よしなしことを、日々徒然に……
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 2013年05月25日の読書
2013年05月25日(Sat) 
本日の初読図書:
4062739305ST警視庁科学特捜班 黒いモスクワ (講談社文庫)
今野 敏
講談社 2004-01-16

by G-Tools
ロシアの捜査当局と、科学捜査について情報交換を行うように。そう命令を受けた百合根警部は、STのリーダー赤城と共に、モスクワへ研修にゆくこととなった。同じく対テロについての研修に向かう機動隊の特殊部隊SATなどは、STのことを最初から見下し、「くれぐれも問題を起こさないように」などと言ってくる。
さすがの百合根もこれには腹を立てたが、幸いロシアについてすぐ、彼らとは別行動になった。二人を担当したのは、連邦保安局FSBの捜査官アレクという男であった。かつて日本への留学経験がある彼は、日本語も堪能で、実践的古流柔術を学んでいるという。
そんなアレクは現在、ある爆発事件を捜査しているとのことだった。かの怪僧ラスプーチンに縁があるとかポルターガイスト現象が起きているといった、あやしげな噂がつきまとう教会の地下室で爆発が起き、神秘主義者のロシアンマフィアが一人死亡したという事件。無差別テロなのか、殺人なのか、はたまた事故なのか。現場に爆発物の痕跡すらなく、犯行声明も出なければ容疑者も見つからない。事件は謎に包まれている段階だという。
実際に捜査することに勝る研修はない。そう主張したアレクにより、百合根と赤城は事件捜査に加わった。
一方でアレクは、自らが学んでいる柔術の流派の、モスクワ支部を作る活動をしていた。ゆくゆくはその有用性を上司に認めさせ、FSBの公式訓練に取り入れることができれば、指導者の一員として自分にも出世の道が開ける。そんな野心のもと日本から講師を呼び、支部立ち上げに伴った短期セミナーを行うことにしたのである。
その招きに応じてモスクワを訪れたのは、幼い頃から美作竹上流に学び若くして奥伝免許を取得した青年 芦辺正次郎と、数々の流派を渡り歩いた末わずか一年前に入門したばかりで中伝免許を得た男 ―― STの黒崎勇治で。
しかも彼らと同じ飛行機で、山吹までもが「ロシアに住む檀家から、経を上げて欲しいと言われまして」と、『私用』でモスクワへやってくる。
結局、いつもの顔ぶれに近いメンバーで捜査を始めたところで、新たな死体が発見された。見つかったのは件の教会で、死んでいたのは皆と同じホテルに泊まっている、顔見知りの日本人ジャーナリスト森田だった。
これは殺人事件に違いない。赤城が行った解剖結果からそう確信した百合根は、日本の上司へとそのむね連絡を入れる。
その返答としてもたらされたのは、菊川・青山・翠のモスクワ出張。
かくしてSTフルメンバーによる、モスクワでの活躍が始まる ――

シリーズ三作目の舞台はロシア。
タイトルに「黒の〜」とついていると思ったら、今回は黒崎さんに重点が置かれたお話でしたvv<個人的一押しキャラ
とはいえ、手法的には群像劇に近いのかな?
メインはいつも通り百合根さんですが、黒崎さんの才能を妬ましく思いつつも、理性でそれを押さえている良心の武道家 芦原さんとか、怪しいオカルト専門ジャーナリスト森田、そしてKGBの後身であるロシア連邦保安局の捜査員アレクといった面々の視点も入り交じり、物語は複数の流れを同時進行させます。特に芦原さんに関しては、ほぼ完全に事件とは関係ない部分で一人葛藤し、乗り越え、結末がついています(苦笑)
ああでも、最後に芦原さんサイドと研修に行ったSAT達がクロスする場面は、思わずニヤリというかクスリと言うか。もうね、完全にSATが噛ませ犬状態で、笑えるやら気の毒やらvv

今回スポットが当たった黒崎さん。曲者揃いのSTメンバーの中では、極端に無口という点を除けば、あんまり欠点ってない気がするんですよね。文武両道っぽいし、冷静だし、礼儀は(たぶん)わきまえてるし、人間ガスクロだし。この巻で明らかになった先端恐怖症についても、単に地の文でさらりと一言触れられているだけで、別に尖ったものを向けられて怯えるシーンがあるとかいった、日常生活に支障がある具体的な描写はなかったですし。
うむ、やっぱり黒崎さんはかっこいい(結局言いたいのはそれか)

あとベテラン刑事 菊川さんも、じょじょに百合根さんへ歩み寄りを見せてきて良い感じ。

そしてこれはネタバレになりますが、アレクが思ったよりナイスガイで、読後感がさっぱりしていました(^ー^)
……ほとんどロシアに対する偏見ですが、タイトルのせいもあってか、なーんかこう、もっと薄暗いもやもやした終わりになるものと覚悟していたので。これは良い意味で裏切られました♪ っていうか、正直最初はアレクを疑っていたあたり、見事に作者に踊らされていたかと。

さて、そんじゃ Amazon 行って続きをポチッてくるかな。
No.4801 (読書)


 あきらめてくれない
2013年05月25日(Sat) 
……殺虫剤をあれだけ吹き付けまくったにも関わらず、クマバチによる玄関の垂木の囓り跡が少しずつ増えていっています。
何故か一番外側の一本だけに集中しているのですが、昨日は浅かった穴が、目に見えて深くなっていたり、囓りはじめの場所が数を多くしていたり。
ここはハチ専用の忌避剤を使うべきなのかもしれませんが……ネットで調べてみたら、普通の殺虫剤と比べてお値段が桁違い(汗)
しかも1シーズン1回使うのではすまず、定期的に噴霧してやらねばならぬとのことで……むむむ(−ー;)
安物買いの銭失いで浪費するよりも、ここはひとつ、物惜しみをしないでいるべきところなのか……(悩)
No.4802 (日常)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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