Simeji 用の辞書の作り方
2013年06月01日(Sat)
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バージョンアップに伴いコントロールパネルが消えてくれたおかげで、改めて乗り換えし直した Android 用日本語入力IME、Simeji 。 変換精度は高いわ、単体でポケベル入力や音声入力に対応しているわで、非常に便利です。しかも音声入力は、ちゃんと複数の変換候補から選択できるというありがたさ。
しかしそこはやっぱり携帯電話。というか、長らく使い込んできたPCと比べるのがそもそも間違っているのでしょうが、どうしても変換に物足りないものを感じてしまいます。それに変わった人名とかメルアドとか顔文字とか、個人的によく使う単語は登録しておきたいもの。 もちろん Simeji には単語登録機能もしっかり存在しています。しかしチマチマと一個ずつ登録していくのは非常にめんどくさく。
幸いにも、登録単語辞書の書出し・読込機能があったので、ちょっと試してみました。
※以下の方法を試す場合は、あくまで自己責任でお願いします。
まずは Simeji の設定から「辞書」を選択し、「ユーザー辞書書出し」をタップ。するとSDカード内の「Simeji」フォルダに「shimeji_user_dic.txt」というファイルができます。 開いてみると、
{"EN_KEY":[],"EN_VALUE":[],"JAJP_VALUE":["♪","(^ー^)"],"JAJP_KEY":["おん","かお"]}
といったように、それぞれ登録単語とその読みが、別々に格納されています。 以前は一単語一行のタブ区切りだったようですが、バージョンアップの兼ね合いか何かで変わったのでしょうか? ともあれこれでは、外部からの編集はなかなか難しいところ。 しばし思案して、よさげな方法を思いつきました。 まずパソコン側の ATOK の一括出力で、登録してある単語を txt ファイルに書き出します。
これを開いてみると、
おん ♪ 名詞* かお (^ー^) 名詞*
といったように、「読み」と「単語」と「品詞の種類」がタブで区切られながら、一行ずつ記述されています。これは MS-IME でも、ほぼ似たようなものでしょう。
ここからがポイント。
この txt ファイルを、PCのエクセルで読み込みます。 このとき、「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択し、次の画面で「フィールドの区切り文字」の「タブ」にチェックを入れ完了ボタンを押します。
すると、「読み」「単語」「品詞の種類」がそれぞれ別の列に入って読み込まれます。 そこでまず、「品詞の種類」を列ごとすべて削除。 さらに文頭に不要な情報が入っていたら、それも行ごと全部削除し、「読み」と「単語」の二列だけを残します。 そしてA列の「読み」をB列「単語」の下へコピー。
コピーしたらA列は列ごと削除し、A列に移動した元B列だけを、テキスト形式で保存します。
ここからは、正規表現で検索置換が可能かつ、文字と改行コードを指定できるテキストエディタが必要になります。 私は TeraPad を使用しました。
1.\n を ","\n に置換する。
2.文頭に「shimeji_user_dic.txt」の文頭にある {"EN_KEY":[],"EN_VALUE":[],"JAJP_VALUE":[" という文字列をコピーして貼り付け。
3.「単語」と「文字」の間に一行空け、 "],"JAJP_KEY":[" と記述する。
4.最後の行に "]} と記述。
5.「単語」と「文字」の、それぞれ最後の行の文末にある "," を消す。
6.すべての \n を置換機能で削除。
7.文字コードを「UTF-8N」、改行コードを「LF」にし、ファイル名を「shimeji_user_dic.txt」として保存。
以上で辞書ファイルが完成しました。 このファイルを、スマホのSDカード内にある「Simeji」フォルダにコピーします。元々ある「shimeji_user_dic.txt」は、念のため名前を変えるなどして、消さないように取っておきましょう。
あとは Simeji の設定から「辞書」→「ユーザー辞書読込」をタップ。 読み込みが始まればしめたもの。
処理が終了したら、「日本語ユーザー辞書」を確認してみましょう。 無事に単語が登録されていたら、成功ですъ( `ー゚)
私は今回このやり方で、50個ほどの単語を一括登録できました。 なお Simeji の単語登録は1万個までできるようです。
……少々ややこしいと思われるかもしれませんが、やってみたら案外さくっと終わりました。 注意すべきポイントは、くれぐれも「読み」と「単語」の数を狂わせないこと。どちらかをひとつでも消したり、余計な文字などが入ってしまうと、すべての組み合わせがずれることとなります。
今後、また同じ事をする際の覚え書きとして、一応ここに書き留めておきます。
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No.4818
(電脳)
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データ入力は好きなんだけどさ
2013年06月01日(Sat)
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ふと思いついて Simeji の辞書をいじって遊んでいたら、知人より例によってメッセンジャーを使っての口述筆記ならぬ口述データ入力を頼まれ、さらに還暦祝い兼同期会をするから案内状の叩き台を作ってメール送信してくれとも依頼され、おまけに別の知人からは以前に頼まれていたテキスト入力用の、手書き原稿を手渡しで受け取りました。 ……物事が重なる時は、重なるんだな?
ちなみに入力を頼まれた手記は、そろそろ九十代も半ばになろうというお爺さまが、二十年ほど前に書かれたものだそうで。幸いとても丁寧な字ではっきりと書かれており読みやすかったですが、やはり旧字略字や二の字点が入り乱れ。原稿用紙十枚分をまず一読するのに、赤ペン持って母に質問しまくる結果となりました(苦笑) それでも読めなかった手書き文字さえ判読できれば、古い文章の入力は慣れたものです。 シグ3を前に居間でTVをBGMにしながら、なんとか下入力は終了。 明日にでもリセットされた頭で、誤字脱字変換ミス等をチェックしようと思います。
……今日は読書も、録り溜まった録画の消化も、まったくできなかったよ……(ため息)
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No.4819
(日常)
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ヒヨドリだと思うんですが
2013年06月02日(Sun)
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中二階にある部屋の窓からちょうど見下ろせる位置に、鳥が巣を作っていました。 2009年の7月〜8月にかけても、その隣の木にヒヨドリが巣を作って、無事に四羽ほど巣立っていったのですが……同じご夫婦か、その子供だったりしませんかねえvv
卵を見る感じ、同種の鳥っぽいですが、まだ親鳥の姿を目にしたことがありません。両親いわく、ちょっと窓の側で身動きすると、すぐに飛び立ってしまうとのこと。腰を据えて卵を温め始めたら、もうちょっとその姿を観察できますかね?? とりあえず母の命令で次兄がホームセンターへおもむき、蛇除けの薬を買ってきたとのこと。 ハチは駆除して鳥は保護する。人間のエゴではありますが、まあ鳥は害虫を食べてくれるし、家も傷めないですし、ね(苦笑)
本日は朝起きてまず、昨夜寝る前にセットしておいたガリレオシーズン1(6話〜最終話)の1倍速ダビングの完了を確認 → ディスクをファイナライズ。そして「TAKE FIVE」の7話目を視聴してから、昨日入力した手記の誤字脱字チェックなどしていたら、あっという間にお昼過ぎ。 なんでこう、時間の経つのが早いんだな??
その後はスマホのアプリがいくつかバージョンアップされていたので、まとめてアップデート。特にESファイルエクスプローラーは、画面構成や操作方法がかなり変更されてしまっており、旧スキンを反映させてもなお、使い方を把握するのにしばらく掛かりました。そんなこんなで午後の時間を費やし、夕方にはここ数週間で録画したDVD−Rのラベルを印刷し、各ドラマのサブタイトル一覧表を作成して添付。 風呂に入ったらもう夕食の時間になったので、食べてから自室のポータブルプレイヤーで、ディスクに焼いた「ガリレオ」シーズン1の6話目を視聴。大河ドラマが終わって居間のTVが空いたところで、夕方放送された「宇宙戦艦ヤマト」を視聴。 しかしDVDデッキには、今日も9時から録画された「空飛ぶ広報室」が増えている……そして明晩には「確証」が(以下略) 先日には鬼平の二時間SPも録画しちゃったし、邦画chでやってた劇場版アニメ「スペースコブラ」とか同じくアニメ「ゴルゴ13」とか(ry ああ、見ても見ても積読ならぬ積ディスクが減らないよ……(−ー;)
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No.4820
(日常)
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2013年06月03日の読書
2013年06月03日(Mon)
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本日の初読図書: 四十八になるベテラン刑事 萩尾秀一は、捜査三課盗犯係の所属である。新人の頃から盗犯一筋できた叩き上げだ。最近相棒になったのは、ショートカットでなかなか綺麗な顔立ちをしている女性刑事、武田秋穂。やる気があるのはけっこうだが、やはり若い女というのは、中年男の萩尾にとって扱いにくい部分がある。 ある日の午後二時十分。渋谷の高級時計店で強盗があった。犯人は白昼堂々、わずか二分でブランドものの時計を奪い逃げ去っている。明らかにプロの仕業だった。とはいえ強盗は捜査一課の担当。現場に行きたがる秋穂を、萩尾は三課には関わりないと諌めた。 翌日 ―― 同じ渋谷のすぐ近くにある宝飾店で、今度は窃盗事件が起きる。犯行時刻は深夜の二時十分。厳重な警報装置をかいくぐり、最新の指紋認証システムつき金庫を開け、誰一人傷つけることなく見事に目的の宝石だけを盗んでいる。これもやはり窃盗のプロ、それも一流の玄人の手だった。 宝石店の現場を見た萩尾は、これは窃盗犯から昨日の強盗犯への、メッセージではないかと推測する。盗人には盗人のプライドがあるだろう。荒っぽい仕事などするんじゃない。窃盗犯は強盗犯へそう告げているのではないか。だから同じ渋谷で、同じ二時十分なのだと。 二つの事件に関わりがあると聞いて、捜査一課は萩尾らに強盗捜査へ参加するよう要請してきた。しかし萩尾は窃盗事件を放り出す訳には行かないからと、あくまで情報共有にとどめることを主張する。プライドの高い一課の刑事達は、たかが窃盗ごときで強盗捜査をないがしろにしているように見える萩尾の態度に、反感を募らせた。 そしてまたも事件が起こる。今度は赤坂の宝石店で、やはり時間は午後二時十分。犯行時間も二分ほどだったが、今回は宝石と金庫の中身両方が盗まれ……そして警備員が一人殺されていた。強盗殺人である。 一課は俄然色めき立った。渋谷の強盗犯が、今度は殺人まで犯したのだと、躍起になって捜査を進めようとする。しかし萩尾は現場を見て首をかしげた。 「金庫と死体が、流れからはみ出している」と ―― 訳の判らぬ事を言うな。三課はおとなしく情報だけ提供していろと主張する一課に、萩尾は反発した。三課の情報源は、元盗人あがりの臑に傷持つ人間が多く、そのつきあいは非常にデリケートなもの。権力に物を言わせて職務質問だの任意同行だのをしては、努力を重ねて築き上げてきた信頼関係が、あっと言う間にぶち壊れてしまうからだ。 そんな萩尾の情報源の一人に、以前町工場を経営していた元盗人、迫田という男がいた。最新の警報や指紋認証システムをも無効化できる技術を持っているが、数年前『仕事』の最中に事故に遭ってしまい、今は車椅子生活をしている。しかし引退してもなおその研究欲は衰えを見せず、現在でも様々な機器を開発しては、頭の中で盗みをシュミレーションして楽しんでいる。そんな偏屈な老人だ。 迫田自身はもう盗みはできないが、彼には女の弟子がいたという。その女ならば、渋谷の窃盗事件も行えるかもしれない。そうにらんでひそかに捜査を始めた萩尾だったが、一課が勇み足で迫田を警察へ連行してしまう。 頑なに口を閉ざす迫田に、駆けつけた萩尾はなんとか信頼を取り戻そうと語りかける。 三つの事件を繋ぐのは、かつて迫田が経営していた工場の人間、六郷文也とその娘 美由紀ではないかと思われるのだが……
ドラマが(ry 主演の高橋克実さんも好きなんですが、読書記録を読み返してみると、この作品STと同じ作者さんなんですね。ハンチョウあたりもそうらしいですし、この作者さん、実はけっこう人気作家さんなんでしょうか?
さておき。 本の内容はドラマの1〜2話目のみでした。 続刊は出ていないようなので、続きはドラマオリジナル脚本なのかな? それともどこかで連載されている途中なのか。 読んでみた印象は、おおむねドラマと違和感ない感じです。小説では主役二人のプライベートにまつわる情報が、ほぼないぐらいでしょうか。萩尾さんの奥さんについては何も語られないし、秋穂ちゃんが寮に住んでいるという描写もありません。そして二人は最初から普通に、事件中でもソバ食べてます(笑) 正味二時間分をたっぷり340ページ使って描写されているので、物足りない部分はありませんでした。というかこの場合は、ドラマの方が至極ていねいに作られていたと言うべきなのか。 ……くそう、「確証」もDVDに焼いて取っておけば良かった……っ(悔)
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No.4826
(読書)
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先日長兄が iPhone5 に機種変更した際、ソフトバンクで粗品をもらってきておりました。
白戸家のお父さんフタ付きマグカップ。 私は普段もっぱら断熱マグを愛用していますが、父や兄たちは大ぶりの普通のマグカップを使っています。しかもよく飲みかけで長時間席を外すため、しょっちゅう母から「これ誰の? 汚いから捨てるよ!?」と叱られていたり。 ……三十分とか一時間ぐらいならともかく、朝イチでコーヒー淹れて、飲みかけで放置して外出。帰宅してから「飲みかけだったのに!」とか言われても、ホコリや虫が入ってそうで、見てる方がイヤですよねえ?
そんな二人に蓋付きカップです。 これは良いvv と蓋だけをいろんなマグカップで使い回していたのですが。 気がついてみたら、いつの間にかこんな事になっていました。
カ……カエル?? やべえ、一度そう認識してしまったら、もうカエルにしか見えねえvv なにやってんだよ、父(爆笑)
お父さんがお父さんを変身させる。 父の意外なお茶目さを見た気持ちでいっぱいですvv
窓の外の鳥の巣は、今朝がた親鳥の姿を確認しました。
やはり以前来たのと同じ種類みたいですね。 窓が開けられないので、ガラス越しに撮影。シャッターの音で驚かれないかと冷や冷やしましたが、私と母が何度もピロリロ鳴らしている間も微動だにせず、斜め方向へ視線を向けたベストポーズを保ってくれていました。 卵は二個に増えた模様です(^ー^)
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No.4827
(日常)
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2013年06月04日の読書
2013年06月04日(Tue)
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本日の初読図書: ある日アンティークショップFUGAに持ち込まれたのは、アールヌーボーのドレッサーだった。持ち込んできたのは、近所に住む老婦人 陽子と孫の梨花の二人連れ。なんでも先日の火事でもらい火をしてしまい、母屋は無事だったが梨花の経営しているパン屋が焼けたのだそうで。店を再開させる資金の足しにと、曾祖母の形見を売りたいのだという。 買い取りを終えた風雅たちは、火事から本体を守るため力を使い果たした、ドレッサーのつくも神と出会う。そのつくも神は悲壮な表情で「どうか手紙を届けて欲しい」と言い遺した。 ドレッサーを調べると、隠し引き出しの中から手紙の束が見つかる。そのほとんどは、梨花の曾祖母ハルにあてた、曾祖父タケシからのラブレターだった。 タケシは娘の陽子が生まれる前、大金を稼ごうと大陸に渡ったのだが、金目の物を手に入れた途端に消息をくらまし、ハルと陽子を捨てたという話だった。しかし見つかった手紙には、入手した宝をある場所へ隠し、それはハルにしか開けないようにしたと記されていた。 そして一通だけ混じっていた、未開封の手紙。宛先不明で返送されたそれは、ハルからタケシへと宛てたものだった。 つくも神が届けてほしいと言ったのは、この未開封の手紙に違いない。これをタケシ ―― あるいは縁のある人へ届けてあげたい。そう思った風雅は、最後の手紙が投函された場所マカオへ向かうことにする。 幸いにも世間は夏休み。乗り気でない紗那には、骨董の掘り出し物が見つかるかもしれない、あるいはカジノもあるぞとたきつけて。 木霊の長シャナイアこと紗那、同じくユイマールこと唯と、人間の子供 風雅の三義兄弟はマカオを目指して旅立つ。 しかし数十年もの時が過ぎたマカオはすっかり様変わりしていて、タケシ最後にが滞在していたという、そのホテルを見つけることすら困難で ――
全6巻で完結したほのぼの児童文学の、番外編。 なんだか読んでいるだけで、マカオへ観光に行っている気持ちになれる一冊でした。
今回のメイン骨董は、漢緑釉という緑色の焼き物。 中国は漢の時代に作られた副葬品だそうで、二千年も昔のものなのに、一度も日用に使われないままずっと埋まっていたというのがミソらしいです。 こういう知識を仕入れておくと、日月堂シリーズを書く時に便利なんだなあ(笑)
中国風の紫檀の船箪笥とかも、想像するだけでうっとりしますvv ああ、また本編も読み返したいなあ。特にラリックの話とか、出てくる品々が文字で読むだけでも美しくて素敵だった……(ため息)
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No.4834
(読書)
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ついに百円で……( T ▽ T )
2013年06月04日(Tue)
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右耳がほぼ聞こえない片耳難聴の私が、これまで紆余曲折を経てきたイヤホン遍歴。 音質にはさほどこだわりないんですけど、LとRの左右異なる音声をまとめて片耳で聴くことができ、かつ長時間着けていても辛くなく、そしてある程度の音量はあるという、三つの条件を望んでいました。
……そしてつい先日、両耳用のヘッドフォンのR側を切断し、モノラル⇒ステレオ変換プラグをかますという方向でひとまずの決着を見た訳ですが。
ここでさらに、新たに簡単&リーズナブルな方法が見つかりました。
百均で売っている、メッセンジャーやスカイプで使うPC用イヤホンマイクです。
先日、↓こちらの記事を読んでいて、ステレオプラグとモノラルプラグの見分け方を知りました。
■モノラル、ステレオのイヤホンの見分け方教えてください... - Yahoo!知恵袋 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1122471236
プラグに入っている横線が1本だとモノラル、2本だとステレオだとのこと。 これに留意して百均のイヤホンマイクを見ると、確かにイヤホン側(緑)のプラグに、二本ラインが入っています。 ……これは、期待できるんじゃね? と思ったら、いても立ってもいられませんでした。 105円で片耳用のステレオイヤホンが入手できるなら、これほどありがたいことはありません。
ドキドキしながら購入。 パックを開け、まずはPCに刺してこちらの動画を開いてみました。
■ステレオ音声テスト - YouTube http://www.youtube.com/watch?v=n6pBtD0dbqM
この動画を通常の片耳イヤホン(モノラル)、もしくはヘッドフォンの左側だけで視聴すると、1分ほど経過したあたりからしばらく、ほぼ無音の状態になってしまいます。
が! です。 このイヤホンマイクでは、ちゃんとずっと音が聞こえてきたんですよ!!
さらにさらに、今度は音楽プレイヤーに刺してみました。そしてモノラルイヤホンで聞くと冒頭の二十秒がほぼ無音になるという、左右の音バランスに極端な片寄りがある某CDを再生。
聞ーこーえーるーーー!!! ワーイへ(^○^へ)(ノ^○^)ノワーイ
素晴らしいっっ(喜)
耳に入れる部分がインナータイプなので、あまり長時間使っていると少々辛いですが、しかし同じく百均で以前購入していた、スポンジ製のクッションパッドを二枚重ねて被せたら、だいぶ装着感も良くなりましたvv
購入時に注意するポイントは、スマホ用の1本プラグではなく、PC用のプラグが二本あるものを選ぶこと。プラグにラインが二本入っているのを確認することの二点。 スマホ用の3本ラインが入っている1本プラグのものも使えるかもしれませんが、いろいろ怖くて試せませんでした(−ー;)
邪魔なマイク側のプラグは、そのままにしておくも良し。切断して見た目が悪くないようコードを編み込むも良しです♪ この場合、両耳用ヘッドフォンのR側を切断するのと違って、マイク側のコードには電気が流れない訳ですから、切ってもショートや漏電の心配をする必要はないはずです。
ちなみに音質は、メーカー製のイヤホンマイクや、変換プラグ+ヘッドフォン(R側切断済)より聞こえにくい部分があるような気もするような、しないような? ぶっちゃけ私のヘボい耳では、同じ音源を聴き比べても、まったくと言っていいほど違いが判りませんでした(苦笑) そもそもL側しか聞こえないモノラルイヤホンと比べれば、はるかにずーーーっとマシですからね!!
とにかく左右両方の音がミックスされて聞こえるイヤホンが、百円で簡単に入手できる。 そこがミソなのですYO!!
少なくとも今回購入したものの、音量は充分でした。装着感も、まあまあそれなり。おまけにコードを襟元で留める、クリップまで附属しています。 そりゃ確かにカナル式に比べれば遮音性は低いですが、それでも世間一般の両耳用ヘッドフォンや片耳用モノラルイヤホンでは、ちゃんとした内容すら聞き取れない身にとっては、これでも充分にありがたいのです。
いやほんと、これでTVや音楽プレーヤーやスマホといった使用機器を変えるたびに、1本しかない変換プラグを抜いたり刺したりと持って移動する手間がなくなります(しみじみ)
……変換プラグそのものを複数買えばいいと思われるかもしれませんが、プラグはやっぱり重くてかさばるし、見た目も美しくないし、なによりも値段が違うのだよ!!(切実)
いやあ、百均って素晴らしいなあ……vv
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No.4835
(電脳)
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……先日、うっかりポチッとしてしまったDVD×3枚。 その1枚目が届きました。
ついこの間、リメイクされた新しいバージョンではありません。 1981年制作の、懐かしきストップモーションアニメ(※実写)の傑作です!! 実はリメイク版を見たときから、私の中ではコレジャナイ感がもやもやしておりました。そしてどうせならこれをきっかけに、旧作をTVで再放送してくれないか。いっそデジタルリマスターで! とずーーーっと期待していたのですが。 なかなかそのような予定はないようで(しくしくしく) そして Amazon でうっかり、コンディション『非常に良い』が、かなり安くなっているのを見つけてしまいました。 日本語音声はなしで字幕だけか……しかも私のパターンだと、買ったり借りたりした途端、放送されるというジンクスがあったりします。 しかし、もう、我慢できませんでした。
で、もって。 届いたものの状態を確認しようと、まずデッキに入れて再生。うんうん、ちゃんと再生されるな。ノイズとかは……
とか思っているうちに、うっかり最後まで見てしまったり(苦笑)
いやあ、やっぱりおもしろかったです!! そりゃあね、さすがに映像は現在ほどのクリアさ、なめらかさはないですよ? クリーチャーやメイク、特殊効果も、すごいところはすごいけれど、微妙な部分は微妙です。 子供の頃、TVで放送されたのを見た時ほどの衝撃や恐怖はなく、むしろ「ああ、このシーンあったあった!」、「うは、超絶懐かしいvv」とかいった感慨の方が大きかったですけれど。 でもやっぱり、この作品は名作だと思います。
まずストーリーのまとまり方が素晴らしい。 ……確かにアンドロメダは、何もしない足手まといヒロインかもしれない。ペルセウスはゼウスの子で亡国の王子と言うだけで、ポッと出の若者のくせに優遇されているのかもしれない。でもそれが、ギリシャ神話のお約束なんです。 複数のギリシャ神話のエピソードを、うまく絡み合わせてひとつの流れにしてあるところにも、破綻や違和感は感じられず。
そしてアクションシーンもですね、これぐらいがちょうど良いんです。 最近の大スペクタクルとかいう類のアクション映画は、特撮技術を見せつけることにこだわりすぎて、見ている方は目がついていけません。動きは早いわ、クリーチャーは無駄にでかいわ数も多いわ。ワンシーンに出てくる情報量が多すぎて、いまいったい画面内で何が起こっているのか、判らないことすらしばしばでして。 ……って、これは私が年を取ったという事なんでしょうか(遠い目)
ともあれ。 この旧タイタンは、私の中にがっちり根を下ろして、強く影響を与えております。 たとえばキラー・ビィの「デザート・ノイズ」でサソリと戦うシーンは、完全にこの作品を思い出しながら書きました。 また「竜神祀」で直人が岩に鎖でくくりつけられる場面も、アンドロメダがクラーケンへ捧げられる光景に、影響を受けなかったとは言えません。
ずるりずるりと床を這うメデューサの不気味さ。 あり得そうな程度に『巨大』な、双頭の狼とサソリ。 それらを相手に、剣と盾のみを武器に戦うこと。
そのあたりのイメージは、あるいは楽園シリーズにも通じているのではとか、自己分析してみたり。
……そう言えば楽園シリーズの前身となった過去の没話では、騎士達を白いペガサスに乗せてたりしましたっけ……(懐)<厨二病〜♪
機械仕掛けのフクロウ ビーポーの愛らしさも記憶の通りvv ああ、なんか滾ってきたかも……妖獣との思いきりなバトルアクション、書いてみたい〜〜《o(><)o》
そしてさらに、「アルゴ探検隊の大冒険」のページを開きながら悩む自分がいたりとか……(苦笑)
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No.4836
(映像)
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2013年06月06日の読書
2013年06月06日(Thr)
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本日の初読図書: ボールペンで描いたほのぼのしいタッチのマンガに、漢文書き下しの台詞とナレーションをつけるという、斬新な古事記。ひとまず最終巻です。 収録はニニギノミコトの天孫光臨から、猿田彦とウズメのロマンス。ニニギとコノハナサクヤと石長姫とのエピソードを経て、その息子の海幸彦・山幸彦の諍い。のちの神武天皇ことカムヤマトイワレビコの誕生までで、ひとまず古事記「上巻 神代の巻」の終了です。 あとはオリジナル短編として、水彩フルカラー6ページで、スサノオがアマテラスへ草薙の剣を献上に行くお話が入っています。 他には、全三巻に登場したすべての神々を系図にしたものとか、この作品を描くに到った心境に関するコラムとかもちょこちょこと。
今回は、特にウズメが可愛かったかなあ(笑) 初めて古事記を読んだ時には、あまりに神様の名前がずらずらと列挙されているせいで、天の岩戸の前で踊った彼女が、のちにニニギといっしょに天孫光臨し、猿田彦とくっついた女神と同一人物だとは気付いていませんでした。今回のように各キャラクターが個性的な絵になっていると、それぞれの見分けがつきやすくって、本当にありがたいです。 たとえばニニギの父親は、スサノオとアマテラスが神生み合戦した時に生まれた、あの神様達の一人か! とか、文字だけで読んでいたらなかなか判りませんよ。 あと今回のヒットは、やはり石長姫でしょう(笑) 石長でそうくるか! さすがはこうの先生、発想が素晴らしすぎる(爆笑)
ともあれ。 このシリーズの魅力については、1〜2巻の読書記録で幾重にも触れているので、もうあまり書くことはありませんが。 ともあれ描き切って下さったこうの先生に拍手です。むしろ柏手を送りたい(笑)
そしてこの本を、古事記に興味がおありの方は、ぜひいつか手にとって欲しいと思います。 ……まあ、いきなりこの本からは厳しいとは思いますが。まず現代語訳を読んで、原文にも興味を持ったけれど、古文や漢文は辛いというかたに、心からおすすめする次第です。
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No.4839
(読書)
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2013年06月07日の読書
2013年06月07日(Fri)
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本日の初読図書: こればっかりは値下がりを待てないと新刊予約しておいたら、発売日に家まで届きました。さすがだ熱帯雨林<地元のリアル書店だと、二日は入荷が遅い
今回も値段の割にページ数が160Pと少々物足りなくはありましたが、まあさておき。内容は「落穂拾ひ」後半と「論理学入門」、そして「晩年」の冒頭まででした。 ……やっぱり、「晩年」を最後まで入れるのは無理だったんですね(苦笑) 正直、無理矢理に詰め込んでエピソードをカットされるよりはずっと良いので、個人的には嬉しかったです。 しかし「ここで切るか!」「しかもこの台詞で!!」と、今後の内容を知る人間にしてみれば、思わず悶えてしまうクリフハンガー。 3巻は秋に発売とのことですが、予告ページを見る限り、1冊丸ごと「晩年」っぽいですね。最終巻と書かれていないあたりが、微妙に不安と期待を煽りますけど……
ちなみに個人的に一番好きなラブラブラブ(←1個多い)夫婦、坂口さん達がご登場の「論理学入門」は、今回も面白かったですvv このマンガ版は、重要な台詞、印象的な場面がきっちり拾われているので、ストーリー的には花丸なんですよね♪ ……ああでも、志田さんがちゃんと爪切ってるってのは、画面を舐めるように見てないと判らないな……
特に大輔さんが「これ以上お見舞いに本を持ってこない!」と看護士さんに怒られるエピソードは、やはりあってくれないとvv あと笠井さんが「なんかぼくたち似てると思わない?」と大輔さんへ言う台詞。このごくなにげない一言が、後にもたらすあの衝撃ときたら、もうもうっ《o(><)o》
大輔さんといえば、ドラマではずっと「五浦さん」と呼ばれていたのも違和感でしたっけ……栞子さんが入院したタイミングを改変したせいで、「晩年」がいつ誰の手で病室の金庫にしまわれたのかとかも謎になってたしなあ……
ともあれ。 できれば「晩年」解決後のお話も、一話ぐらいは収録して欲しいところですな。 ……それとも次回最終巻の文字がないということは、もしかしてお母様関連のエピソードもマンガにしてくれるのかしら(どきどき) 回想シーンでしのぶさんちの犬小屋に、ちゃんと「なかよしの家」って書いてあったしなvv
ところでそのしのぶさんが、どうも金田一少年〜に出てくる絵柄に見えてしまうのは、私だけでしょうか??
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No.4841
(読書)
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私はいつも夕食前に風呂に入りますが、今日は二時間ほど遅くに入ったのですよ。 そしたらば。
風呂蓋の上にムカデが(汗)
普通に部屋の中で遭遇したなら「うわっ」程度で殺虫剤を取りに走れますが、マッパでしかもこっちに向かって突進してこられると、一瞬パニックになりますな(怖) 悲鳴上げながらなんとか脱衣場へ逃げ出したら、母が「どうしたの!?」と声を掛けてくれたので、なんとか殺虫剤を持ってきてもらえました。 やっぱり服って大事ですね。たとえ防御レベル1でも、着ているといないとじゃ大違いだよ……(しみじみ)
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No.4842
(日常)
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2013年06月09日の読書
2013年06月09日(Sun)
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本日の初読図書: 「転生しちゃったよ(いや、ごめん)」〜90.影の魔道具と魔法言語 http://ncode.syosetu.com/n2516bg/
魅力的すぎるせいで他者から敬遠されているという自覚のない、超鈍感ハイスペックイケメンだった少年は、ある日降ってきた花瓶に脳天を直撃されて即死した。神様の過失だったそれにより生まれ変わりを打診された彼は、願いをかなえてやると言われ「前世の記憶をすべてそのままにして欲しい」と望んだ。 過去に辛い思いをしてきた彼は、過去の経験を生かし、今度こそ他人に好かれる人間になりたいと望んだのだ。 あまりに欲のないその願いに、神様はこっそりと手を加えてやる。 「とりあえず、全部の能力最大限とかでよいかの」 かくして転生した彼は、お約束通り剣と魔法がある異世界の、公爵家の跡取り息子ウィルとして誕生した。 言語と文字はさくっと習得でき、赤子の脳味噌パねぇなどと内心で悦に入っていたが、何のことはない、神様の与えてくれたチート能力のおかげである。 しかもこの世界における魔法の呪文は日本語で、魔法陣は漢字だった。魔力も最大限あるのだから、齢1才にして全ての魔法を使用するどころか、新たな魔法の作成までやりたい放題である。 本人は自重しているつもりだったが、その実、三才になる頃には世間からの評価は神童! 天使! というもの。しかもその見た目は相変わらず輝く美しさ。ただ本人は「誰からも目を背けられる残念顔」だと思いこんでいる。 前世では得られなかった家族の愛を存分に受けたウィルは、領地経営に忙しい父を早く手伝いたいと、通常より二年早く8才で学園に入学することにする。予定では飛び級を重ね、通常9年掛かるところを3年半で卒業するつもりだった。 ……ところが、なにやら怪しい組織からの陰謀が公爵である父へと伸びてきて、それを助けるうちにウィルは国王へと謁見、国の中枢へと関わるようになっていき……
王道的転生チート、勘違い要素もありです。 200年前に国を興した初代国王が、どうやら日本からの召喚者だったらしく、あちらこちらに日本のしかも中二病的あれこれが残っていて、転生者のウィル君が腹筋を鍛えられています(笑) 召喚獣アルクメデスのネーミングセンスには、作者へ拍手を送りたい……っっっ 第二部が学園ものになったので、このまま進むかなと思ったら、第三部ではいきなりサボって旅に出てバトルしてるし、なかなか傾向が掴めません。でも面白いvv 個人的にはやっぱり、国王直属の情報部隊の長ジルコ=ニンジアさんイチオシ。はい、もちろん《忍者》です。ふふふ。 主人公がとにかく素直ながんばりやさんで、かなり辛い過去も持ってるのに、うじうじ悩まず明るく前向きなのが癒されます。 そして携帯やスマホでこの文章が打てるって、この作者さんすごいなあ……(感嘆)
「サブ職業は良く分からんし、メイン職業がナイフ職人って・・・新手のイジメか?」〜ゴースト? http://ncode.syosetu.com/n0913bj/
親からは育児放棄され、学校では苛められていた少年が、話題の新作 VRMMO を起動したところ、同時に参加していた1000万人の地球人ごと異世界に飛ばされてしまうお話。理由はとんでもない神様の、単なる暇つぶし。 飛ばされた地球人プレイヤー達は、これまた人格破綻者が多いし、主役もまたけっこう壊れていて、気に入った相手にはそれなりに親切だけれど、気に障った相手や過去苛めてきた人間には入手したチート能力で激しく復讐というか八つ当たりというか……正直ドン引く勢いでやらかします。流血という表現だけではすまされないよね、これ。R15指定程度で本当に良いんだろうか(汗) ハーレム要素もありますが、うっかり読むとあまりのグロさエゲつなさにトラウマ化しかねないので、要注意です。
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No.4843
(読書)
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前より大きくないか?
2013年06月09日(Sun)
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鳥の卵が四つになってました。 最近はいつ見ても親鳥が座っているので、なかなか巣の中を見られず。いつの間にこうなっていたのかは謎ですが。前回のことも考えると、たぶんこのあたりで打ち止めだと思います。 孵化してから巣立ちまではけっこう早かったよな、確か……
今日はほぼ一日オンライン読書。 夕食後から、自室でディスクに焼いた今週分のヤマトと鬼平SP「見張りの糸」を視聴しました。 渡辺いっけい、ほんっっっとに、あっちこっちにいろんな役で出てるな……(苦笑) 蟹江敬三と渡辺いっけいの取り合わせなんて、個人的にはめっちゃツボにハマるvv
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No.4844
(日常)
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2013年06月10日の読書
2013年06月10日(Mon)
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本日の初読図書: 「初めてVRMMOをやってみる。(小説家になろう)」〜とある運営さんの話4 http://ncode.syosetu.com/n2155ba/
電子書籍とVR(ヴァーチャルリアリティ)システムが全盛となった時代。 古き良き紙書籍をこよなく愛する少女 椿は、私用でVRを使ったことがない、ごく稀少な存在だった。 そんな彼女へと、友人が懸賞で当たったという新作 VRMMO ゲームを譲ってきた。 半ば無理矢理押しつけられた彼女は、流されるままにログインというものをしてみたが、操作方法自体がまずよく判らない。 とりあえず適当に歩きつつ、出会う人々(NPC)に話しかけていった彼女は、素晴らしい場所を発見する。それは ―― 図書館だ。 はじめて読む、今まで見たことのない物語や数々の本が、そこにある。 しかし……日本語で書かれているのは、わずかに1割。他にヴェルテュ語や旧ヴェルテュ語、神学語などがあるのだという。 かくして椿はクエスト『ヴェルテュ語の習得』を開始した。 それが通常のウィンドウ操作ではなく、NPCに対し純粋な会話を行わなければ発生しない、レアイベントであることになど、気付くこともなく。 そうして彼女は運営側が仕込んだ数々のレアイベントや重要情報を、それと意識することなく次々と掘り出してゆくこととなる……
本大好きな少女が、ひたすら読書をしたいがためだけに、ほとんど戦闘も採取もしないまま、ほのぼのこつこつとイベントをこなして行きつつ、他の通常プレイヤー達へと重要な攻略情報を教えていくお話。 けっこうおもしろかったんですが……作者様の都合により、前触れもなくいきなりぶったぎられたまま、無期限更新停止中らしいです(しくしくしく)
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No.4849
(読書)
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2013年06月11日の読書
2013年06月11日(Tue)
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本日の初読図書: 「地面を愛した男(小説家になろう) http://ncode.syosetu.com/n3233bl/
手違いで死んでしまった大工の青年 土方鉄男。もう一度地球に生まれ変わるには競争率が高すぎて数百年はかかるらしい。他の世界であれば、いろいろと特典付きで、すぐに行けるという。 そこで魔法と亜人の存在する、そこそこ平和な世界を選び、前世の記憶を六歳で甦るように設定した。あとは「地の才能」「魔力」「完全記憶」「鑑定」「成長率UP」などを中心に、いくつかの才能・スキルを選択する。 そうして転生。六歳の誕生日に、彼は『鉄男』としての意識を取り戻した。 が……さっそく情報を収集すると、この世界における地属性の魔法とは、「ほとんど役立たず」、「持っているのは隠した方が良い」とまで呼ばれる代物だった。 とはいえ鉄男改めロックには、前世の記憶という大きなアドバンテージがある。 精神的には既に社会人であり、しかもあらゆる土木業と建設業の資格を持っていた彼は、様々なことを試していった。まずは父親の趣味でやっていた気功を応用することで、大地を巡る魔力を永続的に吸収できるようにする。さらに役立たずですぐ壊れるという一般認識のゴーレムを作成、森の中でひたすら動かし続けること四年。魔力の総量UPと地と気の魔法の熟練にあてた。 その間に村で木工を中心とした雑用を引き受け、独立資金を貯めつつ、自警団で剣と武術を学ぶ。もちろん、魔法の研究も怠らない。 この世界では「石」や「金属」が地に属するという認識がないらしく、そのあたりを突き詰めてゆくと、ありあまる魔力もあって、おもしろいほど様々なことができるようになっていった。 そうして十五才の誕生日を迎えたロックは、村を出ることとなる。 目指すは都会で冒険者。まずは地味な採集依頼からこつこつと始めてゆく、堅実なロックだった。しかし早々にトラブルの元はやってきて ――
テンプレ的異世界転生チート。完結済。 うん……なんというかまあ、お約束だ。キーワードに「嫁が二人」って入ってるあたり、察して下さい(苦笑) この世界では貴族とAクラス冒険者は一夫多妻OKという設定かつ、女性二人の仲が非常に良いんで、私は楽しく読みました。 ちょっと主役がなんでもできすぎ、あと元一般人にしては淡々としすぎかなあとも思いますが、そこはそれと言うことで。 最後がちょっと駆け足ですが、それでも完結しているのがポイント高いです。
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No.4852
(読書)
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クールビズなんて……
2013年06月11日(Tue)
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最高気温が三十二度いった本日。 数日前から体調が微妙だったのですが、病院に行く日だったのでしかたなく外出。返却期限が来ていた図書館にも寄って、本を入れ替えてきたのですが。
……帰宅するなり氷枕抱えて、和室の畳の上で二時間ほど行き倒れてました。 うん、畳はほのかに冷やっこいんだ。ベッドに比べて少しぐらい固くたってかまわん……っていうか、ぶっちゃけ冷蔵庫から氷枕ひっぱり出すだけで、精一杯。二階への階段と、ロフトベッドの梯子を上がる元気はなかったッス……(−ー;)
っていうか図書館! 涼しくないって詐欺だろう!? 図書館って言ったら、暑くて自宅で勉強できない貧乏学生が、涼みながら勉強できる定番の聖域じゃなかったのか?? フラフラになりながら、こ、これで涼める……とたどり着いた図書館が、うっすら汗ばむ室内気温だったときの、あの絶望感ときたら、もう(しくしくしく) 正直、そこから自宅に帰り着くまで、ぼやける頭で事故を起こさないように運転するのに必死でした。車のエアコン? ちっとも効かねえYO!!
その後も、ケーキとかに入ってる保冷剤を五つほど並べてタオルでくるみ、首の回りに巻きつけたりしてなんとか過ごしました。 食欲はなし。なんとか牛乳でしのいでます。ああでも、あんまり消費し過ぎると、『もっと大事に飲め!!』とのお叱りがくるんだよな。主に次兄から。 ちなみに100%牛乳で飲むのなんてもってのほか。カフェオレでも、あんまり頻繁に淹れてるとチェックが入ります。 ……1Lパックを買うと、必ず余らせて最後はシチューになるとか、一体どこの家庭のお話ですか……?<2Lが三日でなくなる我が家
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No.4853
(日常)
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2013年06月12日の読書
2013年06月12日(Wed)
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本日の初読図書: 「とあるおっさんのVRMMO活動記(小説家になろう)」〜番外編・掲示板 http://ncode.syosetu.com/n2797bm/
タイトル通り38才のサラリーマンがVRMMOをプレイする様子を書いていったもの。ログアウト不能とかデスゲーム要素はありません。 ソロプレイでじっくり楽しもうと、糞スキルと呼ばれる弓や蹴技などを取っており、最初は周囲のプレイヤーからも役立たず扱いされていたのが、組み合わせを研究したりこつこつと訓練を重ねていった結果、レベルにそぐわぬ技術を身に着けていきます。 一日のログインを基本二時間と決めていて、ちゃんとログアウトして食事をとったり風呂に入ったり。リアルでの事情もちょこちょこと出てくるあたりが良い感じです。 地道なレベル上げをやったり、たとえゲーム内でも好き勝手をして良い訳ではなく、モラルは大事だと繰り返している部分も面白いですね。 たまに挟まる別視点や、攻略掲示板ログがまた楽しいです。 あ、プレイヤーとしての外見は若めにしてあるせいもあってか、あんまりおっさん臭はしません。 ……っていうか、38才がおっさん扱いなのが、微妙に複雑な今日この頃。 ほぼ毎日更新なので、今後が楽しみです。
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No.4856
(読書)
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……気温が三十四度を超えたらしいです(死) 居間では今シーズン最初のエアコン試運転。私の部屋のもフィルターの掃除とか始めた方が良いかな……
去年の二月にあつらえた、電子小物類の持ち歩き用カゴ。 いつもの通り、何の気なしに持ちあげたら、持ち手が片方ポッキリ逝ってしまいました _| ̄|○
くそう買い直しか……いくら105円とはいえ、店まで行くのが面倒くさい。って言うか同じようなサイズのカゴがまだあるかどうか、と凹みかけたのですが。 すぐに解決法を思いつきました。
本体から無事な方も含めて持ち手パーツを引っこ抜き、空いた穴にあり合わせのカラーロープを通してみました。デニムと合うブルーが在庫にあったのもこれ幸い。 持ちあげてみた感じ、強度はそれなりにありそうです。柔らかくなった分、中身の出し入れも融通が利くようになりそう。 しばらくはこれで使ってみます。 ……緊縮財政&体力温存……(ぶつぶつ)
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No.4857
(創作)
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2013年06月14日の読書
2013年06月14日(Fri)
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本日の初読図書: 慎ましい暮らしの中でも、結婚を前提に交際していた木崎初代と蓑浦金之助。しかし彼らの間を裂くように現れた求婚者は、蓑浦の学生時代からの友人、諸戸道雄だった。諸戸は女性を愛せない性癖の持ち主で、他ならぬ蓑浦に対し道ならぬ愛情を抱いているというのに、金や地位を持ち出して初代の母へと結婚させるよう迫ってきたのである。 そんな諸戸へ不信感を抱いた蓑浦だったが、そうこうするうちに初代が殺害されてしまう。しかもそれは密室での殺人だった。現場から消えていたのは、彼女が肌身離さず持ち歩いていた手提げ袋と、チョコレートの罐。 もしや自分の結婚を阻みたいがために初代へと求婚し、それが叶わなかったから殺害に及んだのではないか。そう考えて諸戸へ疑いを向けた蓑浦は、知人の探偵 深山木へと調査を依頼する。 しかしその深山木もまた、何かを掴んだと思われた途端に殺されてしまう。今度は衆人観衆のただ中での犯行だった。 一見不可能とも思われる、二つの殺人。困惑した蓑浦は、ついに直接諸戸へと疑惑をぶつけた。諸戸はその疑いをきっぱりと否定し、そうして自分もこの事件に興味があるからと、蓑浦と共に探偵することを提案してくれる。 そうして二つの事件のトリックこそ解いたものの、犯人と動機は謎のまま。さらに深山木が遺した帳面には、どことも知れぬ蔵に監禁されている、哀れな癒合双体 ―― シャム双生児 ―― による奇怪な手記が綴られていた。そしてその手記を読んだ諸戸は、明らかになんらかの強いショックを受けたようで…… やがて諸戸は蓑浦を、彼の生れ故郷である和歌山の孤島へと誘う。そここそは哀れな双生児が監禁されている場所で……言語に絶する非人道的な行いが渦巻いている、まさに地獄の鬼が住まう島だったのだ ――
だいたい予測がつくでしょうが、「ビブリア古書堂〜」がきっかけで(以下略) ずっと昔に別の版で一度読んだことがあるので、再読に入れるべきかとも思いましたけど、一応は初読カテゴリに。ちなみにその時は、杉浦志保さんの「 ISAGI-KOJIMA 」が手に取るきっかけでした。うん、一つの本が次の本への道を繋ぐって、良くありますよね?
それはさておき。
さすがは乱歩の中でも傑作と言われるだけあって、十年以上前に一度読んだだけなのに、印象的なシーンは見事に脳裏に焼き付いていました。それはもっぱら後半の、怪奇部分が多かったのですが。……正直前半のミステリー部分は、きれいに忘れているあたり、私の嗜好が顕著に現れてるんですが(苦笑) っていうか、今こうしてじっくり読んでみて、乱歩と横溝正史の間に親交があったこととかも知ってみると、「八つ墓村」との類似を感じずにはいられませんなあ<MYベスト金田一トップ3に入る作品 詳しくはネタバレになりますが、鍾乳洞での宝探しはむろんのこと、不具と思われた少女の再生&主役とのロマンスとか、極悪人の父親を持つ青年の苦悩と、実は血の繋がりがなかったと判明した解放感とか。 主役こと簑浦さんの、ちゃっかり都合の良い思考や甘えん坊なところは、いま読むとこれはこれで、ちゃんと自覚した上での(半ば計算された)行動なんだから、まあ良いんじゃないの? ぐらいに思えます。 ……こいつ絶対末っ子だ(笑) しかし諸戸さんは不憫だ……不憫すぎる…… 何もかも報われないまま、尽くして尽くして尽くしきって……そして最後は……と思うと、もう(TT) それでも父親との複雑すぎる関係を清算できたことが、諸戸さんには救いだったのでしょうか。いや、彼にとっては、あれだけの艱難辛苦を乗り越えて、それでも友情を失わずにいてくれた蓑浦くんの存在だけで救われていたのか。 ラストの二行が、切ない余韻を残します。
ミステリーで始まったのに冒険怪奇で終わってるとか、事件関係者である初代さんと諸戸さんと主役と深山木さんが事前にみんな知り合ってるって偶然が重なりすぎとか、医学的にはやっぱりそれ無理だろうとか、いろいろツッコミどころはありますが、やっぱりこの作品は名作だと思います。
……こうなると「パノラマ島奇談」も読んでみなくちゃかしら?
なお、この創元推理文庫版だと、発表当時についていたという挿し絵が、全点収録されています。ちょっと癖が強く、本文との齟齬もまま見られるので賛否両論かもしれませんが、乱歩好きな人ならチェックしておくべき一冊かと。
……ああでもこの話は、題材が不具者とか異常性欲とか差別表現とか、いろいろ現在ではいつ発禁になってもおかしくなさそうな代物なので、苦手な人はうっかり手を出さない方が良いかもしれません。乱歩未経験の方は、まず「人間椅子」とかの有名どころの短編から入ってみて、興味が持てたら読むという方向で行った方が良いと思います。
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No.4863
(読書)
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2013年06月15日の読書
2013年06月15日(Sat)
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本日の初読図書: 「毎日がメリー・バッド・エンド(ムーンライトノベルズ)」 http://novel18.syosetu.com/n3293bp/
左目のまわりにべっとりと醜い痣がある女子高生 青山灯子。暴走族上がりの父親を持つ彼女は、家では虐待を受け、外では子供の頃からいじめられ続けて孤立していた。友人はおらず、外出すれば人目が突き刺さる。図書館で本を借りるのと勉強だけが、彼女の楽しみだった。 そんなある日、父親が絶対に家から出るなと言い残して出かけていった。そうして一人で留守番していたアパートへやってきたのは、恐ろしいヤクザ達。灯子は借金のカタに、父親の手で売られたのだ。 しかし顔に痣があり、全身虐待による傷跡だらけだった灯子は、たとえ処女であっても売り物になどならないとのことだった。 ヤクザ達の中でも偉そうな男 市松祠門は、逃げた灯子の父親を探し出せと部下へ命じた。それから灯子へは、意外な事を提案する。 もしどうしても勉強を続けたいのであれば、自分の元へ来ると良い。身体で代償を払うのなら、高校は卒業させてやるし、大学へも行かせてやるぞ、と。 それは物珍しさと、ちょっとした好奇心から出た言葉に過ぎなかった。自身も顔の半分を薬で焼き潰され、全身傷まみれである祠門にとって、灯子の痣や傷など何ほどのものでもなかったのだ。若い処女を抱ければめっけもの。その程度の気まぐれだった。 灯子は迷った末に祠門のマンションを訪れ、そうして倍近く年上の男に囲われることを選ぶ。 それから悲惨なことや不思議なことがたくさん起きて、打算と気まぐれから始まった二人の関係は、じょじょに変化してゆく。 そうして少女はいつしか、関東最凶の狂犬を手に入れるのだった ――
商業作家 諸口正巳さんの新作。R18完結済。 ……この方の作品は、たいてい残虐的グロ描写が激しいですが、今回はそれに文字通りの18禁も含まれています。その代わりと言ってはなんですが、猟奇方向も含めて描写は控えめ(あることはある)なので、この人の作品にしては読みやすい、かな?<あくまで当社比 ちなみにリニューアル版「ヤクザな退魔」のスピンオフです。メインキャラは なろう版 での新キャラだった、門倉の狂犬三号こと市松祠門さん。ヤク退ではちょっと愉快なアニキって感じだった彼の、本性というか鬼畜ぶりが余すところなく描かれております。狂犬? いやいやいや、そんなレベルじゃないだろこれ?? 笙矢が二度と見たくないとだけ表現した身体中の傷も、それを負った時の状況を含めて、しっかり暴露されています。ヤクザ怖い、ヤクザ(汗) そんな鬼畜ヤクザをお相手するのは、虐待を受けて育った内気な少女。
えー……間違えてはいけません。この物語は心優しい純粋な少女が、その愛情で凶悪ヤクザを更正させるお話では あ り ま せ ん 。 父を恐れ世間を恐れ、ただひたすら萎縮するだけだった哀れな子供が、壮絶な体験と壊れた愛を受けて、新たなオトナとして成長する物語です。
おまえをしあわせにはしてやれないが、 おまえのてきはみなごろし
この一文が、全てを表しているでしょう。 壮絶な体験を一言では説明できませんが……ええと、普通ヒロインが敵方にさらわれたら、危機一髪で助けが来ますよね? でもこの話では来ないんです(−ー;) いや助けには来てくれるんですけど、普通の話で言うなら思いきり手遅れになってからっていうか……とりあえず命はあった。肉体的な後遺症は残らなかった。そういうレベルです。 そうしてその報復は、完膚無きまでに容赦なく。 現代日本が舞台のお話なのに、死者が数十人。しかも殺り方が……(怖)
……それでも最終的に、二人は幸せです。 五秒後に生きていられる保証はどこにもない。だから今を全力で生きる。そうして、行使した『力』の報いをいつか受ける。二人とも、いつかきっと地獄へ堕ちる。 それを自覚した上で、お互いをお互いなりの不器用なやり方で、精一杯大事にしています。 うん……これならけして正義とは言えない二人のことも、過剰な暴力表現も、ひとつの物語として読めます。
個人的に諸口さんの作品は、コメディ色の強いヤク退が一番好きなので、スピンオフであるぶん、受け入れやすいという面もあるのかもしれませんが。
……っていうかただ単に、壊れた男が唯一絶対の相手に対してのみデレるというシチュエーションが、大好物だってだけなのかも(苦笑)
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No.4864
(読書)
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鳥の卵が、ついに今朝がた孵化しましたvv
写真ではまだ一個卵のままですが、午後には四羽そろって、もう親からエサを貰っていたそうです。 やー、家の窓から見下ろすだけで、普通に観察できるって贅沢だ(^ー^)
親鳥と揃った状態はこちら。
これは次兄がデジカメで撮影したので、さすがに綺麗に撮れてます。 んー、目元にちょっと濃いいライン入ってるし、やっぱりヒヨドリで良いのかな……? そしてこうしてピントがあったアップ写真で見ると、巣材にけっこういろいろ使われているのがよく判ります。底の方に絡まってる白いの、絶対ビニール紐ですよね??
そして親子がもう一組。
ここ数日、裏庭にタヌキが出没。 仔ダヌキがコロコロ動きまわるのが非常に可愛いのですが、いかんせん動きが早すぎて写真が撮れない(しくしくしく) 母親(推定)は育児疲れなのか、何だか別の生き物のようにやつれていて、顔なんか真っ白に。
……うちって県庁から徒歩圏内なんだけどな……?
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No.4867
(日常)
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2013年06月18日の読書
2013年06月18日(Tue)
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本日の初読図書: 「鍛冶師ですが何か!(小説家になろう)」〜第百弐拾壱話 http://ncode.syosetu.com/n8565bd/
信州の田舎にある刀鍛冶 津田家。現代主流の飾り物ではなく武器としての日本刀を追及し、鍛え上げた肉体と自ら剣客として培った闘気=気功を刀に籠めることで、『異端』とすら呼ばれるほどの切れ味を持つ刀を生み出す、そんな鍛冶師の家系。 その津田家に生まれた驍廣(たけひろ)は、幼い頃から刀を打つ父の姿に憧れ、自身も鍛冶師になるのだと心に決めていた。そのため極限まで肉体を鍛え、気功と武術を修め、そうして迎えた十八才の誕生日。それまでナイフや鉈といったものしか作らせてもらえなかったのが、ついに「一本打ってみろ」とのお許しをもらえた。 しかし朝からソワソワとし、心躍らせながら帰宅しようとしたその時、目の前に車道へ飛び出す幼児の姿が。そうして突っ込んでくる、トラック。 とっさの出来事に身体が反応し ―― そうして驍廣は、自らの葬儀をその眼で見ることになったのだった。 なかなか成仏できそうな気配はなく、ようやくやってきたお迎えとやらにつれられ冥界へ行ってみれば、閻魔王いわく、 「驍廣殿、すまん! お主の「死」は間違いじゃった」、と。 対処が早ければ臨死体験ですんだのだが、冥界の官吏の少女 紫慧紗(シェーシャ)のミスで確認が遅れ、生き返ることはもはや不可能なのだという。 思わず閻魔王すら震え上がらせるほどの怒りを見せた驍廣だったが、起きてしまったものはもうしかたがない。 そこで特例中の特例として、閻魔王から異世界への転生を打診された。異界では現世よりも文明の未発達な場所も多く、そこへ赴けば鍛冶師としての『腕』が存分に振るえるのではないかと言うのだ。 刀鍛冶として生きられるのならば、それは確かにおもしろそうだ、と。 かくして文殊菩薩が管理するという世界「文殊(うぇんじゅ)」へ赴くことになった驍廣だったが……異界へと渡る寸前、いきなり紫慧紗が次元の穴に飛び込んできた。 驍廣を現世に戻す機会を奪った罪を償うのだと言う紫慧紗と二人、驍廣は文殊に降り立つこととなる。 そこはしゃべる獣 賢獣や竜人や獣人、妖精などといった様々な種族が暮らす世界。 肝心の人間はというと、魔法を主に使用し、武器などといった『野蛮』なものは必要としないのだという。あれ? 話違わなくね? っていうか、俺、亜人とか呼ばれるんだけど。え? 額に第三の目が開いてる? 肌が青黒く変わってるよ?? なんだかいろいろもの申したい部分はあるのだが、それでも驍廣がやることにブレはない。獣人やら竜人やらエルフやら、いろいろな人種と交流しながら、ただひたすらに武具を打つ! これはちょっと訳ありな鍛冶馬鹿が、規格外の武器を作り、冒険し、戦闘する。そんな物語である ――
三日かかって、ようやく公開分を読了しました。 赤子から産まれ直すのではなく十八才のままなので、異世界転生と言うより世界移動と言った方がしっくりくるかな? 魔法の発達により武器が廃れつつあり、使われる武器も量産型の鋳造製品が増えている世界。良質の鍛造武器を作成できる鍛冶師は、一部に重宝されつつもなかなか素質のある後継者がいない、そんな状況。もう年老いたからと鍛冶場を閉めようとしていた一つ目巨人(キュクロプス)のスミス爺さんの元で鍛冶を始めた驍廣は、込める『気』と異世界人ならではの発想、そしていつの間にか現れていた第三の目で精霊を見ることによって、精霊の力がこもる規格外の武具を次々と生み出してゆきます。これぞ鍛冶チートvv おまけに現世にいた頃から、木刀で石灯籠を切れるほどの武術の腕を持っていたのが、異世界で更にパワーアップ。無敵です。主役無双です(苦笑) 時々挟まる他視点によると、政治的なことが絡まってややこしいことになりつつあるようですが、主役はそんなこと知ったこっちゃなく、ひたすら楽しくやらかしてます。
そしていろいろ訳ありなこともあって、現在ヒロインが二名。これがまたどちらも捨てがたいです。これもやっぱりハーレムなのか?? 事情を知ると、どちらも応援したくなるのですが……訳あり部分をかんがみると、どちらもありになるのだろうか(むう)
個人的に気になる点は、やはり文章の練りの甘さと、誤字脱字の多さ。 あとキャラクターが多い割りに外見描写や、再登場時の補足説明が少ないので、これ誰だっけ?? がしばしば起こるのが辛いところかな。
でもおもしろいので、技術モノが好きな人、チート&ハーレムが気にならない人にはオススメです。
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No.4870
(読書)
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水不足気味だった世間を潤してくれる、久しぶりのお湿りだった本日。 ヒナたちは、雨に打たれて寒そうです。
まだ孵化して二日目なのに、もう大きさ倍ぐらいになってないか?? 以前の記事を見てみると、孵化して十日ほどで巣立ちしてますから、ほんとにすごい勢いで成長しています。 親鳥も、いなくなったと思ったらすぐにエサ取ってくるし。
餌をやるとき以外の親鳥は、すっぽり巣にはまりこんで、ずぶ濡れになりながら子供達の雨除けになっています。 大変だなあ子育てって……
昨夜はちとしんどくてお風呂に入れなかったので、今日は夕方元気なうちにシャワーを浴びました。 少々気温が低くなりそうだったので衿の詰まったTシャツを着たのに、夜が更けるにつれどんどん寒くなっていき、九時頃にはついに半纏を出してくる羽目に。 これは基礎代謝が下がってるってことなのかなあ……
今週の金曜日は、久しぶりにオリジナル小説を更新する予定です。 しかしなかなか編集&最後の推敲が進みません。むう(−ー;)
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No.4872
(日常)
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本日も朝からしとしと雨降りの空。 しかしさすがに昨日ほどの勢いはなく、気温も長袖Tシャツで、ちょっと肌寒いかな? 程度。 そして今日のヒヨドリは……
昨日よりも明らかに、ヒナの色が黒くなっています。 もう頭の大きさが、卵だったときと同じぐらいになってるんじゃないか?? ……っていうか、夕方の段階で翼に羽毛が生え始めてるよ!? いったいどれだけの勢いで成長してるんですか(汗)
次兄の目撃情報によれば、昨日は小さめながらもトカゲを食べていたそうで。そしてしばらくクチバシから尻尾を覗かせたままでいたのだとか。 次兄は「消化しながら寝てるんだぜ!?」とびっくりしてました。いや確かにホントならビックリだ。親鳥が食べるのならまだ判りますが、あんなちっちゃな身体で、骨とか消化できるんだろうか……(心配)
今日も餌を食べてるところを撮影しようとチャレンジしましたが、焦るせいか手ブレまくります(しょぼん) しかし親がヒナのフンを食べている光景を目撃できたりとかして、ちょっと興奮。 餌をもらったヒナが、まるで押し出されるかのようにお尻を上げてフンを出すのを、親鳥がまた心得たようについばんで食べちゃうんです。まるで流れ作業。 はー、ああやって巣の中が清潔に保たれてるんだなあ(感嘆)
追記: 撮影成功しました!
親鳥が大きなバッタ(?)を獲ってきて……
ヒナの口にぐいっと押し込み
なんか出てるよ、出てるってば(汗)
何度もチャレンジして試行錯誤していたら、最終的に今日だけで七〜八回は、給餌行動を見た気がします。 っていうか、巣がヒナだけになっている状態を見かけたら、数分その場で待っていれば親鳥が戻ってくるのを見られるって、どれだけ狩りの腕がいいんだ、ヒヨドリって。獲ってくるものも、バッタとかトンボとかの大型昆虫がメイン。バッタはともかく、トンボなんてどうやって捕まえるんでしょう。飛んでるところ? 留まってるところ?? 獲りやすくて食べでがありそうな、イモムシのたぐいは案外見かけません。動きが遅そうな蝶・蛾なども然り。むう、選択基準が判らない……
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No.4875
(日常)
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更新情報(2013年06月21日)
2013年06月21日(Fri)
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「閲覧室」の「オリジナル小説書架」に「楽園の守護者」番外編「義務」の前編をUPしました。
えー……さすがに半年に一度ぐらいはオリジナルを更新しないとってことで。 今回の時系列は、本編終了から数ヶ月。前回UPした「手管」より1〜2ヶ月前の、婚約発表以前を想定しています。なのでロッドはまだ鼻つまみの厄介者のままです。 ……いやまあ、発表前も後も、ヤツ自身の態度はほぼ変わってませんがね。 ともあれ。 以前から書きたかった「カルセストに後輩ができて張り切るお話」。 それだけではいまいちまとまらなかったので要素を足したら、長くなりすぎて前後編になっちゃいました(苦笑) 後編は来月にUPする予定です。
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No.4876
(更新)
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ここにも鳥がいる
2013年06月21日(Fri)
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そろそろ髪をまとめたくなってきた季節。 今年もかんざしの出番がやってきております。 そして目についた時にちょこちょこ集めていたパーツ類も、日の目を見始めました。
今回のコンセプトは、『ちょっと間違った東洋趣味のアンティーク』第二段(笑) 基本的に前に作ったのと同じタイプですね……こういうのが好きなんです。 ちなみに上の黒玉ビーズは、以前母が使っていたストラップをバラしたもの。金色のリングやストラップ金具など各パーツは家にあったやつ。フクロウのチャームのみ購入@百均で二個セット。 他にもおもしろそうなストラップとかチャームを見かけたら買っているので、今年も新作が増えそうです♪
そしてなかなかエサやりの決定的瞬間がうまく撮れないヒヨドリ。 ……良く考えたら、スマホでは動画撮影ができるんじゃん? っていうか、デジカメにもビデオモードがあるじゃんよ??
と、言うわけで。 思いついたら挑戦しないわけには行きません。 よく意味も判らないまま、設定をいろいろいじっては、挑戦を繰り返すこと複数回。 昨日今日と試行錯誤して、ようやく視聴に耐えるものが撮れたかと思います。
うちの機材と私の腕では、これがベストでしょう。
……なにしろそもそもの機材が備えている機能が低い上に、私自身がド素人。ピントが合わなかったり、やっとピントがあったと思ったら今度は画像が暗すぎて、撮影後に画質調整してもなんだか白っぽかったり。さらには手が震えまくって、酔いそうな勢いで画面が揺れてしまったり。
そもそもデジカメもスマホも、しばらく操作せずにいると、すぐに電源が切れちゃうんですよね。かといってこまめに操作して電源入れっぱなしにしていると、今度はあっという間に電池が減るし。しかもデジカメの方の撮影可能時間は、SDカードの容量上、わずかに2分と30秒。 なので画面を消した状態でカメラを構えたまま待機 → 親鳥の気配を感じた瞬間、電源をON → すかさずアングルとズームを合わせて、シャッターボタンを押し込み! というせわしないことに。……そりゃあ失敗もするさ……ヽ(´〜`)/
せめてもの幸いは、親鳥がほとんどこちらを警戒しないことでしょうか。 巣のすぐそばにある窓を開け放ってカメラ構えていても、平気で戻ってきます。むしろちょっとぐらい様子を見てくれた方が、こちらもカメラを準備する余裕ができるんですけど……
ともあれ。 エサやり → フンの処分 → 再び飛び立つ or 座りこむ、という一連の流れは、これでだいたい判っていただけたのではないかと。
……この動画も最初に撮り始めたときは、「しまった! シャッター押すのがまた遅れた(><)」と思ったのですが。それでも念のため最後まで撮影していて良かった。まさかたて続けに二羽目がやってくるとは!<この流れは滅多にない
たぶん茶色っぽくてお腹がふっくらしていて、エサをやったあと巣に座りこむのが母親。グレイっぽくてほっそりした体型で、エサをやったら飛んでいってしまうのが父親ではないかと、そう推測しています。 継続して観察していると、いろいろ判ってくるんだなあvv
なお、母はガールスカウトの子供達向けに写真入り観察記録を作成しているのですが。なんとかして親鳥がフンを食べる写真を撮りたいと頑張っています。本当に一瞬で終わるため、なかなかタイミングが合わなくて……ここだ! と思ってシャッターを切っても、すでに飲み込んだ後だったり、暗すぎてシャッター自体が下りなかったり(しょぼん) 動画を一時停止してキャプチャなんかもしてみたのですが、やはり動画だと画質が粗すぎて1コマだけを取り出して印刷すると、何が何だかさっぱり判りません。 むう……なにかうまい方法はないものか……(−ー;)
とりあえず失敗作の中で、妙に格好いい1枚があったので掲載。
父鳥(推定)がエサをやった直後に飛び立つ瞬間です。 身体をぐいっとひねって翼を拡げた一瞬が、偶然ながら見事に捉えられております。
……せめてデジカメに連写モードがあればなあ……
あと、拍手でコメント下さったかた、ありがとうございました <( _ _ )> はい、彼はあの人です。良かった、あんまり古すぎる設定を引っぱりだしてきたから、誰にも判ってもらえなかったらどうしようかと思ってました(苦笑) 次回は久しぶりのアクション。お楽しみいただければ幸いです。
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No.4879
(創作)
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2013年06月23日の読書
2013年06月23日(Sun)
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本日の初読図書: ヒヨドリとかタヌキの観察にかまけていたら、うっかり五日も掛かってしまいました。ようやく折り返しの六冊目を読了。 曹操はもっぱら北部の平定と袁紹の息子の掃討に力を割き、孫権と周瑜はひたすら揚州内部を固めることに腐心。あとは涼州の馬超が出始めたぐらいで少々中だるみ感があるかと思いきや、どうしてどうして。後半、これまでどちらかというとエピソードを削られがちだった劉備サイドが、鬱憤を晴らすかのように活躍してくれました。
今回の見どころはなんと言っても、劉備が隠棲している孔明の元を三度尋ねて迎え入れるあたりからでしょう。そして荊州牧 劉表の死に乗じて南下してきた曹操軍のために新野を逐われ、十万の民衆と共に進軍するも、あえなく大軍に追いつかれて民もろとも壊滅。わずかな手勢のみで命からがら敗走し、かろうじて関羽の船団に助けられ、揚州と手を結ぶべく孔明を使者に出す……という、劉備の生涯でも屈指の大敗北エピソード。映画「レッドクリフ」では導入部分に過ぎないあたりが、じっくりしっかり語られています。 もうね、北方謙三はこれをこう料理するか! と驚かされっぱなしでした。
軍師として劉備軍に参加した孔明さんは、「戦(いくさ)で負けつつ戦略で勝つ」という方針を説明し、数年・十数年後を見すえた作戦を立てるのですよ。その為にまず、曹操に降伏することを選択した荊州を、いったん放棄して揚州方向へ逃げるように進言。そして曹操に荊州を容易く取らせることで、そのまま勢いに乗って揚州までも攻めるように仕向け、そこで危機感を覚えた孫権と同盟を組むことで曹操の南下を阻む、と。しかしもし曹操が孫権を攻める前に荊州へ腰を据え、時間を掛けて力を蓄えてしまっては、もう勝ち目がない。なのでいかに曹操を後先考えず突っ走らせるかを考えて出した結論が、「囮を使って荊州の要である江陵へ曹操の軍を誘導する」です。 囮になるにはできるだけ遅く進軍しなければならない。しかしあまりゆっくり動いていては疑惑を招く → そうだ民衆を護衛しているように見せかければ、遅くても不思議ではないし、徳の将軍という面目も立つ。さらに劉表の弔い合戦として兵を挙げるという名目もプラスすれば、男を上げた上で、降伏を不満とする荊州内の武将達も配下に組み込めて、一石でいくつも鳥が落ちる★
どうだ、この腹黒さは!<誉め言葉 十万の民衆が最初から完全に盾&捨て駒ッスよ? 護衛しているように見せかけて、その実、軍の主力は別行動して全部温存。力及ばす潰走したと思わせるため、確かにかなり綱渡り的な危険は侵しましたが、それでも蹴散らされたあとに民衆を置いて兵達だけ離れた場所で集合したら、ほとんど被害なく元通りです。
なんて斬新な劉備軍!!
徐州を捨てた時もそうでしたが、この劉備は完全に武人として『天下』を見すえているんですよね。『帝を奉じ国民を守るため、乱世を終わらせる手段として天下を統一する』『だからそれまでは民よりも天下統一が優先』と、割り切っちゃってる感じ。……部下を指揮する武将としては、こっちのあり方のほうが正しいんだと思います。人徳人徳言った挙げ句、部下も民も死なせまくりな一般的劉備像よりも、個人的にはずっと好みだったり。
あ、ちゃんと孔明さんと二人、
「責めは、すべて軍師たる私のものです。民が死んだという責めは」 「もういい、孔明」 劉備は言った。本来なら、責めは自分だと言うべきなのだ。
といった具合に、自分達がやっていることの汚さは自覚しているのがポイントです。 うん、北方孔明はちっとも超然としてなどおらず、悩むし苦しむし、自分はこのまま世に出られず埋もれていくのかと落ち込んでみたり、この作戦で本当にうまくいくのかと迷ってみたりと、人間味に溢れているのも面白いですね。自ら剣をとって血まみれになるというのも、なかなか新しい孔明さん像。 劉備と孔明が似ている(かつて筵に日頃のうさを織り込んでいた=土に怨念を込めて耕していた)が故に手を取り合えたというのも、関羽や張飛とは異なった関係になった理由として納得できるんじゃないかと。
そして今まで劉備陣営の見せ場が散々削られていたので、今回も……? と心配だった『趙雲が阿斗を懐に一騎掛け』はしっかりとありましたvv 張飛も長坂橋でちゃんと活躍したし♪ しかしこの長坂坡の戦いで一番魅せてくれたのは、張飛の従者のオリキャラ(王安)かもしれません。なんというかもう、格好良いというか、切ないというか……くそう、オリキャラに泣かされるとはッッ( T ^ T )
そしてそして、待ってました! 関平もついに登場vv 酔っぱらったお義父さん(関羽)を甲斐甲斐しく介抱しております。 ……相変わらず周倉はいないんですけどね。架空の人物らしいからなあ、周倉は(しょぼん)
そして物語終盤。 孔明は同盟の話し合いをするため魯粛と共に孫権のもとへ向かい、荊州水軍を自軍に取りこんだ曹操は、揚州攻めへと駒を進める。 次回はいよいよ赤壁でしょうか? 三国志の中でも最大と言っていい見せ場を、北方先生がどう書いてくれるのか、楽しみでなりません。
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No.4884
(読書)
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ふわふわもこもこ(*´Д`)
2013年06月23日(Sun)
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昨日の続きより。 午後になって日が差してきたので、たまには日光も浴びねばと、日だまりを求めて西向きの和室へ向かった昨日の私。 そこで目撃したのは、裏山に面した庭先で団子になっている、仔ダヌキの塊でございました。
なんだよ、これ。猫団子なら冬場にときどき見かけますが、野性の仔ダヌキって、反則だろう!? っていうか、横のコンクリートブロックと比べてみれば判るでしょうが、ミニマムすぎるぞ、コンチクショウvv
そーっとそーっと、できるだけ驚かさないように網戸を開け、掃き出し窓に座りこみ、じっくりゆっくり観察体勢に。 まずは写真を激写、激写、GEKISYA!
そしてはっと思い出して動画撮影をしようとしたところで、無情にも充電が切れるスマホ _| ̄|○ それでもなんとかゆーーーーっくりと立ち上がり、特急で充電ケーブルを取ってきてコンセントへ差しこみ。再度録画を始めるも、今度は何故かいきなりブラックアウトする液晶画面(゜◇゜‖
その後、いくらスマホのボタンを押しても電源を入れ直そうとしても、ウンともスンとも言いません。ちくしょう! なんでよりにもよってこのタイミングで!? と焦りながら、必死に音を立てないようスマホのカバーを脱がせて本体裏蓋を開け、バッテリパックを外してつけ直し。再度電源を入れ直したら、なんとか起動はしたものの、次は電話番号その他のユーザーデータが吹っ飛んでいて、さらに焦る私 (゜д゜;三;゜д゜)
泣きそうになりながらもう一回、電源を落として起動し直したら、なんとか通常通り動くようになりました(安堵) そんなワタワタしている目前で、プレハブの下へ出たり入ったりしている仔ダヌキ達。 気付けば推定五匹はいたはずが、たったの二匹に。しかもなんだかくつろぎ始めていて、ほとんど身動きしてくれません。
それでも私は頑張った! 待っていれば、また他の仔も出てきてくれるかもしれない。もしかしたら親子のツーショットだって見られるかもしれない。 その一念で、開け放った窓から入る蚊にまとわりつかれるのも我慢して、じっと待機し続けました。
その結果、撮影されたのが↓こちらです(無駄に長いので要注意)。
粘った甲斐があって、ずいぶん愛らしい姿を堪能できましたvv そろそろ停止しようかと思うたびに、なにかしら新たな展開があって、ついつい十分近くも録画してしまいましたよ。時々激しく手が震えているのはご愛敬★
……ちなみにこの動画を録り終えた時には、最初に仔ダヌキを見つけてから、実に二時間近くが過ぎていたり(苦笑) もうね、あんまり息を殺して見守りすぎたせいか、仔ダヌキ達が熟睡モードに入っちゃったときは、本気であきらめようかと……
くつろぎすぎだろう、仮にも野生動物が(^ー^;;)
いやまあ、こっちもリンゴを置いてみたりとかしちゃったんで、厳密に野生の状態ではないんですがね。 しかしそのリンゴに対する警戒を解いてくれるまでに、二時間のほとんどが費やされたような気も……<母が置きに行った時は、全頭が脱兎の勢いでプレハブの下へ逃げこんだ このひと眠りがあったからこそ、落ちている果物への疑問が頭から消えたのではないかと。
ともあれ。 おかげさまで、待機している間にたっぷりと日光浴ができましたとさ(苦笑)
そして今日。 午後になってから、念願の親子連れの姿も確認できました。
残念ながら撮影できたのはこれ1枚。 親の顔はまだ白いですね……なんでだろう?? そして前後に並んで立っているので、親子の大きさの差がいまひとつ判りにくいのも残念無念。 一応動画も録ってはみたのですけれど、あいにくこれ以上は近付いてくれず。すぐに逃げてしまったので、PCで再生してみると米粒のようで、ほとんど何だか判りません(しょぼん) ああでも仔ダヌキの方は、今日も近付いてきてしばらくすぐそこで戯れていてくれたので、今度は液晶画面を通さずじっくり肉眼で愛でさせてもらいました。 ああ、小動物癒される(*´Д`)ハアハア
……ほんとにほんとに、県庁から徒歩圏内なんですよ?<我が家
DVDに録り溜まっている積録は、「潜入探偵トカゲ」の最終話を視聴。うむ、おもしろかった。ラストは誰も彼もが怪しく見えてきて、本当に最後までドキドキさせられましたよ♪ がっつり全話録画したけれど、惜しむらくは先週分がちょっと電波が悪くて、画面がちらつき気味だったのが残念です。 ノベライズとか……出ないかなあ。
「TAKE FIVE」も最終話を見たのですが、何故に岩月さんが盗品倉庫に左遷されて、しかも監視までされていたのか、どうしても理解できません……私の理解力が足りていないのか(悩) そもそもなんで、1話目の東都銀行のデータを欲しがっていたんだろう? 係長が東都銀行のデータを一部消してたってなんで?? ううむ……もう一度、一話目から見返すべきなのか……(−ー;) っていうか、こっちこそノベライズが出ているようだから読んでみたいところだけれど、 Amazon さんでは二巻目が品切れて中古は定価より高くなってるんですよね。それにノベライズは当たりはずれが大きいから、買うのはけっこう勇気がいるんだよなあ。 ……ところであの流れで正義が逃亡しちゃったら、留衣さんは責任追及されて処分が下るんじゃないかとか言うのは、野暮なんでしょうな(笑) 岩月さんが普通に警察に勤めたまんまっぽいとか、ツッコミどころは他にもたくさんvv
あとはようやく北方三国志を読了して、動画やら写真やらの編集作業で今日も終わりました。 毎日これぐらい充実していると良いんですけどねえ……
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No.4886
(映像)
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2013年06月24日の読書
2013年06月24日(Mon)
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本日の初読図書: 学生アパートで起きた密室殺人「金星」と、マンションのベランダに突然死体が現れた「初恋」。 「初恋」の方は次の巻に収録される話と、微妙にリンクしているそうです。まあ時系列的に同時に捜査をしているというだけで、お話自体は単体で問題なく読める程度。
うむ…… 今回はどちらも珍しく、おおまかなトリックと犯人が早いうちに判ってしまいました。特に「金星」の方は、犯人が登場した次のコマで、もう「あ、こいつだ」と(苦笑) そのあたりはシリーズが長くなったせいで、だいたいの呼吸がつかめてきたきらいもあるのでしょう。しかし別の方向から見ると、非常にフェアに描かれている点があると思います。意識してコマを眺めれば、トリックのキモとなる細かい部分が、ちゃーんと最初から描き込まれているのですよね。1話目では開いてるドアのノブの形だとか、2話目では死体の下にある避難用ハシゴだとか(ネタバレにつき要反転)。
しかし今回の面白さは、そう言ったトリックよりも、動機をメインとした人間心理の方にあったのではないでしょうか。 「金星」の作中作で、サージェと狸くんが星々を巡るお話は、子供のころ学研の「ひみつ」シリーズを愛読していたのを思い出して、非常に懐かしかったのですが。 その中で狸くんが言う台詞。 「正義の味方が悪者を倒さないと、おもしろくない!」 ちょっとハッとしました。 ……私は子供の……たぶん幼稚園か小学校低学年の頃。 某有名ロボットアニメに関して楽しくしゃべっている兄達に、「それでどっちが悪役なの?」と訊いたのを覚えています。兄達は困惑したように「これは戦争だから、どっちが良いとか悪いとか言う話じゃない」と答えました。 その時に初めて、この世は単純に善悪二種類で語れるものではないのだと、知ったように思います。 「金星」を読んで、そのやりとりを思い出しました。 この話の犯人は、そういう事を教えてくれる人がいなかったんだなあ。
「初恋」の方はまた、いろいろと複雑なものが絡み合ってましたね。犯人の心理も興味深かったし、「どうして彼女が彼を選んだのか」という部分も、いい味がありました。 そして語り手の心の揺れ動き。美人に告白されたから大喜びで付き合いだしたけれど、トラブルが連続するにつれて「自分は彼女が好きだから付き合ってるのか?」と迷い始めるあたりが、ある意味リアルかと。高校生カップルのおつきあいって、けっこうそういう感じなんだろうなあ(苦笑)
……あ、今回、数学が全然出てきてないや……
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No.4889
(読書)
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2013年06月25日の読書
2013年06月25日(Tue)
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本日の初読図書: 収録は「4枚目の鏝絵」「足摺厚焼き卵店」「Nobody」「グラウンド」の4作。 かなりシリアスでダークな話とライトでコミカルなお話が交互に載っていました。 「〜鏝絵」は、最高の地獄絵を描くために妻子を焼き殺したとかいう絵師の話を彷彿とさせられました。最後のひとコマが、なんとなくゾクッとする感じで、追いつめられた人間の怖さが伝わってきました。 「Nobody」の方は、闇社会の容赦なさという、別の意味の恐怖が。 「足摺〜」は完全にコメディ。こういう殺人の起きない謎解きというのも、ほっと一息つける感じで良いんですよね。 ……しかしあのメモの書き方はないだろうよ(苦笑) 「グラウンド」は……ううむ。あまりに悪役が悪役というか、なまじっかこういう人ほんとにいそうだと思えてしまい、ちょっと読後感が(−ー;) それにいくら悪役でも、あそこまで自腹斬らせてクビってのもなあ…… このお話は、珍しく謎解きというよりも、コンゲーム? っぽかったかな。そして久しぶりに七瀬さんのお父さんが登場していたのも微笑ましく。 ……でもって、七瀬さんの運動能力はますます人類を超えてゆく(汗)
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No.4893
(読書)
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書痴と呼ばれる今日この頃
2013年06月25日(Tue)
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二週に一度の図書館返却日。 今回は母に「できるだけ大人向け翻訳の奇岩城を」と頼まれて、なんとか探してきました。 しかし地元図書館の蔵書検索システムは、作者のデータは載っているのに、翻訳者の名前は登録されていないんですよね。 個人的に、好きな海外作品はいろんな翻訳を読み比べるのも楽しみのひとつです。たとえば「モンテ・クリスト伯」は、山内義雄さんの全7巻が現在入手できる唯一の完訳版として一般的ですが、引用が分かりにくかったり冗長な部分もあって、少々ハードルが高いです。黒岩涙香の翻案はハードカバー2冊とだいぶコンパクト。しかしキャラクターの名前を日本名に変えたりと、随所が思い切られたその文章は実にダイナミックで素晴らしいし、三上於菟吉の全三巻も、多少読みにくさはありましたが、あれはあれで独特の味わいが。他に「十五少年漂流記」あるいは「二年間の休暇」も、各種完訳版にジュヴナイル版、あるいは明治時代に初めて日本に紹介したという森田思軒の、先入観にとらわれない斬新な翻訳など、どれも楽しいです。 もっと身近なところだと、シャーロック・ホームズなども、好きな翻訳は人それぞれに違うでしょう。 それが! 図書館では調べられないなんて(><)
……しかたないので今回は、できるだけ大人向けというリクエストに基づき、とりあえず創元推理文庫なら間違いはないだろうと、創元版のそれもできるだけ出版が古いものを選んでみました。
はたして母のお気に召してくれると良いんですが……
そしてさらにリアル本屋へも寄って、こちらではドラマ「TAKE FIVE」のノベライズが、一体どんな文章なのか実物を確認しようと思ったのですが。 ……どちらの巻も品切れでした(しょぼん) 頼りのネット通販で探してみても、軒並み2巻目が売り切れ状態。唯一中古品がある Amazon は、送料を入れると定価よりも高くなっています。 ……半年ぐらい待てば、たぶん安くなるとは思うのですが。 特にノベライズは、普段読書なんてしない人が買って読み捨てる事が多いから、状態の良いものがきっと出てくるとは思うのですが。 ないとなると欲しくなるのが、人間心理なんですよねえ……
あとは……昨日の日記で書き忘れていましたが、母のプリンタが急逝してしまいました。 平成17年の4月に、その段階で既にかなり安くなっている型落ちを購入したという年代物。しかし今までこれといった不具合もなく、まだまだ充分に使えると思っていたのですが。 ……なんでも廃インクタンクとやらが、一杯になってしまったらしくって(しょぼん) これって一杯になったら、本体をメーカーに送ってタンク内のインクを捨てる&部品の調整が必要なんですね? しかしうちが使っていたプリンタは、もう何年も前にメーカー保証が終わっているとのこと。もう送っても修理はできないので、どこの店に持ち込んでも受け付けつけてはもらえないだろう、と。買った店に電話で問い合わせたら、そう返答されました。 ……そんな、いつか絶対駄目になると判っている消耗品部分ぐらい、販売店やユーザー側で交換できるようにしておいてくれよぅ( T _ T )<前のプリンタも同じ理由で処分した
幸い我が家には、他にもプリンタが2台ほどあります。 今回壊れたのは母用のメインプリンタで、同じく母用のサブと、父(仕事)用のものが残っているので、差し迫ってすぐに困る訳ではないのですが。 それでもまだ外見はピカピカで、ほんの昨日まで普通に動いてくれていた機械を、即日処分するのは複雑なものです。 インクカートリッジなんて、それこそ前の日に交換したばっかりで、まだまだたっぷり内部に残っている上に、未開封のストックまで数本あるんですよ?? せめて未使用のインクぐらい、互換性のある機械を持ってる人がいれば、無駄にならずにすむんですけどね……<母のガールスカウト・ネットワークに期待
そして本日のヒヨドリはこんな感じ。
二日ほど前に比べると、格段に鳥らしくなっていますねvv 生えかけで棘のようだった羽毛が柔らかく全身を覆い、身体も大きくなりました。もう巣さえ手狭になって、下手に動くと一羽ぐらい落ちてしまいそうです(ハラハラ) 親鳥と比べると、こんな感じ。
こうして見ると、大きくこそなったものの、まだヒナらしさは抜けていないかな? しかし身体が大きくなったためか、もうエサをもらうたびにフンをすることはなくなりました。お腹の中に、虫数匹分の体積を収めておけるようになったということでしょうか<本当に口から入ったエサに押し出されるような排泄だった 前回の営巣を考えると、もうあと二〜三日で巣立ちすると予想されます。 巣立ちの写真、撮れるかな……?
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No.4894
(電脳)
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今朝は朝からざあざあと、音を立てて雨が降っていました。 個人的には涼しくて過ごしやすいし、水不足が解消されるのも大変ありがたいのですが。しかし小鳥にとっては大変そうです。 朝起きたときのヒヨドリは、親が翼を広げて巣に覆い被さっていました。お母さんの苦労がしのばれます。 そして。 それから間もなくのこと。一階で髪を結って朝の身繕いをしていた私の元へ、母の声が届きました。
「ヒナが立ってるよ!!」
慌てて二階へ駆け上がると……
おおおおお! 鳥だ、鳥がいる!!<今までは鳥じゃなかったのか 気分はもう「クララが立った!」ですよ。 ああ、大きくなって……( T ▽ T ) と感慨深く眺めることしばし。 ところがです。 よーく見てみると……あれ? もしかして三羽しかいなくね?? 母と顔を見合わせた、その瞬間でした。 既に聞き慣れた、羽ばたきの音。はっと巣の方を振り返ると、ひるがえる翼が一瞬だけ目に入りました。
「え? いま親が来た??」 「違う! ヒナが二羽になってる!!」
今度は階段を駆け下りて、いったんは立ち止まり。 それからそーっと玄関を開けて顔を出しました。飛んでいった方向からして、たぶん左の方に……
いたーーーーーvv 門扉の下で雨宿り(?)してるーーーー(*´Д`)
この段階に至ったら、もう人間が近付いてはいけません。カメラのズームを最大にして、玄関前から最後の記念撮影です。
まだフワフワの羽毛で、体型も丸まっちく頼りない姿ですが、これは巣立ちビナといって、この状態でしばらく地面や茂みの中などで親鳥からエサを貰いつつ、飛び方や自然での生き方を教わっていくのだそうです。 実際あたりにはずっと、親鳥とヒナの鳴き交わす声が活発に響きわたっていました。そして気が付けば三羽目のヒナも、巣から出て周囲の枝の間を動き始めていて……
飛び立ちました! そして残る一羽も、しばらくして巣を覗いたときにはもう、いなくなっておりました。
ああ、巣を見つけてから三週間あまりにわたった観察が、これで終わったのか……
なんとも感慨深いです。彼らにとっては地面に下りたこれからこそが、ネコやヘビなどに襲われる危険のぐっと増える、試練の時なのでしょうが。どうか無事にみんな成鳥になってほしいものです( ̄人 ̄)
……ちなみに、巣があったのはこんな場所でした。
窓から手が届きそう、はちょっと言いすぎでしたかね? でも本当に絶好の観察ポイントでございました。 来年もまた来てくれるといいのになあvv<今のところ四年周期で三回目
おまけ: やけに鳴き声が近いので玄関から覗いてみたら、こんなところにヒナが座っていました。
植木鉢のてっぺんでゆらゆらしてる……だと? なんてまた、狙ったような愛らしさを(*´Д`) しかしこんな通り道のすぐ真横じゃあ、「巣立ちビナには近付かず、そっと離れたところから見守りましょう」が果たせないじゃないですか!
っていうか……今までこのブログには書いてませんでしたが、我が家の長兄は、鳥が駄目な人なんですよ。 鳥肉が食べられないとか言うレベルじゃなくて、ニワトリはおろかスズメにすら近づけない、生理的に鳥が怖いタイプ。 以前、寝ている間に部屋へスズメが入ってきてしまい、パニックを起こして布団から出られなかったなんて前科もあったりして(苦笑)
……門扉から玄関の間にこんなのがいたら、家に入れなくなること請け合いです。 ただでさえこの一ヶ月、巣の下を通るときはビクビクしてたそうですからね……あとちょっとだ。ガンバ!>長兄
話は変わって。 ようやく「空飛ぶ広報室」の最終話を見ました。 うむ、この番組は最初から最後までおもしろかったです。 TVで「あの日の松島」までやってくれるとは……しかも空井さんと稲ぴょん、くっついちゃったvv ふふふふふ、これはこれで良い感じですね。ドラマは全体的に恋愛とコメディ色が強かったですけど、それはそれで楽しかったです。ラストは各キャラのその後が語られていったのも憎い演出。 そして最後に空井さんが言ってる「ブルーを題材にしたドラマ」が、この「空飛ぶ広報室」に繋がってくるという仕掛けなんだろうなあ(笑) そう言うの、大好きです。 ともあれ。 ちゃんと原作の大切なところを押さえて、あまさずきっちり語ってくれた、見応えのあるドラマだったと思います。
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No.4897
(映像)
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……この数日、仔ダヌキとヒヨドリの観察日記と化していた当ブログ。 あんな写真やこんな動画に心癒されて下さった方も、何人かはいらっしゃるようで。
なので、この先を読みたくない方は読まない方が良いでしょう。 ただ、これも自然の摂理のひとつなのだと、書き留めておこうと思います。
状況を端的に述べますと……裏庭で、仔ダヌキが一匹、冷たくなっておりました。 いえ、その表現は正確とは言えません。ただ、あまりにもショッキングな姿だったもので……以下は、ほんとに読まない方が良いかもしれませんが、記録としてあえて書いておきます。白文字にしておきますので、覚悟のあるかただけ、マウス反転でお願いします。
窓から見える地面の上に、仔ダヌキの首だけが落ちていました……
最初にそれを見つけたのは母でした。 室内から遠目にそれを認めて、「まさか巣立ちしたヒナが死んでる……!?」と思った母は、怖くて自分では確認できないと、父に助けを求めました。 そして庭に出て、ソレに近づいた父が見つけたのは、もっと衝撃的なものだった訳です。 ある意味、普通にヒナの死体を見つけた方が、まだショックは少なかったかもしれません。 まさか、あんなものを自宅の庭で見るとは……
……ただ私も遠目から見ただけなので、はっきりとは言えませんが……それでも、うちの仔にしてはいささか小さかったような気がしなくもないというか。今まで撮りためていた写真と見比べても、やっぱり二まわりは小さいように思います。……そう思いたいだけなのかもしれませんが。
周囲の状況を見るだに、そこが現場ではなかったのでしょう。あるいはカラスか、鳶あたりが落としていったのかもしれません。 それとも猫の仕業か、はたまたタヌキ同士のテリトリー争いにでも遭ったのか。
ともあれ、こんな町中でも、事故や病気以外の要因で消えてしまう命があるのだと。 そしてそれを目の当たりにしたこともまた、命の貴重さ、はかなさを知る一種の経験となりえたのではないかと。 せめてそう思いたいです。 ともあれその仔は、父の手で裏山に埋葬されました。どうか土に還って、植物の栄養になっておくれ(合掌)
それにしても母よ……ショックを共有したかった気持ちはよっく判るけど……でもやっぱりアレは見たくなかったよ……( T _ T )
気を取り直して。 ジュラシック・パークの原作小説、上下巻を再読終了。 ラジオドラマの最後でマルカム博士が……だったことに衝撃を覚えた私でしたが、原作でも同じ流れでびっくりしました。 あれ?? マルカム博士って続編で……だったよな!? と、思わず wiki を調べてしまいましたよ。ああ、なるほど、そういうことでしたか。映画の印象もあって、いろいろ記憶が混乱していたようです。 ……この作品は原作と映画の差異がかなりいろいろとあるので、映画をごらんになった方でも、原作は原作で先が読めない楽しさを味わえると思います。
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No.4905
(日常)
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2013年06月27日の読書
2013年06月27日(Thr)
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本日の初読図書: 時は一七五二年、将軍徳川家重の御代。 江戸の町で旗本や大名家の娘が鬼にさらわれる事件が相次いだ。そのことに心を痛めた将軍 家重は、側近である大岡出雲守忠光を通じて、一人の武士に特命を下す。備後国三次生まれのその男 京嵐寺平太郎は、かつて国元を騒がせた妖怪を退治した功績を認められ、広島藩の江戸屋敷詰めに抜擢された存在であった。 しかし ―― 実はその妖怪退治、尾ひれがついたまったくの出鱈目。本当のところは幼い頃から馴染みの仲であった妖怪達と話し合った結果、イタズラを止めてくれたというそれだけであることを、知る者は少ない。 しかし誤解からとはいえ武士たる者、上からの命令には逆らえない。嫌々ながらも江戸勤めになった京嵐寺を慕って、国元からついてきた大飯ぐらいの三目入道や、広島藩の下屋敷にある祠に住んでいた白狐の美女、本『人』が斬りたいと思えば鋼も悪霊も断ち斬るが、その気にならねば豆腐すら斬れない妖刀などなど ―― さまざまなもののけ達が、周囲に集まっては馬鹿をやりつつ力を貸してくれている。 そんな訳で今回も、京嵐寺は渋々ながら鬼退治へと乗り出すことになったのだが……
最近はやり(?)の「もののけと一緒に怪異を解決」もの。一応短編集の形をとっていますが、実質話が繋がっています。 いいかげんそろそろこの手のジャンルには食傷気味だったものの、今回のはけっこうおもしろかったです。 主役が「出世欲がない」という以外はこれといった瑕疵もなく、美男で腕もけっこう立てば、度胸も据わった好い男。でも人格的には人がよさげな、ちょっとヘタレ属性なあたり、うむ、好みだvv 事件解決時にも、もののけたちに頼りっきりではなく、むしろ戦闘場面など活躍するべきところでは、しっかり活躍するあたりが好感度大です。 お話の内容的には、まだまだ始まったばかりのようで、一話目で存在をチラ見せした黒幕が、最終話のラストで、思わせぶりなことを言って終わっております。これは……また続きを買わねばならぬシリーズが増えたのか……?
ちょっと活字が大きめなのと、たまに文章が数単語抜けてるっぽく思える部分が気になりますが、むしろ気楽にさくさく読める感じで、読んでいるうちに慣れるレベルかと。 京嵐寺が地元 広島の三次でどのように過ごしていたのかとか、もののけ達とどんなふうに友情を育んできたのかとか、そのあたりがまだまだ描写されきっていないので、続刊に期待したいところです。
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No.4906
(読書)
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2013年06月29日の読書
2013年06月29日(Sat)
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本日の初読図書: かつて、『正義の大泥棒』『現代の鼠小僧』と呼ばれる窃盗団があった。テイクファイブと名乗る彼らは、人を幸せにする盗みをモットーとし、悪人からしか窃盗を働かなかったという。 しかし彼らはダ・ヴィンチの名画「ルクレツィアの肖像」を盗み出す際に、警官を一人殺害していった。そして以降テイクファイブは二度と活動することなく、消息を絶ってしまったのである。 それから二十年が過ぎた、現在。 上教大学で心理学の講義を受け持つ帆村正義教授は、ホームレス風の謎の老女から呼び出しを受けた。彼女は正義に一枚の写真を見せる。それは二十年前から行方が判らなくなっていた、「ルクレツィアの肖像」を写したものだった。その絵はいま、東都銀行の担保倉庫に隠されているのだという。 彼女は問うた。 「昔の血が騒がないかい?」と。 帆村正義は他でもない、五人いたかつてのテイクファイブのメンバーの一人だったのである。 しかしルクレツィアの肖像は、彼らが盗んだのではなかった。正義もまた、二十年前に一体なにが起こったのか、名画はどこへ消えたのかをずっと疑問に思い続けていたのだ。 それらの謎の鍵となるルクレツィアを一目見たいと、正義は夜の東都銀行へ忍び込む。そして保管倉庫で偶然、同じように窃盗目的で忍び込んでいた新美晴登と鉢合わせることになった。晴登のミスにより警備員に見つかってしまい、二人は力を合わせかろうじて逃げ出すことに成功する。 一方で窃盗に入られたという通報を受け東都銀行へ急行した刑事 笹原瑠衣は、間一髪で犯人を取り逃がしてしまい、歯噛みする。しかし現場に遺された遺留品から、この犯行にはテイクファイブが関わっているのではないかと予測した。 瑠衣の父は、二十年前にルクレツィアの事件で殺された警官である。テイクファイブを、ひいては泥棒そのものを激しく憎む彼女は、なんとしても彼らを捉えようと執念を燃やしていた。 さらに東都銀行と警察上層部の間に不正があると睨んだ刑事 岩月櫂は、その証拠となる極秘データを求めて密かに動き始めており、そして東都銀行の計画的破綻によって財産を失い自殺をはかった父の復讐を願うのは、今は亡き祖父がテイクファイブの一員だった青年、火岡均。 絡み合うそれぞれの事情が、東都銀行を中心として、収束してゆく ―― ついに正義は、かつての仲間 南真一にも声を掛け、均と三人で一夜限りのテイクファイブ復活を決意する。 だがそれは、ルクレツィアの肖像にまつわる二十年前の謎へと迫る、その始まりの一歩に過ぎなかったのである……
……どうか阿呆と言って下さるな。 今シーズン楽しく全話録画保存した、お気に入りドラマのノベライズ。出版されていることを偶然知ったのですが、ドラマ終了直後という時期が悪かったのか、リアル本屋はもちろんのこと、ネット通販でさえ在庫がどこも軒並み品切れ状態でして。古本だと定価よりむしろ高くなっていたのを、探して探して、最終的に「二点以上同時購入で、一点につき50円返金」というショップで全二巻をポチリ。なんとか合計で定価より1円安く入手できました。さいわい状態も新品に近かったので、ほっと一安心(苦笑)
で、もって。 届いてさっそく読み始めた訳ですが……うーん…… ノベライズとしては悪くない。悪くないけれど……でもドラマ未視聴でこれ単体を読んだ場合だと、やっぱり判りにくいところが随所にありそうかなあ。 特に謎を解明していく順番が明らかにおかしい。え? それはここぞと言うところで出すべきオチなんじゃないの!? という真相をいきなり地の文であっさり暴露したと思ったら、あとからしたり顔での謎解き演説(内容同じ)が入ったりとか。すべての裏事情をあらかじめ書いてあるのだろう台本を元に、手を加えながら小説という体裁に書き直した文章を、完成してから通しで読み返し確認してあるのか?? と思う部分がちらりほらり。 他にも神様視点すぎるというか。その時点でその場面にいる誰もが知らないはずの情報が、何の断りもなく普通に出てくるのも根は同じなのでしょうか。一言「彼らは知らない事実だったが」といった一文が間に挟まっていれば、この違和感も解消されるのにと、細かい所ながら残念でした。 そもそも一話目で各メインキャラが登場するたんび、その名前が唐突にフルネームで書かれているあたりがまた気に障るんですよ! これじゃあ初読時に誰が主要キャラで誰がモブに見せかけた裏重要キャラなのかとか、予想したりそれを裏切られて楽しむ余地がないじゃないですか。 あと地の文で明らかな嘘を書くのはずるいとか、時系列がたまにおかしいとか、気になり出すとボロボロと……
……まあ、ともあれ。 文句はつけましたが、何度も言うように内容はそう悪くなかったと思います。微妙に思えるようなストーリー改変もほぼなく、おおむねドラマの展開通り。 文章がいささか事務的で素っ気なくはあったものの、必要な情報はちゃんと盛り込まれていたし、台詞ばかりで台本に毛が生えただけの、スッカスカな文面ということもありませんでした。 TVを見ていただけではよく判らなかった部分、特に一話目の岩月さんがどこでどうやって正義達の情報を得て、かつ盗みの様子をリアルタイムで観察できていたのか。そもそもどうして東都銀行のデータを欲しがっていて、どういう心境の推移でTAKE FIVEの仲間に入ったのかなど、ある程度の疑問は解けました。 ……しかしまだ判らないことがあります。ホームレスの老女は、そもそもの話の発端となった『東都銀行の保管室にある「ルクレツィアの肖像」の写真』を、どうやって入手したんだろう(悩) ドラマではいつか明らかにされるだろうと思って待ちかねていたら、最後までそこには触れられないままだったからなあ……
瑠衣さんの割れた腕時計についての改変は、個人的にドラマよりも好みの展開でした。 ……ただここにも齟齬があって、途中で「ガラスが割れ、秒針が動かなくなった」とあるから、ああノベライズでは完全に止まった訳じゃないからその後も使い続けてたんだ。ドラマより自然だな、と思っていたのに、のちの文章で「腕時計が壊れていて、見ても時間がわからない」とあったり、晴登が「それじゃ時間が判らない」と腕時計をプレゼントしようとするエピソードがそのままだったり。まったく校正が甘いぞ、編集!
そしてさらに、非常に非常に気になる最大のポイントが。 一話目で瑠衣さんが、低酸素の機密部屋に閉じこめられる盛り上がりシーンです。 ……晴登よ、あんた「警備員がすぐ(窒息する前に)助けに来るさ」って気軽に瑠衣さんを閉じこめてるけど……そこって頭取の掌紋がないと警備員でも扉を開けられないってのが、盗みに入る上で大きなネックだった部屋なんじゃないのか……? 停電が起きて初めて焦るとか、そんな場面じゃないだろう!?
1巻目のラストは、濡れ衣を着せられた晴登が逮捕されると言う、まさにここしかないだろう! というお約束シーンで以下続刊。そして帯によればノベライズの結末は、「ドラマとは異なる驚きのエンディング」だそうで。 ここは瑠衣さんの時計のように、よりいっそう楽しめる内容になってくれていると良いなと期待しつつ、二巻目を読もうと思います。
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No.4909
(読書)
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無料で読んでるのに文句を付けるのもアレですが
2013年06月30日(Sun)
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今朝はけっこう早く目が覚めたので、ふと思いついて某長編が多い二次創作サイトの小説を、コピペコピペでテキストファイル化 → 保存作業しておりました。 好みな話だけより分けたのにも関わらず、全部で50ファイル以上の2MB超(文庫本で7〜10冊ぐらい?)。縦書きビューワで読みやすいように整形する作業も含めると、かなりの時間と手間暇を食ったものの、久しく更新が止まっていていつ消えるか判らないサイトなので、今のうちに保存しておくにしくはなしです。 ……っていうか、長編で本数が少ない方が、まだ保存もしやすいんですよね。 とある同ジャンルの別サイトさんは、5KB前後の読み切りメインのSSが四桁の本数掲載されているという、おっそろしい所でして。保存しようと言う気力すら湧きません(^ー^;;) ほぼ毎日更新して下さっている、日参するのが楽しみな場所ではあるんですが……それだけにいつか閉鎖されてしまったらと、戦々恐々です。
まあ二次創作でDL版を求めるのは、いろんな意味で無理な話なんですがね。 しかし最近はオリジナル作品も、それも長編の良作がどんどんネットから消えていくので、オンライン読書を楽しむ人間にとっては寂しい限りです。
ネットでの人気作が紙書籍として商業出版されるのも良いけれど、何故かWEB上がりの作品は単価が高いことが多いし、校正やイラストが微妙なこともあって、お金出して買うのはハードルが高いのが実状です。 しかも出版するからとWEBから作品を削除させておいて、結局刊行は未完で打ち切りとかざらにあるっぽいし……読者としては、出版社に対する信頼度がどんどん下がっていきます。 ……そういえば、すっごい面白い話を書かれるオンライン作家さんが、商業デビューするからとたくさんの小説を公開していたサイトを閉鎖して、書き下ろしの文庫本1冊出したっきり消息を聞かなくなったってこともあったなあ……(遠い目)
ちなみにうちもまだ活発に小説を更新していた頃、「著作を電子出版できますよ。そのための通信教育講座に入りませんか?」といったダイレクトメールが来たことがありましたっけ。 当時はちょっと嬉しく思いつつも、自分は書きたいものを書きたい時に書きたいように書く、がモットーだからと放っておいたのですが……これ、今にして思うと「特殊技能を習得できます。だからまずは教材を買いましょう」的な、怪しいお誘いだったんじゃ……(汗)
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No.4910
(日常)
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2013年06月30日の読書
2013年06月30日(Sun)
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本日の初読図書: 全二巻読了! いやあ、確かに驚きの結末でした!!<ドラマとは異なる驚きのエンディング ……っていうか、厳密には終わってないよ(苦笑) 一見真相が解明されたように見せかけて、最後の最後で怒濤のように新たな謎が押し寄せてきて、物語はここから始まるんだ……という流れでした。 それでも、ドラマでは判りにくかった岩月さんのあれこれとか、入り乱れる真贋二枚の名画の動きについては、だいぶ把握できたと思うんですが。っていうかこれ、岩月さんが影の主役と言っても良いんじゃないか……?
物語としても、非常におもしろい終わり方だったと思います。……思いは、するんですが。個人的に『友情と信頼に結ばれたチームワーク』を好みとする私としては、正直ちょっと微妙な部分もあったりして。 特にこの二巻目は、なにかにつけ反抗的だった晴登がデレ始めたのと、岩月さんが裏切ったと見せかけて実は……というどんでん返しが見どころだったと思うので、最後の方の改変付け足しは、二転三転またまたひっくり返りで、いささかやりすぎなようにも感じられます。 なんでも意表をつけば良いってもんじゃないだろう?? せめて浅岡くんと香川刑事ぐらいに押さえておけば良かったのに……
そして相変わらず、細かい部分の辻褄があっていないというか、校正の甘さがちらりほらり。
私は、こういった荒唐無稽かつ予定調和的馬鹿話が大好物です。主役マンセーどんと来い。御都合主義だって? 楽しめればそれで良いのさ!! が持論です。 ……でもですね、たとえどんな「ある訳ねえだろ!」的無茶でも、最低限の辻褄合わせとか理由づけはしておいてほしいのが、ライトノベラーのこだわりでもある訳で。
たとえば逮捕された晴登が検察に送られる時間について、瑠衣が晴登に「明日送る」と告げたその翌日に、正義に向かって「明日の朝」と言っているとか<それじゃあ明後日だ 正義がジャズバーのオーナーである理由として、1巻で「時おりこうした落ち着いた空間に身を置きたくなってくるというのが、ジャズバーを始めた動機だ」と書いてあるから、そこも改変したのかと思っていたら、2巻ではドラマの通り父親から受け継いだことになってるとか。 岩月さんが左遷された時期と、香川刑事の処分を甘くした時期が明らかにあってないとか。
そういう細かいところが、商業出版物として読んでいると、気になっちゃうんですよねえ……
そしてこれは言っちゃあ野暮なのかもしれませんが……彼らはどうやって盗みに使用する資機材、ひいてはそれらを購入する資金を得ているのでしょう。 いっつもお金にならない盗みばかりをしているのだから、どこかからなんらかのまとまった収入を得ていないと、トラックのチャーターどころか、暗視スコープや赤外線カメラの購入もままならないと思うんだが……
まあともあれ。 それでもほぼ定価で購入したことに、悔いはないほどには楽しく読めました。 余計な挿し絵や写真が入っていなかったことも、ノベライズとしては好感度大。 ……ルクレツィアの画像ぐらいは、表紙にちっちゃくでも載せておいたほうがイメージしやすかったかもですが。まあ、ささいなことです。 個人的には、ノベライズで情報の補完をしつつ、録画したドラマを見返して楽しむのがベストかなあ……
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No.4911
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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