よしなしことを、日々徒然に……
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 2016年03月07日の読書
2016年03月07日(Mon) 
本日の初読図書:
「私は頭が良くありません(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n0909cb/

勉強しても勉強しても、最下位から脱することができない魔法学校の女生徒スノウ。
試験の答案は返却されないのが規則。どこを間違えていたのかと質問しても、「間違えた所だけ覚えなおすのは勉強じゃない。全部正しく理解し直しなさい」「何でも質問するのはやめなさい。自分で考えて覚えてこそ意味がある。そういう考えだから試験の成績が悪いんだ」と返されるので、しかたなく自学を繰り返す。
授業の予習復習のみならず、図書館の蔵書もしっかり読んで理論を把握し、実技を訓練した。字を間違えて覚えている可能性も視野に入れて間違いがないよう点検し、独自解釈を加えたレポートを提出してもみるが、やはり成績は最下位のまま。
このままでは次の学年に上がることさえ、難しいかもしれない。どうにかならないものか……と頭を悩ませていた彼女は、ある日、宮廷魔術団の視察と面会することになった。
優等生である侯爵令嬢ミドリーヌと、劣等生である騎士爵の娘スノウ双方と話をすることで、教育の現状を確認し、今後に役立てていこうという趣旨らしい。
いくら劣等生とはいえ、それでもここで全力を見せれば、進級できるかもしれない。今後の進路も多少は考えてもらえるだろう。自分の技などしょせんは幼児のお遊びだろうが、それでも少しはマシに見せたい。
そう思ってまずは渾身の実技を披露した彼女に向けられたのは、完全なる無言で……


読切短編。これもある意味勘違い系?
試験の答案用紙を不正に入れ替えられていたせいで、本人は自分が劣っていると思い込んだまま、奢らずたゆまずひたすら努力を重ねた、実は学年トップだった少女のお話。
本人がかなりのんびりな天然で、「今まで間違ったことを勉強していたわけじゃないということが分かって安心」「これで留年や退学にならずにすむ」と、誰を恨むでも怒るでもなくあっけらかん。
……一番気の毒なのは、親の見栄で勝手に成績操作されていた侯爵令嬢の方かも……
No.7447 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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