2010年03月02日の読書
2010年03月02日(Tue)
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本日の初読図書: 最終巻。なんか初音実父の独壇場でした(笑) そして、なんか残りページ少ないなあと思ったら、終わってないし<新シリーズが始まるらしい とりあえず、兵×初(むしろ初×兵?)推奨派としては満足ですvv 絶対無理だと思ってたからな……そして初音パパはほんとにどうしようもない人だ……この先どうするんだろう? 今ひとつぼやかされていたのは、次シリーズではっきりさせるのでしょう。これでは買わないわけには行かないじゃないですか。くそう、踊らされてる。
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No.2661
(読書)
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2010年03月06日の読書
2010年03月06日(Sat)
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本日の初読図書: 給仕のヘンリーが探偵役の安楽椅子探偵物二冊目。 アシモフさんは本当に博覧強記な方で、話の内容が実に多岐に渡っています。 ちなみに今回は、1ペニー黒切手ネタで「もしかしてエラリー・クイーンへのオマージュ??」と喜んだり、指輪物語ネタが入っていてびっくりしたり、ベイカーストリートイレギュラーズが登場してさらに驚いたりしました。 他にも、「三つの数字」なんかは、今でもメルアド伝えるときとかに良くやる失敗だよなあとか思ったりと、三十年以上たってもまるで色あせていないそのトリックが魅力です。 ……しかし作中で「2010年には核融合が実用化されていないと……」などと語られていると、さすがに時代を感じるところはありますね(笑)
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No.2662
(読書)
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2010年03月09日の読書
2010年03月09日(Tue)
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発行年を確認して借りたのに、何故か蓋を開けてみたら三巻目だったブラウン神父。 ……まあ、短編集なのであんまり大勢に影響はないんですが(苦笑) 内容は、神父さんが探偵だけに、一見摩訶不思議な出来事に見えて、実はちゃんと現実的な事件でした、と言うパターンを踏んでいます。 ただ宗教や社会情勢の専門用語とかが多くて、ちょっと物語に入り込みにくいです。キャラクターも見分けがつきにくいかな……?
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No.2663
(読書)
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2010年03月10日の読書
2010年03月10日(Wed)
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本日の初読図書: 有名どころの一巻目。安楽椅子探偵物だと聞いていたので短編集だと思いこんでいたら、長編物でちょっと引きました。 が、読み始めてみたら、これが案外面白くて。登場人物けっこう多いんですけれど、読んでいて混乱することもなく、村の中の地理も単純ですし。割合さくさく読めました。 内容的にはまあ、こんな感じかと。証拠品よりもアリバイに重点が置かれている感じですかね?
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No.2664
(読書)
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2010年03月16日の読書
2010年03月16日(Tue)
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本日の初読図書: 時は江戸。火事の後の神田の一画に小さな稲荷神社が造られた。そこに勧請されたのは、新米神様 春門。彼と眷属のキツネたちは、下町で起こる事件を解いてゆく。ちょっと不思議な捕物帖。
新米神様と書いてあったので、もうちょっと頼りなさげなキャラクターかと思っていたら、時に眷属の方が気の毒になるほど傲岸不遜で常識なしのお方でした(苦笑)<春門 収録話数は二話。通しナンバー入ってないから一冊で終わりかもしれませんが、それはそれでキリが良くていいのかもしれません。 内容的には、畠中さんらしいお話でしたと。神様なのに地道に聞き込みしてたりとか、しゃばけに通じますね(笑) ……ただ二話目にちょっと謎が残っているような……なんで豊右衛門と石田屋の会話は目撃者によって印象が違ったのか……原作付きにありがちな削りすぎて説明のし忘れでしょうか。気になります。
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No.2667
(読書)
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2010年03月18日の読書
2010年03月18日(Thr)
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本日の初読図書: 給仕ヘンリーの安楽椅子探偵物も三巻目。 ……アシモフさんは本当に博覧強記で内容も多岐に渡っている分、ついていく方もかなり疲れますね(苦笑) 一話読んでは休憩し、一話読んでは翌日に持ち越して、と今回も12編読むのに何日かかった事やら、もう把握できてません。 ヘンリーさんは会員達が侃々諤々論議を交わしている最中に、そっと席を外して調べ物をしてきたり、電話をかけてきたりとだんだんちゃっかりしてきております(笑)
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No.2668
(読書)
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天気が良かったので
2010年03月19日(Fri)
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久しぶりに歩いて図書館へ行ってみました。 風はちょっと冷たかったですが、日光いっぱい浴びて気持ちよかったです。 借りてきたのはミスマープルを一冊と、ずっと貸し出し中になっていたのがようやく帰ってきていたホームズパスティーシュ、母要望のルパン続813、同じく母が読み切れなかった黒後家3巻を延滞手続きして、もう一冊、今度は鬼平犯科帖を借りてみました。 ……このところ、これは、というものに出会えないかと古典ものに次々手を出しているのですが、なかなか好みのものに巡り会えないんですよね……今度はいかがなものやら。鬼平は冊数多いらしいので、気に入れたら当分保ちそうなんですけど。
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No.2669
(日常)
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2010年03月20日の読書
2010年03月20日(Sat)
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本日の初読図書: 五冊組のパスティーシュ集三巻目。長らく貸出中になっていたのをようやく借りることができました。 ……やっぱりホームズは良いな……たとえ贋作でも(うっとり) むしろ現代に書かれた贋作だからこそ、文章などが判りやすく読みやすかったり、ワトソンさんの扱いがちょっと向上していたりと、嬉しい部分もあったりして。 今回は書き下ろし十一編とエッセイが三編。エッセイの内ひとつは、コナン・ドイル自身がホームズについて書いたものの抜粋です。 縛りのないアンソロジーだったこともあって、内容も変化に富んでいて面白かったです。例によって実在の人物(ブラム・ストーカーとか)が出てくるお話もありました。全体的に言って、良い感じのパスティーシュ集だったかと。
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No.2670
(読書)
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2010年03月24日の読書
2010年03月24日(Wed)
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ミス・マープルもの二冊目。今度は十三話収録の短編集。 「〜最初の事件」では、村の嫌われ者なおしゃべり婆さんで、あれ?と思ったミス・マープルですが、今回はイメージ通り編み物しながらさらりと謎を解く上品なお婆ちゃんになってました。 舞台は三種類。火曜クラブと名付けられたマープルさんの甥を含むおしゃべり倶楽部で持ち回りの会話をするのが数編。近所の夕食会に招かれた先で、同じく持ち回りに事件を話してゆくのが数編、最後の一編だけ、村で起きた事件をマープルさんが解いて元警察官に注進するという体裁でした。 上記のような流れですから、短編集と言いつつも、微妙に大きな流れが二つあります。特に夕食会の方。いやあ、美人だけど頭が軽いジェーンにあのような役割が振られているとは……
同じ安楽椅子探偵でも、黒後家蜘蛛が蘊蓄系なら、こちらは人間性を重視した動機から謎を解くタイプとでも言いましょうか。人の口から語られる事件としては、こちらの方が馴染みやすいかもしれません。
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No.2671
(読書)
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2010年03月25日の読書
2010年03月25日(Thr)
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本日の初読図書: ホームズさんの姪っ子パスティーシュ、5巻目。昨日の日記を書き終えてから読んだので、正確には昨日の読書です。 今回は「孤独な自転車乗り」とオリジナル小話を一編。 ワトソンさんが〜ワトソンさんの扱いが良くなってる〜〜〜〜vv 原作では代理捜査を失敗して、それはもうホームズさんにボロクソけなされてるんですが、こちらではアクションもこなしつつしっかり任務達成。さすがは元軍人、殴り合いもばっちりですvv<……古傷の扱いは? 結婚による女性の財産横取りを狙うという、女性蔑視な当時の情勢を反映した事件だったためか、クリスティが女性の自立について努力しているエピソードが付け加えられています。 イギリスで女性の権利が向上したのって、いったいいつ頃なんですかねえ。クリスティ、ずいぶん長生きしたみたいだしなあ(笑)<二巻参照
そしてオリジナル小話では、クリスティ ―― というか、クリスティ父の意外な出生が明らかに。クリスティはホームズさんと母方の親戚なので、父方の方にまで設定があるとは思いませなんだ。どんどん話が大きくなっていきますね(苦笑)
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No.2672
(読書)
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ちょっとした用事で出かけたついでに、来待ストーンという、モニュメントミュージアムに行って来ました。 来待石という、島根県東部で産出される石をメインテーマに据えた博物館(?)です。 いまの特別展示は「“石の鼓動”展〜来待石加工技術の恩人・昭和の名工「新出九一郎」〜」 常設展示は来待石の切り出しから石灯籠の作成までのビデオと作りかけの各段階実物オブジェとか、来待石で作られた発掘品の石棺や狛犬など、また現代作家のアートもあり、周辺で採取された各種の化石ありと様々。 まあ、入場料が入場料だけに、規模は小さいですけど、そのぶん好きな人間には気軽に楽しめる展示内容だったかと。個人的にはやっぱりサメの歯にロマンを感じます。小学校の頃、部活で化石採取した頃、ちっちゃなサメの歯見つけた奴はヒーローだったっけ。あれの何倍ものサイズがあるんだもんなあ……(うっとり) あとクジラの肋骨とかなんとかいう巨大哺乳類の下顎骨とか素敵vv 今回は時間がなかったこともありパスしましたが、体験コーナーも興味ありますね。彫刻体験は昔やったことあるので、陶芸体験とかやってみたいなあ。
来待ストーンからの帰りには、ちょうど通り道近くだったので、市立図書館へ寄りました。 県立図書館では10巻まで貸出中の鬼平犯科帳を1〜3巻借り出し。県立で妥協の末借りたのは短編集だったので、話の順番が飛んじゃってるんですよね。やっぱり一話目から読みたいので、県立で借りたのは読むのを止めて、こちらにシフトします。どのみち三話目までは同じ話で、まだ五話目までしか読んでませんでしたし。 いまのところ、けっこう面白いです。
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No.2673
(日常)
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2010年03月26日の読書
2010年03月26日(Fri)
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本日の初読図書: 火付盗賊改方の長谷川平蔵。彼は一見いつも笑顔を絶やさぬ穏和な男に見える。だがその素性は義理人情にも篤いが、悪党には容赦のない凄腕の剣客。盗賊達には「鬼の平蔵」、「鬼平」と呼ばれ、怖れられている。 そんな彼を中心に、江戸に巣くう盗賊や小悪党どもの悲喜こもごもを綴った、連作短編集。
ドラマでも有名な鬼平犯科帳、読んでみました。 いやあ、面白いわこれ。冊数並じゃないんで(全24巻)、確実に中途挫折するでしょうが、何冊かは読んでみたいと思います。鬼平さんのキャラクターも魅力的なんですけど、むしろ話の焦点は彼よりも盗賊や悪党や部下の与力同心達、寝返って狗(スパイ)になった元盗人の方などに置かれており、話のバリエーションも様々。鬼平さん、最後の一ページにしか出てこないような話もあります(笑) 前の話で脇役だった老盗が、次の話では主役をはっていたりと、話自身にもおおまかな流れが通っています。一話目で捕まった小悪党粂八が、まさかレギュラーになるとまでは思わなかったしなあ…… 表紙の折り返しを読んでみて、ひそかに「必殺仕掛人」シリーズとやらも気になってみたり。
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No.2674
(読書)
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2010年03月27日の読書
2010年03月27日(Sat)
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本日の初読図書: 二巻目読み終わりました。ブラウン神父や黒後家蜘蛛に比べると、ページ数の問題もあるんでしょうが、かなりの勢いで読み進められます。堅苦しい推理はなく、まさに連続ドラマ時代劇な感じで気楽にページをめくれるのが良い感じ。 いつも最後に鬼平さんの、ぽつりと漏らす一言が余韻をひいてくれます。 この巻収録の「妖盗葵小僧」と「お雪の乳房」で、途中で読むの止めた短編集に追いつきました。3巻目からは安心して読めます。
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No.2675
(読書)
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2010年03月28日の読書
2010年03月28日(Sun)
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本日の初読図書: 今回の平蔵さんは、火盗改長官を一時解任されて、悠々自適の京都旅へと出かけております。別に不始末をやらかしたからではなく、火付盗賊改方長官という役職は、事件のない時分には空位になるものだったそうで。 しかしそこは鬼の平蔵。何事もなく済むわけはなく、あちらこちらで事件に巻き込まれ、供についてきている兎の忠吾といろいろ活躍しております。この忠吾がまた、1〜2巻に引き続き、女の引きが良いんだか悪いんだか。関わる女関わる女、みんな訳ありですよ、気の毒な(笑) いつもは無敵の剣客な平蔵さんも、今回ばかりは絶体絶命の危機に陥ったりと、読者の興味をそらしません。さすがですね池波正太郎。久しぶりに出てくるキャラクターには、ちゃんと「以前〜した○○だが」といった解説がついているのも読みやすい一因かと。
仕掛人とは、金で殺しを請け負う殺し屋稼業。その掟は「この世に生きていては毒になる奴を消す」こと。鍼灸医 藤枝梅安は、針の名医を表看板に、裏では悪人を闇から闇へと葬る非情な仕掛人を営んでいる。 同じ仕掛人である、吹矢の名手で楊枝屋の彦次郎を相棒に、梅安は今日も必殺の殺し針をふるう。
仕掛人シリーズ1巻目。 ……うーん、必殺仕事人みたいな勧善懲悪ものを想像していたんですが、ちょっとイメージ違かったかな……? 設定はそのものズバリなんですけど、仲介屋がいい加減なこともあってか、けっこう普通の人も殺しちゃってたり、場合によっては仲介屋自体まで手にかけちゃったりと、ほんとに非情な話運びです。人情もの、勧善懲悪スキーには鬼平さんの方があっているかもしれません。 ……池波先生の話は食べ物が美味しそうだと噂らしいですが、それには鬼平よりもこちらで納得しましたけど。薄出汁の大根とお揚げの鍋とか、鰹節と薄口醤油の粥とか、夕食前に読んでいると腹が鳴ります(笑) ああ、あと鬼平犯科帳とは世界観が同じらしく、同じ登場人物(香具師の元締め)とか出てきました。 そこらへんも、『正義』の鬼平さんと『殺し屋』の梅安さんの、住む世界の違いを見せつけられて、好みが別れる要因になりそうかと。
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No.2676
(読書)
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ややこしくなってきた
2010年03月28日(Sun)
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鬼平犯科帳、昨夜の内に三巻も半ばまで読んでしまったので、市立図書館へ続きを借りに行きたいのですが、母がまだ1巻の途中なのでそうも行かず。 県立図書館で借りていたもろもろは読み終わったので、今回はそちらの方へ行ってまいりました。とはいえ、県立の方では相変わらず鬼平が貸出中なので、こちらは気になっていた、仕掛人・藤枝梅安など選んでみたり。 どちらも池波正太郎なので、返却するときに間違えないようにしなければ。
それにしてもこのところ、こと読書に関しては調子がいいです。去年は一年間で三十三冊しか小説が読めなかったのに、今年は三月の終わり現在で既に三十冊近くに達しておりますからね。 ……現実逃避でもなんでも、できるようになってきただけましというものです(しみじみ) あとは書く方だなあ……ちょっとはネタも思いつくようになってきたんですけど、いざ文章にしようとするとなかなか気力がそこまでいきつかなくて……
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No.2677
(日常)
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2010年03月30日の読書
2010年03月30日(Tue)
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本日の初読図書: シリーズ二冊目。五編収録。 鬼平犯科帳もそうなんですが、この仕掛人シリーズも短編集の割に話同士が繋がっていて、長い一話……それどころか巻をまたいだ続き物のようになっています。 1巻の終わりで上方から帰ってきた梅安さん、今回もまた上方へ足を伸ばしておりました。ゲストキャラ小杉十五郎が江戸にいられなくなったので送っていったという流れ。この小杉さんは、また登場しそうな感じがします。 ところで小杉十五郎……どこかで見た字面だと思ったら、声優の小杉十郎太さんに似てるんですな(笑) 一度そう思ったら、もうイメージが離れません。……やっぱり再登場して欲しいなあ。
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No.2678
(読書)
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2010年03月31日の読書
2010年03月31日(Wed)
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本日の初読図書: 三巻目。 一話目が書かれてから十年ぐらい経ってるらしいです。多作な方なせいもあってか、ちょーっと話に矛盾が出てきているきらいがなきにしもあらず。 ともあれ小杉十五郎さん、再登場万歳(笑) しかしこの巻の最初で再登場→行方不明になった彼は、何故か終わりで再び上方の白子屋菊右衛門預かりになっていて、しかもそれだけはすまいとされていたはずの、仕掛人の道に入り込んでおり?? でもまあ、もともとアマチュアの仕掛人みたいな人だったしな…… 梅安さんも、「これまでに女を仕掛けたのは、たった一人だ」とか、第一話を思い切りくつがえすこと言ってるし。 それはさておき、今回はまたいつもにもまして、依頼された以外の仕掛けが多かったように思います。自分が殺したいと思ったから殺す、手前勝手な殺人者的な部分が嫌味にならないのは、さすが池波正太郎というところでしょうか。
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No.2679
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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