2017年02月22日の読書
2017年02月22日(Wed)
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本日の初読図書: ■「ヒトクビオロチと生けにえのクロ」 http://consider21.web.fc2.com/
村の娘に一目惚れした旅の青年によって、ヤマタノオロチは討伐された。話の通じるひとつの首だけを残して。 そして時は流れる。青年の孫にあたるクロは、ヒトクビオロチとなった一頭を慰める生贄として過ごしていた。村人たちはオロチを恐れ、また若い娘 ―― 自分とは無関係の人間 ―― を犠牲に得ていた安寧を失わせたことで、青年に連なる一族を疎んじている。孫娘であるクロと、まだ幼いその娘ミュステ。今となってはたった二人残された彼女達の味方は、近所のファタおばさんと……そしてオロチだけだ。 娘とオロチと話をしながら、槍を振るう訓練をする。そんな毎日を過ごしていたクロだったが、しかし季節外れの疫病が流行し始めた中、村人たちはオロチとクロのせいだと言い始めて……
上中下+エピローグの中編で、さらっと読めます。 とりあえず八岐の大蛇と聞いたら、そりゃチェックせずにはいられないでしょうww ヒトクビオロチという語感も面白いです。 クロの年齢は二十一歳。娘は四歳。あの時代ならむしろ年増レベルなんでしょうか。 雰囲気的にはあんまり古代っぽいところはなく、「朝食、着替え、洗顔、歯磨き」とかレシピだのトングだのといった単語が普通に出てくるので、ファンタジーものとして読むほうが楽しめるかと。オロチ退治したのも別にスサノオではなく、「スダ様」ですしね。あと草薙の剣じゃなく槍だったり。 なにはともあれ、今後をいろいろ妄想したくなるお話でしたvv
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No.8037
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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