よしなしことを、日々徒然に……
※ 2018年以降の記事は、別ブログの方へUPしています ※
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 2017年03月02日の読書
2017年03月02日(Thr) 
本日の初読図書:
■絶対なる悪辣女王!?違う、私はただの常識人!! 〜市場の顔役
 http://ncode.syosetu.com/n5115dm/

成人女性の神様転生。行き先はかなりハードモードな価値観の世界で、奴隷なんかバリバリ殺しちゃうよ、疑わしきはとりあえず拷問して壊れたら捨てるよ、有能な才能のある子供はさらって洗脳教育しちゃうよ、なところ。
奴隷もそれが当たり前だから、なぜ罰しないのかと進んで鞭を差し出してくるレベル。
そこで意外とドライに割り切りつつも、でも譲れない一線は譲らないまま懐に入れたものは守っていく内に、どんどん泥沼にハマっていっちゃう、元おばちゃんなチート美少女と忠誠心MAXな奴隷達と勘違いしまくる周囲と一部の理解者達のお話。連載中。
残虐描写注意。
No.8048 (読書)


 目先を変えてみた
2017年03月02日(Thr) 
えー……なんというかですね、うん、まあ。
ちょっとこのところストレスが溜まり気味でして。
レース編みで発散しようにも、集中力が落ちてる → 間違える → ほどいてやり直す → また間違えるで、もはや気分転換どころか余計にストレスを発生させる苦行に変化(−ー;)

なにしろタティングレースというやつは、結う(編む)よりほどく方がよっぽど時間かかるし、難易度が高いんですよ。
しかもいま作っているケルティックなドイリーは、たいてい間違いに気づくとチェイン一本とリング三つという、下手すりゃ解くだけで三十分ぐらいかかる量を戻らねばならず。

今の精神状態だと、きっとまた間違える。ほどきたくない、だからレース編みできない。作れないからストレスが発散できず、さらに落ち込み……の無限ループ。

さすがにこれはなんとかしないと、いつまでたっても浮き上がれないと一念発起。
とりあえず部屋の掃除やらなんやらして、強制的に気分を変更。それから改めて、ちょっと目先を変えてみることにしました。

あまりややこしくなくて、失敗してもそこまでダメージにならないモチーフ。なんだったらいっそ、さっさと糸切って最初からやり直したほうが早いようなデザインを……と、言うわけで。



某所でお見かけして以来、いつか挑戦してみたかった「すてきなタティングレース 3ステップでここまでできる」より、湘南ラインのテーブルセンターの、モチーフA。
シャトル一個で作成できるうえ、糸の長さもひとつにつき3mほど(両手を広げた長さ×5でちょうど2枚分)。
最近マイブームな糸渡しの練習にもなるし、ある程度量産してからまとめて繋いでいったり、好きな数だけ繋いで適当なところでやめられるあたりもポイント高し★
失敗した時も、モチーフ一個だけポイすればそれでOKってのが実に気楽です。

なにしろ、もし繋いだあとでミスを見つけても、モチーフ1つ切り取って、そこに新しいのはめ込むぐらいならなんとかなりそうですからね。そもそもピコを隣に繋ぎ間違えたり、一個足りないぐらいなら、全然許容範囲内ですし<ケルティックなやつの主なミスは、ねじり方を間違えたせいで平たくならないという、どうあっても「まあ良いか」で収められないもの

あと久しぶりにオリムパスのプラチナレース糸を使ってみて、ハイスターがどれだけ私に合っていなかったのか、改めて気が付きました。リング閉じるのめっっちゃ楽だよ。仕上がりのふんわり感がぜんぜん違うYO!
……あの糸も、地味にストレス溜める要因のひとつだったのかも、と。
そこまで思うぐらい結いやすかったッス。
正直、ハイスターは段染めの出具合も微妙というか、グラデーションがほとんどかからず境目でいきなり色が変わるのがどうにも好みに合わず。……結いにくい上に出来上がっていく部分も好きになれないって、ほんとに作っていて全っ然楽しくなくて……

このケルティックなドイリーは、しばらく置いておこうと思います。幸いLサイズシャトルを買い足したから、1個ぐらい繋がりっぱなしで塞がってても、さほど不自由はないし。



ううむ、写真で見ると、そう悪くもないんだけど……実物を間近でながめると「なんだかなあ」なんですよねえ(´・ω・`)

ストレス発散のための趣味で、辛いだけのものを作り続ける意味がない。もうちょい余裕が出てきて、またやってやろうという気が起こってきたら、いまやりかけてる四段目までは終わらせてやろうと思いますけど。

……糸選びって本当に大事なんだなあと、心底思い知りました。

あのハイスターの糸は、そうですね……リングを閉じにくいのが一番のネックなんだから、いずれチェイン主体のデザインにでも使いましょうか。それこそ先日のアジアンノット的なストラップとか、「公爵夫人」とか、チェインぐるんぐるんな「渦潮」とか。
ブロックタティングが使われる作品とかにも、向いているかもですね。

そんなこんなでようやく、テレビの音と他人の会話が耐えられるようになりました。
はあ、なんで駄目な時ってあんなに駄目なんだろう……?


ともあれ、本日はとりあえずここまで。



今度は楽しく進められて、ちゃんと気分転換になってくれると良いな。
No.8049 (創作:: タティングレース)


 更新情報(2017年03月03日)
2017年03月03日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、著作権切れテキスト「卷煙草シガーの灰」三話目をUPしました。
原作はシャーロック・ホームズの『金縁の鼻眼鏡( The Adventure of the Golden Pince-Nez )』です。
No.8050 (更新)


 何か良い方法はないものか
2017年03月04日(Sat) 
今日も今日とてレース編み。
ああ、やっぱりプラチナレース糸でやるいかにもレーシーなデザイン、楽しいなあww

検証の結果、現在作成しているこのモチーフは、



ノーマルシャトルMAX巻き(両手を広げた長さ×8)で、ちょうど三枚結えることが判りました。
むしろあまりにちょうど良すぎて、何かのはずみに足りなくなる場合もありそうなぐらい。なのでMAXに巻いたあと、さらにリング作成のため左手に巻く分と、糸始末分ほど追加で糸玉から繰り出した状態で糸を切った方が、余裕をもって作業できる感じでした。

で、時間がたっぷりあるのを良いことに、今日はアニメ版「カルラ舞う」と数年前に放送された年末年始SPの「八犬伝(2.5時間×前後編)」を流し見しながら、ひたすらちまちま結い続け。

おかげでだいぶ形になってきましたvv



うん、糸渡しとロングピコのおかげで、遠目(サムネイル)だと白いリングが浮かび上がっているかのようにも見える、このレーシ感。こういうデザインが好きなんですよ私はvv
この手の小さいモチーフを繋いでいく = 頻繁に糸を切って始末するタイプは、正直ずっと敬遠していたんですけどね。でもマジックスレッドを覚えてから糸始末が全然苦にならない……というかけっこうおもしろく感じるぐらいなので、今後はモチーフ繋ぎもどんとこいです♪

ただ困るのはこのデザイン、密度が低いためすっごく柔らかいんですよね……こうやって平らな場所に広げておくだけならまあ良いんですが、移動させようとするとくしゃくしゃになって、どこがどうなっているのだか。
まあそれはもう少し面積が増えれば軽減される……ことを期待したい……けれども、問題はフチ。
縁だけは、このままだとどうしてもヒラヒラが収まらない。

本に載っている通りのデザインだと、モチーフ間の隙間部分に、四つ葉型のモチーフBを編み込んでいく形になっています。それによって、このヒラヒラ感も安定するらしいのですよ。

しかし私は、内部に空いているこの大きな空間。そこにこそ惚れ込んだのです!
密度のコントラスト。そして透ける隙間。それこそが私の求めるレースなのですYO!!

そんな訳で、現在頭を悩ませ中です。
ううむ、なんとかこのデザインを壊さない形で、フチ部分を安定させられるような縁編みをできないものか。あるいはぐるっと外周部分にだけ、四つ葉を組み込んでみるべきか……でもそれをやるなら、せめて50枚くらいは繋がないと隙間が少なすぎて中途半端になっちゃうか……?
No.8051 (創作:: タティングレース)


 こんな感じで
2017年03月07日(Tue) 
先日から作り続けている、糸渡し系のモチーフ繋ぎこと「すてきなタティングレース 3ステップでここまでできる」から、表紙に掲載されている「湘南ラインのテーブルセンター」。



書籍のレシピそのままだといまいち個人的な趣味に合わないので、ちょこちょこ調整していたのですが。
ようやく方向が見えてきました。

実はこのテーブルセンターには、余所様のブログで作りかけの写真を見て一目惚れしまして。
本当は表紙写真の通り、隙間部分全てに四つ葉型のモチーフBを編み込むのですが。しかし私はその編み込み前の段階、モチーフAだけが斜め格子状に並んでいる写真にハートを撃ち抜かれたのです。

なので「モチーフAだけで作ってやんぜ!」と意気揚々と始めたのは良いのですが。
……Aだけだとめっちゃヒラヒラして安定しない _| ̄|○
平らな面に広げておくだけなら良いんですけど、新しいモチーフを繋ごうと持ち上げた日には、クシャクシャというかヨレヨレというか。もう自分がいま繋ごうと思っていた場所どころか、どこが端っこなのかすら判らなくなる始末。

四つ葉を編み込むと安定するらしいのですが、それでは私が惚れ込んだ風合いが失われてしまう。
悩んだ末に、外周部分にだけ四つ葉モチーフBを入れてみることにしました。



さらにその四つ葉モチーフも、テキスト通りだといまひとつ味気ないので、モチーフAと似たような感じに外周へピコを追加してみたりとかして。

うん、これならまあ、私の好みと手に持った時の扱いやすさを両立できますかね♪

なお2辺にだけ四つ葉を入れてあるのは、まだ最終的にいくつ繋ぐのかを決めかねているからです。
現状ですでに横38cm×縦21cm。テキストではもっと細い糸を使用しているので、面積的にはとっくに超えているんですよね……テキストではモチーフAだけで59枚を繋ぐとありますが、さてどこまで行きましょうか……

……っていうか、これも糸渡しの長さや四つ葉の各葉っぱのサイズが一定していないので、試作品として適当なところで一段落つけて、改めてイチから作り直すという選択肢もあるよなあとか。
四つ葉の外周ピコも、もっと増やしたほうがフサフサして可愛いかもとか。

……そして余所様の写真を拝見すると、私は糸を長く渡し過ぎのような気もするんですが……でもまあ好みの問題だから仕方ないよね(・∀・)!!
テキスト通りに作らなきゃいけないなんて法は、どこにもないしww

とにかく、糸玉不要のシャトル一個。モチーフ作るだけならテレビ見ながらでも大丈夫だし、そうして作り貯めておいて、後から集中して繋いでいけるというのが心底便利です<そんなやり方してるから大きさが揃わ(ry
No.8054 (創作:: タティングレース)


 さすがにそれはちょっと……
2017年03月08日(Wed) 
ようやく目指したい方向が見えてきた「湘南ラインのテーブルセンター」。
しかし母に見せてみたところ、「やっぱり四つ葉は全体にあったほうが良い。レースはぎっちり詰まってる方が、手が込んでるっぽいじゃない」という御意見が。
さらに「ちっちゃいものいっぱい作るより、どうせなら一枚でテーブルを覆い尽くせるサイズにしてよ」と。
あの……そのテーブルって、和室のあれだよね。



……これを覆いつくせるサイズって……いや確かに一度は目指そうとしてみたけどさ。いざ実際に大物に挑戦し始めてみると、大きいものであればあるほど、途中で糸の締め具合とかが変わってきて、どこかしらで歪んできちゃうんだよぅ(´・ω・`)

何より同じものずっとは飽きる(苦笑)

さりとて間を置き置きやってると、ますます手癖も変化すれば、糸のロットも変わる罠。
っていうか、そんな大物、作ってる途中でその糸が廃盤になったりとかしたら泣くぞ<同じ番手のホワイトでも、メーカーによって太さや色や編み心地が全然違う

あとタティングレースって、その性質上か円形のデザインが多いんですよね……四角く作って、大きさを自由に調整できるものは案外少なく。

ううむ、以前よりは多少なりとも技術が上がったことですし、ここは初期の頃に図書館で借りた本の、「ン、こんなん無理」と流し見ただけで返却したデザインを、もう一度チェックしてみるべきかしら……?

そしてクロバーさんより国産のボビン式シャトル、しかもかぎ針じゃなくツノ付きタイプが出るという情報を仕入れて、ちょっと気持ちがドキドキと。

B06XDFH4ZLClover タティングレース道具 タティングシャトル・ボビン ホワイト 57-737
Clover 2017-03-23

by G-Tools


ボビン式シャトルって、前々から気にはなっているんですよね……特に糸巻きがしやすい(ミシンでも巻ける)ことや、糸を繰り出すのが楽&繰り出す量を微調整できる点、さらに作成中に他のものを作りたくなった時や半端糸が残った場合は、巻きかけの糸ごとボビンを取り外して置いておけるというあたりもとっても魅力的。

難点はお値段(ノーマルシャトルの三倍以上)と、あとは繰り出し過ぎた糸を戻す手間がどれぐらいかかるかが未知数なところでしょうか。結ってる途中で勝手に糸が出ていかないかとかも地味に気になります。

……特に私はしょっちゅう糸を出したり戻したりするタイプなので、最後の点は非常に重要なんです。
あと何メートル巻けるかも大事だよなあ。
ボビン式ということは、軸が円柱型……つまり軸が楕円柱のノーマルシャトルよりも、巻ける量が少ないかもしれない疑惑が。
そのあたり、もっとコアな世のタッターさんがたが、詳しくレビューして下さるのを待ちたいところです。

地元手芸店で、実物を触れるようには……まず確実にならないからなあ……(ため息)
No.8055 (創作:: タティングレース)


 やっぱり駄目だ…… _| ̄|○
2017年03月09日(Thr) 
だいぶ気持ちが落ち着いてきたので、しばらく保留していたケルティックなドイリーも、心安らかに進められるかと手を付けてみたのですが。

三つ葉を六セットほど作ったところで、ねじりミスに気が付き1セットほどいて結い直し。
……た、ところでさらに前で繋ぎ場所を間違えていることに気が付いて、さらに三セットほどきました。

二時間ぐらいかけて、結局進んだのは三つ葉3セット分(遠い目)
そして何度もほどいた糸は、縮れてヨレヨレのケバケバ。

まだ12セットぐらいはあるんだよなあ、この段の三つ葉……もう本気で心が折れそうです。
なんでこの糸買っちゃったのか……ダイソーの糸で作ってたときのほうが、よっぽど結いやすくて楽しかったです(ため息)

せっかく試してみた糸が散々なので、別の糸に手を出す勇気もくじかれまくり。
金票40番や紫野はもちろん、現在フェア中かつパステルやヴィンテージなカラーがきれいなこちらの糸も、とっても気になる今日この頃なのですが。



買うだけ買ってまた使い心地が微妙だったら、きっとテンション下がりまくるよなあ(´・ω・`)
とにかく滑りが良くてリングを閉じやすいこと、失敗した時にほどきやすいことはクリアされていてほしいんですが。


まあそれはさておき。
余所様で作成されている湘南ライン〜の画像を検索していたら、お、これ好みかもと目に止まったドイリーがありました。

■タティング備忘録 4番のドイリー
 http://kanakotatting.blog.fc2.com/blog-entry-13.html

編み図の掲載は……え、「華麗なクラシックレース タッチングレース」って、タティング始めて3冊目に読んだ、まともな指南書としては初の書籍じゃん!?<1冊目はすてきにハンドメイド 2011年 09月号、2冊目は暮しの手帖 2010年 04月号

しかもさらに同様に見ていくと、↓これなんかも中央部分のオニオンリング集中部分が非常に可愛いvv

■タティング備忘録 6番のドイリーを作ってます
 http://kanakotatting.blog.fc2.com/blog-entry-21.html

……まあ、全体は気が遠くなるほど凄まじい大作なんですが(汗)

■タティング備忘録 6番のドイリー完成しました
 http://kanakotatting.blog.fc2.com/blog-entry-24.html

しかし#20の糸でえっちらおっちら花のミニモチーフ作ってたあの頃と比べれば、#40で中央部分ぐらいなら……なんとかなる、かも? と。そう希望を持てるぐらいには上達できたということでしょうか。

そんな訳で今日は図書館へ足を伸ばして、再び「華麗なクラシックレース タッチングレース」を借りてきてみました。
ああなるほど。書籍では糸の種類が「絹穴糸」とかいう謎の記述だったり#80だったりと、そこらへんも初見時にはスルーする要因の1つだったんだろうなあ……
No.8056 (創作:: タティングレース)


 いったい何をどうしたら
2017年03月12日(Sun) 
そうなるのかと、声を大にして問いかけたいんですが。
……せっかく金土といろいろがんばって持ち直しつつあったのに、今朝がた父が自宅の仕事部屋で爆発騒動起こしやがりまして(−ー;)

まあ、あくまで「騒動」であって「事故」ではないので、大事には至らなかったんですが。

どんって音がしたから「誰か台から落ちでもした!?」と慌てて駆けつけた私と次兄の前で、しれっと「爆発した」っつって笑ってる父ェ……

あんたいま無傷でいるのが、どんだけ幸運な偶然か判ってねえだろ。
って言うか、なんで何事もなかったように作業続けようとすんの、火ィ吹いた電化製品にさらに潤滑油かけようとするな、再度スイッチ入れようとするな、むしろすぐにコンセント抜けいや捨てろ。頼むから発火する前に家の中から外に出せ!! もったいない大丈夫だわやとか言うな(泣)

……朝からてんやわんやでもう……


でもまあ、なんとかストレス解消に走れる程度にはなっていたのが、もっけの幸いでしたか。
とりあえず現在はこんなことになっています。



やっぱり隙間部分には四つ葉を入れないと、どうしても安定しない。でも全体がのっぺりするのは嫌だという妥協の結果、編み込む四つ葉の色を変えることに。
黒背景では判りにくいでしょうが、白背景にすると……



けっこう違う色なんです。
この新しい糸については、また後日。

ああもう、私はただ、日々を心安らかに過ごしたいだけなのになあ……(遠い目)
No.8059 (日常)


 2017年03月12日の読書
2017年03月12日(Sun) 
本日の初読図書:
■自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。
 http://ncode.syosetu.com/n3319df/

「私は悪役令嬢に転生してしまいました。婚約破棄されてギャフンとなるのは仕方ありませんが、無様な姿を晒すのは侯爵令嬢としての私のプライドに反しますの。だから一流の悪の華になってみせますわ!! 殿下はどうか私がギャフンとされても良いと思える位素敵な殿方になって下さいませ!!」
婚約者との初顔合わせでそんなことを宣言された、王太子。
まだ10歳の、ややふくよかな……いや、ここはあえてはっきり言おう。ふんわりとしたドレスと相まってまんまるの雪だるまのように太った体が特徴的な、宰相家の豚……もとい娘からそう告げられた彼は、その突拍子のなさにいささか面白みを感じた。
何をやってもたやすくこなしてしまえ、あまりに出来が良すぎるゆえに、何に対しても興味を抱けなかった王太子は、一流の悪の華 ―― すなわち「強く気高く美しく!! 誰に何を言われようと己の道を突き進む。例えそれが破滅への序奏であっても躊躇う事なく歩き続ける」そんな存在を目指すという彼女を、しばらく観察してみることにしたのだ。
彼女は一生懸命努力を続け、己を磨くのだが ―― その努力はどうにも明後日の方向へと発揮されてゆく。確かに体重が落ちて美しくなり、教養も次々と身に着けて行ってはいるが、根本的にお人好しな彼女がやろうとする悪事は、どれも可愛いらしいもので。しかもそのほとんどが彼女の目指すものとは逆方向に作用している。
予測不能な行動を取る彼女を見守るうちに、王太子はだんだん、彼女が悪役令嬢として身を引き、よく判らないヒロインとやらを押し付けてこようとするのに苛立ちを覚えてきて……

悪役令嬢への転生ものを、相手方から見た視点のお話。完結済み。
令嬢の方は、ハーレムルートは嫌だから、一人に絞って欲しい。その場合、王太子ルートが一番みなが幸せになれるからと、必死にヒロインと王太子をくっつけようと努力するものの、王太子はかなり早いうちに令嬢一択になります。そしてヒロインは完全に電波。
なお王太子は、乙ゲー時代に「アンドロイド王子」と称されたほどの、完璧超人である代わりに人の心や感情を理解できないタイプだったはずが……ww
令嬢はとにかく一生懸命努力の人ですし、人の話聞かないけどとにかく他人の幸せを願ってやまないので、空回りまくってても周囲に愛されまくり。
ともあれまあ、ハッピーエンドで良かったです。ちょっと次世代の行く末が不安ですが(苦笑)
書籍化決定につき、3月27日の午前0時で削除されるそうなので、読みたい方は今のうちに。
No.8060 (読書)


 なるほど、むっちり
2017年03月14日(Tue) 
先日気になるとここに書いていた、PuPuさんの超極細糸。
案の定、こうなってしまっていた訳なのですが(苦笑)



とりあえずスタンダードなインディゴと、あとはちょっと変わったダスティグリーンとオパールグリーンを選択してみました。
……ストレス発散の買い物としては、いっそ全色揃えてみたい気持ちもいっぱいだったのですが。
しかしまたも使い心地が微妙で、かえってストレスを溜める要因になっちゃうとアレなので、ひとまずはお試しってことで。
セール期間はまだ残ってますし、使い心地が良いようならまた買い足せばいいやと、とりあえず三玉ほど購入。

で、軽く使ってみた感じの感想です。
まずはユーザーレビューで多数意見のあった、「他メーカーの糸より太め」という点。
私が普段使いしている、オリムパスのプラチナレース糸#40と並べてみると……



こんな感じでした。
んー、確かに言われてみれば、ちょっと太い……かな。
それよりも、撚りの方が気になりました。なんというか、PuPuさんのほうがデコボコが少ない?
全体的に艶がなくマットな質感であることもあり、糸というより紐っぽい印象を受けました。そんなあたりが太いと表現される理由なのかもしれません。指の腹に挟んですべらせた感触も、PuPuさんの方がゴツゴツしてないように思えます。

で、実際に結ってみた結果は、↓こう。
左がPuPuさんの極細糸オパールグリーン。右が前に試作で作った、ダイソーの#40ホワイトによる「湖の華」外周モチーフ。



ぶっちゃけダイソー糸とプラチナレース糸は ―― 結い心地はともかくとして ―― 自分でも制作メモ見ないとどっちで作ったか判らないぐらいの仕上がり程度なので、まあ比較に問題はないでしょう(苦笑)<PuPuさんの完成させたあとで、比較対象がダイソー糸だったと気が付いた

サイズ的には、やはりPuPuさんの方が微妙に大きいですね。右側には上半分にしかジョセフィンノットがついていないことを差し引いても、2〜3ミリ大きめ。

そして……うん、なるほど。これは確かにむっちりッス(笑)

ユーザーレビューや、最近とってもお世話になっている赤裸々レースさんで、「目がムクムク」とか「ぽってりする」とか「むっちりした感じ」などという紹介をされていて、なんのこっちゃ? とか正直思っていたんですが。
使ってみて納得。確かにこれはむっちりとしか表現のしようがないww



拡大するとこんな感じ。
なんというか、PuPuさんの糸は横(太さ)方向に弾力があるんですよ。伸びるんじゃなくて、ふかっとした感じ。なので結った際に締まる所は締まって、他のところは膨らみ気味になる。結果として、むっちりムクムクの仕上がりに。

だがそれが非常に可愛いvv

艶は少なめ。色もくすみ気味。もっと明るい春向け若草色かと思って購入したこのオパールグリーンも、どこか和風の印象というか、抹茶オレを思わせるような落ち着いた色調でした。期待とは少々異なりましたが、これはこれで非常に好み。普段使いにはむしろしやすそうな色合いです。

ただ肝心の結い心地は……ううむ……
ハイスターよりはだいぶ良いです。毛羽立ちもほぼないし、一度失敗してほどいた時の縮れ具合も少なめ。でもやっぱり、プラチナレースに比べるとすべりにくいです。リングを閉じる時に必要な力加減が、プラチナ<PuPu<<ハイスターと言った感じ。
ちょっと締めすぎたと思っても、ぐにぐに引っ張れば、わりと調整が効くのはありがたいところなんですが。
難点は、糸割れしやすいところでしょうか。
ほどこうとして角を使ったり、ちっちゃいピコから引き出そうとかぎ針(クロバー製8号)を使うと、かなりの頻度で糸が割れます。まあ、割れた部分も軽くしごいてやればさほど目立たなくはなりますが……やっぱりちょっと扱いにくいのは確か。

まとめると、
PuPuは、そこそこの使い心地。しかし結び目がきれいに揃って、可愛らしい仕上がりになるのは断然PuPu。
一方で使いやすく、かつ仕上がりが繊細な感じになるのは、プラチナレース糸ってところでしょうか。

なおコスト的には、プラチナレース糸の方に軍配が上がります。
今回はあくまでセール中のを購入しましたからね……普段から200gで送料込1600円ほどのプラチナレース糸には、定価だとさすがに負けます。その代わりカラーバリエーションはPuPuさんの圧勝<プラチナレース糸は白と生成りしかない

結論。
作るものに応じて使い分けるのが良いんじゃないかと。
比較的小さめのファンシーなモチーフ。あるいは実用的なコースターとか、アクセサリーとかを作るならPuPuさんがオススメ。
いかにも「レースだぜ!」といった繊細さを求めるなら、オリムパスのプラチナレース糸っていうのが、私の感想でした。

……まあ、同じオリムパスでも金票とか、こないだ出たばかりのタティング専門糸とか……あるいはダルマレースとか紫野とか、ちゃんとした糸を使った経験がない、貧乏手の私がなにを評価するんだって話でもあるんですが(^ー^;;)ゞ

ともあれ、
ローコストでレース編みを楽しみたい! という方の参考になりますれば(苦笑)



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No.8087 (創作:: タティングレース)


 けっこう慣れてきたかも
2017年03月15日(Wed) 
PuPuさんの糸が可愛いので、なにかこれを活かせるデザインを……と考えて、ふと余所様で完成写真を見かけた「華麗なクラシックレース」の6番ドイリー……の、中心部分を思い出しました。
書籍の見本写真を見た時にはさほどそそられなかったんですが、100番手の白一色で作られた余所様の写真には、すっごく目を引きつけられたんですよ。

さすがに100番の糸は無理ですが、でもオニオンリングが連なったこの感じは、PuPuさんの糸に合いそうだvv

と、言う訳で。

 

PuPuの極細糸。薄いほうがオパールグリーン、濃いほうがダスティグリーン。直径はピコ込みで8cm強といったところ。
シャトル2個使いで、それぞれ両手×4回……だと9セット目でなくなったので、×6回ぐらいが妥当なところでしょうか。



ふふふ、この中心部のモチモチ感が可愛いのですよvv

そしてまとまった数のチェインとリングを繰り返している間に、この糸の結い心地にも慣れたのか。気がつけばほとんどストレスを感じなくなってきています。
あと、今回は結い方にちょいと一工夫入れてみました。
やはりタティングをされない方には、まったく判らない部分なのでしょうが……



お判りでしょうか?
外周のチェイン部分と内周のリング部分。どちらも表が上を向いています。

タティングレースでは、何度も裏返リバースワークしながら作成するため、チェインとリングが混在するデザインだと、どうしてもどれかの要素は裏が上を向いてしまうのですよ。
そこでどちらをメインにして、どちらを表にするのかを決めるのは、個人の裁量次第な訳ですが……でもかなうものならやっぱり、すべての要素をピコ部分がきれいに見える、表向きにしたいのが人情というもの。

で、試してみました。

やり方自体は、実にシンプル。
本来なら「表目・裏目」の順で1目を作るところを、裏向きになってしまう要素の部分だけ「裏目・表目」という逆順で作成していけばいい。ただそれだけのことです。
……しかしそのシンプルさが逆に曲者。なまじ意識せずに「表目・裏目」のワンセットで手が動くように染み付いてしまっている上に、このやり方だと裏側を手前に見ながら結っていくため、いま何目結い終えたのか、数えるのが難しくなってきます。ピコを入れる位置も半目ずれてくるのがまた厄介で。

幸い今回はうまく行きましたけれど、これはややこしいデザインのものだと、確実に途中で混乱をきたしますね……(汗)

さらに言えば、本来ならこのデザイン、オニオンリングとチェインを12セット繰り返します。しかしどう考えても波打つのが目に見えていたため、11セットで止めざるをえませんでした。これはどこをどう調整すれば、うまく収まってくれるのか(悩)
No.8088 (創作:: タティングレース)


 2017年03月16日の読書
2017年03月16日(Thr) 
本日の初読図書:
■成程、これが逆ハー・・・ダメだ詰んだ。
 http://ncode.syosetu.com/n4393dm/

悪役令嬢として転生した少女が、記憶を取り戻した四歳時点から全力で処刑フラグを叩き折ろうと努力した結果、たどり着いたのは……
「私の所にお嫁に来なさい。そうすれば、ずっと傍に居られますよ」
「これだけ焦らされた女は初めてだ。もうお前以外欲しいと思わん。早く俺のものになれ」
「存分に可愛がって、どろどろに甘やかしてやる。だから一生私の手の中に居ろ」
「君の傍は、居心地が、良い。だから、君の隣に、立つ権利が、欲しい」
「貴女の為に生きることこそ俺の喜びです。生涯お側に控え、貴女に救われたこの命を貴女の為に捧げ尽くしましょう」
うんなるほど、これが逆ハーというやつか。……何故こうなった。
目眩を覚えつつ、彼女は断罪イベントの場で、これまでの人生を振り返る……

乙ゲー悪役令嬢転生モノ。前後編でさくっと終わってます。
とりあえずヒロインちゃんは、普通に良い子っぽいです。むしろ攻略対象者達が、描写が少ないこともあって好感が欠片も抱けません。もはや単なるモブ。
え? では↑のセリフを誰が言ってるかって? そこがこの話のポイントですww
No.8089 (読書)


 更新情報(2017年03月17日)
2017年03月17日(Fri) 
「閲覧室」の「オリジナル小説書架」に、「鵺の集う街で」後日談「... A kindness is never lost.」後編をUPしました。
シリーズ目次はこちら

本筋に入れ損ねた、その後とか裏側のあれこれ……をようやく書き終えたら、なんだかさらに裏設定が増えてしまい、どうするべえかと頭を抱え中です、おはようございます。
もはや常連達それぞれを主役にして、番外編が一本ずつは書けそうな(苦笑)
確か「月の刃〜」の時もこんなんなって、拍手SSでフォローしていったんですよね……って言うかそもそも今回の前後編も、もとは拍手お礼SSの予定だった(遠い目)

そうそう、今さらですがこのシリーズで使用している用語については、おおむね、

音声放送受信装置 → ラジオ
映像受信装置 → テレビ(通話機能も内蔵)
手帳サイズの携帯端末 → タブレット(iPad とか Android 端末とか)
携帯通信端末 → スマホ

でイメージしていただければ、ほぼ間違いはないですww
No.8090 (更新)


 おのれ都会ってやつは(ギリィ)
2017年03月17日(Fri) 
今日も今日とてネット上をウロウロしていたら、素晴ら美しいタティング作品の画像を発見。

■新作 「 折り鶴 」 - あみものOTOKO
 http://blog.goo.ne.jp/takakei2009/e/
925f75c1f63a7781144e6daf80541d51

■新作 「 折鶴   つるの恩返し 」 完成 - あみものOTOKO
 http://blog.goo.ne.jp/takakei2009/e/
c3f99ecae18ce5d36d33d351aa6d55cf

なに……なんなのこの、クラシックな繊細さとモダンさと和の雰囲気を兼ね備えた絶妙なデザインは……これを、これをホビーショーの体験コーナーで教えてもらえるだと!?
なんだよその羨ましすぎるイベントは!! これだから都会の人たちの恵まれっぷりはっっっ(血涙)

私はあまり立体作品とか、現実のものを模したデザインには心惹かれないのですが、これは別です。
自己流や基本のできてない人は難しいって……しかもなんか「裏技」が必要って……ううう、せめてこの編み図が載っている本を、書籍を〜〜〜っっっ《o(><)o》

しかしまあなんというか、聖光院先生といいこのあみものOTOKOさんと言い、なんか男性作家さんのほうが突き抜けて妥協しない、繊細なデザインを追求される傾向にあるよなあと思ってしまいます。女性作家さんはどちらかと言うと、可愛いもの、実用的なものをデザインされるイメージが。
まあ、あくまで私の勝手な印象なんですが。

そしてさらに、こんなページも発見したりとか。

■【ご予約商品】 Clover(クロバー) タティングシャトル・ボビン|Aphyu(アピュー)
 http://www.aphyu.jp/phone/product/1680

クロバー社の新作、ボビン式シャトルの画像をやっと見ることができました。
ほほう、ボビンは二つ付属しているのですね! そしてストッパーは分かるんですが、ワッシャーとやらがどんなものなのか、この画像ではよく判らない……(´・ω・`)
あとシャトルの持ち方が、ちょっと変わってる感じが。糸の出方も逆っぽいし。以前スプリットリング使った立体鎖の編み方動画見た時に、こんな感じの持ち方してたかな……?

さらに↓こちらの収納用専用ケースの画像を見ると、ボビン外した状態のシャトルを横向きから確認できます。

■【ご予約商品】 Clover(クロバー) タティングシャトル・ボビン ケース|Aphyu(アピュー)
 http://www.aphyu.jp/phone/product/1684

ボビン式のシャトルって、前後の合せ目が接着されてるんですね(へぇへぇへぇ)
そりゃそうか、ボビンが回って糸を繰り出すのだから、わざわざシビアな加工が必要だろう合せ目を形成する必要はありませんか。
……正直、糸を出したり戻したりを頻繁にする私は、出すのは引っ張ればいいけど、戻すのに指でちまちまボビン回すのは大変そうだから、巻き取る時だけ通常シャトル同様全体を回転させればいっかと思っていたので、ちょっと困惑気味です。
ボビン式シャトルはすぐにボビンの回転がユルユルになって、指で押さえてないと糸がどんどん出てきちゃう場合も、とかいう話も聞きますし。あと二個使いの作品の場合はボビン外してストッパーつけて、手に持つ方を都度シャトルをにはめ込めば……とか書いてありますが、そんな面倒なことは確実に無・理ww
まあ糸が巻きやすいというメリットを有効活用するべく、消費が激しい方のシャトルにこっちを使用して、もう一方はノーマルシャトルでと言うのが、現実的な運用方法ですかね。あるいはこれを最低二個と予備ボビンを購入するか。

……ともあれまあ、私はもうしばらくして、先達の方々が実際に使用した感想レビューをUPしてくださるのを待って、買うかどうかを決めるとします。
この間、Lサイズシャトル阿呆なほど買い足したばっかりだしな……(遠い目)


とりあえず、PuPuさんのもちもち糸で遊ぶ第二弾を発動中。



しまった、このモチーフの場合、チェイン側じゃなくリング側を裏編みにしないと、ピコ繋ぎ部分が美しくなかったか……?
No.8091 (創作:: タティングレース)


 取り急ぎ速報!
2017年03月18日(Sat) 
先程ダイソーに行ってきたのですが。
な、なんと……



タティングシャトルがありました!?
え、え、そんな情報、今まで聞いたことないよ?? この春の新商品ですか!?!?

中身は、



シャトル三つと、糸の巻き方や表目裏目の編み方、最後に結んでボンドで止めるなどの基礎が書かれたリーフレットが入っています。
詳しいレポはまたゆっくりしてみますが、取り合えずこの驚きを一刻でも早くお知らせしようと、緊急速報してみました。

あああ、これがもう一年早くに販売されていてくれば、最初期に代用品作成であんなに苦労しなくても……っっっ
No.8092 (創作:: タティングレース)


 ついにキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!
2017年03月18日(Sat) 
掃除をしていたら、パソコンの外付けモニターとの接続が外れ、結果画面表示の設定が初期状態に戻りあわあわしていた中で、急遽買い物に出ることになったりとかした結果……その成果物について、ひとまず取り急ぎの速報しか出せずにおりましたが(^ー^;;)

モニターもどうにか直ったところで、改めまして。
ダイソーで、タティングシャトルしかも3個入り108円を発見しました!!



これまで百均のアイテムを駆使して代用品を作成したことはあっても、それ本体や、売られているという情報すら、とんと見かけたことはありませんでした。

それが、いま! 目の前に!!

思わず店頭で、二度見三度見しながら立ち尽くしてしまいましたのことよ……(呆然)
もちろん速攻でカゴへ放り込み、自宅へ帰るまでも待ちきれず、車の中でパッケージを開けちゃいましたww
だってビニール内部でさらに紙に包まれていたため、外からは肝心の中身が見えなかったんですもん。

で、中身はと言うと……



包装に書かれていた通り、ネイビーとグレイとピンクのシャトルが計3個。
そして包んでいた紙には、糸の巻き方や持ち方、表目裏目の結び方とリング4つ作ったあとの仕上げかた(接着剤で止めて糸を切る)が書かれていました。
……もっともこの説明だけで作品が作れるようになったら、その人は天才だと思いますがww
なおダイソーで公開している動画へのQRコードも記載されてました。



今年の1/24に公開されてるのか、この動画……ってことはこれが店頭に並び始めたのも、それぐらい? ほんとに全っ然知りませんでしたよ……

では、もうちょっと詳しく見ていきましょう。



上がクロバー社製(フローラ薄茶)、下がダイソー製(グレイ)。
サイズ的には、縦も横もダイソー製のほうがほんの少し大きめですね。後ろ側が尖らずに楕円形になっているのは、糸が引っかからなくて良いんじゃないでしょうか。ツノもちゃんと作られています。
……このグレイにはちょっとバリが残っていますが、まあ軽くヤスリかければ問題はないでしょう。

横から見ると、こんな感じ。



厚みはほとんど変わりません。むしろダイソー製のほうがごくごくわずかに薄いでしょうか。
合せ目が少しズレているのが気になるものの、多少のズレは突起によって吸収されるのかな……?

実際に糸を巻いてみました。



いつもの糸(オリムパスのプラチナレース糸 #40)を、いつもの量(両手を広げた幅×8回分≒10m強?)、しっかりちゃんと巻けてます。
シャトルワインダーも問題なく使えたので、糸巻きに関するストレスは全くなし。

実際に手に持ち、軽く使ってみた感じも、なかなかどうして。
ちょっとツノが尖りすぎてて、指をぶっ刺しそうとか糸を割りそうという不安はありましたが、そこらへんは紙やすりでちゃちゃっと調整。
懸念していた噛み合わせも、硬すぎず緩すぎず。#40なら糸持ってシャトルをぶら下げたところで、バララララーーッッってほどけていったりとかなく。糸を出し入れすれば、カチ カチ といつもの音。違和感なんてほとんどありません。
そして意外なことに、すべり止め用の凹凸がかなり広い面積とってあるためか、けっこう持ちやすかったりします。



うーあー、なんだよこれもうほんとに。
長時間使ってないので、まだ最終ジャッジは出せませんが、しかしもしもこれが去年「タティングレースを始めよう!」と決意した段階でダイソーに並んでいたら、私は今頃クロバーのシャトルを買っていなかったかもしれません。
だって一個あたりの単価36円なんですよ!?<通常は1個700円ぐらい。クロバーの五個セットですら250円ぐらいする
これまで原価200円ぐらいかけて作ってきた、どの代用シャトルより、使い心地が良さげなんだよ……_| ̄|○

3月23日にはクロバーさんから、国産ボビンシャトルしかもかぎ針じゃなくツノ付きが発売されると言うし、ここ数ヶ月前後でタティングレース関連の書籍がいろいろと出版されていると言うし……なにかひそかなブームが来ているのでしょうか? むしろ私がタティングレースなんてマイナーなものを始めた事自体が、なにかそのこまごまとしたブームの情報が、無意識のうちに蓄積された結果のサブリミナル的な選択だったのか!?!?

ともあれ、これでレース糸・シャトル共に百均で揃えられ、基本的な技法やフリーの編み図はネットで仕入れられる。
さあ、みんなもタティングレースをやってみませんか!? と大手を振ってオススメできる環境が整ってまいりました。
細かい作業がお好きな方、いかがですか、ゲヘヘへへへ……ww
No.8093 (創作:: タティングレース)


 まずは順番に
2017年03月19日(Sun) 
昨日買ってきたダイソー・タティングシャトルで遊びたいのはやまやまなのですが。
作りかけのものばかり溜まっていってしまうのも問題なので、まずはノーマルシャトルで作成中だった、PuPuさんの超極細もちもち糸で遊ぶ第二弾を仕上げました。



ノーアイロンなこともあり、いささかよれてますが(^ー^;;)ゞ
基本は、藤重すみさんの「やさしくタティングレース」より、花のモチーフb「ガーベラ」です。
……もっとも中心部分をこのあいだ可愛いなあと思ったピコ集中型の大きめリングに差し替え、それに伴いチェイン部分の目数もいくらか調整した結果……ほぼ別物にww



書籍では11セット繰り返しだった花びらが14セットになった結果、中心部分の円がかなり大きくなっちゃいました。これなら中心に向くもうピコも、もうちょい大きめにしておけば良かったですね……それか外側のリングの方を大きめに作ることで、11セットでもちゃんとお椀化せず円形になるようにするか。

そして今回もチェインとリングが同じ向きになるよう、チェインを「裏目・表目」の逆順で結ってみたのですけれど、これがまた失敗でした(´・ω・`)
チェイン部分の繋ぎ目がきれいに出るのは反対側だったので、この場合はリング側を逆順で結うべきだった……ッ(悔)

こういう経験を繰り返して、人は上達していくんですよね、たぶん……きっと……(遠い目)

PuPuさんのもちもち糸で遊んだ第一弾と並べると、こんな感じ。



どちらも直径は8cm強。
今回の左側のほうが、気持ち大きいかと。
そしてもうちょっと大きなカッターマットが欲しい今日この頃……

……しかしこうして眺めると、この糸の取り合わせ……特に今回のデザインだと、なんだかブロッコリーを思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか……(苦笑)
No.8094 (創作:: タティングレース)


 ダイソー製品で遊んだったww
2017年03月20日(Mon) 
作りかけのものがひとつ片付いたので、ではさらに作りかけの湘南ラインのドイリーの続きを、ダイソーのシャトルで……と、思っていたのですが。
午前中、ふと思い立って出かけた先で、さらにふと思い立っていつもは行かない手芸店に立ち寄った結果、前々から気になっていた書籍をうっかり見つけてしまいまして。

よっしゃこうなったら、ダイソーのシャトルとダイソーの糸で、とことん遊んでやるぜ! と。
昼過ぎに帰宅して早々、始めてしまいましたww



ヤスリで先端部分やバリを調整済みのダイソー製タティングシャトル&同じくダイソーの#40ホワイトの糸を使用。
ついつい熱中してしまい、夕食挟んで19時半ぐらいまで続けた結果……



どーーーだっっ!!
立体デザインに初挑戦。
「気軽に結べて心ときめくタティングレース」より、「ちいさなドレスのチャーム&ブローチ」です。

……なんかこう、いろいろ間違えてる気がひしひしとするというか、何でこんなにスカートの裾広がるんだろうとか、いろいろありますが。まあこれはこれで可愛いから良し!
余所様では段染め糸やパステルカラーで作成しておられる写真を見かけますが、白一色もなかなかどうして。ウェディングドレスっぽくてエレガントじゃござんせんこと?



ともあれ。
ダイソーの糸とダイソーのシャトルで、こんなものが作れるのだから、ほんとに最近の百均は侮れませんねえ(しみじみ)


2017/03/22 追記:
やはりスカートの広がり具合が気になって、改めて作り直してみました。
問題はピコのサイズだったようです。


あとダイソーでは、昨日の記事で欲しいと言っていた、大きめB4サイズのカッターマットも買ってきました。



これで多少大きめのドイリーでも、判りやすい記録が残せます♪
……カッティング時の土台として使う気がまったくないというツッコミは(ry
No.8095 (創作:: タティングレース)


 今回もダイソー糸とシャトルで
2017年03月21日(Tue) 
昨日作成した「ちいさなドレスのチャーム&ブローチ」に、やっぱり今ひとつ納得がいっていなかったので、改めて作り直してみました。
編み図を再度熟読した結果、肩紐を付ける位置を間違えていた他は、やはり目数等ちゃんと合っていた模様。ならば問題はピコのサイズと糸の締め具合かと結論。
一度作成したおかげで、どのピコが飾りでどのピコが接続用なのかは、把握できました。
そこで今回は特に注意して、接続用ピコを極限まで小さくした結果……



っしゃーー! スカートがちゃんと円錐状になってくれたZE!!
胴体とスカート部の間に空いてた隙間も、かなりのところ軽減。
昨日のものと並べると、



左が昨日の、右が今日の。
……左のスカート部が広がっているのも、それはそれでレーシー感があるし、実用性皆無なデザイン重視のお洒落ドレスっぽくもあって、面白いは面白いんですけどね(苦笑)
あるいはこの状態の裾部分に、さらに平面になるよう、もう一段足してみるのもあり、かも?

平面状にすると、こう。



やっぱり今回のリベンジバージョンのほうが、書籍写真には近いですねえ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

気軽に結べて心ときめくタティングレース
価格:1080円(税込、送料無料) (2017/3/21時点)



それにしても、まったく同じ糸使って同じ目数で作成しても、ピコのサイズや糸の締め具合でこれだけ変わってくるのだから、タティングレースって本当に難しいです(しみじみ)

そして長時間ダイソーのタティングシャトルを使用してみた感想としては、使っている最中の違和感はほぼなし。取り落とす頻度はむしろ少ないかもしれない。ただクロバー製に比べると気持ちかみ合わせがきつい……かもしれないけど、あるいはこれも個体差なのかなあ? という感じでした。

百均の商品はいつ店頭からなくなるか判らないので、とりあえずもう2セットほど買い足してきました(苦笑)
それでも、通常なら1個も買えない金額で、カラーは3色のみとは言え9個も購入できるのだから、ダイソー恐ろしい子……
No.8097 (創作:: タティングレース)


 季節? 季節なの??
2017年03月22日(Wed) 
本日は帰りがてら、一番良く行くスーパー内のテナント百均に足を伸ばしたのですよ。
いや一番の目的は、マンガ版「辺境の老騎士」のチェックだったんですが。

ダイソー系列でもセリア系列でもない、おそらくはけっこうマイナーどころなチェーン店。
セリアにあると言う品物と同じものを、たまには見かけるかな? ぐらいのところで、レース糸は10g玉のポケットレース糸しか置いていない。そんなお店でした。

特にこれと言った目的もないけれど、このスーパーに来た時はいちおう流れでざっと見て回る、そんな百均スキーのサガが、今日も足を向けさせたところ……



え。

え、え、マジ?
……ダイソーのタティングシャトル発売と言い、いま世間に何かしらのブームが来てるの?
それとも春って元来、レース編みが流行る時期なの??

ダイソーでは見つけられなかったアンティークっぽいベージュと、ごくごく淡い水色、そしてホワイトの三色展開。
しかも50g巻ですよ! マジか!?



番手の記載はありませんでしたが、使用針がレース針6〜8号。そして50gで360mということは、40gで288mだった先日のPuPu極細糸と同じ。つまりは#40相当!

……40番手のレース糸50g玉が108円……いまだかつて、ここまで安いレース糸を見たことがあっただろうか。いやない。
ダイソーの20g巻ですら、メーカー品と比べればとんでもない安価だと言うのに、同じ値段でさらにその2.5倍の量だとぅ!?
ここまで来ると、なんだか逆に恐ろしくなってくる気も……(汗)

ああでも、欲を言えば暗めの色が……インディゴだとか濃紫なんて贅沢は言わない。ダイソーでもそうなんだけど、せめて、せめて#40のブラックがあれば……っっ

と、ともあれ(コホン)
とりあえず、手持ちの他の糸と比較してみました。
以前は……そして都会では違うのかもしれませんが、現在うちの地元ダイソーで入手できる#40は、ホワイトと生成りの2色だけ。そして生成りは中途半端に色が薄い上に妙に黄色っぽくて、個人的にはあんまり好きになれなかった色です。



下側に写っているのが、今回購入した ―― 株式会社友栄の、「天使の毛糸」というのか「クロッシェレース糸」と呼べば良いのか ―― もの。左がクラシックベージュ。右がライトシアン。
ライトシアンは本当にごくごく淡い色で、単体で見ると肉眼でもうっかりとホワイトと間違えそうなぐらいです。写真では全くと行っていいほど見分けつきませんね(^ー^;;)
クラシックベージュはかなり落ち着いた、いい感じの色合いです。これこそまさに求めていた生成り! よりも少し濃いめ、かな。
ライトシアンはそれだけで使用するよりも、白糸と組み合わせたほうが映えそうです。むしろそうしないと、真っ白と見分けが(ry

一本ずつ引き出して拡大すると、こんな感じ。



上から順に、
本番糸として普段使いしている、オリムパスのプラチナレース糸(ホワイト)。
もっぱら試作用のダイソー#40(ホワイト)。
今回購入した50gで108円の、クロッシェレース糸(クラシックベージュ)。
前回セールで半額購入した、40gで230円(送料別)のPuPu超極細糸(オパールグリーン)。
材質はどれもコットン100%です。 そして五十歩百歩の安物揃い(苦笑)

上2つは、正直言うとほぼ見分けがつきません(^ー^;;)
実際に使ってみると、プラチナの方がすべりが良いし、糸がよじれにくくて良いんですけどね。あと完成品の耐久性とか変色度合いがどれぐらい違うのかは、初心者につきまだまだ未知の領域です。
一番下のPuPuさんの糸は、購入時に「糸というより紐のよう」だと評しました。表面の凹凸が少なく、手触りもふかふかと柔らか。リングを締める時にちょっと抵抗を感じますし、糸割れをしやすい傾向はあるものの、使い心地はそう悪くありません。

で、下から二番目が今回購入した、株式会社友栄のクロッシェレース糸。
見るからに「撚り合わせた糸!」というか、ロープみたいな見た目ですね。手触りはちょっと固めかな。糸玉を掴んだ時の感触が、PuPuやプラチナとは明らかに違います。ダイソー糸とは、どうかな……ダイソーの糸玉は残りが少なめなこともあって、差がよく判りません(^ー^;;)

とりあえず試しにちょっと使ってみた感じでは、リングの閉じ心地はダイソー糸の上を行くかもと思いました。何回かほどいたわりには糸割れもしなかったし、よじれ具合も少なかったような。

まあそこらへんはまた、別の記事でゆっくりと。
No.8101 (創作:: タティングレース)


 練習&実用品にはいけるかな?
2017年03月23日(Thr) 
昨日百均で買ってきた、50g玉のクロッシェレース糸で、さっそくサンプルを結ってみました。



選んだのは前回と同じ、「湖の華」の外周モチーフ。
リング・チェイン・ジョセフィンノットと三つの要素が含まれている上で、すぐに結い終えられてかさばらない。サンプルにはちょうど良いんですよね。
ついでに普段本番糸として使っている、オリムパスのプラチナレース糸の分も作ってみて、と。



こうなりました。
画面では色とか細かいところがちゃんと映ってくれないんですが(ノートPC本体モニターと外付けサブディスプレイで、既にだいぶ表示が異なる/汗)、まあ大体こんな感じです。
ダイソーよりもプラチナの方が、並べると気持ーーち純白に近い感じでしょうか。
あと細かいところですが、右下のクロッシェレース糸版だけ、チェインとリング両方が表を向く結い方をしてます。
……今度はジョセフィンノットが裏側向いちゃった……やっぱりややこしげなことはせずに、普通の結い方で満足したほうが良さそうです(´・ω・`)

で、もうちょっと厳密に大きさを比較すると、こう。



びっっみょーーーーにですが、左から右へ行くほど少しずつ大きくなっていっています。
特に今回のクロッシェは、一番左のダイソー製に比べて、3ミリぐらい大きいでしょうか。ダイソー製のは、まだキツ手(糸締めすぎる手癖)だった頃の名残が残っているかもしれませんが。しかし昨日〜今日とほぼ連続して作成したプラチナ製のと比較しても、やはり気持ち大きめです。

なおクロッシェの結い心地は、悪くありません。むしろかなり良いです。糸がすべりやすくて、リングを閉じる時にさほど力を込めなくて大丈夫です。PuPuさんの糸はその点ついつい力が入って締めすぎになりがちなのと、対照的です。あと今回も何度か間違えてほどいたんですが、ヨレが少なく、糸割れもしませんでした。ピコからかぎ針で引き出そうとするだけで割れることもあるPuPuさんとは、そこもやはり対照的。
作業していてストレスを感じないという点では、かなり好感度高かったです。

……ただ、ある意味致命的とも言える部分がひとつだけありました(苦笑)



ああ、なるほど……よくレース糸の説明で「ガス焼き加工済み」とかって書いてあるのって、こういう意味だったんですね……

■ガス糸(ガスイト)とは - コトバンク
 https://kotobank.jp/word/ガス糸-462517

こうして見ると、ダイソー糸が毛羽立ち皆無だったのって、実はすごかったんだなあと改めて思い知らされました。
実は結ってる時、「なんだろう、このレース編みしてるって言うよりタコ糸結んでる気がする感、半端ないのは。色か? 色のせいなのか??」とか思ってたんですよ。
確かに色のせいもあったんでしょうが、原因の何割かはこの毛羽のせいだったのかもしれません(苦笑)

とは言え近くでマジマジと見ないと判らないぐらいですし、あるいは仕上げで糊付けすれば多少は軽減されるかもしれません。
何よりのこのコストパフォーマンスで、この結い心地ですよ! 色も良い感じのベージュですし、練習用としてガンガン使って、ガンガン実用して、汚れたら惜しげもなく廃棄するのには最適なんじゃないでしょうか。
No.8102 (創作:: タティングレース)


 2017年03月23日の読書
2017年03月23日(Thr) 
本日の初読図書:
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

辺境の老騎士 バルド・ローエン(1) [ 菊石 森生 ]
価格:669円(税込、送料無料) (2017/3/23時点)


WEBから書籍化中の、渋い老騎士主役のグルメエピックファンタジー。コミカライズ版です。
……この作画で、小説版の挿絵も書いてほしかった……っっっ

イラストで見ると、大障壁ジャン・デッサ・ローマジ、とんでもねえジャン・デッサ・ロー
ちっげえよ! こんなんじゃねえよ!! っていうのがほとんどない、満足な作画でした。
ただ話の流れはちょっと構成を変え、そしてダイジェスト気味になっている印象が。いやポイントは押さえられていて、むしろ無駄が削ぎ落とされていると言ってもいいんですけどね。でもあののんびりした雰囲気のじーちゃん食い倒れ旅が、要所要所で突然緊迫感を漂わせる。その緩急がこの話のポイントでもあると思うので、そのあたりがちょっと残念。特に「ガンツの娘」など、本誌ではもうリンツ伯領に到着しているので、今後描かれることもないのだろうなあ(´・ω・`)

四話収録のうち、一話目はもっと後の方で語られていた、若かりしアイドラ様とバルドの交流からアイドラ様迷子を経てバルドが闇の神に祈願をかけたりとかしたあたり。若バルドがめっちゃイケメンっす。で、バルド旅立ちのシーンで一話目が締め。
二話目は一ヶ月後にシーデルモントが追いついてきて餞別を渡したのち、コエンデラのなんとかが追いついてきて、刺客ヴェン・ウリルと対峙する場面まで。
三話目でヴェン・ウリルとの決闘からの、焼き魚食べてじーーんってなるところ。
四話目はゲリアドラにやられて魔女に助けられ、盾蛙と戦闘。最後にたどり着いた街の光景で一見開きだけ、司祭一行とジュルチャガが垣間見えて、この巻おしまい。
そして最後に原作者様による、バルド十四歳、従騎士になる寸前のSSが収録されていました。

コエンデラの何とかの目的は何だったんだろうって、直前に渡された財布ひっくりかえして調べて「何もないな」って言った直後に、魚食べるコマでナイフとフォークがすごくきっちり描き込まれてるあたりとか、先の展開を知っている身としては非常にニヤニヤしてしまいますww

まああえて難癖つけるなら、ヴェン・ウリルはもうちょい男臭くて、もうちょい年取ってる外見にしてほしかったかなって(苦笑)
個人的にマタジロウ氏のファンイラストがすごく印象的だったので、三十絡みの男の色気ダダ漏れっぽいイメージを持っていたんですよ。
でもまあそこらへんは大人の事情もあるし、実は天然ギャップ萌えなヴェン・ウリルとしては、このイケメンなキャラデザもそれはそれでvv
ともあれ、なかなか好印象のコミカライズ第一巻でした。続きも非常に楽しみ……です、が。それ以前に小説版の方の続刊を……どうせなら完成度の高い方を読もうと、最後の二章ほどWEB版読んでないんですよ。だから実は結末を知らないんです。
小説はかなりの長編ですが、コミカライズ版はどこまでやってくれるのかなあ……
No.8103 (読書)


 更新情報(2017年03月24日)
2017年03月24日(Fri) 
「閲覧室」の「オリジナル小説書架」に、「鵺の集う街で」の一括DL版をUPしました。
第一話〜後日談までを、TXT版とHTML版のそれぞれで用意しております。圧縮形式はZIP。お好みの方をご利用下さい。

なおHTML版の方には、設定資料の間取り図画像も入れてあるため、ファイル容量がMB単位に跳ね上がっております。ダウンロードされる方は回線速度等にお気をつけ下さい。
No.8104 (更新)


 なかなか優秀だった
2017年03月24日(Fri) 
説明書もパッケージもないバルク品の充電器(USB2口&2.4A対応)が580円(送料無料)で売られていたので、物は試しと購入してみたのが10日ほど前のこと。
ようやくひと通りの検証ができたので、記録しておきます。

購入したアダプターはこちら。



繋いだケーブルは、だいぶ前に百均で見つけた品番不明、いちおう2A以上の高速充電に対応しているというやつを使用。



この組み合わせで、まずはタブレット、EveryPad の充電をしてみました。

結果、電源を入れたままほぼ操作しない状態で、残量3%から99%に達するまでにおよそ2時間半。100%になったのが3時間4分後。

続いてスマホ、AQUOS xX のほう。
やはり電源を入れたまま操作しない状態で、残量4%から95%までがおよそ2時間。100%になったのが2時間36分後。

ただしタコ足配線だと全然駄目で、コンセントから直接電源を取る必要がありました。

現在使用しているスマホ買った時にショップで勧められた、ソフトバンク製1.8A(ケーブル一体型)のアダプターでは、バッテリ残量一桁%の EveryPad が、やはり2時間半ぐらいで99%になり、3時間と5分で100%と、今回とほぼ同じ結果。
スマホの方は7%の状態から100%に到達したのが、2時間46分後。

……あれ、今回買ったバルク品+百均ケーブル(計688円)のほうが、むしろ成績、よくね?

なお、さらに以前に使用していたやはりソフトバンク製、003P付属の1A充電器だと、EveryPad の充電に4時間かかり、百均の200円アダプターに至っては電源切った状態で8時間以上かけても遂に99%以上にはならなかったという結果がありました(当時の検証記事はこちら)。

それらを踏まえると、この結果はなかなかではないでしょうか?
普段はもうちょい残量のある状態から95%までで止めてますし、ケーブルをちゃんとしたメーカー品の高速充電タイプにすれば、さらに早い充電が可能、かも?

少なくともいつものソフトバンク製充電器と同等のスピードなら、携帯用として持ち歩くには充分。問題ありません。
……そもそもソフトバンクのこの充電器、今でも3000円ぐらいしますしね……しかもケーブルと一体型だから断線が恐いんですよ……当然、一度に一台しか充電できないし。
あれ、ソフトバンク製の良いところが一個もないぞ? ケーブルの長さぐらいか??
No.8105 (電脳)


 ようやく完成〜〜
2017年03月25日(Sat) 
今月頭から手を付けていた大物が、ようやくひとまずの完成を見ました。



盛本知子さんの「すてきなタティングレース 3ステップでここまでできる」から、「湘南ラインのテーブルセンター」です。
一辺がおよそ36cm。先日購入したB4サイズのカッターマットにも乗り切らない大きさです(苦笑)



テキストではもっと細い糸(#80)を使用して、メインモチーフ59枚、四つ葉部分を58枚繋ぐ長方形仕様になっていますが、とりあえずは#40の糸使用、41枚+40枚の正方形で一段落つけました。
他にも作りたいものが出てきたというのもあるんですが、一番の理由はやっぱり「一作目はどうしても歪む」から。
この写真ではまだ比較的ましに見えますが、実物を見ると明らかに正方形じゃなく台形(−ー;)
糸渡しの長さが揃っていないので、辺の長さも違えば、内部でも糸がたるみまくっています。

このまま続けていったところで、最初がこれでは歪みが増していくばかりなので、これはひとまずここまでということで。いずれ気分が乗ったら再挑戦してやりたいところです。
デザイン的にはこれ、かなり好みですし。



……しかし渡した糸が、いくらなんでも長過ぎましたかね(汗)
透けるレーシーな感じが楽しくって、ついついどんどん渡す糸が長くなってしまって<だから波打つし辺の長さが揃わなかったんだよ

ま、まあとりあえず、外周部分の四つ葉には周囲と合わせてピコを足してみたりとか。
内部の四つ葉は別色にすることで、変化を狙ってみたりとかとか。

……内部の四つ葉は、もっとくっきり違う濃い色にしたほうが面白かったかなあ。あと外部四つ葉のピコも、もうちょい増やしてフッサフサにしたほうが良かっただろうか……外向きの葉っぱはどことも繋がってないのでよじれがちになるし、ついでに隣の葉っぱと極小ピコで繋いでやれば……(ぶつぶつ)

まあせっかくだから、なんかそれっぽい写真をパチリとな★



以前エコクラフトで作った花結びの卓上カゴに、50gの糸玉と盛り合わせ。
糸玉や手前のシャトルと比較すれば、判る方には大体のサイズがお判りになるかとww

あと、ダイソーシャトルの先端を、思い切ってかなり削ってやりました。風呂場とか洗面所で紙やすり使いつつちまちまやっててもうまく行きそうにないので、日当たりの良い裏庭に出て、サンダーでザッシュザッシュと。
余所様でもようやく入手&使用感レビューがUPされ始めたのですが、ほとんどの方がツノの形状が微妙。特に分厚すぎるとおっしゃってまして。実際私も失敗した時にほどくのがちょっとやりにくいなあと思っていたこともあり、ここはひとつできるだけ厚みを減らしていく方向で。
ここまで安いと、失敗を恐れることなく実験に走れて良いですね(笑)
これでまたしばらく使い心地を検証していこうと思います。


で、昼ごろからは次に目をつけていたものを、クロッシェレース糸のライトシアンで試してみようと思ったのですが。
……気がつけばツーリング・エクスプレスのシャルル駆け落ちあたりから、特別編ラストまで読みふけってしまいました(苦笑) それもこれも某所でルパンとツーリング〜のクロスオーバーネタなんで見かけちゃったからww
Euro編の途中で買うのやめちゃったんですけど、あのシリーズまだ続いてるのかな……
No.8106 (創作:: タティングレース)


 糸渡しとロングピコ
2017年03月26日(Sun) 
タティングレースを始めて、そろそろ八ヶ月近く。
最初期に書籍でこのレシピを見た時は、細糸なんてまず無理だし、糸を渡したりロングピコを作るのは大きさ揃えるのが大変そうだからというのもあって、完全にスルーしていたのですが。



いざ糸渡しに挑戦してみると、これがまさしくレースの本領発揮というか。作っていてめっちゃ楽しいですわvv

#20の糸を使って、「どっちが表でどっちが裏なの?」「え、シャトル2個使いってどういうこと??」とか「途中で糸無くなったけど、どうやって足せば良いのさ(?_?)」などなどぐ〜るぐ〜るしていたあの頃を思えば、多少は成長したと思っても良いんじゃ……ないかな。

まだまだ締め具合とかピコや渡し糸の長さ揃えとか全然ダメダメですが、千里の道も歩き続けなきゃ到達しない訳ですし。とにかくはどんどん作って試していくのみ!

ひとまず今回のデザインは、中央に集中するピコはもうちょい小さめに。そして二段目の横繋ぎロングピコは、大きいリングのも小さいリングのも、気持ち大きめにしたほうが良さそうな。波打つのも困りますが、お椀状になる方がもっと困るので……<今の状態だとかなりギリギリ
現在作成中の三段目はまあ、大きくも小さくも調整が効くっぽいから良いとして、ネックは密度高そうな四段目かなあ……

ちなみに例の50gで100円のクロッシェレース糸で作成していますが、このエレガントなデザイン、本番はやっぱりオリムパスの糸使いたいところですね……クロッシェは結い心地は良いんですけど、やっぱりごくごくわずかに太めなところとか毛羽立ちが、繊細さを損なってる気がしちゃうんだよなあ……

ところで、そろそろクロバーさんのボビン式シャトルも販売が始まっているはずなのですが。
100円のダイソーシャトルのインパクトにかっさらわれたのか、それともなかなか入荷しないのか、あまり購入したとか使ってみたなどのレビューを見かけませんね……

■クロバーシャトル・ボビン ホワイト - あとりえシシカス
 http://shishicass.ocnk.net/product/2294

こちらの写真を見る感じ、ノーマルシャトルよりかなり分厚そうなので、私の手には合わないかも。ミシン用ボビンで代用シャトルを自作していた頃も、結局は厚さがネックになってほとんど使わなくなっちゃったしなあ……
No.8107 (創作:: タティングレース)


 2017年03月26日の読書
2017年03月26日(Sun) 
本日の初読図書:
■素材採取家の異世界旅行記 〜砂嘴
 http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/656066975

お約束の神様転生。
成人済みでなおかつラノベなんかの知識も持ってるけど、そこまで転生ひゃっほーという気持ちも持たず、そこまで善人でも人格破綻者でもない、ごく普通のサラリーマン。何度修復しようとしても定期的に文明崩壊する異世界に波紋を投じるために送り込まれた彼だったが、本人の天然と神様のうっかりのために、気づかぬうちに最強チート能力とアイテムを保持。
一番は自分の幸せ、自分に余裕があるのなら、助けられる人は助けてもいいかな、というごく普通の日本人的感性を持つ青年が、目の前に落ちてた珍しい素材を拾って日銭を稼いでいるうちに、周囲の信用を得たり規格外の仲間を持っちゃったり出世したりとか。
人生の目的は美味しいご飯と毎日のお風呂!
そんな感じのお話。

連載中で書籍化済。冒頭一冊分はダイジェスト化されてます。 ただし裏技使えば(ごにょごにょ)
ハーレムや恋愛要素は一切なし。一日おきの更新と、かなりのハイペースです。
世界観や脇キャラたちは結構シリアスな展開や過去があるけれど、主役がのんびりほわほわしているので、非常に気軽に読めます。
っていうかここ二週間ぐらいかけて、レース編みとかしながらBGM代わりに読み上げアプリで聞いてました。
お陰で固有名詞とかがかなり危ういですが、まあそれはそれ(苦笑) 淡々としたトーンの低い男声合成音は、聞いてても大丈夫なんだよなあ……
墳墓に収められた金銀財宝を目の前にして、「おおすげえ」「喉が渇いた」「じゃあお茶にしよう」っつって、アイテムボックスからちゃぶ台出してまったりくつろぎ始める。そんなのんびりした、冒険者らしからぬパーティーの雰囲気がなごませてくれます。
No.8108 (読書)


 作ってみないと判らない
2017年03月28日(Tue) 
意外とさくさく進んでくれて、途中で他事に寄り道しつつも、3日で完成させられました★



藤戸禎子さんの「華麗なクラシックレース」より4番のドイリーです(この本は、作品に個別タイトルがついてない)。

使用したのは例の50g玉100円のクロッシェレース糸、ライトシアン。



……しかし黒背景でも白背景でも、白とほとんど見分けがつきません(苦笑) むしろ母には「なんかズズ汚れてるみたい」とか言われちゃいました……ははは……

書籍の見本写真を見た時には、さほどそそられなかったんですけれど、余所様で作りましたーーってUPしておられる写真を拝見したら、わ、これ好みvv ってなって。レシピの掲載元を見たら、まさかの既読本だったというww

最初の方の糸渡しに少々手間取る他は、非常にシンプルで、特別な技術はほぼ使いません。気をつけるのはピコのサイズぐらいですかね……実際、今回もあっちこっちでピコが弛んだり、全体がお椀になりかけましたし。
あと実際に作ってみたら、「ここはこうした方が好みかも?」っていう部分もあったりしたので、もう一枚作ってみたいと思います。今度は別の糸で(苦笑)

なお大きさは、ピコ込み20cmぐらいになりました。



書籍では絹穴糸指定で完成サイズが15cm。
実際には#40相当の糸を使用して20cm……緩すぎでしょうか? 絹穴糸のほうが#40より太めという情報を見かけたんですが。しかも作っている時には、これでも締めすぎたかと思いながら進めていたのに……ううむ糸の太さ規格がよく判んない(−ー;)

あ、それからこのドイリーに挑戦される方は、四段目に要注意です。
書籍の編み図では二箇所ほどピコが書き忘れられているので、最初に写真としっかり見比べて、ここがこうなって……と一通り手順を脳内でシュミレートしてからにしないと、大変なことになります(−ー;)<私はまだ、ロックジョイン込みのチェイン二つほどく程度ですんだ

……この書籍、けっこうこういう書き落としがあったり、繋ぎ方(通常のピコ繋ぎなのかシャトル繋ぎなのか重ね繋ぎなのか)や、メインとサブどっちのシャトルを持って結うのかの指定がなかったりするんですよねえ。

4529025330タッチングレース (華麗なクラシックレース)
藤戸 禎子
日本ヴォーグ社 1994-12

by G-Tools

デザインは、すごく好みなのが多いんですけど。そこらへんで引っかかって挑戦できないものが、多数あったりするのが残念です。
No.8110 (創作:: タティングレース)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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