データ消失怖い(汗)
2015年08月01日(Sat)
スマホで電子読書しつつ、久々にパソコンのメンテナンスをば。 メーラーとブラウザと単語登録のバックアップを取り、ブログやWEBメールのデータをパソコン本体にダウンロードしてから、ディスククリーンアップとエラーチェックと最適化のコンボ。そしてデータフォルダと各種フリーソフトやフォントをインストールしてあるフォルダをまるごと外付けHDDにコピー。 トータルで二時間ぐらいかかりましたけど、日々のこういう作業が大切なんですよねえ(しみじみ) これまでダウンロードしてきたあれとかこれとかもそうですが、これまで積み上げてきたサイトデータとか、あるいは未UPの書きかけ小説が消えたら、ガチで膝から崩れ落ちますよ私は。 とりあえず書きかけ小説に関しては、ほぼ1KB書き進めるごとにノートPC内の創作用フォルダとPDAとの同期用フォルダに保存&右クリック → 送るでコピーしてるし、一日の終りには SigmarionIII に挿してあるCFカードへ同期を取りつつ、数日ごとに外付けHDDにもバックアップしてあるので、何かあってもどこかにはある程度の段階のが残ってくれてると思うんですが。 ……まだワープロ使っていた時代とか、丸一日分の作業がフロッピーへの保存に失敗して吹っ飛んだりして、本気でしばらく動けなくなったこともありましたからねえ(遠い目) あとWIN98時代の「不正な処理を行ったので強制終了します」とか、XPの熱暴走でいきなりパソコン自体がシャットダウンとかも恐怖の象徴だった……(汗) こまめな上書き保存から、外部記憶媒体へのコピーまで、予防処置を取っておくにしくはないのですよ(うんうん) ………………とかなんとか、↑の記事を書いておりましたらば。 以前私がサイトレイアウトを担当していた、某建設業関係サイトの管理人ワチキさんから、連絡が入りました。 いわく、 「新しいパソコンでサイトの更新しようとしたら、間違えてサイトが壊滅した」 と。 どうもFTPソフトの設定を間違えて、カレントフォルダに下層フォルダを同期させてしまったらしく。フォルダ一つを残して全てのデータが真っ白に(汗) でもまだこれを聞いた段階では、私はたかをくくっていたのですよ。 だってワチキさんのパソコン内には、普段ローカルで編集している元データが残っているはずで。FTPソフトの設定さえ修正してアップロードしなおしてやれば、それですむと思ったんです。 ワチキさんもそうお考えになって、とりあえず私の手元にある過去のデータで形だけサイトを復旧し、TOPに「これこれの事情により、暫定処置で仮復旧します。お盆休みにでも新しいデータで復元します」とか書いといて欲しいとの連絡だったんですが。 甘 か っ た 。 よく考えたら、ワチキさんのサイトはデーターベースがメインコンテンツだったんですよ。このデーターベースはCGIでして、どのパソコンからでもブラウザ画面で情報を打ち込みボタンをクリックさえすれば、それで情報が蓄積されていくタイプ。もちろんそのデーターは、ネット上のサーバーに記録されています。 ……私がレイアウトを担当していた頃は、ときどきログファイルをダウンロードして、バックアップに努めてましたよ? ただちょっと体調崩してからは、他人様のサイト管理まで行える余裕がなくなってしまい、そちらのサイトからはほぼ手を引いて、ご本人に運営をお任せしてしまっていたんです。 そしてワチキさんは、データーベースのシステムなんぞ、お判りではありません。 ひとまず「ページが見つかりません」だけは避けられるよう、暫定復旧にいそしむことしばし。 ひと通りの形は整ったところで確認してみたら、私の手元に残っていたデータは2006年 段階のものでした。それ以降、ワチキさんが更新された部分は、バックアップされていないとのこと。 そうか、9年分の蓄積データが飛んだか……(遠い目)<サイトを開設したのは2000年の1月 最近は更新も少なくなり、ほぼ掲示板しか動いていないような状態でしたが……その掲示板すらもが消えてます。 なまじレンタルは使い勝手が悪いしスパムが来まくるからと、同サーバー内にCGIを自設してたのが仇になったか……<もちろんアクセスカウンタやメールフォームも以下同文。 みなさまも、バックアップは本気でこまめにとっときましょうね(汗) 特にレンタルブログをお使いの方とか、たいてい規約に「データー消失について、当方は責任を取りません。各人でバックアップしておいて下さい」みたいなことが書いてありますから、要注意ですよ〜〜 ……そういえば「小説家になろう」なんかでも、テキストエディタとかWordで書いたのをコピペするんじゃなく、なろうの投稿フォームに直接打ち込んで文章書いてる作者さんとか、たまに「回線状態が悪くて、投稿ボタンを押したら食われた」とか「操作ミスって全部消えた」って活動報告で凹んでおられるのを見かけて、ああ……ってなります。 IEなんてフォーム内でESCキー押したら、書いてた文章一瞬で全部消えますからね……掲示板とかチャットで、リキ入れた長文投稿、何度それでパアになったことか。 おかげで私は、ブログコメントや掲示板への書き込みさえ、まずはテキストエディタで書いてから、それをコピー貼り付けする習慣がついています。 予防処置って大事ですよ、本当に……
No.6979
(電脳)
アニメ「アルスラーン戦記」、今週は17話「神前決闘」ですよ。 うふふふふ、もう先週からずっと楽しみにしていたのですが、もう大・満・足v でした★ まずOP前の一幕。 前回いきなりラジェンドラがアルスラーンに頼んでいたので、ああ削られたか……と思っていた、ダリューンの「迷惑ですな」「私はアルスラーン王子の臣下。殿下のご命令がなくば」と突っぱねてからの、ラジェンドラがアルスラーンの方に頭を下げる流れをやってくれたのがまず嬉しく。 ところでずっと気になってたんですが、ラジェンドラ王子の腰帯って、なんかお相撲さんっぽくないですか(笑) さらに先週でも触れましたが、ダリューンとナルサスが会話しながら、ダリューンは武器の手入れをし、ナルサスは巻物を読みつつ情報収集なり戦略を練るのに余念がないという、地に足ついた戦場の空気が実にうまく織り込まれていると思いました。 剣の表面にダリューンの瞳が映り込む演出もすごく素敵なところにもってきて、その剣に細かい傷がいっぱいあるのがまた、たまらなくイイんですよ!! 長らく戦場を共にしてきたのだろうその愛用の武器が、のちにバハードゥルによって折られる。そこがまた緊迫感をいや増してくれてるんじゃないかとか思えてきます。 ここでの二人の会話によって、アニメのみ視聴の方などから時おり上がっている、「他国の戦争に首突っ込んでる場合じゃないだろ」というツッコミに、「これに勝てばアルスラーン殿下の発言力を増すことができる」「ペシャワールからの蜂起を強固なものにできる」という解説がなされているのも親切設計。 バハードゥルについての説明がちょっと少なかったので、ヤツがなんで牢に繋がれてたのかとか、ヤツを使うのがどんな卑怯なことかというのがちょっと描写不足だったかなあとは思いつつ。ほぼ初めてと言ってもいいダリューンの苦戦シーンは、やはり見どころがありました。 兜ふっとばされてクラクラしてる場面とか、判っていてもドキドキワクワク(←ハラハラじゃないんかい) 角川映画版と異なり、ほぼ原作通りの流れでまともに戦闘したうえ、きっちりとどめ刺したのも良かったですね。 こういう容赦のないところが、今回のアニメスタッフに好印象を持てるところです。 ……しかし動きが早すぎて何度見てもよく判らんのですが、ダリューンの短剣、どこから抜いてるんでしょう?? 殿下の激おこシーンは、さすがに剣を抜いて突きつけるところまでは行かなかったものの、代わりにカリカーラ王の仲裁が大人の渋さ。よっ、さすがは一国の国王陛下! これが若い妾に入れ込んではっちゃけたあげく、怪しい精力剤飲みまくったせいで倒れて危篤になった人だなどと、アニメ視聴者はよもや思うまい(笑) 逆ギレするガーデーヴィにギーヴが「あの王子サマ、今ごろ気付いたらしい。神々はいつだって間違うし、間違った結果を人間に押し付けるものさ」と皮肉を言う場面があったのも良きかな良きかな<これこそ田中芳樹節 そうそう殿下といえば、新しいお衣装が素敵でしたね。 時おり見せるようになってきた大人びた表情には、ナルサスも驚かされている模様。カリカーラ王に挨拶する殿下の横に、さりげなく跪いてるナルサスに萌えvv そーしーてーー、ついにジャスワントがキターーーー!! ちょっと原作より落ちるの早い気がするんですが、これはこれで見せ場という意味では実に効果的。 っていうか、光の尾を引いてる緑の双眸がめちゃめちゃ格好良いんですが! さすがはシンドゥラの黒豹vv<ちなみにギーヴは個人的に山猫 《 カラカル 》 をイチ押し 実はマヘーンドラ(宰相)様が本当の父親なんじゃ?? という疑惑を持っていた点は削られちゃってましたね。目の色が同系統だったから入れ込んでくるかなあと思ってたんですけど、まあそれはなくてもストーリーとして成立するから、削ってもいいところでしょう。 ダリューンもめでたく、アニメ公式で猛虎将軍 《 ショラ・セーナニー 》 の称号を得ましたね。 そして「皆の者、静まれ!」と一喝するラジェンドラ王子。すっごくまともに見えました。ちとやり過ぎなんじゃ?? と思うほど今週は普通にかっこよかったです。しかし予告編を見て、ちゃんとシンドゥラから帰国の際のアレをやってくれると判って、画面のこっちでよしよしよし!! って拳を握りました。 「ナルサスはラジェンドラの性格の特異さを、完全に見抜いている。自分自身を騙すほどの、ラジェンドラは演技者なのだと」 ナレーションのチョイスも今回は良い所★ ふふふふふ、来週もまた楽しみです。 あとどうでもいいところですが。 背中合わせになった女神官と楽士に「おお」と思いつつ、二人の身長がほぼ同じことに「あれ?」って。 ……えーと……ギーヴの背が低いんじゃ、ないですよね。ファランギースがかかとの高い靴履いてるのか、単に戦闘中でギーヴが腰を落としていたのか…… さらにジャスワントが左手で剣使ってましたけど、これまではどうでしたっけ??
No.6980
(映像)
……結局、一昨日データを大幅紛失されたワチキさんのサイトは、閉鎖されることになりました(しょぼん) そもそも私がサイト作成というものに手を出したのは、自サイトの管理に行き詰まりを感じられたワチキさんが、「何も言わず、これを読め!」と「親父でもできる、Wordでホームページ作成」みたいな本を私に差し出してきたのがきっかけでした。 自分でサイトを開設してみたは良いものの、どうもレイアウトとか管理がうまくいかない。だからお前さん、サイト作成を覚えてもっと見栄えよく改装し、今後の管理も引き継いでくれ。更新する内容についてはメールで指示するから、というお話でした。 ……そこでその本を読み、付録としてついていたFTPソフト「小次郎」を自パソにインストールして……まず最初にアップロードしたのが、有栖川パロ2本とオリジナル小説「かくれおに」1本を載せたこのサイトだったあたりが、私の私たる所以というか(笑) WordでのHTML編集にはすぐに行き詰まり、FrontPage Express を経てタグ打ち&FFFTPに移行した紆余曲折などはさておき。 もしもワチキさんからのそんなお誘いがなかったならば、私はサイト運営そのものを ―― いずれそのうちやってはいたかもしれませんけれど ―― 始めるのが、少なくとも数年は後になっていたと思われます。 もしそうなっていたなら、開設した翌月「せっかくサイト作ったんだから、何か新作も置こう」と思って書き始めた楽園シリーズとて、私の脳内にあるだけで陽の目を見ることなどなかったかもしれません。翌々月に「字だけじゃ寂しいから挿絵も欲しいなあ……」とか思ったあげく、チャットで出会ったばかりの尼野姐さんに厚かましくもイラストをお願いし、気がつけばサイトUPしただけでも90枚を超えるイラストを描いていただいたり、自分一人ではけして思いつけないような新作ネタをもらったりといった、深いお付き合いにもなっていなかったのでは。 平ゼロにハマって本格的に二次創作を始めたり、毎週末深夜チャットに勤しんだり、その繋がりでロード・オブ・ザ・リングを薦められた結果、指輪物語を読破したりといったこともなかったでしょう。 「たられば」なんて無駄な仮定だとは言うものの、それでもあのとき差し出された一冊の本とお誘いが、私の人生に大きな影響を与えたのは確かなのです。 その一大転機を与えてくれたサイトが、ついに閉鎖されるかと思うと、感慨深いというか何と言うか。 思えば、私がネットを始めた頃からのお知り合いで、今でもお付き合いがあったり、そうでなくともサイトが残っている方なんて、もうほとんどいらっしゃらないんですよねえ……時の流れは早いなあ……(遠い目)
No.6985
(電脳)
2015年08月03日の読書
2015年08月03日(Mon)
本日の初読図書: 「転生ボーナスが充実しすぎた。(小説家になろう)」〜7話 あ、これも追加で http://ncode.syosetu.com/n2965ct/ ゲーム初心者の二十歳の青年が、RPGを購入してキャラメイクしていざプレイを開始してみたら、何故かゲーム内世界へと転生してました。そして転生ボーナスが阿呆なほどついてます。所持金500億とか、数が∞になってる各種アイテムとか……不老不死とか。 事情はよくわからないけれど、とりあえずゲームのストーリーに沿って、邪神を倒せばいいのかな? と最初に辿り着いた廃村をうろうろしていたら、しゃべる子猫と盗賊に追われた猫耳少女(双児)と出くわして……という、まあ典型的俺TUEEEE系の異世界トリップものです。 まだ連載開始されたばかりなのでなんとも言えませんが、一見凡人に見える主役の過去に、なんか訳ありそうな雰囲気(もしかして虐待受けてた??)が垣間見えたり、人情派に見えて奇妙なところでドライっつーか事情聴かずにいきなり虐殺かますとか、さっきまでいっしょにいたパーティーメンバーが全滅しても平然としてるとか、歪んだ所あるっぽいのが興味をそそられるところですかね。 とりあえずブックマークに追加。
No.6986
(読書)
……外付けHDD、1TBが丸ごと吹っ飛びました。
ほぼバックアップ用に使っていたディスクとはいえ、それでも戻らないデータもある。 また新たなHDDを買ったとして、パソコン本体やDVD十数枚からデータを戻し入れるのに、果たしてどれぐらいの手間がかかるのか。 そもそも先立つモノが。 次にHDD買い換える時は、LANディスクにしたいとか思ってたけど、設定方法とか考える気力も湧いてこねえ。 鬱だ……鬱だ…………
No.6987
(電脳)
買いました(ため息)
2015年08月05日(Wed)
データが吹っ飛んだ1TBの外付けHDD。 エラーメッセージの内容で検索かけてみたところ、パーテーションのファイルが壊れているだけで、場合によっては直せる可能性もあるという情報を見つけて、ちょっと気分が持ち直し。 なんとか前向きになったところで、パソコン工房に電話をかけて相談してみました。 結果、直るかどうかは実物を見なければ判らないが、7年以上前(2008年)に購入した代物。しかも1TBならば、下手に修理するよりも新しいものを買ったほうが、安くつくかもしれないと薦められました。 そして相談に乗ってもらったことで、凹んでいた気持ちもだいぶ落ち着いたので、実物を抱えて行ってきましたよ、パソコン工房へ。 …………やっぱりデータの復活は無理でした(しょぼん) ドライブ自体は認識されているので、物理的に故障しているのではない模様。しかし店で預かって専用ソフトでサルベージを掛けてみても、どの程度データが拾えるかわからないうえ、修理費別途の預かり賃だけで5000円かかる、と。 そんな訳で。 なんかもう、落ち込んだり悩んだりするのにも疲れて、さくっと買い換えることにました(苦笑) LANディスクとかややこしいことを試みるのも止め、ごくシンプルに同じメーカーの同じ容量のものを選択。USBケーブル挿すだけで認識してくれるのが心底ありがたいです。 そのうえ書き込み速度は7年前のよりはるかに早いし、値段に至っては半額以下。 技術の進歩ってすごいですなあ…… そもそもですよ。 なんかパソコンを Windows7 に変えてから、あの外付けHDDは微妙に挙動が怪しかったんです。 気が付くとフォルダが文字化けしていたり、アクセスしたら中身が真っ白だったり<パソコン本体を再起動すると直る エラーチェックかけたら『Windows が修正できないファイルシステムエラーがあります』とか『ディスク領域不足のため、破損データを回復できません』とか出たあげく、何度もエラーチェックを繰り返してやっと正常に終了するようになった頃には、大容量フォルダがまるまる消えてたりとか、思い返せば何度もトラブルがありましてですね……(遠い目) そこで騙し騙し使い続けず、もっと早くに買い換えておけばよかったのか(−ー;) ともあれ。 もともとバックアップデータの保管をメインとして使用していたし、その他のデータもDVDに焼いたりスマホやシグ3にもコピーしてあったりする訳で。 あちらこちらをひっくり返してかき集めた結果、だいたいのところは取り戻すことができました。バックアップ用のソフトとかネットワーク関係の設定も変更変更。 しかし……よりにもよって「SHERLOCK ミニエピソード Many Happy Returns」をまだDVDに焼いていなかったとは _| ̄|○ 改めて落とし直そうにも、もう日本語字幕付きがどこにも見つからない(しくしくしく) あとはスマホで撮影してた、ヒヨドリとか仔ダヌキとかの高画質写真&編集前の元動画とかも、消えちゃいました(しょぼん) それでもまだ、録音し溜めたラジオドラマとか、カセットテープから電子化した mp3 が残っていたのが、不幸中の幸いでしたか。 あ、サイトデータとか書きかけ小説は、他にも二重三重にバックアップ取ってあるから大丈夫です★ ついでにUSBメモリも買ってみたので、現在進行形で頻繁に編集しているデータは、そちらにも日に一度ぐらいバックアップしておこうかなあ、とか。 ……これからの暑い季節、USBメモリだけ持っていけば、涼しい一階にある母のPCで作業ができるなんて……ちょこっとしか思ってません、よ? で、もって。 テレビ見ながらCMになるたびDVDを差し替えに部屋に戻ったり、日記書く別窓でちまちまとあちこちにあるデータを新しい外付けHDDに戻しコピー。 ううう、USBケーブルで繋いだ SigmarionIII とかDVDからのコピーは、容量でかいせいか読み込み速度が遅いのか、めっさ時間がかかる……あまり見ない動画やラジオドラマ関係は、実際再生しようと思ったその時に戻しコピーすればそれで良いかなとも思いつつ……でもDVD自体が壊れたり紛失したりする可能性を考えると、やっぱり二重に保存しとくのは基本なんですよねえ。はふ(ため息) 本読んだりシグ3をいじったりという、別作業をしながらでも、なんとか戻していくとします。
No.6993
(電脳)
2015年08月05日の読書
2015年08月05日(Wed)
本日の初読図書: 「宝石吐きの女の子(小説家になろう)」〜VI 彼の想い 2−4 http://ncode.syosetu.com/n4843br/ 大陸東部に位置するリアフィアット市は、ルカー街道の宿場町として栄えた中程度の街である。年間を通して温暖な気候から、多種多様な果物・花卉の産地としても知られているそこは、魔女協会の支部こそないけれど、警察局の治安維持活動は非常に優秀で、未解決の事件はゼロに等しく、とても暮らしやすい土地だった。 そんな街の片隅に、店員二人の小さな店がある。スプートニク宝石店。店主は無愛想で態度が悪く女性にだらしのない青年、スプートニク。そして彼の被保護者であり、唯一の従業員である少女クリュー。 何事にもいい加減だけれど宝飾品の作成に関しては高い技術と真摯な想いを兼ね備えた店主と、素直ではあるがかなり世間知らずなところのある少女が、この街に腰を落ち着けてからはや数年。近隣の人々とも顔馴染みとなり、店も順調に繁盛している。 しかし彼らには、誰にも知られてはならない秘密があった。 誰からも愛される素朴な少女、クリューは、口から宝石を吐く、宝石吐きの女の子だったのである ―― 外付けHDDにデータをコピペしていく、その待ち時間にスマホで最新話まで読了。 開拓時代ぐらいっぽいイメージの、でも魔法使いとかも普通に存在する架空世界でのファンタジー物語です。 ぽにきゃんBOOKSで書籍化されていますが、削除もされずダイジェストにもならず、WEBで全文ちゃんと読めるのが心底ありがたく。今のところ、文庫4冊ぐらいの量はありそうかな。 主役二人の年齢がはっきりとは明記されてません。個人的にクリューちゃんは13〜4歳(だけど幼少時のあれこれのせいで11歳ぐらいにしか見えない)、スプートニクは27〜8歳を希望したいところです。出会った時は、8歳と22〜3歳ぐらいで。 ……15歳差は犯罪か……? もうね、クリューちゃんの世間知らずっぷりというか、思考の斜め上っぷりがたまらん可愛いんですよ。 そして意外と彼女のことを考えてるというか、ある意味彼女のことしか考えていないとも言える、スプートニクの不器用な過保護さがまたツボを突いてくれます。 資金源として盗賊達に『飼われて』いたクリューを、偶然見つけ助けだした、当時は流れの宝石商だったスプートニク。そのとき二人の間で交わされた『約束』のために、クリューは思い惑い、そしてスプートニクはひそかに持てる全力を尽くす。 お互いがお互いを第一に考えているのに、その思いのベクトルが致命的に別方向をむいているあたり、じれじれすれ違い系好きにはおおいに楽しめるのではないでしょうか。あと擬似親子萌えvv ただ、物語はけしてほのぼのしい、穏やかな展開だけではなく。 クリューの『体質』を利用しようとする者達や、魔女協会、宝石商会などの思惑が入り乱れ、お互いに騙し合いの化かし合い。たとえ味方であっても油断ができず、常に言葉や行動の裏を探り合っているような話運びが続くので、ちょっと気疲れしちゃうところも正直ありました。 そういう意味でも、クリューちゃんの存在は一服の清涼剤かもしれません。 クリューちゃん視点では隙のない大人の男に見えるスプートニクも、実際には手抜かりや失敗を繰り返す若造でしかなく。それでもそんな彼が、クリューのために懸命にあがくところがまた良いんですよね。 現在連載中の6章目「彼の想い」では、スプートニクの考えていることをちょっと多めに書くと活動報告にあったので、いろいろとそこらへん楽しみです。 まだまだ彼の認識では、クリューは娘どころか「お子ちゃま」でしかないようですが、さてその意識はこの先どういうふうに変わるのか、変わってくれるのか。ふふふふふ……vv
No.6994
(読書)
なにげに初USB
2015年08月06日(Thr)
今回の諸々でデータ消失の恐ろしさを改めて肌で実感し、さらなる予防処置を取るべく、USBメモリを購入してみました。 ……数日前から2階にある自室の暑さに耐えかねて、「いっそUSBメモリに書きかけデータとテキストエディタ入れとけば、涼しい1階にある母のPCで作業ができるかも……」なんてことも、ちょっとだけ考えてたりとかしてたんですが(笑) もちろん、これ本体を紛失することへの予防処置も、考えておりますよーー
一番肌身離すことなく、そして仮に見えなくなったとしても、音を鳴らして探せるのが携帯電話★ です。 これにくくりつけておけば安心だ、と。ストラップホール付きのUSBメモリを選んだのは良かったのですが。 ……よくよく考えたら、ストラップホール、キャップじゃなく本体についてるよ。そりゃそうだ。キャップだけ残して本体が抜けて落ちたら意味ねえもん。 さりとて、パソコンにUSBを挿す際、携帯につけたままスロットに持っていくのは非現実的。毎回いちいちストラップを付け外しするのも、手間が掛かります。 で、考えた結果が、こう。
ストラップホールに二重リングを通しておいて、そこにストラップ金具のナスカンをつける。 これなら手軽に付け外しできます♪ あとはー、誰の物か判るように名前書いたシール(前に作った蔵書印でも流用するか)でも貼ってー、それから単体で机の上に置いてても目立つように、なにかストラップでもつけましょうかね。 ……あんまり硬いやつをつけると、スマホの液晶画面やメモリ本体に傷がつくという心配もあるんですが。 むう、いかに机の上とかで目につきやすく、かつ個性を出しつつ邪魔にはならず、硬すぎないものを選ぶか……悩みどころだなあ。 内部には、サイトデータの入ってるフォルダと、書きかけ小説などをまとめてあるフォルダ、個人的な頼まれものなんかで作成している各種ファイル関係を集めた一時作業用フォルダに、このブログにはアップしていない部分も含めたオフラインでの日記フォルダを、バックアップ用アプリを使って入れてます。 どれも現在進行形で頻繁に手を加えられ、データ破損や損失が起こりやすく、また消えたら被害甚大となるフォルダです。 そしてスタンドアロンで動くインストーラーなしバージョンのテキストエディタ TeraPad と、その各種関連ツールも、USBメモリから起動してくれるようインストール&カスタマイズ済み。 これで誰のマシンを借りても、ひと通りの作業はできるんじゃないかと。 ……ただ、それでもう半分ぐらい容量が埋まってしまったのは、果たして多いと見るべきか少ないと見るべきか……<8GBはかなり余裕を見たつもりだった やはり入力途中の翻案テキストの元画像データとか、画像加工頼まれるフォトショファイルあたりが大きいんですかねえ。 ■Sota's Web Page (Backup) http://www2.biglobe.ne.jp/sota/backup.html 私がデータのバックアップに愛用しているフリーソフト。かなりメジャーなFTP転送アプリ、FFFTPと同じ作者さんが作られています。 指定したフォルダのミラーリングができ、しかも更新されたファイルのみを転送してくれるので、2回目以降からは時間が大幅短縮されるのがありがたいところ。 USBにバックアップする際はこれを使い、もし出先などでUSB内のデータを編集した場合は、そのファイルだけ手作業でパソコン本体に戻しコピーしてやればいいんじゃないかと目論んでいます。
No.6997
(電脳)
イメージぴったり
2015年08月06日(Thr)
書籍化されるとの情報があった、モロクっちこと諸口正巳さんの『謳えカナリア』。 ついに Amazon で書影が出ましたーー!! THORES柴本さん渾身の作画です。 すごいなあ、すごいなあ……あの世界観にほんとにぴったりですよねえ。 雰囲気もそうですが、キャラクターの容姿もまさにあの二人そのまんま! って感じで、もう言うことないです。 ちなみに表紙のどこかに、こっそり神様(アンスル)がいたりとかいう遊び心も(笑) タイトルロゴが入ると隠れてしまうらしいので、探すのなら今のうち、ですよvv
No.6998
(読書)
2015年08月08日の読書
2015年08月08日(Sat)
本日の初読図書: 「夜伽の国の月光姫(小説家になろう)」 http://ncode.syosetu.com/n4138ck/ 大陸でももっとも小さな国アークイラ王国。そこには二人の王女がいた。 第一王女アルエは聡明で心優しく、召使いに対しても尊大な態度を取らない立派な姫だ。しかし第二王女セレネはその存在自体を秘匿され、母である女王の手で古びた倉庫の一角に監禁されている。 何故なら彼女は、ひどく異質な存在だったからだ。 姉も母も金髪碧眼であるのに対し、セレネは全身にほくろ一つ無く、髪からつま先に至るまで、全身が透けるような白色。そして神の愛を一身に受けたかのごとき類稀な美貌に、ルビーをはめ込んだような双眸。未だわずかに八歳。蕾であるにもかかわらず、どれだけの大輪の花となるのか誰も予想できぬ、神秘的な美しさを備えていた。 しかも異質なのは、その外見ばかりではないのだ。生まれて間もない頃から、夜泣きもしなければ母に甘える素振りもしない。誰に教えられるでもなく、自分で服を畳んだり部屋を掃除したりする。おおよそ子供らしさというものを持たないくせに、それでいて言葉はまるでおぼつかなかった。まるで未開の国の人間のように、かろうじて片言で意思を伝える程度である。 その言動のちぐはぐさから、異常、奇怪、不気味と見なされ、彼女はわずか五歳にして忌み子として王宮の片隅へと封印されたのだった。 そんなセレネを気にかけるのは、姉のアルエただ一人。数日に一度、王族のみが解ける封印を解除してはセレネに会い、言葉を交わす。そうすることでアルエだけは、妹がたどたどしい会話能力とは裏腹な、聡明な知性と人を思いやる優しい気性を備えていると感じ取っていた。 そんなある日のこと、大陸最大の国家ヘリファルテ王国の第一王子ミラノが、見聞を広める旅の途中でアークイラ王国を訪問する。それを知ったアルエ王女は、彼と結婚して後ろ盾になってもらうことで発言権を増し、妹を開放しようと考えた。しかし訪れる先々で野心溢れる王侯貴族から姫を押し付けられることに辟易していたミラノ王子は、早々に席を立ってしまう。 しかし ―― 苛立ちを静めるため庭の奥へ分け入ったミラノ王子は、そこで運命の出会いをする。 素朴な野の花々に囲まれた泉のほとりで、月光を浴びながら祈りを捧げている、妖精のような純白の少女。その神秘的な光景に魅せられた彼は、少女が逃げ去っていったのちも事情を探り、彼女が虐げられた第二王女であることを知った。 あまりにも劣悪で哀れなその境遇に同情し、ミラノ王子は半ば強引とも言える手段でセレネの身柄をアークライア女王から譲り受ける。その代償として第一王女アルエを自国の最高学府へ留学させるという条件を飲まざるを得なかったが、聡明なアルエは事情を知ると恥じ入りながらも、妹を救ってくれたミラノ王子に深く感謝した。 後の世の歴史学者は語る。 永きにわたる栄華を誇るヘリファルテ王国が、もっとも輝いた時代。太陽王と呼ばれた偉大なる王ミラノ=ヘリファルテを影から支え、尽くした存在がいたのだと。「月光姫」と称される彼女、セレネ=アークイラは、地獄のような日々から己を救い出してくれた若き日のミラノを、命を賭けて守ると誓ったという。そして事実、彼女の存在がなければ、ヘリファルテ王家はまもなく衰退し、現在の発展は無かっただろうと伝えられていた。 しかし……歴史学者も、そして当時のセレネを知る人々も、誰一人として知らなかった事実が存在する。 セレネの中身は引きこもりで美少女好きの、愚劣な変態 《 おっさん 》 だったのだ ―― TSかつ勘違い系の異世界転生モノ。完結済。 書籍化が決まっているそうですが、削除やダイジェスト化はされないとのこと。出版予定は10月25日です。 やー、なんというか、清々しいまでにすれ違いの勘違いが続いています。 38歳のおっさんだった前世から百合(花にあらず)好きで、実の姉を本気で嫁にする気まんまんのおっぱい好きな変態が、見た目の神秘的で繊細な美しさと、頭が悪くて異世界語がちゃんと覚えられなかったがゆえに片言でしゃべる内容とで良いように誤解されまくったあげく、国ばかりか大陸そのものを発展させた無欲かつ高潔な姫君として、周囲すべてから愛を通り越して崇拝されるという(笑) ミラノ王子やその家族などは、セレネが劣悪な環境から救い出された恩を、懸命に返そうと努力していると思って感動しているのに、実際は引きこもりニートの天国から引きずり出されたあげくに拉致までしやがったと恨み骨髄。 しかも「イケメンは悪」の信念のもと、名実ともに聖王子たる清廉潔白なミラノを、「大陸中を嫁探しの旅で歩きまわる、下劣極まりない性王子」と認識して疑わず、「姉に手出ししようと、まず自分を人質にとった」と思い込んで、「姉を守る」ため、なんとか暗殺してやろうと間違った努力を重ねてます。でもそれがことごとく方向を外す間抜けっぷり。しかしその外れる方向が、偶然いいほうに転んだ結果、彼女の評価はますますうなぎ登りになるスパイラル。 いやはや、面白かった。 個人的には有能かつ忠実な執事バトラーと、サムライ的なクマハチが好きです。 ただ気になる点は、「異世界語をちゃんと覚えてない」という大前提がある割に、誤解が生じる原因となる同音異義語が日本語と同じだとか、セレネの魔力自体はたいした量がないのに、多少長い時間いっしょに過ごしたぐらいでバトラーがあんなに強くなれるのかとか、王族しか開けられないはずの監禁部屋にどうやって世話係の使用人が出入りしてたのかとか、母親は女王として父親はどうしたんだとか。 有料の商業出版物にするのであれば、そこらあたりのフォローがあって欲しいところです。 そして書籍版のイラストは、はたしてどんな絵柄になるんでしょう。セレネの神秘的な美しさを、きっちり描き出してくれる人だと良いんだけどなあ。
No.7004
(読書)
午前中に録画していた「刑事七人」と、金曜日に放送された「ジュラシックパーク」第一作、ハイビジョン・ノーカット版、午後にはアニメ「アルスラーン戦記」18話「ふたたび河をこえて」を視聴。 よっしゃ、ラジェンドラやりやがったーーーwww うんうん、やっぱりラジェンドラ王子はこうじゃなきゃ面白くないです。 アニメ(及び荒川版)のみご覧の方が、「隣国の王子ゲット」とか「こいつあっさり味方になったな」とか感想書き込みされているの見るたびに、「違うんだよ、そうじゃないんだよ」と言いたくて言いたくて仕方なかったです(笑) ……そう言えば角川映画版でも、帰国時の闇討ちはカットされたからなあ。あのバージョンではただのお調子者王子になってましたけど、今回は彼のある意味、正統派な『王族』としての面がきっちり描かれていて良かったです。いわゆる、ギーヴが大嫌いなタイプの、でも一国を治める者としてはそれなりに優秀かつ冷酷な面も備えた王様。 ナルサスほどではなくてもそれなりに優秀な参謀がついたら、きっと彼は歴史に名を残す名君になると思うんですよ。いや今でも充分、名は残してるかな? 少なくともシンドゥラ国民にとってのラジェンドラは、民を必要以上に搾取することなく、それでいて野心もしっかり持った、頼れる『良い王様』なんじゃないでしょうか。 あれだけいろいろやらかしておいて、それでもなおアルスラーン含めたパルス人に『どうにも憎めない御仁』と言わしめるのも、ひとつの才能だしなあ…… だからこそ、『正統派』とは一線を画したものを目指すアルスラーンと、いい意味で対比できるのではないかな、とか<っていうか、他の王族達がむしろひどすぎる(苦笑) さらに、ラジェンドラの「自分が本気で父親の死を悲しんでいると思い込める」という特異な性格とか、口では助命を約束しておいて父親死んだらあっさり処刑を決めるとことか、ガーデーヴィが乱心してアルスラーンを襲う → アズライール(鷹)が助ける → ガーデーヴィの処刑をアルスラーンは目をそらさずに見届ける、といった一連の流れをきっちりやってくれたのも嬉しく。 綺麗事だけではすまない国家の有りよう、王族としてのひとつの生き方を目の当たりにして、アルスラーンは大きく成長出来たのではないでしょうか。 ……ってか、不可侵条約結ぶときの、ナルサスと並んで笑ってる顔が怖すぎるよ殿下vv<成長 でもって。 ようやく新たなセコムを正式ゲットだぜ★ ジャスワントを勧誘する際、アルスラーンがまだ部下でもない、しかも他国の人間に、これまた他国の王宮で自分の出生疑惑について話すのは、ちょっと迂闊すぎないかと思ったんですが……これは原作通りなんですよねえ(苦笑) しかもジャスワント、アニメオリジナル展開で、もうアルスラーンの命を三回救ってる……<初対面時に蛇から・神前決闘時に兵士から・今回の闇討ちの知らせ&ラジェンドラの暗器から おい他のセコム、ちゃんと仕事しろ なので「三度にわたって命を救っていただいた、その借りを返させていただくまで」というのは、仕える理由として弱くなっちゃったのではとも思いつつ、あるいはむしろ、既にイーブンなのにも関わらず、それでも他国の王子を主君として選ぶためには大義名分でも「恩返し」という口実が必要だった、その生真面目さを表したかったのかなあと解釈してみたりとか。 ……実際、「もしまたパルスとシンドゥラが戦うことがあれば、俺は故郷についてパルスと戦います」とか言いながら(ここで「おまえ……!」ってツッコむのが、ギーヴなあたりがまた<よりにもよってお前がそれを言うかvv)、原作小説第二部でシンドゥラと再びあれこれあった時も、ジャスワント全然これっぽっちも揺らいでませんしね(笑) この先、ダリューンが軍を指揮する武将格に戻っていく結果、あまりアルスラーンに付きっきりでいられなくなるぶん、ジャスワントがしっかりきっちり忠実に護衛してくれるのかと思うと、想像するだににやけてしまいます。 殿下の寝室の扉前で、毛布敷いて見張り番を実践する侍従武官萌えvv ちなみに私はアニメ版ジャスワントに、魔除けのエメラルドのイメージを持ってます。 ……侍従文官となるエラムもやはり茶色と緑のカラーリングですし、エラム&ジャスワントの二人とあの殿下が並ぶと、まるで「萌え出づる大地を従える、偉大なる夜空」という印象を覚えます。ところでもしかして、ジャスワントってダリューンより背、高い……? そしてジュラシックパークの方ですが。 こちらも、やっぱりすごいなあ。今になってみても、まったく遜色ないというか、22年も前の作品だとは、とても思えませんです。 初めてこれを見た時は、「恐竜がそこにいるよ!」とびっくりしたものでした。CG技術もついにここまで来たか……と。 確かに今になって改めてよく見れば、映像のぎこちない部分や拙いところも多少は目につきます。しかし昨今の、映像効果や動きこそ綺麗だけれど、画面がガチャガチャしすぎて何が起きてるのかよく判らないCG駆使しまくった作品よりも、よっぽど「魅せて」くれるのではないかと思いました<そもそも次兄いわく、127分のこの作品で、CGが使われてるシーンはわずか7分らしい 恐竜の鼻息で曇るガラス、カチカチと床を叩く鉤爪の恐ろしさ。ぎこちないからこそ、かえって生き物臭さを感じるその動き。 何より、くるぞくるぞくるぞ……きたー! という、あのタイミングが絶妙です。 物陰から肩に乗る手。ああ、そこにいたのねと安堵して振り返った瞬間、ぼとりと落ちる血まみれの腕。あるいは落ちてくる車を必死になって、間一髪でかわすハラハラ感。 ……そういうお約束な阿吽の呼吸が、何だかんだ言っても視聴者の心を躍らせるのではないでしょうか。 この作品でCGを手がけた方は、もともとストップモーションアニメの第一人者なのだそうで。元々の基礎知識が半端ないからこそ、CGの動きもすごくリアルなんだと次兄が力説しておりました。 地力って大切なんだなあと、しみじみ思わせられる裏話です。 あと、父に1〜2話の録画を未視聴の内に消されてしまってめっさ凹んだ、「刑事七人」なんですが(あの人はなんで勝手に、人が予約した番組をいじるんだと前から何度も何度もry) 東山さん演じる主人公が、髪型といいキャラクターといい、ちょっと現代版SHERLOCKの影響を受けてるんじゃないかと思いつつ、それとはまた別に「この人、金田一耕助やっても似合うんじゃ……」とか考えていたりvv 天才だけど変人な主役&問題児揃いの刑事たち(平均年齢高め)のチームもの。しかも舅(推定)と思しき、北大路欣也との掛け合いとかもあって、好みにめっちゃドンピシャリなんですよね★ ああ、1〜2話をDVD保存できなかったのが、かえすがえすも(ry ……一縷の望みは、このあたりだとケーブルでしか見られないあのチャンネルの番組は、ときどき地元系列のテレビ局が数ヶ月後ぐらいに買い取って放送することがあるのを、期待して待つしか……
No.7005
(映像)
今日も今日とて、病院に行くついでに、いろいろ片付けてきました。 一番優先度が高かったのは、スペアキーの作成。 ……いえね、いつの間にか2本あった車の鍵が、一本見当たらなくなっていたのですよ。 まあ、カバンのどれかの中にでも紛れているのだろう。そのうち出てくるさ……と思いながら、気がつけばはや数ヶ月。下手すりゃ一年ぐらい経ってたかも? さすがにそろそろヤバイというか、ここで残った一本を紛失したあげく、もっと早くに対処しておけば……と歯噛みするのは、まさに先日のハードディスク吹っ飛び事件の二の舞いです。 そんな訳で、ちょうど通り道にあるホームセンターに立ち寄って、サービスカウンターで時間と価格がどれぐらい必要かと聞いてみたところ、五〜十分で400円ですとの返答が。 迷うことなく、その場でお願いしてきました。その店には駐車場共有するスーパーもあるので、十分やそこら余裕で潰せますし(笑) で、もって。 ついでに熱中症対策用のレモン塩飴など購入しつつ、鍵ができあがったあとは、いつも行くスーパーのテナントレベルではない、独立した店舗のダイソーへ。 連れもいないしと、のんびりゆっくりいろいろ見てまわり。
私にとっての百均は、ほぼパーツ屋さんの扱いです(苦笑) 今日の収穫は、そろそろ在庫がなくなってきた、ストラップ……というより、ナスカンパーツ10個。意外と小さな物がない小鈴の多色詰め合わせ。パールビーズの10ミリ大玉25個入。そして写真を入れるタイプの透明ストラップ。 ……ほんとはクリアブックカバーが一番欲しかったんですが、そういえばダイソーには四六判のが置いてなかった(しくしくしく) っていうか、四六判のクリアカバー自体が、商品としてほとんど存在しないんですよね。 昨日行ったアニメイトではB6サイズの本を買ったのに、袋に入ってきたのが四六判用だったので、別の本に付けたんです。それがアルファポリスの単行本サイズにジャストフィットで、こりゃ良いわと味を占めて通販できないかとネットで探してみたのに、アニメイトで扱ってるミエミエシリーズにも四六判がない……? ■商品 > 「透明ブックカバー」検索結果 | アニメイトオンラインショップ http://www.animate-onlineshop.jp/products/list.php? mode=search&smt=%E9%80%8F%E6%98%8E%E3%83%96%E3%83%83 %E3%82%AF%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC とりあえず四六判を条件にクリアカバーを探してみたら、ここが一番安値かつ、取り扱い種類が豊富そうでした。 送料込みでこのお値段。まとめ買いするとさらにお得な模様。 ……って、話がそれた(苦笑) ダイソーを出たあとは、さらにATMに寄って通帳記帳×2銀行。 うむ、まとめて諸々片付いた★ ちなみに左下に写ってる2個の丸いやつは、中に好きな写真とかが入れられる、プラスチック製のフォトストラップです。 先日購入したUSBメモリに、名札を付けたい&単体で机に置いていても紛失しにくいようストラップを付けたい。なおストラップはスマホやUSBメモリ本体を傷付けないよう、硬くないタイプで、という条件にフィットしたのがこれでした。以前作成した 、ブックカバーにつける用の蔵書タグのデータをちょっといじって……
これでOK★ 裏側には、和風の画像素材ワンポイントを入れてあります。 軽くて邪魔にもならないし、遊び心もあるし、良いんじゃないですかね?
No.7014
(日常)
これが作りたかった
2015年08月12日(Wed)
昨日買ってきたパールビーズの大玉は、こんな形になりました。
最初期に作ったこれ と被ってますが、このデザイン、シンプルながらもなんか好きで。どっち方向から見ても問題ないところも、お気に入りなのです。どうせなら他にも色違いをいくつか作りたいんですが、なかなかこのサイズのビーズで安くて綺麗なのってないんですよねえ。このブルーの人工キャッツも、たまたま3個入りが半額セールになってたから購入したやつですし。 思い返せば暖色系のものはほとんど作ってないですし、赤とかピンクとかオレンジとかのも用意してみたいなあ。 昨夜は何故か、いっこうに寝付くことができず。 途中でなんか気持ち悪くなってきたので、もしかして部屋の空気が悪いのかと、比較的涼しいのを良いことにエアコン止めて窓開けてみたり水分補給に努めてみたりとかしたんですが、結局、最後に時計見た記憶は三時半でした。 そのせいか今日は一日、頭が重かったです(−ー;) 今晩はさらに輪をかけて気温が落ち着いてますし、今度こそ眠れると良いなあ……
No.7017
(創作)
2015年08月13日の読書
2015年08月13日(Thr)
本日の初読図書: 百瀬太郎は、世間で話題となった大規模なペット訴訟を見事すぎるほど完璧に解決した結果、所属していた大手弁護士事務所から追い出され、今ではペット専門の弁護士「猫弁」などと揶揄されながら小さな事務所を営んでいる。 冴えない見た目に頼りなさすぎる性格が災いして、そろそろ四十に手が届くというのに、未だ独身。しかしそんな彼にも、このほど婚約者ができた。彼女、大福亜子は、かつて百瀬が通っていた結婚相談所の職員で、また彼の人生を変えるきっかけとなった世田谷猫屋敷事件の当時、唯一被告に同情的な態度を取っていた女子中学生の、成長した存在であった。 「誰でも良いんでしょう」「選ぶのが苦手なんでしょう」「ならわたしが選んであげます。わたしです。結婚して下さい」 そう言ってくれた亜子とデートしてみる百瀬だったが、よく考えるとプロポーズの返事をしていなかった気がする。しかもこんなおじさんといっしょにいて、彼女が楽しんでいるようにはどうも見えない。 そんなふうに悩む百瀬だったが、プライベートとは関わりなく、仕事はやってくる。それも相変わらずペット関係の依頼ばかり。 その日やってきたのは、奇妙なメールだった。差出人は「透明人間」。 「ぼくはタイハクオウムが心配で、昼も眠れません。彼の様子を見てきて下さい」と。 着手金で五十万、写真つきで報告してくれたらさらに五十万払うとあるが、肝心のタイハクオウムの居場所も依頼人自身の本名すらも書いていない。 イタズラだろうと一蹴する事務員たちをよそに、百瀬はメールに返信を書き、仕事に取り掛かった。 いっぽうで、最近世間で話題になっている凄腕タレント弁護士 二見純には秘密が存在していた。百瀬の大学時代の同期いわく、教え子だった頃の二見は、むしろ落ちこぼれだったという。なのにあれほど見事な弁護ができるというのは、背後に優秀なゴースト弁護士がいて、全ての脚本を書いていてくれるのだろうと。事実、彼の後ろには、優秀だが引きこもりで声を出すことすらできない男、沢村がついていた。小学五年生の頃から学校に行けなくなり、ひたすら本を読んで過ごした沢村は、勇気を振り絞って受けた司法試験こそ一発で首席合格したものの、その後の研修に通うことができず引きこもっていたところを、受験十一回目で同期合格した沢村によって見出されたのである。 そうして沢村のバックアップで有名になった二見は、百瀬の古巣ウエルカムオフィスに引き抜きを受けた。しかしその入社試験を兼ねて任されたのは、数少ない沢村に関わりのある人物が原告となる医療訴訟において、病院側の弁護をすることで…… 実際には8日に半日で読了。 ずいぶん以前、ドラマ放送を機に読んだ「猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち 」の続編です。 婚約者の気持ちが判らなかったり、奇妙な依頼に翻弄される百瀬さん視点。百瀬に女として愛されてる訳ではないのだと、揺れる亜子さん視点。引きこもりながらもふとしたことで知り合った親子とたどたどしく交流していたら、訴訟で敵対する立場になってしまい悩む沢村さん視点。自分の才能のなさを認め落ち込みながら、どうにかのし上がろうとする二見視点。 そこらへんをメインに、その他の面々の視点も入り混じった群像劇っぽい感じで、最終的にはすべてがきれいに集約していきます。 百瀬さんは、記録に残る形ではほとんど活躍しませんが、しかし彼の存在がなければこの結果は出なかったのは確か。 誰もが悩み苦しみ迷いながら、それでも最後はほっこりできる。 良い感じの読後感でした。 そして一作目ではずいぶんあちこちに振りまわされまくり、ほんとにその彼女でいいのか?? とヘタレ好きの私ですら少々疑問を覚えた百瀬さん。今回はずいぶん有能度合いがアップしてました。いや、前作でも有能ではあったんですが、それを認めてくれる人が少なかったんですね。しかし今回は違います。 婚約者亜子さんも、過去の同級生も、そして謎の人物「透明人間」も、彼を天才だと口を揃えます。 ……っていうか、百瀬さん、あんた聖者か……あまりにも良い人過ぎて、心配になってくるぐらいですよ。 本人自身は、いろいろ悩んでるし迷ってるし、ちゃんと人間的ではあるんですが、しかし客観的に見て浮世離れし過ぎてる。むしろ亜子さんが手綱引き締める勢いじゃないと、いつかどこかで、依頼人……いや猫……むしろ通りすがりの第三者をかばって、あっさりぽっくり死んじゃいそうで怖い。 身寄りはないけど頭が良いから、大学に行く。そのために高校は通わないという選択とか、それいったいどんな人生ですか<勉強は独学で充分だから、三年間は働いて学資と生活費を貯めるのに当てた それで東大法学部を首席で卒業し、最年少で司法試験合格。一度見聞きしたものはほぼ忘れないとか、まさに天才の名をほしいままですよ。 でも、要領は悪い。 純粋で純粋で、「僕は、正義の味方になるんです!」と胸を張って言い、まるで子供のように皆の幸せを考えていて……それでいて夢見がちではけしてなく。実現可能な最大多数の最大幸福を厳密に算出した上で、現実に叶えうる最高の結論を引き寄せる。 いい男じゃないですか(しみじみ) 今回は、そんな彼と同じレベルで物を考えることができる透明人間という知人を得られたので、今後はぜひ仲良く協力しあっていって欲しいところです。 さて、三作目も予約して……って、これ五巻まで出てて既に完結してるのか。図書館には三巻までしか入ってないよ……(しょぼん)
No.7018
(読書)
更新情報(2015年08月14日)
2015年08月14日(Fri)
「閲覧室」の「オリジナル小説書架 」で、きつね シリーズの三作目「信仰論」の連載を始めました。 予定では全四章+終章。 例によって月イチ更新で、四章と終章は同時にUPする予定です。 ……この話を書き始めた直接のきっかけは、去年の五月にヒトコトフォームからいただいたコメントだったのですが……大変お待たせいたしました <( _ _ )> 実はアンケートを取ったりすると、かなりの高確率で「きつねの続きが読みたいです」というリクエストをいただきます。その中でも多いのが、お狐コンビ&直人と晴明くんの会話が見てみたいというもの。 残念ながらというか、困ったことに、そのシチュエーションは今のところ当分書けそうにないのですね。 なにしろ「きつね」の時系列は、日月堂シリーズより3〜4年あとになってるんです。日月堂〜では高校生だった直人が、「きつね」では既に大学生な訳ですから。その頃の日月堂は……? というのは、まだ本編で書けていないので、スピンオフに登場させることができないのです。 そんなこんなで、期待されちゃった方がいらっしゃったら申し訳ありませんが、今回も晴明くんの出番はありませんです。 ただ、某お人はちらっと……ほんとにちらっとだけど、関わってくる、かも? あ、あと一言センデンゴン板 さんで使う用の宣伝バナー、「きつね」バージョンも作ったので、「その他書架 」にひっそり追加。 もうサービスを止められて使えないバナーがほとんどなんですが、いちおう作ったものは記録も兼ねて収納しておこうという次第で、過去のものも保管しているのでした。
No.7019
(更新)
経験も良し悪し?
2015年08月15日(Sat)
……またも母から、最近パソコンの動きが遅すぎる! なんとかしてとの要望が。 うーん、エラーチェックも最適化も先日やったばかりだし、母は私と同じノート使ってるけど、むしろ私のよりもカスタマイズ度合いが少ないはず。常駐ソフトだってそんなにないはずなのに。 まあ、母は何だかんだでそうとう短気だし、気にすることはないかな、とか思っていたのですが。 昨日、たまたまプリントアウトしたいものがあったので、母のPCを借りてみたら……おっそ! 確かにこれは遅いわ!? と身に沁みて実感しました<カラープリンタと繋がってるのは母のだけ 特に時間がかかるのが、Word と Excel の起動。 ファイルをダブルクリックしてから立ち上がるまでに、かーなーりーー待たされます。 そこで今日は、和室で涼みがてら母のPCをメンテナンスしてみることに。 まずタスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを起動してみたところ、CPU使用率は多くて20%程度だし、物理メモリも50%ぐらい。物理メモリがちょっと多めな気はするものの、そこまで気にするほどとも思えず。 そんな時に頼りになるのが、インターネット。 「Word2010 重い」で検索したら、一発で出てきました★ ■Word 2010がひどく重たい、反応が遅い - Santa Network http://yumicat.com/?p=104 > どうやらNormal.dotmが破損しているらしい。 > 場所は既定では以下のフォルダにある。 > C:Usersユーザー名/AppData/Roaming/Microsoft/Templates > > とりあえず、名前を「Normalxx.dotm」としてwordを再起動すると、新しいNormal.dotmが作成されます。 あー、これなんか、前にもやったことある 記憶が(苦笑) OSと Office のバージョンが変わったせいか、細かいファイル名とか保存場所とかが変わってますが、基本的な対処方法は同じです。 さらに「Excel2010 重い」でも検索して、こちらのサイトを参考に。 ■【Windows 7】Excel2010が全体的に遅くなった場合の対処 | TIPS , FAQ http://tooljp.com/qa/1E471132DF0C858549257CA10057BAF4.html > C:\Users\〈ユーザー名〉\AppData\Roaming\Microsoft\Excel > (*1)AppDataは隠しフォルダです。フォルダ一覧には表示されないため、直接手で入力してください。 > (*2)〈ユーザー名〉は実際にログオン中のユーザ名です。 > > (2)フォルダ内にある「Excel10.xlb 」を適当な名前に名前変更します。 > > (3)Excelを起動します。これでExcel10.xlb が新規に作成されているはずです。 母のマシンだと Excel10.xlb ではなく、何故か Excel14.xlb でしたが、こちらもリネームして再起動。 したらば……おおお、激速で起動するようになった!! ってか、Wordアイコンクリックしての「文書1」での起動なんて、一瞬だよ? テキストエディタとあんま変わらんぞ!? ……なまじっか、WIN3.1〜XP時代の「ワードや一太郎は、多少待たされるのが当たり前」という意識が残っているだけに、ちょっとぐらいの遅さは普通だと思ってた自分、ごめんなさい(苦笑) もちろんディスククリーンアップとエラーチェックもやり、 msconfig から不要そうなスタートアップも2〜3個停止。 あと、ついでだから TeraPad をインストールしつつ、IE11でのソース表示もそっちに変更しようとして、ちょっとつまづいたりとか。 MYパソはIE9の段階で開発者ツールから設定変更済みだったので、IE11にバージョンアップした際も、そのまま問題なく TeraPad で表示されていたのですね。ところが母のマシンのIE11では、何故か開発者ツールでの該当機能が見つけられず。 そこでまたもネットの海に漕ぎ出しました。 ■Internet Explorer のソースを表示するエディタを変更したい(IE11以上) http://pasofaq.jp/program/internetexplorer/viewsourceeditorie11.htm あー……その機能自体がなくなっちゃって、やりたいなら直接レジストリをいじんなきゃなのか……(汗) シグ3ではやったことあるんですが、パソコンではレジストリに手を加えるの、ちょっと怖いんですよねえ。失敗した時のリスクが高いんで。 ……まあ、結局やりましたけど(苦笑) 一度、ある程度の機能があるテキストエディタに慣れちゃうと、標準のメモ帳とかワードパッドじゃ全然物足りなくなっちゃうんですよねえ……これも経験が裏目に出るひとつの実例か(遠い目) そんでまあ最終的に、物理メモリはパソコン起動直後で37%ぐらいにまで減りました。CPU使用率も、何もしない状態なら一桁〜10%代をうろうろするようになったし、ワードとエクセルの起動も早くなったので、これなら母も不満はないかと。
No.7020
(電脳)
2015年08月16日の読書
2015年08月16日(Sun)
本日の初読図書: 表題作の他にも何本か収録されている短篇集です。 新聞で菊池寛訳のものが連載されているのですが、あまりにこま切れすぎてどうにも読みにくく。 以前に青空文庫からテキストをDLしているので、そっちでいっきに読み返そうかとも思いつつ、どうせなら違う翻訳をチェックしたいと、図書館で借りてきました。 うん、まあおおむね記憶通り(笑) ただ昔から不思議だったんですが、なんでイワンがお城についた途端、お姫さまの病気が治ったんでしょうね? イワン自身は何もしてないのに。
No.7021
(読書)
やはり盆暮れ正月は
2015年08月16日(Sun)
何かが降ってくるようで(笑) 昨夜、そろそろ寝ようかという時間帯になって、4月頃に書いていた長編ものの拍手SSを思いついたりとかして。 ……これは時間を置いたら忘れる。この場でモノ書きの神様の前髪ひっつかめ! という訳で。 メモすらすっ飛ばして、そのまま本文を書き始めました。 とりあえず、三時過ぎまでかかって、原稿用紙19枚と6行。 ……えっと、拍手SS、だよね? うん、25枚までは拍手の範疇内だ(笑)<過去最長が24枚と10行 まず本編を公開してからじゃないとUPできないので、これもそうとう長く寝かせることになりますが、それでもまたひとつストックできて目出度いッスvv そんなこんなで夜更かし(?)をしてしまったので、今朝は惰眠を貪ろうと思ったのですが。何故か8時過ぎにはもう目が覚めてしまう不思議。 暑さか? なまじエアコンかけずに眠れてしまう、この中途半端な気温がいかんのか??<夜は肌寒いぐらいなのに、日が昇った途端に暑くなって寝てられない 幸い父がまだ起きていない = テレビが空いていたので、とりあえず録画したまま積んでいた作品を減らすことに。 今回選んだのは、先日原作を読んだ、「猫弁と透明人間 」です。2013年の放送だから、二年も積みっぱなしだったのか…… 視聴した感想としては、予想以上に面白かったです! 確かにCM抜き一時間半の尺に収めるため、エピソードは相当に削られています。 たとえば透明人間さんの過去、引きこもりになるに至った理由や母親との確執などはほぼすべてカットされているため、彼はすっかり謎の人物になっています。タレント弁護士 二見純のプライベートや、裁判に負けたその後どうしたかについてもなくなっているので、単純な悪役っぽく見えるかもしれません。 百瀬事務所の職員は事務のおばさんだけだし、猫タワー大量注文&不良品、指輪を買いに行って結婚靴にするエピソードもなし。大家さんが結婚相談所に会員登録 → 亜子の同僚をヘッドハンティングとかもざくっとカット。 ですがその代わりに、小説ではちょっと薄味気味だった、百瀬さんと亜子さんに焦点を定めて、二人が絆を深めていく部分をていねいに描いてくれたと思います。 そういう意味では細かい小ネタや台詞を律儀に拾っているし、ドラマオリジナルのくすりと笑える演出も入っていて、単体でしっかり楽しめる作品になっていたのではないでしょうか。 もうね、事務のおばさんがマジック書きした今後の目標の貼り紙が、「婚約ゆび論を買う」になってるのが、ちらちら映り込むたびに無性におかしくておかしくって(笑) 百瀬さんが婚約者宅に挨拶に行って、メガネが壊れたから楊枝挿して応急処置するとかも、映像で見るとおかしさ倍増vv あと過去の回想シーンを、思い切ってアニメーションにしているのも、ナイスだったと感じました。無理のある若作りメイクや似てない俳優を使うよりも、よっぽど味があって感情移入できたのではないかと。 ……80年代のスケバンとか、今さら実写映像で見ても、なんだか別の意味で笑っちゃいそうですしね(苦笑) ともあれ。 百瀬さんがあれだけ奔走し、表には出ないまま努力を重ねて事件を解決&未然に防いだのは、ひとえに自分の依頼人 = 透明人間さんの幸せを願ってだというのが、しみじみと感じられました。 オウムとともに部屋へ残されて、嗚咽にも聞こえる笑い声を上げながら膝をつく透明人間さん。そして送られてくる、原作とはちょっと異なる内容のメールに、心がほんわかします。 うむ、やはり視聴後はあったかい気持ちになれるものが良いですねvv そして今週のアニメ「アルスラーン戦記」19話、「冬の終り」。 ……久しぶりのルシタニアサイド。サームが頑張り、銀仮面卿にようやくまともな部下が! そしてアトロパテネ以来行方不明だったクバートの再登場。銀仮面は新たな人材を手に入れそこなった! 一度受け入れると決めた部下は、戦のさなかでも手ずから助けるとか、かなり上から目線ではあるもののそれなりに大事にするのに、とことん家臣運が悪いんですよねえ、ヒルメス殿下は……(苦笑) 囚われのアンドラゴラス王は意味深な情報を小出しにし、そして次回予告によれば、ついにエステルの登場っぽく。しかしあの格好からすると、バルカシオン伯とアルスラーン軍の戦いは、オリジナル展開になるのかな……? 夕方五時アニメに、あの展開はさすがにアウトなのか…… あと今回ちょっと気になったんですが、王都を出て行く銀仮面一行を見送るギスカール達が、銀仮面のこと「ヒルメス」って呼んでますけど、それって知られてて良いことでしたっけ??
No.7022
(映像)
2015年08月17日の読書
2015年08月17日(Mon)
本日の初読図書: 「悪役令嬢に仕立て上げられたので、ちょっとした仕返しをしようと思う。(小説家になろう)」 http://ncode.syosetu.com/n0682cs/ 王太子の婚約者の座から転落し、処刑されようとしている公爵令嬢。 断頭台の上でも悠然とした態度を崩さないその姿に、王太子とその恋人たる男爵令嬢は不愉快な表情を見せるが、そこへ国王の勅使がやってきて…… お約束の乙女ゲー風世界にて、エンディングでの悪役令嬢吊し上げからの逆転劇。短編です。 当代国王がやったことの是非は、王族の義務を謳う王様として良いのかといささか引っかからなくもなく。王太子は単なるボンボン、男爵令嬢は同情の余地なしってとこですかね。 単純にザマァ的な見返しの復讐をするのではなく、更生の余地を与えつつ国の発展にも繋げたのが、彼女の器量を垣間見せる良い裁きだったと思います。
No.7025
(読書)
シニヨンネットを使わずとも
2015年08月17日(Mon)
今シーズンから、簪の使い方をちょっと変えてみています。 以前は一度ゴムで結んだ髪束をシニヨンネットに押し込んでぎゅうぎゅうに絞り、簪を貫通させて固定するというやり方をしていたのですが。 以前にも紹介した、↓こちらの動画のやり方を試してみたら、予想以上にしっかり留まってくれまして。 今ではシニヨンネットを使っていません。VIDEO さすがに簪のみだとすぐに緩んでくるので、いったん髪ゴムで束ねてから7〜8センチぐらい引っ張って緩め、ねじった上から簪を挿してぐるっと回転、頭皮にそって差し込み。 残った尻尾が跳ね上がらないようUピンで押さえ、後れ毛もスリーピン2〜3個使ってできるだけ減らしています。
こんな感じ。 シニヨンネットを使った場合に比べて髷が小さく平たいため、車の運転時など背もたれにつかえることもなく、頭を振った時のぐらつきもほとんどないあたり、かなり実用性高いです。 そして使っているかんざしは、お箸ではなくアクセサリーパーツで自作した、長さ12.5センチの細くて短い金属製のもの。
こんなに小さい棒でも、使いようなんですねえ(しみじみ)
No.7026
(日常)
2015年08月18日の読書
2015年08月18日(Tue)
本日の初読図書: ようやく読みました、荒川版コミカライズ3巻目。 エラム女装で王都潜入&エトワールとの一騎打ち。カーラーンの出陣からの、「王子が村を救いに行かぬときは、君主たる者の資格なしと見て〜」発言。ファランギース登場してギーヴとともに仲間入り。カーラーンと6対1000の戦いで勝ちカーラーン、血筋の正統性への疑惑を残して死亡。ダリューンとナルサスが王都に潜入して、ボダンの焚書を見てナルサス激おこ、銀仮面との対峙。その間に留守番中のアルスラーンはエトワールと再会し、聖典を受け取っていたら、銀仮面が囚われのアンドラゴラスに正体を明かして以下続く。 あー、かんっぜんにアニメに追い抜かれてますね(苦笑) すでに各人の台詞はアニメ音声で脳内再生されるようになっちゃってますが、かなりの改変が為されていたことも判明して複雑なものが。本誌で連載を読んでおられる方々が、荒川版を追い抜いた途端、質が落ちたっておっしゃってたの、否定できないかもしれませんです(−ー;) まずこうして久しぶりにマンガ版を読むと、ちゃんと殿下が『男の子』なのが逆に新鮮なんですよ。 表情や雰囲気が、紛れもなく少年。しかも既に考え方とか、かなりしっかりとしています。ナルサスに「まずは目指されるものを明らかになさいませ」って言われて、最低限の根底となる基本方針はすぐ明確に口にしてるし<この段階でまだ、ホディールの奴隷を助けて大失敗まで行ってない そうだよ、アルスラーンてこういう子だった……っ! けして姫殿下じゃなかった!! ナルサスの隠れ家を出たその日から、ダリューンに頭を下げて自主的に剣の稽古を続けてるし、エラムの手伝いしようとしては失敗するドジっ子属性もない。小説版にはないオリジナル展開のエトワールとの再会だって、クワ構えてルシタニア兵の前に一人で出て行ったあげく部屋に招いて二人きりなんてやらかさず、エラムの護衛付きで霧の立ち込める川に顔を洗いに行ったら、たまたま反対の岸に現れたという不可抗力で、川を挟んだまま静かに会話して別れてます。 王都潜入組と銀仮面卿の一戦でも、ナルサスの乱入&画聖マニの再来〜発言によってダリューンが冷静さを取り戻したところで、銀仮面が自ら引き際を判断して勝負を預けるし、ダリューンに切断された仮面の代わりがすぐには用意されず、半面を布で覆う形にしてます。 ナルサスが奴隷を解放したことについて、「その後の方が大変でな、机の前で空想しているようなわけにはゆかぬ」って言ってる場面のやるせなさそうな表情も、ずっと意味ありげな雰囲気が出てて! ……アニメで突っ込み入れてたあの場面この場面が、ことごとくアニメのオリジナル展開だったって……(遠い目) 仲間に入りたての頃のギーヴの心内語も、アニメで受けた印象よりもさらに軽薄で辛辣っぽかったりと、これがあのエラム助けに行くアルスラーンに驚きつつ財宝ばら撒きエピソードを経て、どれぐらい豹変するものか楽しみで楽しみで。 これはアニメ放送終了後も、荒川版は読み続けること決定ですなあ。 あ、ところでアニメでは画面が暗くてよく見えなかった、アンドラゴラス王の繋がれ方なんですが。 紙面で見たらどうなってるか判ったものの、あの拘束方法だと、今後の展開的に無理が出てくるんじゃ……? そしてコメント欄でした会話で思い出したんですが、うちのオリキャラの某不良騎士は、そういえばヒルメスの影響めっちゃ受けてたんだった、と<設定したの昔過ぎて忘れてた 奴はある意味、「違う戻って来かたを選んだヒルメス」なんですよねえ。 ……ヒルメス王子も、もうちょっと見聞を広めて、王とは何か、玉座に座っても周囲が廃墟では意味がないのだと気がつけていたら、もっと違う現在があったっだろうに……
No.7031
(読書)
これも予防処置の一環
2015年08月19日(Wed)
データ消失を予防するため、日に最低一度はUSBメモリにバックアップを取るようになって、必然的にUSBの抜き差しが激増した今日この頃。 これまでは、基本的に一度差した周辺機器のUSBケーブルは差しっぱなし固定でした。 ただ差し込み口の数が足りてないので、スキャナが使いたい時はどれかと差し替えるかな、夏が終わったら卓上扇風機は取り外すかな、程度の頻度でした。 しかしほぼ毎日、場合によっては日に二度三度とメモリを挿したり抜いたりしているうちに、なんだか心配になってきたのですよ。 ……こんなに酷使していたら、あっという間に差し込み口が壊れるんじゃね?? 嘘のようなほんとの話、USB端子がボッキリ折れて差し込み口から抜けなくなり、修理に出す羽目になったとかいう記事も見かけたりします。 私が使用しているノートPCのUSBポートは3つです。2.0×1と3.0×2。 その2.0のポートにWin98時代から使用しているUSBハブ付きテンキーと、セルフパワー・バスパワー両用できるけれど、やっぱり10年(以上)選手のUSBハブを直列繋ぎして、6ポートに増やしています。合計で8つにはなったけれど、増えた5つ+1はすべてUSB1.1規格。 これまではそれで、別にそんなに不自由を感じてなかったんです。大容量ファイルを読み書きする外付けHDD×2台(USB2.0対応)は、ノート本体に2個のみついている3.0のポートに挿してましたし、ドキュメントスキャナで何百ページも取り込むことも最近はほとんどないから、大量スキャンする時のみどちらかと差し替えれば問題なし。 あとはテンキーとかマウスとか卓上扇風機とかいった、低速度でもなんら問題のない機器ばかりでしたからね。唯一データをやりとりする SigmarionIII との接続は、どうもはなっから2.0非対応みたいでしたし。 しかしそこで問題になってきたのが、前述したUSBメモリなんですよ。 「2.0? なにそれ美味しいの??」状態で、よく判らないまま値段とデザインで購入してきたこれ、 pao ままさんの「2.0だからこのお値段なのでしょうが」というコメントを拝見して、初めてUSB規格たら言うものについて調べてみました。 要はUSBもどんどん読み書き速度がUPしていて、1.0<1.1<2.0<3.0と型式が増えていってるんですね? で、2.0の時代が長かったけれど、ここ数年で3.0が出回り始めて、このUSBメモリは型落ちの2.0だから格安。自分のPCのポートが3.0に対応しているかどうかは、差し込み口が青ければ対応してると思って良い、と。 そんなことなど全く知らなかった私は、いつものように1.1のUSBハブにこのメモリを挿して、データをバックアップしていました。 それで「おお、USBメモリって早いんだなあ。まあ、外付けHDDよりはちょっと時間かかるけど、こんなもんよね」とか悠長に思ってたんです。 が、ふと思いついて、試しに3.0のポートに挿してみたら……めちゃめちゃ早いやーーーーん(汗) 3.0のポートに2.0のメモリを挿しても2.0のスピードしか出ないそうですが、それでも1.1のポートでバックアップ取ってた時とは比べ物になりません。なんか調べてみたら、1.1と2.0って、速度が40倍違うんですって?? さすがにそこまでベストの値が出てはいないでしょうけど、それでも一度これを経験したら、もう1.1で日々バックアップを取るなんてやってられません。 とは言えやはり、速度の出る3.0のポートふたつには、2.0対応の外付けHDD×2台を固定挿ししておきたい。 ……とかまあ、そんなこんなで。 USBポートの酷使による故障の予防&高速な2.0ポートを増設するため、新たなるUSBハブを購入することにしたのでした★<前置き長えよ 完全に値段で決めました(笑)<送料無料が何よりデカイ 現在私が使っている周辺機器は、早いものでも2.0止まりですし、外付けHDDもスキャナも別電源で動いてますから、バスパワー式のこれで充分です。 あとは程よく短いケーブルがついてるうえにフォルムが丸っこい分、袖に引っ掛けたり狭いスペースでつっかかったりとかしにくそうだというのも、決め手のひとつでした。……ほんとは黒かせめて白が欲しかったのに欲しかったのに。でもたかが色違いで、300〜500円の差は……<古本が1冊買えるYO! で、もって。 一昨日注文したのが、今日にはもう届いてくれたので、さっそくセッティング作業ーvv
3.0ポートの片方を2.0×4に分岐し、差しっぱなしにする外付けHDDの320GBと、ドキュメントスキャナをセット。抜き差ししやすい手前側でUSBメモリを運用。ひとつは予備として、ひとまず空けておきました。 イヤン、快適ーーーvv<読み書き速度が段違い さらにこれで、仮にUSBメモリの抜き差しし過ぎでポートが壊れても、空いてるもう一方に移動すればいいし、最悪でもハブの買い直し500円以下ですみます。 ……机の上が、さらにゴタゴタして収集つかなくなっていってるのは、まあ……(苦笑)
No.7032
(電脳)
こういう作業好き
2015年08月21日(Fri)
今日も今日とて、古本査定と点字名刺作成作業。 点字プレス機用の版下にピンをセットしていくのもだいぶ慣れてきて、簡単な単語なら、ざっとソラで挿してから、まとめて点字五十音表でチェックとかできるようにもなってきたりして。 そんな本日は、新たなお仕事にも挑戦でした。 「テプラ使ったことある?」 「ええ、あります」 という返事をごく気軽〜にしてから、「はっ、そういえば何年ぶりだ? しかも前に使ってたの、メチャメチャ古い型落ちだったぞ!?」と内心でものすごく焦ったりとかしたんですが。
なんとか扱えました。 ってか、書式とかは既に設定してあるのを特にいじらず、ただ入力して印刷するだけだったので、そういう意味ではなんら問題なく。 ただですね、コイツはちょっと特殊なタイプだったのですよ。 右上に写っている、テープカートリッジの紙箱をよーくご覧になるとお判りでしょうが…… ■「テプラ」PRO SR6700D | 「テプラ」PRO | ファイルとテプラのキングジム http://www.kingjim.co.jp/products/tepra/detail/_id_SR6700D これでした。 なんと点字対応モデル。 専用カートリッジを使用することで、普通の文字と凸のある点字を印刷できるというすぐれものなんです。 まずは普通に、たとえば「2015年 9月分」と入力。 次に点字モードで「2015ネン 9ガツブン」と入力。 そして印刷したのち、出てきたラベルを右側にある緑色の差し込み口に入れて、選択ボタンを押すと……
カチカチ音を鳴らしながら、点字が刻印されて出てきますよ★完成品の写真撮り忘れた…… すげえッスね、これ! 点字の知識がほぼない人も、簡単に点字シールが作れます。家電のスイッチの横に貼ったりとか、必要な人にはすっごく重宝されそうな。 ……実はこの作業を頼まれたの、定時まで一時間を切ってる頃合いだったんですが。 でもひと通りのやり方を知っておきたかったので、残業してきたりとかしてました。 いえね、なにせ最初は「一枚目の内容はもう入力してあるから、とりあえずこうしてこうして、印刷して刻印してね。39枚 」とか言われちゃいまして(苦笑) どうせなら入力のやり方も教えてもらいたい。そのためには、まずはこれを終わらせねば……と、印刷・刻印・印刷・刻印を繰り返して、作りました39枚。ちゃんと数えて10枚ごとにクリップでまとめた。 さあ、次の入力をプリーズ! 「終わりました〜」 「あ、じゃあ、今度はテープを12ミリのに取り替えて、同じ内容でまた39枚作って」 ……_| ̄|○ この段階ですでに定時に間に合わないこと確実だったんですが、がんばりました。 2回目の39枚を終えたところで、ようやく文字入力のやり方を教えてもらい、2種類目のラベルの印刷・刻印を開始。 そしてまさに39枚目を印刷しているところで、指導担当の方が、「そういえば神崎さんの勤務時間って……?」と思い出されたらしく(笑) 本来なら、できあがったラベルを封筒&郵送する中身のCD−Rに貼る所までがワンセットだったようですが、今日のところは印刷までで終了しました。私は明日お休みですし、続きは他の方がされることでしょう。 ……どうも月イチでやる恒例作業らしいですから、来月は最初から最後まで担当させてもらえると良いなあ。 そういえば前の前の職場でも、新しい現場が出るたびに、テプラでファイルの表紙作ってたっけ(懐) 「書類名」「工事名」「会社名」を表紙と背表紙ぶん、縦書きと横書きワンセットで、書類名が20種類ぐらい×3冊ずつ ≒ 400枚ぐらいとか、作って貼って作って貼ってという作業を一日続けるのが、苦どころかむしろすげえ楽しかった性分なんですよね……
No.7038
(日常)
2015年08月22日の読書
2015年08月22日(Sat)
本日の初読図書: 幼い頃、キジムナーが悪い人を食べてしまうのを見たという記憶が枷となり、融通が効かない馬鹿正直を通してしまう結果、仕事でうまくやっていけない公認会計士の青年。盆休みに沖縄へ里帰りした彼が、昆虫採集に励む少年 森羅と知り合うことで、自身の記憶の真相へと近づいていく……「キジムナー」 住む人間がいなくなったため、行政代執行により解体されようとしていた空き家から、身元不明の不審者の遺体が発見される。たまたま近所の家に住む人物の元へと、刀剣コレクションの鑑定依頼で訪れていた森羅たちだったが、その依頼人が、彼のことは苗字しか知らないが知り合いだった、葬式を出したいと言い出して……「空き家」 民族紛争が続く、アフリカのジャンガ共和国。隣国の独裁者指導による一方的な虐殺が続く中、ジャンガ共和国はフリーの凄腕外交官を雇って、国連安保理に停戦決議の草案を提出する。しかし通常の方法では、一年経っても決議が通るかすら判らない。そこで外交官ジルが選んだのは、ジャンガ共和国に存在する遺跡を利用することだった。鑑定を依頼された森羅は、その壁画が途方もなく重要かつ危険な情報を秘めていることに気が付き、ジルに協力することを決めるのだが……「ホリデー」 三話目「ホリデー」は長めの前後編。 ……戦争とか紛争とかが絡んでくる話は、正直読むのが辛いです(−ー;) 二話目の「空き家」は、いい感じにどんでん返しが入っていて、最後まで読み終わってからもう一回読むと、「ああ、ここはそういう意味で!」と納得いく部分など、一粒で二度美味しかったです。しかし最後の最後でピリリと効かせられるスパイスというか、単純にいい話で終わらずに、社会の暗部を匂わせる部分を深いと取るか、後味が微妙と取るかが好みの分かれどころかと。 そういう意味では、私は最初の「キジムナー」が一番好きでした。 寂しかった子供が、衝撃的だったあれこれをこね合わせて創り出した、自分にしか見えないバケモノ、キジムナー。大人になった青年は、過去の出来事を紐解いてゆくことで囚われていたトラウマから解き放たれ……そして己の歩む道を、今度こそ自分の意志で決める。 その時、恐れていたキジムナーの、本当の正体が見えてくる。 このほんわかとした読後感が癖になるのですよ。 ……それにしても、七瀬さん、ついに国連安保理の会場にまで森羅に付き添って足を踏み入れてますが……一介の女子高生、なんですよね?
No.7039
(読書)
あと五話ぐらいですっけ?
2015年08月23日(Sun)
今週のアニメ「アルスラーン戦記」20話「騎士の素顔」。 予告編を見るだにオリジナル展開なのは判りきっていたので、かなり戦々恐々としていたのですが。 個人的にはかーなーりーーおもしろかったですvv まず激に応じて、続々とやってくる武将たち。ルーシャン、ザラーヴァント、トゥース。 そしてついにイスファーン、キターーーヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノーーー!! カーランとザンデの親子もけっこう面影ありましたけど、イスファーンも似てる! まだまだ若くて細くて、でもシャプールに似てるーーーっっっ( T ^ T ) ……ルーシャンのナイスミドルっぷりにも驚きましたが<もっと気と胃の弱そうな、ひょろい文官タイプを想像していた ザラーヴァントはまあ、こんな感じか(笑) 一番イメージが微妙だったのは、トゥースかなあ。もうちょっと若めで、無骨ではあってもそれなりに男前かと思ってました。だってこいつこんな顔してるくせに、数年後にはさあ……まあ、実際に動いてしゃべると、また印象が変わるのかもしれませんが。あと、よく見たら、ちゃんと肩から鎖ぶら下げてるよ。もっと太いのイメージしてたけど、それでもキャラデザにちゃんと盛り込んだアニメスタッフ偉い。 ルーシャンに中書令(サトライプ)の地位をさっさか譲って身内に引き入れたのも、展開が早くて良かったかと思います。 ……ただ、ナルサスが「弁当も持たずにやってくる」と皮肉を言うのが削られてたのは、残念だったかなあ(しょぼん) そしてこの期に及んでもまだアルスラーンに王位を継ぐ覚悟が定まっておらず、ナルサスもまたあまり本人には強く発破をかけないのに、ちょっと苛つきつつ違和感を覚えたりとかしてたんですが。あ、でも原作で殿下が覚悟を決めたのも、王妃と会話してからだったか?? そこで懸念だった、オリジナル展開のエトワールとの会話を持ってくるとは!! これは良い。 ただただナルサスの革新的な教育を受け、ある種の洗脳を受けていたとも取れかねない、原作小説。 しかしこのアニメ版では、ナルサスは基本方針は示すものの、本当に大事な最後の意志決定は、殿下自身に委ねてるんですよね。そしてアルスラーンは、エトワールやナルサスや、その他のさまざまな人達から聞いた話を噛み砕き、イアルダボート教の聖典も読み、それらを己の糧として、様々な選択肢の中から自分の意志で目的を決め、正統な血筋でなくとも王として立つことを選び出す。 「国と民の為を考えての行動に、出自など関係ない。それはとても尊いことだ」 アルスラーンの背中を最後に押した、この言葉を口にしたのが、師たるナルサスでも忠臣たるダリューンでもなく、同年代のルシタニア兵であるエトワールだという事実が、なんとも皮肉かつ、気が利いてるではありませんか。 ……そしてこの三度目の(一方的な)出会いを経て、アルスラーンと同時にエトワールもまた、この世には自分達とは異なる価値観もあるのだと、自分の生きてきた環境や制度が全てではないのだと ―― まだ理解しきれてはいないでしょうが ―― 知った訳で。 その上で二人が迎える聖マヌエル城の戦いが、はたしてどのようなものになるのか。 これは期待が高まります。ただ、アルスラーンは聖典をちゃんとしまってるのに、エトワールの回想場面では一度目の出会いのことしか出てこないのが、ちょっと引っかかったりもするんだよなあ。オリジナル展開なら、整合性は大事にしようよ?>アニメスタッフ たった一晩にして、ちょっと頼りなげな旗印から、凛々しい男の子に変貌したアルスラーンが格好良かったです。もう姫殿下なんて言わせないZE★ 自らの考えで決断を下し、王となる意志を表明したアルスラーンを見守る軍師の、あの慈愛の笑みときたら、もうvv そして真っ先にひざまずく、めっちゃ嬉しそうな黒騎士が(笑) あと細かいエピソードとしては、ザラーヴァントとジャスワントのいさかいをやってくれたのが、個人的にはすっごく嬉しかったです。よくやったアニメスタッフvv 正式な侍衛士となり、殿下の部屋の前で武器抱えて座り込んでるジャスワント〜〜(喜) 黒犬呼ばわりされて、ブチ切れちゃうところが可愛いんだよなあ。ここでパルス語が母国語じゃないから、とっさに口では言い返せなくって、それで真っ赤になって歯噛みしてるとか、どんだけvv さらにストーリーは関係ないけど、戦場跡からザーブル城へと煽っていくカメラワークも格好良く。 ペシャワールの周りで農作業してる場面とかエトワールと語り合ってる時の夜空とかも綺麗だったし、このアニメは本当に映像が美しいなあ(うっとり) でもって。 次回予告は、ギーヴとイスファーンのあれですね!!(わっくわっく) 角川映画では、無駄に華麗に城の窓から飛び降りてましたけど、予告編では野外になってるなあ…… そして今回のアニメだとほとんど蛇王について語られてきていないので、楽士は果たしてデマヴァント山に赴くのか否か。この段階で、ヒルメスがデマヴァント山に行きそうな気配も感じられないし……あれ? ここらへんの時系列、どうなってたんだっけ?? アンドラゴラさんがああなってこうなる時には*****たよなあ? まあ、忘れてるなら忘れてるなりに、アニメ単体を楽しめばいっか(笑)
No.7040
(映像)
遠目なら悪目立ちしないと思いたい
2015年08月24日(Mon)
今の季節、自転車で通勤すると汗だくになります。帰宅時はそのまま風呂に直行するなり、扇風機の前に陣取ればすむ話なんですが、出勤時にはそうもいきません。たとえ冷房が効いた部屋でも、一時間ぐらい汗が止まらず、ハンカチがびしょびしょになります(−ー;) とはいえ割とおおらかな雰囲気のところなので、朝礼が始まるまではみなさまけっこうフリーダムにお過ごし。仕事も自分のペースでやってて良いうえ、「持ち物:飲み物」と「熱中症にはくれぐれも気をつけて、各自で休憩をとりながら作業すること」と、毎朝朝礼時に言い渡されるようなところ。 そんな訳で、
コンパクトにカバンへ入れて持ち歩ける、我らが日本の誇る便利グッズ、扇子を購入してみました。もちろん百均でです(笑) ……そこは百均、微妙な柄しかなかったんですけどね……スカル(骸骨)とかカラフルな浮世絵とかトライバルな龍柄とか、けして嫌いではないけれど、人前で使うのはちょっと……という品揃え。 迷ったあげくに、以前に作ったブックカバー とおそろいの柄にしてみました。
風神さん雷神さん、いらっしゃ〜い★ 紙ではなく、化繊の薄い布が貼られているので、多少大雑把に扱ってもすぐに破れるということはなさそうです。108円ならまあ、ワンシーズン使い捨てでも良いかと思いますし。 ちなみに買った店、ブックカバーの材料にしたインテリアマットととやらと同じ店だったりします。もしかして関連グッズだったりするのかな……?
No.7043
(日常)
今日は車で出かける日だったので、帰りに電気屋に寄ってデュアルディスプレイ用の大きめモニターをチェックしてみよう。いいのがあったらそのまま購入して、パソコン周辺に新たな環境を追加設定するのもありかも〜♪ とか、数日前から画策しつつ時間を空けていたのですが。 ……台風15号の猛威の前に、必要最低限の用事をこなしたら、即効で帰宅を余儀なくさせられました(しょぼん) そこで浮いた時間。 そう言えば最近、一番使う頻度の高いブックカバーの、端っこが擦り切れ始めていたなあとか思い出しまして。
久しぶりに作ってみました★ 左の寿司屋っぽいのがB6版(青年コミックとかのサイズ)、
右の英字新聞柄が四六判(アルファポリスとかの単行本サイズ)、
です。 ……英字新聞柄は、なにげにもう三枚目なんですが、前の二枚はプリントが荒い上に糸目に対して斜めにずれてたとか、布質がブックカバーに向いてないとか、どうにも微妙に不満が残ってましてねえ。 それが先日立ち寄った手芸店のワゴンセールで、よさげな端切れを見つけまして。ついうっかり購入しちゃってました(てへ) 今回はプリントも綺麗だし布質も平織りコットン。案の定、これまでで一番きれいな仕上がりになってくれました。 ベルトも黒にしたおかげで、いい感じに引き締まって見えるのではないでしょうか★ お寿司屋さん的な方は、例によって百均で売ってた、和柄モチーフシリーズのバンダナです。かなり薄くて安っぽい布地ですが、それでも裏地をつけてやれば、しっかり使えるようになります♪ B6用は、今まで外ベルト式じゃないのを1枚しか持ってなかったんですよねえ。でも最近は「辺境の老騎士」とか、このサイズの小説本も買うようになってきたので。
裏返してみると、こう。 生成りと黒無地の平織りコットンは、たいていの布に合わせられるので、こればっかりは量り売りである程度まとまった量を購入しました。 ワゴンセールで見つかるおもしろ柄の端切れは、他にもいろいろストックしてますし、母の布コレクションには茶色と緑と赤の無地がけっこうな量ありました。小花の散ったカントリー調のものとかも、裏地として使えそうだし、当分カバー作りの材料には困らなさそうvv ……ああしかし、風が強いからと窓閉めきった冷房なしの部屋で、アイロン使うのはけっこう辛かった……汗がつーーーって頬を流れ落ちてってたよ……(−ー;)
No.7048
(創作)
ちょうど読み返したい本があって、ダンボールに箱詰めしてプレハブにしまいこんでいたのを一箱、出してきていたのですよ。 なので「よっしゃ、USB2.0のパワーとやらを見てやろうじゃねえか!」と、ひさびさにドキュメントスキャナを動かし、自炊PDF化作業をやってみました。とりあえずマンガ単行本を12冊ほど。 ……以前は本文をスキャニングしながら、先に取り込んでおいた表紙カバーの色調補正&トリミング作業と次に取り込む本のページ数チェック(50枚ごとに小分けしておくと、スキャン後に重なって取り込まれてないかの確認が楽)を余裕でこなせたのに、今回は久しぶりで手つきがもたついていることを差し引いても、スキャナの処理速度に追いつくのがきついきつい。 これが2.0の力か!! 1.1のポートに繋いでた頃は、スキャナの電源入れるたびに「このUSBデバイスは、さらに高速で利用できるポートが〜」とかいったメッセージが出てうっとおしいなあと思ってた程度だったんですが、これは確かに高速ですわ。 スキャナが動いてる間は、別窓でネットするなり読みかけの本を……とか思ってたら、全然そんな余裕なかったです(苦笑) いま使っているスキャナは対応OSがWIN7までなので、自炊作業を片付けるなら、次のパソコンに買い換える前の今のうちにやっつけておくべきか。 ……しかし箱詰めしてプレハブに運んである本だけで、まだ1500冊ぐらいあるんだよなあ……自室の本棚に並べておけるのは1000冊程度が限度だし……ああ、切実に自分専用の書庫がほしいでーすーー……(遠い目)
No.7054
(電脳)
更新情報(2015年08月28日)
2015年08月28日(Fri)
閲覧室の「その他書架 」で、著作権切れテキスト「死刑か無罪か」の掲載を開始しました。 例によって明治時代のシャーロック・ホームズ翻案作品で、前回までの「紳士か乞食か」と同じく手塚雄さんの訳です。原作は『ボスコム谷の悲劇』。ホームズさんが本田宗六(ほんだそうろく)、ワトソンさんが和津さんのバージョン。 舞台はいちおう英国なのに、人名・地名がいちいち漢字表記なのが翻案の面白さ★ ちなみにボスコム谷は保須谷に、蜂澤停車場? 文見驛ってどこだったっけ? と思ったらパディントン駅とレディングのことでした(笑) あ、あと文中で「人レ 殺犯」と表記しているのは、縦書きのレ点です。 ←底本ではこうなってます。 「では殺人犯だねえ」と読みましょう。
No.7057
(更新)
やっちまった……
2015年08月29日(Sat)
あの世界観は、私の文章では書き表せない。 だから妄想だけで済ませようと思っていたのですが。 ちょっとネタを思いついたので、ここにさわりだけメモして、「誰かこういうの書いてくれませんかねえ」とかぼやこうかと、日記の下書きに使っているアプリを起動してみたのですが。 ……気が付いたら原稿用紙12枚ほどの何かが(ry しかもうすっ暗いわ、楽士と殿下しか出てきてねえわ……(汗) とりあえず某Pの付く場所に、全年齢向けで投稿してきたんですが、手のひらへのキスって、R18とか腐向けには引っかからないですよね? だって主君と臣下だし。 うちの楽士も黒騎士も、こじらせてはいるけれど、あくまで忠誠の人達なので。 愛情に限りなく近い忠誠 or 友情って、尊いと思うのですよ…… でもって。 よく考えたらあそこは、会員登録してないと読めなかったと今さらながら気が付いたので、やっぱりここにも貼り付けておきますね。 ご興味がおありの方は ↓ の「全文を表示」からどうぞ。 イメージは荒川版アニメ準拠で。 あ、いきなりダークっぽい始まり方してますが、バッドエンドではないのでご安心を。
No.7058
(創作)
先週の予告編段階から、一部で物議をかもしていた今週のアニメ「アルスラーン戦記」第21話「別れの詩」。渾身のギーヴ回です。 なんかもう、お腹いっぱいですよお嬢さん!! 今週だけいつもの倍の高画質で録画した馬鹿がここにいますよww 楽士の流し目の作画がいつもにも増して力が入りまくりんぐだったので、高画質大正解だったと満足してますがvv でもって、 ちょ、黒騎士お前ちゃっかり本気で殴ったやろ(笑) とか。 殿下が芝居に一枚噛んでたーーー!? とか。 止め役がキシュワードって、板挟みの苦労性の片鱗がすでにvv とか。 ファランギースが優スィーン! とか。 いろいろびっくりさせられつつ、やはり今回の一番の個人的見どころは、ついにギーヴが琵琶弾いた……っっっ<クララが立った的な でした。 そっかー、今まで思わせぶりに携えてるだけで、なんで弾かないのさとやきもきさせていたのは、満を持してのここでを意図していたからだったのか! と、アニメスタッフに脱帽。 もうね、分断されて行方知れずの新参組の居場所を、ひそかに知らせる琵琶の調べの心憎いことよっっ 血気に逸るザラーヴァント、まだまだ若さが抜けないイスファーン、そして彼らを押さえ大人の対応を取ろうとしつつ、やはり不満ゆえか引きずられがちなトゥースというキャラ付けがしっかりできているのも良かったです。 そしてそんな彼らに対し、今後の未来を見据えて「生きるために力を貸して欲しい」と告げる殿下。単なる旗印としての王太子にではなく、アルスラーン個人の資質に気付き、改めて忠誠を誓う新参組。 王位を得ることしか考えていないヒルメス王子との器の差を、ここでもまた見せつけてます。 ……殿下が芝居のことを事前に知っていて、ギーヴに追放を言い渡すアレンジは、正直原作ファンとしては複雑なものもありました。 え、殿下どうしたの本気!? と、あれも芝居の一環だと判るまで、楽士の内心を思って涙出そうでしたよもう…… あそこはやはり、自分に宮仕えは合わないと言い出すギーヴに対し、「私に至らないところがあるなら直すから!」と引き止めるのがアルスラーン殿下クォリティでしょう。 ただそこを原作小説通りにやると、やはりイスファーンら新参組の顔が立たないんですよね……殿下が家臣よりも流浪の楽士風情を重用しているという不満を解消するための一芝居であるのならば、あそこで殿下自身が追放を命じるのは一番効果的である訳で。 前回ラストのオリジナル展開として、王太子らしく「男の子」の顔を見せた殿下であれば、心を痛めながらもあの芝居をやりとげてみせたというアレンジもまた、ありだと私は思いました。「あれは実は芝居なのです」「え……?」「やれやれ、お前のせいで、やつの迫真の演技が無駄になったではないか」(←うろ覚え)という、黒騎士、殿下、軍師の会話も捨てがたかったんですけどね…… 一人崖から見下ろすギーヴの元へファランギースが見送りに来るのは、一人で泥をかぶることを甘んじて頑張った、楽士へのご褒美でしょうか。 原作ではどこまでも素っ気なくバッサリいく女神官と、例によって道化た愛の言葉を残して去るひねくれ者の楽士だったのが、ファランギースは「覚えておこう」とかちょっと優しいし、ギーヴもさほど茶化さず真摯な思いをかいま見せる。 地の文でフォローができる小説と異なり、アニメではこれぐらい判りやすい表現にせざるを得ないとも言えるのかもしれません。 っていうか、原作小説ではどこまでもチートで、ある意味、一行の中で一番得体が知れなく超越しきっている楽士が、今回のアニメでは随所で人間臭く、そこがまた原作とは一味違った魅力があるんですよねえ(しみじみ) もうね、フラッシュバックするこれまでの思い出とか、あんたどんだけ殿下や古参組一行のこと好きになってたのさ…… 崖の上で一人夜空を見上げてる後ろ姿の場面とか、ああ殿下の瞳を思い出してるんだろうかとか思っちゃうじゃないかっっっ ファランギースに託す、四行詩 《 ルバイヤート 》 がもう……( T ^ T ) だからだから! こうやって殿下直々に追放されたからには、戻ってくる場面もきっちりやってくれるだろうと信じています。 角川版OAVのように、「ちゃっかり戦が終わるのを待ってから、なし崩しに潜り込む」なんて、ギーヴらしそうでいてその実、まったく間逆な行動は取らないでしょう。荒事揉め事大歓迎の彼だからこそ、活躍できる場を見計らって武勲を立てての堂々たる帰参。そうでなくては!! 残りは四話……次回と次々回は聖マヌエル城として、その次の二話でデマヴァント山&トゥラーン戦をやりつつ、ラストにアンドラゴラさんが王都でやらかして今シーズンをシメとか思って良いのかなあ。 それでもまだ駆け足っぽいですが、切るならせめてそこらへんじゃないと……まさかトゥラーンを削るのか? そしたら楽士が帰ってこれないよ!? 最初は「征馬はもはや孤影ならず」まで行くかと思ってたんですが、さすがにそこまでは詰め込めまい……むしろ詰め込まないで下さい、お願いします!>アニメスタッフ ところで、今回ふと気になったこと。 ペシャワールから出陣する一行の左手から朝日が登ってるんですが、これって南に向かって進んでる……? いや、細かいところなんですけどね。なんか違和感を覚えたので。
No.7061
(映像)
2015年08月31日の読書
2015年08月31日(Mon)
本日の初読図書: WEB版でだいたいのストーリーは判ってるし、と。ちまちま読みつつ別作業や再読本に寄り道していたら、読了するのに10日もかかってしまいました(苦笑) 今回の収録内容は、WEB版での「第3章 辺境競武会」から「第4章 中原の暗雲」まで。4章目は「第六部 戦乱の予兆」と改題されています。 間には外伝「レイリアの恋」という、42Pほどの書き下ろしが入っていました。 レイリアはゴドン=ザルコスの姪っ子で、バルド達が旅をしていた頃〜辺境競武会あたりにかけて、パルザムの騎士家で行儀見習をやっているお話です。ラストには、本編で出番のないゴドンが大活躍。 さらにタイトルにあるその恋のお相手がまた、バルドとひっそり関わりを持っているあたり、この時代の諸国の運命はすべてがバルドに集約されているなあと、改めて思わせられる一本でした。 そしてアニメイト特典リーフレットのSSは、ついに本編で出番のなかったウェンデルラント王視点。およそ三十年ぶりに会う息子との謁見を前に、妻との思い出と彼女を迎えるためにしてきた努力を思い返し、ジュールラントがどのように成長しているのかと期待をかけつつ、アイドラや勅使達からいくども名を聞かされたバルドに会ってみたいと願う国王。 バルドがウェンデルラント王に対していろいろ思っていたように、王もまたバルドに複雑なものを感じていたんだなあと、いっきに王様が身近に感じられるSSでした。 本文ではカーズの過去も明らかになり、バルドとは実は兄弟弟子であったことが判明。 カントルエッダさん、思い出話にしか出てこないのが切ねえッス……( T _ T ) ……実は下手するとカーズのほうが歳上なんじゃ(汗) とかちらりと思っていたんですが。カーズが1歳の時バルドが9歳だったと本文にあったので、ほっとしたりとか。 ところでカーズも「騎士の歌」を知ってたというエピソードを削ったのは、なんででしょう。やっぱりバルドの希少価値を高めるためですかね?? そして例によって例のごとく、主に飯テロ部分に大幅書き足しがあったわけですが。 ……バルドさん、いくら食料が尽きてるからって、今まで誰も食べた前例がない魔獣の肉を、いきなり喰おうとするなよ。しかも自分だけでなく、兵士達にまですすめるって。毒とかあったらどうすんだよ(苦笑) WEB版だと、ちょうどここで容量的には半分というところ。 死ぬまでの時間潰しとして始まった旅が、2巻で生きられる所まで生きようという思いに変化し、そしてこの巻のラストでは「次の戦いこそがジュールランへの、すなわちアイドラ様への最後のご奉公だ」と、晴れがましい死に場所を得られたことに心躍らせる老騎士。 一度老い衰えたことで、重騎士としてのパワー重視の戦いから、幼いころ最初に教えられた技術を駆使した戦い方を思い出し、その上で経験に裏打ちされた老練さと、取り戻した往年の体力や反応速度を兼ね備えたバルドに隙はありません。 還暦を迎えてなお、成長する……むしろ老境に達したからこそ、堅実に積み重ねてきたこれまでが生きてくる。長年心の奥底に秘めてきた、己の暗い感情にもまっこうから向き合い、ようやくそれを噛み砕いて飲み込んで消化もできる。 このいぶし銀の渋さ、たまりませんね! このペースで行くと全6巻になるのかなあと予測しつつ、2巻目はWEB版をほぼ倍の長さに増量改稿されていたあたり、なんとも言えません。 実は私、WEB版の8〜終章を読む前に書籍化が始まっていたため、この話のラストがどうなっているか知らないのですよ。早く先を知りたくもあり、せっかくだから書籍化された完成形でこそ、感動を味わいたいという葛藤もあり。 おかげで「終章読了後推奨」と注意書きのついた番外編や「ジョグ・ウォード短編集」も、ネタバレが怖くて手が出せてません。 WEB版の既読部分で明らかになってたかどうかも既に忘れちゃってる、バルドが笹を川に流す理由とか、アイドラ様との間にあった二人だけの秘密とかが、気になって気になって……ああ、お願いだから、ちゃんとラストまで刊行されてくれよ〜〜〜(切実)
No.7067
(読書)
プロフィール
神崎 真 (かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。