2013年03月01日の読書
2013年03月01日(Fri)
|
|
|
本日の初読図書: 今回の表紙は幸助ピン! 今までとずいぶんギャップがあってびっくりですな。帯なんかのあおり文句も「最大の敵」とか「変貌」とか「別離」とかとか、不安をあおる文言が散りばめられ、イラストもかなりいろいろアレなんですが……うーん、誇大広告? みたいな? 特にエリスと幸助のカラーイラストと、最後のモノクロイラは……嘘は描いてない。描いてないんだけど……今後の展開を知っている身としては、ほんとになんだかなあ(苦笑) とはいえイラストのもたらす恩恵は対したのもので、これまでいまひとつイメージしにくかったジェルムとテリアが、しっかり区別できるようになったのはありがたかったです。リーゼも認識しやすかった。 この作者さんは、久しぶりに名前が出るキャラでも「○○で××だったライル」といった感じの補足説明をほとんどつけてくれないし、初登場時以外には容姿描写もほぼしないので、誰が誰だかしょっちゅう判らなくなるのですよ。……ホールトンとか、誰それ?? と思わず手持ちのテキストを検索して調べちゃいました。動く石像がいた遺跡探索時にいっしょだった、駆け出し冒険者の一人なんて、いちいち覚えてるかいヽ(´〜`)/ ……正直を言うと、現段階ですでにメイリールとセレナの区別がついていなかったり(^ー^;;)ゞ ええと、彼女らがカラーに描かれてたのは何巻目だったっけ。 あとは、竜装衣は想像以上に禍々しくて格好良かったですが、あの神々のデザインはいかがなものかと。コーホックとかミタラムは普通の人間と変わらない容姿で確定なのに、なんであんな人外なんだ……
話の内容は、コキアの弟子(?)入りから始まってジェルムとテリアたちとの出会い、過去のエリスとも顔を合わせつつ、ウィアーレにゆがみ使いの称号発生。エリガデンへ行ってセクラトクスの封印を解いて暴走した結果、神々からの警戒が発生 → 世界崩壊の可能性が出てきたことで、ミタラムが行動を開始するところまで。 正直、WEB版をあまり覚えていないのではっきりとは言えませんが、今回はまっとまった書き足しエピソードはあんまりなく、文章を整えたり描写を増やしたりした程度だと思います。気がついた大きな書き足しシーンは、カイロ開発のくだりと、あとは賞金首取り下げに関わるコウマ側の情景ぐらいかな? そうだ、エリスが一人でもだえてるのも可愛かったvv<メインヒロインはエリスだと信じている そして幸助に薬を渡したことが、なぜ世界崩壊へのきっかけとなるのかの説明など、随所で話がだいぶ判りやすくなっていたのは、けして再読を繰り返しただけではないと思います。そのあたり作者さんの努力には素直に脱帽。 毎っ回書いていますが、本当に編集側が(以下略)
ともあれ。 コキア達のパーティーがイメージしやすくなったから、今度は番外編でも再読しようかなあ。
|
No.4592
(読書)
|
|
|
|
2013年03月02日の読書
2013年03月02日(Sat)
|
|
|
本日の初読図書: 「まおうさまのははうえ(小説家になろう)」 http://ncode.syosetu.com/n6856bg/
普通の女子高生だったはずの少女は、気がつくと魔族として生まれ変わっていた。 どうやって死んだのか、どういう経緯で地球ではなく魔界に生まれ変わったのか、一切が謎のままに。 しかも魔族として最弱に近かった彼女は、なんとか必死に生きる道を模索した結果、料理という技術によって九死に一生を得た。味覚はあるのにもかかわらず、己より弱い存在を生で喰らうしか知らなかった魔族達は、彼女の作る料理へと次第に魅せられてゆく。 そうして小さいながらも店を持つことができた彼女は、食材を探しに入った森の中で、泣いている赤子を見つけた。魔族になってもう数十年。それでも平和な女子高生をやっていた頃の母性本能が残っていた彼女は、子供を拾って帰り、育てることにする。 やがて赤子は成長し、彼女をお母さまと呼んで無邪気なほど慕ってくれるようになった。魔族だけれど、まるで天使のように美しい少年アジュは、彼女よりもずっと強い魔力を持っていて、いろいろと料理や家のことを手伝ってくれる。二人はそうしてごくごく幸せに暮らしていた。 だがある日のこと、突然超上級の魔族が店へと飛びこんでくる。 「魔王様!!」 「俺に触れるな、痴れ者が」 天使のような愛しい子供は、高圧的で容赦のない言葉を魔族へと吐き捨てた。 可愛い可愛い養い児は、なんと魔王様だったのです。
異世界召喚FT。短編です。 なんというか、逆紫の上計画発動中?? 母親大好きな魔王様の、二重人格ぶりが素敵です(笑) じっくり書き込んだら長編のおもしろいものになりそうなのに、これはこれで終わりだそうで。ちょっと残念。
|
No.4599
(読書)
|
|
|
|
スマホって良いわあ
2013年03月02日(Sat)
|
|
|
携帯をゼロさんからスマホに変えたらば、写真が(当社比)綺麗に撮れるようになって、非常にありがたい今日この頃。 ゼロさんにはAF(オートフォーカス)も接写もズームもなく、しかもどんなにがんばっても画質がいまいちという、携帯カメラ機能としては何世代も前の代物しかついてませんでしたからねえ……(遠い目) それが今ではばっちりピントも合い、しかも高解像・高画質で撮影しても、 Wi-Fi 経由でさくっとPCにコピーできてしまう便利ぶり。おかげで創作作業中の細かい部分なども、しっかり記録できます♪
そして、二日遅れの利用状況をオンラインで確認してみました。 初めて丸一ヶ月使ってみた、先月分の使用料。通常より三日分ほど少ないとは言え、基本的にはこれが一ヶ月分。 ……なんか基本料金と本体&別売小物の割賦料金をプラスしても、ゼロさんを使っていたとき支払ってた金額より、1000円は安くなりそうなんですが。 つうか、パケット使用料が定額の下限に達してないよ? 例の店員の兄ちゃんはさんっざっぱら、「月額5000円強のコースにしないと、あっという間に足りなくなりますから!」って力説してたけど、いろいろ設定をいじったあげくほぼ無線LAN領域にいた私は、390円〜6000円弱まで、使った金額に応じてお支払い。上限以上はいくら使っても6000円弱どまり、ただし下限以下でも390円は支払うコースを選択した結果、今月のパケット発生金額が230円なんですが(苦笑) できることがぐっと増えたうえに、いじるのも楽しくて、なおかつ月々の使用料が安くなる。それってどんなラッキーvv 初期投資がちょっと高かったけれど、それもこの計算で行けば一年で回収できるはずだ。
うん、スマホにして良かったvv
ちなみに本日の夕食の写真を撮ってみたらこんな感じ。 もちろんWEB用に、サイズも画質も加工してかなり落としております。 それでも今までとは雲泥の差。
母の知人経由で岩牡蠣を、長兄の仕事関係でもみじ饅頭をいただきまして。 やけに広島づいている今宵の食卓だったり。 ……明日お腹壊したりとか、しない、よね(^ー^;;)<牡蠣
|
No.4600
(電脳)
|
|
|
|
書き忘れてましたが
2013年03月03日(Sun)
|
|
|
ここらでも一日に春一番が吹きました。 ……うん、時期的にはおかしくないんだけど、その前の日は朝方めっちゃ寒くて目が覚めつつ、そのくせ最高気温は十七度近くあったりとかして、もう三寒四温にもほどがあろうよというこの数日です。 そろそろ花粉も飛び出す季節ですねえ。私はアレルゲンが杉花粉ではないっぽいのでまだしもですが、母とか次兄が毎年大変なんですよね(−ー;)
|
No.4605
(日常)
|
|
|
|
スマホは電話じゃない
2013年03月06日(Wed)
|
|
|
某所の記事でさまざまな氷の写真を拝見して、私も懐かしい写真を思い出しました。
車のフロントガラスが凍りついて、不思議な模様を見せた日のものです。思わずエンジンを掛けるより先に、携帯をとりだしてレンズを向けてしまいましたっけ。 もうずいぶん前、このブログを始めるより前に使っていた日記に載せたものだから……いつだ?? おそらく初めて携帯を持った直後あたりだと思います。……今さら誰も信じないかもしれませんが、私は「電話って嫌いだから」と、ずーーーっとかたくなに携帯を持とうとしなかった人間なんですよね。 当時は勤務中にあちこちの現場を渡り歩いていたため、所在が判らなくて困ると、某直属上司が業を煮やして直々にショップまで私を連行し、横に立って手続きするまで見張られていたという、筋金入り(苦笑) そんな私が、今やここまでスマホに激ハマリするとは、神様でも思うめえ。 ……いや相変わらず、電話としてはほとんど使ってないんですけどねvv
それにしてもこの写真、いま見ると画質が相当ひどいですねえ。当時はこれでも「おお、なんてすごい!」とか思っていたんですが。人間良い方に馴れてゆくと、もう昔には戻れないんでしょうか。
注文していた本が、発送お知らせから四日経ってようやく到着。 どうせなら新しいブックカバーを作成して、それを装着して読もうかと思ったのですが。 ……残念ながら構想を練った結果、必要となった材料(主に緑のフェルト)が自宅のストックになかったので、先に読んじゃうことにします。 さて、フェルトは百均と普通の手芸店、どちらが安くて済むかな? できれば明るいピンク色と暗い茶色の、平織り無地コットンも欲しいんだが……
|
No.4614
(日常)
|
|
|
|
|
母に頼まれて、各所に配布するCD×10枚を作成していたのです。母の部屋で、母のPCを使って。 そしてCD−Rを焼いたりラベルを印刷する待ち時間に、二窓で作業するのも飽きてきて、手持ち無沙汰がてら室内をなんとなく物色していたのですが。 ……何故か母の端切れコレクションin黄色系統の布が入っているはずの引き出しから、緑色のフェルトが出てきたりして。 フェルトはそれだけで独立した引き出しが用意してあるのに、なんで??
ともあれ。 今日は時間が空いたら昨日届いた本を読み始めようと思っていたのに、材料が揃っちゃったから、うっかり新しいブックカバー作り始めちゃったじゃないですか(苦笑) 今回はちょっと細かいから、布の裁断と飾り用のフェルトをしつけ留めしたところで、一段落つけましたが。 ううう、肩と腰が痛え……だが明日はもっと細かい作業が待っている(−ー;) しかも技術が拙いために、脳内で構想していたほど綺麗にはできてないんですよねえ。既に今の段階で。 むう、やはり数をこなして腕を磨くしかないのか……
そして珍しくTVが空いていたので、ビブリア古書堂の「たんぽぽ娘」と剣客商売シーズン2の一話目も視聴したりとか。 ビブリア〜ではヒトリ書房@佐野史郎の、ノリノリな憎まれ役っぷりが素敵でした(笑) このおかた、うちの地元出身なタレントさんのうえ、けっこう頻繁に地元ローカル番組で解説を務めたり、全国放送で地元紹介をしてくださるので、好感度高いんです。特徴あるキャラクターだから、私でもちゃんと見分けがつくし♪ 「おとといは兔を見たの。昨日は鹿。今日はあ・な・た★」が、ほんとにナイス変質者(違)でしたvv ストーリーは、エピソードの順番が入れ替わっていたものの、おおむね原作に忠実で良い感じでした。 ヒトリさんが栞子さんのたんぽぽ娘を強奪してっちゃうのは、普通に窃盗だから改変されたのは無理ないと思います。あとは五浦さんが業界からあまり歓迎されてないあたりが気になりましたが……栞子さんの人見知り設定がほぼなくなっている以上、無理はないかと。そもそも一話目の段階からして、何故に五浦さんを雇う?? 状態でしたから、ドラマ単体で見る限り、あの流れはむしろ自然ですな。 次回は例の絵本の話のようですが……相談持ち込むのしのぶさんじゃなくって、五浦さんの昔の恋人になってるみたいですね。もう一度あの夫婦を見たかったのになあ(しょぼん)
|
No.4618
(映像)
|
|
|
|
更新情報(2013年03月08日)
2013年03月08日(Fri)
|
|
|
お待たせしました。二ヶ月ぶりのサイト更新です。 ……と言っても、自力更新ではありませんが(苦笑)
閲覧室の「寄贈図書」にて、「最北の魔術師」の連載を開始しました。 三度オフ友ちなつとも様よりのいただき物です。しかも今度は長編オリジナル小説《o(>▽<)o》
舞台は異世界。最北の島国コーリンの王宮にて、宮廷魔術師のロウウェンと異邦の料理人アレクシア、そして国王やその部下、あるいは謎の“影”達が織りなす、日常と非日常の物語です。 ほのぼのありコメディあり、ガツンとシリアスな陰謀も絡んできて、読み始めたら止まらないこと請け合い★ あ、プロローグに目を通されたら判るかもしれませんが、シリアス部分はいささかハードなので、念のためR−15指定をつけておきました。一応、要注意と言っておきます。
それにしても、原稿用紙で300枚超。ほとんど文庫本クラスの力作ですよ。一度に上げるのはもったいないので、週一ペースで30枚ぐらいずつUPしてゆく予定。 どうぞみなさま、お楽しみ下さいませ♪ 感想とかもありましたら、ここのコメントでもヒトコトでもメールフォームでも書いていただければ、ちなつまで転送いたしますので。
でもって。 素晴らしいお話をさんきゅーな!>ちなつ レイアウトとか不満点があったら、遠慮なく指摘してくれ。すぐに直すからさ!
「参考資料」に、素材サイト「Zeit-X」様を追加。 どこかアンティークっぽい感じの、上品で美しい素材が取り揃っています。
|
No.4619
(更新)
|
|
|
|
か、肩と腰が……
2013年03月08日(Fri)
|
|
|
ちなつから戴いた小説を少しでも早くお披露目したかったので、素材選びとレイアウトに 没 頭 ★ 素材屋さん Zeit-X 様は、前々から素敵だと目をつけておりつつも、うちのレイアウトコンセプトでは使えずにいたサイトさんでした。今回は雰囲気が合いそうだと、ウキウキしながら素材を探しにGOvv そして画像を駆使してHTMLファイルを作成するのは久しぶりだったこともあり、ついつい夢中になってしまいました(苦笑) 私は現在基本ブラウザが Opera なので、そちらで一通り作業をし終えてから、ふとIEで表示してみたら、枠線の色がまったく違っていてびっくりだとか。 よし出来た! とネット上にUPしてから、なんとなく火狐を使ってみたら、目次の横幅が完全に画面からはみ出しており、なんじゃこりゃーーー!? と泡を食って修正する羽目になったりとかとか。 ……そう言えば昔はHTMLをいじるたび、いろいろ苦労したよなあ。特にネスケとかネスケとかネスケとか……(懐)
そしてそれらの作業を終えたらば、昨日に引き続きブックカバー作成の続きをば。 飾り付けに今日を含めて二日かかったので、仕立ては明日に持ち越そうかと思ったのですけれど。そちらもつい勢いで、最後まで片づけちゃいました(てへ) 今回は布の模様を編み籠に見立てて、カントリー調で攻めてみようかと構想を練っていたのです。
ベルト部分は、いろいろ試した結果、前回も使用したレースが一番しっくりきました。 これだけだと、非常に地味な仕上り。 しかし裏を見ると、こうなっていたり。
チューリップ……っぽい、なにか(苦笑)<葉のつき方からして謎植物 このアップリケに丸二日かかったのですよ……その割に、かなりアレな出来ですが。私の技術では、これが精一杯 _| ̄|○ おっかしいなあ。予定ではもうちょっとこう、すらっと流れるようなシンプルさの中にも、そこはかとなくお洒落感の漂うエレガントな仕上りになるはずだったのに。 母の評価は「幼稚園?」でした(しくしくしく)
それでもカバー本体はそれなりの出来上がりですし、今まで一枚しかなかった単行本用のサイズ。さっそくワーカスの3巻で使い初めようとしますかね。
それにしても、 趣味のことごとくが、目と肩と腰に負担を掛けるたぐいなのは、我ながらどうなんでしょうね……(ため息)
|
No.4621
(創作)
|
|
|
|
2013年03月09日の読書
2013年03月09日(Sat)
|
|
|
本日の初読図書: さっそく新しいブックカバーを使いぞめしつつ、遅ればせながら読了。 今回の表紙絵は、唱姫さんと……たぶんミツバチさんと、あと誰?? と思っていたら、イザップナー裏切って消えた団長さんでしたか。脇キャラの割に凝ったキャラデザで意表をつかれました。 いや、それより今回は、なんと言ってもソルザックでしょう♪ なんだよ、時代遅れの服着た誠実さだけが取り柄の地味中年、ぶっちゃけオタク系を想像していたら、まさかのレトロ系紳士とは! しかも片眼鏡装備ときた。おいしすぎるぞ、こん畜生vv 闇神隊のメンバーはみんな、書籍化のイラストによって、ぐんぐんイメージがUPしております。あ、もちろんスンも。 そしてヒヴォディルもまた、なかなかのイケメンぶりを披露してくれました。次の巻ではいっそ、クレイヴォルあたりもイラスト化してくれませんかね? そしてイラストと言えば、弓を射るスンがごっつー格好良かったです。従者服のデザインも、露出が低くてストイックな感じvv っていうか、下にズボン履いてるんだから、スカートあそこまでひるがえさなくても(笑) ……キャラデザで唯一の不満は、シアの髪型でした。すっかりサイドポニーで想像していたのに、髪飾りつけてるだけじゃん。しかもシャイードみたいに髪がそっちへ流れてる訳でもないから、『黄髪をサイドで纏めている』という描写とは微妙にイメージが違っちゃって。それもあって、最初に表紙見たとき「この子だれだろ??」と思っちゃったんですよねえ。
ストーリーはノスセンテスの陰謀から始まり、ラサナーシャとラーザッシアの登場。大使の護衛として闇神隊がノスセンテスへ赴いたら、ガゼッタが侵攻してきて、てんやわんや。で、最終的にラサやらシアやらの処遇などが一段落ついて、続く新種の魔物騒ぎが始まったところで、以下続くといった所。 ……正直WEB版の内容を忘れつつあるので、けっこう新鮮な気持ちで読めています。 巻末書き下ろしは、闇神隊の面々それぞれにスポットを当てたSS集が25ページほど。 シャイードが無口の裏で隊長に向けていた忠義心が、ちょっぴりそら恐ろしくなってきた今日この頃でした(^ー^;;) あとフョンケがなにげに男を上げていたり。 ちょい悪オヤジのヴォーマルさんは、個人的に大好きなキャラなんですが、何故か彼だけは内面の描写がほとんどなかった(しょぼん)
さて次の巻は魔獣退治をメインに、ついにロリ婆アユウカスの挿し絵登場でしょうか。 さっきも書いたとおりWEB版の内容をほぼ忘れているので、残り何冊かの読みすらろくにできていません。まだ2〜3冊分くらいありますかね??
|
No.4624
(読書)
|
|
|
|
Android でルビタグを
2013年03月10日(Sun)
|
|
|
スマホのブラウザでWEB上の長編テキストを読んでいて、気になったのがフリガナの表示でした。 ルビタグで記述されているフリガナが、表示されないとか括弧書きになるとか言うのならまだしも、直後に余計な改行が入り、フリガナ自体もあさっての方向へ配置されるという、完全にレイアウトが崩れた状態になってしまうのです。
← こんな感じ。
一箇所や二箇所ならばともかく、このように大量のルビがふられている文章などだと、もうしっちゃかめっちゃか。とても読めたものではなくなります。
そこで、いろいろ試行錯誤してみました。 題して「 Android のブラウザで、快適にフリガナを表示するには」です。
まずはいろいろ調べてみたところ、ルビタグに対してレイアウト崩れを起こさないフリーのブラウザというと、 Opera が上げられるようでした。 カッコ書きでの表示になりますが、少なくともちゃんと読めます。その他の基本的な機能もそれなりに充実しているようですし、動作も軽快らしい。そして私はパソコンでもメインブラウザに Opera を使っていて馴染みやすそうだったので、まずは Opera Mobile を入れてみました。
■Opera Mobile - Google Play https://play.google.com/store/apps/details?id=com.opera.browser
で、もって。 以前の記事でも触れているように、私はユーザースタイルシートを使用して、パソコンの Opera でもルビタグが表示されるようにしています。 ……もしかしてスマホ用でもできるんじゃね? と思って、いろいろと検索してみたのですよ。 そうして見つけたのが、こちらのページ。
■Opera Mobileのサイト別設定機能でJavaScriptやモバイル表示の有無を制御 特集その3 http://android-smart.com/2011/08/opera-mobileのサイト別設定機能でjavascriptやモバイル表示の有.html
■Opera Mobileのユーザースタイルシートでサイトの見栄えを変更 特集その4 http://android-smart.com/2011/08/opera-mobileのユーザースタイルシートでサイトの見栄え.html
必要なところだけざっくりまとめますと、ドメイン名を指定することで、一部任意のサイトに好みのスタイルシートを適用させられると判りました。たぶんやりようによっては全てのサイトにも反映できるかもですが、とりあえずは自サイトと「小説家になろう」と「青空文庫」ぐらいできれば充分かなと。あとは見つけたつど追加すりゃいいや。
では具体的に、実際やった作業をメモ。
1.テキストエディタを使用して「override.ini」といった任意の ini ファイルを作成し、以下のように記述する。
[Overrides] plant.mints.ne.jp aozora.gr.jp syosetu.com
[plant.mints.ne.jp] User Prefs|Local CSS File=/sdcard/opera/ruby.css
[aozora.gr.jp] User Prefs|Local CSS File=/sdcard/opera/ruby.css
[syosetu.com] User Prefs|Local CSS File=/sdcard/opera/ruby.css
2.続いて「ruby.css」というタイトルで、以下のような css ファイルを作成する。
body{ font-size: 170% !important; margin-left:2% !important; margin-right:2% !important; }
/*小説家になろう本文*/ .novel_view { width: 98% !important; line-height:150% !important; }
/*フリガナ表示*/ ruby { display:inline-table !important; text-align:center !important; white-space:nowrap !important; text-indent:0 !important; margin:0 !important; vertical-align:110% !important; line-height:1 !important; }
ruby>rb,ruby>rbc { display:table-row-group !important; line-height:1.2 !important; }
ruby>rt,ruby>rbc+rtc { display:table-header-group !important; font-size:60% !important; line-height:1.2 !important; letter-spacing:0 !important; }
ruby>rbc+rtc+rtc { display:table-footer-group !important; font-size:60% !important; line-height:1 !important; letter-spacing:0 !important; }
rbc>rb,rtc>rt { display:table-cell !important; letter-spacing:0 !important; }
rp { display:none !important; }
※文字サイズや余白などの細かい数値は、私の個人的な好みです(笑)
これら二つのファイルを、スマホのSDカード上に「opera」というフォルダを作ってつっこみます。
3.Opera Mobile を起動し、「opera:config#UserPrefs|OverridesFile」というURLにアクセスする。
4.「選択」ボタンをタップし、先ほど作成した「/mnt/sdcard/opera」フォルダ内にある「override.ini」を選択。画面最下部にある「保存」ボタンをタップして設定を終了。
5.Opera Mobile を再起動する。
ざっとこんな流れでした。 それぞれのファイル名やフォルダ名は、お好みに合わせた任意のもので良いです。お互いに整合性さえとれていれば、大丈夫、な、はず。
で、たとえば大量に振り仮名がついた、うちの「白髪鬼」を表示してみると……
標準ブラウザでは、このように崩れまくっていたレイアウトが、
Opera Mobile だと、きっちり配置されます♪ ついでに左右の余白も少なめにしてみたりとかvv
どうだ!! Android のブラウザで振り仮名を表示する技は、まだそんなにネット上でも紹介されていないと思うぞ(えっへん)<自分が見つけられなかっただけ??
……ただ Opera Mobile は、画面回転させたときの表示サイズ差が大きかったり、 google 検索での手書き入力に対応していないので、日常のネットサーフィンにはちょっと使いにくそう。 調べ物には標準ブラウザ。オンライン読書時には Opera といった使い分けになりそうです。
|
No.4628
(電脳)
|
|
|
|
|
久しぶりに朝一番で、近所を軽く歩いてみました。 お寺では梅の木がまさに花盛り♪ 近くには水仙の群生があることもあって、空気がとっても香しかったですvv とはいえ風はかなり冷たくて、日陰部分になど影の形ぴったりに霜が残っていました。放射冷却現象たらいうやつでしょうか。 歩いているうちに体があったまるので、それはそれで快適でしたが。
昨日はうっかり、朝も昼もろくに食べんと、スマホのブラウザでルビタグを表示させるためのカスタマイズに没頭しておりました。 気が付いたら16時過ぎてて、びっくりしたよ(苦笑)
そして本日の電脳は。
またもシグ3のキートップが取れちゃった _| ̄|○
今度は「れ(+)」です。 持ち運び時にキーボードの上へ、ブックカバー付きの本を重ねて置くのが悪いと、判っちゃいるんですけどね。今回も本を取り出すときに爪が引っかかって、パキッと。 とはいえ、ついこのあいだ同じような状態から修理した経験があるし、今回は比較的落ち着いていたのですよ。 少なくともこういうふうに、記録写真を撮る余裕がある程度には。 で、前回このブログにメモしておいた修理時のコツを確認しつつ、まずは取れたキーからパンタグラフ部品の片方を取り外して、本体の差しこみ部分へ爪を引っかけるように入れます。 そうして真ん中にクッションゴムをセット。
あとはキートップについたままのパンタグラフを引っかけ部分に合わせ、上からそっと押さえてやれば……やれ、ば……って、あれ?? なんかちゃんと、はまってくれないんですが(滝汗) はまったと思ったら、キーが斜めになったまま動かなかったり、半分押し込まれたような状態で戻ってこなかったり。 ちまちまと細かい部分を爪楊枝の先で調整しつつ、つけたりはずしたりを四五回繰り返して、結局今回も三十分ぐらい掛かっちゃいました(−ー;) まあ、きちんと直せただけで万々歳なんですけどね。 ……スマホで Android の使い方にも慣れてきたことだし、いよいよ LifeTouch NOTE 購入に踏み切るべきか??
……ううむ、このマシンはネットワーク設定がどうなっているんだろう(悩) 無線LANが使えるとしても、まず最初にAOSSをインストールしないと、バッファローのルーターでは設定ができないんですが。無線LAN以外の方法で、 Google Play に繋ぐ手段があるんだろうか?? あ、まず図書館とかの公共無線で繋いでAOSSをインストールしてから、自宅の設定すればいいのか(ぽん)
あとはキーボードでの長文入力が、実際にどれぐらい快適なのかもネック。特にコピー・貼り付けをキーボードからできるのかとか、そこらへんのあたり。 学習能力とか単語登録は、有料だけどアンドロイド用のATOKを入れればなんとかなるんでしょうが。その他のスマホに入れてる有料アプリは、一度購入したら、二台目からは無料で入れられるんだろうか?? むう、疑問点が山積みだ……やはり小型の Windows 系モバイルノートの方が良いのか。しかしそっちを選ぶと今度は起動速度と、持ち運び時の頑丈さとかがネックになるしなあ……(−ー;)
|
No.4629
(電脳)
|
|
|
|
|
どんだけ旨そうだったり、あるいは大好物だとしても。 どれを食べるか選択して、箸でつまんで口まで持っていく。 それさえ辛いこともある。
献立の種類の問題じゃない。 人間の食事はエサじゃないとか、そう言う話でもない。
ただそんな状態の人もこの世にはいるのだと、察してやって欲しい今日この頃。
|
No.4630
(日常)
|
|
|
|
スマホでもメイリオ
2013年03月13日(Wed)
|
|
|
なんとかこうにか、落ち込みからの復活がだいぶ早くなってきました。 午前中は読むのも見るのもしんどかったので、布団の中でうとうとと。 夕方からはちょっと落ち着いたので、バイトで入力を頼まれたデータを確認しつつ、ブログの返信書いたり水分補給やシャワーなどなど、身体をメンテナンス。
そしてスマホをいじる元気が出てきたので、もう大丈夫でしょう(苦笑) その節はみなさま、コメントありがとうございました <( _ _ )>
本日のスマホメモ>
スマホで愛用しているテキストエディタ Jota Text Editor では、外部フォント設定にTTFとOTFしか選択できないらしく、前々から悩みの種でした。 標準そのままのフォントでもまあ読みやすくはあるんですが、「…」が「...」のように下付に表示されるのが、いささか目障りでして。しかしIPAの明朝とゴシックではいささか線が細かったりして読みにくく、けれどその他にこれと言ってよさげなTTFやOTFは持っていません。 いろいろ悩みつつ検索してみたところ、最終的にメイリオフォントが拡張子を ttc から TTF に変更するだけで使えるらしいとの情報が入手できたりとかして。 ……メイリオでいけるなら、もしかして MeiryoKe_Gothic.ttc でもいける?? と試してみました。 あとで判らなくなると困るので、 MeiryoKe_Gothic.ttc を MeiryoKe_Gothic_TTF.ttf にリネーム。 スマホにコピーして、 Jota Text Editor の設定画面を開いてみると……よっしゃーーー!(握り拳) ばっちりしっかり選択できました。 もともとのメイリオの字体がシンプルなところへ持ってきて、テキストエディタやPDAで使う用に、等幅に変換かつ行幅も減らしてあるバージョンなので、実に読みやすいです♪ もちろん「…」の表示もちゃんと為されてくれます。
※ WindowsXP などでメイリオフォントを使用する&等幅フォント( MeiryoKe_Gothic )に変換する方法については、↓こちらに詳しく。
■XPでメイリオが正式に利用可能になりました! | 8倍速対応 http://blog.hushlogue.com/?eid=558393
あえて言うならこの方法の難点は、フォントの容量がいささか大きいことです。が……まあそれは、SDカードの容量を大きくすることで解決される問題ですしね。 ああ、やっぱりSDカードで容量を増量できる、 Android 端末を選択して本当に良かった(しみじみ)
|
No.4637
(電脳)
|
|
|
|
来週の放送までに
2013年03月14日(Thr)
|
|
|
ビブリア古書堂の4巻目を読了しておかねばと思いつつ、どうにも集中できず。 今日の活字はお気に入りの金田一(孫)二次創作小説を読み返しておりました。 ちなみに明金で、ちゃんと事件が起きるタイプが好みです★ 世に明金は数多いけれど、きちんと事件が発生する長編ものってなかなか見つからないんですよねえ(しょぼん) しかもはじめちゃんが、『お馬鹿なように見せて、実はけっこう頭が良いんだけど、本人はそれを隠したがってる』というタイプはさらに少なく。 ううむ、贅沢を言ってるのは確かなんですが……むむむ……どっかに良いサイトさんないかなあ。
ようやく筋肉痛がおさまって階段をまっすぐ下りられるようになったので、二日おいて再び近所を散策してきました。 ……いくら途中にある石段が急で長いからって、それにしても筋繊維が断裂するにも程があろうよ(遠い目) せめてあの石段をノンストップで上がり下りしても、筋肉痛にならない程度の筋力は保っておかないと、いろんな意味でヤバイ気がする(−ー;)
|
No.4638
(日常)
|
|
|
|
更新情報(2013年03月15日)
2013年03月15日(Fri)
|
|
|
閲覧室の「寄贈図書」にて、「最北の魔術師」の1章2話目をUPしました。 これにて1章目「魔術師と有形力 ── one delight fever 」はおしまいです。 前回よりはライトと見せかけて……? ふふふふふ、物語はまだ始まったばかりなのです。次回もどうぞお楽しみにvv
|
No.4639
(更新)
|
|
|
|
2013年03月15日の読書
2013年03月15日(Fri)
|
|
|
本日の初読図書: ドラマの方が来週からこの巻の内容に入るらしいので、大慌てで読み始めました。 今回は短編集ではなく、江戸川乱歩をテーマにしたまるまる1冊の長編ものです。とはいえ一応章立てにはなっていて、それぞれ「孤島の鬼」と「少年探偵団」、「押絵と旅する男」がタイトルになっています。 ……んー、正直乱歩はあんまり好みじゃないんですよね。読んだことがあるのはせいぜい二〜三冊ぐらいでしょうか。ちなみに「孤島の鬼」は、杉浦志保さんのマンガがきっかけで読んだんだったっけ。
お話的には、ついに栞子さんの母親が登場! そしてサブタイトル「二つの顔」に偽りなく、様々な人達が様々な顔を見せてくれて、二転三転どんでん返しの連続。非常に面白かったです。……今までのレギュラーキャラでさえ、けして油断はできないんだぜ? っていうか大輔さん以外、ほぼ皆がなにかしらの意外な顔を見せてくれたんじゃないでしょうか。
個人的には栞子さんの母親が、案外栞子さんの母親らしくて、ちょっと安心しました。 もっと底知れない、じわじわとした救われない恐怖を感じさせそうな気がしていて……いやそれは確かに間違いでもないのだけれど。ただ栞子さんも確かに持ち合わせている、『闇』と『光』と、そしてドジッ子要素の配分が、ちょっぴり異なっているだけなんじゃないかなあと、どこかほっとさせられたというか。
でもって。 大輔さんがついに言ったーーーーΣ( ̄□ ̄;) そして返事が保留されとるーーーーっっっ
……まあどれほどページのこちらで気を揉んでも、なんとなく次の巻では何事もなかったように、「あれ? こんな普通に会話してて良いんだっけ??」みたいなことにもなってそうですが。それでもあれにはさすがにびっくりしました。このままジレジレ展開で行くのかと思っていたので。
後書きによれば、どうやらちゃんとシリーズとしての着地点は定まっている模様ですね。ずるずると短編連作のまま続いていくわけではないようで。個人的に面白い作品は、ちゃんと何らかの形で決着をつけて欲しいので、終わりが見えているのは喜ばしいです。
ああ、なんか栞子さんのうんちくを読んでいたら、「二銭銅貨」ぐらいは読んでみたくなってきたかも。「押絵と旅する男」もそうだし、「孤島の鬼」も再読してみたい。でも「孤島の鬼」は長いんだよなあ……(遠い目)
|
No.4640
(読書)
|
|
|
|
和柄が好きなんです
2013年03月15日(Fri)
|
|
|
以前、棚から出ていた釘に引っかけて、ズボンに穴を開けてしまいました。 1cmにも満たないちっちゃな穴なんですが、さすがにそのままはき続けるわけにはいかないし、しかしそれだけで処分するのはもったいない、微妙なところ。 とりあえずあり合わせのアイロンワッペンを貼り付けてしのいでいたのですが、これが母から非常に不評で。 ……いえね、クワガタ虫のデザインなのを、いわく「ゴキブリかと思って、いつもぎょっとする」んだそうで(−ー;) それにネームタグになっていたところを切り取った部分が微妙に汚かったり、脚やアゴなど細かいところが浮いてくるのが、どうにも気になっていたのです。 で、もって。 今日もつらつらと百均をぶらついていたら、良い物を見つけました。 買って帰宅し、さっそくアイロンを熱して、貼り替え作業。
梅柄です♪ ただのお花マークなら却下でしたが、枝で繋がったなんとなく和っぽいデザインが気に入りましたvv 枝部分などはクワガタの脚以上に細かいので、はがれないよう要所要所を糸で留めつけたりと少々手間を要しましたが、おおむね満足な仕上がりです。 太腿に桜の刺繍が入ったジーンズとか、ちょっと憧れるよなあ……(うっとり)
数日前から、肩甲骨の間……より少し下ぐらいかな? 背中が痛くてなりません。 湿布を貼ってもあんまり効果がなく。背筋を伸ばすと多少楽になるので、たすき掛けをきつめにして、意識して姿勢を良くしているのですが、やはり痛いものは痛い(−ー;) 問題は姿勢とか筋肉の凝りとかじゃなく、胃とか、そっちの方なのかな? とりあえず薬局で湿布を一箱買ってきました。140枚入り。 ……使い切るより先に、皮膚が薬負けしそうだ……
|
No.4641
(創作)
|
|
|
|
|
あれはどれぐらい前だったでしょう。 会社で花瓶に生けられていたその花を、「珍しいですね。普通のより好きだなあ」と見ていたら、「持って帰る?」と一枝分けていただけたのですよ。 そして喜んで帰宅し母に披露したところ、「挿し木で増やせるよ」と言って、何本か枝葉を切り取り地面に植えてくれたのです。 その中から、たった一本だけが根付いてくれて。 そうしてかれこれ数年が過ぎ、
わずか一房ですが、ついに花が咲きました。 白い沈丁花です。 えんじと白が入り混じった通常の花も美しいですが、真っ白いこの花房はなんだかとっても儚くて。それなのに香りだけはしっかりと空気を染めてくれます。
この数年の間に、私を取りまく環境は大きく変わりました。 この花壇の向かいにあった、私の胸ほども高さがあった普通の沈丁花の木も、すっかり枯れてしまい、今は跡形もありません。
人生は諸行無常だなあと感じつつ、それでも花を愛でる心ぐらいは無くしたくないなあ、なんて思ってみたり。
|
No.4646
(日常)
|
|
|
|
2013年03月19日の読書
2013年03月19日(Tue)
|
|
|
本日の初読図書: 児童向けとはいえ、基本に忠実なバージョン、全3巻ようやく読了しました。 中巻は劉備が漢中王として即位し、蜀が建国されたところで終わっていたので、ここまででも良いかなあと思ってたんですが。次兄が読みたいと言うから借りてきたついでに、私も読んでみたりとか。 ……やっぱり、これまで活躍してきた豪傑達が、次々と死んでいくのは切ないですね(しょぼん) なにしろ三分の一読んだ段階で、既に関羽・張飛・劉備・曹操が死んじゃってるんですよ。しかも関羽以外はことごとく病死だの、部下に裏切られて寝首を掻かれたりだの、これまでの活躍が嘘のようにあっけない死に様。かつての凛々しき若武者 趙雲子竜に到っては、老将と呼ばれたあげくにいつの間にか病死とか、悲しすぎる…… そして一人残された孔明さんは、必死になって劉備の息子をもり立て漢王朝を復興させようとするのですが、この息子がまたボンクラで(−ー;) 最初の頃はまだ、何もしないだけの影の薄い人だなあ程度に思っていたら、孔明さんの死後あとを継いだ姜維の時代になると、もう宦官に良いように操られて酒食に溺れ政治を省みず、手のつけようがありません。 最後には、魏を滅ぼした晋王朝にさくっと降伏したあげく、連行された先で家臣達が悔し涙に暮れているなか、ひとりニコニコしつつ「ここで充分楽しいから、蜀など恋しくありません」とか言っちゃったりして。 貴様、親義兄弟と建国の英雄達の苦労をなんと心得るーーーっっっ(怒) ……とはいえそれで「こいつは放っといても大丈夫だ」と見なされて、殺されもせず、適当な捨て扶持もらって天寿を全うした彼は、ある意味では勝ち組なのかもしれませんがね。もしかしたら心の奥底では、臣下や一族郎党のために、悔し涙を呑んでいた……の、かも? 魏や呉では殺されたり廃されたりで、トップが何代もころころ入れ替わっていた中で、彼はただ一人ずーーっと帝位にあり続けますし。そう言う意味ではすごい人だったのか、それともすべてはやっぱり父親(劉備)の七光りだったのか(いや父親も相当アレな人ではあったけど/汗)。 ……気の毒なのは孔明の志を継いで、戦っては負け戦っては負け、それでも主君からの評価すら得られないまま、最後には自殺するしかなかった姜維でしょうか。
あとこの巻で気になったというか、笑っちゃったのは、孔明さんのオーバーテクノロジーぶりです(苦笑) なんだよ木牛と流馬って。完全にロボットですよ。糧食運搬用の、燃料すらいらない自動人形。もっとうまく使えば、それだけで簡単に一国を運営できそうなのに、なんでさらっと出ただけで流されてるのさ。あと中に鉄球つめた地雷とか、えぐい近代兵器も開発してるかと思えば、いきなり怪しげな儀式で延命をはかろうとして、ろうそく倒されただけで失敗とかしてるし。なんだか匙加減がよく判りません。そのあたりもまた、三国志演義の面白い部分なんでしょうが。
まあとりあえず、これでなんとなくの基本は押さえられたので、いろいろな派生作品にも手を出せるようになりましたかね。 後半の司馬一族が活躍するあたりとか、人名地名が入り乱れていて正直ちゃんと把握できなかったので、またわかりやすいマンガや小説などで、きちんとおさらいしてみたいところではあります。
|
No.4647
(読書)
|
|
|
|
くしゃみ鼻水鼻づまり
2013年03月20日(Wed)
|
|
|
このローカルな一地方が、全国ニュースで黄砂と PM2.5 たらいう有害物質の飛散量がすごかったと取り上げられた、そんな本日。 外から帰ったあとは、まあくしゃみの止まらないこと。粘度のまったくない鼻水がつーーーっと出てくるわ、体感温度は寒いんだか暑いんだかよく判らないわで、まったくもって参りました。 とりあえず鼻づまりに効くという風邪薬を飲んでしのいでみたら、今度は眠い眠い。本当に困ったものです。
で、もって。 久しぶりに行った図書館では、目に付いた三国志関連の書籍をあさりつつ、ラジオドラマを聴いたら面白かった作品の原作やら、ドラマ「ビブリア古書堂〜」で興味が湧いた乱歩の短編集を借り出したりとかしてました。 図書館の人は今日もとっても親切で。最初に書庫から出してもらった乱歩の本が、うっかり持ち運ぶと分解しそうなボロボロのハードカバーだったのを見かねて、「読みたい話があるなら、他の本をお探ししましょうか?」と言って下さいました。そして本当に条件に合わせて蔵書を検索したあげく、2008年発行のピカピカの文庫本を選び出してくれました。これなら安心してとりまわせます。 ……もはや常連と化して顔を覚えられてる(たぶん)からかもしれませんが、あそこの図書館はいつもおおむね親切に対応して下さるので、リピート率も自然上がるというものですよ。 ああ、これでもうちょっと収蔵リクエストの受付幅が広ければ、言うことないのになあ(しょぼん)<何回もリクエストを却下されている
そして借り出した乱歩をつらつらと読み始めていたら、今日も知人より書類作成の依頼がやってきました。今回は役所からPDFで渡された様式と同じものを、内容をすぐ打ち込めるようセルの書式を整えたうえで、エクセルで作成して欲しいとのこと。一番得意な分野なので、思わずノリノリで仕上げてしまいました♪ メッセンジャーで打合せをしつつ、A4二枚仕上げるのに1時間かかってなかったかも。久しぶりの様式作成作業、すっごく楽しかったですvv ……それを楽しいと思える自分が、なんだか間違っているような気もしないでもないですが(苦笑)
|
No.4648
(日常)
|
|
|
|
2013年03月21日の読書
2013年03月21日(Thr)
|
|
|
本日の初読図書: ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」にまんまと乗せられて、借りてきちゃいましたよ(笑) この本の収録作は、
「二銭銅貨」 「D坂の殺人事件」 「心理試験」 「白昼夢」 「屋根裏の散歩者」 「人間椅子」 「火星の運河」 「お勢登場」 「鏡地獄」 「木馬は廻る」 「押絵と旅する男」 「目羅博士の不思議な犯罪」
の12作品。 乱歩を読んだことがない人でも、タイトルぐらいは目にしたことがあるだろう話がけっこう含まれているあたり、やはり名作をピックアップしてあるのでしょうか。 ちなみにD坂〜と心理〜と屋根裏〜は、明智小五郎が登場する物語です。 読んだ感想としては、んーーー、やっぱり微妙、かな。個人的な感想ですが。 ほぼ一日で読み切っちゃったあたり、おもしろいことは確かなんですが……この一種独特な世界観にどっぷりと耽溺するには、自分はもうスレちまったというか。もう少し若い頃に読んでいたら、良かったかもしれません。それこそ漫画家のJETさんが描かれる、幻想怪奇に夢中になっていた時期にとか。 そう、まさにJETさんの世界です。というか、JETさんご自身が横溝正史とか乱歩の大ファンだと公言してらっしゃるので、むしろあの方の世界観の根元こそが、ここにあるのでしょうが。 いくつかの作品には、附記として言い訳めいた乱歩の後書きがついているのも、ちょっと興が醒める点でした。 良いじゃん別に尻切れトンボでも。むしろそこがまた、たとえて言うなら手足のないトルソーめいた、一種アンバランスな中にも想像の翼をたくましくさせる、曰く言い難い面白味を出していると思うのですよ。 特にデビュー作だという二銭銅貨など、読者に「なんだよそんなオチかよ〜〜」と思わせておいて、最後の最後に「え?え?どういうこと??もしかしてそういうことなの!?!?」と思わせる記述が心憎いです。 「白昼夢」の脈絡のないオチなさは、まさにJETさんの絵で思い描きたいところ。 「人間椅子」はまた、終わり方が格別ですね。この本に収録されている中では、この話が一番好きかもしれません。それは私もまた、ある程度文章を書く人間としての視点を持っているからでしょうか。 「鏡地獄」のストーリーはネタとして知っていましたが、改めて読むと、それを最初に思いつくその発想に唸らされます。そしてどれだけ想像しても想像しても、『彼』がどんな光景を見たのかが思い浮かべられません。今の技術なら再現することは簡単なのでしょうが、果たしてそれは許されるのか。そしてその光景を見てみようという、その勇気を持つ人間は存在するのか。 ……実はもう、どっかの記念館とかに、実物が存在したりして(笑) 「押絵〜」は、ちょっと京極夏彦の作品を思い出しました。軽くトラウマって一回しか読まなかった……魍魎でしたっけ? 「ほぅ」ってやつ。あのラストシーンは、あるいはこのお話のオマージュだったのかも。
さて、次は「孤島の鬼」か「パノラマ島〜」を借りてくることになるのかな……
|
No.4651
(読書)
|
|
|
|
サバトになりそうだ
2013年03月21日(Thr)
|
|
|
気温は昨日よりもぐっと下がり、思わず靴下の重ね履きとモコモコスリッパの復活をしたぐらいの今日でしたが、不思議にくしゃみはほとんど出ませんでした。……いやまあ、多少は出ましたが(苦笑) そして世間さまでは、桜前線が例年にないスピードで北上しているそうで。別管理サイトの掲示板には、続々と再来週に予定されている花見への参加計画が書き込まれています。 半ばプチOFF会と貸しているその花見には、県境をまたいでの参加者すらいらっしゃるのですが、持ち物のなかに「被り物(※必須)」とあるあたり、完全に「旅の恥はかきすて」状態でして。 去年はうっかり衣装が重なっちゃったからと、今年は事前にこいつで行くぜ! という申請書き込みが続々と。畜生、みんな気が早いじゃねえか!
……とか言いつつ、一昨日の段階でうっかりタトゥーシールをポチッている私が、なにをか言わんやですが(苦笑) ううむ、さすがに顔に貼ってく訳には行かないから、あれだけじゃあパンチが弱いよなあ(悩)<そういう問題か そんなことを考えて、百均でちょこちょこと買いあさってみたりとか。
あとは家にあるあの金具とかこのパーツを流用して……とか構想を練っているだけで楽しくなってくるのだから、我ながら安上がりなものですvv
……それにしても、去年のお花見で Pao ままさんと初お目見えしてから、もう一年が経つんですねえ。 年を取ると本当に、時間の流れるのが早いものです(しみじみ)
|
No.4652
(日常)
|
|
|
|
更新情報(2013年03月22日)
2013年03月22日(Fri)
|
|
|
閲覧室の「寄贈図書」に、ちなつとも様よりのいただき物、「最北の魔術師」2章1話目をUPしました。 章タイトルは「魔術師と抑止力 ── do one's best 」。今度も二部構成です。 今回は国王と魔王 ―― もとい魔術師の、赤裸々なトークといったところでしょうか(笑) どうぞお楽しみ下さい。
|
No.4653
(更新)
|
|
|
|
2013年03月22日の読書
2013年03月22日(Fri)
|
|
|
本日の初読図書: 図書館に行ったときは、必ず児童向け新刊コーナーを確認するのですが。 ……タイムリーにこんなもんが入れられていたら、もう借りるしかないじゃないですか(笑) そんなわけで、いい加減に次兄などには呆れられつつ、三国志関連。今回は小説ではなく、解説ムック本です。 表紙絵は左上から、夏侯淵・夏侯惇・張コウ、中段左が徐晃・右が曹洪、右下は郭嘉で、最前列が当然曹操。 この絵柄や「ビジュアル版」という添え書きからも判るように、まるでゲームの攻略本のようなそのつくり。この1巻目では魏〜晋と北方(主に袁紹軍)の人達を中心に、46名の人々が紹介されています。けっこう地味なキャラにも触れられていて、それぞれを「統率力」「戦闘力」「知力」「政治力」「人望」の五つのパラメーターで表現してみたりと、ますますゲームっぽく(笑) ってか、曹操のパラメーター、5・3・5・5・5って高すぎやろvv それぞれの武勇伝(人生の見せ場)とか、どの武将と仲が良く、どの武将と不仲で、どの戦いでどんな役割を果たしたのかなどなど、陣形図や個人年表まで駆使して説明されているあたり、とても判りやすくおもしろいです。 ……とはいえ、基礎知識を持たず、これだけをいきなり読もうと思うと、さすがに途中でダレると思います(苦笑) ああ、いっそ岩波版を読むときに、横に置いてアンチョコにしていたかった……(惜) 巻末には三国を並べて対比させた、黄巾の乱〜晋の中国統一までの年表とか載っているので、マジありがたいです。……ここだけでもコピーとっとこうかしら。 とりあえず、やたら人数のいる曹一族とか軍師連中が、多少は区別がつくようになった……かも?
ところで三国に含まれない呂布とか董卓なんかは、また続巻で紹介されるんでしょうか……
|
No.4654
(読書)
|
|
|
|
2013年03月23日の読書
2013年03月23日(Sat)
|
|
|
本日の初読図書: とりあえず蜀の巻も借りてきてました。 手前左から孔明・劉備・関羽、上段は左から黄忠・張飛……までは判るんですが、残り二人が諸葛瞻と夏侯覇だったという謎チョイス。 そこは普通、趙雲とか姜維を持ってくるところじゃないのか……?
内容的にはまあ、特に魏の巻と変わるところはなく。ことに三国志全体のあらすじとか年表とかは、同じ内容のページが使いまわされていました。まあどの巻から読んでも大丈夫なように、という心遣いなんだと思っておきます。
そして武将達各自のパラメーターは、趙雲がかなり高かった。 「統率力」「戦闘力」「知力」「政治力」「人望」が、劉備で4・3・3・4・5、関羽で4・5・3・3・4、孔明でさえ4・2・5・5・5なのに、趙雲は5・5・4・3・5ですもん。 ……劉禅(劉備の息子・蜀を滅ぼした皇帝)のオール1には、もはや失笑するしかないですがvv
そしてやったら関羽の一族に力が入ってる気がしてしまうのは、やはりそれだけあの一族が(義息含めて)魅力的だからでしょうか。 ってか義理の長男 関平、実の息子で次男の関興までは覚えてましたが、三男がいたなんて完全にスルーしてましたよ。イラストがけっこうヤンチャっぽくて可愛いvv しかし彼らの母親については、本編にもまったく記述がないですよね……張飛といい、あの各地を逃げ回る放浪の生活の中で、いったいいつの間に結婚して、子供まで作ってたんだろう??
こういった解説本を読み進めていくと、本編を読んだだけでは気付かなかった色々な部分にもの思わせられますねえ。 孔明の志を継いだ姜維が北伐を繰り返したことは、いたずらに蜀の国力を浪費し、国民からの反感を買う結果となっていたとか。孔明の死後に裏切った魏延は、その実けっこう早いうちから蜀陣営にいて、しかも劉備にちゃんと忠誠を抱いてせっせと働いてたんじゃんとか。 本当に蜀の国って、劉備主従と孔明さん達だけで保ってたんだなあ……
|
No.4657
(読書)
|
|
|
|
2013年03月25日の読書
2013年03月25日(Mon)
|
|
|
本日の初読図書: 「質屋からすの事件帳簿(オンライン小説)」〜16話 http://niseciga.holy.jp/index.html
目黒千里は窮地に陥っていた。一年前に両親を亡くしアパートで一人暮らしをしている彼女は、遺産の全てを叔父に管理して貰っていたのだが。その叔父と連絡が取れなくなってしまったのだ。高校からは授業料が滞納されているから、このままでは退学してもらうしかないと宣告され、家賃に食費、水道光熱費といった日々の生活費すらも危うい始末。 途方に暮れた彼女は、両親の形見である結婚指輪を持って、質屋に向かった。 その質屋へは一ヶ月ほど前に、店主の忘れ物を届けに訪れたことがあった。公園に落ちていた、何の変哲もない眼鏡 ―― その持ち主が離れた場所にある質屋の店主なのだと、どうして判ったのか。そこには千里が持つ、ある『能力』が関わっていた。 そうやってかすかながらも縁ができていた質屋の店主 烏島(からしま)は、しかし千里が差し出した指輪の買い取りを拒否した。そして彼女が陥っている苦境を詳しく数えあげ、大金の入った封筒を差し出したのだ。 組んだ両手の上に顎を乗せ、にっこりと笑いながら。 ――そのお金できみを買いたい、と。 大金と引き替えに烏島が要求したのは、千里がもつその『能力』だった。 選択の余地もなく『質屋からす』で働くこととなった千里の元へと、やがて初仕事が持ち込まれる。 大企業七杜グループの御曹司 七杜宗介が、行方不明になった使用人を捜して欲しいと言ってきたのだ。彼の父はもともと烏島と懇意にしており、宗介も間に入って付き合いを持っていたのだが、今回は家と関係なく個人的な頼みなのだという。 行方不明になった使用人 森沢陽子は、人間嫌いの宗介にとっても特別な存在だったらしい。しかし事なかれ主義の父親は、「若い女は気まぐれだから」と探そうともしないのだと。 質屋には、品物だけでなく情報も集まってくる。それをあてにした客もまた。 そう言って烏島は、宗介の依頼を引き受けた。 すなわちそれは、千里が彼の手足となって走りまわることとなる、その始まりで……
―― 読切連作だとばかり思って読み始めたら、うっかり長編しかも連載中でした。良いんだ、おもしろいから。 ところで「社R指定」って付いてるんですけど、社Rってなんなんでしょう??
不思議な能力を持つ天涯孤独の女子高生と、彼女を雇う冷淡なんだか優しいんだかよく判らない黒ずくめの店主。そしてやはりクールで人間不信なんだけど、懐に入れた人には判りにくい優しさを見せるお金持ちの男子高校生。 うん……某小野先生の小説を思い出しちゃう私は、間違ってないと思うんだ(笑) 健気な女子高生と、彼女を取りまく一癖も二癖もある男達というのはお約束ですけれど、それぞれの性格が微妙に一捻りあって、この話はこの話でちゃんと独自の楽しさがあります。
お話は調査が進んで、なんとなーく話の方向性が見えてきたかな? というあたり。 陽子さんの母親が、約二十年前に記憶喪失で見つかった正体不明な人物であること。三年ごとに生け贄を出す七つの神社。母親が唯一身に着けていたという形見のペンダントを、泣きながら焼き捨てる陽子さん。そして彼女を捜していた男達と謎の失踪……とくれば、多分そう言うことなんだろうなーと予想をつけてみたり。 更新記録を見る限り、けっこう速いペースでUPされているようなので、続きを楽しみに待つとしますvv
|
No.4658
(読書)
|
|
|
|
|
今日も今日とて年度末を控えた工事現場から、FAXで受信 → スキャナ取りこみという工程を辿ったと思しきPDFファイルの見本様式がメールで届いたので、さくっとエクセルで作成、送り返し。所要時間三十分。 日付入力欄は「3−1」と入力すれば「平成25年3月1日」と表示されるよう、セルの書式を整えておくのは基本です。 当然、中央揃えや均等割付などのセルの配置は、入力前の空白セルも含めて縦横ともきちんと設定し、四方の余白も定規をあてて計ってあります。 っていうか、見本を見たらだいたいのフォントサイズが目測できる自分が、なんだかちょっとイヤン(苦笑)
目指すは「重ねて透かさないと、原本との差異が判らない仕上がり」。 そして「原本よりもさらに美しく、入力もしやすい様式」。
……だって大好きなんですもん、見本を元にエクセルで様式のひな形を作成する作業が。 「何も考えずに、これとまったく同じものを作ってくれ」と言われると、心の底から燃え上がってしまう性分なんですよ、ふふふふふ……(遠い目)
|
No.4659
(電脳)
|
|
|
|
それなりに面白かった
2013年03月26日(Tue)
|
|
|
リアルタイムでは父がTVを占領しているため、ドラマ「ビブリア古書堂」の最終話は録画しておいて、翌日になってからわくわくしつつ視聴しました。あ、ちなみに全話きっちりDVDに焼いてあります♪
で、もって。 うん、まあツッコミどころは多かったけれど、ドラマ単体として見るなら、そう悪くはなかったんじゃない、かな? ただどうしても削られている部分が多くって……せめてもう一話増やして、乱歩を三話構成にする訳にはいかなかったのかなあ(しょぼん) 一番残念だったのは、五浦さんの存在意義がだいぶ削られていたこと。 特に栞子さんを引き留めたのが五浦さんではなく、彼女自身の自制心だったこと……つまり、栞子さんの持つ『闇』が、ほとんどなくなってるんですよね。人見知り属性も減っているので、五浦さんがバイトとして居着くことも、業界で特に歓迎されている訳ではない。 本当に、ドラマ版ではあくまで五浦さんであって、『大輔さん』ではないんだよなあ……「大輔さんとデートですから」って誘いを断られて、ものすごい目つきでにらむ母親と、内心ビクビクしながらも外から見たら平静な大輔さんが見てみたかったのにっっ<安易な恋愛展開はイヤじゃなかったのか あとは車椅子の妹放置していくのかとか、シリーズ通して弟くんが空気だったとか、高橋克美が良い味だしていたとか、佐野志郎ステキとか、そのほか色々ありましたが。ともあれワンクール、しっかり楽しませていただきました。ドラマ放送のおかげで積んでいた原作も消化できたし、良かった良かったvv ……そうして気がついたら、コミック版の通販ページを開いて悩む自分がここにいたり。そうか、二ヶ所の出版社から、別の作画で出てるのか。絵柄を取るか、ストーリーを取るか……むむむ(悩)
|
No.4663
(映像)
|
|
|
|
2013年03月27日の読書
2013年03月27日(Wed)
|
|
|
本日の初読図書: 1988年10月18日13時06分。 もはや日常となっていた妻との口論をしていた電話の最中、冴えないニュースディレクターだったジェフ・ウィンストンは、突然の心臓発作に見舞われ死亡した。43歳であった。 そして……気がつくと彼は、ベッドに横たわっていた。大学の学生寮で。 時は1963年の春。彼は25年の歳月をさかのぼり、18歳の自分の身体に入り込んでいるようだった。それまでに積み重ねてきた記憶と知識はそのままに、世界も肉体もすべてが過去に戻っているのだ。 おおいに混乱しながらも、ジェフは人生をやり直すチャンスが来たと考えた。まずはおぼろげに覚えていた競馬の大穴レースに、かき集めた有り金をつぎ込んだ。さらに大番狂わせで世間を湧かせたベースボールの試合に大金を賭け、のちに大企業へ成長すると『知って』いる、さまざまな会社の株を購入する。おもしろいように金が増え、彼はまたたく間に大富豪となった。変わった未来により、かつて妻だったリンダとは結ばれなかったが、代わりに結婚した上流階級の女性との間には娘が生まれ、目に入れても痛くないほどに愛しかった。 幸せだった ―― あの日が来るまでは。 再び訪れた、1988年10月18日13時06分。医者から百歳まででも生きられるだろうと太鼓判を押されたはずの健康な心臓は、またも激しい発作を起こし、その動きを止めた。そうして再び、1963年の、春 ―― 幾度も繰り返し同じ時間に死に、同じ時代を生きる羽目になったジェフは、そのリプレイのなかで時に大金持ちになり、時に平凡な生活をし、時に厭世家として過ごした。そうしていつしか自分の身に起きている事態の解明と、そこからの脱却を願い始める。やがて彼はかつての記憶にはなかったはずの、世界的大ヒットを果たした映画の存在を知った。それをきっかけに意外な人物と出会うことで、彼のリプレイは大きな転機を迎える……
以前ラジオドラマを聴く機会があったので、図書館で見つけて借りてしまいました。 ううむ、なんなんだろう、この話は。 発行は二十年以上も前。設定はもはや使い古された、ライトノベルのチート物に近いでしょう。良くも悪くも。いやまあ、言ってしまえば、これがそれらのはしりなのかもしれませんが。しかしやはり、おもしろい。むしろ手垢が付く前の作品だからこその、おもしろさでしょうか。 SF……かと思えばファンタジーでもあり、R−18要素もしっかりありつつ、随所に哲学的でもあり。 リプレイを繰り返すたびに深まってゆく苦悩と、現在の状況についてや自分が世界に何を及ぼせるのかという、何に対するとも知れぬ問いかけ。あらゆる事にチャレンジし、そしてすべてが白紙になってゆくやるせなさ。 ……深いです。 ただラストの展開は、読む人を選びそうでした。 風呂敷がどう畳まれるのかまったく読めない展開に、ドキドキし、ハラハラし、そうして訪れたのは意外な結末。 しかし果たしてこれを是とするか否とするか。400ページ以上読んできてこれか! と思う人もいるでしょうし、解釈がいくらでもできるぶん、想像の翼を広げる人もいるでしょう。むうう。 とりあえず、『現在』を大切に生きようという、そんな気持ちになれます。
あ、原作はラジオドラマよりもラストの情報が多かったです。ラジオドラマもあれはあれで悪くはなかったので、どちらが良いか、これもやっぱり評価が分かれそう。 私は途中の哲学部分で何度か挫折しそうになったので、先にラジオドラマ版を聴いていて正解だったかも。おかげである程度読み飛ばしても大丈夫だって、判っていたから(苦笑) そして個人的には、二番目のリプレイが一番羨ましく。 良いなあ。余計なしがらみが出ない程度にほどほどの経済的成功を果たし、愛しい奥さんと子供達がいて、身体的にも医者に太鼓判を押される健康体って……それだけに、全部チャラになった時の絶望感は半端なかったんでしょうが(−ー;) そして一番気の毒なのは、やっぱりリンダなんだろうか……ジェフってば、どれだけ苦悩しようがなんだろうが、それでも一番好き勝手に生きて、一番得してますよね?
60年代はじめから80年代後半にかけての ―― 特にアメリカの ―― 歴史や風俗をもっと詳しく知っていたら、もうちょっと楽しく読めたんだろうなと。そこが少々残念であったり。
|
No.4665
(読書)
|
|
|
|
2013年03月28日の読書
2013年03月28日(Thr)
|
|
|
本日の初読図書: ……もういい加減にしろと言わ(ry えー、かのハードボイルド作家、北方謙三版です。全13巻の1冊目。 ぶっちゃけ、かなり面白かったです。もう完全にエンターテイメントなパロディ小説。キャラクターの心情重視の物語でした。 場面によって視点が各キャラに飛ぶので、群像劇を見ている感じでしょうか。劉備や曹操はもちろんのこと、孫堅や呂布や、果ては袁紹までがその内面を語ります。 1巻目はお約束通り劉備三義兄弟の出会いから始まり、洛陽炎上から半董卓連合の瓦解を経て、乱世の始まりのなか孫堅が戦死するまで。全13巻しかも孔明死亡段階で終わるらしいことを思えば、かなりのハイペースで進んでいると思います。……この調子だと、中盤はどれだけエピソードが盛られるんだろう(苦笑)
北方版の良いところは、覚える必要のない雑魚キャラについては、ざっくりと描写を削られていることでしょうか。「換言した者がいたが首を刎ねられた」とか「部隊長は戦死した」といった感じで、のちに活躍しないキャラはいちいち名前なんて挙げられないので、無駄に記憶力を使う必要がありません(笑) そして宮廷内の権謀術数もかなりシンプルに書かれていて、帝なんて本家演義以上に空気です。それがいっそ判りやすい。 ただ難点は、いろいろ省略しすぎて、必要な部分の説明をたまに忘れているところがちらりほらり。いきなり出てきた人名が誰これ? 状態だったりと、基礎知識がないと辛い部分が随所にちょこちょこありました。 それにかなり改変やオリキャラが多いので、これを一番最初に読むのはおすすめできませんね。演義で有名なあらゆる見せ場が、ほとんど削られていますし。 桃園の誓いは言うに及ばず、曹操は董卓暗殺を失敗したり、かくまってくれた恩人一家を勘違いで皆殺ししちゃったりとかしないし、関羽が熱燗の冷めない内に一人で華雄を切ってくる話などもありません。つまり演義で講談的に盛られたエピソードがなくなって、むしろ「実際にはこうだったのかもしれない」と思わせるような、ある程度の現実味を出しています。これは元ネタの荒唐無稽さを知っていないと、楽しめない部分でしょう。
逆に呂布についてはかなりページが割かれていて、彼の幼少時からの生い立ちが詳しく捏造(たぶん)され、母に対する情愛が転じた愛妻家として描かれています。この呂布は、確かにあまりものを考えないかもしれないけれど、むしろ自分は主君に従って戦うだけの存在だと自覚していて、無骨かつ純粋ですらある、不器用なまさしく武人です。
そしてなによりも斬新なのは、劉備でした。 この劉備なら、私は許せるかもしれない。今まで読んできた数々の作品の中で、その口先ばかりのエセ人徳者ぶりと、支離滅裂な行動にうんざりさせられた劉備ですが、北方版はひと味違います。 「虐げられた人々のため」などと青臭いことは言わず、夢は最初から「天下を平定」。漢王室の復興こそ目標ではありますが、他人の家来になることを良しとせず、己は大将であると、自分の意志で浪人しています。 そして賄賂を要求する役人にブチ切れて、自分のその手でがっつり殴りつけます。 そして殴り殺すと主張する劉備に、俺が代わりにやると言って、役人を人前に連れ出し叩きのめして見せる張飛が素敵。 命を助けた官吏にすら侮辱され、かっとなった劉備が剣に手を掛けた瞬間、先に相手をぶちのめす張飛の空気の読めっぷり。皆に見えないよう、後ろからそっと劉備を押さえている関羽のさりげない気配り。ううむ、斬新です。 そして「良い兵を鍛えるためには、苦しい思いをさせなければいけない。役に立たない一人を殺して、残りの百人が強くなるなら、それで良い」という方針を打ち出す劉備と、「指揮官は兵に嫌われてはいけない」と言って、劉備は訓練に加わらせず、自分が引き締める役をする関羽と、役立たずをぶち殺す役を引き受ける張飛。 趙雲に対して劉備は「私が、徳の人だなどとは思うな。私には弱さも醜さもある。多分、狡さもな」と語ります。良いじゃないか。自覚した狡さ醜さ、それこそが人間ですよ! ちゃんと張飛や関羽にも悪いと思っていて、特に張飛に対しては辛いことをさせていると気にしているのですが、張飛はそれが自分の役目だと割り切って、劉備を一途に慕っている。この時まだヒゲもろくに生えそろってない、二十歳そこそこなんですよ、張飛は。くぅっ、健気じゃないか《o(><)o》
こういう流れがあると、のちに関羽や張飛が死んだあとに、劉備がグダグダになっていくのも納得できるんですよね。つまり『人徳者 劉備玄徳』をプロデュースしていた義弟達がいなくなったから、かっとした時に止められなくなって、そのまま暴走しちゃうんですよ、きっと。 嘘臭くって、仁義馬鹿が上滑りしているようにしか見えない演義の劉備よりも、ずっと親しみが持てるキャラクター設定でした。
さて、あとはこの三義兄弟に、孔明さんがどんなふうに関わってくるのか……これはなかなか楽しめそうです♪
|
No.4666
(読書)
|
|
|
|
更新情報(2013年03月29日)
2013年03月29日(Fri)
|
|
|
閲覧室の「寄贈図書」に、ちなつとも様よりのいただき物、「最北の魔術師」2章2話目をUPしました。 今回もほのぼの展開ですが、実はけっこう重要なキーワードがさりげなく散りばめられています。 熟読して続きを待ちましょう♪
|
No.4667
(更新)
|
|
|
|
2013年03月31日の読書
2013年03月31日(Sun)
|
|
|
本日の初読図書: ストーリー紹介は、原作を読んだときにしてあるので割愛。 はい、マンガ版です。買っちゃいました(てへ) 別の出版社から別のマンガ家さんの作画でもう一種類出ているのですが、いろいろレビューを読み比べて悩みまくったあげく、こちらを選択。 ……うーん……これは評価が分かれそうだ。 絵柄にちょっと癖はありますけれど、慣れればまあ、そこまでひどいと言うほどでも……なくもない、かな(どっちだ) 公平に見るならば、もしも原作にイラストがついていなかったとしたら、本文に忠実だと言えるとは思います。考えごとしている大輔さんの表情が凶悪すぎるとか、志田さんがユニオンジャックのTシャツ着てるとか、細かいところにこだわりがありますし、着替え中の栞子さんの首にちらっと鍵っぽいネックレスがあったり、会話している際の志田さんの爪がさりげなーく伸びぎみだったりと、伏線張りにも余念がありません。
しかし、一点だけどうしても気になるのです。
栞子さんの胸がでかすぎる_| ̄|○ これじゃあ、隠れ巨乳じゃなくて爆裂乳だよ! いくらなんでもデフォルメしすぎだろう!? 他のキャラはそんなことないのに、なんで栞子さんだけ、こんな……(しくしくしく) 「エロ漫画の感じ」「女の目から見て気持ち悪い」的なレビューを見かけましたが、否定できません(−ー;) ってか、明らかにデッサンがおかしくて、どうしても胸元が描かれているコマがあるたび、ストーリーから引き戻されてしまいます。 その点さえのぞけば、丁寧に作られたメディアミックスだと思いました。重要だと思われる内容や台詞がきっちりしっかり押さえられていて、しかも「あれ、あのやりとりは削っちゃったんだ(しょぼん)」と思っていたら、それをラストに持ってきて、爽快感を味わわせてくれるという小気味よさ。 背景や小物(特に本の装丁)とかも細かく描かれていて、なかなかいい雰囲気だと感じられました。 収録内容は「それから」で104P、「落ち穂拾ひ」の謎解き開始寸前までが66P。目次その他含めて全176Pと、値段の割にはちょっと薄めだったのが残念至極。
巻末広告によれば、2巻目の発売は2013年夏とのことで。「落ち穂拾ひ」の後半に加えて、「論理学入門」と「晩年」が入るみたいですが……「晩年」、ちゃんと最後まで入りきるのか?? 下手に詰め込むぐらいなら、いっそ最後に原作2巻目以降の話を入れ足して、全3冊にしてくれても良いんですがね。個人的にはチェブラーシカの話を希望したいvv<坂口夫婦ラヴ
|
No.4668
(読書)
|
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
|
|
|