもあるのでしょうが。
それとこれとは話が違うんだよぅ……ううう……(泣)
No.8116 (創作:: タティングレース)


 たまにはこういうデザインも
2017年04月04日(Tue) 
タティングレースでは、もっぱら幾何学的だったり抽象的ないわゆる「模様」デザインを好みとする私ですが、たまには具象的なものに心惹かれることもあります。
先日の立体ミニドレスなどもそうでしたが、世の中には本当にどうやってこんなデザインを思いつかれるのだろう? という代物を作成されておられる方もいて、そういうのを見るとつい手がワキワキとしてしまう訳でww



海外サイトにあったフリーパターンの英語テキストを解読しつつ、もうだいぶやり慣れてきたスプリットリングを連ねていって……



案の定、判読を間違えて失敗。パーツまるごと切り取って廃棄したりはお約束★
ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返し、余所様の写真と見比べながらここはシャトル1を持って、こっちはシャトル2を持って……と模様の出方を考えて、と。



どーーーーだっっっ

Annes Nuperellenett という、北欧?かどこかのサイトさんで公開されている、Norske minidrager です。翻訳サイトにかけてみると「ノルウェーのドラゴン」って変換されました。

使用糸は例のPuPuさんの超極細。オパールグリーンとダスティグリーン。
PuPu糸のもっちりした質感は、ドイリーなどよりもこういう小物を結うのに向いていると思います。今回はまた色合いが、誂えたようにドラゴンさんらしくって、いい感じに仕上がったんじゃないかとvv

やー……しかし本当に、手こずらされました。
胴体は割と簡単に仕上がったんですよ。まあちょっとズルはしましたけど。本当ならSSSR(シンプルシャトルスプリットリング)とかいうなにやらややこしい技術を使用して、シャトル1個で作成するようになっていたのを、2個使って普通のスプリットリングで誤魔化しちゃいました。でもまあ見た目はそれで問題ないですし。とりあえず構造を理解するためには、それもありってことでまあ。

問題なのは翼でした。
二枚目の写真の通り、そりゃあもう手こずらされましたとも。編み図の色分けのされ方はよく意味が判らないし、英文を翻訳サイトにかけてみても、なにがなんだか(@_@)

……ぶっちゃけこれで合っているのかも謎なんですが……いちおう形にはなったってことで。

大きさは縦横ともに13cmほど。



……緑のマットの上で撮影すると、なんだかすごい色に写っちゃうな(汗)
なお、両目? 角? 的なものがねじれているのは、ちゃんとそういう仕様です。



ツイストピコットとかいう手法だそうです。
翼の模様は、それぞれの色を巻いた2個のシャトル、どちらを手に持って作業するかで変化がつけられるようなので、いろいろ試してみると楽しそうです。
……って言うか、余所様の作成写真を拝見すると、これいったいどうやってこの配色にしてるんだろう?? というパターンがいっぱいあってすごいです。


そんなドラゴンさんの、編み図が公開されているのは、↓こちら。

■Annes Nuperellenett
 http://nuperelle.net/

左のメニューの Sma motiver から Norske minidrager とたどって、上から五行目の「engelsk」というリンクをクリックすると、英語の編み図がPDFで表示されます。
PDFファイルの翻訳方法はこちらを参考に。

■Google 翻訳の利用:PDFやWordのファイルを翻訳する方法
 http://google.tku.ac.jp/others/23/2

もちろん完全な翻訳にはならないので、英文や写真と見比べながら、努力と根気で解読です。
……中学高校と英語は赤点だらけ。教師にも匙を投げられたこの私が、翻訳サイトの助けを借りながらも英文を読み解こうというのだから、趣味のもたらすパワーってすごいですねえ(^ー^;;)

もちろん独力でどうにかなるわけもなく。今回も赤裸々さんには大変お世話になりました <( _ _ )>

■赤裸々レース Minor Norwegian Dragons 1
 http://sekiraralace.blog.shinobi.jp/Entry/217/

■赤裸々レース Minor Norwegian Dragons 3(完)
 http://sekiraralace.blog.shinobi.jp/Entry/272/

こちらで大体の作業手順を把握し、PDFで目数やピコ数を拾って、あとはノリと勢いでなんとかしましたww

うむ、たまにはこういうデザインも楽しいですね。
……ドイリーとかコースターに輪をかけて、「作ったものどうすんのさ」っていう代物ではありますが(苦笑)
ほんっと、完成品がさほどかさばらないからこそ、何とかなってるようなもんなんだよなあ、ふふふ……
No.8119 (創作:: タティングレース)


 すっごい繊細
2017年04月06日(Thr) 
さて、セールという言葉に踊らされてうっかりポチってしまいました、#50のレース糸、Le Cotton。


火曜日には届いていたのですが、その時にはもうドラゴンさんを作成し始めていたので、なかなか開封できずに放置しておりました。
どうせなら、ゆっくりじっくり楽しみたいですからww



今回注文したのは、念願の細糸ブラックと、そして濃淡で合わせたいスチールグレー。あとはやはり基本のホワイト。モノクロ三色グラデーションです★

ラベルには25gで225mとありますが、商品名やストアの注意書きによれば、実際には258mあるとのこと。
つまり100mあたり9.7gと、同じ長さで13.9gになるPuPuさんやクロッシェよりもかなり軽め、すなわち細いはず。
なお私が普段使いにしているオリムパスのプラチナレース糸#40が、50gで415m=100mで12g。
細糸と伝え聞く Lizbeth(リズベス)の#40だと、25gで約270m=100mが9.25gになるようですから、両者の中間でリズベス寄りという計算でしょうか。
……って、リズベスどんだけ細いんだ(汗) え、リズベスの#20って、100mで13グラム計算(25gで192m)……? PuPuよりもプラチナ#40に近いじゃん(滝汗)

ともあれ。
実際、届いた玉を手に持った時、最初に思ったのは「軽っ?」でした。糸玉のサイズ自体はそこそこあるのに、びっくりするぐらい軽いです。まあ、内部の芯の形状サイズなんかも影響してるんでしょうが。
そしてふわふわした手触りと感触が、なんとも優しい印象でした。

では恒例、サンプルの作成〜。
「タティングレース――新しい世界」より、「湖の華」の外周モチーフ。他のと見分けやすいように、スチールグレーを選択して……



左から順に、
百均の50g100円のクロッシェレース糸 番手は書いてないけどほぼ#40相当? 5.3cm
普段使いのオリムパス プラチナレース糸 #40 5.1cm
今回購入の毛糸ピエロさん(ごしょう産業) Le Cotton #50 4.7cm
姉妹店 毛糸ZAKKAストアーズさん(ごしょう産業) PuPu 超極細 5.1cm

さすがは50番手(レース糸は数字が大きくなるほど細い)、こんな小さなモチーフでも、オリムパスのプラチナよりひと回り小さく仕上っています。そしてクロッシェとはふた回りぐらい違います。

拡大すると……



左上(白)がオリムパス、右上(薄緑)がPuPu、左下(ベージュ)がクロッシェ、右下(グレイ)が Le Cotton 。
オリムパスと同じぐらいの繊細さを持ちながら、結び目が綺麗に揃って見えるPuPuさんの質感も兼ね備えています。毛羽立ちも少なめで、PuPuさんのようにもっちりふわふわではありませんが、糸自体がすごく柔らかくて、かつすべすべ。まさに壊れ物を扱っているような結い心地でした。

ユーザーレビューでは、タティングレースに使うと撚りが甘くてピコが割れるという意見を多く見かけましたけれど、私の場合、今のところその現象は起きませんでした。あるいは糸がねじれやすいこの手癖が、良い方向に働いてくれたのかもしれません<しょっちゅうシャトルをぶら下げてねじれを取る羽目になっている

ただ、これは……かなり厳しいですね、確かに(汗)
糸のすべりはなかなか良く、リングを閉じるのもマジックスレッドを行うのも、ほとんどストレスはありません。結び目もよく見えるので、目数も数えやすい。ジョセフィンノットもそこそこ綺麗にできました。
しかし……柔らかさが曲者です。良く言えばしなやか。悪く言えばハリやコシがない。
あまりに軽くかつ柔らかすぎて、すぐに指から逃げていくというか、気がつくと絡まりそうになっていること複数回(−ー;)
いやまあそれは、私の技術不足なだけかもしれませんが。
そして失敗した時の、解く難易度。
細糸であるがゆえに、必然的に緩め緩めを心がけているため、今回はそこまで難儀しませんでしたけれど。それでもやっぱり、何度か糸を割ってしまいました。ダイソーの粗いシャトルでこの糸を使うのは止めたほうが良さそうですね。クロバーシャトルのツノ先なら、なんとか最低限の糸割れで済ませられるかな、というところ。
そしてまだ、閉じてしまったリングをこじ開けるのは試していないので、それがうまくいくかどうかが大きなネックですね……

とにかく仕上がりが柔らかいので、ピアスやブレスレットと言った、アクセサリー類を作成するには向いていないと思います。コースターもどうかなあ。
いわゆる「蜘蛛の巣のような」「繊細で軽いベール」といったものなら、すごく素敵なものが仕上がりそうですが……逆にどこかへ引っ掛けたら大変なことになりそうでもあるので、実用性となるとちょっと(苦笑)
本当に「作るのが楽しい」という人向けの糸だと思いました。
あ、かぎ針や棒針編みならまた話は別です。ちょっと厚めの仕上がりになる分、きっと肌触り抜群のものになるんだろうなあ。

そしてグレイの糸でもここまで手こずるなら、結び目が見えにくいだろうブラックなんて、私に扱いきれるのかしらという不安が……(汗)

そしてこの糸の半額セールは、どうも5月半ばまでやっている模様。
買い足し……しようかどうしようか。まあ、まだ一ヶ月以上ありますし、もうちょっと使い心地を試してみてからでも良いかな。


でもって。
この糸でもっと遊びたいのはやまやまですが、本番の前にはやっぱり試作が必要ということで。
一番惜しげのないクロッシェレース糸で、また新しいモチーフの目数やピコのサイズ確認をば。



左側は、ついいつもの癖で二段目のリング同士を繋ぐピコを小さくした結果、渡し糸がたるんでしまったので、三段目の最初で早々に見切りをつけました。
改めて二段目のピコを大きく取ったら、良い感じの収まりになってくれたんじゃないかと。レーシー感もUPして一石二鳥★

……しかしこのタイプの渡し糸+長めピコのデザインを Le Cotton でやるのは、さすがに無謀が過ぎそうだなあ。

渡し糸と、あとマジックスレッドを覚えたおかげで、以前は見向きもしなかったデザインがMYブームなんですよ……透けるレーシー感満載で、さらに糸始末回数が多くなる、多段だったり多くのモチーフを繋ぎ合わせるようなタイプが。
いま作りたいものと買った糸が、真逆の方向を向いているこの矛盾(><)
そりゃあこのモチーフを繋いだスカーフを、 Le Cotton のブラックで作ってみたりしたら、さぞかしエレガントで手触り抜群の仕上がりになるんでしょうけど、ねえ……(遠い目)
No.8120 (創作:: タティングレース)


 更新情報(2017年04月07日)
2017年04月07日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、著作権切れテキスト「卷煙草シガーの灰」四話目をUPしました。
原作はシャーロック・ホームズの『金縁の鼻眼鏡( The Adventure of the Golden Pince-Nez )』です。
No.8121 (更新)


 サンプル追加
2017年04月08日(Sat) 
例によってむか〜し昔からのものが堆積した糸箱をあさっていたら、「絹糸 穴カガリ 8番 16号」と書かれた糸が出てきました。
これってあれですよね!? タティングレースの古い本とかでたまに出てくる、「絹穴糸」!!
レース糸の#40とだいたい同じぐらいの太さだという情報を見かけたので、絹穴糸指定の編み図は#40で代用していたのですが。
見つけたからには試してみないと、ねえ?(わっくわっく)
そんな訳で、今日もサンプル作成でっす。



うっわ、なにこれ(汗)

めちゃめちゃ……おっそろしい程に……結いやすいんですけど。
毛羽立ちなんて欠片もない、つるっつるのすべっすべ。何の抵抗もなく閉じていくリングには、もはや戦慄すら覚えるほど。
すべりが良いせいかよじれも少なく、それでいて適度な撚りとハリがあって、糸割れなんてまったく起きません。



完成。
いつもの通り、「タティングレース――新しい世界」から、「湖の華」の外周モチーフです。
ジョセフィンノットの部分で多少手間取りましたけど、別に閉じにくい(締めにくい)とかいう話ではなく。むしろ糸がしなやかすぎてステッチが螺旋状になっちゃったり、完成したジョセフィンノットがひっくり返ったのをつまんで直しにくいとか、そういう意味での「手間」でした。
完成品も艶々と美しいし、手触り抜群かつ柔らかく。そして作業中に力入れて引っ張っても、全然伸びたり痩せたりしない、まさにこれぞ理想の糸!

駄目だ…………これ私みたいな、なんちゃってタッターが手ェ出しちゃアカンやつや(汗)

だってこんな糸に慣れてしまったら、百均の安物コットンなんか使えなくなってしまう (((( ;゜Д゜)))) ガクガクブルブル <レース糸よりさらにお高い


先日三枚試作したドイリー、1枚作るだけで、こんなカード巻き糸が3つ必要らしいんですよ……?

第一、出来上がったものを普段使いになんてとてもできないし、それ以前に「仕上げは濡れたハンカチ被せて、アイロンでそーれプシュ〜」なんて、とてもとても(汗)

ちゃんとした糸って……プロの人が使うような糸って……やっぱり違うんですねえ(ため息)


そしてついでだから、今まで作っていなかったダイソーの#20と、あとDMCコルドネスペスシャル#80でも、サンプルを結ってみました。
太さが数値で表されているものを順番に並べてみると、



ダイソー   大創産業  #20  7.9cm
オリムパス   プラチナレース糸  #40  5.1cm
毛糸ピエロ   Le Cotton  #50  4.7cm
不明   穴かがり糸  8番16号  4.2cm
DMC   コルドネスペスシャル  #80  3.3cm

だいたいこんな感じの結果になりました。



近くで見ると、やっぱり絹糸(えんじ色)の光沢が圧巻。
……そしてコルドネ(白細糸)のジョセフィンノットが一個足りないのは、糸の長さがどうやってもギリギリ足りなかったからです(苦笑)<相変わらず必要長の見積もりができない
ダイソーの糸(白太糸)は、意外と見た目、悪くないんですよねえ。毛羽もほとんど無いし、ツヤもそこそこ良いし。実際に結う時はねじれまくるけど(苦笑)
Le Cotton(グレイの)は、こうして並べたら、やっぱり撚りが甘いかなあというところ。結び目は綺麗に見えるんですけど、割れる寸前のピコがいくつか見受けられます。

糸って本当に奥が深いなあ……沼に嵌まる人の気持ちがすごく判る……ww


あ、それとノートパソコンのバッテリーがついに逝きました。
最近何度かうっかり、コンセント挿しっぱなしで一日放置しちゃってから急激に保ちが悪くなってたんですが。今日はついに、作業中いきなり何の警告もなくブラックアウト。しかもスタンバイに移行したのではなく、正常に終了しませんでした状態へ一直線です。これはアカン(汗)
これからは作業中は常にコンセントを繋ぐことにして、バッテリ残量監視ソフトはアンインストールしました。
2013年の11月に購入したマシンだから、3年と5ヶ月ぐらいですか? まあ、保った方ですかねえ。2020年のサポート切れまでは使い続けるつもりなのですが……頑張ってくれよ……(切実)
No.8124 (創作:: タティングレース)


 2017年04月12日の読書
2017年04月12日(Wed) 
本日の初読図書:

■勇者召喚したら逃げられた
 http://ncode.syosetu.com/n8843cj/

■続・勇者召喚したら逃げられた
 http://ncode.syosetu.com/n1728ck/

■食い詰め傭兵の幻想奇譚〜第一章
 http://ncode.syosetu.com/n6221dl/

■神様は異世界にお引越ししました〜六十四話
 http://ncode.syosetu.com/n9829bi/

■異世界転移バーテンダーの『カクテルポーション』〜第二章 まだ遠い道
 http://ncode.syosetu.com/n1969ct/

本日のと言うか、ここ半月ぐらいでざらっと目を通したもの、取り合えずメモ。
……って言うか、今年に入ってから全っ然小説読んでないよ(汗)
No.8128 (読書)


 意識を変えれば、これはこれで
2017年04月12日(Wed) 
50gで100円の、クロッシェレース糸で遊んでみた。第二弾と第三弾。



左がライトシアンで、盛本知子さんの「優しいタティングレース」より「小さな菱形ドイリー」。
右がクラシックベージュで、藤重すみさんの「やさしくタティングレース」より「マーガレット」のモチーフです。
菱型の方は、とりあえずレシピ通り16モチーフ繋いでありますが、もっとたくさん繋いだり、あるいは長方形や六角形にしたり、途中で糸の色を変えて模様を描いてみても面白そうですね。
なお書籍写真のように、モチーフ一枚の中でリングとチェインを別色にして結うのは、糸始末が面倒なので個人的にナシ。糸始末の数を極力減らそうとすると、最初にチェイン分の糸を4〜50センチシャトルから繰り出して開始するのが、一番楽なんですよねえ(しみじみ)<それでも16箇所32本の始末が必要なんですが

マーガレットの方は、これを複数繋ぐことで、ドイリーやスカーフを作成するレシピになっています。
こちらはスプリットリングを使えばこのサイズで糸始末は2箇所4本……うまくやれば1箇所2本もいけるか?……と、そういう意味ではだいぶ楽なんですが。しかし最外周がヒラヒラしちゃうのがネックかなあ。 って、はうぁっ、また一箇所リングの数が足りてないぢゃん Σ(゜ロ゜ノ)ノ



大きさは、マーガレットが一枚の直径11cm強、菱型は全体で縦15cm強×横23cmといったところ。
どちらもシャトルひとつで作成できるデザインです。まあマーガレットの方は、スプリットリングを使う場合、糸端を別糸が巻いてある予備シャトルに仮繋ぎしてやったほうが楽ですが。ほんの数目なら手でやる方法も書籍に載ってるんですけど、どっちがやりやすいかはそれぞれってことで。


そして最初に使用した際に「タコ糸っぽい」と評してしまったこの糸。慣れてみると案外悪くないです。
なんというか、繊細さを求めるレースだと思うとやっぱりアレなんですけど、最初から「マクラメチックなものを作ってるんだ」と考えると、ごついぶん丈夫でしっかりしてるし、結い心地は良いので作っててけっこう楽しいww

飾ったり身につけるものを作るには向かないと思いますけど、実用品として花瓶敷きとかにするなら、むしろ多少引っ掛けたりしても大丈夫という安心感があります。なによりかにより惜しげがない★

そんな訳で……



#40の白ならプラチナレースがまだたっぷりあるしと購入してなかった、ホワイトも買っちゃいましたww
いややっぱり同じモチーフの中で複数色を組み合わせることがあったりしたら、同じメーカーのほうが……ねえ? 太さも質感も他の糸とはかなり違いますし。
ああ、これで暗色……青とか紺とかチョコレート色なんて贅沢は言わない。せめて黒さえあってくれれば……っっ
No.8129 (創作:: タティングレース)


 備忘メモ
2017年04月13日(Thr) 
いつか自キャラのイメージで登場させたい石。

■藍晶石 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/藍晶石

カイヤナイト。和名は藍晶石(らんしょうせき)。
効能とかパワー云々はさておき、とにかく色が綺麗。透明感がありながら、キャッツアイ効果や虹を兼ね備えるあたりも絶品。何より和名の字面が素晴らしい。
レアなタイプでは十字に交差したスターが出る場合もあるとのことで、ますますもって私好み。

画像検索で並んでいるブルーを見ているだけでうっとりしてきます。

本人に着けさせるのも良いけど、忠誠を誓う脇キャラがその証としてピアスに……とか考え出すとめっちゃ楽しいvv

……って、そのエピソードを書くには、その脇キャラ自体をまず登場させねばならんのですが(^ー^;;)<たぶん無理

とりあえず、「あれ、石の名前なんだったっけ?」と思って何度も検索し直してしまうので、忘れないように φ(..)メモメモ


って言うかこの石、某黒騎士従えた包容力MAX殿下にもお似合いだと思ったり。
アニメ公式ではラピスラズリがイメージ石になっちゃってますけど、原作小説では「夜空色の瞳」としか書かれてなかったはずですし。あのお方にはもっと透明感のある石の方が、個人的にイメージ合うんですよねえ……
No.8130 (創作)


 こういう時のためのLサイズ
2017年04月14日(Fri) 
一回目はピコのサイズが合わずに途中で断念。
二度目は二段目のリングが一個足りない状態で、気付かずに最後まで行ってしまったマーガレットのモチーフ。
三度目の正直は、何度も何度も繰り返し確認しながら慎重に進め。
そしてその結果を元に大体の必要糸長を予測して、四枚目を作成。

結果、

藤重すみさんのマーガレットのモチーフを一枚作成するのに、太めの40番手こと、天使の毛糸シリーズ・クロッシェレース糸で、私が両手を広げた幅×11回の糸が必要だという結論に達しました。ざっくり13〜4mってところでしょうか。 10回ちょいで充分でした。推定12〜3mってところで。

しかしノーマルシャトルではかなり無理をしても、8回分の量しか巻くことができません。

そう、今こそクロバーさんのLサイズシャトルの出番でしょう♪



いつものプラチナレース糸は、LサイズシャトルにMAX巻きすると、両手×14回ほど行けます。しかしそれよりちょい太いこの糸は、12回でもかなり糸がはみ出るギリギリ状態。
↑の写真の通り、11回ぐらいがちょうど無理のないMAX容量っぽいです。グラムあたりのメートル数が同じPuPu糸も、おそらく同じぐらいになるんじゃないかと。

あ、この必要糸長は、スプリットリングを使用して、途中で一度も糸を切らずに3段目まで行った場合の長さです。
糸始末の回数は、一回でも少ないほうが良いですからねえ(しみじみ)

そしてテキストだと金票40番使用で9cm直径になるはずのモチーフが、11.5cmになっているのは……けしてピコや渡し糸が長すぎるのではなく、糸の太さのせいだと信じたい……(苦笑)
No.8131 (創作:: タティングレース)


 ようやくここまで
2017年04月17日(Mon) 
2月の終盤に作り始めた、立体交差のあるケルティックなドイリー。
どうにか完成にこぎつけました(ため息)



藤重すみさんの「優雅なタティングレース」より、「8 円形ドイリー」です。
使用糸はハイスターの#40ミックス156番。
値段と色に惹かれて手にとったものの、これがとんだ難物でした _| ̄|○



ただでさえ間違いやすい立体交差要素入り。
そこへ持ってきて、どうせなら技術を磨いてやろうと、あえての糸玉を細く巻き直さずかつ、Lサイズシャトルを使用。チェインの隙間にシャトルと糸玉をくぐらせない結い方をしてみたのですよ。
当然、うっかり交差をミスってしまい、ほどく頻度は増えます。そしてハイスターのこの糸、一度ほどくとめっちゃ縮れる&毛羽立つ。おまけに最初からかなり摩擦が強くて、リングが非常に閉じ辛い。締めるのに力が必要だから、リングもチェインもサイズが揃わない(−ー;)

さらに言うなら糸玉で見ていた時ほど、段染めが好みじゃない。ボカシと言うより単なるまだらじゃんとか思いだしたら、出来上がっていく部分を見ても全然心が踊らない。

……結果、結っていて気分転換になるどころか、かえってストレス発生装置になる体たらく。

一時間結って二時間ほどいて、結果進んだのは三つ葉二つだけとかいう状態が続き、十日ほどかけて四段目の半ばまで行ったあたりで、これはもうあかん、と。
シャトルを買い足して余裕ができたのを良いことに、糸を繋いだまま放置することに。

それから一ヶ月半。
なんとか精神的にも多少は持ち直してきて、これなら少しずつでも進められるかもしれないと、ようやく引っ張り出してきたのが土曜日のこと。週末と、今日の夕方からクイズ番組見ながらちまちまと結って、ようやくここまできたのでした(はぁ)



直径はおおよそ22cm。
当初予定ではもう二段足して、「11 円形ドイリー」にまでする予定だったので、外周の接続用ピコを小さくしてあります。でも無理。もう無理(−ー;)
っていうかこのデザイン、めちゃめちゃ波打つんですが。よそでも同じような感想を書かれているので、これはこういうデザインであり、アイロンをかけることで矯正できると思っていたのですが。実際3段目まではアイロンで何とかなってたんですけど。しかし4段目はどう頑張っても整えきれませんでした。
三つ葉が重なったり、ピコがよじれたり、チェインの長さが(ry

もしも……もしも仮に別の糸で再挑戦する日が来るとしたら、三つ葉部分の目数を多少調整したほうが良さそうだなあとか。それとももっと柔らかい糸で作成すれば……たとえば Le Cotton あたりなら、また違ってくるんだろうかとか……そんなことを思いつつ、いろんな意味で勉強になったこれは、このまましまい込むことにいたします。

いちおうせめて、最後にそれっぽい写真をパチっとな。



少なくとも気がかりだったものが、これでひとつは片付いたさ……
No.8132 (創作:: タティングレース)


 2017年04月18日の読書
2017年04月18日(Tue) 
本日の初読図書:
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

すてきなタティングレース [ 盛本知子 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2017/4/18時点)


……とっくに本日の〜じゃないんですが、それはまあさておき(苦笑)
著者の盛本知子さんは、私にとっての一冊目のタティング書籍である「華麗なクラシックレース」を書かれた、藤戸禎子さんの娘さんだとのこと。
ミニモチーフやペンダントなどと同時に、かなり大作のクラシカルなデザインのものも載っているあたり、さもありなんというところです。
3ステップでとあるように、最初はシャトルひとつで小さなモチーフ。次はシャトル二つを使って外側のリング(ジョセフィンピコットフローティングリング)を活用したデザイン。そして最後にはお約束の、スプリットリングの利用。
段階を踏んでレベルアップしたら、終盤には大物が載っています。
表紙に掲載されている「湘南ラインのテーブルセンター」しかり、「花のブーケのドイリー」しかり。
個人的には「桜色のプリンセスショール」をめちゃめちゃ作ってみたいんですが……これを歪みなく結うには、一定の引き具合で続ける熟練の技術と、あと根気と時間と材料費がすっごい必要なんだろうな……(遠い目)
とりあえず達成可能そうな短期的目標としては、「ブロードウェイ・チャイナのドイリー」に是非挑戦してみたく。8番程度の刺繍糸という太さがどの程度なのかいまいち謎なんですが、どうも検索した感じDMCパールコットン8番が80mで10gらしいので、100mだと12.5g。#40のプラチナレース糸(12g)と、クロッシェレース糸やPuPu(13.9g)の中間ぐらい? ならそこらへんの糸で代用しても、問題ないかなとか。

ともあれこの書籍には、円形の多段ドイリーも二つほどありつつ、それらより小さめのモチーフを繋いで大きくしていくパターンが多いあたり、私好みなのです<ほら、好きなサイズでいつでも止められるからww
ただ、「はじめに」のページに載っている、マフラー? つけ衿?? がとっても素敵なのに、それは作り方載っていないのがとっても残念(´・ω・`)

あ、あと技法の説明や編み図などが、作者さん独自と思しき書かれ方をしているのがちょっと戸惑いました。
特にピコの繋ぎ方など、

ピコット繋ぎA → 通常のピコ繋ぎ
ピコット繋ぎB → 重ね繋ぎ(チェインの下側にあるピコから、左手にかけてる糸を引き出して繋ぐ)
ピコット繋ぎC → シャトル繋ぎ(チェインの下側にあるピコから、シャトル糸を引き出して繋ぐ)
ピコット繋ぎD → 最初と最後のリングを折り畳んで繋ぐ

というように、アルファベットで区別表記されているため、編み図で注記を見るたびに「えっと、C繋ぎってどれのことだっけ?」と技法解説ページに戻って確認する羽目に(苦笑)

しかし……我ながら本当に際限がなくなってきてるなあ……(−ー;)
No.8133 (読書)


 2017年04月19日の読書
2017年04月19日(Wed) 
本日の初読図書:
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

人狼への転生、魔王の副官(06) [ 漂月 ]
価格:1296円(税込、送料無料) (2017/4/19時点)


既にWEB版を何度も読み返しているので、実質はほぼ再読なんですが(苦笑)
今回は185話「退屈な皇帝」〜226話「ラシィの帰省」まで収録されていました。
書き足しエピソードで私が気がつけたのは、アイリアさんとの文通の他は、クリーチ湖上城戦での砦作りの際、雪を降らせたのがモヴィちゃん師匠だったと明言されたあたりでしょうか。あとリュッコ連れてロルムンドに戻る坑道の中で、ヴァイトが今後に向けて思いを馳せているところ。
巻末書き下ろしはドニエスク公と剣聖バルナークが若かりし頃の、大角鹿狩り編でした。あの暗殺未遂の十二人斬り話ですね。そして特典リーフレットは、アイリアの手紙でした。前述の坑道内で、ヴァイトが胸元に入れてるものだと思います。
大角鹿狩りでは、さりげなく奴隷剣士ドラウライトのことについても触れられていて、今後の展開を知っているとニヤリとできたりとかvv
敵方のキャラ達にもちゃんと芯が通っていて魅力的な話って、なかなか出会えないですよね……
No.8134 (読書)


 別々に手配していたものが
2017年04月19日(Wed) 
……何故か一度に手元に届いてしまう。
そんなことってありますよね(遠い目)



もちろん他にも積読は山脈を形成しているんですが……さてどれから手を付けよう……
とりあえず図書館のものは、二週間以内に片付けないとなんですが、興味の赴く優先順位から行くと、やはり自分で買ったやつのほうが(悩)

って、贅沢な悩みですねww

とりあえず、一番短時間で雰囲気を掴めそうなモチーフ&エジング101をパラパラとめくってみたら、予想以上の難易度の高さに冷や汗が。
糸の量の目安どころか、使ってる太さ(番手)も完成サイズも、糸玉を使用するのかシャトルだけなのかも書いていない。101作品(!)のうち、かろうじて49番目まではシャトルの数のみ記載。結い始めの位置ほどはごくごくちっちゃな矢印で示されているけれど、それ以外はどこからどこまでが一段目で、さらには全部で何段あるのかも自力で解読するしかない。
ってか、ケルティックなタイプ以外で、シャトル同時に三つ使うパターンなんてあったんだ……



ともあれ、ざっと眺めただけでも超絶素敵で私好みなデザインがいっぱいだということだけはよっく判りました。頑張って解読にいそしむ所存です。
ああしかし、藤戸禎子先生ってやっぱりすごいなあ……(しみじみ)




以下はヒトコトお返事につき記事を畳みます。
No.8135 (創作:: タティングレース)


 百均のお手並み拝見
2017年04月20日(Thr) 
前回、ノートパソコンのキーボードカバーに穴が空いたのが、2015年の4月7日
それから丸二年と半月が過ぎた本日。



そうか、お前もついに逝ったか……(遠くを見る眼差し)

まあ、先代と比べて十ヶ月以上保ったのだから、よく頑張った方でしょう、うん。
っていうか、似たような場所がそっくりな感じで破れているあたり、やっぱり私のタイピングには変な癖がついてるんでしょうね(−ー;)<そもそもキーボードカバーは消耗品じゃねえ

なお、これを見越して、予備のカバーはすでに準備済ですww



ダイソー製のフリーシートタイプ15インチ用、36×14cmサイズ★
一時期まったく見なくなり、店員さんに聞いてみたら廃盤になったと言われ「買っておけばよかった……ッ」と歯噛みしていたこの商品。半年ほど前にまた店頭に並び始めたのを見かけて、速攻でストックしておいたものです。

手元にあれば、貼り替え作業はすぐに終了。



例によってデコボコかつ、よく使うキー周りが貼り付いたり白くなってしまっていたのが、綺麗さっぱりサラッピン♪
こうして並べてみると、これまでのカバーよりはちょっと白っぽいですかね。でもキートップの刻印を見るのには何ら支障ありません。
いまこうして文章を入力していても、違和感はまったくなし。これまでとまったく同じ感じっていうか、貼り替えたこと自体を、意識していないとうっかり忘れる勢いです。これで108円てww

大きさ的には、今までのものと比べると、ひと回り小さいです。



でもまあミリレベルの話ですし、これぐらいなら問題なく貼ることができました。

私は頻繁に飲食しながらパソコンを使うので、キーボードカバーはほんと手放せないんですよね……誇張抜きで、砂糖ミルク入りのコーヒー持ってきて、座ろうとした時にカップごとぶちまけた経験すらある(−ー;)
キーボード手前のタッチパッド周辺に液晶保護フィルム貼ってあるのも、隙間から水分が入り込むのを防止するためです。あと手擦れ防止対策でもあり。
ここまでやると熱がこもる危険性もありますけれど、Windows7 になってからまったく熱暴走を起こさなくなったのでまあ大丈夫だと信じてます。自己責任自己責任。

さてこうなると、残る問題は耐久性なのですが。

これまでリピートしていたサンワサプライのキーボードカバーは、今だと Amazon で最安値1829円。
それで24.5ヶ月保ったのだから、1829円÷24.5ヶ月≒一ヶ月あたり74.7円のコスト。つまり百均のこのカバーは、一月半保ちさえすればメーカー品と同等のランニングコストという計算になります。貼り替えの手間は置いておいてですがww

……ってか、さすがにそれぐらいは保つよ……ね?
え、あれ? そう言えば仕事でパソコン使ってた頃は、メーカー品のカバーでも三ヶ月ぐらいでベコベコになってたよう、な?

まあ最近はそこまでヘビーユーズしてる訳じゃありませんし、なんとかなってくれると信じたいです。
いちおうもう一枚は手元にストックしてありますけど、今のうちにもう何枚か買い足しておいたほうが良いかなあ。またいつ店頭から消えるか判りませんし。
ただ、以前同じようなことを考えて、機種に合わせたキー配列型のカバーを廃盤前にストックしておいたら、それ使い切る前にマシン本体を買い換える羽目になったことがあったんだよなあ(苦笑)

まあシートタイプなら大きささえ合えば機種は選ばないし、しょせん100円なんだからそう悩むほどでもないかww 次にダイソー行った時は、忘れずにチェックするとしますかね。
No.8136 (電脳)


 更新情報(2017年04月21日)
2017年04月21日(Fri) 
「閲覧室」の「オリジナル小説書架」で、拍手お礼SSを追加しました。
楽園シリーズの後日談時系列で、前々から一度やってみたかった、最近流行りのお約束的王道ネタ。

……最初はロッドとアートと職人さんの三人の話になる予定だったんですが、蓋を開けたらあんなことに。
アートとロッドの二人だと、場が持たないのが致命的なんですよね……(−ー;)

ちなみにアーティルトは、裏でけっこういろいろやってます。ロッドがほぼ返済不能な相手に金を貸して、ある時払いの催促なしだとうそぶくのに対して、アーティルトは計画的にきっちり融資や投資をするタイプ。もちろん善意の寄付もちゃんとしてますが。
高給取りなのに王宮の世話になってる独り身には、元手も信用もたっぷりあるのですww
No.8137 (更新)


 まずは手軽なものから
2017年04月21日(Fri) 
タティングレースの書籍二冊。作品写真を眺めているだけでも眼福です。しかしやっぱり実際に作業すれば、もっと楽しめる訳で。
ではさてどれから手を付けてみようかと考えて、以前からネットで見かけてはいたけれど、どうやるのかさっぱり見当がつかなかったタイプを選んでみました。



まずはビー玉ストックを出してきて、シャトルの残り糸で結い結いしたら……



包めた★

「タティングレース 花」より、照沼育子さんデザインの「76 レースボールのイヤリング」 ―― を参考に、目数その他を調整したものです。
書籍では、Tピンに通したクリスタルビーズ6ミリ玉を、160番とかいう想像すらつかない細さの糸で包む仕様でした。うん、確実に私では不可能。
ダイソーのちょい小さめビー玉(直径15ミリぐらい)を使って、40番手の糸で包んでみました。



上方向から見ると、こういう感じ。五弁の花で、上下から挟み込む形です。
ビー玉を使ってストラップなどを作る時は、どうやってぶら下げるのかが、常に思案のしどころ。菊座金具+エポキシ接着剤や、マクラメフレーム編みも良いけれど、この方法はまたひときわ繊細さが際立つ印象ですね。

……とか言いつつ、こっちの角度から見ると……



仮面ライダーもしくは何とかジャーっぽいんだな、これが ┐(´〜`;)┌
おのれ、一度そう見えちゃったら、もはやそれ以外には見えなくなっちまったじゃないかww


でもまあ、目数や花弁の数、ピコサイズによっていろいろな変化が楽しめそうですし、ビー玉の色や種類によっても印象が変わりそう。
例の気泡入りバブルマーブルを濃い色の糸で包んだりとかしたら、いったいどんなふうになるのかしら……(ドキドキドキ)

No.8138 (創作:: タティングレース)


 チェインぐるぐる
2017年04月22日(Sat) 
昨日に引き続き、「タティングレース 花」より、



「30 モティーフつなぎのセンター」で使用されている、「ブロック(スクエア技法)を使ったアレンジ」バージョンです。
デザインは後藤智子さん。
このモチーフ、以前にネットで画像を見かけて、このみっちり部分と隙間とのコントラスト具合が、すごく印象に残っていたんですよねえ。この本に載っていたとは、ラッキー♪

ブロックタティングは、随分前に#20の糸で、一度練習してみたっきり。
うまくいくか不安でしたが、まあそれなりに形にはなってくれました。
……立ち上がりの一目を入れてたり入れてなかったり、花弁の先端につける飾りピコもすっかり忘れていたりとか、そりゃもう突っ込みどころはいっぱいあるんですが(^ー^;;)ゞ



糸はケルティックなドイリーを作った際、シャトルと糸巻き双方に残ってしまった、ハイスターの段染め#40を使用。ってか、まだ残ってるし……
これ個人的にはめっちゃ結いにくいんですが、その理由の八割が「リングが閉じずらい」というもの。
今回のこのモチーフは、中心以外ずっとチェインのターンなので、おあつらえ向きでした(笑)

中心リングから出るピコは、もうちょい短くしないとでしたねえ……<ねじって誤魔化そうとしてみたりとか

なおサイズは、直径7cmをちょっと出るぐらい。



先端のピコを忘れていなければ、ちょうど8cmぐらいになりましたかね?
ともあれ、結っていて面白かったです。いずれのリベンジを誓いつつ、ひとまずはまた別のものへ……



うん、今度は中心から出るピコのサイズも良さげな感じ。
うまく仕上がってくれると良いな♪
No.8139 (創作:: タティングレース)


 ふっさふさvv
2017年04月23日(Sun) 
今日も今日とて、新しいタイプにチャレンジ。



「タティングレース 花」より、広瀬史子さんデザイン「105 ネックレス」のヘッド部分です。
使用糸は Le Cotton の#50ホワイト。
いっさい飾りピコがなく、シンプルに面を埋めていくまっ平らなタイプだった昨日のとはうって変わって、長めの飾りピコを多用した、ふかふかもふもふで繊細さを感じさせるモチーフです。
……ピコを入れている以外は、昨日のものの中心部分と、作り方ほとんど変わらないんですけどね。



完成サイズは6.5cmほど。
レシピより太い糸を使用したので、実際にネックレスにするには、ちょっと大きいです。あとさすがにピコが長すぎた(苦笑)
書籍写真ではもっとピコが上向きに立ち上がっていて、タンポポみたいな感じというか。中央部に向かって傾斜していくすり鉢状になっている形状なのに、これは逆に周囲へ向かって下がっていく山形になっちゃいました。まあ可愛いからそれもよし!

そしてここまで長いピコを多用すると、やはり Le Cotton の撚りの甘さが如実に現れてきますね……



完全にピコが割れてますし、シャトルに繋がっているこれから結う糸も、まるで刺繍糸のようにほぐれてしまってます。
でもまあ、今回はそれが逆にフサフサ感をUPさせてくれそうだから、あえての Le Cotton チョイスだった訳ですがww

そしてピコ作成時には、エコクラフトを裂いて作ったピコゲージが大活躍★



ゲージを縦にして使うことを、ようやく覚えましたよ<遅い
これまでサイズを揃えられないからと敬遠していた、ロングピコ大量発生タイプのモチーフも、これで安心して手を付けられます。

なおエコクラフト製ゲージについては、こちらの記事を参考にさせていただきました。

■じぇる’s 〜クロスステッチから雑食へ〜 新ピコゲージ♪
 http://jels.blog27.fc2.com/blog-entry-1829.html

いちいち定規当てて計ったりカッター使って慎重に切らなくても、簡単に平行を保った状態で小刻みにサイズ違いを作れるあたり、本当に便利です。角が丸いのもポイント高し。
なお糸に色移りする可能性があるので、白がおすすめだとのこと。私はたまたま手持ちに端切れがありましたけど、ダイソーのクラフトバンドって、白ありましたっけ?


そしてネット上をうろうろしていたら、また便利技術を発見したので、メモメモ φ(..)



間違えたリングをほどく際に、こじ開けずに閉じたままでほどいていくやり方です。
ピコがないリングは、最初にこじ開けることができないから、うっかり閉じちゃうとほんとに大変なんですよね……この方法で1目でもほどくことができれば、見えた芯糸をラジオペンチで引っ張り、こじ開けることが可能になるはず。あと、最後の1目って固く締まりがちで、そのせいでピコがあっても芯糸が引っ張り出せないことも多いですし。
そういう時にこのやり方、非常に役立ちそうです。
No.8142 (創作:: タティングレース)


 親切なんだかどうなんだか(苦笑)
2017年04月24日(Mon) 
今度はモチーフ&エジング101の方に行ってみてまーす。



ご覧の通りこの書籍、ほんっとーーーに、写真と編み図しか載っていません。
右ページ下部の一文は、「編み図内の ▼ と ▽ は各段の編み始め位置です」っていう注意書きです。そして左ページ上部に、「シャトル●つで作る××(華麗とか優雅とか)なモチーフ」と書かれている。

そ れ だ け ww

……まあたまにところどころ、スプリット編みの仕方とかモックリングの作り方の図示が入ってたりもしますけど……ほんとにたまにですし。むしろそういう技法に関しては、巻末か巻頭にまとめておいて欲しかった……

ただ、この手のレシピ本としては、ものすごく便利な工夫がひとつ為されています。
↑の写真の通り、製本がリングファイル状になっているのですよ。つまり、重石とか乗せなくても180度無理なくぺったりページが開いてくれ、その状態で机に広げたまま作業ができるんです!
これはすごい。ものすごく便利。
サイズ自体も、広げた状態でA4ですから、狭い場所でも大丈夫★

作業時に開いていてくれないからコピーを取る。でもその作業すら背割れを誘発しそうでままならず、スマホで撮影して画質調整してからプリントアウトを……なんてやっている身としては、この使用する際のシチュエーションを考えてくれた作りに、驚きと感謝の念を隠せません。
何でこの本が絶版になってるのかな……<日本語版を紙書籍で購入しようとすると、Amazon 底値で現在14000円。かつて12万の値がついてたこともあるらしい(汗)

やはり再販を望む方は多いようなので、一応復刊ドットコムのバナーを貼っておきます。



今日現在、あと2票で100票到達……会員の方はぜひ、ポチッと!


そして、書籍と首っ引きで集中してないと作成できないものはものとして。
出先での空き時間やテレビを見ながら結い結いする、気分転換用のものも同時進行中です。



マーガレットさんはAモチーフ5枚とBモチーフ1枚を繋ぎ終え、Aの6枚目に入りました。
クロッシェレース糸のクラシックベージュが、なかなかにいい雰囲気vv
最初はタコ糸みたいとか言ってましたが、なかなかどうして。結い心地は良いし、なによりこういう糸渡し系のデザインだと、かえってこれぐらいしっかりした糸のほうが、安心して取りまわしできます。

しかしサンプルの他には、このマーガレットのモチーフしか作ってなかったと思うんですが、気がつけば意外と減っていたり。試作や失敗作を含めても、Aモチーフ8枚とノーマルシャトルMAX巻き1個分を巻き取っただけなのに。
編み図では、A20枚・B10枚で必要量が金票30g。この糸玉は50gあるはずなんだが……明らかに足らんやろこれ。

そんなこんなで、



また糸買い足しちゃった(。・ ω<)ゞてへぺろ
まあこの糸は実用品として他にも使えそうですし、百均の商品はいつ消えてなくなるか予断を許しませんし。

目指すは細長いスカーフではなく、大きく四角く繋いで、いつかテーブルを覆えるサイズに!

……どうせまた途中で飽きて、適当なところでやめるのは目に見えてますけどね……(苦笑)

ちなみにレシピでは幅(モチーフ2枚分)が18cmなのに、実寸が22cmになってたりとか。
中心に入ってるモチーフBも、レシピ通りだと隙間を埋められなくて、目数を増やしてあったりとか。

ともあれ楽しいは正義なのです、うん。

Lサイズシャトル、買っておいて良かったなあ……(しみじみ)<モチーフAを1枚作るのに、ノーマルシャトルだと途中で糸が足りなくなる
No.8143 (創作:: タティングレース)


 意外と悪くなかった
2017年04月25日(Tue) 
昨日、百均でクロッシェレース糸50g玉を買い足した際に、ふと目に止まった、こんなものも手に取ってしまっていたのですよ。



手縫い糸です。
綿100%で太口の20番手。1巻60mが3枚入って108円。
手縫い糸の番手表記はレース糸とまた異なるようなのですが、近くに並んでいた10gのポケットレース糸#40と較べてみた感じ、だいたい同じぐらいに見えました。あのポケットレース糸は89m巻ですから、3×60=180mとおよそ倍の長さ、しかも3色入ってこのお値段。
他にも灰色や緑など、さまざまな色がランダムに詰め合わされていて、見ていたらもう、手がわきわきww
そんな訳でいろいろ吟味した結果、とりあえず前から欲しかった焦茶(チョコレート色)と、いつか作ってみたい中華風のドイリーに使ったら面白そうな、赤系統が入ったパックを選んでみたのでした。

で、まずは恒例のサンプル作成〜★



いつもおなじみ、「湖の華」の周辺モチーフ。
いやあ……なんというかですね。びっくりするぐらい普通でした。正直、すごく扱いやすい。下手すると普段使いのオリムパス プラチナレース糸よりも、結うだけならとっても楽。ほどよくすべってリングを閉じる時のストレスが全然ないし、よじれも少なめ。それでいて一度結んだ部分はほどけてこず、さりとて失敗してほどく際に手間取って糸割れする訳でもなし。結び目だってちゃんと揃ううえ、ジョセフィンノットも普通に作れる。マジックスレッド、あっさり成功。
……一度閉じたリングをこじ開けたりとかはまだしていないので、そこらへんは未知の領域ですが……少なくとも結っていて楽しめる糸であったことは確かです。

完成品の大きさを比較すると、こんな感じ。



#40よりは少し小さめ。絹穴糸よりは大きめ。Le Cotton の#50とほぼ同等ってところでしょうか。
撚りがしっかりしているぶん、むしろ Le Cotton よりタティングには向いているかもしれません。
そしてダイソーの白と生成りしかない#40のレース糸が確か175mだったから、ほぼ同じコストで念願の安い色つき細糸を入手できるという計算になります。

……とは言えもちろん、良いことばかりではありません。



絹穴糸(左下のえんじ色)とはもちろん較べるべくもありませんが、やはり毛羽立ちとツヤのなさ、ロープのような見た目といった、もっさり感は否めません。質感はあくまで普通の手縫い糸です。
しかもしょせん百均の商品ですから、どの程度の耐久性や耐光性があるのかも謎ですし。と言うよりそこらへんには期待すること自体が間違いでしょう。 ……あるいはポリエステル製なら、色あせはしにくくなるか?

まあ、練習とか試作とか、あるいは作ること自体を楽しんで完成品はどうでもいいという人間には……良いんじゃ……ない、かも?
まあいらなくなったらなったで、普通に裁縫に使えば良いってことで(笑)
とにかく手縫い糸がOKなら、色の選択肢が増えてくれるのが、非常にありがたいです。
No.8144 (創作:: タティングレース)


 糸のほどき方
2017年04月26日(Wed) 
知っていると、レース編みの他にも役立つかもしれない、ちょっとした小技のご紹介。
固く締まってしまった、結び目のほどき方です。

タティングレースをしていると、しばしば「糸の長さが、あとほんのちょっとだけ足りない(泣)」とか、「一箇所だけスプリットリング作らなきゃ」などの理由で、糸を一時的に仮繋ぎすることがあります。



こんなふうに、別シャトルの残り糸に繋いだり。
また人によっては、いちいちシャトルの穴に糸を通すのが面倒だからと、最初から短い糸をつけておいて、そこに使用糸を繋いで巻く人もいらっしゃるそうです。で、終わったら結び目を切って取り外す、と。

確かに固く締まってしまった結び目は、ほどくのが大変なもの。まして細糸ならなおさらのこと。

……しかし、そもそも糸の長さが足りなくて仮繋ぎしたのに、結い終わってからさらに糸を切るとなると、始末時に使用できる長さが余計に短くなってしまいます。たとえそれがわずか数ミリの長さでも、少しでも長く残したいという場合がある訳で。

そんなあなたに、糸をほどく小技。
……なにを今さら、な。一般常識かもしれませんが(苦笑)

ともあれ。
まず糸を仮繋ぎする時は、必ず本結び(真結び)にしましょう。



縦結び(固結び)や止め結びだとアウトです。タティングの糸始末時に推奨されている、はた結びや外科結びも駄目。
必ず同じ糸が同じ方向から出ているように。これがまず基本です。

ほどく時は、どちらか一方の糸を、まず両側へ向かって広げます。



力任せで構いません。広げている方の糸がまっすぐになるまで、ぐいーーーっとやります。



すると結び目が裏返って、通常のタティング1目の状態に変化。
あとは指や爪で挟むように固定して、まっすぐになった芯糸を引っ張ったら……



ほどけた(^^

かなり固く締まった細糸でも、このやり方でたいてい、切らずにほどくことができます。
思い切り結んだ#40の糸でも、ほらこの通り。




日常生活の中でも、たとえばゴミ袋の口や弁当包みの結び目など、固く締めすぎてほどけなくなった時、この方法を知っていると非常に便利。

……ガールスカウトで教わったロープワーク、地味にいろいろ役立っているよなあ……(しみじみ)

なお、こんなふうにほどける可能性があるので、逆に糸始末時には本結びを使わないほうが無難です。
私は二回目を二度からげるタイプの外科結びを愛用しています。あれ細かいところ見えなくても、手探りで結べるからありがたくって……<最近遠視と乱視に加えて、さらに近視と老の眼がですね(−ー;)
No.8145 (創作:: タティングレース)


 十日も無駄にしてもうた(泣)
2017年04月29日(Sat) 
19日に、別々に手配していたものが、一度に手元に届いてしまったという記事を書いていましたが。
……実はもう一冊、届いていたことが今日になって判明しました。



タティングレース書籍として多くの人がおすすめに挙げる、NHKおしゃれ工房の「タティングレース」聖光院有彩著です。
これも地元県立図書館になかったので、県内の他の館から取り寄せ借り出しをお願いしていたのですが……どうやらそれの届いた日が、たまたま「市立」図書館で予約していた別の本が返却された日と重なっていたらしく。
で、その連絡を電話で受けた次兄と母の情報が、私に伝わるまでにとっちらかってしまったようで(−ー;)

「19日にお電話したのですが、まだ取りに来られていないようで……」と「県立」図書館から確認のご連絡があったのが、十日後の今日だった、と。

他館からの取り寄せだから借り出し延長できないうえ、いつ私が受け取ろうとも、返却期限は県立図書館へ届いた日から算出されるという _| ̄|○

図書館の方が、わざわざ気を遣って二度目の連絡を下さったのが本っっ当ーーにありがたかったです。
……まあこの本は絶版という訳でもないので、中読んで気に入ってもっと手元に置いておきたいと思えば、自分で購入すればいい話なんですが。

ともあれ、電話終わったら速攻で受け取りに行きましたとも。
駐車場からちょい距離がある上に、受け取りカウンター二階にあるから、「あの、取り寄せ、お願いした、本……っ」って息切れしながらになっちゃいましたよ。伝言がうまく行かなかったようでって謝ったら「やっぱり。そうだろうと思いましたww」って笑われるし。
申込みの時に、早く取りに来たほうが長い時間手元においておけるんですねとか、めっちゃ確認してたもんなあ……それを覚えてくれてたスタッフさん、何度も言いますが本当にありがとう <( _ _ )>
No.8148 (創作:: タティングレース)


 2017年04月29日の読書
2017年04月29日(Sat) 
本日の初読図書:
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タティングレース [ 聖光院有彩 ]
価格:1728円(税込、送料無料) (2017/4/29時点)


タティングレースのおすすめ書籍は? と探すと、かなりのところで名前を挙げられている一冊。
同著者の「新しい世界」よりも前に刊行されているらしいです。

どちらかというと、過去のアンティークレースを再現する方向に向いているのでしょうか。
「伝統」とか「古典」とか「代表的なモチーフ」といった文言が散見されます。
作品についても、モチーフを編みながらピコ繋ぎするのではなく、バラバラに作成してから針と糸で縫い合わせるというか結び合わせるタイプとか、「資料室で見たコレクションを目数をメモして再現しました」とコメントされているものなど、非常にクラシカルな印象があります。

技術的には、「新しい世界」に較べると難易度低めかなと。
表紙のドイリー「華麗」とか、大量にビーズを入れ込むバッグ二つは、見ているだけで気が遠くなりそうですが。他のものはなんとか、手が届く……かも? みたいな。いや実際にやったら絶対に無理そうですけど。
もしかしたら指定糸が比較的太めというのが、一番の理由かもしれません。
正絹絽刺し糸というのはどうもレース糸の#20相当のようですし、他には70番指定が「華麗」のみ。「華」というデザイン的にはシンプルなモチーフ繋ぎのテーブルマットが100番指定で、他はほぼ40番かそれよりさらに太い糸です。
デザインも、小さめのモチーフを繋いでいくものや、ブレードっていうんですか? 縁飾り的なやつが多めなのが、そんなふうに思わせるんじゃないかと。

それよりも、丁寧な技術説明にページを割いているのが、この書籍の魅力でしょう。
解説ページで使われているシャトルが、クロバー製じゃないあたりなんだか感慨深いです。



っていうかこのシャトル初めて見るけど、いったいどこのメーカーのなんだろう……? 薄いぶん糸を巻ける量は少なそうですが、そのかわり狭い場所にも通しやすそう。
アイスの棒を使用した代用シャトルの作り方なども紹介されていますし、今よりもさらにタティングレースの知名度が低くて、道具とか手に入れにくかった頃の書籍なんだろうなあ……
No.8149 (読書)


 2017年04月30日の読書
2017年04月30日(Sun) 
本日の初読図書:
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

髑髏城の花嫁 (Victorian Horror Adventures) [ 田中芳樹 ]
価格:1836円(税込、送料無料) (2017/4/30時点)


クリミア戦争バラクラーヴァの激戦でどうにか生き延びたエドモンド・ニーダムは、終戦を迎えてもなお野戦病院で足止めを食い、帰国することができずにいた。病院の仕事を手伝いながら船が整うのを待っていた彼を、ナイチンゲール女史が呼び出したのは、実に講和から二ヶ月以上が過ぎてからのことだった。負傷兵達から絶大なる尊敬を受けていた彼女は、ニーダムとその戦友マイケル・ラッドに頼み事をする。それは衰弱しきった一人の少尉を、ダニューヴ(ドナウ)河口にある城へ連れて行ってほしいというもので。
その城は、少尉の母方の実家のものなのだという。遙か古より続く名家で、その血筋が絶えることはロシアとトルコの間にある政治バランスを崩し、成立したばかりの講和を台無しにしてしまうかもしれないらしい。
現地除隊証明書と引き換えにその依頼を受けた二人は、重要な儀式の期限だという夏至の夜までに、なんとか少尉を送り届けることができた。真っ白な塩の岩山をくり抜き、巨大な髑髏を形作った城 ―― 髑髏城カースル・スカルへと……
そうして無事除隊できた彼らのうち、ラッドはフランスへ残ることにしたので、ニーダムだけがイギリスに戻ったのである。
それから一年余り。
唯一残った血縁である姪のメープル・コンウェイと共に、ミューザー良書倶楽部に就職したニーダムは、それなりに平穏な暮らしを送っていた。冒険などというものはもうたくさんだ。刺激なんて必要ない。退屈で平和な毎日こそがなにより貴重なものなのだと、彼は凄惨な戦を通じて思い知ったのである。
少し前にはスコットランド北部にある月蝕島で、アンデルセンやチャールズ・ディケンズらと、この世のものとも思えぬ事件に巻き込まれたりもしたが……あんなことはもう二度とないだろう。
そんなふうに考えていた彼へと、ミューザーの社長が新しい仕事を申し渡してきた。なんでもフェアファクス伯爵家で代替わりがあり、新しく図書室を作ることになったらしい。図書室の内装を整えることも含め、三千冊にも及ぶ書籍を購入する。その手配を一任してくれるという大仕事を、ニーダムとメープルに担当せよと言うのだ。
慎んで拝領し、姪と二人でフェアファクス邸へ向かったニーダムは、その途中で意外な人物と再会する。フランスに残ったはずの、マイケル・ラッドであった。
そしてどこか様子のおかしい彼と別れたのち、さらに意外な再会を果たす。
なんと新しいフェアファクス伯爵とは、ラッドとニーダムがあの髑髏城へ送り届けた、瀕死の少尉 ―― ライオネル・クレアモントだったのだ。
見違えるほどに回復し、健康そのものの美青年となったライオネルは、諸手を挙げてニーダムを歓迎した。大げさなほど幾重にも感謝の意を伝える彼だったが、ニーダムはどこかその態度に違和感のようなものを覚えて……

「月蝕島の魔物」に続く、「ヴィクトリア朝怪奇冒険譚」三部作の二作目です。三作目はまだない(苦笑)
ずいぶん以前、ラジオドラマ「青春アドベンチャー」で放送されたのを聴いていましたが、最寄り図書館には月蝕島〜しかなかったので、長らく未読のままでした。ようやく読めましたよ。
前回よりもだいぶ怪奇色が強め。辺境からやってきた怪しい化物達と、嵐の山荘ならぬ荘園屋敷でドンパチやらかします。ニーダムの勇者っぷりもさらに増量。半獣人相手に銃やら剣やらで大立ち回りしてます。
バラクラーヴァの戦いについても前より知識がついていたので、より「ニーダムすげえ……」と思ったのかもしれませんがww

そうそう、ラジオドラマではいまいち謎だった、なんでライオネルがあんなに衰弱していたのかとか、大仕事を台無しにしてニーダム達はお咎めなかったのかという点について、小説ではちゃんと説明がついていました。
細かい部分など、だいぶ脚本に手が入ってましたね……ラッドが最後に送ってきた手紙の内容とかもだいぶ違ってますし、メープルがもらったドレスの謂れやら、そもそもメープルがなんで荘園屋敷に招かれたのかの理由とかも、ラジオドラマとは異なってました。判りやすく綺麗にまとまっているのは、むしろラジオドラマの方かも? とは思いつつ、でもツッコミどころはあるので、ラジオドラマ → 原作小説の順で視聴したのは正解だったかもしれません。

しかし三作目はまだなんですか田中先生……あれとかこれとかに比べれば、そりゃまだまだ優先順位は低いでしょうけどさ……
No.8150 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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