2015年05月24日の読書
2015年05月24日(Sun)
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本日の初読図書: 全三巻の真ん中。今回は750ページあります。 「島田秀雄を屋上で狙撃」→「パラサイトの見分け方判明」→「広川の市長選立候補」→「スケバン加奈ちゃんとの関係決着」→「探偵にミギーを見られる」→「三木(三体統合体)に追われて逃げる」→「後藤(五体統合体)に追われてさらに逃げる」→「父親に電話で警告」→「探偵が政府に情報を流す」→「田宮涼子がコミュニティと敵対」ときて、探偵が隙を見て子供を誘拐したところまで。
今回は新一のさらなる心身共にの人間離れや、パラサイト達の成長、政府機関の動きが語られていきました。 ミギーの秘密もパラサイト・人間の複数に漏れてゆき、それぞれがそれぞれの対応をとっていく。 パラサイトVS新一+ミギーだった構図に、政府機関やパラサイトに大切な相手を殺された人間が混ざり始め、さらにパラサイト達の間でも意見の相違が生じ始める。 そして誰よりも研究熱心で、パラサイトの種族としての未来を見据える田宮良子の変化。ひとつの肉体に五体のパラサイトが共存し、統合を果たしている、かつてない強敵後藤の存在。政治家として政府機関の一角に食い込んでいる広川の今後は……
大切な人を守ろうとして、結果的にどんどんヒトから逸脱していってしまう新一の、エゴをも内包した冷酷さと、それでも懸命に人間としてあろうとする感情との葛藤が切ないです。
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No.6834
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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