2014年10月28日の読書
2014年10月28日(Tue)
|
|
|
本日の初読図書: あらすじはWEB版を読んだ時に書いているので略。 この一巻には本編の最後「左遷を愛した男」までが収録されています。キリがいいところなので、これだけでも読めるかな? っていうか、よく見たら背表紙に「1」の文字がない(笑) 個人的には物語を別視点から見た「エルメーテの見た男」シリーズが大好きなので、これは二巻も買わなければなりませんね。 ほのぼのした話の裏側で、実はけっこう陰謀が動いていることを、エルメーテだけが知っている……みたいな感じで、補佐官視点を読むとがらっと雰囲気が変わるんですよね、この話。
書き足しについては、けっこうありました。 周辺諸国との関係や隣国との戦争についても触れられていて、世界観がグッと深くなってましたし。 なによりもレーアの父親コンテ氏の出番が大増量ですよ! 息子たちがウリセスと飲んだり食事したりしたと聞いて、拗ねちゃったコンテ氏。自分も夕食に招いてもらって、緊張しながらも御機嫌でやってくるわ、その昔語りに触発されてウリセスがコンテ氏を救った時のエピソードをウリセス視点からも回想されるわ。レーアがウリセスを呼び捨てしてると怒りだしたコンテ氏を、ウリセスが柔らかーくなだめたりとか。 WEB版を既読の方でも充分楽しめるだけのものがあったと思います。
……ただまあ、盛り上がりには欠けます(苦笑) 不器用な夫婦の結婚から始まる淡々とした恋が、じわじわと進んでいく感じなので、うちの母などはバッサリ「つまんなかった」とか言ってましたが(^ー^;;) でもすれ違いつつも互いを思いやり、傷つけあうことなど全くせず、落ち着くところにめでたく落ち着くこの雰囲気は、読んでいてなんだか心癒されると思うのです。
|
No.6273
(読書)
|
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
|
|
|