よしなしことを、日々徒然に……
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 いろいろ見た
2015年08月09日(Sun) 
午前中に録画していた「刑事七人」と、金曜日に放送された「ジュラシックパーク」第一作、ハイビジョン・ノーカット版、午後にはアニメ「アルスラーン戦記」18話「ふたたび河をこえて」を視聴。

よっしゃ、ラジェンドラやりやがったーーーwww
うんうん、やっぱりラジェンドラ王子はこうじゃなきゃ面白くないです。
アニメ(及び荒川版)のみご覧の方が、「隣国の王子ゲット」とか「こいつあっさり味方になったな」とか感想書き込みされているの見るたびに、「違うんだよ、そうじゃないんだよ」と言いたくて言いたくて仕方なかったです(笑)
……そう言えば角川映画版でも、帰国時の闇討ちはカットされたからなあ。あのバージョンではただのお調子者王子になってましたけど、今回は彼のある意味、正統派な『王族』としての面がきっちり描かれていて良かったです。いわゆる、ギーヴが大嫌いなタイプの、でも一国を治める者としてはそれなりに優秀かつ冷酷な面も備えた王様。
ナルサスほどではなくてもそれなりに優秀な参謀がついたら、きっと彼は歴史に名を残す名君になると思うんですよ。いや今でも充分、名は残してるかな? 少なくともシンドゥラ国民にとってのラジェンドラは、民を必要以上に搾取することなく、それでいて野心もしっかり持った、頼れる『良い王様』なんじゃないでしょうか。 あれだけいろいろやらかしておいて、それでもなおアルスラーン含めたパルス人に『どうにも憎めない御仁』と言わしめるのも、ひとつの才能だしなあ……
だからこそ、『正統派』とは一線を画したものを目指すアルスラーンと、いい意味で対比できるのではないかな、とか<っていうか、他の王族達がむしろひどすぎる(苦笑)
さらに、ラジェンドラの「自分が本気で父親の死を悲しんでいると思い込める」という特異な性格とか、口では助命を約束しておいて父親死んだらあっさり処刑を決めるとことか、ガーデーヴィが乱心してアルスラーンを襲う → アズライール(鷹)が助ける → ガーデーヴィの処刑をアルスラーンは目をそらさずに見届ける、といった一連の流れをきっちりやってくれたのも嬉しく。
綺麗事だけではすまない国家の有りよう、王族としてのひとつの生き方を目の当たりにして、アルスラーンは大きく成長出来たのではないでしょうか。

……ってか、不可侵条約結ぶときの、ナルサスと並んで笑ってる顔が怖すぎるよ殿下vv<成長

でもって。
ようやく新たなセコムを正式ゲットだぜ★
ジャスワントを勧誘する際、アルスラーンがまだ部下でもない、しかも他国の人間に、これまた他国の王宮で自分の出生疑惑について話すのは、ちょっと迂闊すぎないかと思ったんですが……これは原作通りなんですよねえ(苦笑)
しかもジャスワント、アニメオリジナル展開で、もうアルスラーンの命を三回救ってる……<初対面時に蛇から・神前決闘時に兵士から・今回の闇討ちの知らせ&ラジェンドラの暗器から おい他のセコム、ちゃんと仕事しろ
なので「三度にわたって命を救っていただいた、その借りを返させていただくまで」というのは、仕える理由として弱くなっちゃったのではとも思いつつ、あるいはむしろ、既にイーブンなのにも関わらず、それでも他国の王子を主君として選ぶためには大義名分でも「恩返し」という口実が必要だった、その生真面目さを表したかったのかなあと解釈してみたりとか。
……実際、「もしまたパルスとシンドゥラが戦うことがあれば、俺は故郷についてパルスと戦います」とか言いながら(ここで「おまえ……!」ってツッコむのが、ギーヴなあたりがまた<よりにもよってお前がそれを言うかvv)、原作小説第二部でシンドゥラと再びあれこれあった時も、ジャスワント全然これっぽっちも揺らいでませんしね(笑)

この先、ダリューンが軍を指揮する武将格に戻っていく結果、あまりアルスラーンに付きっきりでいられなくなるぶん、ジャスワントがしっかりきっちり忠実に護衛してくれるのかと思うと、想像するだににやけてしまいます。
殿下の寝室の扉前で、毛布敷いて見張り番を実践する侍従武官萌えvv
ちなみに私はアニメ版ジャスワントに、魔除けのエメラルドのイメージを持ってます。
……侍従文官となるエラムもやはり茶色と緑のカラーリングですし、エラム&ジャスワントの二人とあの殿下が並ぶと、まるで「萌え出づる大地を従える、偉大なる夜空」という印象を覚えます。
ところでもしかして、ジャスワントってダリューンより背、高い……?


そしてジュラシックパークの方ですが。
こちらも、やっぱりすごいなあ。今になってみても、まったく遜色ないというか、22年も前の作品だとは、とても思えませんです。
初めてこれを見た時は、「恐竜がそこにいるよ!」とびっくりしたものでした。CG技術もついにここまで来たか……と。
確かに今になって改めてよく見れば、映像のぎこちない部分や拙いところも多少は目につきます。しかし昨今の、映像効果や動きこそ綺麗だけれど、画面がガチャガチャしすぎて何が起きてるのかよく判らないCG駆使しまくった作品よりも、よっぽど「魅せて」くれるのではないかと思いました<そもそも次兄いわく、127分のこの作品で、CGが使われてるシーンはわずか7分らしい

恐竜の鼻息で曇るガラス、カチカチと床を叩く鉤爪の恐ろしさ。ぎこちないからこそ、かえって生き物臭さを感じるその動き。
何より、くるぞくるぞくるぞ……きたー! という、あのタイミングが絶妙です。
物陰から肩に乗る手。ああ、そこにいたのねと安堵して振り返った瞬間、ぼとりと落ちる血まみれの腕。あるいは落ちてくる車を必死になって、間一髪でかわすハラハラ感。
……そういうお約束な阿吽の呼吸が、何だかんだ言っても視聴者の心を躍らせるのではないでしょうか。

この作品でCGを手がけた方は、もともとストップモーションアニメの第一人者なのだそうで。元々の基礎知識が半端ないからこそ、CGの動きもすごくリアルなんだと次兄が力説しておりました。
地力って大切なんだなあと、しみじみ思わせられる裏話です。

あと、父に1〜2話の録画を未視聴の内に消されてしまってめっさ凹んだ、「刑事七人」なんですが(あの人はなんで勝手に、人が予約した番組をいじるんだと前から何度も何度もry)
東山さん演じる主人公が、髪型といいキャラクターといい、ちょっと現代版SHERLOCKの影響を受けてるんじゃないかと思いつつ、それとはまた別に「この人、金田一耕助やっても似合うんじゃ……」とか考えていたりvv
天才だけど変人な主役&問題児揃いの刑事たち(平均年齢高め)のチームもの。しかも舅(推定)と思しき、北大路欣也との掛け合いとかもあって、好みにめっちゃドンピシャリなんですよね★
ああ、1〜2話をDVD保存できなかったのが、かえすがえすも(ry
……一縷の望みは、このあたりだとケーブルでしか見られないあのチャンネルの番組は、ときどき地元系列のテレビ局が数ヶ月後ぐらいに買い取って放送することがあるのを、期待して待つしか……
No.7005 (映像)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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