更新情報(2016年09月09日)
2016年09月09日(Fri)
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「閲覧室」の「オリジナル小説書架」の「鵺の集う街で」で、「登場人物」にキャラを数名追加しました。 シリーズ目次はこちら。
今回の追加は、ジグとスイとルイーザとアヒムの四名。 全員、店の常連達です。並び順はそのまま、名前が本文に表記された順番。フルネームは本文に出てきていないので書いてません。 ……本人自体は、みんなもっと前から登場してるんですけどね。アヒムはプロローグでまだら頭を抱えてる兄ちゃんです。ジグとスイは四章目で台詞あり。ルイーザは七章目でスイの肩抱いて慰めてる姐さん。 これでおおむね、基本のキャラクターは出揃ったんじゃないかと。 あ、ルディの叔母が、逆にまだ名前しか出てないや…………あとまあ、書けるかどうかも判らないさらに先の時系列で絡んでくるキャラとかも、まだ脳内に何人かいるんですが<少なくとも二話目に続くことは既に確定してます(苦笑)
楽園〜の更新を挟んだので間が空きましたが、来週からまた鵺〜本編の連載を再開する予定。 気が向いたら覗いてやっていただければ幸いです。
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No.7818
(更新)
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2016年09月09日の読書
2016年09月09日(Fri)
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本日の初読図書: 客達達から金を騙し取っていた、欲深き投資会社の社長。彼に恨みを抱いた三人の女性たちは、それぞれに殺害計画を練り、とあるパーティーの晩に実行する。ひとりは彼の自宅へ毒蛇を仕込み、ひとりは寝室で毛布をかぶっているところへ包丁を突き立て、ひとりは廊下を歩いている後ろから壺で殴り倒した。それぞれのアリバイ工作は完璧で、疑いを受ける心配はない……はずだった。しかし社長の死体は、何故か庭のプールに浮かんでいる状態で発見される。死体を移動させたのは誰なのか。そもそも実際に彼を殺したのは誰なのか。知り合いが騙し取られた柿右衛門の皿のためパーティーへ潜り込んでいた可奈は、皿が銀行に差し押さえられる前になんとかしてくれと、燈馬を引っ張り出してきて……「三人の刺客」 六年前。両親の仕事の関係で、燈馬とその妹は三週間だけ日本の小学校に通っていた。同年代の友達もでき、その兄のもとでアルバイトをするなど、それなりに楽しい時間を過ごした。しかし嫌なこともあった。アルバイトで向かった先で落ちていた自転車を見つけた結果、自転車泥棒の汚名を着せられたのだ。幸いにもすぐ濡れ衣だと証明はしたが、それでも良い思い出ではない。結局、真犯人は見つからないまま燈馬は再びアメリカに戻った。そして六年後の現在。燈馬の元へと裁判所から電話がかかってくる。かつて友人の兄が住んでいた家の取壊しに、立会人の代理として指名されたのだと。私物処分の許可証にサインをするため訪れたその廃屋には、どこか違和感があった。同行した可奈達が首を傾げる前へ現れたのは、六年前の友人。そうして彼が語り始めた、自転車泥棒事件の真相は……「自転車泥棒」
うーん……なんかこう、新シリーズになってから、ちょっと雰囲気が変わった気がするような。 ぶっちゃけ可奈ちゃんの見せ場が少ないです。すっかり普通の女の子になっちゃってるというか。そして後味が悪い話が多いような。 ……面白いは面白いんですけどね。今回は数学要素や薀蓄がほぼ皆無な上に、微妙に詰めの甘い部分がチラホラと。女性陣が殺人に至る動機に納得がいかないとか(なんであの男を殺したら学資やみかん畑がどうにかなるのさ)、殺人事件かもしれない状況で警察がプールのあれを見逃してるとかはまだしも、台所のゴミ箱のあれを見つけてないとかどうなんだと。 ああでも、後半のお話で燈馬の両親がばっちり出てきたのには驚きました。もうこの二人は、『うちのカミさん』レベルで本編には登場しないキャラクターだと信じてましたもん。 さっさと自分の無実を証明してしまうと捜査情報が聞き出せないから、あえて交番で尋問を受け続けていた燈馬くんはやっぱり燈馬くんですが、それでも駆けつけてきてくれた両親に「ありがとう」を言えるあたり、ちゃんと家族の絆は育んでいたんだなあとしみじみと。
ところで加藤さん、こんど小説も出版されるそうで。
もともとマンガで描かれているのが驚きなぐらい密度の濃いお話を書かれる方ですから、果たしてどんな薀蓄が繰り広げられることやら。
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No.7819
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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