よしなしことを、日々徒然に……



 2014年05月02日の読書
2014年05月02日(Fri) 
本日の初読図書:
4022130024シャーロック・ホームズの冒険 2 まだらの紐 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
コナン・ドイル JET
朝日新聞出版 2008-02

by G-Tools
今回の収録作は「まだらの紐」「黄色い顔」「入院患者」「瀕死の探偵」です。
またマニアックなvv 作画も「入院患者」あたりから自重が薄れている感じ(苦笑) それとも ―― 私はよく判りませんが ―― 作中年代に合わせて、ホームズさんの老け方を変えてあるのでしょうか??
ワトソンさんはあんまり変わらないんですけど、ホームズさんの顔の老けっぷりが、1巻での後書きの「油断すると皺を描き込みすぎて、担当さんがミスノン持って追っかけてくる」というのがさもありなんというところ。本当に少女マンガかこれ(笑)

「入院患者」を除けば、どれもそれなりに曰くつきのラインナップ。今回もしっかり面白かったです♪
「まだらの紐」は、後書きによるとやっぱり「皿のミルク」部分が苦しかったそうで。そこをごまかすためにか、ロイロット博士の私室を調べるシーンがカットされていました。故に金庫の存在と、先を輪にしたムチまで省かれてしまったのが、残念といえば残念な所。おかげで姉の部屋を見ただけで真相を解いてしまうというように、ホームズさんの超絶推理がいっそう際立っています。惜しむらくは、姉妹二人が「寝る時に窓とドアに鍵をかける」という説明もなかったため、謎解きの「危険が窓側から来るものでない以上、隣室、博士の部屋からだろう」の推理根拠が唐突っぽかった点ですかね。あと蛇にまだら模様がなかったのも、微妙に惜しい。
「黄色い顔」は、原作が『ホームズさん珍しく大失敗』なお話なので、正直あんまり内容を覚えていないのですけれども。おおむね忠実な流れだったと思います。依頼人が内面的に男前なあたり、そういう意味ではいま読むと意外におもしろかったかもです。あと女の子がすごく可愛かったvv
「入院患者」は、まあ可もなく不可もなく、といったところでしょうか。気になったのはホームズさんが室内を観察する様子があんまりなく、あとからああだったこうだったと解説するだけなことぐらいでしょうか。あと原作では触れられていませんが、この作画だと首吊ってるシーンで足場になったものが足元に転がっていないあたりに、ミステリファンが逆に目をつけそうだと思いました。とはいえこのお話は、依頼人が犯罪者であることを隠して嘘を言い続けた結果、ホームズさんが依頼を受けなかったため殺されてしまうけれど、犯人たちも因果応報の目に遭うという、ホームズさん達はどこか傍観者的な立場にある回ですし。これはまあこれで。
そして今回の最大の見どころはこれ、「瀕死の探偵」でしょう!
原作中でももっとも風変わりで、振り回されるワトソンさんが気の毒で、そしてホームズさんがワトソンさんに寄せる信頼が珍しくはっきりと現れているお話です。
もうね、さすがはJETさん。ホームズさんの憔悴ぶりの描き方が半端ないです(笑)
まさしく骨と皮のガリガリなところもそうなんですが、迫真の錯乱ぶりもきっちり描写してあります。ポケットの小銭に、太平洋の底の牡蠣♪ ワトソンさんが象牙の小箱を手にした時の形相ときたら、まさしく身の毛のよだつような表情です。事情を知らなければびっくりするし、事情を知ってから読み返すと、なんて微笑ましいvv そんなに顔色変えるほどワトソンさんが心配だったのかvv
そして寸前の瀕死ぶりから一転、「燐寸と煙草を取ってくれないか」のコマの格好良いこと。そうそうこれが見たかったんだよ!! って感じでした。
ただひとつの難点は、ごく一部ですがワトソンさんの表情にコミカルなディフォルメ(目が点とか)があったため、彼が親身になって心配しているという印象がちょっと薄れてしまったことでしょうか。
ああでも「足りぬと言うなら証人もいる」の言葉に合わせて、ベッドの下から出てくる場面は、これまた格好良かった、ふふふふふ。 ……あの角度で出てこられるって、ホームズさんのベッドのマットレス、どんだけ薄いんだってー気はしますが(苦笑)

ところで、事件になるとろくに食事を取らないまま精力的に動きまわるホームズさんが、たかが3日ぐらい食べなかった程度で、あんなにやつれるんだろうかとは、原作を読んだ時からの密かな疑問だったり。動き回りまくってたんならともかく、ずっと寝たきりだしなあ。やっぱり水分が重要なんでしょうか……?

ともあれこれで、現在発売されているJET版ホームズはコンプしたはずです。
いろいろ文句はつけましたけれども、それはあくまで「全体的にすごく良く出来ているからこそ」気になってしまう些細な点とも言えます。
とにかく、私は今まで読んだホームズさんのコミカライズでは、JET版を一番オススメしたいと思います。
本当に素敵なんですよ……?
なおJETさんのコミカライズでは、他に金田一耕助やエラリー・クイーンあたりも良いです。私は読んでいませんが、明智小五郎やルパンも描いてらっしゃるそうです。
No.5787 (読書)


 2014年05月03日の読書
2014年05月03日(Sat) 
本日の初読図書:
「『Innocent World Online』 極振りさんのVR日記」〜第百二十六話 感知のお話
 http://ncode.syosetu.com/n8335bk/

多種多様なスキルを選択でき、自由度の高いプレイができることで話題を集めているVRMMO『Innocent World Online』。
ちょっとした事件で知り合いになったクラスメート御崎玲花(みさきれいか)から、助けてくれたお礼にとそのVRソフトをもらった藤寺九乃(ふじでらここの)(※男)は、せっかくだから人とは違うプレイを楽しんでみようと考えた。いわゆるステータスの極振りというやつである。
たとえステータスが0であろうとも、そこはバーチャルリアリティ。現実と同じだけの動きはできるはずだ。プレイヤースキルには自信があるし、狩りゲーなんだから、攻撃力さえあればなんとかなるだろうと、彼は全てのステータスをStr(攻撃力)につぎ込んだ。そして初期で取れるスキルも、とにかく火力重視で選択してゆく。
かくしてここに、群がり来る格上モンスターを一撃でオーバーキルし、そして小さな兎の一撃でHPバーが吹っ飛ぶという、極大火力・紙装甲のプレイヤー「クノ」が誕生した。
敵の足止めや皆と同じ速度での移動ができず、また一撃もらえば死に戻るがゆえに回復してもらう意味もないため、パーティープレイは事実上不可能。否応なくソロプレイを余儀なくされた彼だったが、玲花 ―― キャラクター名フレイの所属する、美少女ばかりのギルド「花鳥風月」に誘われて、素材を提供する代わりに専属鍛冶師に装備を作ってもらえるという条件で加入することとなる。もちろん普段の狩りは別行動だったが、ギルドホームでまったりと駄弁るのも、これはこれでなかなかに楽しい。
自分より格上のフィールドに出ては、モンスターを蹂躙し、得られたアイテムやスキルはことごとくStr強化へと回す。
そうこうするうちに、クノの名は「魔王」としてプレイヤーの間に広まってゆくこととなった。
これはそんな「魔王」がVRを通して、人との付き合いの大切さを学び、現実でもまた成長してゆく物語……かもしれない?

クククククク、ハハハハハッ、最新話まで読ーみーきーったぜーーー!?>雪華さん
……と、なんだかテンションがおかしくなりそうな、非デスゲーム系VRMMOもの、連載中。
初期設定のポイントから、途中で取得するスキル、装備、称号など、あらゆるものをStr(攻撃力)に極振りしてゆくクノさんのステータスは、清々しいまでにおかしいです(笑)
なにしろVit(頑強)が0のため革の鎧すら装備できずに「服」を着用、Agi(移動速度・回避力)が0のため戦闘フィールドまでリアルと同じ速度でテクテク歩くしかないうえ、敵の攻撃を避けるのもその場で身体をひねるのが精一杯。状態異常に対する抵抗力もないから、仮にモンスターの吐く炎を避けられても、腕に飛んだ火の粉ひとつで火傷 → 3秒後には死に戻りという紙装甲(笑)
そもそもHPはレベル相応に持っているはずなのに、攻撃力を上げるスキルを使用する代償として、戦闘開始と同時に残り1まで下げるのが通常運転って……(汗)<本来はHPが下がるごとに攻撃力が上がるというスキルだが、攻撃力強化を求めて自分でいきなり1まで下げる<攻撃力が高い一撃を放つ代わりにHPが1になるスキルを併用
一応、「HPが0になる攻撃を受けると、1度だけHP1で耐え切る」というスキルも持っているので、1度の戦闘で1回だけは攻撃を受け止められます。が、それ以上はそれこそ最初の町の最弱モンスターの、その爪先がかすっただけでもうアウト。ある程度以上の高さから落ちた場合も、ちゃんと受け身を取っていてすら死に戻る。
しかしそれだけの犠牲を払った結果、彼が得た攻撃力は物語中盤(第七十三話時点)で既にトッププレイヤー達のおよそ100倍。
それからもさらに進化を続けているので、最新話の段階ではもはやどれぐらいになっているのか見当もつきません(苦笑)
最強ギルドのパーティーが1対6で苦戦するモンスターを、ザコ扱いでバッサバッサと斬り倒しまくり。特殊フィールドのボスさえも、機械作業で処刑 ―― いや私刑レベル。26本の漆黒の偽腕を自在に操り、自らの腕と合わせて28本の剣を正確無比にふるう ―― それってどんな人外?

……実際、途中に挟まってるリアルでのお話を見る感じ、祖父母レベルでなんか怪しい血が混じってるっぽくはあるんですがね(苦笑)

それにしても、クノとギルド専属鍛冶師のエリザの趣味がそろって暗黒方面に向いているので、クノの見た目が見事に魔王さまになっています。初期の黒ずくめ執事ルックも素敵だったけど、刺繍入りドレスシャツにファー付きコート、手袋にブーツにネックレス。身体の要所に巻き付いた、拘束具を彷彿とさせるベルトまですべて黒一色という魔王ルックも素晴らしい。そこにスキルのエフェクト(映像効果)で、黒と赤の瘴気をまとい、26本の宙に浮く漆黒の腕と、黒光りする擬似機巧系黒鳥竜種の騎獣を従えてるとか、もうvv

そんなクノのイメージは、「かずはしとも」さんの絵柄で脳内展開していたり。「オズの魔法使い」のトトとか、初期の執事ルックにピッタリなんじゃないかと。目が死んでるところとかもイメージ合うと思うんだvv

ところどころで挟まる別視点や、掲示板回も楽しいです。
もはやすべての理不尽が「クノだから」で済まされてしまうあたり、主役の非常識なまでの無双ぶり(でもチートではない)をおもしろいと思える方にオススメいたします。

あ、NTRに耐性のない方は要注意かもしれません。いえ別に女の子が脇からかっさらわれるって訳じゃないんですが、最初に想像するだろうキャラとは別の子がメインヒロインになるっぽいので。
っていうか、これは一応ハーレム系でもあるんだろうか? クノが ―― 裏事情はあるっぽいんですが ―― 極端に恋愛方面に対して鈍感なため、あらゆる女性キャラが振り回される展開になっています。
たとえば「竜殺し〜」がダメだった人は、これもダメかもと一言警告しておく次第です。
No.5788 (読書)


 2014年05月04日の読書
2014年05月04日(Sun) 
本日の初読図書:
4403541933仮面教師SJ (5) (ウィングス文庫)
麻城 ゆう 道原 かつみ
新書館 2013-08-09

by G-Tools
和時計技師 → バーテンダー → ショコラティエ → 刺繍職人と、一流派遣教師の仮面をかぶってきたクラクラ先生。今回は陶工教室です。
……表紙イラスト、まったく中身に関係ないやん(苦笑)
これはあれでしょうか、キツネとタヌキの化かし合い的なものを狙っているのかな?
前回でついに正体がほぼ確定した特捜司法官候補生。しかし何故か姿を消すでもなく、これまでと同じように十蔵の前に現れてはいつも通りに過ごしております。十蔵もほぼ確信を持ちながらも、直接問いただす訳にもいかず、気付かないふりを続けながら、内心であれこれと思いを巡らしています。
……そして意外なことに、相方もまた、うすうすはそれと察しているのでは? という描写のあったあたりが、今回の表紙の意味するところなのかもしれませんね。

三人が三人とも心のうちで秘密を判っていながら、何も言わずに変わらぬ生活を続けている。
―― 否、あるいは特捜司法官候補生ただ一人だけは、気付かれていることに気付いていないのかもしれない。
未だ研修途中の未熟な彼は、犯罪者の心理こそよく知っているが、相手への好意ゆえにあえて黙して語らない、そんな心の機微にはまだ疎いのではないか。人間ではなく、合成人間であるがために ―― と。
そんな感じでぐるぐるしていた十蔵くん。
おかげで今回は、肝心の事件に入るまでに時間がかかったような気がしました。
死体が登場するのは全体の半分近くが過ぎてから。そして十蔵がどうしてその学校に潜入する羽目になったのかが判明してから、本編が終了するまでは40Pぐらいしかありません。ちなみに264Pある全体のうち50Pぐらいは番外編なので、本編は200Pぐらいしかないです。おかげで「まさかこの人が犯人ってのは引っ掛けでしょう?」という人がまんま犯人でした(苦笑)
まあ、犯行動機とかはひと捻りあったし、孤島の全寮制学校という閉鎖空間における情報伝達の妙とか、なかなか楽しめる部分はありましたけどね。 学園七不思議の成立における、口伝の変異とか噂が誤報に変わってゆく過程の心理とかは、「かくれおに」を書いた時に調べたっけなあ(懐)

なお今回、一番「おお」と思ったのは、やはり「曜変天目茶碗(稲葉天目)」についての薀蓄でした。
文章を読んで、綺麗そうだなあとはなんとなくイメージできたのですが、ネットで画像検索したらまあ! 目を奪われるとはこのことか。ネットの粗い写真でここまで美しいんだから、実物を色んな角度から見たら、キラキラしてもっと素敵なんでしょうねえ(うっとり)

■世界の謎と不思議: 国宝 曜変天目 茶碗の中の宇宙
 http://pub.ne.jp/sakura2011/?entry_id=3870613

もともと自然釉で、虹色がかった銀になっている風合いが大好きなのです。それが黒い地肌に舞い散って、ほんのり青味を帯びて、それでいて茶碗の外側は黒無地。もしもこれでお茶を点てたなら、地味な黒い茶碗を傾けて呑んでいくごとに、目の前に宇宙が現れてくるのではないでしょうかvv ※国宝でお茶は飲めません
そりゃあ織田信長も気に入るだろうよと、なんだか深く納得しました。

……そのうち日月堂で晴明くんが天目茶碗について語り出したりしたら、ああ、と暖かい目で見守ってやって下さい(笑)

あと、今回は「自分は模倣が出来るだけの偽物にすぎない」と思い込んでいる十蔵くんに、ゲストキャラのイエティ先生が、意図せずして救いとなる言葉を放ってくれたように思います。
見たものを模倣しているだけとはいえ、本当にそれだけであれば、手の大きさなどが違う十蔵が、まったく同じものを作成できるはずがない。十蔵は目で見たものをちゃんと自分なりに吸収して、自分の手や体格に合わせた絶妙な動きを行っている、と。
十蔵はそれでもまだ納得できていないようでしたが、読者としてはいろいろ腑に落ちた気がします。だってねえ、やっぱり映像をまったくそのまま模倣しただけじゃあ、周囲の環境を参考映像と完全に同じにできない以上、一流の職人の仮面を完璧に被ることは不可能だと思いますもん。
そこには確かに、十蔵自身の持つ「プラスアルファ」があるのだ、と。
そう思いたいのが読者の心情なのでした。

あと巻末恒例の後日談的番外編、今回は複数人が集まってのコンゲームっぽくて、これまた面白かったです。
お前は詐欺師にしかなれない ―― という父親の言葉に縛られていた十蔵くんの世界が、良い意味で広がっていくようだと思いました。
No.5789 (読書)


 なにが原因なのだろう……
2014年05月04日(Sun) 
我が家のDVDデッキは、何故かときどき録画がおかしくなります。
録画した番組の画面表示が縦に伸びたようになって、そのぶん映像の上下が画面外にはみ出してしまうのです。テレビやデッキの画面設定をいじって「シネマ」とか「フル」とかを選んでも、余計にはみ出す量が増えるばかりで、いっこうに改善されません。
……それだけならば、放送された内容の方を疑うべきかもしれませんが、ところがこの録画をHDDからDVD−Rに落として、ポータブルプレイヤーで再生してみると、ちゃんと全部の画面が表示されるのですよ。 ……まあ、最初はやはり縦長になるので、一度画面表示をいじる必要はあるんですが。

つまり、録画された中に、全ての画面情報は含まれている訳です。それが何故かデッキで再生すると表示されない。先日テレビを買い替えたのに同じ現象が起こるということは、問題はテレビでも放送でもなく、やはりDVDレコーダー。

……なんでや!?

せっかく高画質で録画したDVDを、ポータブルプレイヤーのちっちゃい画面で眺めるのはちょっぴり切ないです。
せめてパソコンで再生できればまだしもなんですが、私のノートは市販のDVDソフトは見れるのに、テレビを録画した奴は再生できないんですよ(しょぼん)
……いっそデスクトップだったなら、モニターにポータブルプレイヤーをケーブル接続すれば、大きい画面で再生できたかもしれないのになあ……

といきなり愚痴るのは、数ヶ月待ちに待って楽しみにしていた、SHERLOCKの「バスカヴィルの犬」の録画が、上下切れてしまったからなんですが _| ̄|○
なんでだ、先週の「ベルグレービア〜」はちゃんと録画できてたのに、なんで昨夜はダメだったんだ??
確かグラナダ版や、剣客商売の録画でも同じことが起きていました。ケーブル放送で見ているCHで起きる頻度が高いのか? 問題はCATVの方??
ともあれ、非常に、ひっじょーーーに残念です。

いつの日か今のレコーダーが壊れて新しく買い換えたら、その時はこのディスクもちゃんと再生できるようになるんだろうか……?
むしろ対応してないとか言われて、今持ってる録画済DVDが全部使えなくなる方が、可能性高そうな気がする(汗)
No.5790 (電脳)


 時代の先取り
2014年05月05日(Mon) 
先日からCATVで一挙放送していたスター・ウォーズ全六部作を、しっかり高画質で録画保存しました。
実は新三部作は、一度も見たことなかったりするんですが。しかし旧三部作は大好きで、ノベライズも持っています。
とりあえず旧一部、現四部目の「ルーク・スカイウォーカーの冒険」改め「新たなる希望」を見てみました。

……あれ? これっていわゆるNTRじゃね?
この段階では、どう見てもルーク → レイアのベクトルがありますよね。そしてハン・ソロが「俺が彼女を口説いたら……」とか言ってからかうと、「駄目だ!」とかきっぱり言っちゃってるし。
そう言えば昔に見た時は、最後にレイアとソロがくっついてびっくりしたんですよね。ソロが二人(ルークとレイア)は相思相愛だと早とちりして身を引こうとする、その彼らしからぬ思いやりというかヘタレっぷりに、幼心にハートを射抜かれたんですがvv<二枚目になりきれないへタレ好き

今回見たのは、のちに作り直されてCG処理とか追加しまくったやつだと思うんですけど、それでも基本的な骨子、特に脚本などは当時のままなわけで。すごいなあ、ジョージ・ルーカス。いま見ても全然おもしろいですもん!
チューバッカやR2D2が、最後まで字幕ですら明確な台詞がないとか、斬新な演出だったんじゃないかと(しみじみ)

ところでオビ・ワン・ケノービが「帯の一番は黒帯」からきたってのは本当なんでしょうか。
あとダースベーダーのデザインは伊達政宗の鎧だとか。そもそも、ああいうふうにライトセーバー(剣)を打ち合う戦い方は、欧米ではやらなくて、時代劇の殺陣を参考にしたのだとか言う噂も聞いたりとか。
そう思ってから見ると、オビ・ワンやルークの服装も、なんだか空手とか柔道着に見えてきたりとかしてきて、昔とは違った意味でまた楽しかったり。

……これを期に新三部作も見ようかなあとも思いつつ、最後が主役ダークサイド落ちなのかと思うと、どうにも展開が辛そうでなかなか手が出せないんですよねえ……(−ー;)
No.5791 (映像)


 電池は外して片付けましょう
2014年05月06日(Tue) 
このところ同時に読む本が増えたり、あるいは最初の頃に作ったブックカバーが汚れてきたりして、また何枚か作り足したいなあとか思いつつある今日この頃。
しかし、たかがまっすぐ縫うだけのことに、いちいちクソ重たいミシンを出してくるのは非常に手間だったりします。とは言え手縫いだと仕上りの綺麗さが大幅に違ってくるので、やはりミシンは使いたいところ。
……そう言えば子供の頃に、お年玉をはたいてちっちゃな玩具ミシンを買ったことがあったなあ。あれがまだあったら、ちょうど良かったかもしれないのに、と。そんなことを懐かしく思い返していたのですが。
今日たまたま夕方頃、母を相手にそれを口にしたところ、「この間、物置を片付けたけど、まだあると思うわよ」とか言われまして。
まっさかー、高校時代に今の家へ引っ越ししたのを期に、あそこらへんのものは全部処分したはずだろう。でもまあちょうど天気も良いし、まだ世間も明るいから、裏庭にある物置をちょっとのぞきに行ってみますかね〜〜?
……そしたらば。



ふおおぉぉおおお!?
あったよ……(呆然) ミシンどころか、それ以前に購入していた子供用の編み機とか機織り機まで、しっかり残っていました。
このミシンは確か、小学校の五〜六年生の頃に買ったはず。って、いったい何年前の代物だよ……(驚)

とはいえ、長らくしまい込まれていたオモチャが、まだ動くとは限りません。
恐る恐る外箱のホコリを払って、中を開けてみました。
おおお、なんかびっくりするほど状態が良いぞ? 針もまだ錆びていないし、セットされたままの糸も全然劣化していない。
いっしょに箱に入っていた乾電池(単一)だけは、すっかり錆びてボロボロの金属片をまき散らしていましたが、その黒い破片を雑巾でぬぐい取ったら、見た目はほとんど汚れていないミシンが出てきました。
ひととおりキレイにしてから、改めて単一乾電池を二個セット。ドキドキしながら足踏みスイッチを押してみると……反応がない。
ああ、やっぱり壊れてるか。無理もないよなあと肩を落としながらも、はずみ車部分を手で回してみると、ちゃんと針が上下します。数回ぐるぐる回してから、もう一度スイッチを押すと……おお、動いた!?

キュリキュリキュリリリッ! とえらい音がしましたが、今度は意外なほどスムーズに動き始めました。
試しに端切れを縫ってみると、ちゃんとまっすぐ縫えるじゃないですかvv

やー、びっくりした。
このミシンは下糸(ボビン)を使わないタイプで、上糸だけでシンプルに縫っていきます。ちょうど鎖編みの間に布を挟んでいるような感じで、失敗した時には縫い終わりから糸を引っ張れば、つーーーっと簡単に解けていくのも面白いところ。
それだけに耐久性に難があり、頑丈さを求める袋物などを作るのには向かないかもしれません。しかし簡単な小物、それこそブックカバーとかを作るのには、けっこう使えるのではないでしょうか♪
多少、縫い終わりの糸始末に神経を使いますが(油断するとあっと言う間にほどけ始める)、やはり本体がコンパクトで気軽にどこへでも移動できるのはありがたいです。
どれぐらいコンパクトかというと……



こんなサイズです。
※手前のタバコの箱を比較参照

ちっちゃ(笑)
記憶の中では、もう少ーし大きいイメージだったんですが、そこはやっぱり、私も身体とか手が大きくなっているんでしょうねえ。

やー、これはやっぱり、神様が私にブックカバーを作り足せとおっしゃっているのでしょうかvv
アイロンを出すのも、やっぱりけっこう面倒ではあるんですが……ここはいっちょ、以前テレビで紹介されていた、コンパクトなハンディアイロンにでも手を出してみるか??


出張とかに便利らしい、マウス型コンパクトアイロン。
実は見た目だけでもけっこう格好良いとか思って、心惹かれていたりします。

……とは言えこの玩具ミシンがあんまりくたびれていないのも、そもそもはこれを買ってすぐにオモチャでは物足りなくなって、母の本物ミシンを使うようになったからではあるんですが。
子供の頃は、重たい道具の準備と片付けさえも、それなりに楽しんでたんだっけかねえ(懐)

ともあれ。
ちゃんと電池を本体から抜いて片付けていた、当時の自分をほめたい気分でいっぱいです。あの電池の錆びっぷりからして、中に入れたままだったら確実に、液漏れとかで完全に壊れていただろうからなあ(汗)
みなさまも、電化製品を長く使わないときには、きちんと電池を取り外しておくことにしましょう(笑)
No.5792 (日常)


 2014年05月07日の読書
2014年05月07日(Wed) 
本日の初読図書:
4865290362カーマリー地方教会特務課の事件簿 (2) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
橘 早月 中嶋 敦子
ポニーキャニオン 2014-05-03

by G-Tools
危険すぎて万年人手不足のカーマリー地方協会特務課。主任のオブザーは、間もなく研修期間を終える訓練生アーシェイに、このまま特務課に残らないかと持ちかける。現実主義で、そこそこの出世と堅実な人生を望むアーシェイはもちろん断ろうとするのだが、他の部署に回されるよりも金だけは貯まるぞ、という言葉に心が揺らぐ。父を早くに亡くし、病弱な母親と幼い弟妹を抱えたアーシェイは、金という言葉に弱かった。そんなアーシェイと、剣の腕は立つが単純で不器用なルキアという訓練生コンビに経験を積ませるため、ジークとアッシュの二人が彼らを連れて遺跡のある洞窟へ向かうこととなった。幽霊が出たという目撃証言こそあったものの、危険はさほどないと思われたのだが、しかしルキアが誤って作動させた魔法陣により、アーシェイは一人、洞窟の深部へと飛ばされてしまう。そこには不死の魔物が潜んでおり……「苦学生アーシェイの根性節」
カーマリーの領主から、特務課へと依頼が持ち込まれた。親戚である男爵の一人娘が大切にしているぬいぐるみに、何か良からぬものが取り憑いているというのだ。夜になると少女の部屋で物が宙を飛び回り、その中央でクマのぬいぐるみが踊っているのだと。しかし少女はぬいぐるみことスミス氏を気に入って手放したがらないそうで、なんとか憑いているものだけを祓って欲しいと言う。ブラウンが突然抜けた混乱によって、ただでさえ人手不足の特務課は、現在目が回るほど忙しくなっている。大嫌いな書類仕事に忙殺され機嫌の悪いオブザーは、アッシュとジークにクマの始末を押し付けた。怪しい気配は特にないし、一晩見張って何事も起きなければ突っ返せばいいと。かくしてクソ暑い夏の夜に、念のため武装した状態でぬいぐるみを囲む男二人という図式ができ上がった。ところが夜食の差し入れにやってきたシスター・リリィによって、そのぬいぐるみが大変高価なものだと判明する。そして案の定、異変は起きて……「アッシュと真夏の夜の夢」
近く行われる教会本部の枢密院長選挙では、波乱が予想されていた。これまで枢密院長は正教会派が独占してきたのだが、今回ばかりはそれが怪しいらしい。正教会派の立候補者チャスチル枢機卿は、出世欲が強く大きな勢力も持っているが、同時に各方面の敵もまた多く、劣勢の立場にあるという。彼は正教会派の中でも一部の強行派が掲げる教派統一運動に関わっている節があるのだが、その証拠は見つかっていない。しかしその教派統一運動こそが、先日のイザベラ館の惨劇の原因なのではないかと、オブザーや盗賊上がりの情報収集担当ライツ神父は考えていた。カーマリーは国内でも有数の大都市だが、教会権力が強い土地柄で、中でも知識派がその多くを占めている。教派統一を求める者達が、他派の弱体化を図って狙いを定めるには、うってつけの場所なのだった。死んでいった仲間達の復讐に燃えるオブザーらは、あらゆる手段を駆使し、水面下で懸命に情報を集めてゆく。が、敵はさらなる強行手段を取った。それは対立候補の暗殺。その犯人に同じ聖騎士が含まれていたと知ったジークは衝撃を受けた。だが裏切り者は、思いもよらぬ場所にも潜んでいて……「聖騎士と剣と盾」

今回の表紙はアーシェイとルキア。相変わらず不憫な主役だ、ジークフリート(苦笑)
前巻に引き続きライトなお話2本のあとに、恐ろしいほどシリアスで〆られています。
最初の二話も、コメディタッチなやりとりの中に、情報を集めて話し合うライツとオブザーの深刻な場面が散りばめられてはいるのですが。しかし三話目の重さときたら、もう(−ー;)
1巻目のブラウンさんショックとはまた別の意味で、まさかあの人やあの人が……という衝撃が半端ないです。
そして引き続き、オブザーが怖いです。本当に聖職者かお前と思いつつ、でもこの人は紛れもなく心の底から『聖職者』なんだと納得させられる部分でもあり。

「聖と正は違う。信仰のため、正義のためと信じて疑わない者こそ、もっとも残虐な殺戮者になる」

オブザーの言葉が重いです。そして彼はそれを自覚していてなお、自ら境界線上に立つ。冷たい目で狂信者と紙一重とも思える『己の信仰』を語り、前に立ち塞がるものを容赦なく排除する。
そんな彼が「主任がそれを実行しようとしたら、俺は止めるつもりでした」と言ったジークに対し、「当たり前だ」と答えてくれて、心からほっとしました。
本気で罪なき人をも手にかけることを考えながら、同時に「そうして(止めて)くれなくてどうする。俺を罪人にする気か」とも口にする、その矛盾。しかしそれだけの信頼を、部下に対して持っているという点に、オブザーの有りようへの救いがあると思います。

さて、次回三巻は7月に発売予定。第一部完結! ……ということは、第二部もあるってことですよね(ドキドキ)
あと、第一部とほとんど変わらない量があった外伝群は、果たして書籍化されるのかしら……?
No.5795 (読書)


 やはり玩具はオモチャなのか……
2014年05月07日(Wed) 
昨日、物置から発掘してきた、子供用の玩具ミシン。
さっそく使ってみたのですよ。
作成するのはもちろん、いつものブックカバーです(笑)



今回は小麦柄。裏布とベルトはシンプルに生成り色です。
このミシンは上糸のみを使って鎖編みの形で縫っていくため、裏側はチェーンステッチのような縫い目になります。それを利用して、ベルトには同じく生成りの糸でステッチを入れたりとかしてみました。



……本当は麦の穂みたいな薄茶の糸を使いたいところだったのですが、あいにく糸箱にいい色の在庫がなかったので、断念しました。これはこれで、目立たないこだわりっぽくて良いかも?
とまあそんな感じで、最終的にはなんとかそれなりのものが仕上がりはしました。
仕上がりは、したのですけれど……

やっぱアカンわ、これ。

糸端の始末にめっちゃ手間がかかるッス _| ̄|○

何度も書いている通り、上糸一本で、いわば鎖編みの形で縫い合わせていくこのミシン、しっかり縫い終わりの始末をしておかないと、つーーーーーっと簡単に糸がほどけていくのですよ。失敗した時の縫い直しには便利とはいえ、縫い終わってミシンから布を外す時に、うっかりちょっとでも引っ張ろうものなら、それだけでつーーーーーっっ(汗)
縫い終わり部分も、あとから抜けてしまいかねないことを考えると、いちいち長めに糸を切って、それを縫い針に通して二三度返し縫いしたのちに玉止めでもしておかないと、怖くて安心できません。一回縫い終わるたびにいちいち、いちいち、何度も何度も……あっ、切った糸が短すぎて結べない……って、だぁぁぁあああっっっ、やってられるかぁぁあああッ (ノ`□´)ノ 彡┻━┻。・;゜・。+

そもそも返し縫いの機能すらないから、縫い始めと縫い終わりには、いちいち布を反対に向けて逆向きに縫ったりとかもしたんですけど、これがまた針部分とミシン本体の隙間が狭いから、いくら周囲の布を小さくたたんでもなかなか入らないし。
さらにはライトなんてものもついていないので、ただでさえ狭い手元が暗くてよく見えない。

……最終的になんとか形にはなったものの、これうっかり一箇所でも糸が切れたら、そこから「つーーーーっ」なんだよなあ、ははは(乾笑)

時間も手間も、結局は通常のミシンを使うのの倍ぐらいかかった気がします _| ̄|○
多少重たくっても、やっぱりきちんとしたミシンを出してくるのが正解ですか……(ため息)

それにしてもこの玩具ミシン、パッケージに「対象年齢6歳以上」って書いてあるんですが、本当に六歳児がこれを使いこなせるのか……??


話は変わりまして。
これまでネットサーフィンで頻繁に使っていた、「範囲選択したURL(未リンク)へ同じタブで移動する」という Bookmarklet が、IEを11にしてから使えなくなっておりました。
なんでも document.selection とかいうものが、IE11から未対応になったのだそうで。
地味にけっこう不便なので、いろいろ探した結果、こちらのブックマークレットがIE11でも動作してくれました。

■未リンクのURLを範囲指定してすぐ、そのURL先に飛ぶ、という機能が欲しいんですが... - Yahoo!知恵袋
 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1031728885

「---go to selected link」として紹介されているやつです。

javascript:q = "" + (window.getSelection ? window.getSelection() : document.getSelection ? document.getSelection() : document.selection.createRange().text); if (!q) q = prompt("URL:", ""); if (q!=null) { if (q.indexOf("ttp://")==0) q="h"+q; else if (q.indexOf("://")<0) q="http://"+q; location=q;} void 0

さっそく差し替えつつ、一応こちらでも忘れないようにメモメモと。

……あと最近、 Amazon の商品ページから一発で G-Tools リンクを作成するブックマークレットが動作しなくなってるんですが……これは一時的なものなのか、それともブラウザの仕様の問題なのか、いったいどっちなんだろう(悩)

追記:
G-Tools のブックマークレットは、記述の中の「 http://www.umizoi.com 」を「 http://www.g-tools.com 」に変更したら、動作するようになりました。
…… G-Tools サイトでドメインの変更でもされたのかな??
No.5796 (創作)


 槍じゃないだけまだマシか
2014年05月08日(Thr) 
昨日作成したブックカバー、ベルトの長さが微妙に短くて突っ張っていたので、結局一部をほどいて手縫いで調整しました。
やっぱり慣れた普通のミシンを使えばよかったのか……

それから何故か、朝からくしゃみが止まらなくなったので、どうせならばと自室の掃除に手を付けました。なにしろホコリだらけで、掃除を始めたら確実にくしゃみの発作に見舞われることは予測できただけに、ついつい放置していたんですよねえ(遠い目)
折しも近いうちに、テーブルの上にひとつデカブツが増えるかもしれない予定もありましたし。
そこであらゆるものが散らばって、混沌としていた机の上を整理し、ある程度のスペースを空けました。そして部屋中にハンディモップと掃除機をかけて、あちこちを固く絞った雑巾で拭き拭き。
雑巾は真っ黒になりましたけど、タバコを吸わないぶん、ヤニで固まっている居間の掃除とかよりはまだ楽に綺麗になってくれました。

……でもってそんな作業中、家族から口をそろえて「(珍しく掃除なんかして)午後から雨が降るね」と言われまくっていたのですが。

 本当に降りやがった _| ̄|○

いきなりの土砂降りに大慌てで開けていた窓を閉めに走り回る羽目に(−ー;)
くっそう、「ほんとに降った!」って大笑いされちゃったじゃないか……

あとは……デジタル画質で録画したSHERLOCKの「バスカヴィルの犬」をようやく視聴。
今まで謎だった部分をネットの情報で補完しつつ、アナログ画質ではよく見えなかった細かい部分もチェックできたおかげか、今まで思っていたよりもずいぶん面白く感じられました。
特にジョンが一体いつ薬物を摂取したのか、やっと判ったのは大きかったです。
今週末のライヘンバッハ〜も、これぐらい新しい発見があるといいんだけど……なにしろ話の展開が辛すぎて、一度しか見れてないしなあ(−ー;)
No.5799 (日常)


 更新情報(2014年05月09日)
2014年05月09日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、著作権切れテキスト「凾中の密書(コナン・ドイル著、三津木春影 翻案)」の三章目をUPしました。

須賀原くんの一人称が「予(よ)」ですよ、お嬢さん(笑)
保村さんの「私(わし)」とか「己(おれ)」もインパクトが大きいですが、予とはまた……

ところで保村さん、冒頭で巻煙草を吸っていたはずが、炉棚に置いたのはパイプになっています。
ここ原文でも「 Holmes lit his pipe 」から「 laid his pipe down upon the mantelpiece 」とあるので、翻訳者さんのうっかりミスなんでしょうか。それとも巻煙草をパイプに挿して吸うことってあるのかなあ(悩)
No.5800 (更新)


 2014年05月10日の読書
2014年05月10日(Sat) 
本日の初読図書:
4048741756ばんば憑き
宮部 みゆき
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-01

by G-Tools
安政年間に起こった、コロリの大流行。材木問屋田屋の主人重蔵は、毎年お救い小屋を建て、多くの人々を救済していた。十四になる少女おつぎもまた、昨年のコロリで家族を失い助けられた一人である。気働きの良さを認められ、田屋の使用人として雇われた彼女は、今年も建てられたお救い小屋の手伝いをしていた。重蔵の指示はいつも的確で、彼の言葉に従っている使用人達は、お救い小屋で働いていても一人としてコロリにかかることはない。ある日のこと、そんな重蔵が取り出してきたのは、おつぎにしか見えない、壷に入った坊主が描かれた不思議な掛け軸で ―― 「坊主の壷」
岡っ引きの政五郎に奇妙な相談が持ち込まれた。内職でほそぼそと紙人形を作っている老人 左次郎は、長屋の子供達と仲がいいのだが、その子供の一人があることで怯えているのだという。それは影踏み遊びをしていると、遊んでいる子供よりも、影がひとつ多いことに気付いたかららしい。主のない影は左次郎も眼にしたことがあった。なのでなんとか当たり障りのないそれらしい理屈をつけて、子供の恐怖を取り除いてやりたいのだと左次郎は言う。だが政五郎が調べるにつれて、気味の悪い因縁話ばかりが浮かび上がってきて ―― 「お文の影」
繁盛している醤油問屋近江屋では、いつも奉公人達と家族が一同にそろって朝食を取る。その日も戦場のように騒がしい食事の席であったが、不意に主の善一が顔色を変えて呟いた。「政吉兄さんが死んだ。あれが、うちに来る」と。地震いと生臭い風を引き連れてやってきた『それ』は、男達の手で蔵へと閉じこめられた。七つになる近江屋の娘お美代は、幼いからと何も見せられず話も聞けなかったが、何かただならぬ事が起きているのは感じていた。近所に住む幼なじみの太七などは、その朝へんてこなものが空を飛んできて、近江屋の蔵へ飛び込むのを見たという。それは大きな黒い蒲団のようで、たくさんの目玉が生えていたらしい。近江屋では親戚一同が集まって、蔵を囲んで寝ずの番をするなど大騒ぎしていた。と、不安に思うお美代に、近所にあるみすぼらしい八幡さまの狛犬が話しかけてくる。訛りがひどくきつく、何を言っているのかさっぱり判らなかったが、その訛りには聞き覚えがあった。それは町内の便利屋になっている、飛脚屋の居候 竹次郎のお国言葉だ。お美代が竹次郎に通訳を頼むと、どうやら狛犬は手助けしてやろうと言っており ―― 「博打眼」
手習い所を営む浪人 青山利一郎の元に、習子の親である大之字屋宗吾郎から頼み事があった。なんと自身の子供である、習子の信太郎を斬って欲しいというのだ。通りすがりの僧侶が、大之字屋を見て「この家には討債鬼が憑いている」と告げたらしい。討債鬼とは恨みを抱いて死んだ亡者がその相手の子供に生まれ変わり、貸していたものと同じだけのものを費やさせて恨みを晴らす存在である。宗吾郎は恨まれている心当たりがあるようで、いっぺんに震え上がってしまった。息子を殺さなければ、自分の命と大之字屋の身上が危ういと、完全に信じ込んでいる。利一郎はひとまず引き受けたように見せかけて、まずは怪しいその坊主の周囲を調べ始めるのだが ―― 「討債鬼」
小物商伊勢屋本家に分家から婿養子に入った佐一郎は、妻のお志津と共に箱根へ湯治に出た帰りだった。妻は何かとわがままを言うが、それも幼なじみの気安さからだと思えば、甘えん坊の可愛い女だと思える。今回の湯治は舅姑の目もなく羽を伸ばすことができて、佐一郎はもう少し長く続けたかったのだが、志津が田舎での生活を厭ったため、早々に帰ることになったのが残念であった。江戸までもう少しというところで雨に降られ足止めを食うことになった佐一郎は、むしろもう少し雨が降って欲しいとまで思っていた。そんな二人の元へ、宿の女将が相部屋を頼んでくる。相手は品の良い老女で、江戸の建具屋の御隠居だと言う。志津は嫌がったが、結局は受け入れることになり、佐一郎は老女と当たり障りのない会話を交わした。そしてふてくされた志津が酔い潰れてしまった深夜、目を覚ました佐一郎は、老女が風の鳴る音を聞きながらすすり泣いていることに気がついた。これもご縁、年寄りの昔話を聞いてはもらえないか。そう言って語り始められたのは、五十年も昔に、田舎の村で行われた奇怪な儀式と、それに翻弄された女達の物語だった ―― 「ばんば憑き」
妻を早くに亡くし、七つになる娘と二人で長屋に暮らす浪人 柳井源五郎右衛門は、何でも屋として周囲に認識されていた。傘張りから代書に用心棒など、困ったことがあれば柳井さんに頼むと良いとの評判である。とはいえ己の凡々たることは自分でも重々に承知しており、たいしたことができる訳ではなかったのだが。そんな彼に、ある日娘の加奈が問いかけてくる。「父さまは、よく化ける猫はお嫌いですか」と。なんでも長屋に出入りしている三毛猫のタマは化け猫で、源五郎右衛門に頼みたいことがあるのだが、化け物だからといきなり斬りつけられてはたまらない。そこでまずは加奈からそのあたりを聞いて欲しいと、そう言ったのだという。いったい何を頼まれるのかと首を傾げた源五郎右衛門だったが、娘の手前、化け猫が嫌いだとは言えなかった。そして数日後の夜、加奈が眠った後に美しい女が訪ねてくる。暗がりの中でもはっきり見える姿といい、時おり細くなる瞳といい、明らかに人間ではない。お玉と名乗った彼女は、源五郎右衛門に物の怪を退治してほしいと言った。人に仇を為すようになってしまった、木槌の化け物、野槌を斬ることによって、どうか成仏させてくれと ―― 「野槌の墓」

宮部さんの江戸もの、今回はノンシリーズの短編集です。
収録作品は、どれも『不思議』が関わる怪異譚。……とか言いつつも、「お文の影」には「ぼんくら」シリーズの岡っ引き政五郎と、人間データベースの“おでこ”が登場していたりしますが。ミステリものの登場人物である政五郎達が関わってくるのは、世界観的にちょっと微妙なところではありますね。推理ものに『不思議』が絡まると、アリバイとかの根本的な前提条件が狂ってくるから、なにかと難しいですし。
まあそれはさておき。
今回収録されているお話は、幸いというか宮部さん独特の人間心理をえぐり込むほど後味の悪いものは少なかったと思います。でもよくよく考えると、救われていない部分も多いあたり、やっぱり宮部さんだなあとも言えなくもなく。
特に子供が理不尽な目に遭っている話が目に付きましたね。虐待で殺されるまで行く子が二人、理由は判らないけれど殺された子が一人、主役によって助けられはしたけれどそれでも母子ともに父親から捨てられた子供が一人。フィクションとは言っても、やっぱり読んでいて胸が痛みます……
子供が関わらない方は関わらない方で、なんというか、ううむ。
表題作「ばんば憑き」は、タイトルになるだけあって、突き抜けてゾッとさせられる感が強かったと思います。儀式の様子のおぞましさ。五十年を経てよみがえる過去。人の心が持つ身勝手さと不安定さ。この世に確かなものなど何もないのではという、足元からぐらついてくるような恐怖。そしてわがままな妻を優しく受け止めていた婿養子が、最後に見いだす、狂気と紙一重の慰め ―― それがただの慰めで終わるのか、それともいつの日にか実行されてしまう、恐ろしい計画に変わるのか。はっきりしないあたりが、いっそう空想をかき立てられてゾクゾクしてしまいます。
一方で読んでいて心温まったのは、「博打眼」でした。これも過去に犠牲になった人々を考えると充分に残酷ではあるんですが、それでもおしゃまで素直なお美代ちゃんや、訛りまくったお国言葉で会話する狛犬と竹兄あたりが雰囲気を和らげてくれました。最後にみんなが救われているのも良いことです。
「野槌の墓」も、まあまあそれなりに。自他共に認める凡人と言いながら、それでも理不尽な人生を着実に生きて、娘をまっすぐに育て、もののけにも「この人なら」と見込まれる源五郎右衛門が、個人的にとっても好みです(笑)
最後にお玉がくれた手間賃は、彼の今後を考えると良かったのかどうなのか、微妙な気もしますけどね……人は忘れるからこそ生きていけるのだから。あれじゃあ源五郎右衛門さん、一生後添いは迎えられないんじゃ(苦笑)

しかしどの話も思い返すと、ストーリーとはあまり関わりのないところで、それぞれのキャラクターがこれまで経てきた人生がしっかりと書き込まれていますね。そんなあたりが物語に深みを与えているのだろうなあとか、知ったふうな口をきいてみたり。
妖怪やひとつ多い影といった不思議な現象の部分よりも、人間のする行いの方がずっとずっと怖さを感じさせるあたりも、宮部さんらしいなあと思ったのでした。
No.5803 (読書)


 2014年05月11日の読書
2014年05月11日(Sun) 
本日の初読図書:
4403541984仮面教師SJ (6) (ウィングス文庫)
麻城 ゆう 道原 かつみ
新書館 2013-12-07

by G-Tools
……カラー口絵が表紙カバーに挟まっていて、読み終わるまでその存在に気づけませんでした。
あれ、と思って調べてみたら、一週間前に読んだ5巻も同じようになってたし _| ̄|○ 読み始めた段階で口絵の存在に気づいていたら、わざわざ読んでる途中で「曜変天目茶碗」のネット検索なんてしなくてすんだのに……
ともあれ。
今回もまた、前回に引き続き表紙詐欺? というか、口絵も含めてイラストが内容にほとんど関係ありませんでしたね。あえて言うなら背景が和紙っぽいテクスチャなのが、かろうじて折り紙という部分にかすっている程度でしょうか。
今回のクラクラ先生は、ペーパークラフト学校の折り紙担当教師です。学年が上がるにつれて、和紙漉きや、最近ちょっと話題になっている建築素材としての紙の利用も学ぶ学校という設定。

偶然の人違いから、違法ドラッグを染み込ませた折り鶴を入手してしまった十蔵。
その折り鶴に使われていた紙が、教育監査機構で内偵を視野に入れていたペーパークラフト学校の教材だったことから、乗りかかった船だとその学校に潜入することに。
もともと疑惑があった、教材の減りが異常に早い = 横流し? という点と、違法ドラッグの密売の二つの件を調査することになった十蔵のもとには、例によってショータとスナがついてきている訳で。

前回はちょっと事件要素が薄かったかなあと思っていたら、今回は埋め合わせるかのように、二つの事件が同時進行していて、なかなか密度が高かったです。
でも表紙でご登場の立花先生はあんまり出番がなくって、立場も1巻で名乗っていた「古文書の修復を教える臨時講師」でした。クラクラ先生と違って、一般人ではさすがにこの辺りでネタ切れだったんでしょうか(苦笑)
まあこの巻全体のテーマが『紙』でしたから、無理に新しい技能を登場させることもなかったんでしょうけど。

でもって。
ほぼ特捜司法官候補生に間違いないやろと思われていた彼の、正体がついに確定しました。
ほほう、そうきたか! という感じで、さすがは麻城先生。一筋縄では行きませんでしたね。ふふふふふー、十蔵じゃありませんが、なんだかちょっとホッとしてしまいましたよ。彼はこれからもずっと『彼』として生きていけるんじゃないかという希望がですね、出てきたというか。十二〜七年後の「JOKERシリーズ」や「特捜司法官S−A」の時代でも、世界のどこかで熟年のベテランになった十蔵といっしょに、和気藹々と大人げない会話を繰り広げてくれているんじゃないかなあ、なんて。
あ、よく考えたら彼って、S−Aの主役だった秋津さんと一〜二歳しか違わないんですよね。この段階でドラマS−Aが始まって一年ほどなんだから、ドラマ開始時に17歳だった秋津さんが新・S−Aの時には確か35歳。なら彼はその時代には33〜4歳。良い感じの年齢じゃないですかvv 仮に解体処分の対象のままだったとしても、特捜司法官の耐用年数は35歳。新・S−Aの終了数年前にその制度も廃止されてるんだから、うん、充分間に合ってるし!
十蔵だって、40歳かな? 全然許容範囲です。むしろ童顔の彼なら、その段階でも全然二十代に見えるかもとか考えると、ついニヤついてしまいますvv

さて、そんなこのシリーズも、どうやら次回で最終巻だそうです。
あんまりダラダラ続くのも辛いので、程良い所できちんと話を終わらせてくれる麻城さんは本当にありがたいのですが……それでも、彼らともうお別れかと思うと、それはそれで寂しいです。またこの世界観のお話を、書いてくださらないかな……?

そして巻末短編で意味ありげに書かれていた、JOKERについてが気になります。最終話への伏線? すべての特捜司法官シリーズの謎が明らかに?? わ〜〜ん、気になる〜〜〜《o(><)o》
No.5806 (読書)


 SHERLOCK(シャーロック)3〜エピソード・ゼロ
2014年05月11日(Sun) 
シーズン3の放送に先駆けて、イギリスで放送されたというミニエピソードが、 YouTube で公開されていました!



シーズン2とシーズン3の間を埋める小話です。
……違法動画じゃないですよ? ちゃんとNHKが公開したものだそうで。
ふふふふふ、噂だけは聞いていたので、見られて嬉しいったら。

「手掛かりはチョコのかけらがアイスクリームに沈み込んだ深さ」とか、こんな短い話にも小ネタをぶっこんでくる製作者サイドに乾杯ですvv
No.5807 (映像)


 2014年05月12日の読書
2014年05月12日(Mon) 
本日の初読図書:
「針子の乙女(小説家になろう)」〜レース編み
 http://ncode.syosetu.com/n0020by/

前世で手芸部だった女性(高校は卒業済みらしい)が、異世界に転生。縫い物を家業とする貴族の家に生まれたので、これは天職! と思ったものの、実はその家、魔力によって衣服に加護を縫い込める力を誇りとしており、プライドが異常に高かった。そんなこととは知らない彼女は、普通の服は普通に縫えば良いのだと思い込み、誰よりも綺麗に早く丁寧に縫いあげていたのだが、その家ではそんな技術は無価値だと分かった時には既に遅く。
十歳で仕事を手伝い始めて間もなく、加護縫いのできないみそっかすな子供と嘲笑され、家族からは邪魔者扱い。ろくな食事も服も与えられずに酷使され、十五歳になる頃には貴族の子供でありながら、どこの難民かと見まごう餓死寸前のボロボロ状態に。
もちろん彼女も、やろうと思えば加護を縫い込めることはできて。精霊たちの姿を目にすることもできれば、魔力を糸として彼らの破れた服を繕ってやることも可能。しかしもう今さら、この家のために価値あるものを産み出す意欲など、すっかり削られており。
かくして出来損ないとみなされた彼女は、普通のお針子として別の貴族の家へ引き取られることに。もちろん支度金のたぐいはすべて実家が懐に入れてしまい、持ち物は特殊な糸を紡いでくれる蜘蛛と、針一本のみ。事実上は売り飛ばされたと同じこと。
しかし行った先では、明らかに虐待を受けていたその姿に同情され、皆が優しくしてくれて。十分な食事と優しさを与えられた彼女は、お礼として加護縫いを施した匂い袋を使用人を含めた皆に送った所、それが騒動の元となって……というお話。
まだ始まったばかりでこの先が気になります。
主役の転生前の年齢とか、転生した事情など、語られていない部分が多いです。
文章もちょっと、まだ書き慣れておられないかなあという部分もあったりして。そのあたりは今後に期待というところでしょうか。
No.5808 (読書)


 2014年05月13日の読書
2014年05月13日(Tue) 
本日の初読図書:
4062172526おまえさん(上)
宮部 みゆき
講談社 2011-09-22

by G-Tools
お徳がお菜屋を始めた幸兵衛長屋で、やっかいな出来事が起きていた。町内の南辻橋のたもとで、辻斬りがあったのだ。死人の流した血脂が地面に染み込んで、何度洗っても人型の影が消えないため、長屋の人々は恐れおののいている。一方で、生薬屋の瓶屋で人殺しがあった。殺されたのは、一代で店を興した主人の新兵衛。彼は戸締まりのされた家の寝間で、一刀のもとに斬り殺されていた。一見すると両者は何の関わりもない事件に思われたが、八丁堀同心の兄や甥達の補佐を長らく務めてきた老人 本宮源右衛門は、二つの死体に残る傷を、同じ人間が同じ凶器で斬ったものだと見立てた。すなわちこれらの事件は単なる通りすがりの辻斬りや金目当ての賊による犯行ではなく、怨恨が動機となった互いに関わりがあるものなのだと。
父の跡を継いで最近同心になったばかりの間島信之輔は、大叔父(の従兄弟)のこの言葉に懐疑的であった。信之輔自身は顔立ちがいささかまずい他は、腕も立てば頭の回転も良く人柄も申し分ない、実に前途有望な若者なのだが、厄介者として盥回しになったあげく遠縁の間島家に居候として押し付けられたこの大叔父とは、あまり折り合いが良くないらしい。
しかし政五郎や平四郎らが調べを進めてゆくにつれ、辻斬りの被害者だった久助と新兵衛の間には確かに繋がりがあることが判ってきた。二人は二十年も前に、共に老舗の生薬問屋大黒屋で調剤人 ―― 薬草を刻む“ざく”として働いていたのだと言う。
さらに現在大黒屋の主人を務めている藤兵衛が、驚くべき事を告白した。彼もまた、当時は一介のざく仲間であったのだが、新兵衛と久助の三人で人を殺してしまったのだと言うのだ。相手はやはりざくの一人で吉松。人柄のあまり良くなかった彼とのいざこざに加え、吉松が開発した新薬の調合方法を巡る欲が絡んだ上での犯行だった。
幸いにもことは事故で片付き、三人はなんらお咎めを受けることはなかった。そうして藤兵衛は跡取りのいなかった大黒屋を継ぎ、新兵衛は新薬を看板商品として独立した。久助は罪の意識に苦しんだあげく、大黒屋を出て方々を転々としていたらしい。
それらの事情を知った平四郎達は、下手人に目星がついたように思った。なんでも吉松には言い交わした女おせつがおり、彼女は当時身ごもっていた。そしてそのおせつだけは、吉松が三人に殺されたのだと確信し、恨んでやると言い残して姿を消したのだという。
産まれた子供は男児だったらしい。無事に育っていれば、ちょうど二十歳。ならばおせつかその子供か、あるいは両者が力を合わせて、殺された吉松の恨みを晴らそうとしているのではないかと考えたのだ。
ところが、だいたいの筋書きが見えてきたと思ったところで、新たな死体が出てきた。大川に投げ込まれていた夜鷹の死体についていた傷を、源右衛門がまたも同じ下手人の手になるものだと言いだしたのである。
しかしいくら調べても、貧しい夜鷹の女と瓶屋や大黒屋、あるいは久助との関わりは出てこない。信之輔などは大叔父の見立て違いではないかと疑い始めるが、そこを疑ってしまっては、そもそも最初の辻斬りと瓶屋の主人殺しの下手人が同じだろうという、その前提からして成り立たなくなってしまう。
困惑する一同をよそに、弓之助にはなにやら推理の筋道が見えてきたようで、自分を瓶屋に連れていってほしいと言い出す。なんでも瓶屋の後妻で、事件後はすっかり寝ついてしまっている佐多枝に聞きたいことがあるそうで ――

「ぼんくら」、「日暮らし」に続く、平四郎・弓之助のシリーズ第三段。
今回は湊屋からはすっかり離れた、新しい事件です。佐吉とお恵の夫婦も、子供が産まれたという噂話でしか、今のところ出てきていません。
二十年前に端を発する辻斬りと生薬屋殺しを軸に、他にも富くじで人生を狂わせてしまったストーカーとか、子供を捨てて裕福な家に後妻に入ったはずが急に離縁されそうになって政五郎親分に泣きつく“おでこ”の実の母親とか、あるいは弓之助の家で起きた長男の嫁取り騒動といった、様々な事件が同時進行しています。これらは下巻で一本に集約されていくのか、それとも「世の中には常に様々な事件が起きているのだ」という形になるのか、どちらなんでしょうね?
間島信之輔と瓶屋の娘 史乃の関係も気になりますし、間島家で厄介者扱いされている源右衛門お爺ちゃんがどうなるかも、きっちり片が付いて欲しいところです。
そして弓之助もそろそろ14歳、いい加減に平四郎も養子に取るのかどうか、はっきりさせてくれないと……(苦笑)
ああ、瓶屋の「かめ様」の異変が、果たして本当に事件に関係あるのかどうかも気にかかるし……とにかく今回は、様々な事情や情報が雑多に散らばっている感じで、早く整理がついて欲しいところです。
どうやら下巻は1/3ぐらいでこの「おまえさん」が終わり、あとは後日談的な中短編が四本ほど入っているみたいですね。ということは、すぐに謎解きに入ってくれるのでしょうか。
この複雑さを忘れないうちに、早く続きを読みたいです(><)

「【習作】一見スタイリッシュにファンタジー( Arcadia )」〜三話
 http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=tiraura&all=25264

異世界転生した凡愚な青年が、神に気に入られると加護がもらえるというダンジョンに挑むお話。
美の女神のダンジョンを選んだ彼は、執事服に食事用のナイフを装備し、極限まで無駄を省いたスタイリッシュな動きでモンスターを倒す!
……その発想と馬鹿馬鹿しさがナイスに面白いですが、三話でエタっているっぽいのが残念です。
No.5826 (読書)


 2014年05月14日の読書
2014年05月14日(Wed) 
本日の初読図書:
490720308X霊感動物探偵社 5 (LGAコミックス)
山内 規子
青泉社 2013-10-19

by G-Tools
シリーズついに五巻目、この方の作品の中では一番長く続いているお話ですな。そして後書きによれば、まだ先があるようで、嬉しいったらvv
……しかし立夏と高倉のじれじれカップルには、相変わらず進展がなく。むしろ新キャラUFOオタクの城野くん(大学の同級生)が立夏に告白してきたりと、むしろ二人の間に暗雲が……?
ええい、しっかりしろ高倉! それでもいい大人か!? 互いの家にお泊りまでクリアしてるくせに、何もないとか、どこの熟年夫婦だ!!

そんなこんなな今回の収録作品は、「選択の行方(フェレット)」「桃色の告発(モモイロインコ)」「カメレオンの瞳(カメレオン)」「音のないコトバ(雑種犬)」「幸福の残像(ワニ?)」の五作。「幸福の〜」が全三話でページを取っており、あとの四作は40Pぐらいずつの短編で、全て合わせると320P。かなりのボリュームでした。
「幸福の〜」は、久々にこの方の本領発揮というか、可愛い絵柄でかなり猟奇的でした(−ー;)
動物霊も関わっていなくて、立夏が残留思念的なワニを見た他は、バリバリの人霊と人の心の闇からくるあんなこんなが本筋でした。猟奇的かつサイコホラーというか。笑顔の下に、言葉が通じない、奇形的な精神を隠した人物が登場するようなお話。
こういうの描かせるとうまいですよねえ、山内さんって。
あと「選択の行方」は、珍しく結果を見届けない終わり方でした。情報は渡したから、そこからどう行動するのかはもうその人次第。最後まで世話を焼く義理はない、みたいな。たまにはこういうのも、趣向が変わって面白いかと。
いつもと違うといえば、「カメレオン〜」の方も高倉が霊障で倒れてしまい、立夏が一人で頑張るというのが珍しかったです。そしてわざわざ立夏んちで寝込んじゃったんだから、もう少し二人の仲に進展があっても……と望むのは、この二人には無理なのか(苦笑)
No.5829 (読書)


 2014年05月15日の読書
2014年05月15日(Thr) 
本日の初読図書:
4048662260ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
三上 延
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2014-01-24

by G-Tools
このところ古本屋仲間の間で、妙な客の存在が噂になっているという。年配の女性なのだが、数年前に休刊になった古書に関する情報誌のバックナンバーを数十冊まとめて売りにきては、数日後に「気が変わったから」と買い戻しに来るらしい。そうして買い戻したものを、再び別の古本屋へ売って同じことを繰り返すのだ。その話を大輔が聞き込んできたまさにその日、ビブリア古書堂にその客が現れた。持ち込まれた雑誌は内外に書き込みが多く、あまり高い値はつけられなかったが、女性客はそれで構わないと売っていく。さっそく棚に並べたところ、最近志田と連れ立ってやってくる初老の男性客が、興味をいだいたようで……「彷書月刊」
滝野ブックスの店主の妹で、栞子とは学生時代からの友人である滝野リュウから、本にまつわる相談を持ちかけられた。彼女の後輩である真壁菜名子が言うには、父がコレクションしていた手塚治虫作品の中から、「ブラック・ジャック」の4巻が3冊ほど紛失したのだという。持ち出したのはおそらく高校を中退した弟で、海外出張中の父親と折り合いが悪いらしい。なんとか父親が帰るまでに戻しておきたいのだと言う菜名子だったが、会ってみた弟は父親を人でなし呼ばわりするばかりで話が通じない。弟は何故に父親をそうまで憎むのか、また父親はどうして同じ4巻を5冊も持っていたのか。謎は深まるが……手塚治虫「ブラック・ジャック」
死んだ長兄が高価な初版本を譲ると言ってくれていたのに、誰も信じてくれないからなんとかしてくれ。そう相談を持ち込んできたのは、一昨年前に栞子が店への出入りを禁じた男、門野澄夫だった。行方をくらましている栞子の母親 智恵子の幼馴染で、かつてはビブリア古書堂にもよく訪れていたという。だが彼が店へ売りに来た本は長兄の元から黙って持ち出してきたり、あるいは他の古本屋から万引きしたもので、発覚した際には警察沙汰になる大騒ぎだったらしい。そんな訳で付き合いを断っていた男の依頼だったが、栞子には無碍に断れない理由があった。どうやらこの頼みの裏には智恵子がいるらしい。栞子は智恵子に連絡をとって話をしたいことがあるのだが、智恵子は自分に会いたければ本に関する問題を用意するから、それを解いてみろという伝言を残していたのだ。しぶしぶながらも門野の長兄の遺族に会いに行った二人は、そこで初版本に挟んであった貴重な直筆原稿が、子供の落書きで台無しになっているのを見付けて……寺山修司「われに五月を」
プロローグ・エピローグ……リチャード・ブローティガン「愛のゆくえ」

前巻を読んでから一年以上経っているので、ちょっと内容を思い出すのに時間がかかってしまいました(苦笑)
おお、大輔さんと栞子さんの間に大進展が!!
前の巻のラストで大輔さんが告白の返事を保留されていたのですが、今回は全体を通して「なぜ栞子さんが返事を待ってもらったのか」、「はたしてどういう返事を返すのか」が根底に流れていました。やー、何事もなかったかのように告白を流されるのかも? とちょっと心配していたので、これは意外な嬉しさでしたvv
そして悩んで悩んでようやく結論を出した栞子さんに、大輔さんが返した答えがまた素晴らしい。
さすがは大輔さん、予想の斜め上を行きやがったvv その時点で子供がいたらどうするんだとかいうツッコミどころはあるけれど、若い二人にそれを言うのは野暮というものか。とにかく彼の「なに当たり前のことを」みたいな言い方がスゲエ面白かったです。


……しかし一点、どうしても不思議な部分がありました。
今回のお話、プロローグとエピローグの整合性がまったくとれていないんですよ。プロローグは5月31日で、大輔さんが告白の返事を聞きたいと栞子さんに問いかけ、栞子さんが「わたし、あなたと……」と言いかけたところで終わります。そこから物語が本編に入り、そしてエピローグへ続きます。
エピローグには「まだ5月は終わっていない。あと五日ほど残っている」とあるので、26日でしょう。そしてこの段階で、栞子さんは大輔さんに返事をしています。しかもプロローグとはまったく繋がらないシチュエーションで。

……あれ??

っていうか、エピローグはまたけっこう衝撃的な「以下次巻へ!」みたいな終わり方をしています。
これって……もしかして5月31日のプロローグは、二人で示し合わせてなにか芝居でもしてるんでしょうか? 主に例のあの野郎に対抗するために。そうとでも思わなければ納得がいかないよ??

例のあいつについては、すっかり終わったことだと思っていたので、かなりびっくりしたんですが。

………………って、違うぢゃんッッッ!!
今もう一度プロローグをめくり返して、ようやく気が付きました。
そっかー、そっかーーー、そういうことかーーーー!!! やられた……見事にしてやられたよ……_| ̄|○
あー、↑のしたり顔な文章が恥ずかしい。消したい。でも一度書いちゃったものを消すのもアレなので、自分がどれほど綺麗に騙されたのかの記念として残しておきます。

ええと、話を戻すと、例のあの野郎が再び戻ってきて、話は折り返しを越えて終盤に入っているとのこと。つまりこの物語は、巡り巡って最初に還っていくという構成なのでしょうか。
今度は大輔さんも文字通り他人事ではなくなっているので、どう展開していくのかが楽しみです。
……残されているのが手紙であることを考えると、本当の本当にあいつの仕業なのかもまだ判りませんしね。
シリーズ当初からいろいろな意味で活躍していらっしゃった志田さんも、ついに過去が明らかになって、今後の二人との関係がどうなるか判らないあたりも続刊が待たれます。

さらに今回は各章の間に断章としてそれぞれ別視点が挟まっていたわけですが、そのラインナップがリュウちゃんはともかく、志田さんと栞子さんというのがまた、意外性があって。プロローグもアレだった訳ですし、この巻は本当に今までとだいぶ趣が違う感じでした。
ある意味では大輔さんが蚊帳の外だったのかもしれないな……でもそれでも、彼は彼なりにちゃんと栞子さんを支えているのだから、これはこれで良いのかも? 逆に大輔さんしか知らない事実(門野澄夫の最後の選択とか)もある訳ですし。

ところで今回は珍しく、知っている作品が取り上げられていました。はい、ブラック・ジャックです。実は1巻だけですが、チャンピオンコミックス版を持っていたりします。懐かしいvv
その後はコンビニの廉価版とか図書館においてある文庫版をパラ見したりとかした程度なんですが、やはりあの作品はすごいですよねえ。そりゃ医学的な部分とかは間違ってたりフィクションも多々ありますけど、それでも不朽の名作だと思います。
単行本未収録作もあると聞くと、つい読みたくなっちゃうのに、さすがに当時の雑誌とか初版コミックスとかは手が出せねえ〜〜《o(><)o》
No.5831 (読書)


 今更ですが
2014年05月15日(Thr) 
前々から気にはなっていた、スマホのセキュリティ対策。
本日、長兄からソフトバンクが提供しているセキュリティソフトがあると聞いたので、入れることに。

■スマートセキュリティ powered by McAfeeR | SoftBank スマートフォン
 http://www.softbank.jp/mobile/service/smartphone/smartsecurity/

月額300円ということは、年間3600円か……でもやっぱりウイルスは何かと怖いし、ソフトバンクの公式オススメなら色んな意味で安心かと申し込みました。
これで調べ物とか新しいアプリのインストールも、もうちょっと気軽にできるかな……?

あ、スマホを再起動した時は、ちゃんと自動で起動してくれます。ある意味まさにゾンビアプリ?
まあ、未だに毎朝スマホの電源の入れ直しを続けている私には、ありがたい設定です。あとリアルタイムスキャンの設定でSDカードスキャンのチェックを外しておかないと、「SDカード挿入時に開始」となっているので、再起動するたびにSDカードのスキャンが始まってしまうのが厄介といえば厄介です。
No.5833 (電脳)


 更新情報(2014年05月16日)
2014年05月16日(Fri) 
「閲覧室」の「オリジナル小説書架」で、リハビリがてら拍手お礼SSを一個追加しました。
楽園シリーズで、時系列は番外編「義務」より後にあたります。
……別タイトルは「ベルセリウスの試練」(笑)
それでもいろいろ解説してくれる先輩がいるだけ、彼は恵まれているんだよ〜というお話です。なにしろカルセストの場合は、説明してくれる『先輩』と言葉を交わせるようになるべく努力しようかという、まずその意識改革ができるまでに、相当ひどい目に遭ってきてたはずですからねえ……(苦笑)
No.5834 (更新)


 そこまでする必要があるのか(笑)
2014年05月16日(Fri) 
えー……先日来、どうにかしてポータブルDVDプレイヤーの画面を、もっと大きなモニターに出力できないものかと頭を悩ませていたのですよ。それもできるだけ安価な方法で。
そうしたらば、いつもデータ入力などをお手伝いしている知人が、使わなくなってホコリをかぶってるデスクトップPCが複数あるとおっしゃっていたのを思い出しまして。ディスプレイを安く譲っていただけないかなあとか、ちらっと水を向けてみたのです。
そんな訳で、



ちゃらっちゃっちゃ〜〜♪
縦横が 22.5 × 30 センチなので、14インチサイズでしょうか。
快く融通していただけました <( _ _ )>

……しかし残念ながら、当初欲しかった音声入出力用のコンポジット端子はついていなかったので、DVDプレイヤーのモニターとしては使えず(しょぼん)
しかしそれは事前のやりとりなどで予想がついていたので、まあショックは小さかったです。
ただモニターについて調べているうちに、だんだん「あ、なんかこれ面白そう……」とか思い始めていたことがあったのですよ。

で、結局こうなりました(苦笑)



デュアルディスプレイ〜〜vv
なにやっとんねんお前と言うなかれ。
面白そうは、すべてに優先されます(ドヤ顔)
先日、雨が降るぞと言われながら机の上を片付けたのも、実はこれを置くためだったのでした。
台座部分にボールペンや鉛筆で書かれていたメモ落書き(苦笑)も、除菌用アルコールと消しゴムでちゃんと綺麗になったし、うむ、よきかなよきかなvv

いや真面目な話ですね、いろいろ作業していると、画面が狭いなあと思うことがよくあるんですよ。
今のノートが1366×768のワイドディスプレイなんですが、普段ウィンドウを最大表示にすることはめったにないものの、複数ウィンドウを立ち上げての並行作業をするには、いささか物足りない部分がありましてね。
しかもディスプレイの縦のサイズが、以前使っていたノートPCに比べて解像度768のまま数センチ短くなってしまったため、1ピクセルの大きさ(画面のキメ)が細かすぎて、標準サイズの文字が読み辛いったら!
最近の私ときたらあれですよ、ブラウザの画面表示倍率を120%にしてるぐらいですからね!!

そんなこんなで、解像度は変わらなくても物理的面積が大きい別モニターがあると、なにかと便利でいいかなあ、なんて思いまして(てへ)

ちなみに導入はこちらを参考にしました。

■デュアルディスプレイ導入のススメ/アドバイス/自作PC大図鑑
 http://jisaku-pc.net/point/du.html

ノートPCと外部ディスプレイをケーブルで繋ぐと両方に同じ画面が表示されたので、デスクトップ上で右クリック → 「画面の解像度」で、「複数のディスプレイ」を「表示画面を拡張する」に設定しただけです。
あと私は左目が利き目なので、サブディスプレイの△鮑限Δ忙ってきました。
調べ物などのネットブラウズとか自炊PDFの表示あたりは大きいサブディスプレイでやって、文書作成や編集、画像加工作業などは正面にあるノート本体のメインディスプレイでやるという使い方が便利そうかなあとか考えています。

……問題はパソコンのメモリが足りるかですね(苦笑)
使っているうちに、やっぱ処理速度が遅いからやーめた、となるかもしれません。
でも一度やってみたかったんだよ。余計なソフトを入れるわけでもないから、駄目だったら接続を外して設定も戻せばいいだけですし。
しばらくはこの状態で遊んでみようと思います♪

サブディスプレイにPDFを表示しながら、メインディスプレイでテキスト入力とか、だいぶやりやすくなりそうだなあ〜〜vv

以下はヒトコトのお返事です。
No.5835 (電脳)


 さっそく遊んでみた
2014年05月17日(Sat) 
昨日セッティングしてみたマルチディスプレイを、さっそく活用してみています♪



サブディスプレイに国会図書館の近代デジタルライブラリーからDLしてきたPDFファイルを、バラしてJPGにしたやつを1Pずつ表示して、メインのノートPCには青空文庫の外字注記辞書PDFを表示しつつ、テキストエディタで著作権切れテキストの入力作業。
この作業には他にも電子辞書とか文字列の一括検索置換ソフトとか、あと調べ物用のブラウザなどを同時に立ち上げておかなければならないので、ほんとに画面の広さがいくらあっても足りないのですよ……(遠い目)
あと私の癖で、ファイルエクスプローラーは常に開いたままだし、ちょっと息抜きにこうして日記の下書きとかしようと思うと、日記アプリも起動しなきゃで、現在タスクバーには七個のアプリが並んでいます。
画面がほぼ倍の広さって素晴らしいなあ……(しみじみ)

ただデュアルディスプレイ導入時の注意として、できれば同じサイズのディスプレイを用意、駄目ならせめて設置する際に二つのモニターの上端を合わせて置いた方がいいとか書かれていたのを両方無視したせいか、確かにちょっと視線の変更とかが慣れないです。
こうして二つの画面にそれぞれ違うアプリを表示している場合はまあいいんですけど、同じアプリを画面をまたがって表示させるのは、かなり見辛そうですねえ。画面の色味もだいぶ違いますし。
譲って頂いた外部ディスプレイにはマジックテープで画面保護のフィルターが取り付けてあるんですが、これもしかしてブルーライトカット機能付きなんじゃないかなあ。並べて見るとかなり画面が薄茶がかって見えます。まあ眼が楽なんで、これはこれで良いんですけどね。
画像加工はノートPCのメインディスプレイでやるように気をつけないとなあ……
No.5836 (電脳)


 2014年05月18日の読書
2014年05月18日(Sun) 
本日の初読図書:
「斑の蛇(近代デジタルライブラリー)」高等探偵協會
 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/904817

DLしたきり放置していたのを、久しぶりに2日ほどかけて読了。
ナポレオンの胸像が乃木大將の像になっていた「肖像の秘密」の続編で、タイトルを見てお判りの通り「まだらの紐」が原作となっています。
探偵王 緒方緒太郎 理學士と日獨戦争帰りの元軍醫 和田義雄さんのコンビは、比較的原作に近い空気を持っているかと。
舞台は日本で、地名も人名も日本風になっているのは、この時代の翻案のお約束★
たとえば、

依頼人のヘレン・ストーナー → 須藤蓮子
義理の父親のロイロット博士 → 高見澤信武
イングランドのサリー州の西の境 → 武藏相模の神奈川縣の都築郡
オパールのティアラに関するファーントッシュ夫人 → 『猫目石の指環』事件の春山の奧さん

他にもインドは南洋、ベンガル砲兵隊は臺灣(たいわん)の守備隊、千ポンドが一萬圓、クロッカスは躑躅(つつじ)といった具合。
まだらの紐というタイトルの元となった「班点のついたハンカチーフ」に至っては「豆絞りの手拭」ですよ(笑)

内容を読んでいてちょっと違和感を覚えたのは、二人の部屋へ押しかけてきたロイロット博士改め高見澤信武が帰った後で、緒方さんが「彼奴が僕等を探偵と間違えるのは實に失敬極まる次第だ」と言っている場面がありまして。……あんたら探偵じゃねえのかよ。緒方さんのことを、さんざん「探偵王」って表現してるじゃん、と思ったのですが。
これはどうやら原文の official detective を、そのまま「探偵」と翻訳しているからみたいですね。
以前にも書きましたが、どうも英語原文では、 official detective は公的な立場にある警察官のことを指しているようです。そしてホームズさんは consulting detective すなわち顧問探偵コンサルティング・ディテクティブだと。
ちなみに私立探偵や興信所の職員は、 private detective 。
ううむ、同じ「ディテクティブ」でもややこしい(−ー;)

あと残念だったのは、夜が更けるのを待っている間、珍しくホームズさんがデレている会話。

「今夜君を連れていったものかどうか、実はちょっとためらっているんだ。危険なことがわかりきっているんでね」
「役に立たないのかい」
「君がいてくれれば大助かりなんだが」
「それならもちろん行くよ」
「ありがたいね」  ※鈴木幸夫 翻訳

これが無いんですよ! っていうか、なんかホームズさんの台詞がよく判らないんです。
誤訳でしょうか??

緒「和田君。實は今夜君を連れ出すことには僕は躊躇するね。確かに意外な危險物があるんだから。」
和「僕が加勢するから可いぢやないか。」
緒「所で一人でも二人でも同じ理由なんだが。」
和「それぢや唯、御供するだけさ。」

和田さんの台詞はまだしも多少近いものがありますが、それでも微妙なニュアンスがコレジャナイ感でいっぱいです。一人でも二人でも同じって、それじゃあ来ても来なくても同じってことじゃん!?
あああ、原作では数少ないホームズさんの優しい言葉が……(しくしくしく)

それに緒方さんが、場合によっては敵の方が返り討ちに合うかもとか事前に言っちゃってしまっているあたり、最後に犯人が因果応報的な末路を遂げる衝撃が薄れる感じがするかなあと。っていうかこれじゃあ緒方さん、最終結果が未必の故意じゃなくて完全な故意になってるよ……最後に何が起きたのかの説明を聞いてる和田さんも、いくらなんでも察しが悪すぎるし……むむむ(−ー;)
なまじ他の部分が原作に忠実なだけに、細かい所が眼についてしまいます。

ラストもホームズさんの一言でさくっと終わっていた原典と違って、2ページほど和田さんの語りが入っています。これを冗長と取るか否か。
原作を知らずにこの話を単体で読むぶんには、これはこれでおもしろいと思います。まだ全集とかが発行されていなくて、初期に翻訳されて続きが出せるかどうかも判らなかった頃の作品だと考えると、これはむしろ読者に対する親切に部類されるのかなあとも思わなくもなく。
それにどうやらこの探偵王緒方のシリーズは、ホームズさん以外の作品も原作にして、緒方さんと和田さんのコンビで解いていく、複数の原作が入り混じったもののようで。実際この本の後半に入っている作品は、明らかにホームズものではありませんし。そういう事情があるから、ラストに書き足しが増えているのかもですね。

しかし複数の原作をひとつのお話にまとめて翻訳してしまうとは、まだ著作権の概念が怪しかった時代とはいえ、大胆なことをしていたんだなあ……

あれ、よく考えたらこの話、タイトルと表紙で思い切りネタバレしてる??(´・ω・`)
No.5837 (読書)


 見え方の違い
2014年05月18日(Sun) 
引き続きマルチ(デュアル)ディスプレイで遊んでいます(笑)
メインモニタとサブの見え方がずいぶん違う気がしたので、同じウィンドウを左右にまたがらせて表示してみました。うちのサイトの小説ページで、白背景に焦茶色の文字色を設定しています。
その結果が、こちら。



ノートPCのメインディスプレイ(右)にくらべると、追加したサブディスプレイ(左)の方が、だいぶ茶色っぽいのがお判りでしょう。文字もサブのほうが大きくかつ線が太く見えて、かなり読みやすいです。
やっぱりネットブラウズは、サブディスプレイでやったほうが良さそうだなあ。下にタスクバーがない分、解像度的な表示領域も二行ぐらい多い訳ですし。
それになんか、見るからに眼に優しそうじゃないですか? 並べて撮影しているのに、ノートPCの方は光が強くて表示が飛びかかってるよ。

ここらへんを鑑みても、やはりひとつのウィンドウを両方にまたがらせて表示する使い方は、私の環境では向いていなさそうですね。
No.5838 (電脳)


 2014年05月19日の読書
2014年05月19日(Mon) 
本日の初読図書:
4040663942マギクラフト・マイスター 2 (MFブックス)
秋ぎつね ミユキルリア
KADOKAWA/メディアファクトリー 2014-03-22

by G-Tools
WEBで毎日更新されている、日参が楽しみな作品の書籍化第二弾。
今回は二章目の蓬莱島の開拓及び、エゲレア王国でビーナといっしょに魔道具開発をするお話。モノ作りメインと、ある意味このお話の原点にあるパートではないでしょうか。
書き足しはだいぶあったように思います。研究所内部の細かい描写とか、ビーナの弟妹まわりについてとかが詳しくなっていました。間に挟まる閑話も3つほど書き下ろされていて、それぞれ「ポンプが普及してゆくクライン王国の様子」「仁の遺した物を活用している冬のカイナ村」「着々と開拓を進めるゴーレム達」が描かれています。目次を比べてみると、章の数も増えてるみたいですね。全体的に細かいフォローが入っていて、WEB版よりもだいぶ完成度が上がっていると思いました。

そして書籍版の醍醐味とも言えるイラストですが、今回も満足★
カラー口絵は登場人物紹介に使われており、クズマ伯爵やガラナ伯爵といった男性キャラや悪役も、ちゃんとイラスト化されています。
……自宅の土間で水汲みしてるはずのリシアが、何故か鎧着たまま屋外の井戸の横に立ってるのはご愛嬌(苦笑)
ビーナもなかなか可愛いし、クズマ伯爵も理知的な男性っぽくて格好良かったです。
内部のモノクロイラストも、絵の具で塗ってるのかCGなのか、細かい濃淡のある立体感を感じさせる絵柄でいい感じ。ビーナ出現率が高いのは、まあ今回は登場キャラクター自体が少ないから……

あと作者さんご自身が、ちょっとやり過ぎやろと思うぐらい細かい地図をWEB版の参考資料にUPされているおかげか、今回も巻頭にしっかり地図が載っていて、そちらもありがたかったです。特に蓬莱島の地図は、なんだか航空写真っぽくて、WEB版資料よりも地形が判りやすく。
ああ、グライダーゴーレムが作成した地図という設定だから、こういうタッチにしたのかな??

そんなこんなで、WEB版をお持ちの方でも充分に楽しめる仕様だと思いました。
さて、次回はポトロックでのボートレースか。ようやくラインハルトとエルザの登場ですね!
ラインハルトのキャラデザインが果してどんなふうになるか、今から楽しみですvv
No.5841 (読書)


 何故だろう(悩)
2014年05月19日(Mon) 
私はパソコンのメインIMEを Google 日本語入力に設定しています。
無料ソフトの割に語彙が多くって、 Windows7 にしたら手持ちの古いATOKが使えなくなった身に取っては、非常にありがたく使えているのですが。
ただ難点のひとつに、手書き入力が弱いという点が挙げられます。機能としては備わっているのですが、使ってみるとマウスで書いた文字と全然違う候補ばかりが選択肢に並ぶのです。
これが古い著作権切れテキストを入力していると、地味に困ります。
たとえば「夙」とか「殪」とか「鏘」とかいった、なんて読むんだこれ? 部首はどこだよ、画数は?? 電子辞書でも出てこねえよ!? 的な文字を使いたい時に、手書き入力が頼りにならないというのは厄介でして。
まあ、言語バーのアイコンをマウスでクリックすれば標準の MS-IME に切り替えられるので、必要な時はそこから手書き入力をしているのですけれど。
どうせなら、もっとパッと切り替えができるとありがたい。確かXPの時はショートカットキーで切り替えられたはずだ! と調べてみたところ、 Shift+Ctrl で切り替えができるという情報を見つけました。
……が、いくらキーを同時押ししてみても変わってくれない。

言語バーの上で右クリック → 設定から「詳細なキー設定」タブで設定しても、どうにも反映されません _| ̄|○
どうやらこの現象、他所様でも起きているようで。

■入力言語切り替えのショートカットキー設定がリセットされる - マイクロソフト コミュニティ
 http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_7-desktop/%E5%85%A5%E5%8A%9B
%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%88%87/d595e63f-e6a4-40ff-9d12-02557e1959dd

正にこれです。何度設定しても次にパネルを開くと、 Google 日本語入力の設定が(なし)になっており、他の設定項目は残っていても、機能には反映されていないのですよ。
で、↑のやりとりを元にいろいろやってみた結果、私の環境では、どうにかこんなふうに落ち着きました。



MS-IME のみ「左 Alt+Shift+0 」に設定すると、何故か「左 Alt+Shift」を押すたびに二つのIMEが交互に切り替わります。「入力言語を切り替える」は(なし)にしてるのに……
まあ、とりあえずの目標は達したから良いと言えば良いんですが、何だか複雑なものが(−ー;)


話は変わりまして。
携帯会社の電池パック無料サービスにようやく申し込みました。
これは一年以上使ったスマホのバッテリパックを、一個無料でもらえるというサービス。電子機器のバッテリは、使用していくうちにヘタっていくのが避けられない運命なので、実にありがたいことです。
本当はもっと早くに申し込めたはずなんですが、手続きを考えると面倒臭くて今まで放置していました<携帯ショップとはなにかと相性が悪い
本日ようやく思い立って詳しくWEBで調べてみたところ、どうやらショップへ足を運ばなくても、携帯電話から無料番号にかけて、あとはガイダンスに従ってボタンを押してゆけば申し込めるということが判りました。やってみたら一度も会話せずに手続きが終了。……四ヶ月もほっぽってないで、もっと早くやっておけばよかった(苦笑)
なんでもメール便で、一週間ぐらいで届くそうです。

あとはちゃんとまだ、在庫が残っていてくれるといいなあ……<一年半前の段階で既に型落ちの安い機種だった
No.5842 (電脳)


 2014年05月20日の読書
2014年05月20日(Tue) 
本日の初読図書:
4041011582へっぽこ鬼日記 (角川ビーンズ文庫)
田中 莎月 伊藤 明十
KADOKAWA/角川書店 2013-12-28

by G-Tools
藤見恭、二十歳。飲み会の帰りに自動販売機でコーヒーを買っていたはずが、何故か気が付くと森の中にいました。
着ているものは和服に変わっており、腰には刀を下げている。いったい何が?? と思った彼を、突如現れた忍者達が襲った。いつもよりもよく動く身体で懸命に逃げていると、助けに現れたのは弓を持った赤髪の少年。
「お帰りなさいませ! 恭様」
満面の笑みでそう言った彼は、恭の従者で篠崎陽太というらしい。嬉しそうに話しかけてくる言葉を総合すると、『藤見恭』はこの領地の領主の末息子で、五年前に旅に出たきり行方が知れなかったのだという。ようやく戻ってきてくれたので、家族も喜ぶだろう。自分も全力でお仕えすると、陽太ははしゃいでいた。
状況がよく判らないのでとりあえず話を合わせたが、助勢に現れた『兄』だという隆哉青年やその従者で陽太の兄である要も、恭のことを藤見家の息子だと信じて疑わない。しかも相変わらずだとか、立派になったとか、やけに好印象を持たれているようだ。
これはあれだろうか、小説や映画でよくある異世界に来たというやつだろうか。そして今の自分は、この世界の『藤見恭』から着物や刀や、あるいはこの身体までも『借りて』いる状態なのかもしれない。
そんなことを思いながら、半ば連行されるように城へと連れて行かれた恭は、領主である父親からこの東鬼の地の長である東条家との見合いに行けと言われて仰天する。
え、彼らってかこの身体って人間じゃないの? 鬼ってナニ? ああいやそれ以前に、見合いなんてとんでもないと断ろうとする恭に、父親はならばと交換条件を出す。
最近、土地神の様子に異変が起きているようだ。藤見の家の者は代々、土地神の血を引く獣と契約を交わし、影獣として力を借りている以上、捨て置く訳にはいかない。様子を探り解決せよ、と。
かくして陽太と二人、土地神の元へと向かった恭は、そこで再び忍者と遭遇する。土地神の森を結界で封じた忍者達は、手負いの巨大な獣を狩ろうとしていた。その残酷なやりようと、目撃者の口を封じようとする彼らの様子に、二人は戦わざるを得なくなる。だが平和な日本からやってきた恭に、戦闘などできるはずもなくて……

WEBから(以下略)。
ユーザーレビューとかの評価がいまいちだったので買おうかどうしようか迷っていたのですが、WEB版未読だという雪華さんが面白かったとおっしゃっていたので買ってみました(笑)
イラストもけっこう好みでしたし(表紙では洋服着てますが、本文では和服です)。

……あー、これWEB版とは完全に別物ですね。少なくとも一巻目の段階では。
WEB版では、見合いに向かう道中で恭がキョウに憑依。協力者も事情説明してくれる人もいない状態で、文字通り成り行きと偶然に任せて突き進んでゆく勘違いものだったのですが、書籍版では見合いに行く前、藤見の領地にいる時に憑依が起きています。キョウの家族とも顔を合わせ、見合いに行けと命じられて拒否 → ならばこの難題を解いてみよ! と言われた先で事件が起きてバトルに突入、という展開です。
何故に恭がキョウに憑依する羽目になったのかの謎も、一巻で早々に明らかになっています。本体キョウ様の現状も判明してしまったので、これはWEB版の右も左も判らないままで、ヘタレで小心者な行動が運だけを味方に周囲から良い解釈を受けまくる勘違い全開だったのがお好きだった方は、確かに点が辛くなるかもですねえ。
しかし小説としての出来は、こちらの方が完成度が高いと思います。
まず、恭が現実に戻らなきゃと最初から明確に思っており、そのための努力を最優先事項にあげていること。WEB版での、置いてきた現実のことをまるで考えないまま、目の前に降って湧いた美人との見合いにうつつを抜かしている展開よりも、はるかに共感できます。
そして身体の元の持ち主であるキョウのことについても、きちんと説明がされていること。これもWEB版での「もし本人が戻ってきたら、今さらどうするんだよ」というツッコミがなくなります。
むしろこの二点が修正されていなかったら、私は金払って買うレベルではなかったと思ったんじゃないでしょうか。
確かに本体のキョウが出張ってきた分、恭の魅力が薄れている部分はあります。しかしそれは二巻目以降に期待できるのではないでしょうか。今回はあくまで本筋に入る前の導入部というところで。
……ただこの段階での恭は、あくまで現代に戻ることを優先しており、見合いは対立候補をふるいに掛けるための試金石として参加することになっているのですよね。そのことを考えると、見合いの流れもWEB版とは異なる方向になっていきそうで。残してきた家族のことを考えつつキョウに身体を返すことも想定した、ちゃんとした大人の恭さんならば、無責任に姫さまと恋愛なんかしないんじゃないかなあ。キョウに黙って勝手なことはできない、とか考えてるし。
……いやまあWEB版の恭も、片思いが成就するとは(本人だけが)思ってないけどさ(苦笑)

そんなこんなで、WEB版を読んでいても全く先が読めない書籍版は、十分楽しめる作品でございました。
なお、出版社サイトでおまけ短編が四作ほどUPされています。まだお読みでない方は、そちらもぜひどうぞ。

■角川ビーンズ文庫公式サイト | 書き下ろしWeb小説
 http://www.kadokawa.co.jp/beans/webstory/
No.5844 (読書)


 リアルなイラストが好きなんです
2014年05月21日(Wed) 
ディスプレイを増やした今日この頃。
気がつけば、もう何年もデスクトップの壁紙も変えないままだなあと思ったのですよ。
いま使用しているのは、もう閉鎖してしまったとあるサイトさんで公開されていた、WEB用の素材でして。軽いしアイコンが見やすいことに加えて、綺麗かつ本がモチーフというのでお気に入りだったのですが。
久しぶりに壁紙を変えてみようかなあと思っていろいろと探してみるも、なかなかこれ! というものが見つかりません(しょぼん)
最初はクール系黒背景で、横幅が1024でも1366でも使えそうなの、というふうに考えていたのですが、これぞというものを試してみても、どうにもしっくりこなくって。

ならばいっそ書斎とか図書館とか、そういうテーマの壁紙が良いかもとも思ったのですけれど、そういうのは写真がほとんどで、画面がガチャガチャするのが気に入らない。
シンプルでかっこいいし、発想が面白い! と思ったのは、これなんですが。

■デスクトップカスタマイズ!壁紙を使ったお洒落な簡単技 | インフォブインフォ
 http://info-of-info.com/archives/2753

今後壁紙を変える時に、アイコンを配置し直す = いちいち位置を覚え直すのも使いづらいので、これもまた却下 _| ̄|○
ううむ、どこかにリアルタッチで本をモチーフにしたよさげなデスクトップ壁紙はないものかと、さんざんネット上をさまよった結果、たどり着いたのがこちらのサイトだったりとか。

■写真をイラスト風に加工する方法 : Photoshop テクニックス
 http://photoshop76.blog.fc2.com/blog-entry-27.html

こ・れ・だ!!
フォトショップで、写真をイラスト風に加工する方法を紹介されています。
この方法を使うと、普通の写真がこんなふうに変わるのですよ。



おお、いいんじゃね??
さっそくネットからよさ気な書斎の写真壁紙をDLしてきて、加工加工。



だっしゃーっっ!!
こういう雰囲気のが欲しかったんですよvv
……画像を縮小したせいでちょっと写真に近く戻っちゃってますが、現物はもうちょっと色鉛筆のタッチがあって、なかなか良い感じです。
ふむふむ、これは面白い技術を知ることができました。

でもあくまで元は写真なのが、ちょっと興を削ぐ部分もあり。
どなたかリアルタッチの絵柄で、ファンタジー小説に出てくるような大図書館のデスクトップ壁紙とか、公開して下さってませんかねえ……
No.5846 (電脳)


 更新情報(2014年05月23日)
2014年05月23日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、著作権切れテキスト「凾中の密書(コナン・ドイル著、三津木春影 翻案)」の四章目をUPしました。

ベルミニスター公爵の末娘こと晴海公爵の末の姫君、ヒルダ・トレローニー・ホープこと寺根郁子夫人の御登場vv
相変わらず命名の妙が素晴らしいですな。

ところで今回UPした話には関係ありませんが、ホームズさんがよく吸っていらっしゃるあのパイプ、あれって一回葉っぱを詰めたら、けっこう長く吸えるらしいですね。人によって差はあるけれど、三十分から場合によっては二時間ぐらいだとか。ホームズさんはヘビースモーカーだからプカプカ激しく吹かすとしても、一服で1時間ぐらいは吸えるということは……「パイプ3服分の問題」は三時間になるわけで。思ったより長いかもとか思ってみたり。
No.5849 (更新)


 馴れって恐ろしい
2014年05月23日(Fri) 
pao ままさんがヘアブラシの記事を書いておられたので、私もひとつ。
あれは三ヶ月ほど前のこと。
ふと思いついて、自分専用のヘアブラシを購入したのですよ。今まではずっと、母と共用していたのです。
しかし実はヘアブラシにはちょっとわがままな母と私。何度か買い替えてきたものの、なんだか頭皮への当たり心地がよろしくないと、いつも古いブラシへと逆戻り。結局私が中学生の頃から使っているものを、いまだに使用しているという状態でした。当然、かなりくたびれがきています。
そんな訳で、今回ばかりは百均などには頼ることなく、ちゃんとしたお店で今あるブラシとできるだけ似たのを探そうと考えたわけで。
で、なかなか良さげなのを見つけて買ったのが、2月の半ばでした。
いそいそと帰宅していざ使ってみると……あれ、ちょっと固くね?

これまで試してきた、柔らかすぎて頭皮に届いてないぞワレェ!? とか、トゲの間が空きすぎてて梳けた気がしないんじゃぁ!? というタイプよりは良かったんですが、ちょっと刺激が強すぎる、かも?? と思ったんです。

でもまあ、これぐらいなら許容範囲。
しばらく使い込めば多少柔らかくもなろうかと、そのまま使い続けて三ヶ月が過ぎました。

そして最近。
……あれ、久しぶりに以前のブラシ使ってみたら、柔らかすぎて物足りないぞ……?

ブラシが柔らかくなるより先に、頭皮の方がなじんでいました(笑)
まあ、適度な刺激があったほうが、頭髪にもよろしいよね、きっとvv<好みはあくまで使い心地であって、髪に良いかどうかまでは気にしていない

しかしままさんが買われたという、イギリス王室御用達とやらいうブラシも気になるなあ(ドキドキ)

B00GH7QBVWTANGLE TEEZER タングルティーザー コンパクト スタイラー ゴールドラッシュ
TangleTeezer

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あ、あと、サービスを申し込んでいた、スマホの電池パックが無事到着しました♪



良かった、古い機種なのにまだ在庫が残ってて……
No.5853 (日常)


 2014年05月23日の読書
2014年05月23日(Fri) 
本日の初読図書:
「外交の危機(近代デジタルライブラリー)」
 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/905691

斑の蛇」に引き続き、探偵王 緒方緒太郎 理學士と日獨戦争帰りの元軍醫 和田義雄さんのコンビの三作目です。原作は「海軍条約文書事件」。

どうやらこのお話での和田さんはまだ結婚しておらず、神樂坂で緒方さんとの同居を続けたままのようですね。和田さんが友人からの手紙を受け取った時、「恰度緒方學士は早くから例の化學室通ひに出て行つた後で、私はひとり自分の室で書見に耽つてゐる」となっています。そして和田さんは読んだ手紙を持って、わざわざ外出先の中央病院へと足を運ぶ。自宅兼診療所 → 221Bだった原作とは、ある意味逆の行動とも言えますかね?
さらに「私は此頃は以前と違つて、駿河臺博愛病院に助手として通つてゐる」ともあるので、開業医として独り立ちもしていない模様です。

今回の固有名詞の日本語変換は、たとえば

友人のパーシー・フェルプス → 三輪敏雄
ウォーキングのブライアブレー邸 → 府下大森鹿島谷の邸宅
ブリクストンのアイビーレーン16 → 四谷區愛住町(あいずみちやう)十四番地
保守党の大政治家ホールダースト卿 → 松原侯爵という有名な政治家
婚約者ハリスン → 春子孃
婚約者の兄ジョウゼフ・ハリソン → 權藤俊策
フォーブズ警部 → 富樫探偵
近衛コールドストリーム連隊 → 奈良の五十三聯隊
ノーサンバーランド州の鉄器製造業 → 名古屋の製絲會社

といった所。さらに細かい部分では、暖炉は火鉢に、辻馬車は人力車に、銀食器は延金に、シャクナゲは南天にといった具合でした。
有名なカフスにメモを取るシーンは、さすがに「手帳(ノート)に鉛筆で書きとめた」に。
あと薔薇の花を手にとって云々の台詞は、一部削られていましたが、その分いままで読んだ翻訳の中では一番何を言っているのか判りやすかった気がします。唐突感には変わりありませんがvv
……最近の翻訳とかグラナダ版とかでは、あの場面本当に「この人いきなりナニ意味不明のこと言い出してるの??」と、依頼人ともどもきょとーーーんとしてしまいますからねえ(苦笑)

ところで緒方さんが暇はあるか? 手伝ってくれるか? と訪ねてきた時の和田さんの反応は、ちょっと複雑です。原作では「暇な時期だし大丈夫!」みたいに即答しているのですが、こちらでは「忙しい折であつたが、竹馬の友の此生死問題には何を措いても努力せねばならぬ樣な氣がする」と、緒方さんではなく依頼人の三輪さんの方を気遣ったうえでの「ナニ二日や三日は潰しても、決して差支へ有りません」という答え。
ホームズさんの誘いには何をさておいても同行するワトソンさんとは、ちょっと雰囲気が違うかなあという感じでした。
そもそもワトソンさんがホームズさんに敬語を使ってるって段階で、なんだか微妙なんですよねえ。

あと婚約者の春子さんも、もうちょっと芯のあるしっかりした人のイメージだったんですが、緒方さんが三輪さんを連れ出すから、一人で部屋を守っててほしいと言われて、「それで妾だけが此處に殘りますの?」あはれにも春子孃は泣かんばかりである。ってのは、なんだかなあ……

そして今回一番の珍訳は、
「人間には迚《とて》もこんな足痕は出來さうに思はれぬ?」
でしょうか(笑)
おそらく原文の“I don’t think anyone could make much of this,”の部分だと思うのですが。手元にある鈴木幸夫訳だと「これじゃ誰が見たって役に立ちませんな」ですし、某翻訳サイトでの表記は「これでは誰も分からないでしょう」
全然違うぢゃんvv っていうか何故に疑問形??

なお、最大の見せ場である取り戻した文書を隠した皿を開ける場面は、ハドソンさんが居ないので、普通の下婢が運んできています。当然「ハドソンさんの食事は美味しい」的な台詞もなく、代わりに「つまらぬ物だが、今歸り掛けに其處で誂へて來たのだ。」と、仕掛けを知ってから読み返すと、ちょっとクスリとできる言葉に変えられていました。これはこれで面白いのではないかとvv
そして今回も最後に1Pぐらいの後日談が書き足されています。原作のバサッと終わる雰囲気と較べての是非は、前回「斑の蛇」に以下同文。

……以下同文といえば、やはり「斑の蛇」でもそうだったんですが、この作品、目次で思いっきりネタバレしてるんですよね(−ー;)
おかげで目次を見るだけでどの作品かすぐに分かるんですが、これを最初に読んでいた当時の人達は、目次で犯人を名指しされていることに不満はなかったんだろうか……
No.5854 (読書)


 2014年05月24日の読書
2014年05月24日(Sat) 
本日の初読図書:
「働かない勇者様の日常(小説家になろう)」〜第零零幕 勇者様と番人
 http://ncode.syosetu.com/n5303bo/

魔王を倒してもらうべく召喚した勇者は、かつてないほどに強大な魔力を持っていた。一週間ですべての魔法をマスターし、従来より効率の良いものに組み換えすらして、この国の誰もかなわない程の力を身につけた。
しかし国王が勇者に魔王討伐の命令を出した直後、異変は起きた。勇者は国王の命令を無視し、城の一室に引きこもってしまったのだ。
「今日から僕は王城の外に出ないから。てかここに永住する。怠惰生活最高」
陽射しが眩しいと部屋から一歩も出ようとしない勇者に人々は失望し、勇者とPTを組むはずだった武闘派王女は、これではいかんと立ち上がる。
それは毎日勇者の部屋に通っては、魔王を倒しに行こうとせっつく熱血王女と、のらりくらりとそれを交わす怠惰な勇者が織り成す日常のお話 ――

「極振りさんのVR日記」の作者さんが書かれた中編。全5部で完結済。後日談2部。
最初はただの怠け者に見えた勇者に、だんだん深い裏事情が見えてきます。コメディタッチに見えて、実は意外とヘヴィ。
後日談は脇キャラだった、見た目幼女な書庫の番人とのあれこれです。本編では語られなかった、勇者の元の世界での暮らしがちょこっと出てきます。こちらもやっぱり、意外とヘヴィ。
No.5857 (読書)


 iPhone にしておけば良かったのか _| ̄|○
2014年05月24日(Sat) 
昨日届いた Android スマホの新しいバッテリー。しばらくしまっておいて、本格的にヘタってきてから交換しようかとも思ったのですが。バッテリーとはあまり長いこと充電せずに放っておくと、使えなくなるという情報を見つけたりとか。しまっておくなら半分ぐらい充電した状態にして、なおかつ半年ごとに充電し直したほうがいいとかなんとか。
それに相変わらず、電源を入れなおすたびに残量が10〜40%減る&残量3〜40%から一瞬で電源が落ちるという現象が収まらないので、試しに新しいバッテリーと入れ替えてみることにしました。
古い方のバッテリーは、一度電源を入れなおした状態で、残量が50%になっていることを確認してから取り外し。去年の11月頃だったかに本体を修理に出した時は、「バッテリー状態良好」という評価で返って来ていたけれど、結局バッテリの減り方がおかしいのは直らなかったからなあ……それにあれから半年経ってる訳だから、そこからさらに劣化していてもおかしくない訳ですし。
そんなこんなで交換してみたのが、昨日の夕方でした。
でもって。

今日の昼過ぎ……十五時ぐらいだったでしょうか。
いきなりスマホがエラーを吐き始めたのですよ。

『android.process.acoreが予期せず停止しました やり直して下さい』

もうね、何をやろうとしても、ほとんどどこかをタップするたびにエラーメッセージが表示されます。
……もうトラブルは勘弁してくれよ( T _ T )
いろいろ調べてみたんですが、なんだかこのエラーメッセージの頻出、いまいち原因不明でしばしば起こり、そしてだいたいの人は初期化を余儀なくされている症状らしく。
それでも怪しげなアプリやウィジェットを消してみたりとあがいたのですが、症状はむしろ悪くなってゆくばかり。電話も電話帳も起動しない、メールも開けない。 Android 本体のメニュー画面を出していると、数分から下手すりゃ数秒おきにエラーメッセージが出てくる。バックアップも満足に取れません(しくしくしく)
もちろん、バッテリパックは最初に元に戻しました。まったく効果なし。
それでも一縷の望みを掛けて、購入店に行ってみました。

幸いにも今回担当してくれたお兄ちゃんは、比較的ハキハキと応対してくれ、言っていることもまともだし、手際も言葉使いもそう悪くない感じでした(いやそれが普通なんだけどね)。
で、いろいろ質疑応答しつつ手を尽くしてくれたのですが、やはり初期化するしかないだろうということになりまして。
設定画面から初期化を選ぶと、パスワード入力画面が出てくるので、いざ打ち込み……って……キーボードが出てこない!?!?
……正確には「キーボードを表示」→「エラーメッセージが出る」→「タップして消す」→「キーボードも消える」のエンドレスコンボでした _| ̄|○
パスワードが入れられなきゃ、初期化もできないじゃん(−ー;)

……かくして私の 003P は二度目のメーカー送りが決定しました。購入時の初期不良を含めると、三度目の修理だよ、ふふふふふ(遠い目)<長兄の iPhone は一年以上何の問題も起きていない

ちなみに出してこられた代替え機は、なんか見覚えのあるどっピンク〜と思ったら、以前に修理したとき借りたのとまったく同じ機体でした。私が貼った傷入り液晶保護シートがそのままついてるから、間違いない(笑)

今回はそれでも一時間ちょい程度の拘束ですみましたけど……とりあえずの代替え機に必要最低限のセッティングをすることを考えるだけで気疲れしますよ……そして本体が返って来たら、また同じことしなきゃなんだしなあ。はあ(ため息)
メールはバックアップ取れなかったから、前回修理時の半年前からのが消えちゃったし。

次に携帯を変える時は、 iPhone にしようかなあ。この機械を(ハード的に)壊れるまで使う気満々だったけど、こうもトラブル続きだとうんざりしてしまいます。二年縛りはあと半年で終わるし。
せっかく Android についていろいろ調べて勉強したり、有料アプリを購入したのはもったいないけど、もう疲れたよママン……


あとは、昨日の記事を書き終えてからやっていたのが、現在使っているノートパソコンの方のバッテリー対策について。
こちらは残量が少なくなった時には吹き出しで通知があるのに、充電が完了した時にはそういったお知らせがないんですよね。
気が付くと、完全に充電された状態でACアダプターを繋いだまま、何時間も使用していることがしばしば。これではバッテリーの劣化も早かろうと、いろいろ方法を探した結果、こちらのソフトに行き着きました。

■充電+第一の詳細情報 : Vector ソフトを探す!
 http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se417442.html

タスクトレイに常駐して、バッテリの残量や使用状況、充電完了などを通知してくれるアプリです。
……本当はあんまり常駐系を増やしたくはないんですけどね。まあこればっかりはしかたがない。
ほとんどの機能は Win7 に最初から備わっていますが、充電完了時や、設定した容量(80%とか)まで充電されるとバルーンで通知されるので、過充電を防ぐ対策になるのではないかと。

前のノートPCは、仕事で使っていた頃は充電完了する度にこまめにアダプターを抜いていたので、一年たってもバッテリがほとんど劣化していなかったのが、自宅で使うようになって挿しっぱなし運用にしたとたん、一気にヘタったからなあ……(遠い目)
これで少しは長持ちしてくれるとありがたいです。


さらに話は変わりまして。
以前見落としていた、明治時代のホームズ翻案を見つけたので、メモメモ。

■近代デジタルライブラリー - 英国探偵奇聞録. 続
 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/896685

これも著作権保護期間満了済。
収録作品の「那翁狂」は「六つのナポレオン」、「煙草の灰」と「紅髪組合」はそのまんまですね。
冒頭をざっと見た感じ、レストレードが戸田刑事、ホームズさんが掘夢(ほりむ)、ワトソンさんが綿園國手(わたぞのドクトル)となってます。
「続」ということは前の巻があるはずなのに、そちらは近代デジタルライブラリーに収蔵されてないんですよぅ〜〜《o(><)o》
巻末広告によると前の巻は「紙料理」「幽靈花嫁」「斑の紐」「愛と愛」というラインナップ。「紙料理」は「海軍条約文書」、「幽靈花嫁」は「消えた花婿」で、「愛と愛」は「黄色い顔」みたいですね……海軍〜はほんとに当時人気があったんだなあ(笑)
No.5858 (電脳)


 SHERLOCK3 一話目 空の霊柩車
2014年05月25日(Sun) 
待った! 長かった!! ついにシーズン3の放送開始です。
おかえり、シャーロック。二年間も何してたんだ、コンチクショウvv

まずは冒頭でボッサボサの髪して拷問受けてる姿にびっくりしつつ、それでもマイクロフトの手によって割と早々に帰ってきたと思ったら、二年間ですっかり浦島太郎になっているあたり、自業自得と言えなくもないシャーロックに笑い。
私は今まで何度も「ジョンはシャーロックを殴って良い」と書いてきましたが、それでもあそこまでボコボコに殴られるとは思ってませんでした。唇が切れるのはいいけど、あのベネさんが鼻血まで出すとは(苦笑)
まあ、シャーロックがあまりにも空気読めてないのが原因ではあるんですが。
(カウンセラーのお世話になり、ハドソンさんとも関係を断つほど追い詰められていたジョンへの再会に、マジックで描いたチョビひげ似非ウェイターはないだろうよvv)

なんにしても、シャーロックがあそこまで「ジョンは自分を待っている」と信じきっているのはすごいことですよね。
シャーロックにとって『ジョン』という存在は、おそらく永遠に変わらない『不変の相棒』になっていたのではないでしょうか。そして自分がそう思っているから、ジョンも『そう』なのだと信じている。自分は二年経っても何も変わっていない、だからジョンも変わっていないだろうと、どこまでも純粋に考えている。
そして結局はモリーと一緒に捜査をしていても、ジョンの声を幻聴してしまい、またモリーにジョンと呼びかけてしまう。現実への切り替えというか対応ができていないその融通のきかなさ。
このあたり、シャーロックの高機能社会不適合者たる所以だなあと感じました。

逆にどこまでも健全に、今度こそ(恐らく必死で)立ち直っていたジョン。
あるいはシャーロックという存在との思い出があったからこそ、その大事な友人を失った痛手を、今度こそ自力で乗り越えられたのかもしれません。そうして恋人へのプロポーズという、これからの新しい人生への前向きな一歩を踏みだそう、新しいパートナーを得ようとした正にその日に、帰ってきたシャーロック。しかもチョビヒゲ付きvv
そりゃー、怒るわ……うん、やっぱりジョンは殴って良い。

「どうやって死を偽装したかなんてどうでもいいよ。何故かが知りたいんだ」

この台詞がジョンの思いを象徴しているのではないでしょうか。
トリックの真相よりも何よりも、彼は自分が蚊帳の外に置かれていたことが許せない。信じてもらえなかったことが悔しい、そういうことではないでしょうか。
(ちなみにジョンが最終的に真相を聞けたのかどうなのか、ナツミさんとチャットでお話していたのですが。もしかしたらシャーロックは十三個のプランをジョンに全部聞いて欲しく欲しくて、一生懸命イチから順番に話していこうとしているのに、ジョンがいつも途中で遮るから、いつまでも真相まで辿りつけないのではとか推察してみたり/苦笑)

そして生還の真相……いやあ、最初のバンジージャンプには思わずポカーン( ;゜Д゜)としてしまいました。
はい、初めは完全に騙されていた私です。モリーとキスしたあたりから、あれ……? とは思ったんですが。なんだよアンダーソン、お前の妄想かよ!!
アンダーソン達の珍推理はさらに加速し、うっかりCMで見てしまっていたジムとシャーロックが朗らかに笑っているシーンにつながります。え、ジムが生きてるってありえないだろ。マイクロフトと見間違えたか?? とCM見た時に思っていたら、まさかああ来るとは!(抱腹絶倒) もちろん三回ぐらい巻き戻しました(ドヤ顔)

アンダーソンのインタビューに対して答えた『真相』も、あれが正しいとははっきり明言されていませんよね。そもそも作中の時系列であのインタビューがいつにあたるのかが謎だし、いきなりシャーロックが消えたり、アンダーソンが錯乱したりと、かなり危うい描写になっています。
……アンダーソンは、この先どういう扱いになっていくのでしょうね……気になる。

そういえば、シャーロックの冤罪は、割とあっさり晴れてましたね。
まあ、どうやらもともとあの冤罪そのものが、マイクロフト兄さん達も承知の上での、ジムを泳がせた結果だったようなので、そういう意味ではすぐに消せる火事だったのかもしれませんが。

そしてマイクロフト兄さんといえば、今回は兄弟の会話が多く。さらに二人の両親まで登場していて驚きました(あれって、ベネさんの本当のご両親なんですってね!)。お母様はある意味で家族最強っぽい感じがしましたけど、割と普通の人達のようで。観劇(?)に付き合わされてるマイクロフトが、シャーロックに泣き言を言ってるのが無性におかしかったです。英国政府そのものと言われる男も、両親の相手は苦手なのかvv

そんなこんなで、今回は事件自体はあんまり盛り上がりが少なかったですかね。
とにかく、帰還してみたらすっかり周囲に置いて行かれていたシャーロックが、再びジョンの相棒として『シャーロック・ホームズ』の歩みを再開するまでを描いた一時間半でした。
事件よりも場面の切り替え効果とかが面白かったかな(乾杯したコーヒーカップ → ジョンの瞳にとか、歩いて行くシャーロックの後ろ姿 → 夜空の満月とか、それぞれ別々に行動しているシャーロックとジョンの仕事風景がちょっとお下品に繋がっていくところとか)
「モラン卿(大鼠)」によって「組織が地下でテロ( not 地下組織がテロ)」を起こす、場所は「スマトラ」というあたりは気が利いてましたが(※「スマトラの大鼠」は、原作で語られなかった事件のひとつです)……よもやモランもその爆弾を、意地っ張り二人組の喧嘩と仲直りついでに解除されるとは思わなかったろうなあ……

……っていうかあの場面でなお、またもジョンを騙くらかしたシャーロックは、もう……ヽ(´〜`)/
あの局面で、最後の最後にシャーロックを許してやったジョンは、本当に心が広いよ。シーズン1のラストでは本気で命がけのアイコンタクトしてたのに、今となっては台無しですよまったくvv やっぱりジョンは怒って良い(しみじみ)

それでも、そこで『シャーロック・ホームズ』を許容してやれるのが『ジョン・ワトソン』なんですよね。
原作でもワトソンという存在は、ホームズよりも精神年齢的にずっと大人で、日常生活では常に『子供』な彼を、許して受け入れてあげているのだと私は思っています。だからこそ彼は、事件捜査の際には先に立ってグイグイと引っ張っていくホームズさんと、対等の関係であり続けているのではないでしょうか。
けして彼は、ホームズの添え物などではない。ワトソンが存在してこそのシャーロック・ホームズなのだと。
……あるいは今作のシャーロックこそが、一番それを理解していたのかもしれません。
だからこそ彼は、戻っていの一番にジョンの元へ一緒に捜査をしようと飛んで行き、そして受け入れてもらえなかったことに戸惑い続けていたのでしょう。
でもそれは、ジョンが誰よりもシャーロックの事を思っていたからなんだよ? それだけ彼の『死』と、その真実を知らされなかったことに、深く傷ついたからなんだよ?
笑って喜んでくれたハドソンさんや、黙ってハグしてくれたレストレードよりも、ジョンの思いはずっと強くて深いんだからね!
その辺りをシャーロックにはよくよく、その出来のいいオツムに叩き込んでおいてほしいのでした。

……そしてシャーロックがレストレードのファーストネームをようやく覚えたことに、うっかり萌えている私がいたりとか。 見直したら、やっぱり覚えてませんでしたね。誰だよグラハムって、Gしかあってねえ(^ー^;;)
……さらに相変わらず安定の誘拐されっぷりな、ジョンに苦笑いしたりとかvv


あ、途中で展開がよく判らなかったので視聴後に調べてみたら、「語り継ぐべし、火薬、大逆、陰謀を( Remember, remember, the fifth of November. Gunpowder Treason and Plot )」っていうのが11月5日に繋がるのは、ガイ・フォークス・ナイトというイギリスの風習からなんですね。

■11/5はガイ・フォークス・デイ、ボンファイヤー・ナイト(Guy Fawkes Day/Bonfire Night)
 http://britannia.xii.jp/cinema/topic/0-guyfawkes.html

「1605年にガイ・フォークスが上院議場の下まで坑道を掘り、11月5日に爆破しようとしたが、寸前で発覚」という事件が元になっているそうで。二人が口ずさんだのはマザー・グースの一節。子供でも知っているぐらいに有名なお話だから、11月5日というキーワードから「地下に爆弾を仕掛けた」というところまで一気に推理が飛躍したのかあ。
ジョンが焼き殺されかけた時の大焚火も、ガイ・フォークス・ナイトの行事のひとつのようで。子供が「ねえ怒ってるよ、パパ。ガイ・フォークスが怒ってるよ」って言っていた意味が、ようやく分かりました。221Bの前で子どもたちが繰り返してた「ガイに1ペニー」や、メアリに来たメールの「ナイスガイ」も以下同文。
まさかそこらへんすら手掛かりのひとつだったとは。これイギリス人以外には判りにくい伏線ですよねえ。
……しかしシャーロックがマザー・グースを諳んじてたとは、ちょっと意外だvv 余計なものは覚えないって言ってたのに(笑)

あとは……そうそう、心配していたメアリの存在も、なかなか面白げなキャラで好感が持てる感じでした。頭の回転が早くって、シャーロックと同じくけっこうズケズケとモノを言うあたり、ジョンはやっぱり「そういうのがタイプなの」か?<ゲイじゃない BYジョン

ともあれ、ようやくライヘンバッハ・ヒーローで落ち込んだ気持ちが回復されて良かったです。
やっぱりどのシーズンも1話目は面白いですね。さて微妙な出来が多い二話目、今シーズンはいかに……?
No.5859 (映像)


 2014年05月26日の読書
2014年05月26日(Mon) 
本日の初読図書:
4434188399とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名 ほわほわ
アルファポリス 2014-01

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WEBから(ry
あらすじもWEB版読んだ時に(ry

収録されているのは、フェアリー・クィーンに武闘会で勝って指輪をもらい、懐かれてちょいちょい遊びに来られるようになるまで。エピローグとして掲示板回が入ってました。

んー……書籍化にあたってWEB版の該当部分が消されてしまったので購入しましたが、正直あんまり書籍化されたメリットは感じなかったかな……?

以下、辛口なので畳みます。
No.5860 (読書)


 2014年05月27日の読書
2014年05月27日(Tue) 
本日の初読図書:
「毎日がメリー・バッド・エンド 本編2 (マッドヘッドラヴ)」
 http://novel18.syosetu.com/n3293bp/

商業作家諸口正巳さんの、バイオレンスかつ男女的な意味でもR18な作品。
※グロ耐性がない方は激しく要注意。

先日続編が完結したので、満を持しての一気読みしてきました。
や〜、この方は「上げて落とす」が得意な方なので、今度こそ主役二人がどうかなってしまうのではないかとドキドキしていましたが、主役二人 無事……とは言えないかもしれないけど、一応幸せに終わってくれて、ホッとしました。
……死体が大量に散らばってますが。
……二人して思い切り病んでますが。
それでも彼女たちは幸せなのです。
あと前橋さんも、安定の立場をキープしたまま終わってくれたので、そちらも良かったです。

この二人は、いったいいつまで生きていられるのかなあ。
最後の時まで、そしてきっと死んでからもずっと一緒にいるのだろうけれど、それでも彼女たちの「しあわせ」が少しでも長く続いてくれることを祈りたいです。
No.5865 (読書)


 強度が微妙……
2014年05月27日(Tue) 
朝やけに早く目が覚めて寝直しが出来なかったので、前々からやってみたかったPC眼鏡の改造に着手するべく、百均セリアのPC眼鏡からレンズを外してみました。



私はこの色が濃いレンズがお気に入りなので、セリア製のブルーライト60%カットタイプにこだわります。
実のところ、これが本当に目に良いのかどうかは判りません。ただ私は個人的に、PC画面の目に突き刺さってくるような攻撃的な白が、このレンズのおかげで紙書籍に近い柔らかい色になる気がするんですよ。
同じセリア製でも40%カットタイプや、ましてダイソーの「ほとんど色が変わらない」レンズでは物足りないのです。

でもって。
まずはどうやってレンズを外そうかと、ずいぶん長いこと頭を悩ませてきました。脳内シミュレートを繰り返し、ああでもないこうでもないと考えた結果、フレームにヤスリである程度の刻み目を入れて、ペンチでねじ切ってみることに。意外なことに一箇所プラスチックフレームがちぎれたら、あとはあっさりパキッと外れて、ちょっと拍子抜けしました。
……ってか、ネットで調べたら、素手で百均ダテメガネのレンズを外したり入れ直したりしてる方もいるんですねえ(苦笑)
まあこのPC眼鏡はけっこうフレームが硬かったし、そもそも私はフレームよりもレンズを必要としていたので、うっかりレンズを割っちゃいそうなやり方は、できるだけしたくなかったんですよ、うん。
さて、次はこのレンズをどういうふうに、目元に固定するかなんですが……むむむ……これも難題です。

とりあえず、以前父が百均で購入したものの、度が強すぎて使えなかったクリップオン式老眼鏡を用意。



でもって。
後は力業です(苦笑)



両手にペンチを持って、二刀流で力任せにレンズを割りましたvv
レンズを留めているのがネジだったら、こんな危ない真似はせずにすんだのに、これリベットっていうんですかね。ネジ山のない鋲のようなものが使ってあったので、レンズの方を壊すしかなかったんですよ。
幸い鋲は柔らかい金属でできていたので、レンズを取りのぞいた後は、隙間にペンチを差し込んで切断することができました。

で、あとは最初に外しておいた色付きレンズをグルーガンで接着して……



こうなりました。
一応クリップオン式PCメガネの体裁はなしたのではないでしょうか。
ただレンズとクリップオンパーツとの接着強度がかなり微妙で、ちょっと力を入れるとパキッと剥がれてしまいそうです。
セロテープとか瞬間接着剤とかいろいろ試しては見たんですけどね……なんとか一応でも固定できたのが、グルーガンだけだったんです。
指紋がついたレンズを拭くのもおっかなびっくり。ましてや跳ね上げようとレンズを持って押し上げるなんてもっての外です。あくまで、メガネに着脱できるPC用レンズというだけ。

でもまあ一応、かけて画面見るぶんにはほぼ支障ありません。
黒太縁のフレームがなくなったことで、常に視界にあった邪魔物が綺麗に感じられなくなりましたし、重さもすごく軽いです。掛け心地は今までのサングラス重ねがけとかの比ではありません。

……これでレンズをもっときっちり固定することさえできれば、言うことはないんですがねえ。
ううむ、エポキシ接着剤とかが良いのかな……でも接着面が狭いし、何より手元にないけど。かと言ってレンズに穴を開けるのは無理だろうしなあ……むむむ(悩)

2014/06/27 追記:
レンズに穴を空けることに成功したので、さらに改良。
これでうまく使えるといいんですが……
No.5866 (創作)


 メールフォーム返信
2014年05月28日(Wed) 
ヒトコトのお返事です。
No.5869 (日常)


 2014年05月28日の読書
2014年05月28日(Wed) 
本日の初読図書:
4253169813Black Jack―The best 12stories by Osamu Tezuka (1) (秋田文庫)
手塚 治虫
秋田書店 1993-07

by G-Tools
ビブリア古書堂の5巻を読んだ勢いで借りてきてしまいました(笑)
確かに収録内容がチャンピオンコミックスの1巻とは違いますね。良くは覚えていませんが、少なくともあれには確か、鳥に改造してもらって自然に旅立つ歩けない少女の話が載っていた記憶があります。それにピノコはまだいなかった。
この巻の収録作は「医者はどこだ!」「春一番」「畸形嚢腫」「人面瘡」「ときには真珠のように」「めぐり会い」「絵が死んでいる!」「六等星」「ブラック・クイーン」「U−18は知っていた」「アリの足」「二つの愛」の12作。
……なんだかんだで、どれも読んだ記憶がありました。
BJの過去とか家族とかに大きく関る話が多いのは、やはり1巻だからでしょうか。
「畸形嚢腫」→ピノコの誕生
「ときには真珠のように」→BJが医者になったきっかけと恩師の死
「めぐり会い」→過去の恋
「アリの足」→幼い頃のリハビリの日々
ざっとこんな感じです。

「ときには〜」のように、天才外科医である彼をしても、どうしても救えない命、直せない疾病があるということが、この作品の魅力だと思います。
BJは挫折を知っているし、それでもなおあきらめずにあがこうという「医師としての心」を持っている。そして何よりも「命」を大事に思っている。時に金にがめつく、時に悪ぶって見せても、そこに彼のたまらない格好良さがあるのではないでしょうか。

たしかにこの作品には、時に医療知識の間違いや、時代を反映した差別的な表現がままあります。
それでもやっぱり、この話は名作だなあとしみじみ思うのでした。
No.5870 (読書)


 2014年05月29日の読書
2014年05月29日(Thr) 
本日の初読図書:
4253169821Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (2) (秋田文庫)
手塚 治虫
秋田書店 1993-07

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二巻目の収録作品は「針」「おばあちゃん」「シャチの詩」「三者三様」「地下壕にて」「ダーティ・ジャック」「友よいずこ」「誘拐」「流れ作業」「助け合い」「ストラディバリウス」「ハッスルピノコ」「病院ジャック」「座頭医師」の14作。
特に印象に残るものとしては、
「針」→BJも人体の神秘には叶わない
「シャチの詩」→種族を越えた友情と別れ
「友よいずこ」→BJが顔の色違いの皮膚を再手術しない訳
「助け合い」→無償の善意に報いるためなら金も力も惜しまないBJ
「ハッスルピノコ」→学校に行きたいピノコ
「座頭医師」→盲目の鍼灸医登場
と言ったあたりでしょうか。いやうん、どれも名作なんですけど!
「シャチの詩」がまた切なくてですね……これアニメ版では、トリトンちゃんと助かるんですよ。実は悪者でもないし。
原作「万引き犬」に出てくる犬のラルゴも無事生き延びていたりとかというあたり、原作ファンにはアニメはぬるい! と感じられるかもしれませんが、個人的にバッドエンドが辛いお年頃としては、それもありかなあと思ってしまいます。ほんとに、改めて読むと「シャチの詩」は悲しい……
「針」は子供の頃に親から「縫い針をなくすな。踏んで刺さったら血管に入って心臓に刺さって死ぬぞ!」と脅かされたのを思い出して怖いです。幼心に本気で信じてたんだよなあ。
そして「助け合い」は、こういう話があるからBJ格好良いと思うんです(しみじみ)
他にも「ダーティ・ジャック」「ストラディバリウス」「病院ジャック」では、彼をしても救えなかったものに苦悩する場面があります。BJはけっして万能ではなく、悩み苦しみ、そしてあがき続ける一人の人間である所が共感を覚えさせてくれるキャラクターなのでしょうね。
No.5873 (読書)


 書けるだろうか……
2014年05月29日(Thr) 
ヒトコトフォームから「小説の更新も楽しみにしています!(特にきつねの系列)(直人君が一番好きなのです)」とコメントをいただいたので、脳内のネタ帳をひっくり返してみたのです。
考えてみた。考えてみた。……あ、なんか場面が繋がった、かも?
とか思って、テキストエディタを開いて、思いついたことを忘れない内にメモしてみたのですが。

……これプロットだよね。あくまでだいたいの流れを書き留めただけだよね?

なんですでに原稿用紙で35枚を超えてるんだろう(汗)
ファイル容量も20KBを超えてるんですが。

普通の短編一本分の長さのプロットっていったい……(−ー;)
いやうん確かに、後半はかなり本来の文章に近い体裁で書いてるけどさ!
でもこれ、まともに文章化したら、確実に倍、というよりむしろ3〜4倍になってくれなきゃ困るレベルだよね。

か、書けるのか? 今の私に本当にこれが書けるのか??

……リクエスト下さった方には申し訳ないですが、書けるとしても確実に年単位のスパンが必要そうです。
いったい何がどうしてこうなった……(遠い目)
No.5876 (創作)


 けっこう早かった
2014年05月30日(Fri) 
スマホが修理から帰ってきました。
修理に出したのが土曜日だったので、ちょうど一週間の不在でしたか。
……メーカー側からの報告書によれば、異常が再現確認できなかったので点検だけしました。おかしい部分は何もなかったのでそのまま返します。なおバッテリ状態は良好でした。って感じでした。

まあね、そもそもエラーメッセージが出まくってお店で初期化ができなかったからこそメーカーに送ったんであって、おそらく「届いた」→「何はさておきまず初期化」→「動作チェック」→「おや、何も異常ないぞ??」って流れになったんでしょうけどさ。「再現確認できなかった」って言われると、「お前の気のせいだったんだろ」って言われてるような気がして、ちょっとムカつくんだよなあ。
バッテリの減りがおかしい点も見てほしいと伝えてあったんですが、そちらの方もばっさり「異常なし」で終わったみたいですし。
……同じアプリ構成で代替機を使っていた時は、何も問題が起きてないんだから、絶対どこかがおかしいと思うんだけどなあ。
ちなみにお店の人に相談したら、「 Android の初期のものは、やはりどうしても不安定なので、新しい機械を購入していただくしか……」って、要するに店へ金を落とせってことかい!
まったくもう……修理完了の連絡は自宅電話にしてくれって言っておいたのに、結局スマホにメールで来たしさあ(ぶつぶつ)


ともあれ、受け取って帰宅してからは、サクサクと設定作業。
代替え機も合わせて五回目の設定ともなると、いい加減手馴れてきて、二時間ぐらいでほぼ終了しました。
あ、ネットを介したアプリの自動復元機能は、私は使わないことにしています。パケット代がもったいないし、余計なものまで一気に流れこんできそうなので……
せっかく環境が初期状態に戻ったのなら、パソコンと同じくこちらも『断捨離』です(笑)

最近使わないアプリやブラウザのお気に入りはどんどん排除して、できるだけシンプルに運用していく事こそ、トラブルを減らす一番のコツなのではないかとか。
特に最近は日に一度の再起動を心がけているので、挙動に影響をもたらしそうなタスクキル系アプリはほぼ導入を見送りました。ESタスクマネージャーだけ、キャッシュの削除などに使えるので残しましたが。

ううむ、こうして環境を再構築していくと、やっぱり私には iPhone よりも Android だなあとしみじみ思います。
私はアプリのインストーラーをSDカードにバックアップしてあるので、最初にファイラーであるESファイルエクスプローラーだけDLしてやれば、あとはファイラーから「 *.apk 」ファイルを順番にタップしていけば、必要なアプリをさくさくインストールしていけるのですよ。
各種アプリの設定や、メールや連絡帳、スケジュールなどのバックアップもみなSDカードに入っているので、順次戻していけばそれでOK。
保存してあるテキストやPDFなども、SDカードを刺すだけでしっかり戻ります。
外部メモリスロットのない iPhone では、こう簡単に環境の再構築はできそうにないもんなあ。
それこそ、そちらもネットを経由すれば自動ですべてが戻るのかもしれませんが、私はどうもあれを信頼できないんですよ。第一、自動で環境をネット上にバックアップって、パケット代もかかるし、セキュリティ上もなんか怖いし。そもそもなにかソフト上の不具合があったのだとしたら、その不具合ごとバックアップされてそうなんですもん。

そんなこんなで、やっぱりもうしばらくはこのスマホを使っていこうと改めて思ったのでした。
買い換えるなら、お店の人に躍らされるのは癪だけど、 Android4.1 とかの安定している後継バージョンを選ぶ方向に行くかなあ。
ケースとかの周辺機器が充実してないのはしんどいですが、アプリの選択肢の多さや使い勝手、特に無料アプリの充実具合は、やっぱり Android の方が優ってるっぽいですし。

あ、ところで今回の笑った所。
帰ってきた本体液晶には、いつもの様にヤワそうな画面保護フィルムが貼ってありました。端っことか浮きまくって空気が入っているし、さっさと貼り替えたほうがいいやと、買い置きの液晶保護シートを用意して、ぺろんと剥がしてみたのですが。

……保護フィルムの下から、私が貼ってた液晶保護シートがそのまま出てきたよvv

道理でまわりがぐるっと浮いていた訳です(笑)
てっきり修理の時に剥がして捨てられたのだと思っていたので、これはラッキー……なのかな?
貼り直す気満々だったので、ちょっと肩透かしな気持ちもあったり、なかったり。

ともあれ、今度こそトラブルとは当分無縁でありたいところです。
No.5879 (電脳)


 ESファイルエクスプローラーでFLVを開く
2014年05月30日(Fri) 
Android スマホでLANネットワークに繋いでいるPCの動画を見るのに、私はESファイルエクスプローラーを利用していました。ESファイルエクスプローラーで母艦PCの共有フォルダを表示し、そこにある動画ファイルをタップすると、開くアプリが選択できるので、プレイヤーをタップして再生を始めていたのです。
ところがいくつか前のバージョンから、 flv 形式のファイルをタップすると「アプリがありません」と出て再生ができなくなっていたのです。 mp4 とかは変わりなくアプリ一覧が出てくるのに、何故か flv は開けないのです。
しかたがないので、ファイラーのバージョンアップをすることは止めて、手元に持っているバックアップから古いバージョンをインストールし続けていたのですが。
が、ふと思い立って検索してみたら、こちらの記事を発見しました。

■ESファイルエクスプローラでWINDOWS共有ドライブに接続、関連付け - パソコン日記
 http://d.hatena.ne.jp/rem_link/20140119

> 長押しでファイルにチェック→メニューから開くを選択で
> プレイヤー選択が開きました

確かに「開きたいファイルを長押しでチェックをつける」→「他メニュー」→「開く」→「動画」でプレイヤー選択ができるようになりました!
タップ手順は増えましたが、それでもちゃんと flv のストリーミング再生ができます!
やー、良かった。これで心置きなく、ファイラーをバージョンアップできます。万一、古いバックアップをなくしてしまっても、これで安心です。
ああ、先達の知恵ってありがたいなあ(しみじみ)
No.5880 (電脳)


 原稿用紙換算の小技
2014年05月31日(Sat) 
うちのサイトでは「換算くん」と題した、テキストファイルの原稿用紙換算ツールを公開しています。
しかし残念ながら、サポートはすでに終了しました。素人が手探りで作ったソフトのため、処理速度は遅いし容量にも制限があるし、正直あんまりおすすめできません(苦笑)

そんな私が最近、編集中のテキストが原稿用紙でどれぐらいの枚数になるのかを計算するのに使用しているのが、 smoopy というアプリです。

■smoopyのレビュー : Vector ソフトを探す!
 http://www.vector.co.jp/soft/review/win95/util/se263229.html

これはもともと、青空文庫形式のテキストを縦書き表示してくれる、テキストビューアです。
《 》のフリガナ表示はもちろんのこと、傍点や字下げ、半角数字や「!?」などの縦中横表示にも対応しつつ、容量の大きいテキストでも一瞬で読み込んでくれる優れもの。
なによりも一番ありがたいのが、あらかじめ複数の表示スタイルを登録しておくと、コマンドラインパラメーターから選択して起動することができるという点です。

この機能を利用して、普段は読書に使っているビューワで原稿用紙換算ができるのです。
まずは smoopy の「ページ設定」で、原稿用紙用のスタイルを設定します。



必須項目は、まず任意のスタイル名(私は「05原稿用紙」としています)。さらに、

字数:20 行数:10 頁数:2

と設定し、「原稿用紙罫線」「青空文庫形式」「禁則処理」にチェックを入れます。
その他の文字サイズやフォント種類は、適当にお好みで。最低限、上記の部分だけは設定が必要です。

次に計算方法ですが、 smoopy のアイコンから起動する方法とテキストエディタから直接起動する方法があります。
テキストエディタからの場合は、外部ツールをコマンドラインパラメーター付きで起動できる機能が必要です。
ここでは TeraPad で説明します。



ツールの設定で任意の名前と smoopy の実行ファイルを設定し、コマンドラインパラメーターとして「-r10000 -Sスタイル名 "%f"」と入力します。
あとは計算したいテキストを開いてツールを起動すればOK。



このように原稿用紙状の画面で、一番最後のページを表示してくれます(テキストは保存してあるところまでしか計算しないので、計算前に忘れず保存して下さい)。
左下に「現在の頁/総頁数」が表示されているので、ひと目で現在何枚になっているかが判るでしょう。

アイコンから起動する場合は、テキストエディタなどの、その他のソフトは必要ありません。
まずはデスクトップなどに smoopy のアイコンを作成し、その上で右クリック → プロパティを表示させます。



リンク先の部分に実行ファイルの場所が表示されているので、その末尾に半角スペースを挟んで「-r10000 -Sスタイル名 "%f"」と追記してOKボタンをクリック。
あとは計算したいテキストファイルを、ドラッグ&ドロップで smoopy アイコンの上に落としてやれば、やはり同じように原稿用紙画面が起動されます。


世に原稿用紙枚数を計算してくれるフリーソフトはけっこうありますが、禁則処理やフリガナ部分などの問題で、どうしても誤差が出てきてしまいます。
しかしこの方法を使うと、あらかじめ《 》で入力しておきさえすれば、余計なフリガナを計算結果に含まずにすむのですね。 ※フリガナを( )で書かれている場合は、ページ設定で「括弧をルビ化」にチェックを入れるか、smoopy の表示画面でF6キーを押せば大丈夫。
さらに禁則処理にも対応しているので、より正確な枚数計算が可能。しかも起動スピードは劇速で、実際に原稿用紙に書いてみた状態をシミュレーションしてくれてもいます。

ついでに言うならスタイル設定で文字数と行数を調節すれば、たとえば文庫本にしたら何ページになるだろうといった計算も簡単にできたりとかして(笑)

テキストエディタで小説やレポートなどを書いておられる方にはオススメの、ちょっとした小技なのでした。
No.5881 (電脳)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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