よしなしことを、日々徒然に……
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 けっこうショックだった
2017年02月09日(Thr) 
昨日作成したミニドイリーの、外周三つ葉が一個足りなかった件。
前の記事ではいつものように顔文字入りで ・゜・(ノД`)・゜・ とかやっていましたが、実は相当に凹んでいました。
あんなにあんなに何度も確認して、何回もほどいてやり直したのに、それでも間違えるなんて、私やっぱりこれタティングレース向いてないんじゃね? とか、急激にモチベーションが下がっていたのですよ。
もうこのまま新しいのに挑戦する気力も戻らなくて、ぱたっと止めちゃうかも……とまで思考が落ち込みました。
実際、今朝起きた段階では、「今日は久々に何か読もう。レースはしばらくいいや」と思って、気がつけば自炊済の再読ラノベを五冊ばかり流し読みしていました。

それから昨日付けのブログ記事を、下書きだけでまだUPしていなかったことを思い出し、読み返してちょっと手を加え、改めてアップロードし……そこで思ったのです。
この失敗作、正直言って視界に入れたくない。でもしまいこんで目に触れないようにするということは、それもう捨てるということと同義だよね?

なら、ぶっちゃけ駄目にしちゃっても良いよね??

……はい、やりました。
これはもっと大物で、しかももっと細い糸で似たようなことをやらかした時のための練習なんだ! そう自分に言い聞かせて、思い切りよくハサミを入れました。

そんな訳で……



頑張りました(えっへん)<ちゃんと三つ葉が12個になっている

……って、ぱっと見どこが変わったかなんて区別つきませんよね。うん、自己満足だって判ってた(苦笑)
でもこれで、もうこのドイリー見たくもないという気持ちも消えたし、この先もタティングレース続けるぞという意欲が戻ってきたので、それで良し! あと経験もしっかり積めたしvv

ちなみに、どこをどう直したかというとですね。
↓のように、繋ぎ場所を一箇所飛ばしたせいで外周の三つ葉が一個足りなくなっていたのを、



該当部分で糸を切り、チェインを1本と、ひとつ後の葉っぱ1枚を解きました。
そして新しい糸玉とシャトルを添えて、



解いた分+三つ葉をもうワンセット、編み足した訳です。
……こう書くと「何だそれだけか」と思われるでしょうが……実はタティングレースでこれやるの、けっこう大変なんですよ。主に糸始末の部分で。

まず、切り離した部分で糸が2本×両端の4本出ます。
さらに新しく足したシャトルと糸玉の、結い始めと結い終わりで更に4本。
合計8本の糸端を、表に響かないよう目立たずに処理しなければならないのです。
初心者向けサイトや、今回購入した書籍などでは「裏で結んでボンドを垂らして乾いたら短く切る」とか書かれていますが ―― そんなやり方は、私の美意識が許しません(苦笑)

しかし針を使って縫い込むにしても、さすがに8本は多すぎる(−ー;)
しかもハサミで切ったうちの2本は、結んだら長さが1cmくらいしか残らなかったので、ろくに針にも通せません。
結局いろいろと試行錯誤して、まずシャトルから糸玉代わりになるチェイン作成用の巻糸を、あらかじめ多めにくり出しておくことにしました。これで処理する糸端は6本に減。
さらにハサミで切ったうち最初の2本は、シャトル糸に添わせて、最初に作るチェインに結いこみました。芯糸3本はいちおう許容範囲。長さ1cmの糸端が少々扱いにくかったですけれど、まあ4目分ぐらいは結び込めたので、大丈夫でしょう。これで残りは4本。
で、そのまま三つ葉を作成していき、最後のチェインの残り半分から、マジックスレッド用の絹糸を仕込み。さらに最後の葉っぱにも、残り5目ぐらいの位置から絹糸を以下同文。
これで三つ葉の根元部分に集中した糸端4本のうち、長さに余裕のある2本をマジックスレッドで内部に引き込めました。
で、残りの2本のうちまだ長い方を針に通し、編み目の間をくぐらせながら、長さ1cmのもう一本を覆うようにというか、絡め取るようにして縫い込んで、と。

……これでなんとか、すべての糸端を内部へ隠すことができました。

ほんとに「それだけ?」って感じに聞こえるでしょうけどね……めちゃめちゃ大変でした。
タティングレースやる方なら、判っていただけると思いますけど!

最大瞬間糸端数(マジックスレッド用の絹糸込み・シャトル糸は除いて)9本の糸端が、ひとつのモチーフから垂れ下がってるんですよ!? しかもうっかりそれぞれの糸の重なる方向とかチェインを絡める向きを間違えたら、ほどいてまたやり直し。もちろん糸同士が絡まったりした日には、目も当てられません。

いやあもうほんとに、我ながら良くやり遂げた……(遠い目)

って言うか、マジックスレッド練習しておいて良かったと、本当に心から(しみじみ)

ともあれ、
これがやれたんだから、ケルティックじゃない普通の平面モチーフならたいていのリカバーはできそうだと、我ながらちょっと自信がつきましたww

せっかくだから、最初からの変遷を並べてパチリとな。



上が試作第一号、ダイソー#40ホワイト。左下が試作第二号、糸は同じ。
で、右下が今回の謎糸で試行錯誤バージョンです。

「優雅なタティングレース」には、このミニドイリーを中心に据えて、さらに周囲へ縁飾りを重ねた大作の編み図も載っています。

■花月 | 40番の糸で再挑戦|11:円形ドイリー
 http://hanatsuki193.blog119.fc2.com/blog-entry-306.html

こんなふうにバランスよく美しい編み目で、しかも繋ぎ間違いとかせずに仕上げられるようになるなんて……私には果てしなく遠い夢だなあ……
No.8025 (創作:: タティングレース)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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