よしなしことを、日々徒然に……
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 2017年12月04日の読書
2017年12月04日(Mon) 
本日の初読図書:
■魔獣に転生した俺と、彼女の話。
 http://ncode.syosetu.com/n4615do/

16歳で若死にした少年は、異世界で高位の魔獣 雷虎に転生した。
風を切って走ることが楽しくて楽しくて、特に何にも興味を持たないまま、ひたすら世界中を駆け回り続けて、気がつけばもう120年。
その日も、たとえ人間の街の中であろうとお構いなしに走っていた彼は、ふと視界に入った少女の姿に目を止めていた。10歳ぐらいの、とてもきれいで、美しいドレスを身に着けた、いかにも貴族といった風体の少女。
しかしその目には傲慢さなどまったくなく……むしろ何故か、よく似た姿をしたおっさんに怒鳴られ、手まで挙げられていた。
おっさんが出ていったあと、泣いている少女が気になった彼は、開いたままの窓からそっと室内へ入り話しかけてみた。少女 ―― セラフィナは特に怯える様子もなく、彼と言葉をかわし、その毛皮をなでてくれる。
セラフィナは公爵家の娘という立場だったが、父親からは虐待を受けていた。
彼女を産んだ際に母親が亡くなったから。愛する妻を奪ったからという、どうしようもない理由かららしい。
何となくセラフィナが気に入った彼は、魔獣契約を交わし、彼女のそばにいることにした。あくまで気まぐれ。気に入った存在に力を貸しますよという程度の、軽いものだった。
高位魔獣だと知られれば、父親に取り上げられた上、溺愛されている後妻の娘に与えられてしまうかもしれない。そう訴えられた彼 ―― ゼノは、小型化して猫のような姿をとり、セラフィナと毎日を共にしていた。
そうして時は過ぎ、十五歳になったセラフィナには同じ公爵家の跡取りという婚約者が定められ、学園にも通うこととなった。契約魔獣であるゼノも学園へはついていくことができたので、特に不満もなく、それなりの学園生活を送っていた。しかし王子の婚約者となった異母妹が入学してきたことをきっかけに、何故か彼女の評判はどんどん悪くなっていって……


いわゆる悪役令嬢的な立場に置かれちゃった少女を、傍らで見守る転生者(非人間)のお話。本編7話で完結済。後日談的番外編も12話ほどあります。
異母妹の方がヒロインポジションで、自分は溺愛されているだけに、父親の「昔から悪さばかりするから、離れで暮らさせている」といった言葉を鵜呑みにして、姉が虐待されていることに全く気付いてません。疑うことなく100パー善意で「優しいお父様を困らせちゃダメ」的なことを口にしてます。で、そんな「健気で心優しい異母妹」に周囲が味方し、婚約者までが傾倒していって、冤罪かけられた挙句の婚約破棄イベントが……という流れ。
後日談ではある程度ザマアがありますが、妹ちゃんやその取り巻き達も、そこまでひどい目にはあってません。せいぜい自分が婚約破棄されたり、嫡子から外されたりと言った程度。まあそれなりに反省して、己の未熟さを自覚した感じはありますし、妥当なとこですかね。なお父親は、強制隠居と言う名の社会的抹殺ルート。
でもセラフィナ達自身は、もう全くそこらへん興味なくて、どうでも良い感じなのがむしろ最大のザマアというか。恨みすらない無関心って、ある意味完全な復讐だと思います。
そしてもちろん、セラフィナとゼノは幸せになるのですが……ゼノが人型になるパターンは無論のこと、セラフィナが獣化するバージョンもあるのが斬新っつーかなんつーか……
ゼノが魔獣の姿だと何とも思わないのに、人型になったところを見たら好きになるような女性がいたら嫌だから、人前では絶対人化しないでくれって……ものすごい主張ですよね(苦笑)
虐待され続けてきた割に、いっさい卑屈にならず、自分の望んだ道を貫く意志と実力を兼ね備えたセラフィナ強いです。
No.8735 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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