2013年09月14日の読書
2013年09月14日(Sat)
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本日の初読図書: 長らく積んでいた10巻を読んだらば、なんだか気分が乗ってきて続きをポチッとな。 この巻では、お話がだいぶ本来のお能に戻ってきた感じでした♪ TVドラマ出演によって、悪い意味でも周囲が騒がしくなってきた点は引き続いていますが、それによってよりいっそう「能の良さを人に知ってもらえるならば」と忙しく駆けまわる憲人さんが素敵です。 さらに周囲で自分だけが能役者の家で育っておらず、内弟子も経験していないということに気が付いて悩み始める憲人さん。なんだかシリーズ初期の頃に戻ったような空気が懐かしかった。 でも今は一人で悶々とするのではなく、琳さんといった、詳しい事を訊かずにお酒につきあってくれる友人がいるんですよねvv そして酔っぱらって前後不覚になったあげく、夜の山へ突撃しちゃうあたりが憲人さんクオリティ。冷静で一見悟っているように見せかけて、実はけっこう無茶しいですよね、この人(笑) そして闇の中で出会った、新たなる友人。まるで壁にぶち当たった憲人さんを導くかのような運命の邂逅にまた、憲人さんは能に愛されてる人なんだなあと思わずにはいられません。 ……ああでも、あの出会いをただ一時の通りすがりにしてしまわず、びっちり詰まったスケジュールの合間を縫って、ちゃんと友情に発展させていくアクティブさがあるからこそ、成長に繋がっていくんだろうなあ(しみじみ)
今後気になるのは、ゴッホ先生の舞台と、葉月さんはなんであの花嫁が嫌いだって言ったのか。「石に願いを」を見た憲人さんの反応とか、酔った憲人さんははたして何に携帯のバッテリーを使っていたのか、あたりですかね。特に最後のは、葉月さんへ電話した訳でもなさそうですし……なにかの動画でも撮影していたのかな? 弱法師の参考になりそうな。
弱法師といえば、望さんと知り合ったことで見えてきた、新たな解釈が面白かったです。 実は周囲から微笑ましく見守られていて、「ホントに『弱法師』だねー(笑)」「もう舞わないもん(←すねている)」っていうの、すごくかわいかったvv 作者(十郎元雅)をモッくん呼ばわりとかも、初期の頃に六条御息所をロクちゃんだったかミッちゃんだかって呼んでたのを思い出して、今回は本当に「うんうん、憲人さんってこういう人だったよなあ」と久しぶりに思いました。 うう、12巻、こないだ出たばっかり……まだ値下がりしてないけど、久しぶりに定価で買っちゃおうかなあ……
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No.5118
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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