抵抗入りケーブルで録音するメモ
2016年05月26日(Thr)
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ここ数日、石まわりであれこれやっていましたが、それと同時進行でこんなこともしていました。
■拍手お礼SSより抜粋 ※音量に注意して下さい mp3形式 540KB 1分8秒
先日、Android スマホと EveryPad にインストールしたテキスト朗読用のアプリを使って、読み上げられる内容をパソコン側で録音、mp3 化してみたのです(結局、それ用のケーブル買っちゃった/てへ)。
……XPノートを使用していた頃には、ラジカセとパソコンをケーブルで繋ぎ、同じような方法でカセットテープ=アナログ音源を電子化していました。 ところが Windows7 に買い換えたら、音声入力端子がライン入力からマイク入力に変化。するとそれまで使用していた「抵抗なし」とかいうケーブルでは、音がひずんでうまく録音できなくなってしまったのですよ。 幸い、手持ちのめぼしいテープはおおむね電子化してあったし、今どきのラジオはパソコンでも視聴できるものが多いので、そこから直接電子録音すれば雑音も入らずクリアな音質で保存できます。 なのでまあ、ケーブル買い替えはしなくていいかと思っていたのですが。
が、しかしこんな面白い朗読用アプリが目の前にぶら下がったら、やっぱり遊びたくなっちゃうじゃないですかvv
そんな訳で、いろいろ調べてこちらをポチッとな。
マイク端子の場合、「抵抗入り」を買うのが重要らしいです。 そしてこの FVC-3331R では、ステレオ音声をモノラル形式に変換してくれるのが、片耳聞こえない人間にとっては地味に助かります(ステレオ音声をそのままイヤホン片方だけで聞くと、変なふうに聞こえることが多い)。 なので今までは間に、別途モノラルへの変換プラグをかましていました。
でもこれ1個しか持っていないので、使おうとするたびにあっちにこっちにと差し替えるのがまた手間(ry
ともあれ、そんなこんなで。 届いたケーブルを使って、さっそく一昨日から作業開始。 ……しかしこれが、予想以上に手間取りました。
まずは以前XPでやった時と同じように、ステレオ側(プラグのラインが2本)をスマホのヘッドホン端子に、モノラル側(ラインが1本)をパソコンのマイク端子に挿して繋ぎ、適当な音楽ファイルを再生してみたのです。
……音がまったく聞こえてきません(汗)
試しに録音デバイスの画面(タスクトレイのスピーカーアイコンを右クリック → 録音デバイス)を表示してみると、マイクの横の音量グラフは上下しているので、いちおう音声はパソコンまで届いているようです。 そこで試しにサウンドレコーダーで10秒ぐらい録音し、wav形式で保存してみました。そして再生してみると……
音が小さくて、何が鳴っているのかさっぱり _| ̄|○
mp3 化に使用している「えこでこツール」を使って、ファイル形式を変換ついでに限界まで音量を上げてみても、最初の方のみちょっと録音されてるだけで、だんだん音が小さくなっていき、数秒でほぼ聞き取れなくなってしまいます。
なんで? 買うケーブル間違えたのか!?
しばらく頭を抱えていたのですが。 でもいくら調べても、やはりケーブルの種類はこれであっている模様。ならば設定をいじってみるしかない!
……で、試行錯誤した結果を、忘れないようにメモしておきます。 結論から言うと、マイクのプロパティ設定の問題でした。
まずはタスクトレイのスピーカーアイコンを右クリックし、「録音デバイス(R)」を選択。 サウンドのウィンドウの「録音」タブを表示します。
ここのマイクを選択して、プロパティをクリック。
マイクのプロパティで「聴く」タブを選び、「このデバイスを聴く」にチェック、「適用」します。 これでスマホで再生され、ケーブルを通ってパソコンに入力されている音声が、スピーカーなりヘッドフォンなりから聞こえてくるようになります。
※注意: ここのチェックを入れる前に、必ずマイク端子にケーブルを挿しておくこと。 内蔵マイクがあるパソコンの場合、そうしておかないと内蔵マイクが拾った周囲の音を内蔵スピーカーが再生、それをさらにマイクで拾ってエンドレス再生。結果ハウリング(キーーーーンッッって音が鳴る)を起こします。 作業終了後は、ケーブルを抜く前にチェックを外すのも忘れずに。
次に「マイクアレイ」タブに移動し、「このデバイスの全てのエフェクトを〜」と「この効果を無効にする」の2箇所にチェックを入れます。
正直これがどういう設定なのか私には判りませんが、やってみたら正常に再生されるようになったので、結果オーライです(苦笑) むしろ詳しいかた、誰か素人にも判るように教えてプリーズ!
あとは、パソコン内で予期せぬ音を発しそうなアプリ類を終了させたうえで、スマホ側で音声を再生。Windows 標準装備のサウンドレコーダーなり、何か他のアプリで録音してやれば……
■「鵺の集う街で」 第一章「白い空の下」より抜粋 ※音量に注意して下さい mp3形式 691KB 1分28秒
このような音声データが作成できる訳です★ 読み上げエンジン N2 TTS は、音声を変更もできるので、例えば声質パッケージで男性声Bを追加インストール。mb004 を選択すると……
■「鵺の集う街で」 第一章「白い空の下」より抜粋 ※音量に注意して下さい mp3形式 741KB 1分34秒
こんな感じにvv わあ、なんか自分の書いた文章とは思えないww
個人的には下ぐらい低い声の朗読が好み。ただ惜しむらくはこの mb004 ボイス、句読点とかの位置で「ザッ」とか「かちゃん」みたいな音が挟まるんですよね。イヤホンで聞いていると、それが無性に気になって気になって……なので妥協して男性声Aの ma002 を使用しています。こちらにも多少は雑音が入りますけど、それでもだいぶ少ないので。
Fadosh での朗読は、スピードもすごく細かい微調整ができるし、単語登録にも正規表現つきで対応。セリフ部分では少しトーンが変わったりと、ほんとに芸が細かいです。 ……単語登録したあとは一度、文章選択画面に戻るかアプリ自体を再起動しないと反映されないあたりが、いささか手間ではありますが。 あといったん読み込んだテキストは、後から別アプリで編集しても反映されないので、一度履歴から削除して読み込み直し、既読部分までスクロールさせてやらないといけないとかもありますけど。 でも、それぐらいは全然許容範囲なぐらい面白いアプリだって言うのは、この朗読音声を聞けば判っていただけるんじゃないかとvv
こんな朗読が、ケーブルを1本購入した以外は、Windows と Android の標準装備か無料のフリーソフトで作成できているのだから、本当にすごいですよねえ(しみじみ)
なお新しく買ったケーブルは、今まで持っていた「抵抗なし」のケーブルと、ほとんど見分けがつきません。 プラグの色が金色だとか、片方のラインが2本あるとか、そんなのすぐにどっちがどっちだったか判らなくなるに決まってます。しかし古い方は古い方で、また使うかもしれない以上、処分するのももったいなく。
なのでこのさい見栄えは二の次だと、シール貼っちゃいました(笑) なんだかんだ言っても、これが一番判りやすいww
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No.7583
(電脳)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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