出会いは一期一会
2016年03月18日(Fri)
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……今日の記事は、昨夜勢いに乗って作っちゃったものについて、書こうと思っていたのですが。 そんな気持ちがいっきに吹っ飛びました。
よさ気なタンブルはないかと入った店には気に入るものがなく、代わりにうっかり黒曜石の鏃を買ってしまったのが一昨日の水曜日のこと。 そこで今日は、ちょっと遠まわりになるけれど、別の店へ足を運んでみたのです。 そのお店はずいぶん昔からある、いわば老舗のめのう店。しかし最近の流行もしっかり取り入れて、手軽なタンブルやビーズなども豊富に取り揃えてくれています。 たしかあそこは質の低いタンブルを、おたまでひとすくい200円とかやってたはず、と。
で、せっかく足を運んだのだから、店内をぐるりと一周したのです。 折しも天気が悪いせいか他にお客さんは誰もおらず、店員さん(若い女性)もお暇だったのか、愛想よくいろいろ説明してくれたりなんかして。
うっわー、奥の方にある高価格帯ショーケースの中には、ブルーアンバーの勾玉とか、ウラン入りの水晶原石とかあるよ! おおっ、石油入りのハーキマーダイヤモンドに、最高品質のアイオライト数珠ブレスだとぅ!? どれも写真やネット画像でしか見聞きしたことないよ!!
思わずガラスにかぶりつきで鑑賞してきました。 アイオライトなんてショーケースの前で、姿勢を変えながら上から下から、ためつすがめつヒンズースクワット状態(苦笑) おお〜、ほんとに向きによって色が変わってる〜〜vv
あんまり楽しんでたせいか、店員さんがケースを開けて、ブラックライトまで貸して下さいました。 ほっほぅ、ブルーアンバーと隣の普通の琥珀だと、やっぱりブラックライト照射時の光り方が違うし、ウラン水晶はすっごく綺麗な蛍光グリーンに発色します。石油入りハーキマーもまた、神秘的なこと! これって晴れた日の陽光では、やっぱり駄目なのかなあ……
で、テンション上がったその流れで、つい店員さんに、「濃い青系で透明感かキャッツ効果のあるビーズって、ないですかねえ」って訊いちゃったんですよ。 ……はい、うちの不良騎士をモチーフにしたアクセサリーを、前々から作りたくてならんのです。しかしなかなかイメージに合うビーズが ―― 私の金銭感覚に許容できる範囲で ―― 見つからないんですよね。 基本的に、粒単位で値がつくようなビーズは使わないのが、私のポリシーなんです<貧乏性すぎ
ましてや菫青石できっちり変色が出る石なんて絶対に手が出ないし、青琥珀も以下同文。 銀針水晶はヤツ個人より破邪騎士全員向けだし、そもそもメインにするにはちょっとインパクトが弱い。虎目石あたりがお手頃価格ではあるけれど、どのみち青の要素が足りないので、何かは付け加えなきゃいけない。
あるいは青虎目石(紺色っぽい虎目石)で、明るめの色のがあれば……と、駄目元で店員さんに訊いてみたならば。 「未着色のだと、どうしても色が安定しませんからね……」と、まだ店頭に出されていない、糸に通したままの状態の連を見せて下さいました。 なんでも青虎目石(鷹目石とも)は、まだタイガーアイに変化しきっていない石なのだそうで。見せていただいたビーズはどれも、粒の中で茶色と紺色が微妙に入り混じった、まだら模様。
こんな感じのでした。
とは言えこれはこれで、ひとつひとつ表情が違っていて面白いです。通販では角度も光源も限定された写真だし、粒を自分で選べないぶん、店頭で実物見ないと絶対に味わえない趣深さだよなあと。 もはや完全に冷やかしのつもりで、一粒ずつくるくる回転させながら順番に眺めていっていたのですが。
三分の二ぐらいのところで、思わず手が止まりました。
こ、これは……っ、なん……だと……?
いやいやいや、落ち着け、冷やかしだと思ってただろ自分!? そもそもまだ値段だって確認してないし、これ一粒買っても、他に何を合わせるんだよ?? とか動揺しつつ、とりあえず連を最後までチェックしていって……やっぱりその粒のところまで戻ってしまいました。 ……っていうか、数十粒の中から見分けがつけられてしまう段階で、もうアウトですよね(苦笑)
幸いにも、お値段は8ミリ玉一粒で100円。 他の店で見かけた青メノウ350円とか、めっちゃ綺麗でイメージ通りだけど一粒400円だかする青ガラスに比べれば、全然許容範囲ってものよ。
そもそも同じ柄などひとつも存在しない、天然虎目石。 せっかく出会えたこの一期一会を逃したら、絶対絶対後悔する!!
……と、いう訳で。 このたび我が家にいらっしゃったのが、こちらなのでした。
ああ、奇跡かこれは……(うっとり) 素人がお遊びで購入できる、合成じゃない天然石のバラ売りビーズで、ここまでくっきり綺麗にキャッツアイ効果が出てるのも珍しいですが……それ以上に、この計算されたかのような見事なバイカラーが。 濃蒼と褐色の相半ばする中を、鋭くよぎる一筋の光条。 これ以上にヤツのイメージを体現した石になど、二度と出会えないと確信できます!
他にどの石をどう合わせて、どんなデザインで何を作るかなど、まだ全然決まっていないものの、もう粒のまま眺めているだけでも満足してしまいそうでvv
ああでもこれはマクラメにするより、Tピンとか9ピン(もちろん銀色系)を使ったアクセサリーにしたほうが良さげですね! 以前にポイントで購入して、穴にロウ引き糸が通らず無念な思いをした、6ミリ玉のタイガーアイ&マリンブルータイガーアイ(染色)と組み合わせるのも良いかも。 他にもよさ気なチャーム(西洋剣とか紋章とか)を、また探してみようかなっ。
ってか、自分に彫金の技術があったなら、植物柄の装飾したシルバー台座にベスト角度で埋め込んで、ゴツめの指輪(ペンダントでも可)にするので決まりなのに〜〜〜《o(><)o》
……とかまあ、そんなこんなで。 今日は他にもいろいろあったのですが、この一粒で綺麗にすっ飛ばされました。 pao ままさんにもコメント頂きましたが、ほんとに私、石が好きなんだなあ……(苦笑)
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No.7464
(日常)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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