2016年10月16日の読書
2016年10月16日(Sun)
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本日の初読図書: ■悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される http://ncode.syosetu.com/n7864de/
物語エンディングの前日に前世の記憶を取り戻し、ここは乙ゲーの世界で自分は明日婚約破棄からの国外追放を言い渡されると気がついた、悪役令嬢のティアラローズ。 しかし彼女が婚約者である王太子やヒロインに対してやったのは、あくまで人の上に立つ者としてごく常識的な注意ばかりだった。 王家の次に権力を持つ“ラピス”の称号を賜った家の令嬢である彼女を、いったいどう断罪するつもりなのだろう。 不安は残るが、少なくとも死刑にされることはない。それにヒロインの言うことを鵜呑みにして、調査すらまともにしないような王子と結婚したら、将来は苦労の連続に違いない。おとなしく婚約破棄を受け入れて、そっと会場から退出しよう。ティアラはそう決意した。 そうして迎えた、断罪の卒業パーティー。王子は彼女を告発し、明らかに日本人としか思えない名と容姿を持つヒロインが、その傍らで頭の悪いことを言い出す。じょじょに広がる呆れを含んだ空気の中で、ひとりの男性の声が会場に響いた。 「そこまでですよ、ハルトナイツ王子。ティアラローズ嬢よりも、貴方の言葉の方がよほど酷いではありませんか。――ねぇ、ティアラローズ嬢?」 それは、ゲームの展開にはなかった言葉。 隣国の王太子であり、この国へは一年間だけ留学に来ていた同級生、アクアスティード・マリンフォレスト王子が割って入ってきたのだ。 彼はこのゲームの攻略対象でこそないが――続編である第2部のメインキャラクターであると、告知されていた。ただ発売より先に生涯を終えたティアラローズには、彼の立ち位置を正確に把握することができない。 驚く彼女の前で、アクアスティードが跪き、ティアラローズの手を取る。 「婚約を破棄されたのですよね。……それならば、私の妃になっていただけませんか?」 幼い頃から王太子の婚約者であった彼女は、異性に対する免疫がまったくなかった。そして婚約者である王太子は、彼女にこのような態度をとってくれたことなど一度もない。 真っ赤になったティアラの前で、ヒロインが取った行動は……
悪役令嬢もの。書籍化・完結済・ダイジェストなし。 全三章に分かれていて、第一章は転生ヒロインザマア。第二章は嫁いでいった先で、続編ヒロイン(現地人)に怯えつつ、別の攻略対象に愛を囁かれたりなんだり。第三章は乙ゲー要素が薄れて、隣国の妖精王達の両片思いに巻き込まれてドタバタな感じ。 主人公は自分が悪役令嬢になっているからと、いつゲーム補正で恋人(隣国王子)を奪われるかと不安だらけですが、隣国王子はブレることなく主人公溺愛しまくりです。主人公も、引け目は感じていても、別にそれで他の攻略対象に揺れたりはいっさいしないので、全編砂糖吐きそうです(笑) ただ第一章のヒロインとか、第三章で出てくる女性妖精王が、人の話聞きゃしねえで勝手しまくるのが非常にうざいです。第二章ヒロインは、まあまあ良い子なんですけどね。むしろ第一章のヒロインが絡んでこなけりゃ、彼女はごく普通に友達になっていたんじゃ疑惑もあったりとか。
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No.7855
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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