よしなしことを、日々徒然に……
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 私にどうしろと……っっ
2012年09月22日(Sat) 
4072830968竜殺しの過ごす日々 1 (ヒーロー文庫)
赤雪 トナ 碧 風羽
主婦の友社 2012-09-26

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4072840785理想のヒモ生活 1 (ヒーロー文庫)
渡辺 恒彦 文倉 十
主婦の友社 2012-09-28

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4072853798薬屋のひとりごと (Ray Books)
日向夏
主婦の友社 2012-09-26

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置場が、置場がないのに……しかしどれも文庫サイズなら手が出せるかもしれないとか思いつつ、しかし1冊では終わってないのとかあるし(><)
書き足しとか改変とか設定変更とか挿し絵とか……うわぁぁあああん《o(T△T)o》

ちなみにこれ、

4800202760魔王討伐! 俺、英雄…だったはずなのに!? (このライトノベルがすごい! 文庫)
遊馬 足掻 しゅがすく
宝島社 2012-10-09

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は、かつて一時的に公開されていた、「英雄ラグナのやんごとなき事情」の書籍化されたものだそうです。
中身がまるっと変わっているそうなので、これは買うこと決定済。
ううう、お金が……置場が……
No.4160 (読書)


 2012年09月22日の読書
2012年09月22日(Sat) 
本日の初読図書:
「乱世を往く!(小説家になろう)」〜外伝 遠方より友来る
 http://ncode.syosetu.com/n6654p/

イスト・ヴァーレと独立都市ヴェンツブルク、そしてイストの友人であるアルジャーク帝国の妾腹の皇子クロノワの策謀によって聖銀ミスリルの独占製造権を失った教会組織は、年間予算の数割を失い大幅にその影響力を落とした。
そしてアルジャーク帝国は皇帝ベルトロワの政策により、次々と周辺諸国を併呑するべく手を伸ばしてゆく。
一方、大陸北西部にあるアルテンシア半島では、民を搾取する腐りきった同盟諸国を叩き潰すべく、魔剣の使い手シーヴァ・オズワルド将軍が反旗を翻した。
内紛に混乱するアルテンシア半島につけ込もうと、教会は十字軍を組織し、聖戦という名の組織的略奪を試みるべく遠征を開始する。
アルジャーク帝国・教会・アルテンシア半島、そしてそれらを取りまく国々を巻き込んで、大陸は乱世の道をひた走る。
そして作り出される歴史の裏には、けして表に出ることのない魔導職人アバサ・ロットの姿がある。
帝国の皇位継承権争い、シーヴァによるアルテンシア半島の統一と十字軍への抵抗、そして教会が抱く隠された大いなる秘密。
大陸の歴史は大きく動き、そしてその影でひとりの魔導職人が哄笑する ――

読み始めたときに書いた最初の方の紹介は、こちらの記事でどうぞ。
完結済長編異世界FT。本編全10話+後日談的外伝2本。ついに読み終わりました……(放心)
流し読むのはもったいないと、まとまった時間が確保できる時に読んでいたら、一ヶ月もかかってしまいましたよ。
ちなみにテキストファイルでざっと2MBちょいあります。普通の文庫本が1冊だいたい 200 〜 400KB と考えてもらえれば、そのスケールがお判りいただけるんじゃないかと。
もうね、すごかったです。これだけの長さで、中だるみがいっさいなし。キャラも立ちまくりなら、ストーリーも世界観もがっつり骨太。
最初は魔道具によるチート展開系なのかなと思っていたら、人間関係や国同士の思惑が入り乱れーの、大軍を動員した合戦ありーの、重い惨劇や心理的葛藤があるかと思えば、思わず吹き出すようなギャグもあって、あっという間に引き込まれてしまいました。
数え切れないほど多くのキャラクターが出てくるのに、そのほとんどが再登場時に「えっと、これ誰だっけ?」とならない、見事な文章力。
巨大な大陸の一地方から始まった事件が、やがて大陸全土を巻き込んだ戦乱へと広がっていく。その中で歴史を動かす傑物もいれば、懸命に日々を生きる一般の人々もいる。それがしみじみと感じられました。
いやはや、お腹いっぱいです。ご馳走様でした。

個人的に大贔屓なのは、作者様いわく「紳士な戦闘狂」。まさしく剣豪、修羅と呼ぶにふさわしい、おっさんことジルド・レイド。
もうこの人は、川原正敏先生の絵でしか思い浮かびません。
登場するのが物語も中盤になってからだったので、単なるゲストキャラかな? と思っていたら、どうしてどうして。
同じく剣鬼、覇王にして歩く攻城兵器(文字通り)シーヴァ・オズワルドとの一騎打ちは、全編通じて屈指の見せ場でしょう!
この二人のおかげで、私はいま『獰猛な笑顔』というのが書きたくてしかたがありません。どうしてくれるんだコンチクショウvv

狂気(喜)を孕んだ笑顔と言えば、二人の仕合いを見ているイストの表情と、同じくパックスが堕ちたときのそれにも、背筋がゾクゾクしましたね。ああ、この壊れッぷり、なんて危険な魅力に満ちた男達なんだ!

そしてそして……雪華さん……話が終わりに近づくにつれて、ああこの戦場でもなかった、この戦場でもない。もう老将軍と呼べる人なんて……いやでもあの人は地の文で一応『壮年』って書かれてる。きっと大丈夫だきっと、と思っていたら、思っていたらぁぁぁあああ(号泣)

ところどころで本当に容赦のないお話でした。特に教会関係者の良識派とか、あとパックス周辺に住んでいた一般市民とかね……(−ー;)
でも主要キャラ達はおおむね幸せになってくれたので、読後感は良かったです。
あえて個人的要望を言えば、切実に大陸地図(主要都市&砦入り)が欲しかった……

それこそ書籍化されかねない良作なので、読みたい方はお早めに。ただし相当な時間を見込んでおくことが必要かとvv


2014年10月30日 追記:
まったく独自の勝手な解釈ながら、だいたいの地図を自作してみました(苦笑)
一応のところは、おおむね辻褄もあってると思います。



さらに年表とか貨幣価値もまとめてみたりとか(笑)
2014年10月30日の記事
No.4161 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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