2010年06月01日の読書
2010年06月01日(Tue)
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本日の初読図書: 右手で直接人に触れると、相手の考えていることが見えてしまう。そんな能力を持つ江藤美月は、おかげで様々な事件に巻き込まれてしまう。 人が隠そうとする、心の歪みを目にしてゆく。そんな彼女に救いの日はくるのか。
作者買いしてしまう山内さんの作品。今回はまた救いのない終わりが多いシリーズで……(汗) 二巻目も買ってるんで、そちらがもう少し温かいお話な事を祈りたいです。
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No.2733
(読書)
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久しぶりの別管理サイト更新。 ……ほんとーに久しぶりに、期日通りに更新かけました(平身低頭) いやまあうん、なんだ。本来これが当たり前なんですが。ははは。 さらに久しぶりに掲示板CGIをいじったりして、どこをどう変更するべきなのかとかすっかり忘れてて首を傾げたりとか。スタイルシートも夏仕様に変えようとして、やっぱりどこを書き替えるべきか判らなくなってたりとか。 ううむ、やはりさぼるのは良くない(苦笑)
ああ、左手は相変わらず小指と薬指が痺れてます。キーボード打ちにくいし、なんか気持ち悪い。布団から起き上がるとき、うっかり肘付いたら指先までジンとくるし。湿布とかした方が良いんでしょうか??
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No.2734
(日常)
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2010年06月02日の読書
2010年06月02日(Wed)
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本日の初読図書: その年、十六歳のジョン・ワトソンは、ロンドンにあるプロンプトン寄宿校に入学することとなった。 寮の隣の机はひどく乱雑で、化学薬品やバーナー、新聞の切り抜きや顕微鏡、変装道具に楽譜に本などが山積みになっている。 その机の持ち主こそ、のちに彼の無二の親友となる、偉大なる私立探偵。その若かりし少年時代の姿であった ――
と言うわけで、緋色の研究をまるっと無視した、少年時代にホームズとワトソンは出会っていたという映画のノベライズです。老後も無視して、ホームズは最後までベイカー街にいるっぽいし、ほぼイメージ先行の作品ですね。もとは映画ですし、映像的な見せ場が多かったです。オリキャラとホームズとの儚く消え去った初恋とか、ファンには許せてもシャーロキアンには許せんのじゃなかろうか……(ちなみに私はファンの方です) 人力式飛行機械とか出てくるのを見ると、なんか某犬のアニメを思い出したりします(笑) ホームズの家庭環境とか、探偵になった動機とかも出てくるので、そういうのを許せる方には楽しめるんじゃないかと。 ……ただエジプトの描写が長かった……途中、ホームズ物読んでるのを忘れるぐらいに長かったです(苦笑)
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No.2735
(読書)
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2010年06月03日の読書
2010年06月03日(Thr)
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本日の初読図書: 「異世界召喚/壱(オンライン小説)」 http://uzu-rugawa.seesaa.net/
気が付いたら、異世界の最強の剣士と魂が入れ替わっていて、本来なら勇者の従者になるところを、そんなこと知るかーーーっとばかりにうっちゃらかして、いつのまにか国一個作っちゃう青年のお話。 ……軽い日記形式の文体で進んでいたら、終わりがけっこうバッドでびっくりしました。ハーレム系なのに、主役の色々認識不足ですれ違いまくって人死にでまくり。大陸滅びる寸前まで行ってるし(汗) 途中で分岐した別バージョンでは、それなりにめでたい終わり方でちょっと安心。
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No.2736
(読書)
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ようやっと借りていた本を読み終わったので、御書物同心の続きを借りに図書館へ……行ったらば、臨時休館でした_| ̄|○ いつもは月曜日と月末日なのに、なんでいきなり木曜日…… しかも今月の後半から来月の前半にかけて、蔵書整理で長期休暇入るらしいです。がびーん。 たくさん借りためようにも、そろそろ読みたい本なくなってきたしなあ……
一日左肘に湿布を貼ってみるも、痺れは相変わらず。 親からは病院行けと言われてますが、大したことないですとか言われるのも辛いしなあ。
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No.2737
(日常)
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2010年06月04日の読書
2010年06月04日(Fri)
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本日の初読図書: 小田原は入田村在住の豪農のせがれ夢介は、道楽の修行を積むために、千両の大金を持って江戸へと出てきた。 図体は大きいし、力も強いが、根はとんとお人好しの夢介。途中知り合った道中師のお銀に惚れ込まれ、共に江戸へ入ったは良いものの、次々降りかかる女難剣難。それらを人柄と腕っ節でさばいてゆくが ――
桃太郎侍や遠山の金さんなどを書いたという、山手樹一郎の作品。 あらすじに「明朗朴訥なスーパーマンの善意あふれる行動を描き」とあったのが、主役最強スキーの琴線に触れて借りてみました。 ……が、うーん(苦笑) 単にあちこちから金をだまし取られてるだけなんじゃないかこれ? と思わなくもなく。 上巻の段階で「自分で稼いだ金でもないのに、親の金をポンポン使っていい気になって」的なことをチクリと言われていたので、下巻でそれが解決されると良いのですけれど。 すっかり夢介に惚れ込んで、目指せ堅気の可愛いお嫁さん、なお銀さんとの仲も、親戚から反対されたところで上巻終了。続きがどうなるか気になります。
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No.2738
(読書)
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涙香版「白髪鬼」
2010年06月05日(Sat)
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ネットをうろうろしていたら、こんなものを発見しました。
■トシのベランダ晴耕雨読 http://www.tosi-w.com/index.php?
黒岩涙香の「野の花」、「白髪鬼」、「鉄仮面」を口語訳しているサイトさんです。 しかも「白髪鬼」と「鉄仮面」は既に 完 結 済 。スゲエ! ありがたい! 白髪鬼なんてもはや国会図書館でも行かないと読めないようなレアもんですよ!? 今まで見つけたネット上での古本なんて、軒並み万(あるいは十万)単位ついてた手の届かない作品ですぜ!? ……ただなあ……私は涙香さんの、あのいわゆる「読みにくい」文体が好きなんですよねえ……(苦笑)
でもまあ、ありがたいッス。さっそくダウンロードしてテキスト化しまッス! ふふふふふ、念願の涙香版白髪鬼〜♪
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No.2739
(読書)
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2010年06月06日の読書
2010年06月06日(Sun)
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本日の初読図書: 「白髪鬼(トシのベランダ晴耕雨読)」黒岩涙香、トシ訳 http://www.tosi-w.com/index.php?
ナポリ在住の伯爵ロウマナイ家の当主ハピョは、美しい妻ナイナと誠実な親友ギドウ、愛しい娘 星子に囲まれ幸せな日々を過ごしていた。が、ある日のこと、突然の伝染病で命を落としてしまう。 しかし神は彼を見捨てていなかった。再び目覚めたとき、彼は自家の納骨堂におさめられた棺の中に横たわっていたのだ。どうにか棺から出て、閉ざされた暗い納骨堂の中をはいずり回る内に、彼は海賊カルメロネリが隠した財宝を発見する。 そしてどうにか納骨堂から脱出し、自らの生存を告げるべく屋敷へと舞い戻った彼が目にしたのは、妻と親友が自身の生前から己を裏切り、不倫の関係を築いていたという事実だった。己の死後二日と立たない内に、笑いさざめき喜び合う二人に復讐を誓ったハピョは、カルメロネリの財宝を元手に復讐計画を練り上げる ――
一夜の苦しみで、一気に三十も年をとったようになり、すべての毛髪が白髪化した青年の復讐譚。 口語訳されたもののため、人名地名がすべてカタカナ表記になっていたのが残念至極です。せっかくだから、DLしたテキストに検索置換かけて、主要人物名はウィキで調べた涙香版漢字表記に書き替えて読みました(ハピョ→波漂、ギドウ→魏堂てな具合に)。 内容的には原作「ヴェンデッタ ― 復讐」とほぼ同じ道筋を辿りつつも、感情面の描写や、裏切られっぷりの酷さがいや増していて面白かったです。 主役の一人称で書かれているので、厳窟王に比べるとちょっと主役感情的すぎやろとか、病死したこと自体は本人の責任なんだよなあ(苦笑)とか思わなくもないですが、まあそこはそれ。楽しく読ませていただきました。 ……あとはやはり、ぜひ涙香の名文調で読みたいなあ……もしも原作が入手できたなら、きっとフリーテキスト化してネットにUPしてやるのに〜〜
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No.2740
(読書)
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うちの子が増えました
2010年06月06日(Sun)
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一匹飛び出し、一匹落ち、今やドジョウ一匹とエビ四匹と寂しくなっていた水槽に、一気に仲間が増えました。 釣り道具屋より、ドジョウ四匹です(キラーン)
……地味だ。 エビとドジョウ、そして希望するなら銀ブナが欲しいとか、なんて地味かつマニアックな水槽なんだ(笑) 今は怯えているのか、ほとんどの子がフィルターの下に隠れてますが、慣れたら前に出てきて餌を食べつつエラから砂吐いたり、砂に潜って頭だけ出したりしてくれることでしょう。楽しみ楽しみvv
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No.2741
(日常)
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2010年06月07日の読書
2010年06月07日(Mon)
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本日の初読図書: 知らないうちに2巻が出て、知らないうちに売り切れていたので、なかなか入手できなかった作品。再版かかってたので、大喜びでポチッとしました。 あいかわらずお梛さん、すがすがしいまでに普通に房中術使ってます(笑) 情人の京弥もそのへん全然こだわりないようで、そのくせ京弥は惚れた相手一筋なんですよねえ(にまにま) そう考えると、なんか男女逆っぽくて微笑ましいです。
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No.2742
(読書)
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別の用事で医者に行ったついでに、小指と薬指が痺れていることを聞いてみたら、尺骨神経が圧迫されているのが原因だと言われました。 安静にしていれば、大体一ヶ月ぐらいで普通に戻ると言われたので、ホッと一安心。 ついでにちょっと調べてみました。
■尺骨神経麻痺 http://health.goo.ne.jp/medical/search/10880800.html
……うーわー、すげー心当たりありまくる(汗)<長時間の肘の屈曲 とりあえず原因と対処が確定したので、後はできるだけ肘をつかないよう心掛けることですな。あと神経の問題なので、湿布は効かないとのこと(笑) でもなあ、私の姿勢でパソコンやってると、キータッチ時から机に肘が接触してるんだよなあ……マウス使用時には、無意識に立て肘してるし。手首にあてるクッションでも買ってこようかしら……
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No.2743
(日常)
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2010年06月08日の読書
2010年06月08日(Tue)
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本日の初読図書: 前後編が一本と、シリーズ外の読切一本。 ……どっちもやはり、山内さん一流のサイコサスペンスっつーか、ほとんどホラーっつうか(汗) どうも掲載誌がなくなって、シリーズの続きは宙に浮いてしまったそうです。まだまだ謎伏線が残っているので、どこかに拾われて欲しいと切に願います。
夫婦約束をして同居していたお銀とも、ついに本当の夫婦となった夢介さん。お銀は嫉妬深いし、夢介さんはぼっとしてるしで相変わらずです。 三分の二ぐらいで本編は終了して、続きは続編「夢介めおと旅」となっていました。こちらでは、お銀をつれて小田原に帰った夢介が、「千両使うはずだったのに、三百両使い残してくるとは何事だ」と親父さんに叱責され、残りの金を使い切るべく、お銀と諸国巡礼の旅に出るという筋書き。しかし相変わらず、その旅は平穏に行かないようで……
正直、本編も続編も、ちょっと尻切れトンボ的なところがあります。 上巻で気になっていた、親の金云々については、下巻の頭で夢介さんが担ぎ売りして働く場面があるので、よしよしと思っていたんですが。でもやっぱり全体通しては、ひたすら騒動に巻き込まれては金で片を付けてるんだよなあ……ううん……
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No.2744
(読書)
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ドラマJIN 続編
2010年06月08日(Tue)
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公式発表で、続きはやらないとか言っていたドラマJINですが、続きが決定したそうです。
■「JIN―仁―」続編で完結!来春放送へ http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/06/08/04.html
その節は、ヒトコトから情報ありがとうございました〜<と、遠くへ向かって叫んでみる 実は買い込んだ原作、二冊ほどまだ読まずに積んであるんですが、どこらへんまで話が進んでるんでしょう(苦笑) 今度こそ、すっきりオチがついてくれると良いのですけれど……
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No.2745
(映像)
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2010年06月09日の読書
2010年06月09日(Wed)
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本日の初読図書: 将軍家の蔵書を扱う紅葉山御文庫のシリーズ二冊目。 相変わらず、事件ともなんともつかない、ちょっとした出来事を綴ったのんびりとした短編集です。 今回は大仕事の後の人事異動があり、新キャラが二三登場しています。 一巻からのお仲間角一郎さんはまた変わりませず、何かしでかしてくれそうで、気を揉ませてくれます。
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No.2746
(読書)
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取り急ぎヒトコトお返事です
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No.2747
(日常)
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2010年06月10日の読書
2010年06月10日(Thr)
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本日の初読図書: 1巻で小学生だった龍神くん達も、ついに高校生。 今回は高校入学前の、春休み時点のお話でした。塔での一人(?)暮らしも三年以上。色々失敗したりもしつつ、自分のペースを見つけて、日々暮らしているその姿は尊敬の一言です。 つうか、ほぼ一軒家で掃除洗濯炊事に勉強して、本読んで絵を描いて家庭菜園まで作ってる龍神くん、どうやって時間のやりくりやってんだ……(汗) そして、今回は塔の魔法陣からとんでもないお客さんがやってくるのですが、その魔女っ子さんを前にしても、なんだかんだで自分のペースを崩さずに、日常に足つけていられる龍神くん素敵ですvv
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No.2748
(読書)
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判る方には、昨日のコメント返しでお判りでしょうが。 はい。涙香の「白髮鬼」です。
……えへ?
古い文庫本一冊にかけるにはちょっとお高い金額でしたが、まあちょっと早めの自分への誕生プレゼントって事で、ね。 ふふふふふ……二年越しで欲しかった作品ですよ……うふふふふ…… 思っていたより状態は良かったですが、文庫本のくせに一ページ目から手で押さえなくてもページが開いててくれるあたり、危険な香りがちらりほらり。まあ、テキスト入力する分には、文鎮いらずで便利かもしれませんが。 ええ、フリーテキスト化、挑戦しますよ! 全百七話とかいう恐ろしい長さですけど! 旧字旧仮名総ルビという恐ろしいハードルがありますけど!(さすがにルビはある程度省略する方向で)
つうか、試しにちょっと打ち込んでみたんですが、四時間ぐらいかけてようやく一話(七ページ)とか、どんだけかかるんだこれ(汗)
あとフリーテキスト化といえば、とりあえずお一方ほど需要があるのが確認されてるんですが、どういう形式でUPするのが良いでしょうかね……一番楽なのは青空形式テキストを、一話ごとにこのブログに貼りつけー、なんですが、さすがにそれは読みずらそうだし。 かと言って、HTML化してサイトにUPしていくのは手間がかかりそうだし、一話ずつだと細かすぎる気がするし……全部入力終わるまで待ってたら、それこそ何年後になるか分からないし……ふみゅう。 まあどっちみち、しばらく打ちためて、ある程度でも目処が立ってからの話になりますけどね。
……これを機に、ちょっとでもパソコン入力=小説書きのリハビリになってくれたらなあとか、そんなことも考えていたり。
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No.2749
(日常)
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テキスト入力二日目。無理ないペースでやっていこうと、ほどほどのところで切り上げましたが、やっぱりそれなりの時間を食ってます。 だいたい、漢字とか送り仮名が統一されてないのが困りものなんですよ。 「これ」だけで「是」、「是れ」、「之」、「これ」の四パターンあるとか、注意力いりすぎだろう!? 「言う」も「言ふ」、「云ふ」、「言(送り仮名なし)」、「云(送り仮名なし)」だったりさ…… ルビも省略しようにも、「中」ひとつとっても「なか」、だったり「うち」だったりして、どこまで採用したものか(−_−;)
―― そして、ATOKが妙な学習をしてくれて、現在、普通の現代文打つのが一手間だったり(苦笑)
あと、どうやってこれを発表するかなあと、HTMLのレイアウトを考えたり、実際にちょっと作ってみたりとかしてます。 HTMLをいじるのも久しぶりで、ほんとにリハビリだなあと。そもそも小説ページの作成自体、過去に作ったファイルをコピーして、本文部分に改行とルビタグつけて流し込み、リンク先を調整、ぐらいでしたからねえ。 テーブルタグ作ったり、注意書きの内容考えたり、なかなか楽しいです。
……って、問題の中身を早いところ用意しなければ(苦笑)
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No.2750
(日常)
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2010年06月13日の読書
2010年06月13日(Sun)
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本日の初読図書: シリーズ三作目。 ……相変わらずオチてない話がちらりほらり(苦笑) 表題になっている「虫姫」は、虫が好きな女の子が出てくるんですけど、その子の家で喧嘩沙汰があるわけですよ。「目潰しです」と言って渡された竹筒を投げると、中から蜘蛛の子がうぞうぞうぞーっと……って、ひーーーーっっっ(汗) 絶対食らいたくない攻撃です(涙) なんとなくフラグが立っていた古本屋さんの娘との関係も、どうやら物にはならないようで、ほんとに色気のないお話でございます。
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No.2751
(読書)
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一番大きいエビが脱皮しました。ヒゲの先まで綺麗にピンと抜けて。 ちなみにカラの主は、画像左下に顔を出してます。 この種のエビは環境が変わると脱皮するのか、水槽の水換えをするとしばしば脱皮します。この前ドジョウを追加したときも一匹やってました。 ……環境が変わった直後って、かえって危険だから身体柔らかくなるようなことはしない方が良さそうだと思うんですけどねえ。
あと、これもときどき見られる、水草に引っかかってるドジョウの図。 うちの子が特に好きなポーズなのかと思っていたら、新参者たちも良くやっているようで。時には二三匹並んで引っかかっていることも(笑) なかなか微笑ましい図です。
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No.2752
(日常)
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2010年06月16日の読書
2010年06月16日(Wed)
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本日の初読図書: 小学五年生の及川衛は、その日誕生日のプレゼント代として渡された二万八千円を握りしめ、電気屋へと向かっていた。目指すは発売されたばかりのゲーム機とソフト。 けれど信号待ちをしていたその時、彼の耳にふと聞こえてきた小さなため息が、その足を止めることとなる。 ため息を放ったのは、なんと骨董品屋の店頭に陳列されていた、古い安楽椅子だった。 有り金はたいて購入したしゃべる安楽椅子アーチーと衛少年の、それはちょっと不思議な謎解き物語。
安楽椅子(アームチェアー)と揺り椅子は違うと、この話で初めて知りました(苦笑) ともあれ、何故か言葉を話すうえ、シャーロック・ホームズばりの推理力まで持ち合わせている安楽椅子探偵(文字通り)と、小学生との交流話はなかなか面白かったです。短編四話が収録されていて、最終話「緑のひじ掛け椅子の謎」では、アーチーがなぜ意識を持つに到ったかの謎が描かれています。 最終話以外は、殺人事件などの深刻な謎はなく、日常のちょっとした……というには、少し根が深いものもありますが……そんなものが取り扱われていました。 どっちかというと児童文学に近いかな? 続編もあるようなので借りてこなければvv
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No.2753
(読書)
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2010年06月17日の読書
2010年06月17日(Thr)
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本日の初読図書: 元旦、おけら祭りに湧く八坂神社で、着物姿の若い娘が殺された。胸に破魔矢を突き立てられ、その袂には百人一首の取り札「やくやもしほのみもこかれつつ」が入っていた。 いかにも日本的なものを感じさせる事件に、たまたま通り合わせたアメリカ人キャサリンは深い興味を覚える。 だがその殺人は、一連の恐ろしい連続殺人の始まりに過ぎなかった。
元アメリカ副大統領の娘キャサリンをホームズ役に、日本の大臣の甥にして大学助教授 浜口一郎をワトスン役に据えたミステリ小説。シリーズ二巻目。 図書館で検索かけたんですが、一巻目はありませんでした。残念。 まあ、どの巻から読んでも差し障りはなさそうなシリーズですが。実際、学生時代に何冊か読んだ記憶ありますし。 ドラマではキャサリンが日本人 希麻倫子(きあさりんこ)になってたりするそうですが、私は見たことありません。さすがにその改変はちょっとなあと思うのですよ……
やはりキャサリンシリーズの何作目か。 キャサリンの知人のお金持ちな未亡人が、三人の養女と一人の実子かもしれない男性と、お手伝いさんやら弁護士やらを巻き込んでの相続争い。 意外な犯人という点では、この上なく意外でした。さすがミステリの女王。 いつの間にかキャサリンと浜口さんとの仲が進展していて、呼び名が「キャシィ」になっていたり、結婚資金がどうのとか話しているのが、ああシリーズものだなあと思ったり。
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No.2754
(読書)
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更新情報(2010年06月18日)
2010年06月18日(Fri)
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閲覧室の「その他書架」で、著作権切れフリーテキストのUPを始めました。 黒岩涙香の「白髪鬼(白髮鬼)」です。一応、HTMLとTXTの両方を用意してみました。 目指すは週一更新ですが、先は長く、旧字旧仮名総ルビのハードルもあり、はたして最後まで到達できるかどうかは、遠くはるか闇の彼方ですが。 ただこの名作を、一人でも多くの方に楽しんでいただければと、それだけの思いで発進してみました。興味がおありの方は、のぞいてやっていただければ幸いです。
……さーて、あとには退けなくなったぞ……せめて読んでるぞコメントとかいただけると、さらに励みになるとか思ったり……
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No.2755
(更新)
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2010年06月18日の読書
2010年06月18日(Fri)
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本日の初読図書: 幼い頃から、人間に取り憑いた死の影が見える青年、弦屋俊一郎は、拝み屋の祖母の元で修行を積みながら高校を卒業した。そしてその能力を生かす職に就こうとした結果、探偵事務所を開くこととなる。 第一の依頼者は、死神に憑かれていると主張する女性だった。幼い頃から周囲にいくつもの死を見てきた彼女、紗綾香はつい先日、婚約者を亡くしたばかりだった。 彼女自身に死相を見ることのできなかった俊一郎は、一旦紗綾香を追い返したが、彼女は程なくして事務所を再訪することとなる。何故なら婚約者の家で次々と怪異が起こり始めていたからだった。そして俊一郎は、彼女に不気味な死の影を見る。 紗綾香と共に婚約者の家 ―― 入谷家に向かった俊一郎は、家族すべてに同じ死相を見出した。それが入谷家連続怪死事件の始まりだったのだ。
……オカルトとミステリが融合した、不気味な話でした。 なにが不気味って、死相の表現が不気味です。色々なパターンが出てくるんですが、今回のメインは、人の身体にたかるミミズのような代物。それが夜中に這いずり出てきて塊になり、廊下を蠢いているシーンなど、もののけ姫に出てくる祟り神のような気持ち悪さが(汗) 主役が人間嫌いかつワトソン役がいないせいか、警察や関係者との人間関係が今ひとつ希薄な感じです。死者が出ても、あんまり感情移入できない感じがするのはそのせいですかね…… でも犯人側には複雑な人間心理があり、犯人自身も意外な人物。 ……読後感はけして良くないパターンですね……最後に出てきた猫の「僕」がかろうじて救いになっているというか。 気の強い祖母ちゃんの存在が、一抹の清涼剤かも。
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No.2756
(読書)
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今日は三匹生ってました。 一番大きい子が真ん中にいますが、これだけ大きい子でも引っかかってられるんだからたいしたものです。 ……いやまあ、実は百均のプラスチック製水草なんで、強度はけっこうあると思うんですが(苦笑)
図書館がもうすぐ二週間の長期休暇に入るので、借り溜めておこうと行ったのが一昨日のこと。 ところが借りてきた五冊中三冊を既に読んでしまったので、これはまずいともう一度行ってきました。一冊はまだ母が読んでいるので、二冊を入れ替え。うち一冊は柴練の全集で文庫三冊分ぐらいの内容があるので(面白ければ)、まあ保つんじゃないかと。 ……ただ暗い話だと聞いたからなあ……趣味に合うと良いんですけど。
以下はヒトコトお返事
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No.2757
(日常)
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2010年06月19日の読書
2010年06月19日(Sat)
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キャサリンシリーズ何作目か。 今度は誘拐事件です。 ワトソン役 浜口助教授の教え子が誘拐され、身代金を払ったのにも関わらず、解放されない。それを知ったキャサリンは、彼女を莫大な遺産の相続人に仕立て上げることで、再度犯人からの接触を待つのですが、その後犯人とのやりとりは二転三転し、気がつけば次々と犯人一味が死亡していくという、普通とは被害者と加害者が入れ替わったかのような話し運びがなかなか面白いです。 ……しかし二転三転のしすぎというか……実際読むのにかかった時間はさほどでもないと思うのですが、なんか読んでも読んでも終わらないという印象が強かったです。 つ、疲れた……
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No.2759
(読書)
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増えたドジョウ五匹のうち、最初からいた一匹が、朝になったら水槽の底に横向きに沈んでおりました。まだ息はありましたけど、既にエビがたかり始めているあたり、生きものの世界って無情だなあとしみじみ。 いえね、前からそろそろやばいなあとは思い始めてたんですよ。頭の大きさの割に身体が痩せてきてたのは、前に死んじゃった子もそうでしたし。そもそももらってきたのが四年前だから、最低でも四年、下手すると五年以上生きてるわけですし。まあ寿命かなあと思ってみたり。 午後には完全に動かなくなったので、水槽から出しました(合掌) 他の子達が長生きしてくれることを祈りたいです。
ヒトコトお返事
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No.2760
(日常)
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借りてきた本を読んでしまい、またも五冊中三冊を消化してしまったので、長期休館前の図書館へ。明日からがお休みなので、本当にこれが最後です。 今は読み始めた柴練の全集がなかなか進まないので、今度こそ当分保つかなあと思ってますが。
白髪鬼の入力は今のところ順調です。このペースなら思ったよりいいスピードで入力できそうなんですが……たぶん途中で何度か飽きが入るものと(苦笑)
午後から録画しておいた二夜連続放送「鬼平犯科帳」の一夜目を鑑賞。 小房の粂八やら彦十やら五百蔵やらおまさやら伊三次やらの密偵達に、鶴やに五鉄に忘れちゃいけない兎忠と、お約束がわらわら出てきて、原作好きにはなかなか面白かったです。話の中で半年、三年、一年と平気で時間が経つのも原作っぽいですし。 個人的に粂八が蟹江敬三だったのが嬉しかったです。好み好み。 そしてゲスト密偵 高萩の捨五郎が早いうちからフラグ立ってて、いつ折れるかと始終ハラハラのしどおしでした。気の毒と思いつつ、ついに折れたときは逆にほっとしたり……(苦笑)
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No.2762
(日常)
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2010年06月21日の読書
2010年06月21日(Mon)
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本日の初読図書: 今回は殺人事件と、富豪の跡取りを決める観察会。 殺人事件はちょっと無理ないか(苦笑)って感じでした。 観察会の方は、ちょっと叙述トリックっぽくて面白かったです。
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No.2763
(読書)
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2010年06月22日の読書
2010年06月22日(Tue)
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本日の初読図書: 人工子宮AUの使用が一般化された未来、あえて生身の肉体で妊娠出産をしようという女性達が暮らす、東京都第七特別区、通称バルーン・タウン。 そこはあらゆる犯罪と無縁なのどかな別天地のはずが……ある日のこと、区外で起きた殺人事件の犯人が、タウンへ逃げ込むのが目撃された。その犯人は、明らかに妊娠中の女性だということで、都警の刑事である江田茉莉奈は捜査のため、バルーン・タウンに足を踏み入れることとなった。 どこを見わたしても妊婦妊婦妊婦。妊娠出産という言葉がはしたないものと言われるようになりつつある時代、彼女はカルチャーショックに見舞われながら捜査を続けるのだが ――
安楽椅子探偵アーチーの松尾由美さんのデビュー作短編集。 最初にあらすじを読んで、「母性溢れる素人妊婦探偵によるほのぼの短編集」を想像していたら、かなりピリッと風刺の効いた、ジェンダーについて考えさせられるお話でびっくりしました。 身体の形を異形化させてまで子供を産もうとする女性達に疑問を覚え、もっと楽な方法を何故選ばないのか、選んだのははたして彼女達自身なのか、周囲に選ばされたのか。などなど、なかなか厳しい語り口です。
「赤ん坊というのは、予定日にお洒落をして病院に行くと、病院のスタッフから祝福とともに手渡されるものではなかったの?」
出産についての本を読んだ茉莉奈の抱く、この感想が、この小説全体に漂っている、妊娠出産に対する「世間」の意識を端的に現していると思います。 ……すごいなあ、こういう異文化を書き表せる筆力って。
あと、「亀腹同盟」という短編が、ホームズの「赤髪同盟」、「六個のナポレオン像」、「踊る人形」ネタを絡めていたのが、個人的に楽しかったり。
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No.2764
(読書)
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録画してあった鬼平犯科帳二夜連続スペシャル、二夜目を鑑賞。 前半はおまささんと昔の恋人の話「狐火」、後半は上方から刺客が送られてくる「流星」にオリジナル色(多分)を絡めたものでした。 鬼平さんの息子が「目白台の辰」なんて二つ名持って名を知られたりとかしてて、ちょっと格好良いキャラクターになってたり。鬼平さんの昔の女なんかも出てきたりして、なかなか面白かったです。 一夜目といい、意外と原作色強くて嬉しかったですねえ。 ……って、そういえば密偵達は出てくるけど、左馬之介さん出てこない……
あとヘキサゴン三時間高校生スペシャルも見ました。 これも予想外に面白かったです。高校生(素人)が出ると聞いて、正直舐めてました。ああでもつるのさんとかに直で会えるって羨ましいなあ……
ヒトコトお返事>
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No.2765
(映像)
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2010年06月24日の読書
2010年06月24日(Thr)
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本日の初読図書: QED読んだとき、主役二人の身長に差がないことに違和感を覚えるようになってしまったのは、こちらを読み慣れてしまったからか(身長差逆だし/笑) 今回は一冊丸ごと未読。 最初の前後編は、戦争の描写がかなり生々しくて、読んでて辛かったです。 最後の話は、表紙がちょっと怖かったかな〜(苦笑)
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No.2766
(読書)
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更新情報(2010年06月25日)
2010年06月25日(Fri)
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閲覧室の「その他書架」で、黒岩涙香の「白髪鬼」二話目をUP。 ……っつかこれ、打ち込むのも相当面倒ですが、HTML化が……いえ振り仮名がね…… 一応、自作の TeraPad 対応ルビタグ振りツールなぞ使ってるんですが……それにしても数が多すぎる_| ̄|○ もう少し減らそうかとは思いつつ、読み返すとつい「あ、ここ引っかかる。ここも分かりずらい」と振り仮名増やしてしまい、HTML化の際に後悔すると。 なにしろ当て字だけでなく、同じ人が「私し」で「わたし」と言ったり「わたくし」と言ったり、「耻《はづか》し」が次の行では「耻《はづ》かし」だったりと、まるで統一されてないんですもの(泣) ……これを総ルビも確かに読みにくいですが、振り仮名なしの下手すりゃ筆字体とかで読んでた明治当時の人は、すごすぎるかもしれません……
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No.2767
(更新)
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2010年06月25日の読書
2010年06月25日(Fri)
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本日の初読図書: 口に長楊枝をくわえた無宿無頼の渡世人、木枯し紋次郎の活躍を描く短編集。 ふと思いついて検索してみたら、地元の図書館にあったので借りてみました。 弱きを助け強きをくじくというような正義感ではなく、むしろ無気力にただ日々を過ごし、行きたい場所がないから旅を続け、したいことがないから気のおもむくまま場当たりに過ごす、そんなキャラクター。 けれど根っこの所は意外に熱くて、いつも最終的には人助けをしちゃうんですが、それも最終的に「良い」結果には繋がらないことが多いという、虚しい話し運び。 いつも最後の一行にしんみりとさせられます。
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No.2768
(読書)
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2010年06月26日の読書
2010年06月26日(Sat)
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本日の初読図書: シリーズ二巻目。 うーん、なんというか……設定と表紙絵から、ついほのぼのした話を期待してしまい、読んで裏切られてしょぼんとしてしまう感じ? 一巻に引き続き、妊娠出産、ジェンダー等についての風刺が散りばめられ、人の心の奥にある悪意とかそこはかとなく感じられます。 最終話では、表に被ったコメディ風味も薄れて、かなりシリアスかつちょっとグロ系な話運びがますます意外でした。
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No.2769
(読書)
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2010年06月28日の読書
2010年06月28日(Mon)
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本日の初読図書: シリーズ二巻目。 バルーン・タウンと違って、こちらは素直なほのぼのもので、安心して読めました。 扱われているのが日常のちょっとした事件だけれど、最終話だけちょっと重いのも以前と変わらず。 今回はタイトルすべてに国名が入った「国名シリーズ」と銘打たれていました。オランダ水牛という単語に違和感を覚えなかった私しは、どうやら失格らしいです<オランダに水牛はいない 二話目収録の「エジプト猫の謎」でもしっかりとしてやられたし……やはり私に推理は向いていないのか(苦笑)
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No.2770
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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