更新情報(2015年05月01日)
2015年05月01日(Fri)
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閲覧室の「その他書架」で、著作権切れテキスト「紳士か乞食か」のUPを始めました。 今度は三津木春影さんからちょっと離れて、手塚雄さんの翻案作品です。原作は相変わらずシャーロック・ホームズシリーズの『唇の捻れた男』。もしくは『二つの顔』と言った方が判りやすいでしょうか。 ホームズさんがいきなり阿片窟に潜入なさっていて、患者を拾いにやって来たワトソンさんが、すわ麻薬中毒がぶり返したか!? と焦るあれです(笑) 今作は章ごとに分かれてはいないので、とりあえず番号がふられている段落を、10個区切りでUPしていこうと思っています。
ワトソンさんこと和津さんの一人称が、台詞だと「私」なのに、心内語だと「俺」になってるのが、なんだかちょっぴりワイルドvv ホームズさんは本田宗六(ほんだそうろく)、テームズ河が停無須河、キャノン・ストリート駅は観音町停車場と言った具合に、今回も翻訳者のセンスが光っています。二人の関係も、原作にけっこう近いと思うので、これも原作ファンにはぜひ一読してみていただきたい作品です。
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No.6800
(更新)
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2015年05月01日の読書
2015年05月01日(Fri)
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本日の初読図書: 「アルヴェスク年代記(小説家になろう)」〜野心の目覚め14 http://ncode.syosetu.com/n3773cp/
ユーラクロネ大陸の中央部西寄りに存在する、大陸随一の大国〈アルヴェスク皇国〉。 大陸暦1054年7月24日に行われた皇立学院士官学校の卒業記念パーティーには、後世に名を残す三人の若者達が出席していた。 わずか14歳の時分に辺境伯領で行われた武術大会において優勝し、また領地運営上の問題を鮮やかに指摘したうえに解決法も提示したことで、一騎士階級の出身でありながらリドルベル伯爵の養子として迎えられた、文武両道の偉丈夫ライシュハルト・ロト・リドルベル。 北方に領地を持つ国内屈指の有力貴族アルクリーフ公爵家の世継ぎで、優秀な成績と麗人と称されるほどの端正な容姿を備えたエルストロキア・ロト・アルクリーフ。 先の隣国との戦争に騎士である兄の従者として参戦し、かつて宰相をも務めた経験を持つ指揮官アーモルジュ・ヨセク・ロト・カディエルティ侯爵の危機を救った結果、その弟子として引き抜きを受けた、貧乏騎士の三男カルノー・ヨセク・オスカー。 この時、三者共に19歳。同級生達の中で最年少の年齢だった彼らは、同い年であるが故にしばしば行動を共にし、そしてそのまま気心の知れた友人同士となっていた。社会的に見れば、けして対等な関係ではありえない身分でありつつも、三人は互いに互いを認め合い、それゆえにこそ親しい友人となりえたのだ。 長いようで短い学生生活が終わり、卒業後の彼らは、それぞれの道を行くこととなる。 ライシュはリドルベル伯爵の実娘と結婚し、正式な後継者として領地運営の手助けを。 エルストは隣国ギルヴェルス王国の姫君と、やはり婚約がほぼ決まっている。政略結婚でアルクリーフ公爵家の地盤を固めつつ、父が皇都で政治工作に奔走する間、領地を守るのがその務めだ。 カルノーは自身を引き立ててくれたカディエルティ侯爵の元で、その恩を返すべく身命をとして働く心積りであった。 それぞれの道は分かたれるが、その友誼は変わることなく続く。三人共がそう思っていた。 しかし、歴史は思わぬ動きを見せる。 彼らが卒業しておよそ一年ののち、賢君と呼ばれた偉大な皇王レイスフォール・イクシオス・グラニア・アルヴェスクが急死したのだ。そしてその崩御をきっかけとして、政変が起こる。 定められていた皇太子の排除。幼君の擁立と、その後見として欲しいままに権力をふるう奸臣達。そしてついに行われる、皇位の簒奪。 内乱に揺れるアルヴェスク皇国の中で、やがて若者達は、それぞれの立場で頭角を現してゆく ――
「乱世を往く!」、「403 シングル・ルーム」に続く、新月乙夜さんの新作長編FT。 とりあえず第一話が終わっていたので、いっきに読ませていただきました。これだけできっちり文庫一冊分あります。 今度はファンタジー要素一切なしの、純然たる戦記もの。国や大陸こそ架空ですが、魔道具だのモンスターだの不思議能力だのはまったく登場しません。 第一話目はタイトルの通り、賢王の崩御から始まる内乱と、それぞれの野心の絡み合い。そしてそれらがもたらした、ひとまずの結果です。 かつての主君の遺志をねじ曲げ、己が野心のままにふるまった御伽衆と侍従長と近衛大将軍。 そして簒奪者を討つという名目のもと、今後における自家の発言力を高めようとした者もいれば、これまで隠し通してきた出自を明らかにし、己こそが皇王たらんに相応しいと名乗りを上げた者もおり。あるいは正統なる後継者に皇位を戻すべく奮戦する師に従い戦場を駆けた結果、思わぬ出世を遂げることとなった者もいて。 ひとまずの内乱は終結を告げたものの、それぞれの心に灯った野心の火は、けして消えず。 第一話終了時点で三人はまだ23歳。くすぶり続ける火種はきっとこの先、様々な波乱を呼び起こすのでしょう。 今のところは大人しく見える『彼』も、幼い頃から内心に秘めていたあれこれを考えると、どこかでいっきに爆発しそうな気配がちらりほらりとかいま見えますし。 って言うか、絶対彼こそが大本命だよね? と思うのは、あまりにも王道すぎるのか。 他の二人もきっちり魅力的ですし、そこは新月さんですから、この先お話がどう転ぶかはまったく予断を許しません。 新月さんであれば、どんな大長編でも投げ出さずにきちんと完結させてくれるだろうという、安心感があるのもありがたいところ。 今後の展開が楽しみな作品ですvv
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No.6803
(読書)
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昨夜からまたちょっと、喉の痛みがぶり返してきてるのが、懸念のしどころな今日この頃。 GWのうちに完治してくれることを切に祈りつつ。
今日のオモシロ査定本は、背表紙に「見本本」と書かれた、中身がほぼ白紙の一冊でした。 全部が白紙ではなく、また外見は普通に本物のハードカバー本とほぼ同等だったあたり、【束見本】とかいうものとはまた別だと思うんですが……でもまあ多分、やはり出版社とか本屋さんとかで打ち合わせなどに使われるような、業界向けの非売品だったんでしょうね。いったいどこをどう巡って、古本在庫の中に紛れ込んだのやら。栞子さん@ビブリア古書堂ではありませんが、想像するとなにやら楽しくなってきますvv ちなみにそれを担当したのは私ではなかったんですが、見つけた人がよほどツボにはまったらしくて、部屋中の人に見せて歩いてました(笑) その後はとりあえず査定保留として脇によけておいた模様。 オークションとかに出したら、好事家の人とか、けっこう値をつけてくれるんじゃないかなあとか思ってみたり。 あと、某1965年発行のかなりヤケて古びたソフトカバー単行本に、 Amazon で \32,800.- の値段が付いていてどうしようかと思ったりとか<システム上、Amazon での最低価格以下は入力できないようになっている しかもその値段がついてるのって15刷なのに、私の手の中にあるの初版なんですけど〜〜(汗) 結局それも、一時保留ってことで他の人に預ける結果になりましたが。 いやあ、世の中にはいろいろな本があるものですねえ(しみじみ)
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No.6804
(日常)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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