よしなしことを、日々徒然に……
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 更新情報(2010年10月01日)
2010年10月01日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」十五話目をUP。
No.2866 (更新)


 2010年10月01日の読書
2010年10月01日(Fri) 
本日の初読図書:
4043943784僕とおじいちゃんと魔法の塔(3) (角川文庫)
香月 日輪
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-25

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シリーズ三冊目。1巻の後書きで、3冊で終わるみたいな事が書かれていたので最終巻だとばかり思っていたら、あっさり続いてちょっと肩透かし。
今回もいつも通り、不思議を隣にふつーに飯食って勉強してクラブ活動して、ふつーに日常生活を送っています。
今回は、またもや新キャラ、完璧超人であるが故に世の中に飽いてしまった高校二年生、一色雅弥さん登場。血筋と言い見た目と言いスキルと言い、もはや嫌味を通り越した完璧超人です。
しかしこの方、黎明苑という画商の社長子息なんですが……「一色」で「黎明」って……もしかして妖アパの詩人と何か関係あり??
エスパルスが普通にデコ携帯とか持ってるし、学校が「城西」だから、時代的には妖アパと被ってると思ってるんですが……
No.2867 (読書)


 写真三枚
2010年10月01日(Fri) 
植えて三年目になる曼珠沙華。
今年は白が三輪咲きました。黄色は大きいのが一輪。うむ、美しいですvv
赤も遅ればせながら、六つほど芽が出始めているので、三色同時鑑賞は無理そうですが、それなりに目は楽しませてくれそうです。

あとこちらは、薬局の花瓶に飾られていた白花曼珠沙華。



これだけ沢山の実物を見たのは初めてで、圧倒されました。ある所にはあるんですねえ。

あとついで。写真撮ったけどUPするの忘れていた一枚。
今年うちの庭で採れた最後のゴーヤです。まるで沢庵のよう(笑)



野菜ジュースにしていただきました。
No.2868 (日常)


 2010年10月03日の読書
2010年10月03日(Sun) 
本日の初読図書:
4167142724鬼平犯科帳〈20〉 (文春文庫)
池波 正太郎
文藝春秋 2000-12

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こつこつ読み続けて、ついに大台に乗りました。
今回は、以前ドラマで見た「高萩の捨五郎」が載っていて嬉しかったです。やはりドラマの方は「妙義の團右衛門」と混ぜてあったようで。捨五郎が密偵になるまでで終わっておりました。が、平蔵さんが枇杷の木で杖作ってやるとか、細かいところがドラマと一緒で楽しかったですvv
あとラストに載っていた「寺尾の冶兵衛」なども、平蔵さんが盗人のふりして潜入するわ、五百蔵親分が盗賊時代の気持ちに戻って心が揺れちゃったりするわ、キーパーソンの寺尾の冶兵衛は命懸けで子供助けるような良い人で、最後まで五百蔵を信じて死んじゃったりするし、平蔵さんが情けを掛けてその娘に金を届けさせたりするしで、鬼平犯科帳のエキスをぎゅっと凝縮した話という感じでした。
他にも眼鏡師の市兵衛など、このところ急激に数が減った密偵が、またも補充されていて、一体池波先生はキャラを減らしたいんだが増やしたいんだか。

「永遠より長く(オンライン小説)」
 http://kazahana.ashigaru.jp/

戦国時代の安芸国、「天下の醜女」と呼ばれる姫がいた。
三入高松城主熊谷信直の娘である彼女の前に、ある日、快活な一人の青年が現れて ――

割と正統派? な恋愛もの。なんちゃって時代物かと思って読んでいたら、歴史物でした。普通に微笑ましく面白かったです。
No.2872 (読書)


 すとらっぷ
2010年10月04日(Mon) 
母とバザーで売る商品をちくちく。
御当地原産、ヤマトシジミの貝殻を使用した、和風小物ストラップです。
見た目にけっこう可愛いんじゃないかと。
ちなみに十二個作ったんですが、うち五個を私が作り……かけて、二個母に作り直されました。そんなに酷い出来じゃなかったと思うんですが……ここで私に作り直させずに自分で作り直しちゃうのが母なんですよねえ……ううう、目の前でばりばり壊されると地味に凹む。私の労働は何だったんだ……

一応主張しておきたいですが、私の小物作成スキルはそこまで酷くないと思うんですよ? 少なくとも中の上ランクぐらいにはいるはず。口頭で作り方説明されて、その場でなんとか形作れるぐらいのスキルはあるはずなんだ。それなのに……それなのに(えぐえぐ)

先日、樹脂粘土で失敗し、パン粘土で作り直した勾玉と合わせて、こんな感じに仕上がりました。



母曰く、手数料材料費込みで原価百五十円。バザーでの売値は二百円から周囲の値段を鑑みて売り子に任す、とのことで。二百円なら買ってくれる人いると思うんですけど、さてはてどうなることやら。
No.2874 (日常)


 2010年10月05日の読書
2010年10月05日(Tue) 
本日の初読図書:
4167142732鬼平犯科帳〈21〉 (文春文庫)
池波 正太郎
文藝春秋 2001-01

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密偵が増えすぎて訳判らなくなってきました(苦笑)
同心はうさぎの出番が減ってきた分、細川さんが活躍というか、失敗というかしまくってますね……
No.2877 (読書)


 2010年10月06日の読書
2010年10月06日(Wed) 
本日の初読図書:
4152500263星空から来た犬 (ハリネズミの本箱)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 原島 文世
早川書房 2004-09-10

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星人シリウスは、無実の罪で裁判にかけられていた。判決は死罪。ただし執行猶予として、紛失した“ゾイ”が落ちた星へそこに住む生きものとして送り込まれ、その寿命が尽きるまでに発見できれば、すべてを不問に処す、と。
怒り狂うシリウスだったが、気が付いたときには刑が執行されていた。
そうして彼は、一匹の小さな仔犬として地球に生まれ落ちることとなったのである。
生まれてすぐに、袋詰めにされ川へ投げ込まれた彼だったが、九死に一生を得、一人の少女に拾われる。
そこから彼の生と探索は始まったのだった。

かの「ハウルの動く城」の原作を書かれた、ダイアナ女史の初期作品。
子供の頃に読んだ「星から来た探偵」を思い出して借りてみました。
割とすっきりした流れの作品だと思います。真犯人とか、最初の一発で丸判りだし。
ただ後半には謎がいっぱいというか、最終的にゾイを持っていた闇の存在が結局なんだったのかとか、彼らがどうなったのかが、詳しく書かれないままだったのがちと消化不良。まあこれはこれでありかもしれませんが。
もと星人のエリートにも関わらず、犬の本能に振りまわされるシリウスのヘタレっぷりがたまらんのですが、後書きによればジョーンズ作品のヒーローにしては「気弱でも情けなくもないし、ぼんやりしているわけでもきどっているわけでもない。(中略)わりとまともなヒーローといっていいのではないだろうか」とのことで……普段、どんな作品書いてらっしゃるんですか、ジョーンズ女史(笑) まあ、たしかに原作ハウルはかなりアレでしたが……

ラスト、無情にもお別れしてしまうことになった少女とシリウス。
最後の一文にちょっぴり希望が残っていますが、汚れちまった大人の心では「再会は無理だろうなあ」と思ってしまうので、やはりこれは子供の頃に読んでおくべき作品かもしれません……
No.2878 (読書)


 2010年10月07日の読書
2010年10月07日(Thr) 
本日の初読図書:
「召喚士の嗜み(オンライン小説)」〜Last episode
 http://summonerstaste.blog51.fc2.com/

細かい内容に触れるとリンク規約に抵触するので、本編完結済で面白かったとだけ。
No.2879 (読書)


 きれいだった
2010年10月07日(Thr) 
去年、彼岸花の群生を見つけた神社まで、今年の様子を見に行ってきました。
去年ほどではないけれど、けっこう咲いていて眼福眼福。
あちらにひとむら、こちらにひとむらという感じで、塊ごとにもう枯れていたり、満開だったり蕾だったり。芋ごとに成長が異なるようです。
咲きかけのが一本折れていたので、持って帰って一輪挿しに生けたら、いい具合に水上げしてくれたようです。きれいに咲いてくれると良いな♪
No.2880 (日常)


 更新情報(2010年10月08日)
2010年10月08日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」十六話目をUP。

あと、遅ればせながらですが、いつの間にかカウンタが三十万を超えていました。
めっきり自力更新の滞っているサイトに、それでもいらして下さる方々には、本当に感謝感謝です。
次回十五日の更新には、SSSですが、久しぶりに某シリーズ番外編など載せられたらなあ、と思っていたりします。わずかなりとお礼になりますれば幸いにて。
No.2881 (更新)


 ひみこ様〜
2010年10月08日(Fri) 
先日から作成していた勾玉、試作品が残っていたので、折角だから活用しようという話になりまして。
……そこですぐさま←のような衣装を縫い上げてしまう母は、お世辞抜きでスゲエと思うのです。
聖良セイラちゃん、神在月もしくは弥生時代バージョン。
ちゃんと襟ぐりの始末とかもしてあるんですよ〜。貫頭衣だからそで山はないけれど、ハカマもちゃんと箱ヒダになってるし。
ネックレスのみ私作。あり合わせのビーズ使ったんで、色がちょっと安っぽいんですが。管玉とかあったら、もっとそれっぽくできたのになあ。
卑弥呼様にしてはちょっと年齢が若いので、イヨちゃんのイメージで。もう少しそれらしい小物を持たせてあげたいんですけど……昔、学研の付録でもらった銅鏡レプリカとか金印とか残ってたら良かったのに……
No.2882 (日常)


 2010年10月09日の読書
2010年10月09日(Sat) 
本日の初読図書:
4488201091サム・ホーソーンの事件簿VI (創元推理文庫)
エドワード・D・ホック 木村 二郎
東京創元社 2009-11-30

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ついに最終巻まで読み終わりました。
ホーソーン先生、結婚して終わるのかと思ったら、一話目であっさりプロポーズ。二話目で結婚して、その後子供とかまで生まれてました。
途中、いきなり八十歳の誕生日とかまで出てきてびっくりしましたが、次の話でまた四十半ばに戻って、ほっと一安心。
作者さんがまだ続き書くつもりで亡くなられたようで、最終話という感慨はなにもなく、さくっと終了。
第二次世界大戦を、アメリカの庶民側から眺めている視点がなかなか新鮮でした。
……って、前巻のラストで引き取った仔猫は……?
No.2883 (読書)


 2010年10月10日の読書
2010年10月10日(Sun) 
本日の初読図書:
4834011747魔女の宅急便〈その2〉キキと新しい魔法 (福音館創作童話シリーズ)
角野 栄子 広野 多珂子
福音館書店 1993-06-30

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魔女宅続編。
一巻目では十三歳で独立したキキが、丸一年経って帰省するまででしたが、二巻目はその翌年一年です。これで良いのかと悩んだり苦しんだりしながらも、一歩一歩成長していくキキの姿は眩しいです。
黒猫ジジにもなんだかよさげな相手が現れたりして、フラグが立っております。
……でもジジってキキと同い年だから、十四歳よね。ね、猫又……?

4088746678ぬらりひょんの孫 5 (ジャンプコミックス)
椎橋 寛
集英社 2009-06-04

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4088747178ぬらりひょんの孫 6 (ジャンプコミックス)
椎橋 寛
集英社 2009-08-04

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買ったは良いけど積みっぱなしでした(土下座)
つうかいま何巻まで出てるんだ? 七巻までしか買ってないぞ!? まだ話続いてるのか!?
……いまはすっかりジャンプを読まなくなって久しいのですが、当時は飛び飛びにでも読んでいたので、懐かしいやら、読んでない話があって今さら新鮮やら。
とりあえず四国編終了あんど邪魅ようこそ。
そしてカラス天狗三兄弟、ささ美さんが女性だったことに、ちょっとびっくり(笑)
No.2884 (読書)


 2010年10月11日の読書
2010年10月11日(Mon) 
本日の初読図書:
4776729997ローレライの誘惑 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)
山内 規子
宙出版 2010-10-09

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ハーレクインはお約束の塊としても、ほんとにお約束ストレート。二時間ドラマサスペンスみたいなお話でした(笑)
美人でお嬢さまで運も良ければ、前向きで行動力ありありなマリーが羨ましくもあり、眩しくもあり。
No.2886 (読書)


 こういう話だったのか
2010年10月12日(Tue) 
時代劇チャンネルでやっていた、影の軍団の1〜2話を見てみました。
はー、こういう話だったんですね。
忍者ものだってーのも初耳なら、もっと幕府お抱えの密偵集団かと思いきや、しょっぱなからご公儀とは対立しているしで、なかなか予想外の話運びでございました。
しかしあれですね、時代劇ってのは、昔の作品の方がなんとなく好みです。画面暗いところとか、切腹シーンをあからさまに出さずにシルエットで表現するとか、自爆も屏風越しとか、なんというかこう慎み深さが感じられるのですよ。
最近の時代劇は、どうにもあからさますぎるっていうか、そりゃないだろうよって言う演出が多い気がして……
それにしても相変わらず人の見分けがつきません。主役の千葉真一が、衣装変えるともう判りません。テロップによれば西郷輝彦が出てるらしいですが、どの人か判りません。困ったものです(−_−;)
No.2887 (日常)


 2010年10月12日の読書
2010年10月12日(Tue) 
本日の初読図書:
4167142740鬼平犯科帳〈22〉特別長篇 迷路 (文春文庫)
池波 正太郎
文藝春秋 2001-01

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久しぶりの長編。
鬼平さんは短編ものの方が面白いと思うのですが、これはけっこう面白くていっきに読んじゃいました。
役宅の飯炊きや娘の嫁ぎ先の家来、従兄の所の小者など、平蔵にゆかりのある、しかし捕り物とは関わりのない無辜の民が次々と暗殺され、苦悩する平蔵さん。その菩提を弔うつもりもあってか、頭を丸々と剃り上げ、托鉢僧の姿に変装する思い切りの良さ。髷が結える長さに伸びるまで、何年かかることやらですよ。
辰蔵さんも襲われるけど、自力で撤退させるわ、小房の粂八は久々に登場しまくるわ、うち続く暗殺に御公儀は平蔵の罷免を決定するわ……もう、いっそこれ最終巻にしちゃえば良かったのにと思うぐらい、盛りだくさんでエキサイトする内容でした。
マジで、ラスト再び長官として役宅に迎えられるシーンは、最終話並の感動があった……(ため息)
さて、二十三巻ははたしてこれを超えられるのか。
No.2889 (読書)


 2010年10月13日の読書
2010年10月13日(Wed) 
本日の初読図書:
4593592232ダヤン、わちふぃーるどへ
池田 あきこ
ほるぷ出版 1999-08

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ある風の強い稲妻の光る晩、一匹の仔猫が生まれました。名前はダヤン。どこか変わったところのあるその仔猫は、飼い主であるリーマちゃんのもとで、すくすくと幸せに育ちました。
ところが冬のある日のこと、子供達に追いかけられたダヤンは、雪の降る道を歩くうち、不思議な光へと呑み込まれてしまいます。その向こうにあったのは、『もうひとつの国』わちふぃーるど。
様々な動物たちが、二本の足で歩き、町を作って生活している不思議な世界でした。
そこでダヤンの不思議な生活と冒険が始まったのです。

長編ファンタジー、シリーズ一巻目。
話は以前わちふぃーるどで大魔法使いだったというリーマちゃんのひいひいおばあちゃんがリーマちゃんへ、失踪したダヤンの思い出話を語る形で進んでいきます。つまり時間の流れが逆行しているのですね。そこからも今後の展開が楽しみにさせられます。
また脇を固めるキャラクターも魅力的で、人気が出るの判りますよ、これ。ワニのイワンは良い奴だし、もう一匹の猫ジタンはミステリアスな魅力で格好いいし!
友人がわちふぃーるどグッズ好きなので、目に止まって借りたんですけど、一巻完結連作ものかと思いきや、しっかり続いているようで、一冊しか借りなかったのが残念無念。次回続きが借りられていないことを祈ります。

4160091121鬼平犯科帳 (12) (文春時代コミックス)
さいとう たかを 池波 正太郎
文藝春秋情報出版 1995-10

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416009113X鬼平犯科帳 (13) (文春時代コミックス)
さいとう たかを 池波 正太郎
文藝春秋情報出版 1995-12

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今回は鬼平さんが妻の実家から頼まれて、盗みを働いて失踪した家来を捜そうとする「密通」と、女密偵おまさが初登場する「血闘」、同じくおまさが夜鷹に変装して辻斬りをあぶり出す「夜鷹殺し」に、芋酒屋の主が偶然惚れ込んだ鬼平を危機一髪から救う「兇賊」の四編。
ついにおまささんが登場で嬉しいですね。名前だけですけど、大滝の五百蔵も出てきたりして、ファンとしてはにやにやしてみたり。
「兇賊」や「血闘」あたりはドラマでも見ているので、だいぶ内容覚えてました。
こちらもまた続きはどの話か楽しみです。

「野獣のお妃(オンライン小説)」
 http://philter.g.ribbon.to/index.html

豪奢な屋敷の地下に獣を飼う男がいた。
ある日、男の愛娘が熱病にかかり、命が危ないという時、地下に捕らえられた獣は言った。
娘の命を助けてやろう。その娘が16歳になったとき、我に差し出すと誓うのであれば……

モノカキさんに10の”あらすじの九話目。紹介サイトに載っていたので、そこだけ読んできました。以前に読んだ「狐の妻問い」と同じ作者さんが書かれたお話。
お転婆な主役の娘さんが素敵です。そして結婚式でいきなり嫁さん化け物に奪われた婿さんお気の毒(笑)
No.2890 (読書)


 ATOKの切替
2010年10月13日(Wed) 
備忘録としてメモメモ。
いつの間にか、ATOKがIMEに切り替わってることがあるんですが、その場合に元に戻すには、ショートカットキー「左Alt+Shift+0」を押すこと。
しょっちゅう忘れては、どこ調べるかも忘れちゃうんですよ。
調べるのは、コントロールパネルの「地域と言語のオプション」の「言語」タブ詳細ボタンでプルダウン「日本語−ATOK」の「キーの設定」ボタン、と。
……これだけ書いておけば、以後は検索すればなんとかなるんじゃないかと。
No.2891 (電脳)


 2010年10月14日の読書
2010年10月14日(Thr) 
本日の初読図書:
4167142759鬼平犯科帳〈23〉特別長篇 炎の色 (文春文庫)
池波 正太郎
文藝春秋 2001-02

by G-Tools
ついに到達しました。24巻は絶筆未完作品なので、とりあえずこれを最終巻と見なさせていただきます。……長かった。そして良く最後まで読ませた、さすが池波正太郎。絶対途中で挫折すると思ったのに、年内に読み切っちゃうとは。
今回も前巻に引き続き特別長編。前巻が面白かっただけに、今回はどうかなあと心配だったんですが、なかなかどうして。
今は亡き平蔵さんの父親の隠し子騒動から始まったと思いきや、今度はおまささんに盗めの誘いがかかり、囮として潜入する事になったり、平蔵さんがいきなり道で斬りかかられたりと、緊迫する展開。
前回は、何も判らないまま暗中模索が続くような辛い探索だったのですが、今回は盗賊と火盗改メとの化かし合いのような、丁々発止たるやりとりぶり。
敵方にも個性豊かなキャラクターが出てきて、なかなか気を反らせませんでした。

最終的に、おまさが密偵だと悟った(多分)まま逃亡してしまった盗人が数名。特に頭領のひとり荒神のお夏が魅力的なキャラクターでして。絶対今後登場させる予定だっただろうにと思うと、池波先生の急逝が本当に惜しまれてなりません。いったいどういう展開にする心積もりでおられたのだろう……

個人的に、まだ髪の毛伸びきらなくて髷が結えず「陰陽師にでもなったと申しておくがよい」とか言っちゃう平蔵さんに一人で受け。
あと男勝りだった隠し子こと平蔵さんの異母妹お園さんが、小柳同心の前では可愛くなっちゃうところに萌え。
No.2892 (読書)


 私が欲しいものの
2010年10月14日(Thr) 
90%はまかなえてしまう、そんな便利な熱帯雨林(笑)
いやだって、書籍とPC回り商品と、あとDVDとか文房具買ったら、私の私的な買い物なんてほとんど終わっちゃいますよ? あと必要なのは衣類と簡単な生活雑貨ぐらいだけど、そもそも服なんて専業主婦並に買わないし。

いえ実は今日、父と次兄が仕事で使うからと、裁断機を貸し出していたのですよ。なんか大量の紙を切る必要があるからとかで。そしたらその途中、ホッチキス針があるの気付かなくて、刃を一枚駄目にしちゃったんですね。その場は替え刃があったから何事もなく済んだんですが、後になってお金出すから買って良いよってことになりまして。いつもの如く Amazon さんで注文したんですよ。
……そしたらですね、おすすめ商品の中に面白そうな本があったんです。
あそこのおすすめは、けっこう馬鹿になりません(苦笑)

で、もって。
いろいろと考えて、初めて見る作者さんだし、少しでも安くあげようと古本の一番安いのを選択してポチッとしました。なんとな〜く、出品者さんの名前に見覚えがあるなあとか思いながら。
そして数時間後やってきた、注文受領メールの冒頭。

「今回 当店にてご購入ありがとうございます」

良く見たら、三日前にやっぱり突発で古本注文した出品者と同じ店でございました(笑) つ〜か、相手も良く気付いた!

……どんだけ熱帯雨林を利用しとんねん、とそういうお話。
No.2893 (日常)


 更新情報(2010年10月15日)
2010年10月15日(Fri) 
久々の自力更新。
閲覧室の「オリジナル小説書架」で「楽園の守護者」番外編「王さまとお姫さま」をUPしました。
ふと思いついて、リハビリがてら書きました。いつの日か、語られるかもしれないおとぎ話です。
……これは子供向けのお話ですが、実は大人向けもあったりして。でもって戯曲とかオペラとかになってたりしたら、いっそう面白いかもしれません(私が)
時代と立場によって、事実はどんどん姿を変えていく。そんなお話でした(笑)
No.2894 (更新)


 2010年10月15日の読書
2010年10月15日(Fri) 
本日の初読図書:
4101157316剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)
池波 正太郎
新潮社 2002-09

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浅草の外れに無外流の道場を構える秋山大治郎は、剣術のことしか頭にない、朴訥な青年である。門人には厳しい修行を課すため、三日と居着かない。そんな彼の元に、ある日一人の剣客が現れた。金五十両を手にした剣客は、大治郎に「ある人物の両腕を叩き折ってほしい」と依頼する。理由も相手の名も語らぬそれを、断ると追い返した大治郎だったが、一応ことの次第を隠居した父にも告げておこうと、老剣客小兵衛の元へ向かう。話をきいた小兵衛は、自らの人脈を利用して、事の次第を明らかにしようとするのだが……

鬼平犯科帳を読み終えたので、今度は剣客商売に手を出してみました。どうやら鬼平さんと同じ世界観で、数十年前のお話らしいです。こちらも基本的には短編集。でも話はけっこう繋がりがあったりして。
主役は大治郎さんではなく、父親の小兵衛さん。六十になり、「もはや剣よりも女の方が良くなった」とか言いながら、その実ぶっちぎりで強い無敵の老剣客。なにしろそこらの無頼どもが相手では、腰の脇差しすら抜きません。そのくせ酸いも甘いも噛み分けたというか、なんとも言えない愛嬌があって、一見したところは飄々たる好々爺。
かと思えば、闇討ちひとつ自身の手で対処できぬようでは、一人前の剣客にはなれぬと息子を突き放す厳しさと、それでもついつい物陰から様子を窺ってしまう親心を持っていたりして、なんとも言葉では言い尽くせない魅力的な御仁です。
六十にもなって、息子より年下の娘に手をつけて、結婚までしちゃったり。なんとも不思議なお爺さん。
他にも、老中田沼意次の隠し子で美貌の男装剣士 三冬さんなんて、これまた魅力的なキャラクターが出てきたり、田沼意次自ら小兵衛さんの隠居所に現れて茶を飲んでいったりと、意表をつく話運びが楽しいです。これは続きもしかと読まなければ。

4821170426まんがグリム童話お江戸くノ一変化のお梛事件帖 3
魔木子
ぶんか社 2010-08-10

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四話中二話が未読だった今回、未読の二話はお梛が八丈島に送られたり、大奥で辛い目を見る女性の話だったりと、読後感がちょっとあれなお話でした(しょぼん)
既読の方、特に御殿稲荷は良いのかこれはってくらい、明るい終わり方で良かったんですけど。
最近は、お話の中でも辛い目を見るのに敏感になっちゃって、それでつい児童文学に走っちゃうんですけど……昨今は児童文学でも油断がならないからなあ……

「リーニの日記 〜天翔る羊さまと羊番の騎士〜(オンライン小説)」
「番外編 エレウスの日誌(オンライン小説)」〜九月
 http://www.pluie.halfmoon.jp/

ふわふわと、空飛ぶ羊さまが場内を闊歩する平和な国シェリープ王国に、一人のお姫さまが一人の侍女を連れてお輿入れなさいました。
その侍女は、とっても真面目な働き者で、お姫さまのことが大好きでした。
これはそんな侍女と顔が怖くてぶっきらぼうな騎士との、ふわふわもふもふほのぼのとした恋物語。

侍女の日記形式で綴られた、二年間のお話、完結済。
現在は騎士様側の日記を連載中です。お互いの視点から見ると、それぞれにすれ違ってるのがなんとも微笑ましいです。
お城の中をふわふわ飛びまわっている羊さまが、そう重要なキャラでもないのに、非常にキュートなムードメーカーですvv
No.2897 (読書)


 昨日の話ですが
2010年10月15日(Fri) 
父が戴き物の烏龍茶で茶漬けを作って、マズイと騒いでおりました。
……ジャスミンフレーバーだってことに、注ぐ前(急須持った段階)で気づけよ(笑)
炊き込みご飯にジャスミンティーの茶漬けなんて、どんな味がした事やら……お茶を下さった方には失礼ながら、笑ってしまったのでした。
あ、お茶自体はごっつー美味しいですよ! すごく良い香りで……ほんと、なんであの香りに気付かないかなあ(苦笑)

半年以上振りの自力小説更新。たった原稿用紙三枚に、たくさんのお客様がいらして下さって、申し訳ないやら嬉しいやら。
これからまたしばらくは、著作権切れテキストばかりになってしまいそうですが、思い出したときにでも覗いてやっていただければ……
No.2898 (日常)


 2010年10月16日の読書
2010年10月16日(Sat) 
本日の初読図書:
430946341Xカーデュラ探偵社 (河出文庫)
ジャック・リッチー 駒月 雅子
河出書房新社 2010-09-03

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漆黒のスーツに赤い裏打ちのマント、黒髪黒目、白い肌。
カーデュラは超人的な能力と鋭い頭脳で事件を解決する探偵だ。ただしその営業時間は、何故か夜八時から明け方四時までの、夜間専門。何故なら、彼の正体は……

近代化のあおりで破産してしまった『伯爵』が、自らの『体質』を利用して探偵社を営むお話。短編集。シリーズ外の短編も五編入っています。
なんというか、小気味の良いお話が揃っていました。どのお話も、割とライトな文章ですらすら読める割に、最後にぴりりと効いたオチが待っていて、楽しく読めます。
この「カーデュラ」シリーズを一冊にまとめたのは、これが世界初の本だそうで、今まで出版されなかったのが、もったいないと思うほどです。
……ただ、書かれた期間に幅があるのか、カーデュラさんの境遇に、話によって多少ばらつきのあるのが残念なところ。一話目でいきなりお金持ちと結婚してるのに、二話目以降、すっかり無かったことになってたりとかしますからね(苦笑)
個人的に面白かったのは、『仲間』達の依頼でヘルシング卿の子孫に復讐する「カーデュラの逆襲」。単純に殺してしまうのではないところが素敵です。
No.2899 (読書)


 2010年10月17日の読書
2010年10月17日(Sun) 
本日の初読図書:
4593592259ダヤンとジタン
池田 あきこ
ほるぷ出版 2000-12

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アルスから届いたリーマちゃんの手紙。けれど人間の文字がわからないダヤンには、読むことができません。ジタンならきっと読むことができるだろうけれど、彼は数日前から旅に出ていました。少しでも早く内容を知りたいダヤンと枯れ木のロークは、ジタンを探しに北へと向かいます。ところが途中で道をそれた二人は死の森へと迷い込んでしまい、そこでジタンの命とタシルの町を狙う、恐ろしい企みを耳にしました。
一方、北から戻ってきたジタンは、ダヤンが落とした手紙を拾い、リーマちゃんの……すなわちかつての大魔女たるひいひいおばあちゃんの願いを知り……

シリーズ二冊目。
読了後最初の台詞は、「畜生、なんて格好いいんだジタン!」でした(笑)
シリーズ最大のキーパーソン(らしい)ジタンの謎が、いっぱいに詰まった今回のお話。
本当に彼がいったい何者なのか、気になって気になって仕方がありません。
早く、早く続きを……ッッ(切実)

4160091148鬼平犯科帳 (14) (文春時代コミックス)
さいとう たかを 池波 正太郎
文藝春秋情報出版 1996-03

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4160091156鬼平犯科帳 (15) (文春時代コミックス)
さいとう たかを 池波 正太郎
文藝春秋情報出版 1996-06

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おまささんが昔の恋人と上方へ去り、半年だけ夫婦生活を送る「狐火」と、盗賊改メ方の家人が次々と暗殺される「流星」、岸井左馬之助さんが結婚する「あきらめきれずに」と井関さんが登場し、平蔵さんが犬を飼う「本門寺暮雪」の四編。
「流星」は、「大川のご隠居」も混じってました。
……っていうか、やっぱり大川のご隠居で登場した銀煙管泥棒 浜崎の友蔵(友五郎)って、そのあとすぐに盗みに巻き込まれて改メ方を裏切ってますよね?
なのにその後でもちょくちょく密偵として登場してるんですが……私の勘違いかと思っていたら、やっぱり漫画でも間違いなく裏切ってるし。
時系列が前後しているが故の混乱でしょうか……?
No.2900 (読書)


 今回も
2010年10月17日(Sun) 
漫画二冊に児童文学も入っていたので、五冊早々に読み終わって図書館へ。
今回はダヤンを二冊借りようと心に決めて行ったのに、三巻目が貸し出し中で、泣く泣く剣客商売を二冊借りることに。まあどのみち、剣客商売は読み続けるつもりなんで良いんですが。カーデュラの作者さんの本も、あるだけ読んでみたいなあ。
でもって、子供室をうろうろ見てまわっていたら、以前調べたときにはなかった夢水清志郎のシリーズが全巻揃っていたので、これもまたいずれ借りなければと心にメモメモ。
つうか、最近の子供室はけっこう馬鹿にならないというか、おもしろげなものがあってあなどれません。昔懐かしいものの他にも、ジュニア向けにいろいろ目移りしてしまいます。
香月さんのワルガキシリーズもなあ……挿し絵さえもうちょっとアレなら、借りられるのに……さすがにあの挿し絵は気持ちが萎える……
No.2901 (日常)


 2010年10月18日の読書
2010年10月18日(Mon) 
本日の初読図書:
4101157324辻斬り (新潮文庫―剣客商売)
池波 正太郎
新潮社 2002-09

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二冊目読みました。
鬼平犯科帳に較べると、だいぶ話に連続性があります。あと盗賊と火盗改メという縛りがないので、話の自由度がだいぶ高い感じがしますね。
今回、大治郎の道場には門弟が一人でき、大治郎自身も一日おきに田沼邸へ出張指南に向かうようになって、ようやっとそれなりの剣客『商売』ができはじめたと言うところ。
三冬さんは、多少親のことを見直し始めたのか、おりおり田沼邸に泊まるようになり、小兵衛とおはるの夫婦は、一巻で大治郎が片腕を切り飛ばした伊藤三弥の怨みで隠宅を放火されてしまい、料亭住まいに。
解説によれば、その他の細かいキャラクターものちのち再登場してくるそうで、これは間をおかずに読んでいかないと、話が判らなくなってしまいそうです。
ちなみに伊藤三弥といえば、前巻で父親が逆恨みをして大治郎に刺客を差し向けたりした気がするのですが、今回は「なかなかの者」として描かれていました。……これも多作故のミステイク……?
No.2902 (読書)


 2010年10月19日の読書
2010年10月19日(Tue) 
本日の初読図書:
4101157332陽炎の男 (新潮文庫―剣客商売)
池波 正太郎
新潮社 2002-10

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シリーズ三巻目。
大治郎さんがだいぶさばけてきましたね。芝居気や茶目っ気が出始めてます。
三冬さんは小兵衛さんから大治郎さんに興味が移り始めてきた模様。……っていうか、このあたりは解説で今後を思い切りネタバレされてるんですが(苦笑)
話によって、時系列が多少前後するので、小兵衛さんとおはるさんは、まだ料亭住まいだったり、新しい隠居宅が建っていたり。
あと小兵衛さんはまだ三十年生きることが判明したり。……先に大治郎の方が逝っちゃいかねないな(苦笑)
今後も多く登場するだろう、おもとさんと長次さんの小料理屋「元長」もオープンしましたし、今後が更に楽しみです。
No.2903 (読書)


 辛口注意
2010年10月20日(Wed) 
録画した、野村萬斎の陰陽師を見たのですよ。
もともと、あの作品は文章で読むからこそ良いんだと思って、ドラマも映画も全く見ずに来ていたのですが。
以下壊れてるので、記事を畳みます。
No.2904 (日常)


 2010年10月21日の読書
2010年10月21日(Thr) 
本日の初読図書:
「俺の冒険譚(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n7463k/

女神の手違いから、うっかり勇者と間違って異世界に召喚されたという、少年 社仁(やしろじん)。
お詫びにと無尽蔵の魔力を付加された彼は、拾ってくれた魔女の元で暫し魔術を学んだのち、冒険者となる。やがて、世界には真の勇者が召喚されてきた。あれ? もしかして妹? 間違えたって兄妹で間違えたって事か!?
可愛い妹に危ない真似はさせられないと、仁は一足先に旅立つことにした。ひそかなる後方支援と露払いを兼ねて ――

まあ要するに、現代知識とチートな魔力を武器にした、少年の冒険譚。完結済。
日記形式で書かれているので、物凄いことをやっていても、割とさらりとした描写で流されています。
魔王の正体が意外でした。あと、魔力以外は普通とか言ってる割に、本人のスキルもけっこうレベル高いと思います(笑)
No.2905 (読書)


 早く読み過ぎた
2010年10月21日(Thr) 
図書館で借りてきた本、全部読んだので次を借りに行きたいのですが。
ネットで調べたら、ダヤンの続きが返却されてない〜〜( T _ T )
もう二日待っているのに、今日も返却されていませんでした。こういうときネットで蔵書検索できるのは非常に便利ですね。でも希望が潰れる(しょぼん)
他にも読みたいものはあるので、そっちを先に借りても良いのですけれど、でもダヤンも読みたい。ジタンが格好いいんだ……
とりあえず、手元にある未読本でもう何日か繋いでみます。借りていった人、早く読んで先に進んでくれ〜〜〜

以下はヒトコトお返事
No.2906 (日常)


 更新情報(2010年10月22日)
2010年10月22日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」十七話目をUP。
テキストファイルが 100KB に近くなってきました。そろそろ圧縮ファイルにした方が良いでしょうか……
No.2907 (更新)


 2010年10月22日の読書
2010年10月22日(Fri) 
本日の再読図書:
4061473921そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノ−ト (講談社 青い鳥文庫)
はやみね かおる 村田 四郎
講談社 1994-02-15

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亜衣、真衣、美衣は中学生。親でもときどき見分けがつかなくなるほどの、そっくりな三つ子の姉妹。ところがそんな彼女達をも一目で見分ける、自称「名探偵」夢水清志郎が、隣の家に引っ越してきた。常識ゼロ、年齢不詳、元は大学の教授だったらしいが、詳しいことは不明。なのに自信銀行に自信の定期預金をしているのではないかと言うほどのすごい自信家。
そんな教授と楽しく夏休みを過ごしていたある日のこと、遊園地で誘拐事件が起こった。犯人「伯爵」は「さらに四人を消してみせる」と犯行予告を残す。
清志郎は、「この事件を解けるのは自分しかいない」と豪語してみせるのだが……

夢水清志郎事件ノート1巻目。結局、耐えきれずに図書館行って借りてきました。
十年ぐらい前に図書館で借りて読んだ気がするんですが、当時はまだ読書記録つけてなかったんで、詳細も記憶も不明です。遠方の図書館に、しかも飛び飛びにしか入っていなかったので、適当に二三冊読んだだけだったと思いますが。
それがドラマ化とかあった影響でしょうか。最寄りの図書館で全巻揃っていたので、改めて借りてみました。
やっぱり児童文学だけあって、突っ込み所はちょこちょこありますが、それでも面白いです。なによりキャラが立っているのが魅力的。自分の年齢や生年月日さえ忘れてしまう夢水清志郎は、お約束の生活能力ゼロ探偵。ワトソン役の三姉妹がしっかりしているだけに、グダグダっぷりが目に付きます。
それでも、本当に大切な、決めるところはバチッと決める。そこが良いのです。
三つ子姉妹も、それぞれに特徴があるところが良いですね。

本日の初読図書:
4160091164鬼平犯科帳 (16) (文春時代コミックス)
さいとう たかを 池波 正太郎
文藝春秋情報出版 1996-09

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平蔵さんが料理番から毒を盛られる「白い粉」と、平蔵就任前に盗賊改メ方から姿を消した同心が江戸へ戻ってくる「消えた男」、木村忠吾が災難に遭う「男色一本饂飩」の三本立て。
いつの間にか五百蔵さんが密偵になっていて、いきなりおまささんと祝言挙げてます。あれ〜? 私別に途中読み飛ばしてないよなあ??
五百蔵さんが密偵になった経緯は、正直良く覚えていないので、漫画で読み返せるのを楽しみにしていたのに……

あと私と母は、忠吾はジャニ系だということで合意しているんですが、さいとうさんの絵だとあばた面の、どっちかというとブ男に描かれています。それだけに「男色〜」は正直、絵面的に辛い……(苦笑)
No.2908 (読書)


 2010年10月23日の読書
2010年10月23日(Sat) 
本日の初読図書:
4101157340天魔 (新潮文庫―剣客商売)
池波 正太郎
新潮社 2002-10

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シリーズ四冊目。
ようやく新しい隠居所へ正式にお引っ越ししました。今回も、一話だけで一年掛かるようなお話が混じっていたので、時系列はかなり前後しています。
印象に残ったのは、八百長試合をしたいが構わないだろうかと許可を求めに来た元弟子に、それも剣術による金稼ぎ(商売)だからと、あっさり許可を出す小兵衛さん。
なるほどなあ、「剣客商売」とはこういう意味かと思いました。

なお、今回は三冬さんの活躍が少なかった気がします。数少ない登場シーンでも妙に女性らしく、大治郎さんとの仲が微笑ましく進展しているような感じがちらほらと。
そして大治郎さんは着々と成長しています。今回は、小兵衛さんでも「倒せるかどうか」と言っていた剣客を、見事にうち倒して見せます。
相変わらず無敵っぽい小兵衛さんにも、立ち会いで互角に持ち込んだ剣客が登場。六尺の長太刀で抜刀術をなす平内太兵衛さん。朴訥で剣術界でも名を成そうとしない無欲なこの方には、ぜひとも再登場を願いたいところですが、さて……
No.2909 (読書)


 2010年10月24日の読書
2010年10月24日(Sun) 
本日の初読図書:
「転生の旅(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n9434g/

異世界で行われた、老人と少女の魂を入れ替える儀式。その失敗により、現代の42歳のサラリーマン、山本健介は異世界の少女シーリアの身体へと魂を移し込まれてしまった。しかもそのシーリアの魂は、さらに別の少女へと移動し、老人は死亡してしまう。すなわち三者間での不完全な転生が行われてしまったのだ。
伯爵家令嬢シーリアは、平民の少女フィレイの肉体へ。そしてフィレイの魂は ―― ?
とにかく元の身体に戻るため、健介(inシーリア)は、シーリア(inフィレイ)と共に、魔術を学ぶべく軍属魔術学校へと通うことにする。
それが一万年にも及ぶ壮大な世界の謎を解く、第一歩になるとは思いもせず ――

はい、異世界転生、ついでにTSでチートな物語。完結済です。
読み始めたときには、よもやここまで壮大な物語になるとは思いもしませんでした(苦笑)
同年代の少女が四人も集まって会話しているのに、ほとんどキャラが混乱しないのがお見事かと。
身体の方も、物語のかなり早いうちに少なくとも一方は戻るのですが、その後も更に別の身体に移ったりとかごちゃごちゃするんですけど、それでもそう混乱せずにさらっと読めました。
気になったのは、主役が性別や年齢変わったこと、自分の元の身体がもう死んでいて戻れないだろう事に、あまりショックを受けていないこと。魔物や人間の命を奪うことにも、ほとんど抵抗を感じていないことでしょうか。
そのあたりはもうちょっと掘り下げて欲しかったなあと思いました。
ともあれ、貴重な完結作、美味しかったです。ごちそうさま(−人−)
No.2910 (読書)


 2010年10月25日の読書
2010年10月25日(Mon) 
本日の初読図書:
4101157359剣客商売〈5〉白い鬼 (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 2002-11

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シリーズ第五段。
今回は大治郎自覚編、これにつきるでしょう(笑)
三冬さんに持ち上がった、再度の縁談。自分より強い相手でなければ嫁がないと主張する三冬さんは、「勝ちます」と自信満々。大治郎も思わず「大丈夫」と言ってしまうが、しかし相手の剣客は、大治郎が知る限り三冬の手に負える相手ではなく。苦悩の内に自分の気持ちを自覚する大治郎さんですが、為すすべがあるはずもなく、ただオロオロとしているだけなのが、微笑ましいやら情けないやら。小兵衛さんにからかわれております(苦笑)
他にも小兵衛さんが落ちぶれ果てたかつての試合相手を見て、落ち込みまくっておはるさんに甘えるさまが可愛かったりvv
それにしても、剣客商売は容赦なく手が飛ぶ足が飛ぶ(^ー^;;)
五巻になって、そろそろ話同士の繋がりが少なくなって、読み切りが増えてきたように思います。
注目すべきはやはり、三冬さんと大治郎さんの今後ですかねvv

本日の再読図書:
4061484052亡霊は夜歩く 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫―名探偵夢水清志郎事件ノート)
はやみね かおる 村田 四郎
講談社 1994-12-15

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三姉妹の通う学校で、もうすぐ学園祭が行われる。
準備に追われるにぎわう学園だったが、そんな中に異変が生じる。何年も前に壊れて鳴らなかった時計台が、突如音を響かせたのだ。
その時計台には、不吉な伝説があった。「時計塔の鐘が鳴ると、人が死ぬ」と。他にも「夕暮れ時の大イチョウは人を食う」、「校庭の魔法円に人が降る」、「幽霊坂に霧がかかると、亡霊がよみがえる」など、四つの伝説が語り継がれている。
次々に実現されてゆく伝説。跳梁する亡霊。続く事件に、ついに名探偵 夢水清志郎が腰を上げる ――

シリーズ二作目。
もはや以前に読んだか読んでないかよく判らなかったので、再読のカテゴリに入れておきます。
内容は……うーん、正直ちょっと突っ込みどころが多かったかな? 犯人は割と早いうちに読めてたというか、他に考えられなかったというか。
今回はヒロイン亜衣のクラスメイト、リョーチが登場。微妙に亜衣とフラグが立ってます。彼は果たして今後も登場するのかどうか……個人的には清志郎との年の差カップルに萌えるんですが……
No.2911 (読書)


 2010年10月26日の読書
2010年10月26日(Tue) 
本日の初読図書:
4796676848もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ (宝島社文庫)
高橋 由太
宝島社 2010-05-11

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江戸は本所深川の献残屋で働く手代の周吉は、オサキ狐に取り憑かれた狐持ち。食いしん坊のオサキにいつもねだられては、油揚げや団子を食べさせている。
ある日、深川一帯に辻斬りが現れた。夜回りをしていた周吉は、その辻斬りと思いきや十数人からなる浪人に襲われるが、オサキの不思議な力と、通りかかった知人の剣客の助力で事なきを得る。それからも町の子供がいなくなる「鬼隠し」の噂が広まったり、お得意さまが殺されてお稲荷様に吊されていたり、店のお嬢さまがいなくなったりと、不可思議な事件が続く。
周吉はオサキと共に事件を解決するべく、夜の町へと出ていくのだが ――

Amazon でお勧めされたので、買ってしまいました。あやかしと人間のコンビもの。
なんというか、良くも悪くもマンガをそのまま小説にしたような話でした。キャラの立った魅力的な人物が何名も出てくるし、オサキと周吉のやりとりはまるで夫婦漫才のよう。狐と聞くと、つい手を出してしまう人間としては、なかなか楽しく読めました。
難を言えば、長さの割に、ちょっと内容が少ないかなあ、と。かなりライトです。そしてその割にザクザク人が死にます(苦笑)
キャラクターもまずは顔出しという感じで、続きに期待と言うところでしょうか。既に二巻目も出ているようですが、さて買おうかどうしようか……
No.2912 (読書)


 2010年10月27日の読書
2010年10月27日(Wed) 
本日の初読図書:
4584365040くらがり同心裁許帳 (ベスト時代文庫)
井川 香四郎
ベストセラーズ 2004-04

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将軍は吉宗、南町奉行所には大岡越前がおわす時代。同心の一人に角野忠兵衛という男がいた。永尋書留役という、解決がつかなかった古い事件の資料をとりまとめる役についている、窓際同心である。
ある日のこと、一年前に溺死した飾り職人の母が、奉行所に捜査を哀訴してきた。事故としか思えないそれに辟易とした同心与力達は、始末を角野へと押しつける。仕方なく角野は捜査を開始するのだが……

短編集、全四話。
お江戸版「おみやさん」みたいなものかなあと思って読み始めてみたのですが、古い事件を扱っていたのは一話目だけで、後は現在進行形の事件でした。二話目などは、ちょっと必殺仕事人みたいな風味もあったりして。
昼行灯と呼ばれたりする、ちょっとヘタレな同心さん、しかしけっこう剣の腕も立ったりして、竹光で人を斬っちゃたりする凄腕で。肝も据わっているし、実はすごい表面ヘタレキャラスキーには、なかなか美味しいお方でした。
続きもずいぶん出ているようなのですが、図書館には一冊しかなくて残念。
No.2913 (読書)


 2010年10月28日の読書
2010年10月28日(Thr) 
本日の初読図書:
4101156565剣客商売〈6〉新妻 (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 1990-09

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シリーズ第六弾。
タイトルからも期待できるとおり、ついに、ついに朴念仁カップルが祝言を挙げました。
しかし自分達では求婚も返事もできず、父親同士にまとめられてしまう、ある意味とっても正しい江戸時代の武家社会(苦笑)
三冬さんが男装を止めてしまったのは惜しいところですが、ともあれ目出度いことです。
料理が全くできない三冬さんを、あっさり受け入れていっしょに厨房に立つ大治郎さんが羨ましく。くそう、料理なんて……料理なんて……

あと大きな動きとしては、小兵衛さんが人助けのお礼として、遺産を貰いました。別宅一軒と千五百両。一両10万円換算としていちおくごせんまんですか……武家の賄賂とか、大店に入る盗賊の被害とか読んでると感覚が麻痺しますが、普通なら一生遊んで暮らせませんか、その金額……(遠い目)

「竜殺しの勇者(オンライン小説)」
 http://saruland.sakura.ne.jp/ds/dstop.htm

百年の間、人々を脅かした凶竜が死んだ。
その首は切り落とされていたのにも関わらず、誰もが「殺された」とは言わなかった。凶竜を殺せる者などいない、誰もがそう信じて疑わずにいたからだ。
それでも凶竜は死んだ。
そして殺した青年は……空腹に倒れていた。

竜殺しの勇者の真実という感じの中編。
剣に愛された者という設定が面白かったです。
No.2914 (読書)


 更新情報(2010年10月29日)
2010年10月29日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」十八話目をUP。
No.2915 (更新)


 2010年10月29日の読書
2010年10月29日(Fri) 
本日の初読図書:
「化けモノ城と死なない領主(オンライン小説)」〜極々たまに
 http://karakurimusume.web.fc2.com/

ヴァイス領の領主館、通称化けモノ城の城主は、不老不死だという噂がある。
城には魔物がはびこり、近づくものを取って食うという。
これは、食うに困ったあげく、拾った求人広告を頼りに城へと奉公に来た少女の、波乱に満ちた生活のお話。

タイトルあれですが、非常にほのぼのとした愛らしいお話です。
っつうか、城主様影薄っ(苦笑)
主役の少女ラシュは非常に背が高く凛々しいので、普段から男装して執事見習いをこなしていて、部外者は誰も男だと信じて疑いません。
化けモノ城の中で唯一の普通の人間だと主張しながら、召使いとしても執事としても剣客としてもかなりスペック高いです。おまけに魔力だけは妙に高くて、時おり魔導師などからつまみ食いされることも。
基本連作で、いつ終わっても大丈夫な感じです。まだ続くのかなあ?
個人的に、前作でのゲストヒロインがちょっと気の毒だったので、フォロー話があると嬉しいなと思います。
No.2916 (読書)


 2010年10月31日の読書
2010年10月31日(Sun) 
本日の初読図書:
4101157375剣客商売〈7〉隠れ蓑 (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 2002-12

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シリーズ七冊目。
大治郎さんの道場に門弟が一人増えました。目出度い!
「徳どん、逃げろ」では下っ引きの徳次郎がひょんなことから盗人に仲間だと思われてしまい、盗めに誘われる下りが鬼平犯科帳を思わせます。最後まで相手が徳次郎さんを仲間だと信じたままで終わるのも、池波さん一流の話運び。面白かったです。
「大江戸ゆばり組」は、前に半七かなにかでそのネタを読んだことがあったので、タイトルを見ただけでオチが判ってしまいました(苦笑) 創作じゃなくて、本当にあった事件なんだなあとしみじみ。

「精霊に選ばれし勇者(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n2083j/

昼休み、いつものように友人とじゃれていた高校生 海棠龍輝は、突き飛ばされたはずみに車道へと飛び出し、車にはねられてしまう。死ぬ予定ではなかったのに死んでしまった彼は、天国にも地獄にも行き場がなく、さりとて生き返ることもできなかったため、神により異世界に飛ばされることとなった。
とりあえず強力な剣技と魔剣を授けられた彼は冒険者となり、魔法を得るために様々な属性の精霊に会いに行くことにするのだが ――

異世界召喚ファンタジー、完結済。
……かなりさくさくと話が進みます。特に後半は怒濤のように(苦笑)
あ、そういえば地属性の魔法手に入れてない……
No.2917 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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