よしなしことを、日々徒然に……
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 2013年05月12日の読書
2013年05月12日(Sun) 
本日の初読図書:
4062735393ST警視庁科学特捜班 毒物殺人 (講談社文庫)
今野 敏
講談社 2002-09-13

by G-Tools
代々木公園のホームレス村近くで、若い男の変死体が発見された。身元が分かる物はなにも持っておらず、外傷や首を絞められた痕などもない。一時はジョギング中の病死かと判断されかけた案件だったが、行政解剖の結果テトロドトキシン ―― いわゆるフグ毒が検出された。胃の内容物にフグは含まれておらず、誤って食べた結果の中毒死ではないらしい。
さらに日を置かずして、世田谷公園でも中年男の死体が見つかった。同じように身元を示す品も外傷もなく、死因はフグ毒だ。
連続変死、あるいは連続殺人事件。本庁、渋谷、世田谷署の合同捜査本部が立ち上げられ、アドバイザーとして科学特捜班STも参列した。しかし実績もなければ、捜査のセオリーからはずれたことを口にするSTの面々を、捜査員達は胡散くさげに見がちだった。特に検死官の川那部などは、邪魔になるからSTを外せと、あからさまに上層部へ直訴したという。
そもそも経費削減が叫ばれている昨今、上層部は科学特捜班そのものを解散させることも検討しているとの事だった。ここで目に見える実績を出さなければ、STの存続自体が危ぶまれる。
ST創設に尽力した科捜研所長 桜庭警視から発破をかけられた百合根警部は、どうにかして手柄を立てようと懸命に捜査へ関わろうとした。しかし個性的すぎるメンバー達は、警察官でない自分達の仕事は他にあると、なかなか思うように動いてくれない。
一方で、そこそこ名を知られた女性アナウンサー八神秋子は、マスコミの無遠慮な取材やストーカーなどに煩わされ、ストレスをため込んでいた。実業家である恋人は紳士的だが、どこか頼りない。癒しを求めていた彼女へと、恋人は自己啓発セミナーを紹介してくれた。そこの経営者は、大学時代にわずかばかり関わりがあった男、白鷺勇一郎。渡米して心理学を修めたと言う彼は、穏やかな微笑みと豊かな包容力で、彼女を安らがせてくれた。
じょじょにセミナーにのめり込んでいく秋子だったが、やがてその周囲に警察の姿が現れ始める。なんでも公園で見つかったという変死体の二人が、どちらも秋子に関わりを持っていたと言うのだ。女子アナを専門で狙うフリーカメラマンと、パソコンの中に秋子の写真を多数保存していた暴力団準構成員 ――
警察……いや実際にはその補助であるST……の青山が口にする心理学的分析を聞いて、不安を募らせた秋子はますます白鷺へと傾倒してゆく。
やがて白鷺は秋子へと、特別なセミナーを受講するよう勧めてきた。それこそが二つの変死事件の真相へと繋がるものなのだと、秋子は知るはずもなく……

シリーズ2冊目、読了。
今回はフグ毒に自己啓発セミナー、宗教やらSMやらゾンビやらが入り乱れて、前回にも増してとっ散らかった感じです。
そのバラバラな情報が、やがてひとつにまとまって意外な真相を見せるところが、読んでいて面白いんですよねえvv
もともと警察捜査&科捜研というお堅めのジャンルに、異常聴覚・嗅覚といった異能力とか変人揃いの特殊チームなどが加わって、不思議な印象を持つこのシリーズ。二作目も絶好調と言うところでしょうか。

前回はいまひとつ描写が足りないと感じた、赤城さんの『一匹狼だと自分だけが信じている、対人恐怖症の人望家』という複雑な面も、それなりに語られています。あと宗教関連と言うことで、やはり前回影が薄かった、兼業坊主の山吹さんが目立ってました。

そして今回は百合根キャップが右往左往している感じで、かえって1作目よりもSTメンバーを信頼しきれていない揺らぎが見られました。
1作目ではまだ勝手が判らないことすら判らずにいたのが、少し周囲が見えてきて、ST達を捜査陣の方針に合わせようと四苦八苦している様子が、見ていてちょっと痛々しいというか、辛いというか。
かえって前回ではSTに反感を持っていたっぽいベテラン刑事 菊川の方が、「そっちはどう思う?」とか意見を求めてきたり、ST側の見解に従って本筋から逸れた捜査に邁進してみたりと、これはこれでニヤリとさせられる展開。
そして「手柄を立てないと、STが廃止させられる」と焦りまくる百合根キャップに、事件解決後、山吹さんが告げる台詞。

「だってキャップが手柄を立てろと言うから……。普段ならやらないような一か八かの賭に出たんですよ」

この言葉で、ああこの唯我独尊なメンバー達も、警察側の立場にあるキャップのことをちゃんと認めて受け入れてるんだなあって、なんだかほっとしました。
百合根キャップもキャリア試験に合格した以上、世間一般から言えば立派な『特別』のはずなのですが。それでもやっぱりこの小説における彼の立ち位置は、『なんの取り柄もない、ごく普通の一般人の代表』であり『常識的視点の見本』です。
その彼を特別の塊であるメンバー達が認めてくれていると感じられると、何というかちょっぴり嬉しいです<とことんワトソン(役)スキー
メンバーそれぞれの側から見た百合根キャップの印象、特に初対面からそれなりの信頼を置くに到った経緯あたりも、いつか読んでみたいですねえ。
それぞれのキャラクターに主眼を置いたという、色シリーズあたりで、そのあたり語られているのでしょうか?
No.4770 (読書)


 探せばあるものだ
2013年05月12日(Sun) 
昨日なかなか見つけられなかった『雑踏』のBGMは、検索キーワードを『環境音』にしてみたら、けっこう良いのがいろいろ出てきました。ファミレスとかファーストフード店の喧噪が1時間ずっと続くのとか、走行中の電車内の音が以下同文とか。
さっそくいろいろ聞き比べて、気に入ったのをDLDL。ふふふふふ、これだけあれば数時間ぶっ通しで読書しても大丈夫だぜvv

そしてせっかく環境BGMを入手したのだから、買い出しに出かけたついでにスマホ・シグ3・ポータブルDVDプレイヤー・ノートPCの四体制で使えるよう、イヤホンを買い足そうかとも思ったのですが。百均のそれは音質はともかく、音量が小さくなると以前買ったもので身に染みていたので、少し高くても普通の電気屋で買おうと、今回は見送りました。

帰宅後はさっそくBGMを聞きながら読書をしたり、この日記や読書記録を入力したり。
ああ、うっかりUPし忘れていた二日前に読了済の北方三国志4巻目の感想を、朝イチでネットに上げたりもしてましたっけ。
あとは、久しぶりに環境をいじったシグ3のバックアップを取ったり、最高気温が27度ぐらいある日差しの良い真夏日だったのを幸い、裏庭で枕と掛け布団を干したりとか。
和室の押し入れから使われていない低反発枕を見つけたので、じっとり湿った冷たい手触りのそれも太陽光で、ふかふかのふわふわに変身★ 最近へたり気味のウレタン枕と重ねて使えば、いい感じになってくれるのではないかと期待しております。
No.4772 (日常)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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