よしなしことを、日々徒然に……
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 2015年06月12日の読書
2015年06月12日(Fri) 
本日の初読図書:
4063806359悪夢の棲む家 ゴーストハント(1) (KCx)
いなだ 詩穂 小野 不由美
講談社 2013-06-07

by G-Tools
ジーンの事件が片付いても、ナルは渋谷サイキックリサーチを続けるとのことで、麻衣は変わらず日々をバイトに勤しんでいる。
そんなSPRにやって来た新たな依頼人は、買ったばかりのマイホームで異変が続くという女性 阿川翠だった。母と二人暮らしの彼女は、築20年ほどの家を購入して引越したのだが、それから半年ほどの間に電化製品が故障したり雑音だらけの奇妙な電話がかかってきたり、目を離した隙に物が移動するなどの現象が立て続けに起きているのだという。最近では母親の様子もおかしくなり、精神的にほとほと参り果てているのだと。
話を聞いたナル達は、自分達はあくまで心霊現象について調査するだけで、場合によっては自然現象や人為的なものである場合も有り得ると説明した。しかし翠に同行してきた広田という青年は、心霊現象や超能力などペテンだ、それを商売の種にする者も詐欺師だと事あるごとに力説してはばからない。
阿川家で調査を始めてからも、用心棒として泊まりこんでいる広田が、何かと口を挟んできた。ナルによってバッサリ一刀両断されてはいるものの、うっとおしいこときわまりない。
阿川家には、確かに奇妙なことが存在した。家の窓ガラスがすべて鏡に交換されていたり、人が入れるスペースのない家の外からノックの音が聞こえてきたりする。
おまけに隣の笹倉家の住人が、特に親しいという訳でもないのに、しきりと首を突っ込んでこようとした。親切ごかしに聞かせてくる内容によると、この家では以前に自殺者が出ているのだという。そのせいで何かとおかしなことが起き、住人が居着かないのだという話で ――


ティーンズハート版の頃から追っかけている悪霊シリーズ。
もちろんCDも揃えました。リライト版の新装単行本も持ってます。アニメも視聴したし、なかよし版のコミカライズもバッチリです★
そんな悪霊シリーズの後日談的続編が、なかよし版と同じ いなだ さんの作画でマンガ化です。
原作はホワイトハート文庫で上下2巻。こちらはリライト版に含まれておらず、文庫の方は絶版になっているので、今回のコミカライズで初めて読まれる方も多いでしょう。
……まあ、文庫版の古本も、一時よりはだいぶ値下がりしているようですが(苦笑)

406255156X悪夢の棲む家 (上) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)
小野 不由美 小林 瑞代
講談社 1994-03

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4062551640悪夢の棲む家 (下) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)
小野 不由美 小林 瑞代
講談社 1994-04

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で、内容はというと。
すっかりナルに対する恋愛感情が消え、持ち前の負けん気の強さを発揮して逆に(ある程度)振りまわせるようになった麻衣が楽しいですね。……リンさんも、原作だともう少し柔らかくなってた気がするんですが、さすがにページが足りなかったのか、ほとんど出番がなかったのが残念至極(しょぼん)

そう言えば掲載誌が変わったせいでしょうか。なかよし版に比べて、絵柄もだいぶ変わっています。ちょっと劇画っぽいというか、以前よりさらに凄みがUP。 ただ背景がやけに少ないような気も……?
特に隣家のBBAの話の通じなさっぷりが、クリーチャーっぽいキャラデザと相まって怖い怖い。

そしてこれは原作でもそうなんですが、広田さんがすげえうぜえ_| ̄|○

今まで買ったはいいけど積んでいたのも、もう少し話が進んで、広田さんが協力的になってからじゃないと読めないと思ったからなんですよね。同僚の心霊現象肯定派の女性が出てこないだけまだマシですけど、とにかくやかましい。彼には彼の仕事があるんでしょうが、それにしたって自分こそ翠さん達を利用するだけ利用しておいて、てめえが一番阿川家にストレスかけてんじゃねえか!? って言いたくなります(苦笑)

お話は、ひとまず異変の原因が人為的なものだと判明して、笹倉家のBBAに釘を刺したところまで。
翠さんがホッとして洗面所で髪を整えていたら、鏡に血まみれの影が ―― というところで、以下続く。
上巻のラスト一章を残すあたりまで進んでますかね。この配分だと全3巻ぐらいになるのかな?

とりあえず、広田さんが麻衣に「若い女の子はわからんな。そんなに金(バイト代)がほしいもんかね」と無神経発言して、さらっと返しに凹まされるシーンがちゃんとあったのが嬉しかったです。その調子でぼーさんに「お前もリンも、前髪、うっとおしい」っつって「それリンに言ったら馬鹿者だからな」の会話もきっちり入れて欲しいところです。

あと、風呂場で窓の外を見て『目』が合うシーン。
小説版では何度読んでも鳥肌が立つ、あれをうまいこと表現してくれてると良いなあ……
No.6881 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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