よしなしことを、日々徒然に……
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 2010年11月01日の読書
2010年11月01日(Mon) 
本日の初読図書:
4036440101チビ竜と魔法の実―シノダ!
富安 陽子 大庭 賢哉
偕成社 2003-07

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信田ユイの家には誰にも言えない秘密があった。
パパは普通の人間だけれど、ママの正体はキツネだと言うこと。人間とキツネの血を引く三人の姉弟、ユイ、タクミ、モエ。そして時に遊びにやってくる、キツネの親戚達。
彼らのもとには、いつも災難が山盛り降ってくる。
今回の災難は、時代劇好きの鬼丸おじいちゃんが連れてきた。
なんとお風呂場に小さな竜が住み着いてしまったのだ!

タイトルに「竜」とあって、あらすじに「狐」とあっちゃあ、手に取らないわけにはいかないでしょう(笑)
内容は児童文学らしく、ほのぼのした中にワクワク感ありという感じで、気軽に読めました。物事に動じないお父さん素敵です。

「成り上がりっ!(小説家になろう)」〜15
 http://ncode.syosetu.com/n9550h/

RPG風、ダンジョン探険物。
割と淡々とした感じで話が進んでいきます。とりあえず、過去編に入ったところまで読破。
No.2918 (読書)


 2010年11月02日の読書
2010年11月02日(Tue) 
本日の再読図書:
406148446X魔女の隠れ里 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社 青い鳥文庫)
はやみね かおる 村田 四郎
講談社 1996-10-15

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三巻目が貸し出し中なるも、うっすらと読んだ記憶があったので、とばして四巻目を借り出しました。これも読んだことがある……ような気が……
今回は表題作の他に「消える足あとと幽霊のシュプール」、「羽衣母さんの華麗な一日」の二編が入った短編集でした。羽衣母さんの夢水さん運転具合が素敵です(笑)
「消える〜」の方は、某「マリオネット師」というマンガで似たようなネタがあったのを思い出しました。トリックは微妙に違うんですけどね。夢水さんが推理の代償として、竹藪を切らないことを求めるのが深いです。
「魔女の隠れ里」もまた、深いですね。正直、犯人は夢水さんと同じ段階でほぼ読めました。正体も熊のぬいぐるみを送ってきた段階でビンゴ。そういう意味では予定調和的な読み方でしたけど、その後ろに隠れたもうひとつの謎が面白かったです。
あと、ラストの桜が増えているのが怖かったです。こういう、微妙に解かれないミステリーって好きですね。 ……時空曲屋ときまやってどこにあったんだろう……
No.2919 (読書)


 返ってこない
2010年11月03日(Wed) 
二週間、毎日ネットで朝夕確認してたんですが、図書館にダヤンの続刊が返ってきません_| ̄|○
もしかして延滞してんのかコンチクショウとか思いまして、今日行ったとき、ようやく予約というものを使ってみました。これ使うと、返ってきた時期にまだ読んでない本がある場合、ややこしいことになってしまいそうなので、できるだけ使いたくなかったんですけど……
ついでだから、夢水さんの三巻も予約しときました。あと、この間読んで面白かった、くらがり同心の続きを入れてもらえないかリクエスト。
……ファンム・アーレスの続刊も出たから早く入って欲しいし、畠中さんの「ゆんでめて」も予約者が詰まってる状態なのが早く緩和されて欲しいし。希望は多いです。
しかし図書館ありがたいよ図書館。なんたって無料で二週間も本を貸してくれるんだぜ!? 今年はほんとにお世話になりっぱなしです。
持ってる本のうち、ばらすのが惜しい小説本は、そのうちまとめて寄付しようかなあとか考えていたり。特に古書とか、ハードカバーとか。
……ゴーストハントも新装版が出るならそっちを買って、ティーンズハート版は寄付しようかしら……
No.2920 (日常)


 更新情報(2010年11月05日)
2010年11月05日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」十九話目をUP。
No.2921 (更新)


 2010年11月05日の読書
2010年11月05日(Fri) 
本日の初読図書:
4101156077闇の狩人〈上〉 (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 1980-09

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上州と越後の境にある小さな温泉で湯治をしていた盗賊 雲津の弥平次は、ひょんな事から崖下に倒れていた浪人を拾う。侍に追われていたその青年は、頭を打ったせいだろうか、それまでのすべての記憶を失っていた。弥平次は青年に谷川弥太郎という名前と金を与え、その場は別れることとなる。
そして二年後、江戸。
盗賊の跡目争いにわずらわされる中、弥平冶はある日、辻斬りを目にする。それはかの記憶喪失の青年 弥太郎の仕業だった。彼はこの二年の間に、金で人を殺す仕掛人となっていたのである。
そんな稼業からは足を洗わせてやりたいと考える弥平治は、彼の身辺を探り始めるのだが……

剣客商売はちょっとお休みして、著作紹介で面白そうだと思った作品を借りてみました。蓑火のお頭を十年前なら誰もが知っていた、という表現があったことからして、鬼平犯科帳より数年後ぐらいの話でしょうか。
……正直な話、自分が池波さんの長編苦手なの忘れてました(苦笑)
いや人間関係がややこしくてね……誰が誰の敵で味方か、登場人物同士も把握しないまま入り乱れているので、何が何やら。
弥平治さんと弥太郎さんは、お互い無邪気なまでの信頼感で結ばれているのですが。
とりあえず、ようやく弥平治さんと弥太郎さんがお互いの意思を統一したので、これからの展開が楽しみです。
No.2922 (読書)


 2010年11月06日の読書
2010年11月06日(Sat) 
本日の初読図書:
「fate and shade 〜嘘と幻〜(オンライン小説)」〜〈風〉
 http://rubylupin.michikusa.jp/top.htm

中学生 木崎光良は、気が付くと異世界に迷い込んでいた。
そこで出合った魔法使いシルフィラとミナ、剣士のリィンと賞金稼ぎの旅をすることになる。どうやらこの世界では、黒い髪や黒い目は貴重で価値のあるものらしい。気をつけるように言われていたのだが、うっかりフードなしで出歩いた光良は、ある教団の生け贄としてさらわれてしまい……

以前とっかかりだけ読んでいたのですが、久しぶりにサイト行ったら完結していたので、読み始めてみました。
……うーん(悩)
ちょっと思っていたのと感じが違うかな。
一部目が光良の異世界話、二部目が二話構成で、シルフィラサイドと、現代に戻った光良サイド。案外簡単に光良が現代に戻っちゃって拍子抜けしました。
光良もシルフィラも基本人間不信なので、話が少々薄暗いです。
あと、なんでその行動に出た? という根拠が語られなかったり、現象の理由が説明されなかったりで、もやもやする部分がちょこっと。
No.2923 (読書)


 秋の陣
2010年11月06日(Sat) 
別管理サイト恒例オフ会秋の陣に行って参りました。
ワチキさんにtelさんにちゅーどくさんにgoeさんと、お会いするのは花見以来の方々ばかり。中には前の前の会社の事務員だったM代さんなど、五年? ぐらいぶりになるお方も。お変わりなく、お懐かしゅうございましたー!>M代さん
ちょっと飲んでる薬がアルコールと相性良くないので、ソフトドリンクでの参加となりましたが、十二分に楽しゅうございました。
……ちょっと料理出てくるのが遅くって、何度も催促をかけるなどアクシデントはありましたが。
あ、もぐらさん、落花生ありがとうございましたー(と、ここで叫んでもお目に止まるのか)
塩味で殼ごと茹でたの、茹でたあと干して殻をむき炒ったの、殼ごとローストしたのと三種類いただきましたが、個人的に塩味で茹でたのが一番美味しかったですvv
No.2924 (日常)


 2010年11月07日の読書
2010年11月07日(Sun) 
本日の再読図書:
4061484664踊る夜光怪人 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)
はやみね かおる 村田 四郎
講談社 1997-07-15

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虹北学園のすぐそばにある幽霊坂。その下にある桜林公園に、夜全身が光る「夜光怪人」が出没するという噂が広まっていた。その夜光怪人は、ふわふわと踊るような動きをし、なんと頭がすっぽり外れるのだという。
セ・シーマの伊藤さんはその噂を調査して記事にしたいというのだが、夏の暑さと面倒が大嫌いな教授は、まるで気乗りしない。
一方、〆切を間近にかかえた虹北学園文芸部では、お寺の娘 千秋が最近父の様子がおかしいとレーチに相談をかけていた。
和尚が解こうとしていたのは謎の暗号。その暗号と謎の夜光怪人とに関連性はあるのか。暗号を解いた先に見えてきたのは……?

シリーズ5作目。
内容はほぼ覚えてないんですが、中にあった神社の見取り図が記憶の琴線に触れるので、たぶんきっと再読図書。じつはけっこう読んでたみたいです。このシリーズ。
そのせいか、読者への挑戦はほぼクリアできました。このシリーズは割と予定調和的な謎が多いと思います。
……そして「キガチガウガ、シカタガナイ」という和尚の呟きに食いついてしまう私は、金田一ファン。
作中に出てくるマンガで「長髪の主人公が、『謎はすべて解けた!』という」のも「眼鏡をかけた小学生が『犯人はおまえだ!』という」のも、元ネタ判ったんですが「医学生が『少しは学習したまえよ、山田くん。』という」のが判りませ……って、ああっ、もしかして神谷悠さんの迷宮シリーズか!? ばりばり少女マンガなのに読んでるのか、はやみねかおる(♂)!!

あと作中出てくるレーチの一人称が微笑ましいやらおかしいやら。青春だなあ、中学二年生(サムズアップ)

……そして今回の解決も、教授は気持ちの良い結果を残してくれます。
「みんなが笑顔になれるような解決」。推理物ではなかなか難しいだろうそれをやってくれるところが、このシリーズの魅力だと思うのでした。
No.2925 (読書)


 2010年11月09日の読書
2010年11月09日(Tue) 
本日の初読図書:
4101156085闇の狩人 (下巻) (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 1980-09

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三四日かかってようやく読み終わりました。
うーん、やっぱり池波さんの長編は私に向いてないかも。
記憶喪失の弥太郎さんは、弥平次さんの勧めで世話になっていた五名の清右衛門の元を飛び出したわけですが、これが大正解。
香具師の元締として殺しの依頼を受け付けていた清右衛門さんは、逃れられぬ筋から笹尾平三郎=記憶を失う前の弥太郎さんの殺しを引き受けてしまい、そこで苦悩もせずに利用するだけしてから殺してしまおうと考えてしまう、その変節ぶりが悲しいです。
……もっとも、読んでいたときには「ようやくこれで敵味方がはっきりした」とほっとしたんですが(苦笑)
やはり私は、感情移入していい相手がはっきりしている方が、気楽に読めるようです。
最後はまあ、大団円と言えるのかな?
とりあえず、弥太郎さんも弥平次さんも幸せになれたようで、そこはめでたいです。
こうなると与平さんが殺されちゃったのが悲しいなあ……
No.2926 (読書)


 2010年11月10日の読書
2010年11月10日(Wed) 
本日の初読図書:
4593592275ダヤンと時の魔法 (Dayan in Wachifield (3))
池田 あきこ
ほるぷ出版 2002-04

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命の泉を求めて死の森を出た魔王軍は、雪の神の怒りに触れて、氷漬けにされてしまいます。
しかし魔王の脅威が去ったのも束の間、雪の神はわちふぃーるどすべてを雪で覆ってしまおうと、その力をふるい始めました。わちふぃーるどを危機から救うため、ダヤンとジタンは、いにしえの大魔法使いセの力によって、過去へと旅立つのですが……

シリーズ三冊目。
ジ、ジタンーーーーーッッッッ!?(驚愕)
うぇぇえええ!? そりゃシリーズ最後にはそんなこともあるかも知れないとほのかな危機感は抱いていましたが、まだ三冊目だぞ! 良いのかそんなーーーッ(愕然)

……いまちょっと、最後の1ページの衝撃が冷めやらず、混乱気味です。
ダヤンとジタンの二人旅〜♪ 二人で仲良く二ヶ月も二人暮らし〜♪ とか調子こいて読んでいたのが、よもやこのような展開になろうとは……
話の展開上、次巻以降もジタンは登場するのでしょうが、そのジタンはもはや……な訳で……ううう(えぐえぐえぐ)
彼にとっては幸せなことだったのかもしれませんが、ファンとしては悲しいです。
ううう、ジターーーーン!!

……ちょっとジタンから離れた感想を言うと、タイムパラドックスはどうなってるんでしょう、この話?? ジタン(過去)とジタン(現在)の会話を読んでいても、もう何が何だかです。ダヤンが過去で行う行動は、セ達が記憶しているものとは違うものになってしまうのでしょうか。そうなると、現在は変わってくるのか、こないのか。ううむ、謎は深まる(悩)
No.2927 (読書)


 更新情報(2010年11月12日)
2010年11月12日(Fri) 
本日の初読図書:
4593592291ダヤンとタシルの王子 (Dayan in Wachifield (4))
池田 あきこ
ほるぷ出版 2004-05

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時の虫食い穴を抜けて一人過去へと旅立ったダヤン。
まだ分裂する前のアビルトーク、その一画にあるわちふぃーるどの泉に降り立った彼は、エルフ族のシンに拾われます。しかし記憶が混乱していたため、自分の名前も使命も思い出すことができませんでした。その間にキマイラによって、ジタンから託された過去のジタンへの手紙を半分奪われてしまいます。
記憶を取り戻したダヤンは、ジタンの手紙に従い、タシルの王子へと会いに行くのですが……

タシルの王子と書いてあるので、どんな新キャラがと思いきや……でした。
そっかー、そうだったのかー、と。
あとジタンがミステリアスな猫から普通(?)の猫になっていて、むしろダヤンの方がミステリアスになっているのが微笑ましいです。つうかダヤン、君ほとんど不思議ちゃんだよ(苦笑)
……なぜかダヤンが現れる前から「遥かの時から白い光とともにやってくる、不思議な瞳を持つダヤンという猫」の存在を知っているセントニコラウスと魔女セ。
いったいダヤンはいつからどういう形で、過去に行く(来る)ことが定められていたのでしょう?
あと前の巻から思っていたのですが、おそらく他の絵本などで語られているのであろう、サイドエピソードがちょこちょこ出てきて、そっちを読んでいない人間としてはもどかしいです。ダヤンとマーフィーがタグポーポ鉄道に無賃乗車した話とか、ダヤンが失われたトリポカを取り戻して番人ボーンと交流する話とか。

ジタンの妹、バニラとキマイラの交流が、このさき物語にどう関わってくるのかが気になります。
楽しいほのぼの話だと思っていたこのシリーズなのに、前回ジタンがああいったことになってしまったので、今後も悲しいことが起きるのではないかと心配で心配で……バニラちゃんが辛い思いをしないと良いと切に願います。
No.2928 (読書)


 すみません
2010年11月12日(Fri) 
今日はちょっとテンション駄々下がりで更新できませんでした。
来週はきっと……

以下はヒトコトお返事
No.2929 (日常)


 2010年11月13日の読書
2010年11月13日(Sat) 
本日の初読図書:
「夜明けの月(小説家になろう)」〜休話:結果発表
http://ncode.syosetu.com/n7087d/

22歳の一般企業に勤めるサラリーマンの、異世界召喚もの。
筋力と回復力が上がって、あっというまにBランク冒険者になり、武道会ではSSランクと闘ってボコボコにされつつも準優勝。仲間を守るために、廃れかけている領地に新たな産業を生み出したりと、内政チートもあります。
……なにやらタイムトラベル関係での謎もあるようです。
今年に入ってからの更新が五回しかないのが微妙に不安ですが、終わりまであとどれくらいかかるのかなあ。

「えっ、その種って……おいしいの?(小説家になろう)」〜11

未来転生もの。
普通のサラリーマンだったはずが、気が付いたら宇宙ステーションに住む遺伝子改造体の赤子になっていたよ。改造されているのは免疫系ぐらいで、実質ほとんど普通の人間と変わらないから、できそこないと呼ばれていじめられたり。でも負けずに頑張るさ、というお話。とりあえず成人して働き始めたあたりまで読みました。
No.2930 (読書)


 2010年11月14日の読書
2010年11月14日(Sun) 
本日の初読図書:
「夜明けの月(小説家になろう)」〜進軍、ルクロワイヤル
http://ncode.syosetu.com/n7087d/

七章の三まで、現在発表分を読了。
……これ六章までで終わりでも良かったんじゃね? と思わなくもなく。
とりあえず張り巡らされていた伏線はおおむね片づけられて、新たな展開が始まっていました。あ、けっこう面白いです。魔女クレアさんはまた登場するのかな〜?
No.2932 (読書)


 2010年11月15日の読書
2010年11月15日(Mon) 
本日の初読図書:
4101157383剣客商売〈8〉狂乱 (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 2002-12

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シリーズ八冊目。
ちょっと間を置いたら、大治郎さんの門弟とかのサブキャラが誰が誰やら判らなくなってしまってました(苦笑)
こういう時こそ、ネットで調べ調べ。便利ですねネットって。
今回は「狐雨」というのが、ちょっといっぷう変わってました。大治郎さんの知り合いで一道場の主、ただし弱っちい人が急に強くなるのですよ。その理由が「狐に憑かれたから」というもの。しかし狐は足かけ三年しか憑いていられないので、その三年の間に正真正銘強くなるため、大治郎さんのところへ死に物狂いで出稽古にやってくるという……ふぁ、ふぁんたじー?
小兵衛さんだけが、人ならぬものの存在をおぼろに感じ取るという話でしたが、いやはや剣客商売でこのような話を読むとは。
その他には「仁三郎の顔」というのも、盗賊ネタでちょっと鬼平犯科帳を思わせたんですが、終わり方が秀逸。これってドラマでやったら違った演出にされるんだろうなあと。まさに池波さんの文章ならではという感じでした。こういう、読者の想像力に後を任せる書き方って、面白いなあと思います。

「シーフな魔術師(小説家になろう)」〜165
 http://ncode.syosetu.com/n5035l/

下町出身の少年ウィルは、盗賊ギルドに所属するシーフだった。が、仕事の依頼を受け魔術学校に忍び込んだ際に見つかってしまい、捕まるか!? と思いきや素質を認められ、そのまま奨学金で入学することに。
魔力や身体能力などはそう突出していないが、魔力の流れや物の構造を見極める心眼だけは超一流。
魔法回路の開発や召喚魔法のやり方など、地道に色々学びつつ、学生生活をエンジョイする彼だったが、やがて将来の道を考える段階に入り……

雪華さんお勧め。
約半年で165話も更新されている、かなりハイペースな作品です。最初は魔法学校物ですが120話ぐらいで卒業して働き始めてました。冒険や事件もありますが、基本的に仲間達と道具開発をしている感じです。
一見地味に見えて、実はけっこうハイスペックな主役スキーにはなかなか好み。
魔力が電気みたいな感じに扱われていて、ランプ作ったり冷蔵庫作ったり電気ポット作ったりしています。
主役が何故か精霊に気に入られたりしてるところも好みかな。

……そういえば、卒業後に奨学金を返済している描写がないのですが、作者さん、忘れてらっしゃる?
No.2934 (読書)


 地デジ化
2010年11月15日(Mon) 
ついに我が家へ地デジ対応薄型液晶テレビがやって参りました。
……一昨日の話ですが。
既に日記じゃねえ……(−_−;)

もとい。
過去ログを紐解いてみれば、ある日突然テレビが壊れたのが今からちょうど五年前
翌日には「どうせあと六年もあればまた壊れるんだから、地デジなんて対応してなくても良いわ」と、アナログテレビが購入されておりました。
あれから五年。幸いにもテレビは壊れずにきましたが、そろそろ地デジにも真剣に対応したいところ。そしてエコポイントは11月一杯で半減。
そんなわけで買ってきたらしいです。

食器棚の真ん中に置いているので、スペースの関係上、26型がギリギリ。
まだ使い方がよく判らないらしく、父が楽しくいじくり回しては、DVDの予約時間きてもまだ配線いじってて「悪い、最初の十五分撮れてなかった」とか、再放送のないチャンネルだったらシメたくなったようなことをほざいていたり。
なんか、チャンネル変えるたびに、画像サイズをアナログと拡大とシネマから選ばなきゃいけない(しかも初期モードがアナログ)とか面倒なことがあるみたいです。私は普段ほとんどテレビ見ないんで他人事ですが(苦笑)
あ、画像はきれいですよー。今までよりも画面が明るいらしく、写真撮っても画面が飛んでます。
これで来年になっても安心ですねえ。とりあえず、画面上下を流れる地デジ対応推奨テロップが表示されなくなったのが、イライラを刺激しなくてありがたいです。
No.2935 (日常)


 他人事なので
2010年11月16日(Tue) 
あまり詳しいこと聞いてないですが、地デジテレビ、昨日はなんかケーブルテレビのサポートマンさん呼んだりとかしてたらしいです。なにか調子悪いの? と訊いたところ、あっちもこっちも調子悪くて一口には言えないとか。とりあえず入らないチャンネルが多いそうで。
サポートマンさん曰く、昨今そういうトラブルが多いらしくて大わらわらしく。
……あと一年で、ほんとにちゃんと全国的切り替えができるんでしょうかねえ。特にお年寄りの一人暮らしのお宅とか。

テンション駄々下がり中につき、食事を抜いていたのですが、母がだんだん恐ろしくなってきたので、五食目でおしまい。夕食食べました。米食ったの三日ぐらいぶりかも。
……でも食べても食べなくても怒られるなら、また抜いた方が良かったか……
No.2936 (日常)


 2010年11月16日の読書
2010年11月16日(Tue) 
本日の初読図書:
4062682125剣客商売(二) (完本 池波正太郎大成)
池波 正太郎
講談社 1998-11-20

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剣客商売の「待ち伏せ」が文庫で図書館になかったので、収録分七話のみハードカバー全集で読了。重いし、濡れたこととかあるらしく、ふやけてるわ、あちこちページはずれかけてるわで読みにくかったです(苦笑)
話としては、とりあえず三冬さんご懐妊おめでとう。生まれるのは次の長編かなー? その次の短編集かなー?
No.2937 (読書)


 2010年11月17日の読書
2010年11月17日(Wed) 
本日の初読図書:
4593592305ダヤンとハロウィーンの戦い (Dayan in Wachifield)
池田 あきこ
ほるぷ出版 2005-05

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魔王軍との戦いに一区切りつけたタシルには、束の間の平和が訪れていました。
その間を利用して兵隊の訓練をしたり、町の防備を固めたりと、ジタン達はせっせと働きます。
そんなある日のこと、浜辺へ遊びにいったダヤン達は大変なものを見つけます。それはアラルの海を越えてきた、東の国の人間の船でした。乗っていたのは四人の男と一人の子供。
ダヤン達は協議の末、困っている相手を見捨ててはおけないと、彼らを救いタシルの町へ住まわせることにしたのですが……

シリーズ第五弾。残りはあと二冊。
どんどん話が進んで、アビルトークは分裂の時へと近づいていきます。
もともと、大変な戦争があったからこその分裂だと判ってはいたのですが、これは……読んでいて正直辛かったです。
容赦なく倒れていく動物や人間達。戦渦に巻き込まれるタシルの町。セとダヤンはとらわれの身となり、ジタンもまた肩に矢を受ける……ううう、はやくみんな幸せになって欲しいです(泣)
とりあえず今回捕まったセとダヤン。これからが、お婆ちゃんの言っていた「長い間ひとつの所に閉じこめられていた」時なのでしょう。
なんか歴史の流れが、未来で語られていたものから外れてきている気がするので、どうなることか気が気でなりません。
早く、早く続きを……ッ
No.2938 (読書)


 悲しひ
2010年11月17日(Wed) 
液晶薄型地デジテレビ。
食後に寝転がって見ようとしたら、上下方向に斜めになるおかげで画面が暗くなる……っつうか、色合いもなんか変に見えちゃって。
寝転んで見られないテレビなんてっっっ(泣)
仕方ないのでテーブルに突っ伏して見てましたが、そうすると今度は腕が痺れてくる……(−_−;)
いや、ちゃんとまっすぐ起き上がって見れば良いだけの話なんですけどね。
でも食後に寝転んで見るテレビって至福じゃないですか?
No.2939 (日常)


 2010年11月18日の読書
2010年11月18日(Thr) 
本日の初読図書:
4101157405春の嵐 (新潮文庫―剣客商売)
池波 正太郎
新潮社 2003-01

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秋山大治郎を名乗る辻斬りが現れた。
殺されたのは、松平越中守と田沼意次のそれぞれ家臣。
頭巾に面体を隠した下手人は、確かに大治郎と良く似ていたが、大治郎がそんなことをするはずもなく。
意次を憎む松平越中守は、その娘婿たる大治郎の嫌疑に激怒し、彼を引き渡すよう要求する。町方の手もほとんど借りられぬまま、小兵衛は四谷の弥七と傘屋の徳次郎などわずかな手のみを頼りに探索を始めるのだが……

シリーズ十作目にして、初の長編。
歴史物苦手な私には、御三家がどーの、一橋家と田沼家の関係がこーのと解説されても、何が何だか?? とにかく人間関係というか、家関係のややこしい話でございました。
大治郎さんは濡れ衣を着せられたおかげで、家からほとんど出ることすらできず、三冬さんは三冬さんで懐妊中。結果、小兵衛さんとその他サブキャラ総ざらえとなりました。杉本又太郎とか、最初誰?って感じで(苦笑)

剣客商売は、珍しく田沼意次が「良いモン」扱いのお話なのですよね。そのあたりがなんか新鮮なのでした。

本日の再読図書:
4061484230消える総生島 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)
はやみね かおる 村田 四郎
講談社 1995-09-15

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貸し出し中につき読めずにいた、シリーズ三作目。
これはかなりはっきりと読んだ記憶がありました。内容やトリックもおおむね覚えていたし。
しかし、どんだけ金田一耕助好きなんだ、この作家さん(笑)

今回のお話は、三姉妹には知らせることのない、教授の「怖さ」が現れている作品だと思います。「凄み」と言っても良いかな? それがまた魅力的な所だと思うのですが。
……しかし、そんな重要な手紙を、スヌーピーのレターセットで書いちゃうあたりが教授だよなあ(苦笑)
No.2940 (読書)


 更新情報(2010年11月19日)
2010年11月19日(Fri) 
先週はお休みしてすみませんでした。
閲覧室の「その他書架」で、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」二十話目をUP。
やっと五分の一という所でしょうか。
No.2941 (更新)


 2010年11月19日の読書
2010年11月19日(Fri) 
本日の初読図書:
459359233Xダヤンと王の塔 (Dayan in Wachifield)
池田 あきこ
ほるぷ出版 2006-11

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ハロウィーンの戦いで、魔王に捕まってしまった魔女セとダヤン。そして肩に傷を受け退却を余儀なくされたジタン。
恋人を失い悲しみに暮れるセを励ますため、ダヤンは懸命に話しかけました。その甲斐あって生きる気力を取り戻したセは、魔王への復讐を決意します。
いっぽうジタンと共に退却したタシルの動物たちは、エルフと連盟を組むべく話し合いをしていました。しかしエルフ王の甥シノアは戦いを拒み、連盟を阻止するべくジタンに決闘を申し込むのです。

シリーズ第六弾。残るはあと一冊。
ダヤンとセはもっと長いこと捕まったままかと思っていたら、わりあい早いうちにダヤンが活躍してくれて、セやその他の魔女を救うために奔走しています。
そして北方ではついに雪の神が動き始めました。わちふぃーるどをアビルトークから切り離すべく、住まう生き物達の迷惑など考えもせず、力業で海を切り裂いていきます。
……ニンゲン達は……この人達、何のために登場したんだろう。なんつーか、哀れです。
そしてダヤン。あんた未来のこと知ってるんだから、魔王がちゃんと倒せてないこと判ってるんじゃないの? とか思うんですが、そのあたりどうなんだ(汗)

魔王と言えば、未来のわちふぃーるどで雪の神に凍らされたときは、トカゲの親玉みたいな挿し絵だったのに、どうやら過去のアビルトークでは人間型をしている模様。そのあたり、キマイラがなんか関係してくるんでしょうか。
キマイラがバニラに寄せるほのかな想いが、なんだかだんだん切ないものになってきてます。自分のような者ではバニラを幸せにできないと自覚しているあたりが気の毒だ……
No.2942 (読書)


 2010年11月20日の読書
2010年11月20日(Sat) 
本日の初読図書:
4101156697剣客商売〈11〉勝負 (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 1994-05

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祝!初孫誕生vv
男が良いか、女でも良いなとそわそわしている小兵衛さんが微笑ましいです(笑)
むしろ大治郎(旦那)の方がどっしりしてるというか。生まれたその時には、立ち会いとかしてるし。三冬さんも初産の割には戸惑ってる描写がありませんでしたねえ。懐妊しても、立ちまわりこそ控えても、相変わらず浪人ぶち倒したりしてるし。
今回は、産前、出産、命名、産後の肥立ちと、孫一色な感じでした。それでも決闘やら闇討ちやら、助太刀やらなんやら、いろいろ事件は起こるわけですが。
……しかし小兵衛さん、九十まで生きるなら、曾孫はもちろん、今おはるに子供生ませても、そっちの孫すら充分目にできるんじゃ?
No.2943 (読書)


 破損
2010年11月20日(Sat) 
ゼロさんに付けて使用していた、ストラップ型ポケットPDAスタンドが、ついに壊れてしまいました。
……壊『し』てしまったの方が正しいんですが(−_−;)
いえね、寝るときゼロさんを枕元に置いて寝てるんですが、夜中に目を覚ましたとき、付いた手の下でペキッって感触がしたんですよ。その時は単に、「ああ、きちんと閉まってなかったスタンドが、体重で閉まったんだな」としか思わなかったんですけれど。朝になって良く見てみたら、見事に三パーツに別れておりました_| ̄|○
布団の中で携帯読書するとき、横向きにゼロさん立てるのに重宝してたんだけどなあ……
クリスタルケースはクリスタルケースで、去年だったかに手から取り落として上下パーツに分離したのを、そのまま使い続けてるし……やはり安いものはそれなりの耐久性なのか、それとも私の使い方に問題があるのか。
まあ、値段分の働きは充分してくれたからなあ……
No.2944 (電脳)


 2010年11月21日の読書
2010年11月21日(Sun) 
本日の初読図書:
4061484826機巧館のかぞえ唄 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社 青い鳥文庫)
はやみね かおる 村田 四郎
講談社 1998-06-16

by G-Tools
大御所推理作家のデビュー五十周年パーティーに参加した、夢水清志郎と三姉妹。
そこで不思議な人間消失事件が起きる。
しかしその事件は、合わせ鏡のような夢と現実の、入口にすぎなかった ――

今回は、シリーズ内でもかなり変わったお話でした。
ネタバレになりますが、叙述トリックです。幾重にもなった作中作。読んでいるうちに、何が本当で何が嘘なのか、そしてそれをはっきりさせることに意味があるのか、だんだん判らなくなっていきます。
叙述トリックは好きなんですけど、メタミステリは苦手な私には、正直うーん(悩)というところかな。
オープニングとエンディングは、まったく違った事件が出てきてます。
『誘拐』事件を推理して、上越警部と協力して『解決』する教授は、なかなか格好良かったです。
No.2945 (読書)


 2010年11月23日の読書
2010年11月23日(Tue) 
本日の初読図書:
「Another World Mercenary's(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n6621i/

異世界召喚で呼び出された傭兵団が、魔王を退治したことで崩れた軍事バランスを背景に、周辺諸国と戦いまくるお話。戦国自衛隊ならぬ異世界傭兵団。
始めはギャグでしたが、後半に至るにつれてどんどんヘヴィなことに(汗)
あとネタが多くてよく判らなかったりしたところも。
No.2946 (読書)


 2010年11月24日の読書
2010年11月24日(Wed) 
本日の初読図書:
4101157421十番斬り (新潮文庫―剣客商売)
池波 正太郎
新潮社 2003-01

by G-Tools
シリーズ第12作。
今回は小兵衛さんの前妻とか、かつての同門の人達とか、過去に関わる話が多かったように思います。あと過去の友情と現在の友情の板挟みになる、大治郎さんの苦悩とか。
過去と言えば、大治郎さんが昔、井関録之助道場に滞在したことがあったという描写がありました。鬼平犯科帳では乞食坊主となりはてている禄さんも、この頃はまだちゃんとした剣客だったんですねえ(笑)
そして「逃げる人」では、我が地元の藩が出てきて、何だか興奮してしまいました。字面が活字になってるだけで、妙にテンションが上がりますvv
No.2947 (読書)


 手巻き寿司
2010年11月25日(Thr) 
母がガールスカウトで子供に作らせるとのことで、クラフトの見本品を作成。私はお手伝い。
母が巻き寿司とお稲荷さんをチクチクしている間に、お皿(段ボールの和紙包み千代紙添え)&醤油入れ(百円ショップ物 in 細切り黒フェルト)をば。

……簡単なものに見えますけどね、それでもそれなりにスキルいるんですよ!?
つうか私は不器用なんかじゃないやいっ、世間一般の標準に照らしてみれば、そこそこのレベルにはいるはずなんだいっ!←洋裁学校出身の母にいろいろ言われるらしい

ちなみに作らせる予定の子供は、小学校高学年。
はたしてうまく作れるでしょうか……

以下はヒトコトお返事です。
No.2948 (日常)


 更新情報(2010年11月26日)
2010年11月26日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」二十一話目をUP。
No.2949 (更新)


 2010年11月26日の読書
2010年11月26日(Fri) 
本日の初読図書:
4593592348ダヤン、タシルに帰る (Dayan in Wachifield)
池田 あきこ
ほるぷ出版 2007-04

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魔王を倒したと思ったダヤン達は、わちふぃーるどを氷の世界にしようとする雪の神を止めるため、北の地を目指します。
一方、イマのわちふぃーるどでは、皆がダヤンとジタンを取り戻すため、もう一度時の魔法を行おうとしていました。
ドワーフ達の助けを借りて、時の扉を作るイワン達。過去の世界では、バニラが兄の後を追い、さらにその後を『魔王』が追ってゆきます。
はたして世界は救われるのか。そしてダヤンとジタンの運命は?

ついにシリーズ最終巻です。
うーん、ここから先はどうしてもネタバレに触れてしまうので、記事を畳みましょうか。

注意:辛口です。
No.2950 (読書)


 2010年11月27日の読書
2010年11月27日(Sat) 
本日の初読図書:
4101156727剣客商売 波紋 (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 1995-08

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シリーズ13作目。
またも夜中に布団の中で読了。
小兵衛さん、昔は女になど目もくれなかったとか言いながら、孫のようなおはるに手をつける前に、しっかり娘のような女性にも手を出しております。いくら前妻が亡くなった後とはいえ、こらこらこらって感じ。まあそこで、ちゃんと生涯面倒見るつもりでいたのが小兵衛さんらしいですが。
表題作「波紋」では世の中狭いねえという感じ。大治郎さんを狙った刺客が、御用聞きの弥七が使ってる下っぴきの手先の兄に別口で殺されて、さらにその刺客の仲間は、同じ手先の左腕を以前切り落とした男で、刺客の仲間を雇った男は以前大治郎に道ばたで叩きのめされ逆恨みした旗本で……という具合。しかも下っぴきの行方不明の母親は、ひっそり小兵衛さんちに出入りしている野菜売りの婆さんだったり。人間関係ややこしすぎかつ偶然重なりすぎやろ(苦笑)
他にも、今回は収録作が五話だった分、一話一話がみっしり詰まっていた感じです。
さて、次作は特別長編らしく。腰を入れて読まなければ。

4834006263ジョニーベアー―イエローストーンの子グマ (シートン動物記)
アーネスト・トンプソン シートン Ernest Thompson Seton
福音館書店 2003-06

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子供の頃、家に全集あったのを読んだのですが、どうも引っ越し時に処分したらしく見当たらないので、図書館で探してみました。一冊一話の薄目のハードカバー。でも一話で一冊なぶん、しっかり内容詰まってる感じです。
自然国立公園で、ホテルから捨てられる残飯をあさりに集まる熊たちを、ゴミ山に埋もれながら観察する様子が描かれています。中でも一番可愛く、一番哀れな小熊のジョニー。
栄養の偏ったものを食べていることで、彼の健康状態はけして良くありません。
シートンは安易に不適切な餌を与え人と動物の距離感を狂わせることなど、人間と動物の付き合い方について、鋭い警鐘を発しています。
子供の頃はそんな深いところまで気にすることなく、シロップの空き缶に手を突っ込んでは嘗め回すジョニーを、カワイイーーvvとか思って読んでました。反省。
No.2951 (読書)


 2010年11月29日の読書
2010年11月29日(Mon) 
本日の初読図書:
4834006271ラギーラグ―ワタオウサギの子どもの物語 (シートン動物記)
アーネスト・トンプソン シートン Ernest Thompson Seton
福音館書店 2003-06

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二作目。
兎の赤ん坊が、りっぱな雄兎に成長するまでの物語。
足跡や匂いの隠し方などが詳細に描かれていて、実に面白いです。
親子愛ものとしても秀逸。
最初、昔に読んだ「人間に捕まって兎レースに出場させられる兎」の話と勘違いしていて、なかなか捕まらないなあと思いながら読んでました。さて、あっちはなんてタイトルだったか……
No.2952 (読書)


 2010年11月30日の読書
2010年11月30日(Tue) 
本日の初読図書:
4061485148ギヤマン壺の謎 名探偵夢水清志郎事件ノート外伝 大江戸編 上巻 (講談社 青い鳥文庫)
はやみね かおる 村田 四郎
講談社 1999-07-15

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今回は大江戸パラレル上下巻の上巻です。
物語の最初は、エジンバラにいる夢水清志郎左右衛門とジョゼフ=ベルとの会話から。そこで謎をひとつ解き、日本へ帰ろうと思うと告げる清志郎左右衛門。
そして長崎の出島でひとつ、江戸への道中でひとつ謎を解き、間に新キャラ中村巧之介登場の幕間を挟み、舞台は亜衣、真衣、美衣の待つ江戸へ。
……いやあ、ゲストキャラがね。豪華だけれどマニアックすぎませんか、はやみねさん(笑)
ジョゼフ=ベルなんて知ってる人いるのか。才谷梅太郎なんて小学生で分かる子いるのか? 越後の御隠居はまあ分かりやすいでしょうが。
しかし新撰組は嫌いなんでしょうか、はやみねさん(苦笑)<ほとんどやられキャラ

「名探偵」という単語を知らない江戸時代の人々が、こぞって清志郎左右衛門に問いかけます。「名探偵とは何か」と。その答えは「謎をみんなが幸せになるように解く人だよ」です。
大江戸版の名探偵は、まわりの人々が純朴な分、素直に内心をあらわにしていると思います。長崎で解いたギヤマン壷の謎についても、江戸で解いた大入道の謎についても、彼はちゃんと細部まで解説してくれました。黙して語らない、現代の教授とは違って。
下巻は明治維新が関わってくるらしいです。この清志郎左右衛門がどんなふうに幕末の動乱を眺めていくのか、なかなか楽しみです。
No.2953 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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