よしなしことを、日々徒然に……
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 2014年04月19日の読書
2014年04月19日(Sat) 
本日の初読図書:
4796661611チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)
海堂 尊
宝島社 2007-11-10

by G-Tools
東城大学医学部附属病院には、心臓移植の代替手術であるバチスタを専門とするチームがある。
アメリカ帰りの天才外科医 桐生恭一をトップとする七人は、通常なら成功率6割のバチスタ手術を三十例連続で成功させていることから、『グロリアス・セブン(栄光の七人)』と称されている。
ところが最近になって、手術の失敗が立て続けに起こった。心臓手術のために人工心肺を取り付けた患者が、拍動を再開させなかったこと三例。通常であれば、それでも90%近い成功率であり、なんら問題視するには及ばない。
しかし桐生は異常を感じたとのだという。自分も完璧ではない。当然失敗だってする。しかし失敗をした時には、どこでどう失敗をしたのか、自分には感じられるのだ。だが今回はどこにもミスは見付けられない。それでも連続して手術が失敗する。
内部の目でおかしな点が見つからないのであれば、外部の目に頼るしかない。そう考えた桐生が高階病院長に相談を持ちかけた結果、田口公平は院長直々に命ぜられ内密に下調査をすることとなった。
田口医師は、万年講師と影で揶揄される神経内科の窓際講師である。医学的にはほとんど問題がないが、愚痴やクレームなどで医師の手を煩わせるやっかいな患者を専門に診る不定愁訴外来 ―― 通称『愚痴外来』を担当している。出世欲はまったくなく、むしろしなくていい仕事はできるだけしたくないと思っており、どこの派閥にも属さないよう注意しつつ、今の閑職に満足して務めている、そんな男だ。
今回のこともできることならやりたくはなかったが、院長の命令とあらばしかたがない。いくばくかの交換条件とともに調査を開始した田口は、過去のカルテを調べ、バチスタチームの面々に聞き取り調査を行ってゆく。
そうして判ってきたのは、固い絆で結ばれているように思えるチーム内でも、複雑な人間関係が存在しているということだった。
数日後、海外から治療を依頼された少年ゲリラ兵のバチスタ手術が行われ、田口はその場に立ち会った。手術は無事成功し、田口の目でもなんらおかしな点は見付けられなかった。チームの面々は外部の人間の目が入ったことで環境が変わり、術死の連続が止まったのではないかと安堵する。
しかし次に行われた老女の手術で、再び患者が死亡して……

映画になったりドラマになったりと、なにかと名前を聞く有名作品の原作。1作目。
図書館で借りようと思っていた本が軒並み貸出中。どうしようか迷っていた際に、ふと見回したら目に飛び込んできたので借りてみました。ちなみに映像作品は映画もドラマもまったく見たことありません(苦笑)
ただ番宣やCMとかで主役(?)二人の雰囲気は目にしていたのですが……なんか読んでみたらだいぶ思っていたのと違う感じがしました。上巻ではまだ田口医師しか登場していないのですが、母などは最初彼が仲村トオルの役だと思って読んでいたそうです。私も実際に本を開いてみて納得しました。
文章は田口医師の一人称で書かれているのですけれど、その口調がなんというか、えらくハードボイルドチックなんですよ(笑)
ちょっと気だるげな、出世欲はないけれどシニカルなところのある四十近い男。人称代名詞はもちろん「俺」。
いっくら頑張って脳内アテレコしようとしても、診療中患者に語りかけている場面のほかは、どうしても伊藤淳史になりません。

とはいえ、個人的にはそういうひと癖あるおっさんキャラのほうが好みなので、ドラマを見ずに原作に手を出したのは正解かもしれません。もっと医療界の闇を描いたドロドロした雰囲気を予想していたら、意外とライトなミステリーで、人間関係重視。キャラクターもそれぞれに個性的で、登場人物の数の割に、混乱は少ないです。良い方向に裏切られました。
上巻ではまだ、調査にとりかかって関係者に聴きとり調査 → 手術を見学 → 術死発生 → リスクマネジメント委員会を開こうと決定、までです。これから白鳥さん(仲村トオル)がやってきて、一気に盛り上がるのでしょうか。
桐生医師の完璧超人ぶりが、果たしてどこまでゆくのか。どこかでその完璧さに傷は入るのか。
今のところ全く先が読めなくって、続きを読むのが楽しみです。
No.5768 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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