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もはや出たとこ勝負の行き当たりばったりになりつつある、人形用のカーディガン。 13枚目のモチーフを作り終えたところで、一玉目の糸を使い切りました。使用しているのはダイソーの#20ミントグリーン。20g玉です。
一応、大体の必要糸量は測ってシャトルに巻いているものの、どうしてもロスは出てきます。途中で足りなくなるぐらいならと、ある程度は余裕を見ていますし。
とはいえ、あまり無駄にするのは、いかに材料費が母持ちと言えども、もったいなく。
そこでちょうど良い機会だと、どれぐらいの無駄が出ているのか、計測してみました。 今回、最初の試作やゲージは同じダイソー#20の別色で作成したので、まったく手付かずの新しい玉で本番を開始。今のところはリカバリーできずに切って捨てた部分もないので、今後の見積もりをするにはちょうど良いでしょう。
まずは、新品の糸玉を計測。
ほう、さすがに芯の重量込みで20gってことはなかったんですね。 では、使い終えた芯の方を測ってみると、
35g−13gで、純粋な糸の量は22gでした。 ある程度の個体差はあるでしょうが、それでも苦情が出ない程度にはちゃんと考えられてたみたいです。いや、疑ってすまんかった、ダイソーさん(苦笑)
さてそれでは、実際に1玉使って結び終えた、13モチーフ分のレース総重量はと言うと……
19グラム。 だいたい3〜4グラム。全体の2割近くを、糸始末とか巻き過ぎで処分した計算になるのでしょうか。 これを多いと見るか少ないと見るかは……微妙なところですねえ…… #20の糸は太さがあるぶん、同じ50cmを捨てた場合でも、#40の場合とは倍ぐらい重さが違いそうですし。
なお、作成しながらさらにいろいろ繋ぎ順図に手を加えた結果、必要なモチーフの見込み枚数は44枚に増えています。あくまで現状は、ですが。 ならば単純計算で、やっぱり4玉弱は要りますね。これからまた、どういう計算違いが出てくるかも判りませんし。
でもって、 とりあえず14枚目までを繋いで、袖〜脇下〜首元に関しての大体の形が整ったところで、今日の所は一段落。繋がずに保留していたピコ類をあっちにこっちにと別糸で結び合わせた結果から、さらに何度目になるか判らない繋ぎ図の見直し修正。 どうやら1〜14まで繋いだ同じものをもうひとつ作って、背中の部分に一列編み込みながら一枚に繋ぐのが良いんじゃないかという結論に至りました。それなら失敗した時のダメージも少なそうですし、裾の長さを調整したり、角の三つ葉を省略する部分も間違えにくそうですしね。
そして、 だいぶこのモチーフの作り方も慣れてきたところで、ふと思いつきました。 サブシャトル、いちいち糸を送り出すのが面倒な上に、ほとんど巻き戻さないよなあ、このモチーフ。しかも#20と太目の糸を使ってるし。
これは、チャンスじゃね?
そんな訳で、15モチーフ(逆側の袖の1モチーフ目)から、クロバーのボビンシャトルを採用してみました。 このボビンシャトル、糸を引き出すのにかなりの力が必要なため、細糸だとぶち切っちゃいそうで怖いんですよね(−ー;) しばらく使い込めばマシになるという話も聞きつつ、その「使い込む」のがなかなか難しいと思っていたので、今回のこれは渡りに船★ 私にとって一番の問題だった、マジックスレッド導入糸を引っ掛けられないという点も、サブとして使用するなら関係ないですし。 問題は#20を両手×3(およそ420cm)巻くというのが、このシャトルにはかなり厳しいというところなのですが……そのあたりはまあ、引っ張った時に糸が食い込むことを防止するのを兼ねて、気持ちきつめに巻くことで、ぎりぎりなんとか。
最初の方はなかなかの使い心地でした。ただやっぱり糸の残量が減る = 回転軸が細くなってくると、糸を引き出すのにまた力が必要になってきますねえ。 なにかうまいコツはないものでしょうか……
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No.8224
(創作:: タティングレース)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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