覚 え 書 き (旧)
よしなしことを、日々徒然に……
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12年近くかあ……
2015年11月23日(Mon)
オフラインで残している過去の日記ログをひも解いてみれば、店から受け取ってきたのは、2004年の1月21日。
それからほぼ毎日、使わない日はあっても、寝る前には必ずその日の日記や書きかけ小説データなどをパソコンと同期するため電源を入れ、充電も欠かさず行い続けてきたハンドヘルドPCの名機 SigmarionIII 。
それを、ついに、片付けることにしました。
すでにすっかり時代遅れとなり、世間ではもはや「PDA? ハンドヘルドPC?? 何それ」と言われる代物でしょう。私が購入した段階でも、すでに発売から半年以上が過ぎ、半額近くまで値下がりしていたものでした。
それでも私が今までこれを使い続けていたのは、ひとえにテキスト入力に非常に優れていたからです。
十年以上前のあの頃、スマホもタブレットもまだ存在しなかった、あの時代。
電源ボタンを入れれば一瞬で起動し、しかもブラインドタッチできるキーボードを備えた気軽に持ち歩ける端末というのは、本当に希少な存在でした。
小説やネタを思いついた時すぐに書けるよう、常にB5サイズのルーズリーフと筆記用具を持ち歩いていた私にとって、このマシンがどれほど画期的だったことか!
もともとは、これの2つ前の機種である無印 Sigmarion を会社の人が使っているのを見て、実際に触らせてもらい ―― これは使える! と思ったちょうどその時、たまたま近くのスーパーの多目的広場でドコモがイベントを開き、間もなく III が発売されるからと、型落ちになる II を10,600円で投げ売りしていたのです(当初の売り出し価格は55,000円だったらしい)。
それを購入したのが、2003年の5月。
それから半年ちょっと使い倒したのち、もっと画面が広いのに全体の厚さは薄いという III がどうしても欲しくなり、2を おたねさん に譲りつつ、3をドコモショップで注文したのでございました。
ちょうどその頃から、オンライン小説をDL保存して読むことを始め、もちろん自分の小説もブログの下書きも、たくさんこのマシンで読んだり書いたりしてきました。
っていうか、いま初めて気付きましたけど、これまで所有した携帯電話やノートパソコンが数ある中で、一番長期間にわたって使い続けたガジェット。それが私にとっての SigmarionIII ではないですか!
それをしまおうと言うのだから、もう感慨深いというか、いつまでも未練が残るというか……既に EveryPad と外付け Bluetooth キーボードという、テキスト入力環境は充分に整い、出納簿アプリも EveryPad にインストールしてあります。ダウンロードしたテキスト閲覧に関しては、言わずもがな。スマホでも EveryPad でも、よっぽど快適にテキストを縦書き表示で読むことができます。
それでも……後ろ髪が引かれまくりんぐ。
ここ半月ぐらい、いい加減片付けなきゃ片付けなきゃとは思いつつ、ずーっとうだうだしていたのですが。
このほど外付けキーボード用のカバー兼ポーチを作成したことで、ようやく踏ん切りがつきました。
まずは、自宅で使っている
電子小物類一式持ち運び用カゴ
の中身を大幅整理。
シグ3やスマホ、そしてその充電ケーブルなどを入れて家の中を移動するために用意したカゴも、気がつけば不要なものが相当に入っていて、かなりゴチャついていました。
それを、こう……
このあいだ作成した、ポーチ兼用のカバーに入れた外付けキーボード、同じくクッションポーチ入りの EveryPad 、充電ケーブルと延長コード入りの巾着に、画面みがき用のクロスとタッチペン。ついでにボールペンとシャーペンのみを残しました。場合によっては、ここにスマホも加わります。
……ちなみに青いカラーロープは、早々に折れてしまったカゴの持ち手代わりにつけたもの(苦笑)<なにせ百均で買ったカゴですからねえ(^ー^;;)ゞ
これで普段の運用の目処はついたので、いよいよカゴから出したシグ3などの始末に着手。
Sigmarion シリーズは、充電が完全に切れると工場出荷状態に戻ってしまい、本体に保存したデータはもちろんのこと、インストールしたアプリ類も全て消えてしまいます。
今ではもう入手できないアプリなどもあるので、すべてをしっかりCFカードへバックアップしたのち、ついにバッテリーを取り外しました。
……このリチウムイオン電池も、四年半ほど前……2011年の3月に、まだ流通しているうちに購入しておこうと、ROWA JAPAN さんで買い足したんですよねえ。いま見たらやっぱり、もう在庫切れになっています。
純正バッテリーが、わずか1時間半で残量警告が出るほどへたってしまっていたのを、これのおかげで再び7〜8時間連続使用できるようになって、本当に助かったものでしたっけ(懐)
もちろん、いざという時の予備として、純正バッテリーも捨てずに持っていましたけれど、その「いざ」が来ることは、とうとうありませんでした。
もう二度と使うことはないだろうと思いつつも、それでも念のため ―― なにより、無碍に扱うにはしのびず ―― 本体をプチプチ緩衝材できっちり包み、バッテリー2本と充電用ACアダプター、そしてパソコンとの接続用USBケーブルもまとめて、買った時の箱へと収納。
もちろん、保証書とか取扱説明書もちゃんと入っています。
さらば……いや、おやすみ、しーちゃん。
きみがいてくれたおかげで書けたお話、読めた小説はいっぱいあったよ。
今まで長いこと本当にありがとう。どうかゆっくり休んで下さい(−人−)
そして今日は、やっとポーチ兼キーボードカバーの使い心地を試しがてら、例のアレを書き進め。
本日の進捗、原稿用紙25枚と13行。トータルで186枚と1行。
お話は7章目に入りました。
……ほんとに、私は何故これを、章分けせずに終われると思っていたんだろうなあ(遠い目)
No.7236
(電脳)
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プロフィール
神崎 真
(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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