よしなしことを、日々徒然に……
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 2013年07月06日の読書
2013年07月06日(Sat) 
本日の初読図書:
「ラミアの森(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n1966bn/

ママサの街に住む薬師ゲルツルードには、幼い頃から不思議な『声』が聞こえていた。他の人間には聞こえないその『声』は、誰も知らない病やケガの対処方法を教えてくれるのである。さらには勝手に体が動き、様々な薬や治療に必要とする道具を作り出すこともあった。
農家の六男にすぎない彼が、若くして薬師として店を構えることができたのは、それ故にだった。消毒に酒を使うことや、食中毒の対処、壊血病患者に与えるためのもやしの栽培などは、その世界では誰も知らない新たな技術だったのだ。
特に狂犬病のワクチンは、多くの獣人が住むこの世界で、画期的と呼べるものだった。これまでは感染者に咬まれたら最後、絶対に助からないと言われていた病気から、かなりの確率で救えるようになったのだ。
しかし ―― その技術を聞きつけたマナドの街から、兵隊が派遣されてきた。彼らはこちらの意志も無視して、ゲルツルードをその技術もろともマナドへ連れ去ろうとする。しかし優秀な医者を奪われることは、ママサにとっても重大な損失となった。困惑しなんとか追い返そうとするママサだったが、マナド兵達は市場を略奪するなどして、二つの街の関係は一気に悪化してゆく。
そしてついに兵達からの実力行使に遭ったゲルツルードは、街を出て近くにある森へと逃げ込んだ。
森には蛇の獣人ラミアが住んでいる。他種族から疎まれ迫害されているラミアだったが、ゲルツルードは常々そんな彼女達にも偏見なく接し薬を売っていたため、友好関係を築いていたのだ。
他種族の特に『男』を獲物(エサ)とするラミア達は、ゲルツルードの求めに従い、戦争においても様々に力を貸してくれる。
やがてゲルツルードは、脳内に聞こえてきた『声』の主の正体を知った。そしてその持つ知識を駆使して、対マナド戦を指揮したり、ラミアと他種族の共存を模索したりしてゆく ――

完結済の異世界転生チート。
作者様いわく昨今テンプレとして広まっている異世界ものの世界観に、いろいろと引っかかる部分があるので、自分で書いてみたとのことです。この作品は主に「なぜ狂犬病が存在しない」「なぜ異種族との間に生殖隔離が働かない」を追及したのだとか。
なのでけっこうえぐかったりする場面もあります<ウサギの脳味噌や脊髄すりつぶしてワクチン作ったり、ラミアの生殖方法がアレだったり
ああ、あと爬虫類が生理的に駄目な人にはキツイかも? そしてハーレム要素もあります。

個人的に、異世界ものに科学的ツッコミを入れるジャンルはけっこう好きなので、なかなか楽しめました。ラストがちょっと駆け足ですが、終わり方は面白かったです。
No.4928 (読書)


 うん、なんて言うか
2013年07月06日(Sat) 
……どうか阿呆と呼ばんで下さい(苦笑)
お前もう録画したの持ってるやろとのツッコミもあるでしょうが……例によってネットをうろうろしていたら、ついうっかり中古で安いのを見つけちゃったもんで……(^ー^;;)ゞ
しかもうちで録画していたのは、アナログ放送で折角の迫力シーンが微妙なうえ、父が複数の映画をなんの脈絡もない順番でブルーレイにぶち込んで積み上げているので、見ようと思ったときに探し出すのも大変&自室のDVDプレイヤーで見られないとか、いろいろ事情がありましてですね

まあ、そんなわけで。
通算で三度目の視聴になる赤壁レッドクリフです。とりあえず本日は1だけをば。
……ふふふふふ、やっぱり買って正解だったかも。
ノベライズや余所様での感想を読んであれ? と思ったこまごました場面が、ちゃんと収録されていました<孔明さんが羽団扇でハトをあおいでるシーンとか、急所が違うからハトは失神させないでくれって台詞とか<ハトばっかりか
良く考えればそうだよなあ。TV放送時には長くても二時間半ぐらいの枠だったと思うんですが、そこからCMをカットすると、正味の尺は多く見積もっても120分が良いところでしょう。しかしこのDVDでは本編が147分あります。つまりTV放送では実に三十分近くがカットされている計算な訳で。
そのほとんどは戦場の俯瞰とか、遠くの風景をゆっくり流してゆくといった、ストーリー上なくても問題ない部分ではあったのですが。しかしやはりそこを削られると、全体的なリズムが作り手の意図したものとは異なってくるのですよ!<創作者の端くれとしては、視聴する時だってこだわりたい
だいたい戦場シーンで方陣とか楔形陣が動いていく場面とかって、むしろそここそアジア系戦記物のキモじゃないですか??

さらに三度目になってくると、キャラクターの見分けもしっかりできるようになってきて、なお楽しく。
それに前回見たときには、まだ柴錬版しか三国志の知識がなかったけれど、あれから岩波版・武将辞典・北方版と読み進めてきた結果、物語の背景に流れる歴史的ポイントとかも掴めてくると、なおいっそう面白くなってきてvv
やー、それにしても北方版「長坂坡の戦い」を読んだ後にこの映画を見ると、ほんっっとーーーーーにっっ、劉備が情けなく見えるなあ(苦笑)

ちなみに私はこの映画を、「壮大なパロディ二次創作」だと思っています。
ジャンル的には「捏造ありのパラレル系。オリキャラ注意で、カップリングは周×小+孔×尚」でしょうか。
三国志エッセンスを寄せ集めつつ、作り手の好き勝手に再構築したパチモンです。
……本家(含演義)ファンには、この映画、評判悪いらしいですからねえ(苦笑)
こだわりがある人ほど怒るだろうと言うのは、だんだん判ってきました。
私は好きなんですけどね!
それぞれの友情とか恋愛とかの他にも、お約束キャラである関羽の戦闘シーンの神がかりッぷりとか。張飛の雑兵ワシ掴んで放り投げまくりとか、無茶すぎるところほど逆に本家に忠実ってのがまたvv
ああでも張飛の武器が蛇矛じゃないのは、ちょっと残念なところですね。関羽の青龍偃月刀は外せないところだから、映像的に長モノが被るのを避けたんでしょうか……?
No.4929 (映像)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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