よしなしことを、日々徒然に……
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 2014年03月05日の読書
2014年03月05日(Wed) 
本日の初読図書:
4865290265カーマリー地方教会特務課の事件簿 (1) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
橘早月 中嶋敦子
ポニーキャニオン 2014-03-03

by G-Tools
「東の貴婦人」との異名を持つ港町カーマリーは、レストラニクス聖教国でも屈指の繁栄を誇る、東方最大の町だ。しかし商業都市としての活気とは裏腹に、不死の魔物が跋扈する暗い一面をも持っている。カーマリー地方教会の特務課といえば、魔物を相手に激闘を余儀なくされ、教区一番の殉職率を毎年更新し続ける、誰もが配属されたがらない部署であった。
隣国との戦争が終了して早五年。人員と経費の削減が囁かれる教会聖騎士団の一員であるジークフリート=カシナーデは、上司から万年人手不足のカーマリー特務課へ異動を言い渡される。
「なんでですか! 俺、カーマリーに流刑にされるような、どデカイことしでかせる男でしたか!?」
抗議するジークへと、上司は重々しく告げる。彼が選ばれた理由……それは「アミダクジ」だと。
カーマリー特務課の主任に賭チェスではめられた上司は、若い人員を差し出せという要求に平等な選択をするため、クジで彼を選んだのだという。アミダクジによるものとはいえ、命令は命令。泣く泣くカーマリーへの左遷を受け入れたジークは、問題を起こした人間の流刑地、持て余し者の吹き溜まりと呼ばれる特務課へと、しぶしぶ配属された。
そんな彼を出迎えたのは、聖職者というよりも暗黒街のボスとでも言った方が相応しい、着崩した僧服と黒の片眼鏡を身につけた特務課主任オブザー侍祭と、個性的すぎる同僚達。
着任初日から歩く死体の集団を退治に向かわされたジークの前で、特務課の主任は高らかに『死人還し』の呪文を唱える。
「団体様ご一行、ご招待!」
待てや、アンタ。内心でつっこむジークだったが、アンデッド達の半数は見事に浄化された。残りは新人歓迎会兼研修だとうそぶくオブザーに、ジークは彼の性格の一端をかいま見る。
それでも一癖も二癖もある同僚達は、付き合ってみればそれなりに気持ちが良く、活気のある見知らぬ町での新たな生活も面白そうだ。
そうして日々を前向きに送り始めたジークフリートへと、しかし受難は次々と降りかかってきて……

オンライン小説の書籍化が多くなってきた今日この頃ですが、よもやこの作品に再会できる日が来ようとは。いつかは……と淡い淡い希望だったのが、サイト閉鎖から十年の時を経て、ついに現実化してくれました!!
今ではほとんどコレクションと化しているDLした膨大なオンラインテキストの中でも、記念すべきダウンロード第一号。私にとってはそれがこのカーマリーなのです。
残念ながらイラストの類は保存していなかったので、うっすらとした記憶と己の想像力だけを頼りに思い描いていたキャラクター達が、これまた美しい挿し絵で( T ▽ T )
表紙のオブザーがアクセサリじゃらじゃらなのにちょっと不安を覚えていましたけれど、カラー口絵や内部ではそんなこともなく。普通に聖印(ロザリオ)だけで、あとはストイックな神父服をいい感じに着崩していました。武装神官のアッシュが想像以上に二枚目かつ重装備だったり、見習いルキアが同じくかなりの美形だったりとか、あとジークはもっとごつくて素朴な五分刈りぐらいのアンちゃんを想像していたのがシュッとしたイケメン青年だったりとかしましたが、おおむね満・足★でした。
なによりブラウン神父が! カラー口絵でオブザーの後ろに佇んでるのが、もうブラウンさん以外の何者でもないっっ《o(><)o》
……それだけに、ああそれだけに。
内容は懸念していた改悪もなくほぼWEB版のままでしたが、それだけにWEB版を読んだときに忘れられなかった、第四話でのあのブラウンさんショック。それが紙書籍だとよりいっそうの衝撃が(涙)
しかもオブザーの起死回生の一手がまたすごすぎるんですよね……「友人に協力を求めただけのことだ」って……このくだりのオブザーは、イラストも相まって怖すぎる(汗)

……とまあ、判る人にしか判らない感想はさておき。
シリアスと見せかけてギャグで始まるこのお話は、1巻ラストで大変ヘヴィなシリアス展開を見せます。
もう紙面はライトノベルとは思えないほどに、みっちりとした密度で真っ黒。そもそもの文字数と行数も、この手の文庫本にしては多い方でしょう(42字×16行×352ページ)。それを地の文がびっちり埋め尽くしていました。
作者様が宗教についてお詳しいのか、作中に出てくるキーセ神教の作り込みは半端ありません。キリスト教がモデルの一神教なんですが、各宗派の対立とか、過去にあった魔女狩りとか聖者の扱いとか宗教戦争とか、すんごい中世ヨーロッパの雰囲気が出ていて、ドロドロにリアルなんですよ。その上で「不死の魔物」というファンタジックな魔物と、実際に作用する神の奇跡を絡めて、実に重厚な世界観を構築されています。

そしてメインキャラのオブザー神父は、一見すると不真面目な不良神父のようですが、実際には非常に信仰心が篤く、教育に関しても生真面目な信条を持った優秀な人物です。たとえ普段の呪文がどれほど適当であろうと、物理攻撃の方法が聖書の角で殴り倒すという方法であろうと、彼の根底は誰よりも深く、重い。
……まあそれだけに、普段のギャグパートがまた、たまらん面白いのですがvv
持て余し者の吹き溜まり、左遷された人々の流刑地と呼ばれるそんな特務課に、一ヶ月もしないうちにすっかり馴染んでいるジークもまた、常識人に見せかけておいて、順応性が高いと思います(笑)
第二部ラストまで改変なく刊行してくれるのならば、「語り手はジークで始まっても、真の主役はオブザーだよな」から「え、やっぱり本当の本当な主役はジークだったのか??」となってくれることでしょう。
あとWEB公開時に大量に書かれていた外伝。その中でも第一部終了後に、ジークが「自分にしかできないから」とチェスの駒をしまっていくあのお話は、ぜひ巻末にでも収録して欲しいなあ。今回最後のイラストを見ながら、しみじみとそう思いました。
よし、二巻も定価で買うぞ! 三巻まで行けば、第一部までは入る、よな?

ああ、サイト閉鎖に伴い未完で終わっていた前日譚「この雨が止んだら」とか、別シリーズ「華屋創兵衛」とかも、今度こそ商業化されないかなあ……
No.5653 (読書)


 今年も再び?
2014年03月05日(Wed) 
すっかり写真のUPを忘れていましたが、数日前に裏庭でたぬきの夫婦(推定)がくつろいでおりました。



この特徴的な白い顔は、去年の仔ダヌキ達のお父さん(推定)と同じ個体だと思われます。
タヌキって、毎年同じつがいで子供を産むのでしょうか。今年もあのモフモフが見られるのか??(わっくわっく)
ふふふふふ、今から数ヶ月後が楽しみですvv

そして早々に届いた四台目……(遠い目)



母用の Win7 ノートです。
それでもつい昨日ほぼ同じ作業をやっていたおかげか、今日はそこまで手間取ることもなく。なんとかあとは、メールデータの移行とプリンタの設定を残す程度までやっつけられたのでは……ないかと。母に他にどんなソフトが必要なのか聞いてみても「さあ……?」としか答えないので、いまひとつ微妙なんですが。
……そして母も案の定、メールパスワードを完全に失念、どころか「それってなんなの?」状態(−ー;)
幸いにというか、母のメルアドは私が sakura で作成した奴なので、パスワードの変更が比較的容易にできます。改めて設定し直して、今度こそメモを取れと厳命。目の前で書かせて、しまいに行かせました。まったくもう、ウイルス対策ソフトを家族全員分管理するのだけでも大変なのに、パスワード類まで管理しなきゃ駄目なのか……?

そして母のスキャナはやっぱり Win7 に対応しておりませなんだ(しょぼん)
どうやらそこそこ優秀な機種だったらしく、98とかMe時代にもう型落ちだったマシンなのにも関わらず、ネットのそこここで「 Win7 で使えないか」との質問が乱れ飛んでいました。ばっさり「無理です」って斬られてましたが(苦笑)
あと母と次兄のマシンは最初に入っていたIEが9だったのですけれど、 Windows Update を繰り返しているうちに、いつの間にか11になっていました。どうも使い勝手は悪くなさそうなので、私のマシンの方も10から11にバージョンアップしてみたりとか。
そしたら先日来、ずっと表示がおかしかったブログや自サイトの文字の影、フォント表示、カレンダーの表示ズレが綺麗に直ってくれました(^ー^)
いやまあうん、ほとんどそれを期待してやったんですけどね。うまくいって本当に良かったです。まったくまったく、いったい何が原因だったのやら……?
No.5654 (電脳)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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