刑事7人感想(ネタバレ配慮したけどいちおう注意)
2017年10月08日(Sun)
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本日の作業BGMは結局、刑事7人第3シーズンの終盤をチョイスしました。 おおおお、シーズン3にしてついに、1ではまったく触れられなかった主人公の過去とか、2からいきなり主人公のキャラ変わってね!? といった諸々の解決をぶっこんできましたね! しかもラストがまさに衝撃というか、これぞ悪堕ち! と言うものを見れた気がします。そうだよ、どんでん返しとか悪堕ちをやるならこれぐらい、事前にちゃんと伏線張った上で、複雑な人間心理絡めてきて欲しいんですYO! ……もともとかなり初期の、『彼女』が日記片付けてるシーン見た時から、あの展開はあるだろうなと思ってた。 そして『彼』が死体を残さず行方不明になった時も、これ上司とグルになった猿芝居なんじゃね? とは勘ぐってた。 しかしそこでミスリード挟んで二転三転させつつ、最後を藪の中にせずちゃんと決着つけてくれたことがまず嬉しかったです。 しかも『彼』の、矛盾に満ちた言動がですね……裏を勘ぐるとそれだけで妄想が突っ走りそうで。 「自分が一番、頭が良いと思っている。ずっと鼻についてたんですよ」と主人公に対して辛辣なことを言いながら、それでも彼が妻子の件で暴走した時にはシステムに予定外介入(発声させる)してまで止めるべく情報を流している。彼らが危険な場所に行くと知れば、設置済みだった爆弾を爆発させずに終わらせる。 「大切な、仲間ですから」 繰り返されるこの言葉に、けして嘘はないと思うんですよ……パスワードに込められた意味と言い、それは絶対に間違いない。そのうえで何故、主人公達に対してあんな台詞を言うのか……それは自分のやったこと、これからやることで、主人公達が抱くであろう罪悪感を、少しでも軽減させるためだったんじゃないかとかですね、思っちゃうんですよ( T ^ T ) だからこそ、主役の「僕は、あなたが好きでしたよ」という返事と『彼』の選択が切ねえ……
とまあ、そんなこんなで。 ながら見したのはちょっともったいなかったなというぐらいに面白かったです。ってか最終話謎解きシーンでは手ぇ止めて見入ってたよ(苦笑)
すべてが終わった最後の台詞、「それでも時は進んでいきます」。 他でもない、シーズン1では止まった時計を身につけて、停止した時間の中で生きていた主人公が、シーズン3の最後でその言葉を口にする。 ああ、このシリーズはこれで終わりなんだなあとしみじみ思ったのでした。
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No.8542
(映像)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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