よしなしことを、日々徒然に……
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 2016年09月25日の読書
2016年09月25日(Sun) 
本日の初読図書:

……本日というより、ここしばらくでちまちま読んでたのをまとめてメモ。

■となりの魔王
 http://ncode.syosetu.com/n4868bt/

警察が暇を持てあまし、隣家とは田んぼ三つ離れていることも珍しくない。そんなごくごく普通の、ちょっと辺鄙な田舎町。
そこに住まうやはりごくごく平凡な女子高生 瀬野夏織は、チャイムに応じて玄関を開けた途端、硬直していた。
全身に黒く禍々しいベールをまとい、肩にはカラスを乗せ、こめかみあたりから細い角らしきものを生やした長い黒髪の男が、見上げる程の高い位置から地響きを感じるような重低音で名乗ったのだ。
己は魔王だ、と。
「本日より隣人となるが故、挨拶に参じた。つまらぬものだがお近づきのしるしぞ」
「はあ、これはどうも、ご丁寧に……」
手渡されたのは、今時そうそうは見かけないであろう引越しそば。
生まれて初めての引っ越しそばと生まれて初めての魔王。初めて尽くし、と感想を抱くには後者の存在感が尋常ではなかった。
混乱する彼女に、しかし母や町の住人達は別に珍しいことではないと笑い、当たり前のように受け入れている。なんでもこの町には、昔から時々魔王が現れるらしい。なにをするでもなく、たただだ普通に暮らしてゆくだけ。何日間か、あるいは何十年か。そして用が済んだらまた地元(どこだ)にお帰りになるのだと言う。
でも魔王だよね!? という困惑と恐怖を理解してもらえぬまま、無情にも回覧板の配達を言い渡された夏織は、恐る恐る隣家へと足を運ぶ。そうしてゴゴゴゴゴと穏やかでない音を立てて扉(普通の合板)を開けた魔王へと回覧板を渡し、逃げるように踵を返そうとする。
「待て娘」
魔王はそんな彼女を、冷たい魔性の声で制した。
「芥のはからいについて造詣は深いか」「は?」「屑物の扱いを熟知しているかと質している」「…………ごみの捨て方知ってるかって話……?」「そう述べている」
それならそうとストレートに言って欲しい。なんだよ芥のはからいって。
「町内会入る時に、ゴミ収集の手引きはもらいました?」「打ち捨てられた残骸の末路を記した書か」「壮大だな!?」
一事が万事すれ違いまくる会話ではあったが、しかし魔王はなかなか律儀なようで。町内会費もきちんと収め、近所付き合いもこなしているらしい。
「案ずるな。余は盟約を違えぬ」
その顔と声で物々しく語られると、さながら血の掟のごとくに響く。が、実際にはゴミ分別のルールを守るかどうかといった内容の話である。
そんな魔王の面倒を見ているうちに、気づけば夏織もすっかり慣れてしまっていて……

それなりの田舎町に住み着いた魔王と隣家の女の子の、普通なんだか普通じゃないんだかよくわからないご近所ゆるゆる物語。短編連作で書籍化済、ダイジェスト化なし。
書籍化後もちょこちょこ更新されているようですし、書籍は書籍で書き下ろしが入っているらしく。
おのれ、これが戦略というやつか! 小癪な手段を取りおって!!<ポチろうかどうしようか迷い中
……ともあれ、久々に腹筋の鍛え具合を試されました(笑)
公共の場で読んではならないと感想欄に並んでいましたが、遅えよ。ってか自室で一人で悶えるのも十分怪しいわ!<褒め言葉
魔王さまのどこまでもブレない魔王っぷりと、その佇まいにそぐわぬ素直で善人な天然っぷり。
そしていつの間にかすっかりそれに適応し、任命された参謀職を見事にこなしている夏織ちゃん。
二人の阿吽の呼吸(違)がたまりません。


■REVENGER 〜やり直しが許されるなら、今度こそ 〜
 http://ncode.syosetu.com/n3733ck/

婚約者に裏切られ殺された挙句に逆行転生した公爵令嬢と、乙女ゲームの世界をバッドエンド経由して異世界トリップ(若返り作用つき)してきた少女と、異世界トリップしてきたのち失意のうち自殺してまだ同じ世界で生まれ変わった少年の三人が、協力して公爵令嬢の死亡フラグを叩き折りつつ平穏な人生を目指すお話。
…………ところで『平穏』って何でしたっけ?
中編完結済。


■僕達は我に返る(1)〜(番外編)
 http://ncode.syosetu.com/n7029cn/

うちの生徒会役員達ってもろテンプレ乙ゲーキャラだけど、逆ハーって、リアルで見ると痛いよねえと昼休みに話している少女達の話を立ち聞きして、ヒロインに入れあげて生徒会の仕事を放り出していた攻略キャラクター(っぽい面子)が我に返って更生してゆくお話。
1話1キャラで語られてますが、ほぼ展開は同じです。
……ただ最後の最後にどんでん返しが。
ヒロインにも実は思惑があって、逆ハーエンドなんてまったく望んでませんでした。「あたしはそこいらの転生バカとは違って、逆ハーレムなんて危ない橋を渡るつもりはないんです」めでたしめでたし……と思わせておいて、結局は自分の本命のためになら他の人達へどんだけ迷惑かけても気にしない(たとえば生徒会業務が滞ることで、補佐達がどれだけ大変だったかとか、学園内が引っ掻き回されたかとか)あたり、やっぱりこのヒロインは好きになれないというか、読後感がじわじわと怖い。
どれだけ自分の意志を取り戻してまっとうな道に立ち返ったように思えても、結局のところは全てシナリオ通りとか、怖すぎます……
No.7837 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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