よしなしことを、日々徒然に……



 2011年08月01日の読書
2011年08月01日(Mon) 
本日の初読図書:
4125011605天使たちの課外活動 (C・NovelsFantasia か 1-57)
茅田 砂胡 鈴木 理華
中央公論新社 2011-07-29

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年度がかわり、中等部二年になったリィとシェラ。
十四才になったら、授業や部活動とは別に「課外活動」というものを始められるのだという。ならばここはひとつ、ルゥも含めた三人でなにかできないかと考えてみるのだが、なかなかこれというものが思いつかない。
一方でリィとシェラは、歴代の寮長達の会合に立ち会うことになった。昨年から話題になっていた金銀天使の姿に、先輩達は喜ぶ。ところがその場に監察官が現れ、前寮長のひとりにストーカー疑惑が持ち上がっていると告げてくる。潔白を申し立てた彼の代わりに捜査線に浮かんだのは、リィも知るひどく意外な人物で ――

クラッシュ・ブレイズ全16冊に続いて、新シーズンの開幕。……よくもまあ、続くものです(苦笑)
そこは買ってしまう、こちらもこちらなんですが。
今回は暗殺者コンビも怪獣夫婦もお休みして、ニューフェイスの紹介話と云うところです。これがまた、なかなかおもしろげなキャラクターで、次回以降が楽しみなことvv
こういうエキゾチックなキャラクターも大好物です。ふふふふふ。
……しかし女性と同席できない、触れられない彼がジャスミンと行動を共にするのは、なかなか大変だろうなあと思うと、怪獣夫婦の出番が減ってしまいそうなのが気になるところ。まあジャスミンはそういったところはわきまえているから、彼を困らせるような行動はとらないでしょうけれど。

あと、後書きで触れられていましたが、挿絵の鈴木理華さんが画集を出していらっしゃるそうで……怪獣夫婦の結婚式などという美味しい短編が書き下ろしされているのだとか……くぅぅ、読みたい! 読みたいけれど、その為に五千円超はでかすぎる(泣)
あとなんか、モバイル関係のWEB小説なんでしょうか? yorimoba とかいうのにも短編を書かれるとか。
うーーー、この間出たデル戦の短編集のように、十年後ぐらいに単行本収録されるのを期待して待つしかないのか……
No.3298 (読書)


 二本目
2011年08月02日(Tue) 
「雪之丞変化」関連のビデオ二本目を見ました。
今回は、雪之丞〜をモチーフに脚本を書き下ろされたという、別タイトル作品「小判鮫・總集篇」です。こちらも主演は長谷川一夫、脚本 衣笠貞之助。白黒映画二本を 110 分ほどにまとめたダイジェスト版というところも、前回と共通しています。公開は 1948 年。
カット部分が多いことと、音が割れていてよく聞き取れなかったところから、よく判らない部分もあったんですが、内容的には確かに雪之丞変化の要素が多く取り入れられていました。
……少なくとも近年放送された某バージョンよりは、よっぽど雰囲気が出てたんじゃないかと(笑)

話は江戸で今をときめく元長崎奉行土居斉人を、役所に訴えようとしている若者 百太郎が登場するところから。岡っ引きに目をつけられて追われる百太郎。彼が逃げ込んだ芝居小屋では、最近江戸で評判の女形 中村紅雀を見物しに、土居斉人とその娘で近々大奥に上がる予定のお蘭、昔の悪事の仲間の五島屋と唐津屋がいた。
舞台を見て紅雀に一目惚れしたお蘭を利用しようと、五島屋と唐津屋は二人を引き合わせるが、予想以上にお蘭がのぼせ上がり、大奥に入ることを嫌って出奔してしまう。
一方、土居の悪事の証拠を探す百太郎は、紅雀の前身が土居が長崎奉行時代に行った不正な裁判で島送りにされた、万兵衛の一人息子 千太郎と知り、彼と協力してことにあたることとする。
しかしお蘭と同じように紅雀に恋慕の炎を燃やす軽業お七が関わってきたことで、話はややこしくなってゆく。お七は紅雀が想いに応えてくれないからと、出奔したお蘭を監禁し、そのうえで土居たちの目を紅雀へむけた。
お蘭の目を覚まさせるためにと、土居たちは紅雀を殺そうと決意するのだが ――

なんで百太郎がいきなり土居を訴えようとしているのかとか、詳しいことはカットされていたので、總集篇を見るだけではわかりません(苦笑)
そのあたり細かいあらすじは 「小判鮫 - goo 映画」をご覧になるとよく判ります。と言うか、私もぶっちゃけそっちを読んでようやく話の次第が飲み込めた次第で。
とにかく台詞が聞き取りにくくて……前回の雪之丞〜では、おおむね原作の内容が頭に入っているので脳内補完できたんですが、今回はオリジナル部分も多かったため本当にさっぱり判らず(−ー;) しかたなくイヤホン使って音量かなり上げて、かろうじて八割ぐらい聞き取れたかな、と言う具合でした。 耳に悪いと判ってはいるんですけどね……<難聴持ち

さて、肝心の感想ですが、とりあえずこれは「復讐物」ではないと感じました。
まず主役が太夫ではなく百太郎(長谷川さん二役。モデルは闇太郎。ただし盗賊ではない)の方でしょう。太夫はほとんどなにもしていません。出奔してきた息女と話をして、あとは百太郎に情報を流しているぐらいで。そもそも復讐しようという意志が彼からはほとんど感じられませんでした。これは親が島流しとはいえ、生きているからもあるでしょう。汚名をそそぎたいという気持ちはあっても、敵を討とうという能動的な気持ちはないように思えました。三悪党への憎しみすら、あまり感じられません。だから彼はあくまで単なる女形。雪さんのように武芸の腕なども持ってません。
また、三悪党が破滅していくのも、太夫や百太郎の仕業というより、自業自得の感です。お蘭が出奔したのは彼女の勝手ですし、諸々のきっかけとなる西国の持ち米を江戸へ回すのも、土居が言い出したことになってましたし。
でもまあ、そういう話だと思って鑑賞すれば、これはこれで面白かったと思います。最後も爽快感のまま終わってくれますし。

見ていて特に楽しかったのは、太夫が口をつけた盃を息女が大事に持ち帰るエピソードが取り入れられていたこと。お七からの伝言に「壁に耳」の言葉が使われていたこと。あと百太郎と太夫の絡みが多かったことも嬉しかったですvv 今まで見たバージョンでは、闇の親分と雪さんが、なんであんなに仲良くなるのか、腑に落ちない感じがあったもので……
そうそう、息女役の女優さんが美人だったのも嬉しかったです。やはりヒロインは可憐で美しくなければvv
あとすごいなと思ったのは、長谷川さんの女形姿の美々しさですね。
公開年を見る限り、前回見た作品より十年以上あとに撮られたはずなのに、こっちの方がずっとお綺麗なんですもの。その舞い姿の見事なこと。袖や裾の乱れないところはさすがプロだと思いました。やはりこの頃が、芸も円熟し、年齢的にもそう無理のない、一番良い頃だったんですかね……
No.3299 (映像)


 名曲
2011年08月04日(Thr) 
某サイトさんのブログで、リコーダーを使って一人で多重録音したゲーム音楽メドレーの動画を紹介していて、好奇心で聞いてみたのですよ。それがものすごいクォリティ高かって感動したんですが、惜しむらくは知っていた曲がゼル伝しかなかったのです。けれどその一曲のフレーズをわずかに聞いただけで、プレイした当時のワクワク感がよみがえってきて、思わずもっと聞けないかと探してしまいましたのです。
で、見つけたのがこれ。

■【作業用BGM】ゼルダの伝説 夢を見る島DX
 http://www.nicozon.net/watch/sm9115823

私がプレイしたのは、DXがついていない白黒版の方なんですが、基本的なところは変わらないようです。
っつうか、覚えてるものですね。思わずガン見で三十分見通してしまいましたよ(笑)
このゲームは、終わり方が切なかったんですよねえ。ああ、どの曲も素晴らしい……

ちなみにどろぼーもニワトリ虐待もやりました(笑) 懐かしすぎる。
No.3300 (日常)


 更新情報(2011年08月05日)
2011年08月05日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」に、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」四八話目をUPしました。
No.3301 (更新)


 2011年08月05日の読書
2011年08月05日(Fri) 
本日の初読図書:
4591109011花の道は嵐の道―タマの猫又相談所 (TEENS’ ENTERTAINMENT)
天野 頌子
ポプラ社 2009-04

by G-Tools
齢二十を数えると、猫は尻尾が二股に裂け、言葉を話す妖怪になる。それが猫又だ。
華道の家元 草薙家に住む猫タマは、ごく平和な猫又である。火を吐くわけでもなければ、人間に悪さをするわけでもない。
そんなタマが猫又だと知っているのは、孫息子の理生(みちお)だけだ。気が弱くて引っ込み思案の彼は、タマのことを知っても誰にも言えず、逆に愚痴をこぼしたり相談事を持ち込んでくる。
この春高校に入学した理生は、半ば無理矢理華道部に入らされることになった。ところがその華道部は茶道部と敵対関係にあるという。廃部も間近いような貧乏華道部と、成金娘が部長を務める茶道部とが、部室として使用する和室を巡って対立しているらしい。気弱な理生は使い走りの一年生として、それらに否応なく巻き込まれてゆき、そうしてタマに泣きつくのだった。

猫又相談所とあるだけあって、主役はタマです。メイン視点が猫。
まあ、猫は高校に行けないので、理生視点の部分もありますが、この子がまた本当に気弱で引っ込み思案なものですから、読んでいてなかなかもどかしいです。
華道については細かく書かれていますが、いまひとつ消化不良な感じが拭えないのは何故でしょう……なんというか、つっこみどころがけっこう多いお話でした。
No.3302 (読書)


 うっ心臓が
2011年08月06日(Sat) 
いろいろ借りていたのをおおむね読み終わったので、まだ期限には早かったですが図書館に行ってきたのですよ。このところめっきり体力が落ちているので、リハビリがてら歩いて。
ちなみに図書館までは徒歩でも十分かかるか、かからないか。のんびり散策するには良い距離……だったはずなのですが。
時間帯は開館すぐで、まだそう気温も上がっていないはずの午前中。念のため首の回りに、濡らして涼を取るタイプのジェルが入ったスカーフみたいなグッズも巻いて、万全の体勢で向かったのですけれど。
……図書館に着いたときには既に青色吐息。
つうかマジで心臓が苦しくなって、もうどうなることかと……(−_卅 )
ようやく帰宅してからはしばらく喘いでいたのち、なんとかシャワーを浴びて髪まで洗い、エアコンのかかった部屋で濡れ髪のまま冷たいお茶をがぶ飲みして、かろうじて人心地つきました。
半ば本気で倒れるかと……とか言っていたら、両親から「そういうときは携帯で助けを求めなさい」と叱られました。
いやさすがに徒歩十分の道のりでそれは……まあ確かに、歩いていたときは欠片もそんなこと思いつきもしませんでしたけど。よもやここまで体力が落ちていたとは。インドア派も程度によるというものですね。
ちなみに長兄から「明日、海に貝採りに行かないか」と誘われましたが、真剣に命の危険を感じたので、つつしんで辞退いたしました。午前中にこれなら、真っ昼間の海辺では普通に死ねる……

夜は八時過ぎから、ちょっと遅めの水郷祭にて、窓辺で三十分ほど花火鑑賞。
今日は前夜祭なので控えめでしたが、充分綺麗で楽しめました。明日は一時間やるので、もっと美しいことでしょう。湖畔まで足を運ぶと、窓からでは屋根に遮られて見えない低いものも見られるのですけれど、さてどうしましょうか……
No.3303 (日常)


 は、腹から腰が……
2011年08月08日(Mon) 
筋肉痛で痛いです_| ̄|○
次の日に出るだけまだ良いのか。しかし下半身の痛みはまた格別身動きに支障が出る……ふくらはぎどころかスネまで痛い……
筋肉痛というのは、運動によって筋繊維が壊れることで起きると聞いたことがあります。その筋繊維が修復される際、以前より丈夫になることが繰り返され、筋肉が鍛えられていくのだと。ならば筋肉痛も起きないような運動では、リハビリにはならないということなのでしょうが、それにしても……くうぅ……(半泣)

しかし一年に一度のことなのでと、母と二人、筋肉痛をおして花火大会本祭を見に行ってきました。徒歩五分ほどの近場にある湖畔にて、一時間の祭典です。
一昨年だったかも近くまでは見に行ったのですけれど、湖畔まで足を運んだのは何年、いや十何年ぶりでしょうか。光から音までのタイムラグが、自宅で見ているときとは微妙に違って、なんだか新鮮でした。しかも湖ばただと打ち上げるときの「ぼしゅっ」って音まで聞こえてくるんですね。
いつもは屋根に隠れて見えない、湖面に接するような低い花火まで見られたし、夜空を覆うような尺玉など、身体全体が震えるような大音響の臨場感。いやあ、見事でございましたvv

……ただ惜しむらくは、われわれの前に陣取っていた家族連れ二組のマナーがちょっとですね……
子供連れなのは良い、子供が騒ぐのも祭りだしまあ良い。乳児が泣くのだってしかたがないだろう。
しかし、自分の子供ならせめて大人しくさせる努力ぐらいはしろや(怒)
人々が地面に座って夜空を見上げているただ中で、花火に飽きたらしい子供(低学年男子)がうろうろ歩きまわって視界をさえぎりまくり、花火が盛り上がると団扇でハタキ落とす素振りを見せ、挙げ句の果てには二人でとっくみあいを始める始末。その間すぐそこにいる親は、まったく知らんぷりで焼き鳥とか喰いながら花火鑑賞です。
さらに隣の家族連れは、おっきなベビーカーを持ち込んでうしろの人の視界を遮っており、途中で「畳んで下さい」と注意されてました。結局たたみ方が判らなかったらしく、子供抱き上げて地面に横倒しにしてましたが……さらにそのあと子供が泣き出し、結局途中退場。花火大会に乳児を連れてくるなとは言わんが……でも一〜二年のことだし、その年頃にはやっぱりどっか預けてくるとかするべきだと思うんだ……乳児にあの人混みと轟音ははっきり無茶だよ。
他にも七色に光るハレーションランプ? を持ってうろつきまわる女の子とかいて、かなり興を削いでくれました。なんのために街灯まで消して花火大会行ってると思ってるんだ。携帯画面ですら、視界の端に移ると興醒めするのに、そんな光を目の前何度もちらつかされると、いい加減にしてくれと言いたくなりました。
いい年して子供もいない私があれこれ言うのもなんですけど、それでもやっぱり最低限のマナーって必要だと思うんです。「祭りだから」とか「旅の恥はかきすて」ってのにも限度がありましょう。
そこらへん、お子さんお持ちの方はご考慮いただけると幸いです……
No.3304 (日常)


 2011年08月08日の読書
2011年08月08日(Mon) 
本日の初読図書:
「悪霊島(角川e文庫)」上巻 横溝正史

鹿賀丈史とやらの映像版を見て、ようやく積読に手をつけ。
上下巻読み通せたら、久々に金田一覚書が更新できるんですけど、最後まで気力が保つかな……
No.3305 (読書)


 どういう原理だろう?
2011年08月08日(Mon) 
だいぶ前にもここに書きましたが、朝方パソコンの電源を入れてから十分ぐらいすると、ネットがものすごーーーーーく遅くなる現象が起きていたのですよ。
どれぐらい遅くなるのかというと、リンクをクリックしてから自室を出て、トイレ行ってお茶淹れて戻ってきたら、まだ次のページが表示されてなかったこともあるぐらい。しかもIEの重さに引きずられて、他のソフトも動作が遅くなり、別作業で時間潰しもできない状態。
そんなのが三十分ぐらい続いて、またいつしか戻っているのです。
しかもそれは朝だけで、それ以外の時間帯に電源を入れても、そういう事態にはなりません。
ずっと我慢して使っていたのですけれど、ふと思いついて、他のブラウザでも同じ事が起こるのかと、該当状態で Opera を起動してみました。
お、起動にめっちゃ時間かかったけど、動作は普通にしてくれる?
いや待て、IEの方もなんか通常に戻ってるっぽい。ってことは該当時間が過ぎただけ?
今ひとつ確証が持てないまま翌日、今度は動作が重くなり始める前に Opera を起動。おお、時間が過ぎても遅くならない! やった!! ……でも行幅とかがいつもと違ってごっつー見づらい(しょぼん)<いつもは見づらいページは BOOKMARKLET で調整している
ところが、もしかして……と試してみたら、別窓のIEの方も遅くなっていないのです。
つまり Opera を同時に立ち上げておけば、IEにも異常が起きないと。

……なんで???

メモリが足りなくなって遅くなるのならともかく、逆に早くなるってどうよ?
まあ、それで作業が楽になるならありがたいので、タスクバーの中に Opera を仕込んでおきますけれど。
しかしウイルス感染もしてないし、プロバイダに問い合わせてもなんの問題もないと言われるし、重要な更新もちゃんとしてるのに、いったい何が原因なんだか……
No.3306 (電脳)


 2011年08月10日の読書
2011年08月10日(Wed) 
本日の初読図書:
4334927068和菓子のアン
坂木 司
光文社 2010-04-20

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高校を卒業した梅本杏子は、特に学びたいこともないので大学へも行かず、さりとてこれと言ってやりたいこともなく、進路を選びあぐねていた。
ちょっとぽっちゃり気味の彼女が好きなことと言えば、せいぜい食べることぐらい。そんな杏子はたまたま通りかかったデパ地下でバイト募集の張り紙に目を止め、和菓子屋「みつ屋」で働くことにした。
美人で洞察力があって有能で、人当たりも良いけれど中身はオッサンな店長の椿はるか、バイト仲間の桜井さんは普通の女子大生に見えて実は元ヤン、ほっそりとしたイケメンで店員としてもパーフェクトな菓子職人志望の立花くんに至っては、杏子のもっとも苦手とするタイプかと思いきや、裏に回れば可愛いモノ大好きのいわゆるオトメン。
そんな一癖も二癖もあるメンバーに囲まれてのバイトは、それでもなかなか楽しくて。
時おり持ち込まれるいっぷう変わったクレームや、お客様のちょっとした事情などをかいま見つつ、彼女は日々を過ごしていくのだった。

坂木さんお得意の日常ミステリー。
今回はまた本当にほのぼのと心温まるお話が多かったように思います。深刻な悪意を感じさせる人がいなかったからでしょうか。いや一番の要因は、オトメン立花くんの存在だと思います。な、なごむ。ヒロインさしおいてなにこの和みオーラ(笑)
一話目では彼がつっけんどんな皮を被っていたり、主役の境遇とかが読んでいてちょっと辛かったんですけれど、読み進めていくうちに意識せず笑みがこぼれていました。
主役がなんだかんだいっても有能な努力家で、新人バイトにありがちな甘えやミステイクをほとんど見せないところも読んでいて安心できましたし。
ちょっと切ないエピソードなども混じってはいましたが、読み終わって感じたことは、ああ幸せな本が読めたなあと言う気持ちです。 ……たとえ太めと評されている彼女より、私の方が体重多くたって気にしないっ

ちなみにこの表紙、本を居間のテーブルに置いていたら、父が本当のお菓子と勘違いして手を伸ばしておりました。
装幀した人は冥利に尽きるんじゃないかと(笑)

「悪霊島(角川e文庫)」下巻 横溝正史

下巻読み終わりました。長かった……
詳しい紹介は、後ほど「金田一耕助覚書」の方でさせていただきます。
とりあえず、先日見た鹿賀丈史のドラマではざっくり省略されていた磯川警部関連のエピソードに、かなりびっくりさせられたとだけ。
No.3307 (読書)


 2011年08月11日の読書
2011年08月11日(Thr) 
本日の初読図書:
4163280006三匹のおっさん
有川 浩
文藝春秋 2009-03-13

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大手ゼネコンから六十歳で定年退職した清田清一は、自分が還暦を迎えたことにひどく葛藤を覚えていた。まだ「おじいちゃん」と呼ばれるほど老いぼれたつもりはない。だが息子夫婦は誕生日を迎えた早々に赤いちゃんちゃんこを押しつけ、あろうことか清一が師範をつとめる剣道場を潰しピアノ教室を作らせてくれなどとほざいてくる。
冗談ではない。自分にはまだまだできることがあるはずだ。
そんな屈託を抱いていた清一には、幼い頃からの腐れ縁で、かつては「三匹の悪ガキ」と呼ばれていた仲間がいた。今は息子に飲食店の経営を譲った、柔道の猛者 立花重雄。小さいながらも工場経営者で機械いじりが大好きな有村則夫。分野は違っても、それぞれに一家言を持つ男達だ。
できてしまった暇な時間を、ただ浪費するのはもったいない。ならばいっちょ私設ボランティアでもやってみようか。ただし武闘派二人を抱えた極小ボランティアになど、できることは限られてくる。
じじいと呼ぶな、おっさんと呼べ ―― そんな言葉を胸に彼らは、私設自警団「三匹のおっさん」を組み、町内の悪をばっさばっさと斬ってゆく ――

ジジイ好きにはオススメvv
いい年した還暦ジジイ共が、剣道で柔道でメカニック&情報収集でと、それぞれの分野でやらかしまくるお話です。読み切り連作だけど、通しで読むと繋がっているお話で文章も読みやすく、非常に楽しく読めました。
三匹も良い味を出していますが、清一の孫息子でいかにも今時の若者的な祐希と、則夫の娘の早苗ちゃん(どちらも高一)も、なかなか好感の持てる二人です。特に素直でなくて口も悪い祐希が、ジジイのすごさを目の当たりにして、不器用ながらも歩みよっていく様が微笑ましいかと♪
動物虐待ネタなど辛い話もありましたが、基本的には痛快な勧善懲悪もの。コンセプトは「現代で時代劇」とのことです。
No.3308 (読書)


 更新情報(2011年08月12日)
2011年08月12日(Fri) 
「その他書架」の「金田一耕助覚書」に「悪霊島(上下)」をUPしました。
……四年ぶりの更新です。すみません。でもこれでジュヴナイル作品を除けば残り一作になりました!
シリーズ後期の作品で、かなり冗長な部分もあるのですけれど、見どころも多いです。
特に磯川警部! なにをおいても磯川警部です。
昭和四十二年という作中年代も、昔のようでいてふと良く考えると手が届くようなあたり。今までの作品とはちょっと違った雰囲気が味わえます。
No.3309 (更新)


 2011年08月12日の読書
2011年08月12日(Fri) 
本日の初読図書:
「幸せの赤い竜(小説家になろう)」〜第二十七話
 http://ncode.syosetu.com/n7750s/

中島亜美(23歳)は、夢の中で神様を名乗る綺麗な少年から「異世界に移住するとしたら、どのような世界を希望するか?」と問いかけられる。どうせ夢だからと適当に ―― しかし思わず事細かに返答した彼女だったが、どうやらそれがウケたらしい。三日後、再び夢に現れた神様によって、亜美は異世界へと強制移住させられてしまった。しかも出現したのは、はるかな空中。為すすべもなく落下する彼女を救ったのは、竜の亜人マサという青年。
金剛力士像も裸足で逃げ出しそうなほど恐ろしい容貌をした顔面凶器のマサと、異世界の基準からすればローティーンにしか見えない地味顔日本人の中島亜美。そんなふたりが織りなす、ほのぼのでじれったい恋物語。

話はアミとマサことマーシャルとの交互の視点で進んでいきます。
というか目次は二人の視点で別々に分けられているのですが、交互に読んでいかないと話が判らなくなると思います。
お互いがお互いに抱いている印象とかが、見事にかみ合っていなくて、微笑ましいやらおかしいやら。かなり早いうちに両思いになっているのに、二人とも相手の気持ちにはまったく気付いていないのがお約束★
しかし会う人すべてに恐れられるマサは、根が誠実で良い人だけに本当に不憫でなりません。出生にまつわる事情がまた悲しくて……
アミはというと懐が深くて冷静で、頭も良いけれどちょっと抜けてる、若く見える成人女性という私の好みドンぴしゃりなキャラクターで、安心して読んでいけます。
作者様いわく全三十話を予定とのこと。更新ペースも速いので、もうすぐ完結されそう。ふふふふふ、ラブラブで終わってくれると嬉しいなvv
No.3311 (読書)


 2011年08月13日の読書
2011年08月13日(Sat) 
本日の初読図書:
4562033916アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル
ローズマリ サトクリフ Rosemary Sutcliff
原書房 2001-02

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かの有名なアーサー王物語。
あちこちでネタとして使われている割にちゃんとした内容を知らないので、教養として仕入れてみようと手を出してみました。本来はこまごまとしたエピソードの集積である物語群を、短編連作の形とはいえ、ひとつの流れをもったストーリーに書き改めた作品です。全三巻のうち一巻目。けっこう読みやすい文章なのではないでしょうか。
どちらかというとアーサー王その人より、周囲を固める騎士達のお話がメインです。紀元五世紀頃の、史実と言うよりは伝説。でも現地ではよく知られたエピソードの集まりらしいですし、これってノリとしては、日本における古事記みたいなものなんでしょうか?

いやあそれにしても、知らないことがいっぱいで新鮮です。エクスカリバーって、岩に刺さってた剣とは違うんですね!? あと円卓の騎士って百五十人もいるんだとか。ランスロットって絶世の美男子だと信じていたら、実は醜男(ただし何故か女性にはモテる)だったとか……なかなかいろいろ興味深いです。
以前JETさんのマンガで取り上げられていた「トリスタンとイゾルテ」のお話も、ちゃんと知ることができて満足です。
個人的には「台所の騎士」がおもしろかったかな?
……難を言えば、個人名とか固有名詞が馴染みのない訳され方をしていて、ちょっと違和感が……前述の「トリスタンとイゾルテ」は「トリスタンとイズー」になっていたし、ギネヴィア王妃はグウィネヴィアと非常に発音しづらい表記に。まあそういうのは個人の裁量ですからしかたないんですけれど。どうにも読んでいて目が引っかかるのが残念でした。
No.3313 (読書)


 行楽日和
2011年08月15日(Mon) 
本日は母と二人、ちょっくら遠出をして参りました。
現在、出雲大社が六十年に一度という平成の大遷宮を行っているのですけれど、期間限定で本殿の檜皮ひわだ屋根葺きかえ工事を見学できるのですよ。一生に一度見られるか見られないかという大行事(とか言いつつ、母は二度目だったりしますが/笑)。これは逃したくないと言うわけで、軽自動車を駆って行って参りました、出雲大社。



当日券もあるにはあるものの、そこは安全を見越して事前予約。十日以上前に往復ハガキでのみ受付という限られた方法だったので、母のスケジュールとも照らし合わせた結果、今日しか取ることができませんでした。時間は第一希望が通って十時を予定。
お盆で道が混むと行けないので、ちょっと余裕を見て八時半出発。ところが案外車通りが少なく、九時二十分には到着してしまいました。こんなにガラガラで観光地として大丈夫なのかと話しつつ、まずはきっちりうがい手水に御参拝。出雲大社の柏手は二拝四柏手一拝と、よそとはちょっと違っているので気を遣います。
それから特別拝観の手続きに行ったところ、まだお客さんが少なかったからか、ひとつ前の九時半のコースに入れていただけました。
この拝観にはまたドレスコードがありまして。ジーンズは不可。Tシャツやミニスカも不可。襟のあるシャツに女性は長いスカートかズボン。男性も半ズボンは不可。サンダルやミュール不可。スニーカーや半袖はOKといった具合に、言ってみれば「神様に対して失礼ではない服装」が求められております。さらに入口で「首元のスカーフや帽子は取ること。ズボンからシャツの裾を出している方は中に入れること」などの注意がありました。これをうるさいととるかどうかは人それぞれでしょうが、私はありだと思いました。観光の途中で思いたって立ち寄った方には厳しいかもしれませんけどね。我々は最初から拝観目的だったので、きっちり整えて参りました。母なんてこのためにわざわざ上着を新調したぐらいで(笑)
で、実際に拝観した感想ですが、まず驚いたのは、現在神様がおわします仮本宮が思いのほか立派だったことです。って言うか普通の建物だよ! これ遷宮が終わったら壊しちゃうの? ってぐらいきちんとした建物でびっくりです。さすが神様のお宿りになるところですね。
そして本宮。いつもは手前までですら、年末年始の時にしか入れない場所なのに、今度はそれを奥から見下ろしちゃうんですよ。ドキドキものです。実際には周囲を囲むように足場兼の建物で覆われており、全体像を目にすることは叶わなかったのですけれど、ほぼ葺き終わった檜皮屋根はしっかり目にして参りました。重なった檜皮の厚さ、軒の部分で1mぐらいあるんですよ! 幅三寸ぐらい、長さ三〜四尺もある檜皮を六十万枚も使うんですって! 実際に目の前にしても、ちょっと現実味が出てこない枚数です。
お盆中で作業はお休みだったため、実際に葺いていく工程が見られなかったのはちょっと残念。でもそのかわり、ヘルメットを被らずにすんだのは助かりました(苦笑)
午前中かつ薄曇りだったせいか、内部も思ったほどには暑くなかったので良かったです。随所で扇風機まわってたし。惜しむらくはマイクや拡声器は持ち込めないのか、神主さんが肉声で説明される声がよく聞き取れなかったのが残念でした。
三十分近く内部で過ごして、修理中の寄せ木の破風(?)などを眺めつつ出てきたあとは、お守りにこれまで屋根を葺いていた檜皮の一部をいただいて、以上終了です。
思ったよりあっさりとした流れでしたけれど、ひとまず満足です。
ああ、こうなると前回の本宮の天井絵を特別公開していた時に来られなかったのが悔やまれる……
そして驚いたのは、帰りの駐車場の混み具合です。入口から外の道路まで何百mも車が列をなしていました。来たときの閑散ぶりが嘘のようです。三十分早く動いていて本当に大正解でした。

帰路では出雲に行った際にはお約束の「島根ワイナリー」でちょっと休憩して、運転中だから試飲は葡萄ジュース。
それからせっかく外出したのだからと、松江城下にある「松江歴史館」にも足を伸ばしてみました。以前から母とふたり、一度は行ってみたいね、と言っていたのです。
……とはいえ、うーん。こちらは思っていたほどではなかったかな? 収蔵品の多くは古文書などで、あまり華はありませんでした。館内のあちこちで紹介ビデオを流していたので、せっかくだから全部眺めてきましたけれど。
一番目を惹かれたのは、武家屋敷を模した建物の庭に、出雲ナンキンのいる池と変化朝顔の鉢があったことでしょうか。「おお、貧乏武家の内職の定番」と思っちゃいました(笑)
変化朝顔の実物を見たのも初めてでした。写真撮っておけば良かったなあ。

帰宅したのは一時過ぎ。
汗まみれだったので即行でシャワーを浴びて、それからあとは、母と二人でぐったりとしておりました。

ちなみに長兄と次兄は我々よりあとに出かけ、先に帰っていたのですけれど、その成果がこちらです。



アジゴ、概算115匹。
……いくら入れ食いだったからって、さすがに釣り過ぎやろ(汗)
夕食に天ぷらにして食べましたが、さばいて衣つけて揚げるのに二人がかりで一時間半かかりました。つうか、一人あたりノルマ二十匹超って……いや美味しかったけどね。香ばしくって。塩でもカツオ出汁でもポン酢でもいけました。
それでもさすがに残ったので、明日は南蛮漬けにでもなるのでしょうか。
ともあれ、私も母も兄達も、楽しい一日を過ごせたようです。

……父は?
No.3314 (日常)


 2011年08月16日の読書
2011年08月16日(Tue) 
本日の初読図書:
4562033967アーサー王と聖杯の物語―サトクリフ・オリジナル〈2〉 (サトクリフ・オリジナル (2))
ローズマリ サトクリフ Rosemary Sutcliff
原書房 2001-03

by G-Tools
三部作の二作目。
1巻目は円卓の騎士が出そろうまでの、いわば絶頂期で幕を閉じる物語でしたが、今回はそこから衰退期へ入ります。
聖杯の騎士にしてランスロットの望まずしてできた息子、ガラハッドの登場。そしてそれをきっかけに、聖杯の奇跡を求めて旅に出る円卓の騎士達。
それぞれの騎士達はほとんどが冒険の半ばで傷つき、また倒れてゆきます。
円卓の騎士団が誕生してから早二十年以上が過ぎ、かつては「最高の騎士」の名を冠されたランスロットですら、力の衰えは隠しようもなく。王妃グウィネヴィアへの禁断の恋の罪により、神の奇跡に触れることを許されないなど、今回の彼は気の毒なほど哀れです。
ガウェインといった1巻では活躍していた騎士達も、若手にこてんぱんにやられるなどして、良いところなし。読んでいてかなり切ないです。
またキリスト教的道徳観がいまひとつ現代日本人の感覚とは相容れないこともあって、正直、読んでいるのが少々辛い部分もありました。
聖杯編の主役であるガラハッドに、どうも感情移入できなかったのも一因でしょうね。考え事に没入していて、行き合った仲間の騎士(と実父)に呼びかけられても返事もしなかったあげく、槍で叩きのめして立ち去っちゃうとか、そりゃないだろうよ……
最終巻は、アーサー王の死で終わるという辛い展開らしいですし、読むのがいささか不安です。でもざっとした流れだけでも頭に入れておきたいしなあ……
No.3315 (読書)


 2011年08月17日の読書
2011年08月17日(Wed) 
本日の初読図書:
4562034084アーサー王最後の戦い―サトクリフ・オリジナル〈3〉 (サトクリフ・オリジナル (3))
ローズマリ サトクリフ Rosemary Sutcliff
原書房 2001-04

by G-Tools
三部作完結編。
若き日のアーサー王とその異父姉モルゴースとの間に生まれた子供モルドレッドが、父から王位を奪うべく策動を始める。グウィネヴィアとランスロットの禁断の恋を利用して円卓の騎士団と王国を二つに割り、ランスロットとアーサー王の間に内戦を起こさせる。そして自分はその隙にアーサー戦死の噂を流し、玉座はもちろん王妃グウィネヴィアまでも手に入れようと……
いやもう悲しいまでに、これまで英雄であり固い友情で結ばれていた騎士達が、互いに剣を切り結んで死んでゆきます。アーサーと王妃とランスロットは、三者ともに互いを大切に思いながらも、その立場ゆえに戦うことを余儀なくされ、血で血を洗う悲劇に。
個人的にお気に入りだった台所の騎士ことガレスが、それと気付かないままあっさりランスロットに殺されちゃった時なんて、思わず茫然としちゃいましたよ。ランスロットもそれであとから苦悩するんですけどね。結果的に弟の仇としてガウェインと対立する羽目になったりとかして、もう救いようがない(泣)
アーサーの死(?)後、ランスロットとグウィネヴィアの関係が最終的にどうなるのかが気になって、いっきに最後まで読み通してしまいました。ううう、こう収まるのなら、どうしてもっと早く……と思ってしまうのは他人事ゆえか。でも切ないです(しくしくしく)

結局、このサトクリフ版の主役は、アーサー王ではなくランスロットだったのではないでしょうか。最高の騎士と呼ばれる英雄でありながら、あまりに人間らしく苦悩に満ちたその生涯には、深く感情移入させられました。
その他の「アーサー王もの」とどう違うかは、これしか読んでいないのでなんとも言えませんが、予備知識のない人間が入門編として読むのにはちょうどいいバージョンだったと思います。
No.3316 (読書)


 徒歩は無理
2011年08月17日(Wed) 
思いのほかおもしろかった「三匹のおっさん」と「和菓子のアン」を昨日のうちにもう一度読み返し、再び図書館に行って参りました。
前回、運動不足解消にと歩いてみたら本気で遭難しかけたので、今回は間を取って自転車で。それでもだいぶ疲れた気がしたあたり、洒落じゃなくなまってます。
っていうか、大社参拝の疲れが今ごろ来たのでしょうか。帰宅して間もなく、吸い込まれるようにして寝てしまいましたよ。ああ、これでまた夜に眠れなくなるのか……

今回は借りたいものが割とはっきりしていたので、さくっと目的の本を借り出し、ついでに収蔵されていない坂木司さんの「ワーキング・ホリデー」を購入リクエストしてきました。私のかけるリクエストは、何故か通らない率が高いのですけれど、今回は通ってくれると良いなあ。坂木さんの本、他のは(確か)全部入っているのだし、期待はできると思うんですけどね。
No.3317 (日常)


 2011年08月19日の読書
2011年08月19日(Fri) 
本日の初読図書:
4403619894青空の卵 (1) (ウィングス・コミックス)
藤 たまき 坂木 司
新書館 2010-12-25

by G-Tools
同タイトルの小説のマンガ版。
正直、作画があんまり好きな作家さんではなかったので迷ったんですけど、原作大好きなのと表紙絵が悪くなかったこと、古本で安くなってたのが合わさって買いとなりました。
結果は……うーーーん(悩)
安く古本になってたのが判らなくもないというか。
台詞とかモノローグとか、原作の雰囲気をとても大事にしているのはよく判ります。
でもやっぱりなんか違うんですよねえ。
もともとが「マンガっぽい小説」なので、マンガにすると「普通のマンガ」になってしまうのかもしれません。メディアミックスって難しいです。
あと原作を知らないと、よく飲み込めない部分も多いんじゃないかなあとか思いました。
坂木の感情に引きずられて、普段動じない鳥居が子供返りを起こすシーンなど、もっと「普通じゃないこと」のように描写してほしかったのに、なんかあんまり違和感がなかったのがかえって違和感だったり。坂木の異常な涙もろさの理由とかもね、触れてほしかったなあとか。そのあたりは今後で語られるのでしょうか。
続きも連載されているようですが、買うかどうかは微妙なところです……
No.3318 (読書)


 2011年08月20日の読書
2011年08月20日(Sat) 
本日の初読図書:
B000J8Q6A6マックス・カラドスの事件簿 (1978年) (創元推理文庫)
アーネスト・ブラマ 吉田 誠一
東京創元社 1978-04

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「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」と副題がついた、十九〜二十世紀初頭頃の探偵を集めた全集のうち一冊です。
そのなかでもマックス・カラドスは、盲目の探偵というひときわ変わった御仁。
二十代になったばかりの頃、乗馬中の事故で失明した彼は、驚異的な努力と訓練により、目が見える人間には持ち得ない鋭い感覚を手に入れた。見た目に惑わされることなく、あらゆる人の声を聞き分け、遺留物の匂いをかぎ分け、その鋭い指先の触覚は印刷物に触れることによって文字を読みとることすら可能とします。
また従僕のパーキンソンは、驚異的な観察力と記憶力によって主人のサポートをし、友人の私立探偵カーライルが良きワトソン役を務める。なかなかおもしろい設定ではないでしょうか。
邦訳作品が少なく、また訳されているのも文章がいささか古いのが残念なところです。
原文の文章もちょっとぎこちないのでしょうかね。今回収録されていた八作品のうち、最初の二〜三作は正直かなり取っつきにくかったです。人間関係とか、今その人物がどこにいるのか(旅行中だというのが、何ページも進んでからようやく判明する)とかが判りにくくって。一度最後まで読んでから改めて再読して、ようやく楽しむことができました。
カラドスの推理がときどき「それ根拠ないやろ」ってのと、偶然が重なりすぎるのがいささかマイナス点かと。
個人的に新しい訳で読んでみたいです。二十数編あるという、他の作品も。
No.3319 (読書)


 今度はいつまで保つか
2011年08月21日(Sun) 
先日、またもドジョウが一匹逝ってしまわれ、水槽の中はドジョウ一匹とエビが四匹と寂しいことに。
そこでまたも次兄が金魚を買ってきました。
……肉食熱帯魚向け生き餌金10匹です。
だって安いんだもん(苦笑)
今度は長生きしてくれると良いのですけれど。以前までに購入した子達は、先住者であった大きな金魚に餌を取られるせいか、どの子もあまり長生きしなかったのが残念でした。今度はどの子もあまり大きさに差がないので、そうはならないでいてほしいです。念願の黒っぽい子もいるしvv

……ただうかつに金魚を入れると、今度は底モノのドジョウにエサが回らなくなるんですよね……多頭買いって難しい……

アーサー王三部作を読み終わったその日から、今度はパロディものを読んでいるのですけれど、これが読みにくくてなかなか進みません。古典で訳が古いせいもあるのでしょうけれど、とにかく冗長で判りづらく。
設定とかあらすじだけ見たときは、おお昨今はやりのタイプのはしりか!とかなり期待していたのになあ。
返却期限までにはたして読み切れるのか……がんばらねば。
No.3320 (日常)


 やべえ、おもしれえ
2011年08月22日(Mon) 
とりあえず「ホームズ」とつくとチェックしてしまうこのサガで。
BSプレミアムにて連続三夜放送の「SHERLOCK」一夜目を見たのです。
予想以上におもしろくて、ちょっとホクホクvv
現代を舞台にリメイクされた「21世紀版シャーロック・ホームズ」。一時間半×3話のまずは1話目。
戦場帰りのワトソンさんは、カウンセラーに勧められてブログをやっとるわ、ホームズさんは警察の記者会見に携帯メールで乱入かけまくるわ、しまいには犯人が持っているスマートフォンをGPSで追跡するわと、ハイテク機器を駆使しつつ、でもしっかりとホームズでした。
一話目のタイトルは「ピンク色の研究」。もちろんかの緋色の研究、ホームズさんとワトソンさんの出会い話のオマージュです。
まずはホームズがいきなり霊安室で死体を鞭打ちしているシーンに感動。このエピソード、メディアミックスではまずお目にかかれないだろう部分なのに、よくやったBBC!
ワトソンとの出会い頭に立て板に水の如くまくし立てる推理の数々も原作テイストばっちりで。原作では懐中時計から推理する兄の人柄については、携帯電話に置きかえてあるあたりが現代風です。パイプ煙草を吸うかわりにニコチンパッチ使ってるのも笑えました。
いやあそれにしても、ホームズのエキセントリックぶりがですね、原作を超えるんじゃないかってぐらいで素晴らしいですvv ワトソンとの殺伐としたやりとりが、某ミッチーに変わってからの相●を彷彿とさせて、思わずにやついてしまったり。
ハドソンさんやカフェの店員からゲイカップルと勘違いされたりとか、思わず吹き出すシーンも随所にあり。
あとホームズと警察の関係は、かなり悪い感じです。レストレード警部以外の部下達には「犯罪を楽しむ者はいつか犯罪者になる」とかって、犯罪者予備軍扱いされてるしさ(苦笑)
ああでも、本当におもしろかったです。これはディスクに焼いて保存ですね。 ううそれにしても、画面の一部にBSプレミアムのテロップが入っちゃてるのと、映像が縦伸びになってるのが惜しすぎる(泣)
ワトソンさんが、ちゃんと活躍しているのも嬉しかったなあ。個人的に「実は有能なワトソンスキー」なのでvv
二夜目と三夜目も楽しみです★
No.3321 (映像)


 2011年08月23日の読書
2011年08月23日(Tue) 
本日の初読図書:
486423129XSILVER DIAMOND(24) (冬水社・いち*ラキコミックス)
杉浦 志保
冬水社 2011-08-20

by G-Tools
倒しても倒しても復活してくるホシミノコトのウザさにいい加減むかついてきてましたが、これでなんとかなったんでしょうか?
一般民達も、ホシミノコトへの信頼を失ったようだし、ちょっと一安心。
妖芽の皇子も、ちょっとはラカンに歩みよったの……かな?
次回予告で金隷が自分を取り戻しているようなので、あとは妖芽の皇子との和解になるんでしょうか。重雪さまがどうなっているのかも気にかかりますが。
しかし正直心配なのは、今後の千艸だったり……ぶっちゃけラカンの寿命ってどうなってるんだろう(汗)
千年生きてきた不死身の千艸が幸せになるのに、もはやラカンや親衛隊のみんなの存在は不可欠だと思うんだけど、すべてが無事に終わっても千艸が取り残されてしまうのではと思うと……(オロオロ)
ここは精霊になったっぽい、鈴蕾さんに期待するしかないのか。

しかしすごいのは、ここまでシリアスに攻めていても、未だに笑いを忘れないこと。
主匪よ……(笑)<我刀さんに抱きつき事件
No.3322 (読書)


 2011年08月24日の読書
2011年08月24日(Wed) 
本日の初読図書:
4488525016アーサー王宮廷のヤンキー (創元推理文庫)
マーク・トウェイン Mark Twain
東京創元社 1976-11-26

by G-Tools
十九世紀後半。ケンカ中に頭をバールで一撃されたコネチカット出身のヤンキー(鉄工所勤務の職人)が、五〜六世紀のイギリスはアーサー王の時代にタイムスリップ。危うく死刑にされかかるものの、月蝕を利用して魔法使いとしての地位を確立。己の命を守りつつ、未開の国をより良くしようと活動してゆく。

作者がトムソーヤの冒険のマーク・トゥエインでお分かりの通り、かなりの古典。
……ネットであらすじを見つけて、おお異世界トリップチートのはしり! と喜んで借りてみたものの、あまりの読みにくさに半分で挫折しました_| ̄|○ これを読むために、アーサー王三部作読破したようなものなのに(しくしく)
うーん、文章がね、合わないというか。かなり冗長だし、欧米文化に乗っ取った比喩表現が多用されていることもあるんでしょうが、とにかく分かりにくくって(汗)
あと感情移入できる魅力的なキャラというものが登場しないのも、気分が乗らなかった原因のひとつでしょう。とにかくアーサー王時代の人間をこき下ろしまくっているので。まあ、風刺小説なんだからしょうがないんですけど。
おもしろい人にはかなりおもしろいようなので、これは賛否両論別れるんじゃないかと。
No.3323 (読書)


 2011年08月25日の読書
2011年08月25日(Thr) 
本日の初読図書:
4488268021快盗タナーは眠らない (創元推理文庫)
ローレンス ブロック 阿部 里美
東京創元社 2007-06-20

by G-Tools
アメリカ人男性のエヴァン・マイクル・タナー(三十四歳)は、十八のとき朝鮮戦争で頭に銃弾を受け、眠ることができなくなった。その代わりと言ってはなんだが、普通の人間ならば十六時間しか起きていられない一日を、彼は二十四時間フルで活用できる。語学の勉強と読書にそれらの時間を費やし、趣味はあらゆる思想団体に所属しては、論文を書いたり送られてくるパンフレット類に目を通すこと。
そんな彼は学士論文の非公式な代筆で生計を立てていたが、その資料を集めている最中、ひょんな事からトルコに隠されているという莫大な隠し財産の存在を知った。数十万ドルに及ぶアルメニア金貨を求め、タナーはひとりイスタンブールへと旅立つ。ところが空港に着いた途端、いきなり拘束され監獄へと放り込まれてしまった。
トルコ政府は、あまりに多くの思想団体に属するタナーをスパイだと疑い、投獄のうえアメリカへ強制送還することに決めたのだ。しかし金貨を諦めきれない彼は、飛行機乗り換えの隙をつき、アイルランドで逃げ出した。あっと言う間に指名手配されるなか、どうにかしてトルコへ戻ろうとするタナー。そんな彼へと正体不明の男が接触し、謎の書類と「しかるべき人物に渡してほしい」との言葉を残して殺されてしまう。
優れた語学力と、各国に散らばる無駄に多い人脈を頼りに、タナーは追っ手をかわしつつトルコを目指す。しかし機密書類を追うイギリス当局やら、頼りにした思想家達の危ない活動によって行く先々でトラブルに巻き込まれ、事態はどんどん物騒になってゆく ――

タイトルと裏表紙のあらすじを読んで、泥棒モノかと思って借りてみたら、スパイもの(しかも変則)でした(苦笑)
十八の時から一睡もしたことのないタナーは、記憶力も抜群で、言語も含めてちょっとどうかと思うぐらい脳内に情報をため込んでいます。けれど行動自体はかなり行き当たりばったりというか、おっちょこちょいというか。
最後には終わりよければすべて良しと言う感じで、かなり成り行き任せのラッキーマンでした。
途中、相当に血生臭い展開もあって、しかもそれが最終的に一番評価されているのがなんだかなあという感じ。
東西冷戦時代が舞台とのことですが、私が当時の情勢ほとんど分かっていないことで、おもしろみも半減しているのかもしれません。
そのあたりくわしくて、かつ007とかインディー・ジョーンズとか好きな人には、かなり楽しめるんじゃないかと。
No.3324 (読書)


 戻ったようだ
2011年08月25日(Thr) 
先週末からエアコンのいらない過ごしやすい日が続いていたのに、今日はかなり暑さが戻ってきてました。一階ではエアコンつけずになんとかなってたものの、二階では無理。自転車で図書館へ往復したら、汗だくで息切れしてしまいました。
アーサー(略)ヤンキーは、図書館でもう少し平易な訳のものをラストだけ拾い読みしてみましたが、やっぱり今ひとつ。プロットは似ていても、文章で好みって別れるんだなあと思い知らされてみたり。
……どっかに異世界もしくはタイムトリップで、主役最強チート、完結済のおもしろい作品ってないかなあ(例:ワールド・カスタマイズ・クリエーター、異界の魔術士、幻想立志転生伝、腕白関白など)
No.3325 (日常)


 更新情報(2011年08月26日)
2011年08月26日(Fri) 
うっかり先週は更新を忘れてました。すみません。
閲覧室の「その他書架」に、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」四九話目をUPしました。
この調子だと、最終的には 500KB 超えそうな感じですね……(汗)
No.3326 (更新)


 2011年08月26日の読書
2011年08月26日(Fri) 
本日の初読図書:
4344820002翼の帰る処(ところ)〈3(上)〉歌われぬ約束 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-5)
妹尾 ゆふ子 ことき
幻冬舎コミックス 2010-07

by G-Tools
3の上巻、シリーズトータルでは五冊目。
下巻がもうすぐ出るので、それからまとめ読みしようと積んでいたのですけれど、そろそろ事前復習を……と三冊目から読み返していたら、いっきに読んでしまいました。恐るべし、ヤエト。
相変わらずしょっぱなからヤエト倒れてます。しかも原因不明。その布団の上を我がもの顔で陣取るシロバの巨大ヒナ×2が可愛いです。愛らしいです。ヤエトはヒナにとって義理の兄扱いだそうで。母鳥より愛されているそうです。シロバからはヒナ扱いだし。ビバ、鳥に家族呼ばわりされる男(笑)
そしてやっぱり相変わらず、黒狼公として恐ろしい人に求婚されてみたり、北方から人質交換持ちかけられて人質に同行してみたり、その行く先で殺害計画練られてみたり、皇帝にいろいろ見抜かれてみたりと、苦労がまったく絶えてません。不憫な。
某所掲示板の「翼の帰る処」スレッド(あるんだこれが)で「知るかボケ」が多用されていると思ったら、本作でこんだけ使われていたとは。どんどん口(心内語)が悪くなるなヤエト(笑)
読み慣れてきたのか、妹尾さんがこなれてきたのか、今回はずいぶん文章が読みやすかった気がします。「知るかボケ」の回数からいくと後者なのかもしれませんね。
下巻、早く来ないかなあ♪
No.3328 (読書)


 2011年08月27日の読書
2011年08月27日(Sat) 
本日の初読図書:
489456582X夕ばえ作戦 (ハルキ文庫)
光瀬 龍
角川春樹事務所 1999-10

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スポーツと機械いじりが好きな少年 砂塚茂は、学校帰りに立ち寄った古道具屋で、奇妙な円筒型の機械を見つける。興味をそそられ購入したそれをいじりまわしていたところ、気がつくと彼は江戸時代の村落へと飛ばされていた。そこでは幕府に不満を持つ風魔忍者が、代官所を襲っている真っ最中であった。身を守る成り行きから風魔忍者を下した茂を、代官所を守る伊賀忍者達は隠密のひとりと勘違いし、自分達の頭領として共に戦ってほしいと願い出てきた。
少年らしい正義感と冒険心から彼らに手を貸す事にした茂は、現代人の健康で鍛えられた運動能力と知識、かんしゃく玉や懐中電灯といった文明の利器によって風魔忍者を圧倒してゆく。しかし過去と現代を行き来するうちに、担任の女教師である高尾先生を巻き込んで江戸時代へ連れてきてしまい、しかも彼女が人質として風魔にさらわれてしまう。
先生を取り戻すためには、ひとりでは力が足りない。そこで信頼ができて腕が立ったり頭の良い友人達にことの次第を打ち明け、協力を頼むのだが ――

そんなわけで、タイムスリップ、主役最強チート、完結作です。某所の掲示板で紹介されていたので、図書館で借りてきました。
最近では漫画化もされているらしいですが、とりあえず原作の方。↑は最近刊行された再版ものなので、他の作品も収録されているそうですけれど、私が借りたのは表題作のみの古い本です。
ちなみに出版は昭和53年。文体はジュヴナイル。人を殺すことについての葛藤とか全然触れられていないあたりが、いかにも少年向け冒険小説でした。他にも、いろいろな物資を過去に持ち込む際の資金源とか謎のままだし(中学生?高校生?どちらにしてもどこからオートバイ二台も調達したんだ)。
もちろん、過去を改変することへの悩みとか、タイムパラドックスとかもありません。最近のトリップものを読み慣れていると、ちょっとそのあたり物足りないかな。
お約束通りで、かなりさくさく読めるのは良かったです。終わり方は……ちょっと尻切れトンボっぽい?
文字通り、子供の頃に読んでおきたかったかもしれない作品でした。
No.3329 (読書)


 2011年08月29日の読書
2011年08月29日(Mon) 
本日の初読図書:
「極東の鴉(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n5867v/

酒と煙草が相棒で死因。二十九歳で生涯を終えた「彼女」の魂は、異界の魔女 椿の元へと召喚された。なんでも肉体を与え、魔法などを教えてやるのと引き替えに、間もなく休眠につく椿の代わりとして十年の兵役について欲しいという。それが終われば自由の身だと。
特に元の世界への未練も執着もなかった彼女は、あっさりと答える。
「おいしいお酒が飲めるなら」
そうして彼女は露草と名付けられ、一年間の修行ののち軍隊へと配属される。
魔物が跋扈するもうひとつの地球で、酒に酔いつつ軍役をこなす、変わり者の魔女の日常と恋の行方は ―― ?

「義妹が勇者になりました。」の作者さんが突発で書かれた、異世界転生ファンタジー。全二十二話完結済です。
主役の一人称なんですが、物事に執着のないタイプなためか、割と淡々と進んでいきます。その代わり、後半はいろんな意味でニヤニヤとさせられるのですけれどvv
個人的に鮫島少尉は別格。しかし青桐少佐も悪くないなあなんて思いました。こういう変人に懐かれるパターンって弱いんですよね。
途中、皐月の未来がどうなることかとハラハラしましたけど、おおむね平穏に終わってくれて、まずはめでたし。琵琶湖の青龍がお友達になってくれたのなら、露草が天寿を全うしても孤独にはならないでしょうし。
良いお話をご紹介ありがとうございました♪>雪華さん
No.3333 (読書)


 どうせなら
2011年08月29日(Mon) 
紹介いただいた作品を読めばいいのに、うっかり雪華さんちで話題に上がった「彼方から」全14巻(文庫版では全7巻)を読み返してしまいました。
459288731X彼方から (1) (白泉社文庫)
ひかわ きょうこ
白泉社 2004-03

by G-Tools
既に裁断してPCに取り込み済なので、14冊はいささかしんどかったですが、それでもいっきに読ませるこの吸引力。さすがです。
主役のノリコは本当に普通の女の子で、けれど健気で素直でいつもまっすぐに一生懸命で、読んでいてとても勇気づけられます。イザークの卑怯なほど強いのに心はヘタレ(笑)でノリコ命なところも微笑ましくvv
最後にはめでたしめでたし。ほぼすべてのキャラクターでその後が語られ、悪役にも救いがあり、残してきた家族へも無事だよメッセージを送っているしと、異世界トリップ完結済として本当に素晴らしい作品だと思います。
ああそういえば連載終了しばらくした頃、ネットでこの作品の二次小説を読んで、ノリコとイザークの新婚生活にほのぼのしたりしたっけなあ。あのサイトさん、まだ存在してるのかしら?
ドラマCDは3巻までしか持っていないのですけれど、イメージぴったりで良い出来だったよなあ。特に井上和彦さんが悪役をすっごい楽しそうに演じてらしたのが、珍しいと思ったり(笑)
CDは6巻まで出ていて内容は「新しい旅立ち」までって……具体的にどこまでなんだろう??
花祭りエピソードよりもあとで、「約束」〜「天上鬼の心」〜「新しい旅立ち」と続くってことは、一度ケイモスに負けて悪の力に取りこまれかけて、光の翼で脱出したあたりまでかなあ?

話は変わりまして、21世紀版シャーロック・ホームズ。二話目は原作テイストのほとんどない普通のサスペンスだったので、ちょっとがっかりしていたものの、先に最後まで見た次兄から三話目はおもしろかったと聞いたので、気を取りなおして視聴しました。
退屈だと室内で銃を乱射するホームズに再び萌えvv
そして一話目の事件を出版ならぬ、ブログで公開するワトソンさんに更に萌えvv
でもってそれを読んで「地動説知らないってほんと?」とホームズをいじりまくる警察メンバーに大笑い。
ストーリーも「ブルース・パーティントン設計書」を下敷きにオリジナルテイストを絡めた、みっちり詰まったものでなかなかのものでした♪
……しかし最後の終わり方が「ぇえっっ!?」って感じで。 そうか、これが噂の「クリフハンガー」とやらか……
本当にこれで終わりかと、思わず巻き戻して確認しちゃいました。こりゃセカンドシーズン希望されるはずだ……(苦笑)
地上波でのテロップ無し放送とともに、私もセカンドシーズンを切に希望するのでした( ̄人 ̄)
No.3334 (日常)


 暴走に注意
2011年08月30日(Tue) 
すっかり恒例となった病院通いですが。
今日もいつものように車を運転して、病院に向かっていたのですよ。
本当にめっきり文章書けなくなったなあ。なにか書きたいなあ。ネタは一応いくつかあるんだけどなあ、と。以前からいつかは書きたいと思っていたシチュエーションのひとつを、脳裏に思い浮かべてみたのですよ。
そしたらば、
冒頭の文章が唐突に天から降ってきました。
いやもちろん比喩的表現なのですが、そうとしか言いようがないというか。

私は基本、話を考えるときに映像で思い浮かべます。それこそ三次元映像をフルカラーで脳裏に展開しつつ、架空のカメラを動かしてこのアングルからこの表情! という感じで想像していきます。それをいざ文章に変換する段階になると、かなりのやる気と集中力が必要となります。最近はこの集中力の段階で、ずっと頓挫していたのですが。
しかしごく稀に、脳内に直接文章が浮かびだすことがあります。それはまるでナレーションのごとくに。この場合は実に話が早いのです。気分はほとんど自動筆記。多少つじつまが合わなかろうが、語彙の選択がおかしかろうが、後で直せばいいのだからと、とにかくノリと勢いで打ち込み続けます。こういうときブラインドタッチができるのはありがたい限り。たいていは短編ですが、一本を一日から三日程度で書き上げることができます。

で、もって。今日はいきなりその状態におちいったわけですね。運転中に。
ちなみに私はその状態でいるあいだ、「耳からこぼれそう」と騒いで、母に笑われたりするのですが。しかし本当にすぐにでも書きとめないと、頭から消えてしまいそうで気が気でないのです。チャンスの神様は前髪しかないのですから。
そしてそんなとき、なにかひとつは電子小物を持ち歩く習慣が生きてきますね。
ハイ、病院について受付してからそのまま、ゼロさんのキーボード開いて即行で書き始めました。いつもネタを思いついたときのように、簡易なあらすじを書きとめるのではなく、いきなりイチから一発書きです。
いやあ……普段なら散々待たされる待合い時間の、本日は短く感じたこと(笑)<ちなみに W-ZERO3 は、うちの市内の大病院で看護婦用に公式採用されているPHS機なので、待合室で電源切る必要はありません(念のため注)
三十分ぐらいかけて 2KB 前後入力したところで呼び出しがかかったときは、思わず舌打ちしそうになったりしなかったり(苦笑)

そんでもって、診察中も薬を受け取る間も、いつ耳からこぼれてしまうかとソワソワしつつ、速効で自宅に帰ってPCにテキストを転送。打ち込みやすいフルキーボード+セルフカスタマイズ済 TeraPad でGO!
ざかざかと書いて書いて書きまくりましたとも。ええ、静かな自室でエアコンかけて。屋根が陽に焼けてちょっと暑いけれど、一階はなにかと騒がしいし、私のノートは周辺機器つけすぎてもはや移動できないので、ここでやるしかないと集中して作業していたのですよ。
……確か、 10KB ほど書いた頃だったと思います。
ちょっとした区切りに到達したので、前の文章を読み返しながら、ちょこちょこ手を入れていました。
次の瞬間。

 ふぉん

軽い音と共に画面がブラックアウト。
そして私はその場でフリーズ。

……えっと……もしかして、熱暴、走?

エアコンかけてたんですけど。そこまで室内暑くはなかったはずなんですけど。
でもなんだかキーボードに手をかざしてみると、心なしか熱気が立ち昇ってきてる??

人間、思いがけないことが起きると、ほんとにしばらく茫然とするんですね(乾笑)

えーと……まあ、茫然としていてもそれこそ耳からこぼれていくばかりなので、気休めに本体をあおぎながら、再度電源をONに。
イライラしながら起動を待って(めっちゃ遅いんです。ソフト入れすぎか)、ドキドキしながら書きかけファイルを呼び出し。内容を確認すると……

よよよ、良かった……区切り部分に到達した段階で保存してある(感涙)
手直しした部分は、まだだいたい記憶に残っていたので、ざっと目を通して再現できました( T ▽ T )
ビバ、フリーズと「不正な処理を(以下略)」を乱発する Win98 時代に培った、意識しないで頻繁に上書き保存する癖vv<かつて何度仕事を吹っ飛ばされたことか

しかしこのまま自室で作業を続けていては、いつまた同じことが起きるか分かりません。そこで今度は SigmarionIII にデータを移し、涼しい一階で先を続けることに。
一階はまあ……両親や次兄がテレビを見たり大声で会話していたりと、かなり集中しづらい環境だったんですが、それでもどうにかこうにか。途中でバッテリ切れ起こして、頻繁に出る残量警告に悩まされたりもしつつ、最終的には風呂も夕食も済ませた後までかかって、なんとか下書き上がりましたよ!
うわあ、小説書いたの二ヶ月ぶりかな? そんな(当社比)短いスパンで、またも短編のストックができたなんてvv
ちなみに某シリーズの番外編です。現在、原稿用紙 34 枚と 11 行。ラストが微妙に薄暗くなってしまいましたが、基本的には書きたかった内容をぶち込みまくった、本編のフォロー話です。書いてて楽しかったーーvv
これもまた推敲をしまくる予定なので、公開は数ヶ月後になる予定です。現在のストックと照らし合わせると、来年になるかしら?

……それともすぐ来月から月イチ掲載でストックを全放出して、また当分更新停止になるのと、数ヶ月おきに一話ずつ出して、一年ぐらい保たせるのと、お客様的にはどちらが良いのでしょう?
もっともストック四話のうち三話は、間をおかず更新した方が良いかなあと思っている一連の話なんですけど。
むうう、コンスタントに月イチ更新をこなしていた頃は、どんな集中力で話を書けていたのか、我ながら謎だ……(−ー;)
No.3335 (日常)


 今度は母のPC
2011年08月31日(Wed) 
前々から、どうも Windows の起動や Word の立ち上がりが遅い遅いと、文句を垂れていた母。
はっきり言って、私の基準からすれば母のPCの起動速度は激速です。 Word だって、まあこんなものだよ。単に母が「いらち」なだけだ、と思っていたのですが。
数日前より母からのヘルプが激増しました。内容は一言。「ワードがヘン!」
……いやだからね、母。もうちょっとこう、問題をくわしく説明しようよ?
どうおかしいのか聞くと、「なんかエラーが出てね、消してもまた出てね、いつまでも終わらないの」、という半端によく判らない説明が。
せめてエラーの内容ぐらい覚えとくか、できないならメモしておいておくれよ……

しかも何故か私が実際に文書を読み込み、そして終了させてみても、特に問題は起きないのです。

そんなわけで数日が経過。
母もエラーが出る状況がうすうす判ってきたり、出たエラーを画面に表示したままで呼び出してくれるようになりました。
結論から言うと、「呼び出した文書を改変したり印刷した」のち「文書を閉じる」と「問題が発生したため、 Word を終了します」というエラーが表示。そして「エラーを回復してドキュメントを修復する」にチェックが入ったままでOKをクリック→まっ白い初期画面が起動される→閉じようとすると、また終了エラーが発生→エンドレス。という具合だったようです。で、なにかのはずみでチェックを外してからクリックすると、無事に終了してくれたと。

そこでようやく判明したエラー内容をメモメモ。それをもとにいろいろ検索をかけてみました。しかし似たような件はあるものの、完全に合致する情報は見つからず。
かろうじて似た事例を参考に、「もしかして Normal.dot が破損しているのでは」と推測を立てまして。さっそくファイルの検索をかけてみたら、何故か見つかったのは「 ENNORMAL 」というファイルのみ(母のマシンは拡張子表示をしていないので、ファイルの種類は不明)。それでも一応、そのファイルをリネームしてから Word を再起動してみました。でも効果はなし。もう一度ファイル名を戻してしばし思案。
さらにネットの海をさまよって、 Normal.dot の場所が「 C:\Documents and Settings\〈ユーザー名〉\Application Data\ Microsoft\Templates 」であることを突き止め、マイコンピューターから直接掘り出しに。

ん、発見vv さっそくリネームして Word を起動。おお、なんか起動がいつもより早い。しばらくいろいろ操作してから終了。うっしゃ! エラーも出ない!!

そんなわけで、ひとまずこの状態でしばし様子を見ることになりました。
なんだかんだで一時間近くかかっちゃいましたよ。おかげで朝ごはん食べそこねた……(しょぼん)

……いつも思うことですけれど、サポートセンターの人って本当に偉大ですね。
PCがおかしいと思ったら、まず問題の内容をはっきりさせて、起こる条件を確定する。相談前にそれができない人って、きっと多いんだろうなあ……(遠い目)

ちなみに私のパソコンは、今日もやっぱり熱暴走かましてくれてます。
つい、ちょっとの間だからとキーボードの手前部分にシグ3のっけて作業していたら、あっけなく ひゅおん とブラックアウト(泣)
……そういえば今までにもシグ3乗せてたとき、何度か同じ現象があったっけ……あれって熱暴走のせいだったんだなあ、あははは……

少しでも熱がこもるのを抑えられないかと考えて、まず思いついたのが本体と机の間に隙間をあけること。
もしかして……とパソコン本体をひっくり返してみたら、背面側にだけですが、折り畳み式の足がついていました。購入時には毎日の持ち歩きが必須だったこともあり、存在すら意識していませんでしたが、今となっては実にありがたい!
即座に足を起こして、机との間に隙間を確保。これでだいぶ違うはずです。
それから今度は熱帯雨林に踏み込んで、ノートパソコンの冷却について検索。
ふむふむ、貼りつけたり下に敷くジェルタイプの品は、すぐにぬくもってしまってあまり効果を期待できないとな? ならば狙い目はUSBファンか。ノートの下に敷くタイプは……た、高い(汗)
安物買いの銭失いはしたくない。しかし効果のほどがはっきりしないものに、あまり多くの金額も使えない。
ユーザーレビューを読み比べ、金額と機能を秤にかけ。
悩んだ結果、最終的にこちらを選択してみました。
B003LN9K4KSANWA SUPPLY USB-TOY56BK 首ふり扇風機 ブラック
サンワサプライ

by G-Tools
USB接続で使える卓上扇風機。首が上下方向に調節できるので、背面から机との隙間に、もしくは本体脇からキーボード上に、直接風を当ててやれば、冷却効果もあるのではないかと。
ユーザーレビューによれば、風量もそこそこ大きいようだし、音も多少はあるけれど、そこまでうるさくはない模様。首ふり機能は別にどうでも良いですが、あって困るわけでもなし。サンワサプライなら、なんとなく信用できる気もします。
そもそも冬以外でPC使用時のみの稼働であれば、そこまで耐久性を気にする必要もないんじゃないでしょうか。
なにより魅力はお値段。卓上USB扇風機にしては平均よりちょっとお高め(?)なるも、それだけ期待が持てることは確か。なによりちょうど先日、数年ぶりにアソシエイトでポイントが入ったのですよ。ちょうど 1500 円ちょっとvv
あぶく銭〜あぶく銭〜〜どうせなかったはずのものならば、こういう時にこそ使うのが相応しいでしょう♪<読書記録に表紙画像を使いたいというだけでアソシエイト登録した人間

ふふふふ、早く届くと良いな〜〜vv
No.3336 (電脳)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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