2006年08月01日の読書
2006年08月01日(Tue)
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本日の初読図書: 「ソロモン王の寶窟(青空文庫倶楽部)」 http://aozora.nishinari.or.jp/
天城さんちで読了報告されていたのに触発され、拾ってきました。小学生の頃「ソロモンの洞窟」というタイトルの子供向けハードカバーで読んだ記憶がありますが、見事に綺麗さっぱり忘れております(苦笑) ただなんとなく陰鬱で怖かったというイメージが残っていたのですけれど、今のところは懐かし面白いです。いかにも昔の白人的な感性で書かれているのも、古典ものとして読むと楽しいかと。 ちなみに旧字旧仮名。 読んでいるうちに意外と気にならなくなってくるあたり、人間の脳味噌の適応力ってすごいなあと思ってみたり。以前読んだ旧字新仮名「スイスのロビンソン」と異なり、電子媒体なので判らない時は画面をなぞってクリップボードにコピー→辞書起動であっさり調べられるのが便利です。
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No.645
(読書)
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Yahoo動画でアニメ巷説百物語を見てみました。 ぱ、ぱられる……? とりあえず8/31まで無料視聴できるそうです。 次は魔王ダンテあたりいってみよっかなあ。
ヒトコトお返事
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No.646
(日常)
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出社したら、カウンターの上にドジョウとナマズとフナ(?)がいました。
さらに足元のバケツには、大量のメダカと水草と水生昆虫が。 …………魚はもうええっちゅうねん。
ええとなんでも、川だか池だかの清掃業務があったそうで、ゴミや漂流物を集める際、いっしょに採ってきたのだとか。そう言えば昨日帰り際、軽トラからバケツが降ろされてました。 うちの会社、ただでさえ睡蓮鉢とかメダカと水草の入った甕とか瓶詰めグッピーとかいたりするんですが、まだ増えるのか……社長の奥さまがこういうのお好きなもんですから(苦笑) しかしこんな小さなナマズ(手前の瓶の上方にいる黒いの)が、先日の日記に乗せていた写真ほどに大きくなるのだから、生き物ってのはすごいものでね。何年ぐらいかかるんでしょうか、あれぐらいになるのには。
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No.647
(日常)
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8月の新刊チェックメモ
2006年08月03日(Thr)
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8/8 竜の遺言 10巻 北里千寿 8/10 新・特捜司法官S−A 3巻 麻城ゆう 8/10 結晶物語 3巻 前田栄 8/10 マルタ・サギーは探偵ですか? 3巻 野梨原花南 8/11 D−LIVE!! 15巻(完) 皆川亮二 8/22 石黒和臣氏のけなげな奉仕 吉田珠姫 8/26 不死鳥のタマゴ 3巻 紫堂恭子
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No.648
(読書)
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2006年08月03日の読書
2006年08月03日(Thr)
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本日の初読図書: 「ソロモン王の寶窟(青空文庫倶楽部)」 http://aozora.nishinari.or.jp/ 「裏やさぐれ勇者様(オンライン小説)」〜5 http://monokaki3.client.jp/
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No.649
(読書)
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現在塩水で沐浴中
2006年08月03日(Thr)
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……ええとまあそんなわけで、とりあえず我が家の金魚水槽に、昨日のナマズ1匹、どぜう2匹、お嫁入りすることになりました。 まあ底ものを入れておけば、餌の食べ残しを掃除してくれそうですし。 持ち帰るのにペットボトルにでも入れようと探していたら、社長の奥さまより「良いのがあるよ〜〜」と手頃なサイズの瓶を戴きました。また上の蓋がいい感じにネット張りになっております。 「前にベタ買ったとき、入ってた瓶なの」 ……そんなもんまで飼ってたんですか……
で、運転中はドリンクホルダーにセットしておこうかと思っていたら、ぎりぎり入らないサイズでちと焦りましたが、幸いティッシュの空箱を見つけたので、取り出し口を広げてはめ込んでみました。よっしゃ、転がらない転がらない。
今月は盆休みの関係で給料日が三日も早くなりそうにつき、必死こいて給料計算をやっております。 とりあえず本日は残業二時間。 電話や頼まれごとがなくなるぶん、定時後の方が落ち着いて仕事できるんですよね……
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No.650
(日常)
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更新情報(2006年08月04日)
2006年08月04日(Fri)
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「閉鎖書架」にて連載もの四話目と終章をUPしました。これにて夏の裏祭り(笑)は終了です。興味のない方には申し訳ありませんでしたが、ときどき無性にこういう話が書きたくなってしまうんですよね……ふふふ、楽しかったです。 あと三日遅れですが、サイト全体を八月蓮仕様に模様替え。どうも新しい職場に移ってから、なかなかゆっくりサイトいじる時間もとれませんで、こういう作業はついつい失念してしまいがちです。もっとも今回は、ちょっと遅れたおかげで素敵な素材を使うことができました。十五夜さんの素材は本当に美しくて、うっとりものです。
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No.651
(更新)
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昨夜は眠気に負けて、七時過ぎに帰宅したにも関わらず九時半には就寝という、夕食と風呂ぐらいしかこなせてないスケジュールになってしまっておりました。暑さに不慣れさ、今までいた会社に比べて休日少ないし仕事は多いしで、もうぐだぐだですな……(ため息) とりあえず盆の四連休を心の支えにがんばっております。
そんな本日もたいそう蒸し暑い一日でしたが、夏野菜の天ぷらをご飯にのせて、冷たい出し汁かけてさらさらっといった夕食は実に美味でした。茄子にピーマン、椎茸に山芋〜〜vv いやはや、ご飯が美味しくいただけるのは大切なことです(しみじみ) そしてこのクソ暑い中、熱した油を前に大量の天ぷらあげてくれた母上様に大感謝(−人−)
ヒトコトお返事
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No.652
(日常)
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2006年08月05日の読書
2006年08月05日(Sat)
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本日の初読図書: 「ソロモン王の寶窟(青空文庫倶楽部)」 http://aozora.nishinari.or.jp/
ようやっと読了。やはり旧字旧仮名は時間がかかってしまうようです。(誤字脱字多かったし/苦笑)でも面白かった〜〜vv 片眼鏡で顔半分だけ髭を剃っていたら神様と間違えられて……というエピソードが懐かしかったです。そこぐらいしか記憶に残ってなかったとも言いますが。 ところどころで思わず顔をしかめてしまうほど凄惨なシーンがあったのですけれど、よく読んでみると血の一滴すら流れている描写は為されていなかったりするのですよね。ごくシンプルに一言書かれているだけなのに、ゾッとするほど臨場感が感じられる……細かく描写すればいいというものではないのだと、まざまざと突きつけられた気がしました。ううむ、精進しなければ……
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No.653
(読書)
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なんでこの会社はこう私のツボをつくのか(笑)
2006年08月05日(Sat)
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仕事をしていると、郵便物を出す必要がなにかと出てまいります。 中身を用意して書類送付状を書いて、宛名は封筒に位置をあわせて印刷して、後は切手を貼れば万事OK。 で、会社の引き出しにストックされている切手がこれ。
……えーと、ここ会社ですよね? 子供が友達に出そうと買ったものでも、オタッキーがコレクションにファイリングしてるのでもないですよね? 最初に見たとき、なんか自分にカマでもかけられてるのかと思いました(笑) よくよく聞いてみれば、社長の奥さまが記念切手系お好きだそうで、他に世界遺産シリーズとかもストックされてました。でも圧倒的に多いぞコナンシリーズ…… そして本気で仕事の手紙にこれ貼って投函しております。役所用の郵便入札でさえ。 ま、実際切手として売られているのですから、使ったところでいけないってわけじゃないですしね。
……ほんとに居心地良い会社でありがたいですよ……(笑)
本日は地元の花火大会初日につき、道が混みそうなので早々に帰宅いたしました。 本屋に寄り道せずまっすぐ帰る予定だったので、改めて今度はメダカを7〜8匹お持ち帰り。大きさ的にミニマムなのが多いので、金魚に食べられたりしないかといささか不安でしたが ―― まあその時はその時ってことで。 あと早く帰宅したので空いた時間を利用して、このところさぼり倒していた部屋の掃除を久しぶりにやっつけました。日曜日にやろうやろうと思い続けていたんですけれど、いざ実際休みの日になると、ついつい他のことをやっちゃうんですよね(^ー^;;) 一杯になっていた積読本用移動書架も整理して、蔵書リストに入力しつつ既読分は本棚に、本棚からはみ出した分は段ボールへ。 おかげさまで汗まみれになりましたが、それから風呂入ってアイス食べて、気分も部屋もすっきり〜♪ これでまたしばらくは安心して本が買える〜♪
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No.654
(日常)
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さ、さすがにちょっと頭痛てえ(汗)
2006年08月06日(Sun)
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昨日のうちに部屋の掃除と本棚整理をやっつけておいたので、あと週末に予定していたのは郵便局での通販申し込み×2のみ。 夕方からは地元花火大会の関係で道が混みそうだったので、午前中のうちにさっさと出かけてきました。……が、落とし穴が。 いつも行ってる郵便局、休日でも普通に振り込みできるので安心していたら、為替の取り扱いはお休みになってました_| ̄|○ ……やはり面倒がらず、会社の昼休みに抜けていくべきですか、そうですか……
午後からYahoo動画で「魔王ダンテ」全13話を一括視聴。 魔王ダンテは、風我明さん作画のバリバリ少女マンガバージョン「真・魔王ダンテ」から入り、雑誌休載で未完になったという本家本元を経て、数年前永井豪氏じきじきにリメイクされたバージョンと読み比べてきたわけですが、さてこのアニメはというと、基本的に本家本元バージョンを元にされていますが、話の後半はリメイクバージョンのネタが入ってますね。本家本元はダンテが完全復活したとこで切れちゃってますから、まあ当たり前といえば当たり前ですが。もっともアニメの終わりかたはどのバージョンとも異なってました。 個人的には本家本元が一番好きかなあ……リメイク版のすっ飛んだ結末も好きですが、本家本元の尻切れぶりは、逆にそれだけ想像の余地があるというか♪ 風我さんのはまた切なかったしなあ……
今年も花火鑑賞は例年の如く、自宅窓から。 ある程度以上の高さに上がったものしか見えませんが、それでも冷房かかった部屋でアイス食べながら見る花火は、これはこれで贅沢かと。
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No.655
(日常)
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2006年08月06日の読書
2006年08月06日(Sun)
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本日の再読図書: 絶対的な力を持つ神様繋がりで読み返したくなりました。私が持ってるのは昔に出たバージョンですが、最近新装丁で出直してるようですね。内容に改変とかあるのでしょうか? ……ちなみに内容よりなにより、コバルト文庫でお値段280円だったというあたりが衝撃的だったり。時代の流れって……
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No.656
(読書)
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ソフトウェアバトン
2006年08月07日(Mon)
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……コミックバトン以上に結果が怖いことになりそうだったこのバトン、ついに誘惑に負けて拾ってきてしまいました。 普段書いている記事からもお判りの通り、気が向くとついフリーソフトをあさってしまう私ですが、さて結果はどんなことになるのか……
ご興味がおありの方は続きをどぞ〜〜
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No.657
(バトン)
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2006年08月08日の読書
2006年08月08日(Tue)
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本日の初読図書: 「孤独なライオン(オンライン小説)」 http://www.geocities.jp/kirinricky/
元気とバイタリティが取り柄の天然OLと、アパートで隣に住んでいる訳アリ芸能人とのコメディタッチな恋愛もの。 仕事で大失敗したり、二人の関係をスクープされたりと、ときどき洒落にならん状況に陥っているのにも関わらず、落ち込んだあときっちり歩き出せる主役の前向きぶりに憧れます。 ……もっともこのドジっぷりだけは見習いたくないですな……マジで洒落にならん(^ー^;;)
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No.658
(読書)
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2006年08月09日の読書
2006年08月09日(Wed)
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本日の初読図書: 今回は一冊丸々ひとつの話で。ついに浅葱が言ってくれました! 例によってラブラブ馬鹿ップルな主役達ですが、巻末書き下ろしではいつもにも増してエスカレート(笑) つーか吹っ切れた浅葱が素敵すぎます。丁寧な口調のまま強気な側仕えってめっちゃツボ……vv
「文芸図書第三出版部騒動始末(オンライン小説)」〜1−8 http://fukurokoji.sakura.ne.jp/
とりあえず第一部読了。 リーマンもののコメディ、かな。ボーイズものではないですが、登場人物に腐女子がいます(笑) 怒濤のマシンガントークとボケツッコミが楽しかったり。サイト内に置かれているイメージ画がまた、ほんとにイメージぴったりです。
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No.659
(読書)
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2006年08月10日の読書
2006年08月10日(Thr)
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本日の初読図書: 「文芸図書第三出版部騒動始末(オンライン小説)」〜3−2 http://fukurokoji.sakura.ne.jp/
とりあえず公開分まで読了。 ……いやー、殿の無茶っぷりと吉良の報われてない癖に全然へこたれないというかこりないというか ―― な部分が大層面白く(笑) 方言って活字で書くとすごく嘘臭くなるのに、まるで肉声聞こえてきそうな掛け合いが読んでいて楽しいです。
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No.660
(読書)
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気のせいじゃないはず(汗)
2006年08月10日(Thr)
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ちょうど一週間前に我が家へお持ち帰りしたナマズくん。金魚の水槽に放した瞬間、まるで何年もそこで過ごしていたかのような馴染みっぷりを見せてくれたヤツですが、その後も順調に時を過ごしてくれております。 ……ちなみにその二日後にもらってきたメダカ十数匹は、わずか二日で全滅(汗)してしまったのですが、その惨状にも一役買っていたり。←決定的瞬間を母が目撃したので間違いなし そして、明らかに大きくなっております。 私だけでなく、家族みなが口をそろえて大きくなっていると言うのですから、間違いないでしょう。わずか一週間で、目に見えて大きくなる成長速度……(汗) と、とりあえず、現在我が家には使用していない60センチ水槽があるので、いざとなったらそちらに隔離しようということになりました。 ……こうなるといっそ、それが現実になるほど成長してくれた方が楽しいかも……
ヒトコトお返事
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No.661
(日常)
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更新情報(2006年08月11日)
2006年08月11日(Fri)
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「その他書架」の「金田一耕助覚書」に「悪魔の手毬唄」をUPしました。 八つ墓村、犬神家の一族あたりにならぶ有名どころかと。
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No.662
(更新)
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2006年08月11日の読書
2006年08月11日(Fri)
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本日の初読図書: 「海異記(青空文庫)」泉鏡花
ここしばらくお疲れモードなせいか、鏡花さんの文章は読んでいると無性に眠たくなります。 またリズムが良いものですから、目だけどんどん先へとすべって、内容が頭に入ってこないし_| ̄|○ 昨夜はわずか数行で寝オチし、会社の昼休みでは十分読んで耐えきれず、机に突っ伏して寝てしまいました。おそるべし鏡花マジック(違)
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No.663
(読書)
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ええ加減にせえよ(苦笑)
2006年08月11日(Fri)
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盆休みまで残すところ後一日。今日も今日とて追い込みで1時間残業して帰宅しましたらば、
水槽がおっきくなってました(笑) 今朝出かけるまでは、下にちょこっと写ってる36センチ水槽だったはずなんですが、今や立派な60センチ水槽に。 ……ナマズがおっきくなったら隔離する用じゃなかったんですか、とかつっこんでみたら、もう一個あるらしいです<60センチ いやまあ、母がごっつ楽しそうだから良いんですけどね。 ちなみに今は普通のフナが欲しいとかいってます。鮮やかなものより地味系のものが良いのだとか。 私はイモリなんか良いと思うんですけど、そう提案したら速攻で却下されました。可愛いと思うんだけどなあ、真っ黒と見せかけてお腹が真っ赤なあのデザイン。
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No.664
(日常)
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2006年08月12日の読書
2006年08月12日(Sat)
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本日の初読図書: 「海異記(青空文庫)」泉鏡花
読了。 ……むしろこの落ちてなさが、超常現象の理不尽な怖さを現しているんじゃないかと。
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No.665
(読書)
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下手すりゃ一月半
2006年08月12日(Sat)
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このところ、夏の暑さにしてやられ、めっきり眼鏡をほったらかしにしておりました。 そもそも小学校に入る前から眼鏡が標準装備だった私ですが、視力的には実のところそう悪くもなく、免許証にも条件はついていなかったりします。もともと近眼ではなく遠視性の乱視なので、日常生活する分にはさほど困らなかったりして。 ただ物心ついた頃にはもうかけていただけあって、眼鏡を外していると、どことなし落ち着かないというか、顔の部品が一個足りないような気分になるのですよね。そんなわけで普段は手放さずにいるのですが……ここしばらくの暑さはさすがに耐え難く。鼻にあたる部分に汗が溜まるのがうっとおしくて、出先ではずしては後で探しまわること数回。ここしばらくはもう面倒になって家を出るときからはずしたままにしておりました。
で、
……気がついてみれば8月に入ってから一度も眼鏡をかけていなかったり。それどころか7月の半ばか……もしかしたら頭あたりから、ずっと居間の小物入れに入れっぱなし(汗) さすがにこれは、目に負担がかかっていること請け合い。なんのための眼鏡じゃっつーことで、これからしばらく盆休み=家の中で過ごすことだしと、ようやっと手に取ってみたのですが。
せ、世間がくりやー(驚)
つーかなんか、あたりがくっきり見えすぎてヘンな感じがします(汗) おまけに今まで気にも止めていなかったフレームが妙に視界の邪魔…… そうか、世間の人が眼鏡よりコンタクトを選ぶのはこういうところからなんですね。ワタシ的には前述の通り、眼鏡の方が落ち着くし、かけてる方が顔のバランス取れてる気がするので、変える気は一切ないんですけれど。
人間の脳味噌というヤツは存外柔軟にできているので、しばらくかけ続けていればまた気にならなくなるのでしょうが……慣れる頃には盆休み終わってるんでしょうね…… 早く秋にならないかなあ。
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No.666
(日常)
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やはり私には無理だ
2006年08月13日(Sun)
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高校時代の友人が盆帰省してきたので、さっそくいっしょに遊んで参りました。 ……もっとも、子連れの彼女が一人で出かけるわけにもそうそういかず、かといって私の車にはチャイルドシートついてないしで、結局は彼女の実家にお邪魔しておしゃべりしたり、ゲームしたりと相成ったわけですが。 しかも夕方近くになってからいらっしゃる予定だった親戚さんが、昼過ぎにもう来てしまったので、予定を繰り上げて別れることとなり、結局二時間ほど時を過ごせただけにございましたが。ううむ、残念。こんなことならゲームにうつつを抜かさず、もっと色々おしゃべりしておけば良かったです。 ちなみにプレイしていたのはPS2のICO。
前々から彼女おすすめの一作です。しかしいかんせん私はゲーム苦手なので、なかなか手を出そうという気にもなれずいたのですが、今回は横から手取り足取りしてもらったおかげで、しっかり雰囲気を楽しむことができました。 ほんと、昨今 ―― というにはそろそろこれも古い部類に入るのでしょうが ―― のゲームは映像が綺麗ですね! あんまり細かいところまで背景が描かれすぎて、手がかりとなるはずの部分まで溶け込んじゃってるあたり、ますます難易度が高くなっていたり(苦笑) というか視点が一定しないカメラワークに、一体どっち向かってキーを押せば思う方向に行けるのか判らなくなったりとかして、もうどうすればいいのかとヽ(´〜`)/ もちろん二時間では途中までしかプレイできなかったので、ソフトそのものを貸してもらいましたが(本体は兄が持っている)、おそらく一人では攻略サイトと首っ引きでもクリアできないでしょう。そもそもときどき出てくる影(敵キャラ)が自分では全然倒せないし。 しかし続きは非常に気になります。雰囲気もステキです。
……思わず帰りに本屋でノベライズ買っちゃったり。
わーん、置場ないからってずっと手控えてたのに〜〜〜っっっ それもこれも、図書館でずっと貸し出し中なのが悪いんです。そうなんです。 ……もっと反射神経と根気があったらなあ……(遠い目)
予定外に空いた午後の時間には、せっかくだからし●むらやキャス●ルに足を伸ばして、このところ買わなきゃ買わなきゃと思っていた枕カバーとパジャマを購入。あと結晶物語と新・特捜司法官S-Aの新刊も買ってきました。 さ〜てこれで後の三日間は、外に出なくっても大丈夫かな♪ ←めっちゃ出不精
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No.667
(日常)
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2006年08月14日の読書
2006年08月14日(Mon)
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本日の初読図書: 読了。 ゲームを最初の部分しかやっていないので、比べてどうこうとは言えないのですが、一冊の本として面白かったです。ただの冒険活劇、善悪二元論には収まらない奥深さがさすが宮部さん。 ……ただ時おり、いつの間にそんなことが判明してた!? という情報が当たり前のように語られている気が。私の読み落とし……? そしてやっぱりオズマは格好いいと思います〜〜>A田さん
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No.668
(読書)
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旧版も見たいかも
2006年08月14日(Mon)
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Yahoo動画で今度は「バビル2世」全13話を一括視聴。 最初にオープニングを見て予想した話運びと多少違いましたが、けっこう面白かったです。 ……しかしオープニングの佐伯玲香を見て「おお、ロデムの女性バージョン!?」とか早とちりしたのは私だけではないはず(苦笑) そして涙ぐむ浩一の表情に萌えた腐女子も私だけではないはず……(^ー^;;) ロデム×浩一とか見てみたかったり……
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No.669
(日常)
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2006年08月15日の読書
2006年08月15日(Tue)
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本日の初読図書: キ、キラリンが……(驚) そう言えばマンガのジョーカーシリーズでも、最初期から出ていたキャラが終盤大変なことになって愕然としたことがありましたっけ。 そして秋津さんがどんどん超然としたキャラになっていくのがvv 本物より格好いいんだもんなあ。
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No.670
(読書)
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えー…… 今朝がた目が覚めたら、二匹いたドジョウのうち小さい方が見あたらなくなっておりました。 そして定位置の水草の上でゆったりと憩う、お腹をパンパンに膨らませたナマズの姿が(汗) そうですか、ついにやられましたか…… って、いくらナマズがでかくなったからって、まだ体長同じぐらいあっただろ!? 一部さえ口に入ればそれでいけるのか!?
……そんなわけで、まだしばらく猶予はあるだろうと思ってましたが、早急にナマズだけ隔離することになりました。とりあえずはこの間まで使ってた36センチ水槽を、隣にセッティング。
あーもーそれにしても、どういう勢いで成長してるんだこいつは。 会社からもらってきたのが8月3日ですよ? まだ丸二週間経ってないんですよ? それなのに…… 今回水槽を移動させるにあたり、試しに最初もらってきたとき使った瓶に入れてみました。 で、左が8/3の段階、右が本日。
ナマズは左の写真で斜めになってるヤツですよ。ちなみに今朝食われたのは、同じ瓶に入ってるドジョウです。 なんかいろんな意味でありえねえ…… さすが沼の主とか語られるようになる生き物だけはありますな。 どうしても手に負えなくなったらリリースする予定ですが、せめてもの幸いは獲った場所が判っているので、生態系破壊には繋がらないことでしょうか。
本日そのほかはひたすら本読んでました。至福至福。
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No.671
(日常)
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………………えーとですね…… 朝早いうちに目が覚めたので、二度寝前にトイレ行きがてら、居間の水槽をのぞいたのですよ。そしたらナマズの姿が見えないんです。 あれ? と思いつつしばらく探して、ふと足元に目を落としたらいました。 どうやら夜の間に飛び出しやがったらしいです。 一応水槽に戻してみましたが、既に時遅く。 ……っていうかさ、プラ板で蓋してあるのに、わずかな隙間を選んで飛び出したあげく、水槽横断して反対側に落ちるかな……
探しているとき母も起きてきて、二人で発見したんですが、なんかもう顔を見合わせて呆然と。 これでひっくり返って浮いていたとか、白くなって沈んでいたとかだと「ああ、餌やり過ぎちゃったんだ」「水が合わなかったのかな……ごめんね、ちゃんと飼ってやれなくて」と感じるのでしょうが、自分でこうなっちゃわれると、なんというか気分は暴飲暴食、家庭内暴力と好き勝手に生きたあげく、家を飛び出して野垂れ死んだ放蕩息子を見るような。 いやまあほんとは、ちゃんと隙間を埋めておかなかった我々の責任なんでしょうが、なんか心情的に。
せめて飛び出したのが昼間だったら、もっと早く気が付いて戻してやれたんでしょうが(ため息)
ともあれたった二週間のつきあいでしたが、楽しい時間をありがとう。 成仏してね……>ナマズくん
お盆休みも最終日、少しぐらいは小説を書き進めねばと、書きかけで止まっていた特殊処理実働課のファイルを開いてみました。 で、結果、本日の進捗は原稿用紙42枚と13行。 ……一日の量としては、過去最高かも。 そしてこれだけ書いても、まだ予定の三分の二ぐらいなんですが……ほんとに書き終われるのか、その十は……
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No.672
(日常)
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2006年08月17日の読書
2006年08月17日(Thr)
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本日の初読図書: 「二重月(オンライン小説)」〜10−1、番外編〜とある平凡な日々1 http://gunjieri.hp.infoseek.co.jp/
異世界召還もので主従もの。原稿用紙900枚超を一気読みしてしまいました。 あらすじを読んで某所の最凶極悪腹黒少年を想像していたら、うってかわって優しげで穏やかで人当たりの良い ―― でもやっぱり腹黒で最強な主人公で(笑) どこまでも前向きというか、むしろなーんも考えてないというか、でもなんかそのあたりにごっそり欠落したものがありそうな、訳ありっぽい所が非常に気になります。
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No.673
(読書)
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更新情報(2006年08月18日)
2006年08月18日(Fri)
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「寄贈図書」に新田みのる様からのいただきイラスト「リンクロ現代版」をUP。 新田さんちの日記で行われていたクイズ企画でリクエスト権をむしり取ってきました。わーいわーい、うちのサイトに新田さんの絵がvv そして「参考資料」の「オリジナル関係」に、リンクロこと「リィンクローヴァ戦史」を連載しておられる犬井ハク様のサイト「桃源パラダイム」を追加させていただきました。
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No.674
(更新)
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2006年08月18日の読書
2006年08月18日(Fri)
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本日の初読図書: 「化銀杏(青空文庫)」泉鏡花 「星の落ちた日(オンライン小説)」 「透き通る空の向こうに(オンライン小説)」 http://www.hicat.ne.jp/home/azz/akatuki/top.htm 「人災派遣のフレイムアップ(オンライン小説)」〜第1話−3 http://www.nekomatakosi.com/
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No.675
(読書)
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2006年08月19日の読書
2006年08月19日(Sat)
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本日の初読図書: 「イケてるボクら(WEBマンガ)」〜PART.6 http://www.muccoo.net/
キャッチコピーは「探偵もどきの女と、ヤクザどもきの男のイケてないラブ・ストーリ(もどき)」 タッチは鉛筆書きのザクザクしたもので、コマ割りも四コマ×2本という体裁ですが、これがなかなか面白くて。数百頁あるのを一気読みしてしまいました。 ランドールの『性癖』がちょっぴり気になる今日この頃です(笑)
「人災派遣のフレイムアップ」〜第2話−8 http://www.nekomatakosi.com/
昨日に引き続き読み進め。 珍しくはあっても、さして貴重ではない、という異能力者が勤める人材派遣業界。その中でも零細の部類に類別される「フレイムアップ」は、「任務達成率『だけ』は100%」と噂される、何故か一部で名を知られた会社。 構成人員がちょっとアレなことも相まって、ついた異名は『人災派遣会社』。 大学生亘理陽司は、そんな派遣会社のバイトをしているのだが……というお話。 一般常識人のような口振りで、実はしっかりアレなメンバーの一人な主役がお約束。
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No.676
(読書)
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身体がなまってます
2006年08月19日(Sat)
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すっかり盆の連休で身体が休みモードになってしまい、たった三日の勤務の長かったこと。 ……週明けから面倒なルーチンワークに突入かと思うとめんどくさいったら(ため息) ちなみに社長は朝から大山にゴルフだそうで……また従業員の勤労意欲を削ぐような(苦笑)
ヒトコトお返事
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No.677
(日常)
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2006年08月20日の読書
2006年08月20日(Sun)
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本日の初読図書: 「SILVER DIAMOND」9巻 杉浦志保
不特定多数の女性と一度につきあうのも、相手をとっかえひっかえにするのも個人の自由だが ―― ただ俺は許さん。というラカンの男前ぶりにほれぼれと(笑) 千艸のボケぶりもますます磨きがかかり楽しいです。 今月号に載ってた「なにこの一生懸命なでかいヒヨコ」「しかも美形のヒヨコ」に、立ち読みしながら思わず爆笑しそうになっちゃいましたよ。ああもういいなあ、美形で戦闘能力抜群な、でもヒヨコ(笑)
「人災派遣のフレイムアップ」〜第5話 http://www.nekomatakosi.com/
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No.678
(読書)
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早起きすると一日が長い
2006年08月20日(Sun)
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は、しまった。 蟲師のDVDで9〜10話見たついでに、ちょっと思いたって「蟲師 二次創作 化野」っつーキーワードで検索して読みふけってしまってました。 ……なかなかこれ! と言うのはみつかりませんなあ(ため息)
そんな本日ですが、まあ例によって図書館行って本屋行って、帰ってきたら本読んでちょこっと小説書き進めて、と。いつも通りですな。 発売日当日なのでまだ入荷してないだろうなあと期待せずに行った本屋で、SILVER DIAMONDの新刊購入&いちラキ立ち読みできたのが収穫でした。いちラキはここ二ヶ月ほど立ち読みできずにいたので、いまひとつ話の繋がりが見えないのが残念ですが。 この二ヶ月分が収録される巻は、発売十二月ですか……
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No.679
(日常)
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2006年08月21日の読書
2006年08月21日(Mon)
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本日の初読図書: 「眼球博物館(オンライン小説)」6〜7 http://www.morinekonomori.gn.to/ 「(株)八百万神 座敷童派遣業務部 場末支部(オンライン小説)」〜2 http://gogatu.onmitsu.jp/
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No.680
(読書)
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帰宅したら、「タバコに関する世論調査」なる封書が届いておりました。 なんでも無作為にピックアップされた宛先に送られてくるものだそうで、良くニュースに出てくる「世論調査」の元となる資料となるらしいです。 「ふーん……私タバコ吸わないしなあ」と、ちらりと見るだけ見て、放り出しておいたのですが。しばらくして母から声がかかりました。
「開けてみたら、図書カードが入ってたよ。千円分」
……ちなみに私のなかでは、図書券・図書カードはほぼ現金と同義です(笑)<出費の数割が書籍 ええ、ええ。速攻で手に取り直し、まあ千円分の義理は果たしてやるか……とばかりに回答いたしましたとも。 って、よく考えたら人宛の封書を勝手に開封するのはどうなんですか>お母様
本日の事件といえばそのほかに、
1.社長がハチに刺された 2.来客者の車が駐車場で煙を上げていた
の二点でしょうか。 前者は部屋から出てきた社長がスリッパ履こうとしていきなりつんのめったと思ったら、なにやらうなりながら爪先を押さえていらっしゃいまして。 そしてその足元でもがいている一匹のハチが。 どうやらアシナガバチがスリッパの中に入り込んでいたらしいです。 ……一応室内なんですが、なんでそんなところにいるんですか、アシナガバチ。 何でも社長は以前ハチに刺された際、一週間入院する大事になったとかで少々焦りましたが、病院行った結果はそう大過ない結果だったようで。やはりそのあたりは種類の問題なのでしょうか? あ、ハチの方はその場で社長に踏み潰されました。合掌(−人−)
そして後者の方は文字通り。 よっぽど暑かったのか、エアコンをかけっぱなし=エンジンをかけたままにされていた軽の箱バン。奥さんが突然「あれなに!?」と叫んだことに驚いて視線を向ければ……車体下から白い煙がふわふわと。 どうやらエンジンが焼きついたらしいです(汗) あたりには焼けたゴム(?)の異臭が漂い、心なしか頭痛がするほどでしたが、直後暗雲と共にものすごい勢いで夕立が。 ……もうちょっと早く降ってくれれば、車体も冷えて焼きつかずにすんだろうに、というのがお客様の言でしたけれど、多分それ早いか遅いかの違いだけですから(苦笑)
そしてこれらの話を夕食時に披露したところ、次兄から一言。
「なんか毎日のように事件が起こってる会社だな」
……フォローのしようもございませんです……
拍手お返事
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No.681
(日常)
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あいかわらず動植物がお好きな会社の奥さま。 今回お知り合いから戴いたという鉢植えは、真っ赤な合歓(ネム)の木でした。 合歓というと淡いピンクと白がグラデーションになった花を思い浮かべるのですが、この木は花全体が鮮やかな真紅。糸状の細い花びらがくっきりと染まっていて、本当に綺麗です。 もっとくっきりした写真が撮れれば良かったんですが……
ヒトコトお返事
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No.682
(日常)
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かたりと、立て切った戸を動かす音が耳に入る。 振り返ると、土間の暗がりに、人の姿が見えた。 見慣れない人影だ。このあたりではまず見ることのない洋装に、わずかに丸められた背中。 (・・・・老人か?) そう思ったのは、ほの白く浮かび上がる、淡い色の頭髪からだった。 だがよく見れば、己とそう変わらない年頃の男だとわかる。 「・・・・誰だ。この家は今取り込み中だが」 問いかけに、男は口にくわえていた煙草を、ゆっくりと右手に取った。そうして嗅ぎなれない、一風変わった香りのする煙を、静かに吐き出す。 「失礼。邪魔をするつもりじゃあ、ありません。ただ話を聞いて、これは『こっち』の仕事なんじゃないかと、そう思ったもんですから」 低くかすれた、穏やかな声がそう告げる。 その声が、どこか闇の底から聞こえてきたもののように感じられたのは、なにかの錯覚だろうか。 「こっち、だと」 「ええ・・・・」 男はうなずくと、うつむいていた面をあげ、化野を見上げてきた。 長い白髪の間からのぞくその瞳は、はっとするほど深い碧色をたたえている。
「ああ、名乗り遅れました。・・・・蟲師の、ギンコと申します」
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・・・・ってな感じの妄想が、午前中脳内をぐーるぐーるとしているのですが、どうしたものでしょうか(汗) 感じとしては原因不明の病人を診ている化野のところへやってきた怪しい蟲師。医家としてのプライドと、患者の命を秤にかけて得体の知れない相手に頭を下げる化野と、それを認めるギンコ、みたいな〜〜〜 く、くそう、書きたいけどあの世界観を表現するには筆力がたら〜ぬ(涙)
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No.683
(創作)
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縁側に広げられた今回の品揃えは、またなかなか興味をそそられる物ばかりだった。 ひとつひとつを手に取り、向かいに座った蟲師から、その来歴を逐一聞いてゆく。余計な修飾のほとんどない、淡々とした言葉で語られるその物語。珍かな品を持ち込んでくる人間は彼の他にも幾人かいたけれど、いかにもこちらの興味をそそろうと、大仰なまでに抑揚をつけて語られる彼らの物語よりも、この蟲師の淡々とした語り口の方がよほど心を引きつけるのだから皮肉なものである。 降り注ぐ陽差しに、その白い髪が眩しいほどに光っている。山深くに存在する淵を思わせる濃い碧の瞳も、今は陽差しを映りこませ、明るく輝いている。
「 ―― と、いうわけでね。報酬としてこいつをもらったってことさ」
そう言って蟲師は、七色の光を封じ込めた、水晶のような欠片を手のひらで転がしてみせる。
「どれ、ちょっと見せてみろ」
ちょいちょいと指で招けば、ほれとつまんだ指先が突き出される。 手のひらで受けると、指先が一瞬、かすめるように触れた。乾いてささくれた、けれど温かな、生き物の持つ柔らかさを宿すその感触。
―― 不思議なものだ、と。
そう思った。 なにが不思議だといって、この男をこうして客として迎え、当たり前のように会話しているそのことが不思議だ。
(……蟲師の、ギンコと申します)
そう言って暗い土間から見上げてきたこの男に、自分が最初に抱いた感情は。 それは紛れもなく、激しい不快感と怒りだったと言うのに ――
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No.685
(創作)
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「こいつは、蟲の仕業です」
土間の暗がりの中で、薄い唇が動く。 作り物のような白い顔の中で、やはり色のない唇が淡々と言葉を形作る。 その口元から、指先から、白い煙が立ちのぼり、まるで妖しのもののようにあたりを漂っていた。
「……蟲?」
そう呼ばれるものの存在は知っていた。 好事家として名を知られるようになってからこちら、自分の方から求めなくても、珍奇なものや情報が自然と集まるようになってきていた。その中には、蟲という存在にまつわるそれもずいぶんな割合で含まれていたものだ。そしてそれらはなかなかに興味深く、自身の蒐集欲をかなり刺激してくれていた。 だが ―― 真贋の定かならぬそれらの品や、嘘か真やも知れぬ噂話の他に、『それ』と接したことなどありはしなかった。
「ええ。ただの治療だけでは、いくぶん症状を抑えられる程度。このままではその患者 ―― 命に関わります」
ひっ、という息を呑む気配がした。 振り向かずとも判る。部屋の奥からおそるおそるといった風情でのぞいていた患者の家族達が、その言葉を耳にしたのだ。 内心、思わず舌打ちする。同時に激しい怒りが胸の内にわき起こった。 いったい、なんという言葉を口にするのだ、この男は。 たとえそれが事実であったとしても、患者と、その家族の耳に入る場所で。
出て行け!
(……そう口にできたなら、どんなにか胸がすくだろう)
肩が揺れぬよう、注意して深く息を吸った。
「お前なら、治せるというのか」
低く問いかける。 相手の反応をわずかも見逃さぬよう、真っ直ぐに見すえて。 白髪の男は、ただ無言でうなずいた。 深緑のその瞳が、静かな光をたたえてこちらを見上げている。どんな気負いも、焦りも浮かんでいない、硝子玉のような目。 まるでその男そのものが、無機物でできたまがい物でしかないような、そんな雰囲気を身にまとっていて。
「 ―― あがってくれ」
顎をしゃくって、背中を向けた。 そうすると、柱の影からのぞく顔が目にはいる。
「せ、先生……」
不安げに見つめてくる彼らに、笑いかけた。
「大丈夫だ。おかしな事をしようとするなら、私が止める」
そう言ってうなずいてみせると、彼らは困惑したように顔を見合わせ、それから蟲師と名乗った男の方を見、おずおずと頭を下げた。
「よ、よろしくお願いします」
男は、やはり表情を変えぬまま、小さくうなずいただけだった。
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No.686
(創作)
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ただいま絶賛暴走中
2006年08月23日(Wed)
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えーとですね…… 本日は会社で一人お留守番だったのですよ。奥さまが諸事情で今日明日といらっしゃいませんで。他の方々はみなさん現場に出ておられますし、もうお一人の事務員さんは産休中。 そしてそんなときに限って、苦手な請求書処理の時期だったりするわけです。 胃、胃が……胃が痛え……(汗)
そんなわけで、ただいま脳味噌が現実逃避に向けて爆走中です。 それはもう思い切り突っ走っております。 まともに書こうとしたら到底書けない代物を、思いつくまま書き殴り状態なので、文章とか構成とかめちゃくちゃですが、そのへんはまあ見逃してやって下さいまし(^ー^;;)
……わざわざこのために創作カテゴリ作っちゃいましたよ……
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No.687
(日常)
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薬を調合する手つきは、慣れた危なげのないものだった。 物入れについた幾つもの引き出しから、迷い無く薬種を取り出し、きちんと計って混ぜる。
患者の容態は、目に見えて改善していた。
「あとはこれを、一日一包、寝る前にぬるま湯で飲んでください」
そう言って、薬包紙に包んだ薬を畳の上に並べる。
「飲み過ぎれば毒になる。必ず一日に一包だけです」
そう、念を押す。
横から見ていたところ、その言葉に誤りはなかった。 薬種はほとんどが見慣れたそれで、幾分変わった調合ではあったが、その効力を察することはできた。確かに摂取しすぎるのは禁物だろう。しかし ―― そういった薬は数多い。と、いうより、たいがいの薬はそういった側面を持ち合わせているものだ。
患者の家族は、うかがうようにこちらへと視線を投げてよこした。 うなずいてみせると、ほっとしたように表情をほころばせ、そうして薬へと手を伸ばす。
蟲師と共に患者の家を出て、しばらく共に歩いた。 特に他意はない。たまたま向かう方向が同じだっただけだ。 そうして無言のまましばし歩み続け、道が分かれたところで足を止める。 蟲師もまた、そこで足を止めていた。どちらに行こうかと迷うように、道の先を見比べている。
「……世話になった」
そう口にすると、不思議そうにこちらをふり返ってきた。
「なにか、あんたに世話をしたかね?」 「患者を救ってくれた。それ以上の『世話』はないだろう」
その言葉に、男はわずかに眉を寄せ、言葉を探すように宙へと視線をさまよわせた。 そんなふうにすると、作り物のようだった顔が、不思議と人間らしいものに見えてきて、おやと思う。
「患者を取っちまったんで、怒ってたんじゃねえのか」 「そんなふうに見えたか」 「ああ」
そうか。 そういう解釈もあったのかと、己を見返り反省する。
「俺が怒っていたのは、そんな理由じゃない」 「というと?」 「……患者やその家族に聞こえるところで、不安にさせるような言葉を口にする、その無神経さに腹を立てていたのだ」
たとえそれが掛け値なしの事実だったとしても、患者の治療に携わる立場にある者は、けしてそれを表に出してはならない。 嘘であろうとも、治ると。 大丈夫なのだと。 そう信じさせること。それが医者として最低限やり遂げなければならないことなのだ。 ―― たとえ自分自身はそれは嘘なのだと判っていても、信じることができなくとも。
「そいつは……すまなかった」
沈黙の後、蟲師はそう言って頭を下げた。 あまりにもあっさりしたその仕草に、いい加減に聞き流されたのかと、別の意味で怒りがこみ上げそうになる。
だが、 再び顔を上げた蟲師は、意外なほど真摯な表情をたたえていた。
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No.688
(創作)
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脳内暴走とりあえず終
2006年08月24日(Thr)
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「世話になったのは、こっちも同じだ」
返された言葉に、今度はこちらが困惑した。
「別に、なにもしてやった覚えはないが」
そう返すと、蟲師はかぶりを振る。
「あんたがいなかったら、あんなにあっさりと家に上げてもらえなかっただろうよ」 「それは」 「薬だって素直に受けとってもらえた。あんたの口添えがあったからさ」
流れ者の蟲師の言葉など、そう簡単に信用されるものではない。 なにが入っているかも判らぬと、差し出した薬をふり払われることなど珍しくもないのだと。 そう言って男は肩をすくめる。
―― 確かに。 相手は素性も知れぬ、流れ者だ。 余所者に対する警戒心の強いこのあたりでは、なかなか受け入れてもらえるものではないだろう。まして蟲師というあやしげな職業の上に ―― この見た目では。 このあたりではまず見ることのない洋装に、白い髪、白い肌、深緑の瞳。どれひとつとっても異質に過ぎるそれだ。 弱みを見せれば、どんな無理難題を吹っかけられるやもしれぬ。そんなふうに思われても無理のないところだ。 しかし、この男の治療は適切なものだった。 蟲に対する手当ての術など知るはずもなかったが、それでも先刻の治療が患者をなにひとつとして害さなかったことは断言できる。なにより患者は目に見えて回復している。 自分では、せいぜい容態を悪化させぬ程度のことしかできなかったというのに。 ―― 皮肉な話だと、思う。
たまたま顔見知りだったからというだけで、なにをすることもできなかった己が信頼され、 たまたま余所者だったからというだけで、患者を救った蟲師が忌避される。
「あんたはすげえよ」 「皮肉か」
思っていたことを見透かされた気がして、尖った声を返していた。 だが蟲師はゆるく首を振り、取り出した煙草へと火をつける。
「あの家族は、ひとえにあんたを頼りにしていた。それは多分、これまであんたがこの場所で生活して、彼らといっしょに培ってきた『信用』ってやつなんだろう」
吐き出された煙が、風に乗ってふわりと漂う。
「ひとっ所に留まることのない俺には、到底得ることなどできないものだ」
一朝一夕には形作ることなどできない、長い時をかけてひとつひとつ重ねてきたそれ。
「……お前ほどの腕があれば、どこかで開業しても、充分やっていけるんじゃないのか」 「蟲を寄せる体質でね」
煙を吐くその仕草が、どこかため息めいたものに見えたのは、単なる感傷に過ぎなかったのだろうか。
◆ ◇ ◆
あれから何年が過ぎたのか、別に数えていないから覚えてもいない。 ただ数ヶ月か、場合によっては数年に一度。思い出したように蟲師はこの里を訪れる。 蟲にまつわる珍しい品と、珍しい話を携えて。 時には倉の中にある収集品を、見せてくれと乞いに来ることもあった。 あの目立つ風体だ。そんなことが二度、三度と続けば、近在の者もいい加減顔を覚える。 最近では訪れる数刻も前から、その姿を見かけたと、そんな知らせが入ることもあった。
「 ―― 静寂を喰う蟲“阿”に寄生された時できる角か」
こりゃ珍しい。 顔を上げると、ギンコはさらに新たな品を取り出していた。 そうしてこれ見よがしにちらつかせながら、意味ありげな笑みを浮かべてみせる
「ちょっと、協力して欲しいって話なんだが」
人望の篤い化野センセイに、少々口添えしていただきたくてね、と ――
「ほう……? いったい何事だ」 「聞いたことはないか。液状の蟲の、そのなれの果てのことを……」
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No.689
(創作)
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2006年08月24日の読書
2006年08月24日(Thr)
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本日の初読図書: ……えーと、なんというかコメントしずらいのですが。 私はとことん自分に自信がないタイプの人間なので、このシリーズを読んでいると随所でうなずきそうになってしまいます。 なんというか、自己肯定・現実逃避を求めて読書している人間にとっては、いかんですよこのシリーズは(笑)
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No.690
(読書)
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昨日今日と、だいぶ気温が下がり、過ごしやすい夜となっております。 久しぶりにエアコンを切って窓など開けてみると、心地よい夜風が室内を通り、実に良い感じで。 ……そして窓の外から聞こえてくるのは、涼やかな虫の音と ―― ふぉぉぉおおおん、という強弱のある低い響き。 なにかと思って窓に近づいてみれば、網戸に カブトムシ が。 すげー! さすが昆虫の王者。羽音からして下々のそれらとは訳が違う(笑)
籠の中にいる姿は目にすることができても、飛んでいる姿をナマで見ることはそう滅多にあるまいて。
……どんな田舎に住んでるんだってつっこみはナシの方向で(苦笑)<これでも県庁所在地在住
そして今日も今日とて会社では、頼りになる奥さまも事務員さんもいらっしゃらないところに持ってきて、イレギュラーな事態が続発。もう、なにが判らないんだかも判らない状態に、マジで泣きが入りました( T _ T ) なにを見ながらどんな完成形を目指せばいいのか、それを指示していただければどんだけ手間かかる代物だろうと、気持ち的には楽に作業できるのですが……資料も見つからない、誰に聞けばいいのかも判らない、最終的に必要なものがどんな形か想像すらできないとなると……ふふふふーヽ(T〜T)/
とりあえず、ありがとう携帯電話。そして旅行先の奥さまと、既に出産予定日過ぎてらっしゃる産休中の事務員さま(平身低頭)
そんなこんなで、昼休みと終業後は、あいかわらず絶賛脳味噌現実逃避。 昨日から書き殴っていた代物は、なんとかひとまとまりついたようです。 話をものすごく書きたくなったとき、私は胃のあたりにさし込むような感覚を覚えいても立ってもいられなくなることがあるのですが、それってストレスで胃が縮むときの感覚とも似ているなあ、と。 今回それこそ胃のあたりが縮む思いをしながら、はたしてこれはどっちが原因なのだろうといぶかりつつ、キーを叩いていたのでした。 あー、ここまで創作=現実逃避の図式が如実に現れたの、久しぶりかもでーすー……
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No.691
(日常)
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更新情報(2006年08月25日)
2006年08月25日(Fri)
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「閲覧室」の「オリジナル小説書架」で拍手お礼SSを一個入れ替えました。ここのところ同じシリーズの番外編が続いたので、今度は気分を変えて楽園シリーズです。 ……というかこの話、もともと「拍手設置しようかな」と思ったとき、お礼画面としてまず最初に思いついたものだったのですが、最初の一行を書いたきり、そのまま一年間ほったらかしになっておりました。なんでかなあ……めっちゃ書きたい内容だったのに……
そして「参考資料」の「オリジナル関係」に「ひすばと。」様をリンクさせていただきました。 こちらのオリジナル小説、大好きなんです。なんというか、噛めば噛むほど味が出るというか、つい何度も読み返しては笑ってしまいます。 主人公がしっかりしていると、読んでて楽しいのですよね。そして周囲の男性陣のへたれっぷりがまたツボだったりvv
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No.692
(更新)
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2006年08月25日の読書
2006年08月25日(Fri)
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本日の初読図書: 「女神とかけらと協会員(オンライン小説)」〜第四章 http://monokaki3.client.jp/
冒険者が訪れるダンジョンの中に、宝箱やアイテムを設置する協会員という設定が面白いです(笑) そうですよねえ、ダンジョンにアイテムがあるのも不思議なら、アイテムだけ取って途中で非業の死を遂げちゃった勇者達の次に、また訪れた別の勇者がいたりしたら、二番目は溜まったもんじゃないですしねえ。
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No.693
(読書)
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帰ってきたら帰ってきたで
2006年08月25日(Fri)
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旅行に行っておられた奥さまが戻られて、さああれも聞くぞこれも聞くぞと思ったのもつかの間。 別口の特急仕事がいくつも入り、二人してそれどころではなくなってしまいました(しくしくしく) ああでもまあ、肉体的にはしんどくても、精神的には楽だったからいっかー あ、産休中の事務員さんも、無事男の子を出産されたそうです。 ……どっちも今日にずれてなくて本当に良かった(汗)
そんなわけで本日は残業二時間。 とどめは帰宅寸前にやってきた安全書類でしたねえ……だって土曜日中に出して下さいって言われても、私土曜日お休みだし作って帰るしかないじゃないですか……
夜には久々に長時間チャットにいそしみました。Kさださんおつきあいありがとうございました。蟲師話、めっちゃ楽しかったです! 化野先生の過去捏造……誰かプロット差し上げたら書いてくれませんかねえ(笑)
ヒトコト・拍手お返事
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No.694
(日常)
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2006年08月26日の読書
2006年08月26日(Sat)
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本日の初読図書: ハードカバーの児童文学ですが、世界観は奥深いしイラストは綺麗だしで、大人でも文句なく楽しめるかと。 ……つーか、主役の女傭兵バルサがいきなり三十過ぎってあたり、児童文学としてはかなり異色なのではないかと。敵と味方もくっきりと分かれているわけではなく、誰もが彼らなりの立場と事情を持っていて、お互いにそれを理解しているあたりが、現実の一筋縄ではいかないあたりを現してるんじゃないかと。 そして以前O-bakeさんちで書かれていた「日本人がもとから日本語で書いた文章ってこんなに読みやすかったっけ?」という感想にうんうんとうなずきました。なんというか、無理矢理日本語を当てようとしたときの違和感などがまったくないので、実にすんなりと頭に入ってきてくれます。 これでもうちょっと……漢字が多かったら嬉しいんですけど(苦笑)
けっこう前に出た、七瀬かいさんの短編集。 二話目に載っているフロリアーダ綺譚が、かつて雑誌で立ち読みしただけなのにいつまでも脳裏に残って離れなかったんですよね。今回これに収録されていると知って、思わずAmazonで古本購入。改めて読み返してみても変わらず、色々とツボいっぱいなお話でした。
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No.695
(読書)
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寂しかったらしい
2006年08月26日(Sat)
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もらってきたメダカは食べられ、ドジョウは一匹になり、ナマズも飛び出してしまった我が家の水槽。 差し引きドジョウが一匹増えたわけではありますが、水槽そのもののサイズがおっきくなったおかげで、微妙にすかすかな気分は拭いきれず。 ……そんなわけで母が金魚買ってきました。黒の出目金と、まだらの尻尾が長い子です。 うちの金魚は基本的にみんな違う種類をモットーにしております。なぜなら個体識別が容易だから。で、今回も今までいなかった種類を条件に選んだそうで。本当は出目金のような変わった形の金魚は家族みんなあまり好きではないのですけれど、真っ黒な子がそれしかいなかったので、できるだけ元気に泳いでいるのを選んできたのだとか。 水温合わせをして入れてみると、どうやら先住者との相性も悪くないようで、すぐに全部いっしょになって泳ぐようになりました。うん、このぶきっちょな泳ぎ方も、これはこれで可愛いじゃないですかvv
今度は長生きしてくれると良いなあ……
以前から気になっていたデスクトップのアクセサリソフトをインストールしてみました。
■卓上の樹 http://www.esola.co.jp/takujou/
デスクトップ上に花を植えて、その成長を楽しむ一種の育成ソフトです。 分裂したり、花同士が交配(?)して変異種を生み出したりと、なかなか楽しそうで。しかも花のデザインが微妙に蟲を思わせたりなんかして(笑)
……が、残念ながら私の環境だと、他に使用しているソフトとぶつかって、うまく動いてくれないようです。いえ、ちゃんと動作してはくれるんですが、壁紙再読込時に一瞬ウィンドウフォーカスがずれちゃうんですよね。普通ならさほど問題視することはないんでしょうが、私の機械の場合、ウィンドウフォーカスがずれた瞬間にキー入力を行うと、キーボードランチャが働いて複数のソフトが一気に起動、大変なことに(汗) そんなわけで残念ですが早々にアンインストールしてしまいました。面白そうだったのになあ……
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No.696
(日常)
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山路にて 蟲師二次創作
2006年08月27日(Sun)
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目の前に続く、いつもと変わらない景色が、妙に現実味を欠いて見えた。 様々な色の、緑。 木漏れ日に照らされ、明るく輝く黄緑もあれば、木立の合間にわだかまる、どろりと暗く濃い深緑もある。 葉擦れに合わせてちらちらと揺れるそれらが、視界の中で徐々に境界を失ってゆくような気がする。
「……あっちぃ」
ぼそりと洩らした呟きは、乾いて貼りつく喉の粘膜のせいで、ほとんど形にはなっていなかった。
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No.697
(創作)
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2006年08月27日の読書
2006年08月27日(Sun)
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本日の初読図書:
ついにシリーズ終了。サンデーで最終話を読みのがしていたので、どうなることかとドキドキしながら読んでました。斑鳩がすっかり成長しきっちゃったというか、もはや人外(笑) とりあえずロコ改めロッコが幸せそうでなによりです。
なんかもう、圧巻としか言いようがなく。 そしてアンデルセンを止めようとするアーカードの台詞が、表情が、この話の根底を成しているのではないかと。
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No.698
(読書)
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不思議なもので、水槽に空気を吹き込むエアレーションの音は、何故か聞いていると妙に心が落ち着いてくれます。 このところ、ちょっと暇になると水槽の横で、コポコポという音に耳を傾けつつ、金魚たちが泳ぐ様を眺めていたりなんかして。 そうして今朝もまた、寝起きのほへーっとした頭でしばらく水槽を眺めつつのんびりしていたのですが。
水槽をよーく見ると……よーく、見る、と……
こんな所にでっかい蜘蛛が(怖) な、なんか下手に床とか壁にいるのを見つけるより、すげえ怖いんですけど!!
我が家ではこの種の蜘蛛はゴ●ブリを食べてくれるからと放置しておくのが常なんですが、さ、さすがにこれは……いやまあ、放置しましたけど。水槽の側で殺虫剤使うわけにもいきませんし。 あー、しかしびっくりしたなあ、もう……(汗)
でもって、そんななかなかスリリングな目覚めを経た本日は、ガールスカウトで城山にテントを張りに行ってきました。……ほんとはテント張りだけでなく、もっといろいろやる大がかりなイベントがあったんですけれど、そのあたりはパス。つーか完全にお休みする予定だったところを、大型テントの張り方知ってる人間が他にいないからと、無理矢理かり出される羽目になったわけですが。
で、とりあえずテントだけ張って帰ってきたんですが、いやもうそのわずか一時間半ほどの間の暑かったことといったら! 城山というのはその名の通り、天守閣が建っているお掘に囲まれた山というか丘というか、そんな所でして。場所によってはけっこうな樹齢の木々が鬱蒼と生えていたりする、町中ではなかなかお目にかかれない緑あふれる土地だったりします。 ……はい、お判りですね。 鬱蒼とした木々の下、木漏れ日を見上げつつ苔生した石段などを歩きながら、思い切り蟲師の世界観を空想しておりました(笑) いやねえ、ギンコがそのへん歩いててもほんと違和感ない感じがしまして…… そんなわけで、暴走中の妄想がまた一個増えました。 あまりの暑さに半ば朦朧と足を運びながら、呆けた頭でこんなこと考えてた私はアホでしょうか(苦笑)
拍手・メールフォームお返事
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No.699
(日常)
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2006年08月28日の読書
2006年08月28日(Mon)
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本日の初読図書: シリーズ最終巻。 本屋で見るまで終了だとは知らなかったのでびっくりしました。
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No.700
(読書)
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黒くなるのはいっこうかまわんが
2006年08月28日(Mon)
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昨日二時間半袖で野外にいただけで、二の腕から前腕にかけてが赤くなって痛がゆい本日です<日焼け ……くそう、だから真夏でも長袖で通してるのに、昨日は制服必須だからってしかたなく半袖着ざるをえなくって(しくしくしく) 夏にも長袖ブラウス制服にいれてくださいよぅ〜〜>ガールスカウト日本連盟さま まあ、私が現役スカウトだった頃の制服は、冬でも半袖っつー恐ろしい代物だったので、その頃に比べればはるかにマシなんでしょうが(苦笑) しかし、もしこれで半日フルにイベント参加していたら、今ごろどんな惨状になっていたことやら……
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No.701
(日常)
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2006年08月29日の読書
2006年08月29日(Tue)
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本日の初読図書: 「女神とかけらと協会員(オンライン小説)」 「祭りとタマゴと協会員 (オンライン小説)」〜1−8 http://monokaki3.client.jp/
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No.702
(読書)
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二年近く使っていた母お手製の携帯ケース、ついにベルト通しの部分が切れてしまいました。 ……毎日ずっとベルトに装着していて、布製のそれが今まで良く保ってくれたものです(しみじみ) いま、日記ログで作ってもらった日に撮った写真を見てみたら、色といいよれ具合といい、気づかぬ間にどれだけ使い込んでいたかがしみじみと実感されて、なんだか感無量。 今までありがとうね〜〜>携帯ケース
で、それはそれとして。 仕事と耳の関係上、鞄に入れた状態で持ち歩くのはどう考えても支障が出るので、会社帰りに電気屋寄って、新しいのを購入してきました。
これまでと同じく腰に装着するタイプですが、今回はベルトを通すのではなく、ベルトに引っかけるタイプにしてみました。ベルト通しの場合、二本でズボンのベルト通しを挟むようにするタイプじゃないと、トイレ行ったときケースごとすっぽ抜けて落とす可能性が高いのですよね。水洗トイレならまだしも、仮設のくみ取りトイレでそれをやった日には致命的です(汗)←かつて知り合いが見事にやった しかし行った店でベルト通しが二本ついているものは見つなかったので、ならばがっちりホールドされるベルト本体を挟むタイプの方が良いんじゃないかと思いまして。 あとできれば、横向きに収納するものが欲しかったんですけど、こちらは置かれている商品ではサイズがあいませなんだ。
…………W-ZERO3はこれよりさらに大きいんだよなあ……(こらこらこら)
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No.703
(日常)
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2006年08月30日の読書
2006年08月30日(Wed)
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本日の初読図書: あれだけ新刊チェックしてても、見落としというものはあるんですな。 そんなわけで発見して速攻購入、即日読破。 今回はちょっといつもと趣が違った……かな? いえ相変わらず女王様のボウジャクブジンさは見事だし、泉田さんも本人自覚無く優秀なんですが。ちょっと感傷的なものが。なんだかんだ言ってこういう優しさを持ってるところが、お涼サマの魅力なんですよねえ。 そしてカラー口絵の包帯泉田さんを見て、「え、今回怪我するの? どんなシチュエーションで!? もしかしてお涼を守ってデスカ!?」とかものすごい勢いで妄想が駆けめぐったのはここだけの話。
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No.706
(読書)
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一応なんとか、月末までにこなさなければならないあれとかこれとか、作成できた気がします。多分。 つーか途中で乱入してくる電話や調べものや突発緊急書類作成やらなんやらで、自分でもいまなにの工事のどの仕事をやってるんだか訳ワカメっつーかーー(遠い目) まあそれでも、これでちょこっとは余裕ができるはずです。おそらく。きっと。
とりあえず今日は寝ます。眠いから。
ヒトコトお返事
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No.709
(日常)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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