2016年09月12日の読書
2016年09月12日(Mon)
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本日の初読図書: ■悪役令嬢ってこんなのだったっけ?私、魔物と結婚しました。 http://ncode.syosetu.com/n3637cw/
自分が悪役令嬢に転生していることに気がついた公爵令嬢ロイズは、前世の記憶を取り戻した5歳のその日からずっと、人生がストーリー通りに進まないよう抵抗してきた。 しかし世界の強制力というものなのか、どんなフラグも回避不可能。間抜けを演じても王子様の婚約者になり、魔力が無いふりをしても王子様の婚約者だからと学園に入れられ、王子様をゴミを見るかの様に見つめても【照れている】という解釈に。 それでも諦めず、常に友達数人との行動を心がけ、ヒロインには近づかないようにしていた。 しかし結果は惨敗。綺麗な涙を流すヒロインに問いかけられた友人たちは、次々と嘘の証言をし、自分がヒロインへ嫌がらせをしていたという事実がでっち上げられてゆく。 そうしてロイズは公爵家と絶縁されたうえで、長かった美しい髪を切られ、周囲の人間から石を投げられ、罵られ、故国から永久追放された。そんな彼女をヒロインは、周りから気づかれないよう嫌らしい嘲笑を浮かべて眺めている。 投げられた石でボロボロになったロイズへと、王子や国の重鎮の息子といった攻略キャラ達は、さらに殴る蹴るの暴行を加えた。そうして魔の森へと捨ててゆく。 魔物だらけの森の中、歩くことも出来ないほどの傷を負わされた彼女は、たったひとつの希望を胸にひたすら待ち続けていた。 前世でプレイした乙女ゲームには、続編が存在していたのだ。あいにく彼女は購入していなかったが、一部のユーザーの間にある噂が流れていたのだ。 いわく、【魔の森に捨てられた筈のロイズが、実は隣国の王子様に助けられていた】と。 なので必死に気配を殺し、最大限魔力消費を押さえながらの結界を張りつつ、彼女は待ち続けた。 そうして、もう日が暮れる頃。 ようやく彼女の前に現れてくれたのは、芋虫の魔物と、戦斧を持ち虎皮をまとった、真っ赤な巨体のオーガで……
……なんか最近、悪役令嬢ものばっかり読んでる気がしますが(苦笑) もともと復讐、見返しザマア系が好きかつ、短くまとまっているものが多いからでしょうか。 全六話ほどの中編、完結済。 ヒロインも転生者で、悪役令嬢がストーリー通りに動かないことにムカついていろいろ画策しまくる、すげえうざい女です。ヒロイン視点の話で語尾に「!!」っとか「♪」とかつきまくってるあたりがもう。 そしてロイズは魔の森で、イケメン尽くす系オーガとラブラブ新婚カップルに(笑) オーガの母親や、森の魔物達にも受け入れられて、もう砂糖吐きそうなぐらいです。爆発しろww なおオーガの外見は「角、尖った耳、三白眼、2本の牙、人間の倍はありそうな大きな身体」まではうわーー、なんですが、「男性特有の低く掠れた鋭い声」「甘い低音」ときて、「キリッとした目元にスッと通った鼻筋。下の牙が唇から上に出ているけど、シャープな顎。さらさらで長い髪」と徐々に描写が上方修正されてゆきます。 私の脳内では、コミカライズ版 Re:Monster のゴブ朗改めオガ朗のビジュアルでイメージ定着しました。うん、あれならイケメンかつオーガって言うのも納得できる。
最終的にはヒロインもこれでもかってほど生き恥をさらしつつ、でもそこまでえげつないというか、グロかったり気色の悪い展開にはならず。主人公サイドはほのぼのした雰囲気を保ったまま終わるので、気軽に楽しめました。 王子たち? ……まあ屈辱まみれの人生になるだろうけど、国の上層部にある者があれだけやらかしまくっておいて、殺されなかっただけマシだよねって感じでした。それもこれも因果応報。これぞ見返しザマアの醍醐味ってことで★
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No.7823
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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